JPH07265031A - 食品防塵冷却装置 - Google Patents

食品防塵冷却装置

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JPH07265031A
JPH07265031A JP6082534A JP8253494A JPH07265031A JP H07265031 A JPH07265031 A JP H07265031A JP 6082534 A JP6082534 A JP 6082534A JP 8253494 A JP8253494 A JP 8253494A JP H07265031 A JPH07265031 A JP H07265031A
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JP
Japan
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food
dustproof
curtain
dustproof hood
cooling
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Takuji Ono
鐸治 小野
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Ono Foods Industrial Co Ltd
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Ono Foods Industrial Co Ltd
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  • Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 佃煮などの煮物を作業台の上で冷却させると
きに、食品に雑菌が混入しない環境下で、能率的に冷却
できるようにすることを目的とする。 【構成】 食品を冷却する作業台1の上方を防塵フード
2、20で覆い、この防塵フード2、20の四辺からカ
ーテンKを吊下げて作業台1を囲繞する。防塵フード
2,20内には、清浄空気を吹き込む送風手段Fを設け
る。また必要に応じて、防塵フード20を外部から遮断
して準備室を設け、保菌衣類などを予め殺菌してから防
塵フード20内に入るようにした。これにより、送風手
段から吹き込まれた清浄空気は食品の熱量を奪ってカー
テン隙間から外部へ逃げるので、食品は殺菌灯の照射に
よる環境下で冷却を促進される。また清浄空気の吹き込
みにより外部から雑菌を有する空気が流入することな
く、極めて衛生的な食品冷却が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、佃煮等の食品を台上に
載置して放置冷却させる装置に関し、詳しくは無菌環境
下で冷却出来るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭では、佃煮や煮豆等は、煮込ん
でから鍋のまま自然に放置して冷めてから、保存容器や
食器に移すようにしている。このように自然に冷やす
と、賞味期間を長く維持するのに最も合理的であると共
に、また、味も自然冷却中に、良くしみ込み美味しくす
る秘訣であるとも謂われている。
【0003】食品製造工場に於いても、略同様な方法で
食品が製造されているが、これら食品の品質を落とすこ
となく、能率よく大量生産しなければならない。ところ
が、冷却工程では、食品を比較的平たい冷却容器に移し
た後、冷却台上に載置して、自然冷却を待つのである
が、この工程中には、冷却台周囲から雑菌が食品に混入
する虞れがあり、衛生的でない。
【0004】そこで、冷却台を設置する室を冷却専用に
して衛生設備を施すことも考えられるが、この場合、そ
の室を他用途に使用したい時に融通が効かず、これら設
備投資が嵩み採算が合わない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、佃煮や煮豆
等の食品を作業台の上で冷却させる際、周囲から雑菌が
食品に混入することなく、能率的に冷却できるようにす
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、食品を載置して冷却する作業台の上方を覆う
防塵フードを設置し、当該防塵フードの四周縁からカー
テンを垂下して前記作業台を囲繞すると共に、前記防塵
フード内に清浄空気を送り込む送風手段を設けたことを
特徴とする。また、作業台の周囲にカーテンで隔離した
作業スペースを形成したものである。
【0007】
【作用】防塵フードの天井部に設置された送風手段から
清浄な空気を防塵フードに吹き込むと、吹き込まれた空
気は食品の回りを通過して、食品から熱量を奪いながら
カーテンの下方の隙間から流出する。そして、防塵フー
ド内は外気より少し高圧に維持され、空気は常にこの経
路で流れるようになり、外部から雑菌を有する空気が防
塵フード内に流入することがない。従って、防塵フード
内の食品に外部から雑菌が混入する虞れはなくなり、熱
い食品は徐々に冷却される。
【0008】この場合、送風手段からの風量や風速を適
宜に調整しておけば、食品は美味や風味を損なうことな
く理想的な速度で、効率的に冷却されて、長期保存用の
食品として製造される。
【0009】また、作業台周囲にカーテンで隔離した作
業スペースを形成した、作業員が予め衣服などを殺菌し
てからカーテン内に入るようなるので、一層衛生的とな
る。
【0010】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の第1実施例の基本的構成を示す食
品防塵冷却装置の全体斜視図である。
【0011】図において、1は佃煮や煮豆等の煮物を入
れた容器を載置する作業台で、作業員の腰よりやや低い
高さに形成される。1aは作業台1を支える四方の脚で
ある。2は作業台1の上方を覆うように吊設した半円筒
形の防塵フードである。防塵フード2は例えばL型材か
らなる左右の長手枠2aと前後枠2bで長方形に組み、
それぞれ半円形に曲げた屋根端枠2cと屋根枠2dを左
右の長手枠2aに架設し、更に屋根頂点を長手方向に縦
通する棟材2eを組合わせて防塵フード2の骨組を形成
する。
【0012】3は透明アクリル樹脂板で、防塵フード2
の屋根部と側面に取着する。4は防塵フード2の両屋根
端枠2cの頂点に固定したフックで、図示しない建物の
梁から支持杆Rを介して吊り下げられる。
【0013】5は防塵フード2の天井部に適宜数設けた
照明兼用の殺菌灯、Fは図示しない送風装置(送風手
段)から清浄空気が供給される送風口、Kは防塵フード
2の下辺の四周から吊り下げたカーテンである。このカ
ーテンKは透明で気密なナイロンシートのような生地の
ものが好ましい。
【0014】図2は、食品防塵冷却装置の第2実施例を
示す全体正面図、図3はその支持脚6の固定機構を示
す。
【0015】図において、6は、防塵フード2の四隅に
一体的に固定した複数の支持脚で、この支持脚6の下端
同士を長方形に組んだ平材6aで連結する。7、7aは
支持脚6を作業台1に固定する取付金具、8は取付金具
7,7aを締付ける締付ボルト、9は締付ボルトの操作
ハンドルをそれぞれ示す。10は図示しない吸着具によ
り着脱自在に設けた拡大レンズであって、その縦方向が
防塵フード2の曲面に合致するように形成されている。
【0016】防塵フード2の側面中間部の場合には、図
4に示す如きL型の取付金具7aを用いて、脚6、6間
を連係する平材6aと作業台1とを挾持し、操作ハンド
ル9を回して両者を強く挟み込む。
【0017】拡大レンズ10には、透明なプラスチック
板の表面に同心円状に多数の凹溝を形成した平面レンズ
が適当である。拡大レンズ10により作業台1の食品が
外部より明瞭に観察できる。
【0018】なお、拡大レンズ10には、内部に水や油
を封じ込めたレンズを使用してもよく、この場合は極め
て格安な装置とすることができる。
【0019】以上の第1及び第2実施例においては、防
塵フード2の支持構造が異なるのみで、その作用効果は
全く同様である。先ず、防塵フード2と作業台1との間
隙Lに垂れているカーテンKを開けて、食品を作業台1
の上に載せる。送風手段Fから防塵フード2内へ清浄な
空気を供給し、その流量と流速を調整する。
【0020】送り込まれた空気は、食品から熱量を奪っ
てカーテンKの下方の隙間を経て室外へと流出する。こ
れにより、防塵フード2内部は室外に比してやや高圧と
なり、室外からの空気の流入は抑制され、外部から雑菌
が防塵フード2内の食品へ混入する虞れがなくなる。
【0021】また、食品の冷却は急冷ではなく、最適な
速度で徐々に冷却されるように風量と風速が調整できる
ので、食品の味を落とすことなく、かつ長期保管に適し
た時間で冷却作業が促進される。更に食品を防塵フード
越しに観察することができる。
【0022】図5は、第3実施例の全体斜視図を示す。
図6は図5の平面図、図7はカーテン装着構造を示す要
部縦断面図である。
【0023】図において、20は作業台1よりも平面積
の広い平型長方形の防塵フードであって、作業台1のみ
ならず、その周辺の上方を覆うようになっている。防塵
フード20の四周をL型四周枠21で形成する。更に四
周枠21を、井桁に組み込んだ中桟22によって補強す
る。23は防塵フード20に貼り付けた天井板で、薄鋼
板、樹脂板の何れでもよく、この場合、天井板23は必
ずしも透明であることを要しない。この防塵フード20
は上面四隅のフック4を介して建物に吊設する。また、
この天井板23の下面には殺菌灯5を適宜数装着する。
【0024】Fは防塵フード20の上に装備された送風
手段、Kは四周枠21に左右移動可能に装着されたカー
テンであり、主にナイロン製のものが好適であるが、必
ずしも透明であることを要しない。
【0025】KaはカーテンKの端縁で、作業員が出入
りする場所を例示する。21aは四周枠21の防塵フー
ド内側上辺に装着したカーテンレール、21bはカーテ
ンレール21a内を転動可能なハンガーローラであり、
カーテンKの上端の複数箇所をハンガーローラ21bに
固定する。Dは防塵フード20内にある作業台1の周囲
の作業スペース、Mは作業スペースD内の作業員の位置
を示す。
【0026】この実施例では、防塵フード20の作業ス
ペースDの中に作業員が入って、フード越しでなく直接
肉眼で食品を観察しながら食品を出し入れすることが出
来る。そして、この防塵フード20により食品を冷却す
る場所を、他の作業場からカーテンKにより仕切ったも
のである。
【0027】図8は、第4実施例の平面図を示す。本例
では、第3実施例の作業スペースDの一側に更に、準備
室を追加して設けたものである。即ち、四周枠21の一
側方に更に準備室B、Cを張出して三辺の天井外枠21
aで囲み、この張出部分の三側面にも同様にカーテンK
を吊り下げる。この例では、送風手段Fは仕切室Bにも
臨んでおり、送風中に殺菌噴霧を含ますことができる。
【0028】第4実施例では、作業員は先ず準備室Bよ
り準備室Cへ入り、ここで送風手段Fからの殺菌消毒を
受けてから、防塵フード20内に入る。従って、作業員
の出入りによる、防塵フード20内の空気流の混乱や雑
菌の持ち込みを防止でき、至って衛生的である。準備室
B,Cは図では作業台1の1側方にのみ図示したが、両
側に設けてもよい。
【0029】以上のように、本発明は、送風手段の作動
で防塵フード内や、カーテンで囲繞されたそれぞれの仕
切室内に清浄空気を送り込むので、フード内は外気より
やや高圧となり、外部から空気が流入することがなく、
従って雑菌が食品中に混入する虞れがなく、至って衛生
的に安全である。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、食品を
置いた作業台を覆う防塵フードをカーテンで囲繞して、
その中に清浄空気を吹き込むので、吹き込まれた空気
は、食品の回りを通って食品の熱量を奪って防塵フード
外へ流出するので、能率の良い食品冷却がなされる。防
塵フードの回りや隙間から雑菌を有した空気が流入しな
いため、雑菌が食品中に混入する虞れがなく、衛生的で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による食品防塵冷却装置の第1実施例を
示す斜視図である。
【図2】第2実施例の正面図である。
【図3】図2の支持脚の端部の断面図である。
【図4】図2の支持脚の端部の断面図である。
【図5】第3実施例の全体斜視図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】図5の四周枠側断面図である。
【図8】第4実施例の平面図である。
【符号の説明】
1 作業台 2、20 防塵フード 3 アクリル樹脂板 4 フック 5 殺菌灯 10 拡大レンズ 23 天井板 F 送風手段 K カーテン B,C 準備室 D 作業スペース R 支持杆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品を載置して冷却する作業台の上方に
    防塵フードを設置し、当該防塵フードの四周縁からカー
    テンを垂下して前記作業台を囲繞すると共に、前記防塵
    フード内に清浄空気を送り込む送風手段を設けたことを
    特徴とする食品防塵冷却装置。
  2. 【請求項2】 前記防塵フードを前記作業台より広く形
    成し、当該防塵フードの四周縁からカーテンを垂下して
    カーテン内側の作業台周囲に作業スペースを形成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の食品防塵冷却装置。
JP08253494A 1994-03-29 1994-03-29 食品防塵冷却装置 Expired - Fee Related JP3433840B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011048980A1 (ja) * 2009-10-22 2011-04-28 株式会社東京システムバック 燃焼熱量測定システム及び燃焼熱量測定方法

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