JPH07264950A - 活魚水槽 - Google Patents

活魚水槽

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JPH07264950A
JPH07264950A JP8267194A JP8267194A JPH07264950A JP H07264950 A JPH07264950 A JP H07264950A JP 8267194 A JP8267194 A JP 8267194A JP 8267194 A JP8267194 A JP 8267194A JP H07264950 A JPH07264950 A JP H07264950A
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live fish
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Soichiro Tsuzuki
惣一郎 都築
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SEINAN JIDOSHA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 濾過槽の大きさを小さくできる構成とし、活
魚槽と濾過槽を一体化構造として、設置現場における配
管作業等の必要をなくして、低コストに提供し、また、
活魚輸送車上の活魚水槽にあっても濾過槽を小さくし
て、限られた体積中にあって、活魚槽をより大きくとる
ことができる。 【構成】 活魚槽1と不純物分離槽3と温度調整槽4と
濾過槽2とを一体化構造の水槽によって構成し、これら
の間に水を循環させる循環ポンプを有し、この循環ポン
プによる水の循環を、活魚槽1、不純物分離槽3、温度
調整槽4及び濾過槽2の順序によるように配置してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同じ海水を使用して魚
介類を長時間生存させる活魚水槽に関する。
【0002】
【従来の技術】陸上の定置水槽あるいは活魚輸送車上の
水槽内で、魚介類を長時間生存させる為には、水槽内の
海水の温度を一定に保つこと、水中の溶存酸素濃度を一
定に保つこと、及び水槽中の海水を常時移動させ水流を
もたせることの3つの要素が最小限必要であるとされて
いる。従って、水槽内に常時新鮮な水流を供給できる場
合は問題ないが、新鮮な水流を供給できない定置水槽あ
るいは活魚輸送車上の水槽の場合は、同じ海水を循環さ
せなければならず、魚介類を長時間活かすことは困難な
こととされていた。しかし、近年では、同じ海水を循環
させる過程で、自然の酸素を補給したりあるいは酸素ボ
ンベを使用して酸素を補給し、水温も人為的冷却装置を
使用して一定に保つようにして魚介類を長時間生存させ
ることが出来るようになった。また、海水の循環経路中
に濾過層を配し、この濾過層中に、水槽内で生存する魚
介類が排出する炭酸ガスを中和し、アンモニア態窒素を
吸着する濾材を使用する濾過槽を設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従前公知の活魚水
槽では、活魚水槽中に生ずる上記炭酸ガスやアンモニア
態窒素等の不純物を濾過槽によって濾過する構成として
いた。そのために、濾過槽を構成する濾材の表面積を多
く必要とし、結果として大きい濾過槽が必要であった。
従って、陸上の定置水槽では、活魚槽と濾過槽とを別水
槽によって構成し、その間に配管設備が必要となるとい
う問題点があった。また、活魚輸送車上の水槽では、濾
過槽が大きくなるため、限られた車両上の体積中にその
分だけ活魚槽が小さくなるという問題点があった。
【0004】本発明は、上記従前公知の活魚水槽の問題
点に鑑み、定置水槽であっても、濾過槽の大きさを小さ
くできる構成とし、活魚槽と濾過槽を一体化構造とし
て、設置現場における配管作業等の必要をなくして、低
コストに提供することを目的とし、また、活魚輸送車上
の活魚水槽にあっても濾過槽を小さくして、限られた体
積中にあって、活魚槽をより大きくとることができるよ
うにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明活魚水
槽では、活魚槽と不純物分離槽と温度調整槽と濾過槽と
を一体化構造の水槽によって構成し、これらの間に水を
循環させる循環ポンプを有し、この循環ポンプによる水
の循環を、活魚槽、不純物分離槽、温度調整槽及び濾過
槽の順序によるように配置してあることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明活魚水槽では、水の循環を、活魚槽から
不純物分離槽に、次いで温度調整槽に、さらに濾過槽の
順序へとし、濾過槽から活魚槽へ復帰させ、活魚槽で発
生する不純物を濾過槽に達する前に不純物分離槽で分離
し、濾過槽には不純物分離槽で不純物が分離された水が
送り込まれる。
【0007】
【実施例】以下図面に従って、本発明活魚水槽の詳細を
説明する。図1にF.R.P.断熱一体構造とした本発
明活魚水槽の平面図が示してある。図中1が活魚槽で、
図1の平面図の左略3分の2程を占め、残り3分の1の
大部分の位置を占めて濾過槽2が配置されている。図中
3が不純物分離槽であり、図中4が温度調整槽で、上記
濾過槽2と並んで小さい位置を占めている。活魚槽1の
底には穴あき仕切板5が敷設してあり、水槽底6中に設
けた埋設配管7中に活魚槽1中の水を導くようにしてあ
る。。
【0008】図中8が上記活魚槽1の埋設配管7に接続
した循環ポンプで、このポンプの吐出側を不純物分離槽
に設けた自動酸素溶存装置9に接続し、この自動酸素溶
存装置9を通って水が不純物分離槽に供給されるように
してある。不純物分離槽の天板には不純物排出管10が
設けてあり、自動酸素溶存装置9によって発生する気泡
と共に水中に含まれる不純物を排出するようにしてあ
る。
【0009】不純物分離槽3と温度調整槽4の間の仕切
壁11の下部には、連通開口部12が設けてあり、この
開口部12を通って不純物分離槽3から温度調整槽4に
水が移動するようにしてある。温度調整槽4中には、冷
凍機13に接続するチタン熱交換機14と後述する水槽
制御盤に接続するチタンヒータ15が設けてあり、この
チタンヒータ15及びチタン熱交換機14によって、活
魚槽1中の魚種に応じて活魚槽中の水温を調整し、温度
管理をするようにしてある。濾過槽2と不純物分離槽
3、温度調整槽4とを区画する仕切壁16のうち、温度
調整槽4との壁部分の上部17を低くして、この温度調
整槽4から濾過槽2へ水が移動するようにしてある。
【0010】濾過槽2には、公知の濾過槽と同様に上部
にフイルター18を有し、杭火石等の粉粒体を袋入りし
た多数の濾過袋19を堆積してある。この濾過槽2にも
必要に応じて選択的に使用する自動酸素溶存装置20を
設けてあり、循環ポンプ8に接続させてある。この濾過
槽2と活魚槽1との間の仕切壁21の底部に連通開口部
22を有し、濾過槽2から活魚槽1へ水を送り込むよう
にしてある。
【0011】活魚槽1の上記仕切壁21側には、底が閉
じられた内壁23を有し、その上部に通孔24を有し、
濾過槽2からの水がこの通孔24を通って活魚槽1へ送
り込まれるようにしてある。また、活魚槽1の四隅には
内壁25によって区画された隅角部26を設け、この隅
角部26中にエアレータ27を配置し、無数の気泡を上
昇させ、図1に示した矢印A方向に送り出し、活魚槽1
中に循環水流を形成するようにしてある。この他図中2
8は着脱自在とした移動仕切網、29は水槽制御盤、3
0はブロアーポンプで、活魚槽1中のエアレータ27へ
接続してある。
【0012】上記の通りの構成からなる本発明活魚水槽
では、温度調整槽4のチタン熱交換機14及びチタンヒ
ータ15の操作によって水温を調整し、活魚槽1内に納
めた魚種に応じて温度管理を行う。しかして、循環ポン
プ8を作動しての活魚水槽中の水の循環は、活魚槽1か
ら埋設配管7を通って循環ポンプ8に導かれ、ここから
不純物分離槽3へ送られる。その際、水中には自動酸素
溶存装置によって大気中の酸素が溶け込み、多数の気泡
となって不純物分離槽3中に送り込まれる。そしてこの
不純物分離槽3中で循環水中の不純物の一部が気泡によ
って分離され、不純物排出管10から排出される。
【0013】次いで、不純物分離槽3からの水流は、不
純物分離槽3と温度調整槽4との間の仕切壁11の下方
の連通開口部12から温度調整槽4へ送り込まれ、さら
に、この温度調整槽4と濾過槽2との間の仕切壁16の
上部17より濾過槽2へ送り込まれる。この濾過槽2中
で水中の残された不純物が濾過分離される。そして、不
純物の少なくなった水は濾過槽2と活魚槽1との間の仕
切壁21の底の連通開口部22から活魚槽1中へ送り込
まれ循環する。
【0014】
【発明の効果】本発明では、活魚槽と不純物分離槽と温
度調整槽と濾過槽とを一体化構造の水槽によって構成
し、これらの間に水を循環させる循環ポンプを有し、こ
の循環ポンプによる水の循環を、活魚槽、不純物分離
槽、温度調整槽及び濾過槽の順序によるように配置して
あるから、水が濾過槽に達する前に不純物分離槽で水中
の不純物の一部が分離排出されるから、濾過槽の占める
大きさを従前公知の活魚水槽に比し、小さくすることが
でき、その結果、定置水槽であっても一体化構造の水槽
とすることができた。また、配管を少なくして製造工場
内で製造でき、水槽の設置現場での工事を少なくし、漏
水のおそれのない安価な水槽となし得た効果を有する。
また、活魚輸送車用の活魚水槽とする場合には、従前水
槽に比し、活魚槽を大きくとることができる利点も有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明活魚水槽の平面図
【図2】同じく図1上のB−B線に沿う断面図
【図3】同じく不純物分離槽と温度調整槽の断面正面図
【符号の説明】
1 活魚槽 2 濾過槽 3 不純物分離槽 4 温度調整槽 5 穴あき仕切板 6 水槽底 7 埋設配管 8 循環ポンプ 9 自動酸素溶存装置 10 不純物排出管 11 仕切壁 12 連通開口部 13 冷凍機 14 チタン熱交換機 15 チタンヒータ 16 仕切壁 17 上部 18 フイルター 19 濾過袋 20 自動酸素溶存装置 21 仕切壁 22 連通開口部 23 内壁 24 通孔 25 内壁 26 隅角部 27 エアレータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活魚槽と不純物分離槽と温度調整槽と濾
    過槽とを一体化構造の水槽によって構成し、これらの間
    に水を循環させる循環ポンプを有し、この循環ポンプに
    よる水の循環を、活魚槽、不純物分離槽、温度調整槽及
    び濾過槽の順序によるように配置してあることを特徴と
    する活魚水槽。
  2. 【請求項2】 上記不純物分離槽には自動酸素溶存装置
    を装備してある上記請求項1に記載の活魚水槽。
JP6082671A 1994-03-30 1994-03-30 活魚水槽 Expired - Lifetime JP2673782B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190028147A (ko) * 2017-09-08 2019-03-18 홍준섭 활어차용 수조

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04136055U (ja) * 1990-12-27 1992-12-17 教雄 吉原 熱交換槽付貝類蓄養装置

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KR20190028147A (ko) * 2017-09-08 2019-03-18 홍준섭 활어차용 수조

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