JPH07264485A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH07264485A
JPH07264485A JP7044233A JP4423395A JPH07264485A JP H07264485 A JPH07264485 A JP H07264485A JP 7044233 A JP7044233 A JP 7044233A JP 4423395 A JP4423395 A JP 4423395A JP H07264485 A JPH07264485 A JP H07264485A
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JP
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row
image
rectifying
conductor
light
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JP7044233A
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Inventor
Neil C Bird
クリストファー バード ニール
Gerard F Harkin
フランシス ハーキン ジェラード
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Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Philips Electronics NV
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/14Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation
    • H01L27/144Devices controlled by radiation
    • H01L27/146Imager structures
    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14609Pixel-elements with integrated switching, control, storage or amplification elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
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    • H01L27/144Devices controlled by radiation
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    • H01L27/14601Structural or functional details thereof
    • H01L27/14603Special geometry or disposition of pixel-elements, address-lines or gate-electrodes
    • H01L27/14605Structural or functional details relating to the position of the pixel elements, e.g. smaller pixel elements in the center of the imager compared to pixel elements at the periphery
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/62Detection or reduction of noise due to excess charges produced by the exposure, e.g. smear, blooming, ghost image, crosstalk or leakage between pixels
    • H04N25/621Detection or reduction of noise due to excess charges produced by the exposure, e.g. smear, blooming, ghost image, crosstalk or leakage between pixels for the control of blooming
    • HELECTRICITY
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 垂直方向の漏話が発生するのを少なくとも低
減せんとするものである。 【構成】 アレイ2の各イメージ素子2aはこれに入
射する光を感知すると共に入射光をを表わす電荷を蓄積
する光感応素子3と、整流素子D1とを含む。イメージ
素子2aは各々が光感応素子を有する行および列に配列
し、関連する整流素子は関連する第1導体4および関連
する第2導体5,6間に直列に結合し前記第2導体に電
圧を印加して選択されたイメージ素子の整流素子を順バ
イアスすることにより選択イメージ素子に蓄積された電
荷を読出して選択イメージ素子の光感応素子に蓄積され
た電荷を表わす電流を関連する第1導体に流すようにす
る。各整流素子はイメージ素子に入射する光をも受ける
光感応素子を具え、各光感応素子3および関連する整流
素子d1の相対寸法を適宜定めて、イメージ素子が光を
受けるが選択されない場合に任意の漏洩電流がイメージ
素子内で内部に流れるが関連する第1導体を流れる任意
の電流に対し充分に寄与しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各々が入射光に感応し、
且つ入射光を表わす電荷を蓄積する光感応素子と、整流
素子とを含むイメージ素子のアレイを具え、これらイメ
ージ素子は各々が光感応素子を有する行および列に配列
し、関連する整流素子は関連する第2導体および関連す
る第2導体間に直列に結合し前記第2導体に電圧を印加
して選択されたイメージ素子の整流素子を順バイアスす
ることにより選択イメージ素子に蓄積された電荷を読出
して選択イメージ素子の光感応素子に蓄積された電荷を
表わす電流を関連する第1導体に流すようにした撮像装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種撮像装置は例えば米国特許第49
48966号明細書に記載されている。図1は既知の撮
像装置100のイメージ素子、即ち、画素101の一例
を示す。一般にイメージセンサ100は関連する行導体
102および列導体103を有する画素の行Nおよび列
Mの2次元マトリックスを具える。しかし、説明の便宜
上、1つの画素のみを図1に示す。
【0003】画素101は関連する行導体102および
関連する列導体103間に直列に結合された光感応ダイ
オードPDと、スイッチングダイオードSDとを具え
る。この図示の例では、スイッチングダイオードSDお
よび光感応ダイオードPDはそのカソードを互いに結合
して配列する。光感応ダイオードPDの両端間にはコン
デンサCを結合する。このコンデンサCは光感応ダイオ
ードPDの寄生キャパシタンスとすることができ、ある
いは撮像センサ100のダイナミック範囲を増大するた
めに追加された追加のコンデンサとすることもできる。
【0004】各列導体103は負(反転)の入力端子お
よび出力端子間に結合されたコンデンサを有する好適な
電荷感知増幅器104に結合する。
【0005】撮像装置の作動に当たり、積分周期中画素
101の光感応ダイオードPDに入射する光によって光
感応ダイオードPDのキャパシタンスCを放電させる。
関連する列導体102に適切な電圧VR を印加してスイ
ッチングダイオードSDを順バイアスすると電流が流れ
始めて光感応ダイオードPDのキャパシタンスCを再充
電し光感応ダイオードPDに蓄積された電荷を電荷感知
増幅器104により積分し、従って光感応ダイオードP
Dにより感知された光を検出し得るようにする。
【0006】前の積分周期中に関連する画素に蓄積され
た電荷は関連するスイッチングダイオードSDを順バイ
アスさせることによって読出されるため、同一列内の残
存する未選択画素はそのスイッチングダイオードが逆バ
イアスされたままであり、従ってそのスイッチングダイ
オードの少なくともいくつかが光を感知し得るようにな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる撮像装置では、
列または第1導体を流れる未選択画素からの不所望な電
流によって垂直方向の漏話が発生する。
【0008】かかる垂直方向の漏話が生ずる結果、選択
された画素に対する電荷感知増幅器104からの積分出
力はかかる列の他の画素全部からの影響を受けるように
なる。不所望な列電流の主ソースはこの列の未選択画素
からの“ダイナミック漏洩”である。従って、1つの画
素が光を感知する際、光感応ダイオードPDのキャパシ
タンスCは光感応ダイオードPD内で電荷キャリアの光
電変換(フォト−ジェネレーション)によって放電さ
れ、これはスイッチングダイオードSDの両端間の電圧
が変化することを意味する。2つのダイオード間の中点
Jの変化電圧VXによって次式 I=CD (dVX /dt) (1) で示される電流を発生し、この電流を未選択画素のスイ
ッチングダイオードSDのキャパシタンスCD を経て流
し、関連する列導体103に供給し、従って垂直方向の
漏話を発生する。これがため画像から情報が除去される
ようになる。その理由は例えば白色背景の黒色テキスト
に白色が現れ、従って黒色テキストが白色背景内に消失
するようになるからである。
【0009】本発明の目的はかかる垂直方向の漏話が発
生するのを少なくとも低減せんとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は各々が入射光に
感応し、且つ入射光を表わす電荷を蓄積する光感応素子
と、整流素子とを含むイメージ素子のアレイを具え、こ
れらイメージ素子は各々が光感応素子を有する行および
列に配列し、関連する整流素子は関連する第2導体およ
び関連する第2導体間に直列に結合し前記第2導体に電
圧を印加して選択されたイメージ素子の整流素子を順バ
イアスすることにより選択イメージ素子に蓄積された電
荷を読出して選択イメージ素子の光感応素子に蓄積され
た電荷を表わす電流を関連する第1導体に流すようにし
た撮像装置において、各整流素子はイメージ素子に入射
する光をも受ける光感応素子を具え、各光感応素子およ
び関連する整流素子の相対寸法を適宜定めて、イメージ
素子が光を受けるが選択されない場合に任意の漏洩電流
がイメージ素子内で内部に流れるとともに関連する第1
導体を流れる任意の電流に対し充分に寄与しないように
したことを特徴とする。
【0011】ここに云う“整流素子”とは非対称特性を
有し、1方向(逆方向)にはできるだけ低い電流を通過
させるとともに他の方向(順方向)には所望の電流を通
過させる任意の素子を意味するものとする。
【0012】
【作用】これがため、本発明撮像装置では整流素子を光
感応性とするとともに各光感応素子およびその関連する
整流素子の相対寸法を適宜選択することにより垂直方向
の漏話の発生する可能性を除去するかまたは少なくとも
充分に減少させることができ従って感知した情報がかか
る垂直方向の漏話により損失するのを防止または少なく
とも低減させることができる。
【0013】光感応素子は光感応ダイオード、例えば薄
膜技術により形成されたpin光感応ダイオードを具え
ることができる。
【0014】整流素子は薄膜技術により形成し得るダイ
オードを具えることができる。
【0015】本発明の1例では、前記光感応素子および
整流素子は接合ダイオードを具えるとともに各光感応素
子および関連する整流素子の相対寸法を適宜定めて、 CD P =CP D ここにCD およびCP はそれぞれ整流素子および光感応
整流素子の固有容量であり、IP およびID はそれぞれ
光感応素子および光感応整流素子に入射する光によって
発生する電流である、となるようにし、これにより光感
応素子の同一列の他の光感応素子からの電荷の読出し中
光感応素子から漏洩電流が生じるのを低減する。
【0016】かかる例では、各イメージ素子に対し、前
記光感応整流素子は所定の面積を有するとともに前記光
感応素子および光感応整流素子は入射光に露出された第
2の所定の面積を有し、前記整流素子および光感応素子
の各面積を適宜定めて、 (ACD1 /ADD1 )=(AC3/AD3) ここにAD3およびADD1 はそれぞれ光感応素子および関
連する整流素子の面積であり、AC3およびACD1 はそれ
ぞれ入射光に露出された光感応素子および関連する光感
応整流素子の第2の所定の面積である、となるようにす
る。
【0017】1例では、各イメージ素子は第3導体に関
連させるとともに各光感応整流素子は関連する第2およ
び第3導体間の他の整流素子に直列に結合し、且つイメ
ージ素子の光感応素子は関連する第1導体と関連する光
感応素子および他の整流素子間の接合との間に結合する
ようにする。
【0018】かかる例では、各画素、即ち、イメージ素
子は、両整流素子を順バイアスする第2および第3導体
に電圧を印加し、これにより整流素子が同一寸法の時第
2および第3導体に印加される電圧の平均値に等しくな
る接合の電圧を規定する2つの整流素子に電流を流すよ
うにすることによって読出す。撮像装置では、これによ
り光感応素子が不完全に荷電されるようになるのを低減
し、従って移動像を感知する際ぼやけ現象が生じるよう
になるいわゆるラグの発生を低減する。
【0019】かかる場合の第1例では、イメージ素子の
各行の導体もイメージ素子の任意隣接行の第2導体を形
成するとともにイメージ素子のひとつおきの行の第1お
よび第2整流素子をイメージ素子の残りの行の第1およ
び第2整流素子に対し逆に配向して、順バイアス時にイ
メージ素子の前記ひとつおきの行の第1および第2整流
素子によって第2および第3導体間に一方向に電流を流
すが、逆バイアス時にイメージ素子の残りの行の第1お
よび第2整流素子によって第2および第3導体間に逆方
向に電流を流すようにし、且つ第2および第3導体に電
圧を印加してイメージ素子の選択された行の第1および
第2整流素子のみを順バイアス可能にして選択行の光感
応素子に蓄積された電荷を読出す手段を設けるようにす
る。
【0020】前記第2および第3導体に電圧を印加して
イメージ素子の選択された行の第1および第2整流素子
のみを順バイアス可能にして選択行の光感応素子に蓄積
された電荷を読出す手段は第2導体に電圧を印加する第
1電圧供給手段と第3導体に電圧を印加する第2電圧供
給手段とを具えるようにする。
【0021】かかる場合の第2例では、イメージ素子の
各行によって任意隣接行の第2および第3導体を分割
し、各行に関連する2つの導体のうちの一方の導体によ
って行導体を形成し、他方の導体は第1および第2基準
導体の一方によって形成して隣接行導体を基準導体によ
り分離し、各第1基準導体は任意の他の第1基準導体か
ら2つの行導体および第2基準導体により分離し、各行
導体に関連するイメージ素子の第1および第2整流素子
は任意の隣接行導体に関連するイメージ素子の第2整流
素子に対し逆に配向し、且つ第1および第2の異なる基
準電圧を第1および第2の基準導体にそれぞれ印加する
とともに行導体に電圧を印加してイメージ素子の選択さ
れた行の第1および第2整流素子のみを順バイアスして
選択行の光感応素子に蓄積された電荷を読出す手段を設
けるようにする。
【0022】かかる第1および第2例によって所望の導
体数を増大させる必要なく移動像のラグ、従ってぼやけ
現象を低減させることができる。これがため撮像装置の
所望の箇所、例えばディスプレイ上にイメージセンサを
設置する必要のある箇所を一層透明とすることができ
る。或は又、光感応素子を大きくすることができ、これ
は光レベルが低く、従って高感度を必要とするX−線診
断の用途に特に必要である。
【0023】各画素に他の整流素子を設けることによっ
てラグ時間を生ずることなく暗(低い)光状態で撮像装
置を作動させることができ、且つ画素を一層迅速に読出
すこともできる。その理由は画素のキャパシタンスを一
層迅速に再充電し得るからである。
【0024】他の整流素子を各イメージ素子、即ち、画
素に設けるかかる例では、光感応整流素子および光感応
素子を適宜配列して各イメージ素子に対し、次式 (CX +CY )IP =CP D が成立し、ここにCX ,CY およびCP はそれぞれ光感
応整流素子、他の整流素子および光感応蓄積素子の内部
キャパシタンスを表わし、IP およびID はそれぞれ光
感応素子および光感応整流素子に入射する光によって発
生し、これにより前記蓄積素子の同一列の他の蓄積素子
からの電荷の読出し中蓄積素子からの漏洩電流を減少さ
せるようにする。
【0025】かかる例では、各イメージ素子に対し、関
連する整流素子は入射光に露出された第2の所定の面積
を有し、整流素子および光感応素子の各面積が次式 (ACD1 /2ADD1 )=(AC3/AD3) を満足し、ここにAD3およびADD1 はそれぞれ光感応素
子および関連する整流素子の面積であり、AC3およびA
CD1 はそれぞれ入射光に露出された光感応素子および関
連する光感応整流素子の面積とする。
【0026】
【実施例】図面は寸法通りではない。また、同一部材に
同一符号を付す。図3〜17において、イメージ素子2
aのアレイ2を具える撮像装置1a,1b,1c及び1
dを示す。イメージ素子2aはそれぞれ、イメージ素子
2aに入射する光に感応するとともに入射光を表す電荷
を充電する光感応素子3と、整流素子D1とを具える。
イメージ素子2aを、光感応素子3及び関連の整流素子
D1の状態で行列配置する。これら光感応素子3及び関
連整流素子D1を、関連の第1導体4及び関連の第2導
体5,6との間に直列に結合し、選択されたイメージ素
子2aに蓄積された電荷を、選択されたイメージ素子の
整流素子D1に順バイアスをかける電圧を供給すること
により読み出せるようにする。その結果、選択されたイ
メージ素子2aの光感応素子3に蓄積された電荷を表す
電流が、関連第1導体4を流れるようになる。
【0027】本発明によれば、各整流素子D1はイメー
ジ素子に入射する光も受ける光感応素子も具える。各光
感応素子3及び関連整流素子D1の相対寸法を適宜定め
て、イメージ素子2aが光を受けるが選択されない場
合、あらゆる漏洩電流がイメージ素子2aの内部に流
れ、関連の第1導体に流れる電流に重大な影響を及ぼさ
ないようにする。
【0028】したがって本発明の撮像装置によれば、整
流素子D1を光感応性とするとともに各光感応素子3及
びこれの関連整流素子D1の相対寸法を適切に選択する
ことにより、垂直方向の漏話を防止し又は少なくとも大
幅に低減し、その結果、このような漏話が原因で感知さ
れた像の情報が損失するおそれを回避する又は少なくと
も低減する。
【0029】図2は、本発明による撮像装置の一配置図
である。本例では、撮像装置1aをイメージセンサとす
る。
【0030】イメージセンサ1aは、行列配置された画
素2aのアレイ2を具える。アレイ2の境界を図2では
破線で示す。画素2aの3列4行のアレイのみを図2に
示すが、アレイは一般に、それ以上の行列数の画素2a
を具えてもよいことは当業者には明らかである。
【0031】各画素2aは、第1すなわち列導体4及び
第2導体5との間にスイッチングダイオードD1に直列
に結合された光感応ダイオード3を具える。
【0032】図2に示すように、光感応ダイオード3及
びスイッチングダイオードD1を、スイッチングダイオ
ードD1のアノードを関連の第2すなわち行導体5に結
合するとともに、光感応ダイオード3のアノードを関連
の第1すなわち列導体4に結合するように配向する。
【0033】図2に示す例では、駆動回路7を、適切な
電圧を行すなわち第2導体5に供給するために設ける。
【0034】行導体5のそれぞれを、各スイッチングト
ランジスタ71及び72を介して電圧供給ラインV+及
びV−に結合する。スイッチングトランジスタ71及び
72のゲートすなわち制御電極を、シフトレジスタ兼デ
コーダ回路70に結合する。シフトレジスタ兼デコーダ
回路70を配置し、既知のようにクロック信号の制御下
で適切なトランジスタ71及び72を駆動し、適切な電
圧信号が適切なときに行導体5に供給されるように構成
されている。
【0035】列導体4をそれぞれ、既知の形態の電荷感
応増幅器8を介してシフトレジスタ兼デコーダ回路9に
結合する。このシフトレジスタ兼デコーダ回路9によ
り、イメージ信号を出力側Oから適切な記憶装置又はデ
ィスプレイ(いずれも図示せず)に供給することができ
る。
【0036】各電荷感応増幅器8は、コンデンサC1を
介して負の入力部に結合された出力部を有し、蓄積され
た電荷の読出中に関連の行導体4を介して供給された電
流を電圧出力に変換するように動作する。電荷感応増幅
器8の正の入力部を、グランドすなわち適切に固定され
た基準電位に結合する。固定された基準電位は行電圧に
より有効に決まる。その理由は、光感応ダイオード3に
常には逆バイアスをかける必要があるからである。
【0037】図2に示す撮像装置1aの動作中には、第
2すなわち行導体5に供給される電圧が関連スイッチン
グダイオードD1に逆バイアスをかけるものである場
合、光感応ダイオード3は、図1を用いて既に説明した
方法でイメージ素子2aに入射する光を表す電荷を蓄積
する。したがってイメージ素子2aに当たる光により、
フォトダイオードのキャパシタンスが放電される。適切
な電圧が選択された行導体に供給されて関連スイッチン
グダイオードD1に順バイアスがかけられると、選択さ
れた行の光感応ダイオード3のキャパシタンスを再充電
するために電流が流れはじめる。さらに有効にするため
には、選択された行の各光感応ダイオード3に蓄積され
た電荷を、特定列に結合された電荷感応増幅器8によっ
て積分する。
【0038】しかしながら図1を用いて既に説明したよ
うに、既知の撮像装置に対して、同一行の画素2aのう
ちの照明された選択されていない画素2aは、列導体4
を流れる電流に重大な影響を全く及ぼさない。その理由
を、画素2aの回路図と等価な図3を参照して説明す
る。図3において、光感応スイッチングダイオードD1
を、コンデンサCD に並列な電流IP の電流源として表
し、それに対して光感応ダイオード3を、コンデンサC
P に並列な電流IP の電流源として表す。
【0039】画素2aが選択されずに光を受け、この際
別の選択された画素が読み出された場合を考える。この
場合図3及びキルヒホッフの法則から、選択されていな
い画素2aから列導体4に流れる漏洩電流IL は、 IP −IL =Iy (2) の関係を有する。ここでIy を、コンデンサCP を流れ
る電流とする。また、 IL +ID =Ix (3) の関係も有する。ここでIx を、コンデンサCD を流れ
る電流とする。また、 Ix =−CD (dVx /dt),Iy =−CP (dVx /dt) (4) の関係も有する。式(2)、(3)及び(4)から、I
L は、 IL =(CD P −CP D )/(CP +CD ) (5) となる。式(5)から、漏洩電流IL がゼロの場合 CD P =CP D (6) である。したがって、 (IP /CP )=(ID /CD ) (7) の場合、IL はゼロに等しく、垂直方向の漏話がなくな
る。
【0040】光電性電流IPHOTO はKAC に等しい。こ
こでKを定数とし、かつ、AC を光が照射された光感応
ダイオードの面積とする(通常この面積は、透明電極の
ホールすなわち光感応ダイオードの接点の面積とな
る)。したがって、漏洩電流がない状態を、光感応ダイ
オードD1及びD3を幾何学的に配置することにより規
定することができる。画素中の全てのダイオードD1及
びD3の厚さが全て同一であると仮定すると、この幾何
学的な配置に基づいて式(7)は、 (ACD1 /ADD1 )=(AC3/AD3) (8) となる。ここで、ADD1 及びAD3をそれぞれスイッチン
グダイオードD1の面積及び光感応ダイオード3の面積
とする。したがってADD1 及びAD3はそれぞれのキャパ
シタンスに比例する。また、ACD1 及びAC3をそれぞ
れ、入射光が照射されるスイッチングダイオードD1の
面積及び光感応ダイオード3の面積とする。したがって
CD1 及びAC3はそれぞれ、各ダイオードに入射された
光により発生する光電流に比例する。ここで用いられる
ように、ダイオードD1及び3に関する「面積」という
用語は、一般にダイオード電極に平行な平面内のダイオ
ードの面積を意味する。
【0041】したがって、ダイオードD1及び3の相対
幾何学的配置を適切に選択することにより、選択された
画素の列にある選択されていない画素からの漏洩電流
は、選択されていない画素のキャパシタンス/光電流ル
ープ内を流れ、列導体4に流れない。したがって垂直方
向の漏話を防止し又は少なくとも殆ど低減する。したが
って、例えば二つの光感応ダイオードACD1 及びAC3
コンタクトホールの面積(この面積は光が照射された面
積である。)が等しい場合、垂直方向の漏話をゼロにす
るためには、フォトダイオード3の面積AD3を光感応ス
イッチングダイオードD1の面積ADD1 と同一にする必
要がある。当然、他の相対幾何学的配置及び寸法を、式
(8)に合わせることができる。
【0042】当然、電圧極性が適切に反転した状態で
は、光感応ダイオード3及びスイッチングD1を反転
し、カソード接続ではなくアノード接続を有するように
することができる。
【0043】図4はスイッチングダイオードD1を光感
応性としたときの効果を線図的に示す。図4において、
垂直軸は、任意のユニットにおいて、選択された画素2
aが暗い画素(この画素は以前に読み出されたので光が
照射されない)である場合の関連の電荷感応増幅器8の
出力Aを示す。それに対して水平軸は、選択された画素
と同一列の選択されていない「光る」画素の個数Nを示
す。ここで「光る」画素という用語は、光を受けた画素
を意味する。
【0044】図4の破線Xは、列方向のスイッチングダ
イオードD1が光に感応しない場合の関連電荷感応増幅
器8aの出力を示す。それに対して、図4の実線は、列
方向のスイッチングダイオードD1が本発明により光感
応性である場合の電荷感応増幅器8の出力を示す。
【0045】図4から明らかなように、スイッチングダ
イオードD1が光感応性でない場合、電荷感応増幅器8
の出力は同一列の照明された画素の個数とともに線形的
に増大する。これは、同一列の選択されない画素からの
漏洩電流が電荷感応増幅器8により検出される電流に重
大な影響を及ぼすことを示す。驚くべきことに実線Y
は、本発明による撮像装置の電荷感応増幅器8によって
検出された電荷が同一列の光る画素2aの個数とともに
変化しないことを示す。これは、これらの光るすなわち
照明された画素からの漏洩電流は、電荷感応増幅器8に
よって検出された信号に全く(又は少なくとも殆ど重大
な)影響を及ぼさない。したがって、選択された画素2
aが暗くなる際に正しく確認され、同一列の選択されて
いない画素からの漏洩電流により無効となるすなわち消
されることがない。
【0046】図2に示す撮像装置1aが垂直方向の漏話
の問題を回避し又は少なくとも低減するとしても、光感
応ダイオード3のキャパシタンスが不完全に充電されて
いるので、感応された像に「ラグ」が生じるおそれがあ
る。これは、静止又は動作の遅い像を感応する場合には
問題ないが、像の一部が動く又は急速に変化する場合に
は像がぼやけるおそれがある。
【0047】このようなラグは、画素の光感応ダイオー
ド3のキャパシタンスが読出パルスの終端すなわち周期
で完全に再充電されていない場合発生する。その理由
は、この読出周期と次の読出周期との間の期間に光がこ
の画素に当たらない場合でさえも、整流ダイオードD1
は、光感応ダイオードのキャパシタンスCの充電が以前
の読出パルス中に完全ではなかったために次の読出周期
中に再び順バイアスをかけられるためである。したがっ
て少量の電流が流れ、光感応ダイオードのキャパシタン
スCが幾分少なく充電される。このプロセスは、次の数
個の読出パルスの間繰り返され、その度に充電量がより
少なくなる。このようなラグが発生すると、対応するイ
メージ素子にもはや光が当てられない場合でさえ像の適
切な画素が光って見えるようになり、したがって動く又
は変化する像がぼやけるおそれがある。
【0048】図5は、本発明による撮像装置1bの一例
を示し、この撮像装置1bはこのようなラグの問題を回
避又は少なくとも低減するようにも設計されている。図
5に示すように、各画素すなわちイメージ素子2aは別
の整流素子D2を含む。各整流素子D2を、整流素子D
2が光感応性でない点を除いて、関連整流素子D1と同
様(一般的には同一)に形成する。
【0049】各画素2aの二つの整流素子D1及びD2
を第2導体5と第3導体6との間に直列結合し、かつ、
光感応ダイオード3を、関連第1導体4と、ダイオード
D1とD2との間の接続点Jとの間に結合する。
【0050】図示したように、各ダイオードD1は関連
第2導体5に結合したアノードを有し、それに対して各
ダイオードD2は関連第3導体6に結合したカソードを
有する。光感応ダイオード3は、関連第1すなわち列導
体4に結合されたアノードを有する。当然、撮像装置1
b(したがって撮像装置1aも)の動作中に供給される
電圧の極性を適切に変化させることにより、ダイオード
D1,D2及び3の配向を反転させることができる。
【0051】図5に示す例では、二つの行駆動回路7a
及び7bを用いる。この場合第2導体5を、トランジス
タ71及び72を介して第1シフトレジスタ兼デコーダ
回路70aに結合された行導体とし、それに対して第3
導体6を、トランジスタ73及び74を介して第2シフ
トレジスタ兼デコーダ回路70bに結合された行導体と
する。このような二つの行駆動回路7a及び7bを用い
ることにより、以下の説明からわかるように、二つ又は
三つの異なる電圧のみを供給することができる既知の列
駆動回路を用いることができる。
【0052】既に説明した例のように、関連スイッチン
グダイオードD1及びD2に順バイアスをかける電圧を
行導体5及び6に供給することにより、撮像装置1bの
画素2aを読み出すことができる。
【0053】図6a及び6bは行導体5及び6それぞれ
の電圧VR1及びVR2の電荷を時間に対しグラフ的に図解
したもので、読出パルスR0 ,R1 及びR2 の時間
0 ,t 1 及びt2 における適用を示している。読出パ
ルス間の周期I0 ,I1 ,I2 はその間に関連画素がそ
の画素への光の入射を表わす電荷を蓄積する積分周期で
ある。
【0054】図5及び図6からわかるように、特定行の
画素2aに関する積分周期の間に、シフトレジスタ兼デ
コーダ回路70a及び70bは関連トランジスタ71と
73を導通させ、それでその行のスイッチングダイオー
ドD1及びD2が確実に逆バイアスされるよう行導体5
及び6に電圧VH +及びVH −が供給される。
【0055】特定行の画素に蓄積された電荷を読み出す
ために、シフトレジスタ兼デコーダ回路の70a及び7
0bはトランジスタ72及び74を導通させ、それで電
圧V s + 及びVs - が導体5及び6それぞれに印加さ
れ、それによって選択された画素行のスイッチングダイ
オードD1及びD2は確実に強く正バイアスをかけら
れ、選択された行の光感応ダイオード3の容量を急速に
再充電する。電流は、関連接続点Jにおける電圧に到達
するまで各選択画素の光感応ダイオード3キャパシタン
スを介して流れこむ。スイッチングダイオードD1及び
D2が同じであれば(光を感応する能力を除いて)、接
続点Jにおける電圧は関連行導体5及び6における電圧
の平均となる。この段階で画素は定常状態に到達し読出
は完了する。光感応ダイオード3のキャパシタンスはか
くて1読出周期内に再充電され、いかなるラグも回避で
きる。
【0056】図5図示の配置に代るものとして、導体6
は固定の基準電位及びスイッチングダイオードD1及び
D2を要求されるように、また必要とされる時に、正バ
イアス又は逆バイアスをかけるため行駆動回路配置7a
により供給される適切な電圧に結合されてもよい。
【0057】図7は本発明に係る撮像装置1cの他の例
を図解しており、この例では各画素2aは別の整流要素
D2を具えている。8行3列のアレイのみの複数の画素
2aが図7に図示されているが、そのアレイは一般にも
っと数多くの行列からなる複数の画素2aを具えてよい
ことは当業者に認識されるであろう。
【0058】図7図示の例では、イメージ素子2aの各
行の第3導体6a,6bはまた、イメージ素子3の隣接
行の第2導体5a,5bを形成し、1つおきの行N−
2,N,N+2,N+4,‥‥‥(N+2n,ここでn
は整数)のイメージ素子2aの第1と第2整流要素D
1’及びD2’は残りの行N−1,N+1,N+3,N
+5,‥‥‥(N+(2n−1),ここでnは整数)の
イメージ素子2aの第1及び第2整流要素D1″及びD
2″に対し逆方向に配向され、それで正バイアスをかけ
られたとき、前記1つおきの行N,N+2,N+4‥‥
‥のイメージ素子2aの第1及び第2整流要素D1’及
びD2’は第2及び第3導体5a及び6b間で一方向に
電流を流し、一方向に順バイアスをかけるとき、前記残
りの行N+1,N+3,‥‥‥のイメージ素子2aの第
1及び第2整流素子D1″及びD2″は第2及び第3導
体5b及び6a間で逆方向に電流を流す。
【0059】このことはイメージ素子2の行に関連した
全体の導体数を増加させることなく光感応素子3の不完
全な再充電の問題を削除させることができる。この場
合、第1スイッチングダイオードD1’のアノードが関
連第2導体5aに結合され、一方スイッチングダイオー
ドD2’のカソードが関連第3導体6bに結合されるよ
う、1つおきの行N−2,N,N+2,N+4‥‥‥
(N+2n)にスイッチングダイオードD1’及びD
2’を配向する。画素2aの残りの行N−1,N+1,
N+3,‥‥‥(N+(2n−1))と関連したスイッ
チングダイオードD1″及びD2″を、スイッチングダ
イオードD1″のカソードが関連第2導体5bに結合さ
れ、一方第2スイッチングダイオードD2″のアノード
が関連第3導体6aに結合されるよう、スイッチングダ
イオードD1’及びD2’に対し逆方向に配向する。
【0060】画素2aの各々において、光感応ダイオー
ド3を、各光感応ダイオード3のカソードが対応する第
1及び第2スイッチングダイオードD1及びD2との間
の接続点Jに結合されるよう配向する。図7から明らか
なように、画素2aのN番目の行の第3導体6bは画素
2aのN+1番目の行の第2導体5bを形成し、一方画
素2aのN+1番目の行の第3導体6aは画素2aのN
+2番目の行の第2導体5aを形成する。
【0061】行導体5a,6aの各々を、第1行駆動回
路7aのそれぞれのスイッチングトランジスタ71及び
72を介して電圧供給ラインV+及びV−に結合する。
スイッチングトランジスタ71及び72のゲート電極す
なわち制御電極はシフトレジスタ兼デコーダ回路70a
へ結合されている。同様に第2行駆動回路7bは、行導
体5b,6bを電圧供給ラインV0 及びV++にそれぞ
れに結合させ、さらにシフトレジスタ兼デコーダ回路7
0bへ結合する制御電極すなわちゲート電極を有するス
イッチングトランジスタ73及び74を具えている。シ
フトレジスタ兼デコーダ回路の70a及び70bは既知
のようにクロック信号の制御下でトランジスタ71〜7
4を駆動し、行導体5及び6に適切な電圧信号を適切な
時間に供給できるように構成されている。
【0062】イメージセンサ1cの動作を次に説明す
る。行Nの画素に以前に蓄積された電荷を読み出すため
に、第1すなわち左の行駆動回路70aは画素行N−
2,N+2,N+4‥‥‥の行導体5aに結合されたト
ランジスタ71と画素行Nの行導体5aに結合されたト
ランジスタ72とを導通させる。かくて画素行Nの行導
体5aは電圧供給ラインV+に結合され、一方画素行N
−2,N+2,N+4‥‥‥(N+2n,n≠0)の行
導体5aは電圧供給ラインV−に結合される。同時に第
2すなわち右の行駆動回路70bは、画素行N+1,N
+3,N+5,‥‥‥(N+(2n−1),n≠0)の
行導体5bに結合されたトランジスタ73と、画素行N
−1の行導体5bに結合されたトランジスタ74とを導
通させる。かくて画素行N−1の行導体5bは電圧供給
ラインV++に結合され、一方画素行N+1,N+3,
N+5,‥‥‥の行導体5bは電圧供給ラインV0 に結
合される。電圧V++は電圧V+に比べて一層正電圧
で、電圧V+は電圧V0 に比べ、電圧V0 は電圧V−に
比べて一層正電圧である。
【0063】画素行Nの画素2aのスイッチングダイオ
ードD1’及びD2’はかくて正バイアスがかけられ、
一方行Nを除いた画素行の画素2aのスイッチングダイ
オードD1及びD2は逆バイアスがかけられる。電流は
画素行Nの画素の光感応ダイオードキャパシタンスCを
介して、出力シフトレジスタ兼デコーダ回路9へ出力信
号を供給する関連電荷感応増幅器8により集積されるよ
うに流れ、回路9からはイメージ信号が適切な記憶装置
又は表示装置へ出力側Oから供給される。また電流は、
2つの関連行導体の電圧が平均値に達するまで、画素行
Nの画素の光感応ダイオードキャパシタンスCを流れつ
づける。かくて光感応ダイオードキャパシタンスCは対
応する読出パルス中で完全に再充電され、従ってラグは
全くないか少なくとも著しく削減される。
【0064】行N+1の画素に以前に蓄積された電荷を
読み出すために、第1すなわち左の行駆動回路70aは
画素行N−2,N,N+4‥‥‥(N+2n,n≠1)
の行導体5aに結合されたトランジスタ71と、画素行
N+2の行導体5aに結合されたトランジスタ72とを
導通させる。かくて画素行N+2の行導体5aは電圧供
給ラインV+へ結合され、一方画素行N−2,N,N+
4,‥‥‥(N+2n,n≠1)の行導体5aは電圧供
給ラインV−へ結合される。同時に、第2すなわち右の
行駆動回路70bは、画素行N−1,N+1,N+5,
‥‥‥(N+(2n−1),n≠2)の行導体5bへ結
合されたトランジスタ73と、画素行N+3の行導体5
bへ結合されたトランジスタ74とを導通させる。かく
て、画素行N+3の行導体5bは電圧供給ラインV++
へ結合され、一方画素行N−1,N+1,N+5,‥‥
‥の行導体5bは電圧供給ラインV0 へ結合される。
【0065】画素行N+1の画素2aのスイッチングダ
イオードD1及びD2はかくて正バイアスがかけられ、
一方行N+1を除いた画素行の画素2aのスイッチング
ダイオードD1及びD2は逆バイアスがかけられる。電
流は、画素行N+1の画素の光感応ダイオードキャパシ
タンスCを介して、出力シフトレジスタ兼デコーダ回路
9へ出力信号を供給する関連電荷感応増幅器8により集
積されるように流れ、回路9からはイメージ信号が適切
な記憶装置又は表示装置(いずれも図示せず)に出力側
Oから供給される。
【0066】また電流は、二つの関連行導体の電圧が平
均値に達するまで、画素行N+1の画素の光感応ダイオ
ードキャパシタンスCを流れつづけ、それで光感応ダイ
オードキャパシタンスCは対応する読出パルス中で完全
に再充電され、従ってラグは全くないか少なくとも著し
く削減される。
【0067】上述のイメージセンサを任意の適当な構成
としてもよいが、一般にイメージセンサ1は適当な絶縁
基板上に薄膜技術を用いて形成される。勿論、光がイメ
ージセンサ1を通過しうる必要のあるか箇所で、基板
を、光に対して透明とする必要がある。
【0068】行駆動回路、電荷感応増幅器8及び出力シ
フトレジスタ兼デコーダ回路9は、アレイ2とは(又は
周辺の)別の基板に形成されてよく、例えば多結晶膜ト
ランジスタ回路の形態であってよい。
【0069】図8は隣接行NとN+1の各々の1つの画
素を示し、図7図示イメージセンサの1つの例として1
つの可能な略レイアウトを図解し、一方図9はN番目の
行の画素2aの図8のIX−IX線上の断面図を図解し、図
10は同じ列のNとN+1行の2つの画素2aのX−X線
上の断面図を図解している。
【0070】この例では、第1電気的導電層(一般的に
はクロム層)が、絶縁性(一般には透明な)基板10の
上に規定される。基板10は、行導体5,6の少なくと
も一部と、第1スイッチングダイオードD1’及び第2
スイッチングD2″のカソード電極11a及び11b
と、第2スイッチングダイオードD2’及び第1スイッ
チングダイオードD1’のカソード電極12a及び12
bと、光感応ダイオード3のカソード電極13とを形成
するため、適当なガラス又はプラスチック材料で形成さ
れてもよい。図8から10に示されている如く、カソー
ド電極11a及び11bは関連光感応ダイオード3のカ
ソード電極13とともに一体に形成され、一方、カソー
ド電極12a及び12bは、少なくとも関連行導体5
b,6bの一部と一体に形成される。
【0071】この例では、ダイオード3,D1及びD2
は、n導電型、真性導電型及びp導電型の非晶質シリコ
ン層を順次堆積することにより非晶質シリコンn−i−
pダイオードとして形成される。次いでこれらの層はパ
ターン化されて図9及び図10に示されるごときダイオ
ード構成を規定する。説明の便宜上ダイオード構成は図
9及び10では斜線を付して示されていない。
【0072】次いで絶縁層(一般には窒化シリコン層)
が堆積し、かつ、パターン化して誘電体分離面積14を
規定する。次いで第2導電層(これも一般的にはクロム
層)を堆積し、かつ、パターン化して関連行導体5a,
6aに各第1スイッチングダイオードD1’及び各第2
スイッチングダイオードD2″のアノードをそれぞれ結
合する第1相互接続15a及び15bと、関連第2スイ
ッチングダイオードD2’のアノードに各第1スイッチ
ングダイオードD1’のカソードを結合するとともに関
連第1スイッチングダイオードD1″のアノードへ各第
2スイッチングダイオードD2″のカソードを結合する
第2相互接続16a及び16bと、少なくとも列導体4
の1部とを規定する。
【0073】図8の例で明らかに示されるごとく、イメ
ージセンサの残余の行N−1,N+1,N+3,--- の
画素2aのレイアウト構成は、光に露出されているダイ
オードD1’とD1″の所定の面積Aを提供すべく規定
される相互結合15a及び16bに関して以外は、行N
−2,N,N+2--- の画素2aと鏡像関係にするのが
有利である。
【0074】イメージセンサのレイアウトはなにか適切
なパターンを有していてもよいが、図8に示されるよう
に、行列導体4及び5,6は矩形の、一般的にはスイッ
チングダイオードD1及びD2を具えて方形の格子に規
定され、表示装置を必要以上に暗くすることなく、表示
装置のような他のあるものの頂部にイメージセンサを置
くことが可能なように、イメージセンサをできるだけ透
明にして、光感応ダイオード3は画素2aに対しできる
だけせまい面積を占めるようにし、勿論最大感度が要求
される箇所(例えばX線診断機器の場合)は、光感応ダ
イオード3の面積はできるだけ大きくする必要がある。
【0075】上述の構成はダイオードD1,D2及び3
のすべてをp−i−nダイオードとしてよりn−i−p
ダイオードとして形成させることができ、したがってダ
イオードのすべてを同時に形成させることができる。し
かしながら、望まれるならば、それらダイオードの適切
な構成は相互接続及び金属化パターンを簡単に単純化さ
せるp−i−nダイオードとして形成されてもよい。実
際、特定の使用のためのダイオード構成は大部分適切な
形態が使用され、一般にn−i−pダイオードはp−i
−nダイオードより優れた光感応ダイオードであり、一
方p−i−nダイオードはn−i−pダイオードより優
れたスイッチングダイオードとなることを心にとどめる
べきである。
【0076】スイッチングダイオードD2は、スイッチ
ングダイオードD2のカソード電極が入射光からダイオ
ードを遮蔽するのに対し、光感応ダイオード3や光感応
スイッチングダイオードD1が図9及び図10図示のよ
うに光に露出されているという点で、光感応ダイオード
3や光感応スイッチングダイオードD1とは異なる。
【0077】イメージセンサ1aは、図8図示の行Nの
画素のレイアウトと同じ画素レイアウトを有するように
同じ方法で製作されてもよく、この時勿論ダイオードD
2は省略される。イメージセンサ1bはまた図8図示行
Nの画素と同じレイアウトを有するが、勿論画素の各行
はその場合それ自身分離した2つの行導体を有してい
る。
【0078】図11は撮像装置の他の例1dを図解して
いる。撮像装置1dは図7から図10の例に図示された
ものと同じであるが、この場合、各行と関連した2つの
導体のうちの1つは行導体5a,5bを形成し、他の6
a,6bは第1及び第2基準導体のうちの一つで与えら
れており、それで隣接行導体5a,5bは基準導体6a
又は6bにより分離され、各第1基準導体6aは2つの
行導体5a,5b及び第2基準導体6bによりあらゆる
他の第1基準導体6aから分離されている。それぞれの
行導体5a,5bと関連する蓄積素子3の第1及び第2
の整流素子D1’及びD2’は、ある隣接した行導体5
b,5aと関連する記憶素子3の第1及び第2整流素子
D1″及びD2″とは逆方向に配向されている。
【0079】かくて図11図示の例では、行N−1と
N,N+3とN+4‥‥‥の各1つおきの対Aのスイッ
チングダイオードD1’及びD2’は以下のことが成立
するよう配向され、その場合対Aの第1の行N−1,N
+3‥‥‥の第1スイッチングダイオードD1’のアノ
ードは第1基準導体すなわち共通導体6aに結合され、
一方その第1の行N−1,N+3‥‥‥のスイッチング
ダイオードD2’のカソードは、関連第1行導体5a
と、その対Aの第2の行N,N+4‥‥‥の第1スイッ
チングダイオードD1’のアノードとに結合され、さら
にその対Aの第2行N,N+4‥‥‥のスイッチングダ
イオードD2’のカソードは第2基準導体すなわち共通
導体6bに結合されている。
【0080】行N−1とNの対に隣接する行N+1とN
+2(及び行N+3とN+4に隣接する行N+5とN+
6等々)との対BのスイッチングダイオードD1″及び
D2″は以下のことが成立するよう配向され、その場合
対Bの第1の行N+1,N+5‥‥‥の第1スイッチン
グダイオードD1″のカソードは第2基準導体6bに結
合され、一方その対Bのその第1の行N+1,N+5‥
‥‥のスイッチングダイオードD2″のアノードは、関
連第2行導体5bと、その対Bの第2の行N+2,N+
6‥‥‥の第1スイッチングダイオードD1″のカソー
ドとに結合され、さらにその対Bの第2の行N+2,N
+6‥‥‥のスイッチングダイオードD2″のアノード
は、第1基準導体6aに結合される。
【0081】行の各対A又はBの2つの行の光感応ダイ
オード3は、同じ基準導体6a又は6bに結合された2
つの行(行の対Aから1つと行の対Bから1つ)の光感
応ダイオード3’が同じ方向に配向されるように、互い
に逆方向に配向されている。
【0082】かくて行N,N+1,N+4,N+5‥‥
‥の光感応ダイオード3’は、光感応ダイオード3’の
カソードが関連第1スイッチングダイオードD1のカソ
ードと関連第2スイッチングダイオードD2のアノード
との間の接続点すなわちノードJに結合され、一方光感
応ダイオード3’のアノードが関連列導体4に結合され
るように配向される。
【0083】残りの行N−1,N+2,N+3,N+6
‥‥‥の光感応ダイオード3″は、光感応ダイオード
3″のアノードが関連第1スイッチングダイオードD1
のアノードと関連第2スイッチングダイオードD2のカ
ソードとの間の接続点すなわちノードJに結合され、一
方光感応ダイオード3″のカソードが関連列導体4と結
合されるように配向される。
【0084】図11に図解された例では、電圧供給手段
は適切な電圧を行導体5a及び5bに供給する行駆動回
路配置7aと、第1及び第2基準電圧V−及びV+をそ
れぞれ供給する第1及び第2基準電圧源7b及び7cと
を具えている。
【0085】行導体5a,5bの各々は、それぞれのス
イッチングトランジスタ71,72及び73を介して電
圧供給ラインV++,V0 及びV−に結合されている。
スイッチングトランジスタ71,72及び73のゲート
電極すなわち制御電極は、シフトレジスタ兼デコーダ回
路70に結合されている。シフトレジスタ兼デコーダ回
路70は既知のようにクロック信号の制御下でトランジ
スタ71,72及び73を駆動し、行導体5a及び5b
に適切な電気信号を適切な時間に供給しうるように構成
されている。
【0086】この例では、各電荷感応増幅器8は、以下
に説明する理由で、全波整流器8aにより出力シフトレ
ジスタ兼デコーダ回路9に結合される。全波整流器8a
は任意の適切な公知の形態であってよく、図11のブロ
ックのごとく公知のものでもよい。
【0087】図12は図11図示イメージセンサの1例
に関する1つの可能な略レイアウトのN−1及びN行の
各々の1画素を示し、一方図5はN番目の行の画素2a
の図12におけるXIII−XIII線上の断面図を図解し、図
14は同じ列のN−1及びN行の2つの画素2aのXIV
−XIV 線上の断面図を図解している。
【0088】この例では、第1電気的導電層(これも一
般的にはクロム層)は、少なくとも行導体5a及び5b
並びに基準導体6a及び6bの一部と、N及びN−1行
の第1スイッチングダイオードD1’のカソード電極1
1a及び11bと、N及びN−1行の第2スイッチング
ダイオードD2’のカソード電極12a及び12bと、
光感応ダイオード3’及び3″のカソード電極13とを
形成すべく規定している。図12から図14に示されて
いるように、行Nの第1スイッチングダイオードD1’
のカソード電極11aは関連光感応ダイオード3’のカ
ソード電極13と一体に形成され、一方カソード電極1
2a及び12bは、少なくとも関連基準導体6b及び行
導体5aの一部と一体に形成されている。
【0089】次いで第2導電層(これも一般的にはクロ
ム層)が堆積され、かつ、パターン化して行N−1の第
1スイッチングダイオードD1’のアノードを関連基準
導体6aに結合させるとともに行Nの第1スイッチング
ダイオードD1’のアノードを関連行導体5aに結合さ
せる第1相互接続15cと15dと、行N−1の光感応
スイッチングダイオードD1’のカソードを光感応ダイ
オード3″のアノードへ結合させる第2相互接続16c
と、光感応ダイオード3″のアノードを行N−1の第2
スイッチングダイオードD2’のアノードへ結合させる
とともに行Nの第2スイッチングダイオードD2’のア
ノードを光感応ダイオード3’のカソードへ結合させる
第2相互接続16d及び16eと、少なくとも列導体4
の一部とを規定する。
【0090】イメージセンサの隣接行N+1の画素2a
は行Nの画素2aと同じ構成を有しているが、実際の配
向は行N+1の画素2aが行Nの画素2aの鏡像である
よう逆とされる。同様に、イメージセンサの行N−2の
画素2aは行N−1のそれと同じ構成を有しているが、
実際の配向は行N−2の画素2aが行N−1の画素2a
の鏡像であるように逆であり、以下同様とする。かく
て、隣接行ではあるが異なった対A及びBにある画素は
互いに鏡像関係とするのが有利であり、その鏡像は行を
分離用の基準導体6a又は6bに平行とする。
【0091】次にイメージセンサ1dの動作を説明しよ
う。イメーイセンサ1dの動作において、第1共通導体
6aはV−の電位に保持され、一方第2共通導体6bは
V+の電位に保持される。行N−1の画素に以前に蓄積
された電荷を読み出すため、行駆動回路70は画素行N
−1の行導体5aへ結合されたトランジスタ73を、イ
メージセンサの残りの行導体5a,5bへ結合されたト
ランジスタ71を導通させる。かくて画素行N−1の行
導体5aは電圧供給ラインV−へ結合され、一方残りの
行導体5a,5bは電圧供給ラインV 0 へ結合される。
画素行N−1の画素2aのスイッチングダイオードD
1’及びD2’はかくて正バイアスがかけられ、一方行
N−1以外の画素行の画素2aのスイッチングダイオー
ドD1及びD2は逆バイアスがかけられる。
【0092】行Nの画素に以前に蓄積された電荷を読み
出すために、行駆動回路70は画素行Nの行導体5aへ
結合されたトランジスタ72と、イメージセンサの残り
の行導体5a,5bへ結合されたトランジスタ71とを
導通させる。かくて画素行Nの行導体5aは電圧供給ラ
インV++へ結合され、残りの行導体5a,5bは電圧
供給ラインV0 へ結合される。画素行Nの画素2aのス
イッチングダイオードD1″及びD2″はかくて正バイ
アスがかけられ、一方行Nを除いた画素行の画素2aの
スイッチングダイオードD1及びD2は逆バイアスがか
けられる。
【0093】行N+1の画素に以前に蓄積された電荷を
読み出すために、行駆動回路70は画素行N+1の行導
体5bに結合されたトランジスタ72と、イメージセン
サの残りの行導体5a,5bに結合されたトランジスタ
71とを導通させる。かくて画素行N+1の行導体5b
は電圧供給ラインV++に結合され、一方残りの行導体
5a,5bは電圧供給ラインV0 へ結合される。画素行
N+1の画素2aのスイッチングダイオードD1″及び
D2″はかくて正バイアスがかけられ、一方行N+1以
外の画素行の画素2aのスイッチングダイオードD1及
びD2は逆バイアスがかけられる。
【0094】行N+2の画素に以前に蓄積された電荷を
読み出すために、行駆動回路70は画素行N+2の行導
体5bへ結合されたトランジスタ73と、イメージセン
サの残りの行導体5a,5bに結合されたトランジスタ
71とを導通させる。かくて、画素行N+2の行導体5
bは電圧供給ラインV−へ結合され、一方残りの行導体
5a,5bは電圧供給ラインV0 へ結合される。画素行
N+2の画素2aのスイッチングダイオードD1’及び
D2’はかくて正バイアスにかけられ、一方行N+2以
外の画素行の画素2aのスイッチングダイオードD1及
びD2は逆バイアスがかけられる。
【0095】当業者にも明らかなように、画素の4番目
の行ごと(例えばN番目,N+4番目,N+8番目等
々)に蓄積された電荷は同じように読出され、勿論一般
に行は順次に読出される。
【0096】各々の場合、関連第1及び第2スイッチン
グ素子D1及びD2に正バイアスをかけて画素の選択さ
れた行に蓄積された電荷が読み出されるときは、電流
は、選択された画素行の画素の光感応ダイオードキャパ
シタンスCを介して関連電荷感応増幅器8へ流れ、次に
関連全波整流器8aを介して適切な記憶装置又は表示装
置(いずれも図示せず)に出力シフトレジスタ兼デコー
ダ回路9の出力側Oから供給される。この全波整流器8
aを必要とする理由は、前述の記載からわかるように、
行N−1,N+2,N+3,N+6,N+7‥‥‥の光
感応ダイオード3’が関連列導体4に結合されたカソー
ドを有し、一方行N,N+1,N+4,N+5‥‥‥の
光感応ダイオード3″が関連列導体4に結合されたアノ
ードを有するからであり、したがって電流は光感応ダイ
オード3’を介して逆方向に流れ、電荷感応増幅器8に
より発生する電圧信号を、光感応ダイオード3’を有す
る画素に対し、光感応ダイオード3”を有する画素用の
電荷感応増幅器8により発生する電圧信号とは逆極性と
する。
【0097】各々の場合、電流は、関連行及び基準導体
の電圧が平均値に達するまで、選択された画素行の画素
のダイオードキャパシタンスCを介して流れる。
【0098】したがって、図5から14までを参照して
説明した例のそれぞれにおいて、光感応ダイオードのコ
ンデンサCを、読出パルスに相当する範囲内で完全に再
充電することができ、したがってラグが存在しなくな
る。このことは、イメージセンサに関するノイズが低い
場合、暗光状態で極端なラグ問題なくイメージセンサを
動作させることができる。選択された画素の行のスイッ
チングダイオードD1及びD2に強い順バイアスがかけ
られ、画素のキャパシタンスを急速に充電することがで
きるため、画素をより迅速に読み出すこともできる。さ
らに、所定のフレーム時間(この時間は全イメージセン
サを読み出す時間である。)の間、イメージセンサは、
行導体間の混信である垂直方向の漏話を示さない。その
理由は、このような漏話は画素行が選択される時間及び
フレーム時間の関数だからであり、この場合行選択時間
を減少させることができる。さらに図7から14までの
例において、行導体の個数が図1に示すような従来のイ
メージセンサの半分であり、図5に示す撮像装置の四分
の一であることは、本発明によるイメージセンサが、欧
州特許出願公開明細書第555907号に記載されたように別
の同様なイメージセンサと共通の基板に載せ置くのに特
に好適であることを意味する。その理由は、行導体をよ
り隔離するからである。
【0099】上記実施例のそれぞれにおいて、画素の各
行を、適切な導体5a及び5bに適切な電圧を供給する
ことにより順次読み出すこともできる。特定行の画素が
読み出されると、残りの画素は逆バイアスをかけられた
関連のスイッチングダイオードD1及びD2を有し、し
たがってこれらの画素は積分周期中に存在する。この積
分期間中に、画素に光が入射することによる光感応ダイ
オード内の電荷キャリアの光電発生の結果生じた電荷
が、画素に蓄積される。したがって、電荷感応期間中に
画素の行に蓄積された電荷が順次の読出期間中に読み出
され、画素の行が順次読み出される。
【0100】イメージセンサ1b,1c及び1dは、図
15及び16を参照して説明したようなイメージセンサ
1aと似た方法で垂直方向の漏話を回避し又は少なくと
も低減することができる。図15はイメージセンサ1
b,1c又は1dの一つの画素2aを示し、この場合図
16は図5,7及び11のうちのいずれかのN行目の画
素の等価回路図を示す。図16において、光感応スイッ
チングダイオードD1を、コンデンサCx に並列な電流
D の電流源として表し、それに対して光感応スイッチ
ングダイオード3を、コンデンサCp に並列な電流IP
の電流源として表す。非光感応スイッチングダイオード
D2をコンデンサCx に並列なコンデンサCy として簡
単に表す。その理由は、非光感応スイッチングダイオー
ドD2は当然入射光に応答しないからである。
【0101】画素2aが選択されないが別の選択された
画素が読み出される間に光に感応した場合を考える。こ
の場合、図16及びキルヒホッフの法則から、選択され
ていない画素2aから列導体4に流れる漏洩電流I
L は、 IP −IL =Iy (9) の関係を有する。ここでIY をコンデンサCp に流れる
電流とする。また、 IL +ID =Ix (10) の関係も有する。ここでIX をコンデンサCx に流れる
電流とする。また、 Ix =−(Cx +Cy )(dVx /dt),Iy =−Cp (dVx /dt) (11) の関係も有する。式(9)(10)及び(11)から漏
洩電流IL は、 IL ={(Cx +Cy )IP −Cp D }/{Cp +(Cx +Cy )} (12) となる。式(12)から、漏洩電流IL がゼロである場
合には、 (Cx +Cy )IP =Cp D (13) となる。したがって、 (IP /Cp )=ID /(Cx +Cy ) (14) の場合漏洩電流IL はゼロとなり、垂直方向の漏話がな
くなる。
【0102】光感応電流IPHOTO はKACON に等しい。
ここでKを定数とし、ACON を光が照射されるフォトダ
イオードの面積とする(通常この面積は、透明電極のホ
ールすなわちフォトダイオードの接点の面積であり、例
えば図9の電極4である)。したがってこの場合も漏洩
電流のない状態を、光感応ダイオードD1及び3’の幾
何学的配置により規定するとこができる。スイッチング
ダイオードD1及びD2の面積が等しく、かつ、三つの
ダイオードD1,D2及び3’全ての厚さが同一である
と仮定すると、この幾何学的配置に基づいて式(14)
は、 (ACD1 /2ADD1 )=(AC3/AD3) (15) となる。ここで、ADD1 及びAD3をそれぞれスイッチン
グダイオードD1の面積及び光感応ダイオード3の面積
とし、したがってADD1 及びAD3はスイッチングダイオ
ードD1及び光感応ダイオード3のキャパシタンスに比
例する。それに対して、ACD1 及びAC3をそれぞれ、入
射光によって照射されるスイッチングダイオードD1の
面積及び光感応ダイオード3の面積とし、したがってA
CD1 及びA C3は各ダイオードに入射された光によって発
生した光電流に比例する。ここで用いられているよう
に、ダイオードD1,D2及び3に関する用語「面積」
は、一般にダイオード電極に平行な平面すなわち例えば
図9及び10に関して言えば、ダイオードが形成される
基板10の表面に平行な平面のダイオードの面積を意味
するものとする。これらのダイオードの厚さを、基板1
0の表面に垂直な方向に測定する。
【0103】イメージセンサ1dに関しては、既に説明
したように電流が光感応ダイオード3の逆方向を流れる
としても、光感応ダイオード3が関連列導体4に結合さ
れたカソードを有する列にも当然同様な考えが適用され
る。
【0104】したがって、ダイオードD1,D2及び3
の相対幾何学的配置を適切に選択することにより、選択
された画素の列の選択されていない画素からの漏洩電流
は、選択された画素の列の選択されていない画素のキャ
パシタンス/光電流ループ内を流れ、かつ、行導体4に
は流れず、したがって垂直方向の漏話を防止し又は少な
くとも殆ど低減する。その結果、例えば、二つの光感応
ダイオードACD1 及びAC3のコンタクトホールの面積が
等しい場合、垂直方向の漏話をゼロにするためには、フ
ォトダイオード3の面積を光感応スイッチングダイオー
ドD1の面積の2倍にする必要がある。
【0105】当業者には理解できるように、別の駆動構
成が可能であり、四つの異なる電圧レベルを付与するこ
とができるように適合させた電圧源が利用できる場合単
一の行駆動デバイスを用いることができる。
【0106】行及び共有された列導体は必ずしも図に示
すように水平及び垂直に延在させる必要がない。実際、
共有された列導体が垂直に延在し、それに対して行導体
は水平方向に延在させてもよい。これは図示した図面を
90°回転した撮像装置となる。行及び共有された列導
体が必ずしも互いに垂直である必要がなく、あらゆる好
適な配置を用いることができる。
【0107】撮像装置を駆動するのに要求される電圧を
適切に変化させる必要があるが、ダイオードの配向を反
転できることは当然理解することができる。
【0108】ここで「整流素子」という用語は、一方向
(逆方向)にできるだけ低い電流を流すとともに多方向
(順方向)に所要の電流を流す非対称特性を有する任意
の素子を意味するものとする。
【0109】整流素子は必ずしもダイオードである必要
がなく、一般にはあらゆる適切な形態の2端子の整流素
子とすることができる。同様に、光感応素子を必ずしも
ダイオードとする必要がなく、照明の際に電流を通過さ
せる別のタイプの光感応デバイスとすることもできる。
したがって、例えば、光感応ダイオードを、それぞれが
適切なキャパシタンスと直列な(例えば酸化鉛で形成さ
れた)フォトコンダクタに置き換えることができる。
【0110】以上説明したように、当業者であれば他の
種々の変更及び変形が可能である。例えば、上記各構成
要素と等価の構成要素や、従来既知の構成要素を用いる
ことができ、更に上記実施例の構成要素の一部を交換し
たり、構成要素を加えたりすることもできる。特許請求
の範囲は構成要素の組合せとして記載されているが、本
発明で解決すべき技術的問題の一部又は全部を解決する
か否かにかかわらず本明細書に開示された新規な構成又
は構成要素の組合せも本発明の範囲に含まれるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】既知の撮像装置の1画素の簡略回路図である。
【図2】本発明による撮像装置の第1実施例の回路配置
図である。
【図3】図2に示す撮像装置の画素すなわちイメージ素
子の等価回路図である。
【図4】スイッチングダイオードD1を光感応性とした
ときの効果を線図的に示す図である。
【図5】本発明による撮像装置の第2実施例の回路配置
図である。
【図6】a及びbは図5に示す撮像装置の動作中に供給
した電圧を示す図である。
【図7】本発明による撮像装置の第3実施例の回路配置
図である。
【図8】図7に示す撮像装置の一部の平面図である。
【図9】図8のIX-IX 線上の断面図である。
【図10】図8のIX-IX 線上の断面図である。
【図11】本発明による撮像装置の第4実施例の回路配
置である。
【図12】図11に示す撮像装置の一部の平面図であ
る。
【図13】図12のXIII-XIII 線上の断面図である。
【図14】図12のXIV-XIV 線上の断面図である。
【図15】図5,7及び11のうちのいずれかに示すよ
うな撮像装置の画素の回路図である。
【図16】図15に示す画素の等価回路図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d,100 撮像装置 2 アレイ 2a,2b,101 イメージ素子 3,3’3” 光感応素子 4,5,5a,5b,6,6a,6b,102,103
導体 7,7a 駆動回路 7b,7c 基準電圧源 8,104 電荷感応増幅器 8a 全波整流器 9,70,70a,70b シフトレジスタ兼デコーダ
回路 10 基板 11a,11b,12a,12b,13 カソード電極 14 誘電体分離領域 15a,15b,15c,15d,16a,16b 相
互接続 71,72,73,74 トランジスタ A,B 対 C,C1 コンデンサ CX ,CY ,CP ,CD 容量 D1,D1’,D1”,D2,D2’,D2” 整流素
子 I0 ,I1 ,I1 周期 IP ,ID ,IX ,IY 電流 IL 漏洩電流 J 接続点 N−2,N−1,N,N+1,N+2,N+3,N+
4,N+5,N+6 画素行 O 出力側 PD 光感応ダイオード SD スイッチングダイオード V+,V−,V0 ,V++ 電圧供給源 VR1,VR2,VH + ,VH - ,VS + ,VS - 電圧 R0 ,R1 ,R2 読出パルス t0 ,t1 ,t2 時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェラード フランシス ハーキン イギリス国 ロンドン エスダブリュー17 8キュージー バルハム リサードン ロード 92 フラット 1エイチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各々が入射光に感応し、且つ入射光を表
    わす電荷を蓄積する光感応素子と、整流素子とを含むイ
    メージ素子のアレイを具え、これらイメージ素子は各々
    が光感応素子を有する行および列に配列し、関連する整
    流素子は関連する第2導体および関連する第2導体間に
    直列に結合し前記第2導体に電圧を印加して選択された
    イメージ素子の整流素子を順バイアスすることにより選
    択イメージ素子に蓄積された電荷を読出して選択イメー
    ジ素子の光感応素子に蓄積された電荷を表わす電流を関
    連する第1導体に流すようにした撮像装置において、各
    整流素子はイメージ素子に入射する光をも受ける光感応
    素子を具え、各光感応素子および関連する整流素子の相
    対寸法を適宜定めて、イメージ素子が光を受けるが選択
    されない場合に任意の漏洩電流がイメージ素子内で内部
    に流れるが関連する第1導体を流れる任意の電流に対し
    充分に寄与しないようにしたことを特徴とする撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 前記光感応素子および整流素子は接合ダ
    イオードを具えるとともに各光感応素子および関連する
    整流素子の相対寸法を適宜定めて、 CD P =CP D ここにCD およびCP はそれぞれ整流素子および光感応
    整流素子の固有容量であり、IP およびID はそれぞれ
    光感応素子および光感応整流素子に入射する光によって
    発生する電流である、となるようにしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 各イメージ素子に対し、前記光感応整流
    素子は所定の面積を有するとともに前記光感応素子およ
    び光感応整流素子は入射光に露出された第2の所定の面
    積を有し、前記整流素子および光感応素子の各面積を適
    宜定めて、 (ACD1 /ADD1 )=(AC3/AD3) ここにAD3およびADD1 はそれぞれ光感応素子および関
    連する整流素子の面積であり、AC3およびACD1 はそれ
    ぞれ入射光に露出された光感応素子および関連する光感
    応整流素子の第2の所定の面積である、となるようにし
    たことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 各イメージ素子は第3導体に関連させる
    とともに各光感応整流素子は関連する第2および第3導
    体間の他の整流素子に直列に結合し、且つイメージ素子
    の光感応素子は関連する第1導体と関連する光感応素子
    および他の整流素子間の接合との間に結合するようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 イメージ素子の各行の導体もイメージ素
    子の任意隣接行の第2導体を形成するとともにイメージ
    素子のひとつおきの行の第1および第2整流素子をイメ
    ージ素子の残りの行の第1および第2整流素子に対し逆
    に配向して、順バイアス時にイメージ素子の前記ひとつ
    おきの行の第1および第2整流素子によって第2および
    第3導体間に一方向に電流を流すが、逆バイアス時にイ
    メージ素子の残りの行の第1および第2整流素子によっ
    て第2および第3導体間に逆方向に電流を流すように
    し、且つ第2および第3導体に電圧を印加してイメージ
    素子の選択された行の第1および第2整流素子のみを順
    バイアス可能にして選択行の光感応素子に蓄積された電
    荷を読出す手段を設けるようにしたことを特徴とする請
    求項4に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記第2および第3導体に電圧を印加し
    てイメージ素子の選択された行の第1および第2整流素
    子のみを順バイアス可能にして選択行の光感応素子に蓄
    積された電荷を読出す手段は第2導体に電圧を印加する
    第1電圧供給手段と第3導体に電圧を印加する第2電圧
    供給手段とを具えることを特徴とする請求項5に記載の
    撮像装置。
  7. 【請求項7】 イメージ素子の各行によって任意隣接行
    の第2および第3導体を分割し、各行に関連する2つの
    導体のうちの一方の導体によって行導体を形成し、他方
    の導体は第1および第2基準導体の一方によって形成し
    て隣接行導体を基準導体により分離し、各第1基準導体
    は任意の他の第1基準導体から2つの行導体および第2
    基準導体により分離し、各行導体に関連するイメージ素
    子の第1および第2整流素子は任意の隣接行導体に関連
    するイメージ素子の第2整流素子に対し逆に配向し、且
    つ第1および第2の異なる基準電圧を第1および第2の
    基準導体にそれぞれ印加するとともに行導体に電圧を印
    加してイメージ素子の選択された行の第1および第2整
    流素子のみを順バイアスして選択行の光感応素子に蓄積
    された電荷を読出す手段を設けるようにしたことを特徴
    とする請求項4に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 光感応整流素子および光感応素子を適宜
    配列して各イメージ素子に対し、次式 (CX +CY )IP =CP D が成立し、ここにCX ,CY およびCP はそれぞれ光感
    応整流素子、他の整流素子および光感応蓄積素子の内部
    キャパシタンスを表わし、IP およびID はそれぞれ光
    感応素子および光感応整流素子に入射する光によって発
    生し、これにより前記蓄積素子の同一列の他の蓄積素子
    からの電荷の読出し中蓄積素子からの漏洩電流を減少さ
    せるようにしたことを特徴とする請求項4,5,6また
    は7に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 各イメージ素子に対し、関連する整流素
    子は入射光に露出された第2の所定の面積を有し、整流
    素子および光感応素子の各面積が次式 (ACD1 /2ADD1 )=(AC3/AD3) を満足し、ここにAD3およびADD1 はそれぞれ光感応素
    子および関連する整流素子の面積であり、AC3およびA
    CD1 はそれぞれ入射光に露出された光感応素子および関
    連する光感応整流素子の面積とすることを特徴とする請
    求項8に記載の撮像装置。
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