JPH0726413Y2 - 鉄筋篭用筒体 - Google Patents
鉄筋篭用筒体Info
- Publication number
- JPH0726413Y2 JPH0726413Y2 JP6763190U JP6763190U JPH0726413Y2 JP H0726413 Y2 JPH0726413 Y2 JP H0726413Y2 JP 6763190 U JP6763190 U JP 6763190U JP 6763190 U JP6763190 U JP 6763190U JP H0726413 Y2 JPH0726413 Y2 JP H0726413Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforcing bar
- tubular body
- reinforcing
- cage
- strip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は場所打ちコンクリート杭の施工に用いる鉄筋
籠を挿入する鉄筋籠用筒体に関する。
籠を挿入する鉄筋籠用筒体に関する。
近年、建築物の高層化や長大スパン化による軸力の増加
や施工時の騒音振動の回避を図るために既製杭の打込み
に代わり、場所打ちコンクリート杭が増加しいてる。
や施工時の騒音振動の回避を図るために既製杭の打込み
に代わり、場所打ちコンクリート杭が増加しいてる。
場所打ちコンクリート杭は、掘削した竪孔内に鉄筋籠を
建込みコンクリートを打設して築造するが、地下水や孔
壁の崩壊等によりコンクリート中への土砂の混入、コン
クリートの流失あるいは残存スライムの混入等による杭
強度の低下をもたらす恐れがある。これらの問題点を改
善するために、従来、鉄筋籠を合成繊維織物等の透水性
布帛からなる筒体、あるいは一端が閉じた筒体内に挿入
した後、竪孔内に建込み、その中にコンクリートを打設
して土砂の混入やコンクリートの流出を防止していた。
建込みコンクリートを打設して築造するが、地下水や孔
壁の崩壊等によりコンクリート中への土砂の混入、コン
クリートの流失あるいは残存スライムの混入等による杭
強度の低下をもたらす恐れがある。これらの問題点を改
善するために、従来、鉄筋籠を合成繊維織物等の透水性
布帛からなる筒体、あるいは一端が閉じた筒体内に挿入
した後、竪孔内に建込み、その中にコンクリートを打設
して土砂の混入やコンクリートの流出を防止していた。
しかし、近年は杭が大形になり、鉄筋籠を溶着し長尺と
なし建込む場合が少なくなく、鉄筋籠を挿入する筒体も
接合し長尺となし用いる必要が生じてきている。また、
筒体の大形化に伴ない、コンクリート圧に耐える強度の
向上や寸法の安定化が同時に求められている。
なし建込む場合が少なくなく、鉄筋籠を挿入する筒体も
接合し長尺となし用いる必要が生じてきている。また、
筒体の大形化に伴ない、コンクリート圧に耐える強度の
向上や寸法の安定化が同時に求められている。
この考案は上記問題点に着目しなされたものである。そ
の目的は、強固に相互の接合ができ、かつ強度、寸法の
安定法が優れ、杭の大形化に対応できる鉄筋籠用筒体を
提案するにある。
の目的は、強固に相互の接合ができ、かつ強度、寸法の
安定法が優れ、杭の大形化に対応できる鉄筋籠用筒体を
提案するにある。
この鉄筋籠用筒体は、場所打ちコンクリート杭の施工で
用いる鉄筋籠を挿入する透水性布帛からなる鉄筋籠用筒
体において、該筒体は開口端をとりまく帯状補強材およ
び長さ方向および幅方向の少なくとも一方向の紐状補強
材を配してあることを特徴とする。
用いる鉄筋籠を挿入する透水性布帛からなる鉄筋籠用筒
体において、該筒体は開口端をとりまく帯状補強材およ
び長さ方向および幅方向の少なくとも一方向の紐状補強
材を配してあることを特徴とする。
第1図は実施例の鉄筋籠用筒体1であり、高密度ポリエ
チレン繊維をもじ網構造に製織した組織が粗い透水性布
帛2からなり、一端が閉じて有底であり、開口端の縁を
とりまき、帯状補強材3が配してある。帯状補強材3は
織物芯材の表面に軟質樹脂を被覆した柔軟シート状物で
あり、布帛2に縫合し取付けてある。
チレン繊維をもじ網構造に製織した組織が粗い透水性布
帛2からなり、一端が閉じて有底であり、開口端の縁を
とりまき、帯状補強材3が配してある。帯状補強材3は
織物芯材の表面に軟質樹脂を被覆した柔軟シート状物で
あり、布帛2に縫合し取付けてある。
また、筒体1は長さ方向に並列する複数本の高密度ポリ
エチレン製の紐状補強材4が布帛2の緯糸間に織込まれ
配してある。
エチレン製の紐状補強材4が布帛2の緯糸間に織込まれ
配してある。
第2図は溶着した長尺の鉄筋籠5を挿入するために、有
底の筒体1と両端が開口した筒体1'とを開口端の帯状補
強材3位置において重ね合せ、ホッチギス金具6で締付
け接合したものである。この実施例は一方の筒体1のみ
に帯状補強材3を取付けたが、第3図のごとく両方の筒
体1,1'に帯状補強材3を取付け、2つの帯状補強材3,3
を重ね合せ接合を図り、一層接合強度の向上を図ること
もできる。接合には、ホッチギス金具のほか、縫合によ
ってもよい。また、紐状補強材4は長さ方向のみなら
ず、幅方向にも配することができる。
底の筒体1と両端が開口した筒体1'とを開口端の帯状補
強材3位置において重ね合せ、ホッチギス金具6で締付
け接合したものである。この実施例は一方の筒体1のみ
に帯状補強材3を取付けたが、第3図のごとく両方の筒
体1,1'に帯状補強材3を取付け、2つの帯状補強材3,3
を重ね合せ接合を図り、一層接合強度の向上を図ること
もできる。接合には、ホッチギス金具のほか、縫合によ
ってもよい。また、紐状補強材4は長さ方向のみなら
ず、幅方向にも配することができる。
この鉄筋籠用筒体は、開口端をとりまき帯状補強材が配
してあるので、2つの筒体を端部の補強材位置で重ね合
せ、ホッチギス金具等を用い接合し、長い鉄筋籠に対応
した長い筒体を容易に形成でき、かつ充分な接合強度と
することができる。また、この筒体は長さ方向および幅
方向の少なくとも一方向に紐状補強材が配してあるの
で、強度および寸法安定性がよく、長い筒体中に打設し
たコンクリート圧に対しても充分な強度となし、破損あ
るいは大きな変形を防止できる。
してあるので、2つの筒体を端部の補強材位置で重ね合
せ、ホッチギス金具等を用い接合し、長い鉄筋籠に対応
した長い筒体を容易に形成でき、かつ充分な接合強度と
することができる。また、この筒体は長さ方向および幅
方向の少なくとも一方向に紐状補強材が配してあるの
で、強度および寸法安定性がよく、長い筒体中に打設し
たコンクリート圧に対しても充分な強度となし、破損あ
るいは大きな変形を防止できる。
以上の通り、この鉄筋籠用筒体は相互に接合し、充分な
強度をもつ所望の長さの筒体を容易につくることができ
る。
強度をもつ所望の長さの筒体を容易につくることができ
る。
図面はこの考案の実施例を示すものであり、第1図は鉄
筋籠用筒体の斜視図、第2図は鉄筋籠を挿入した2つの
筒体の接合部の一部断面で示す側面図、第3図は2つの
帯状補強材を重ね接合した2つの筒体の接合部の一部断
面で示す側面図である。 1……鉄筋籠用筒体、2……透水性布帛、3……帯状補
強材、4……紐状補強材、5……鉄筋籠、6……ホッチ
ギス金具。
筋籠用筒体の斜視図、第2図は鉄筋籠を挿入した2つの
筒体の接合部の一部断面で示す側面図、第3図は2つの
帯状補強材を重ね接合した2つの筒体の接合部の一部断
面で示す側面図である。 1……鉄筋籠用筒体、2……透水性布帛、3……帯状補
強材、4……紐状補強材、5……鉄筋籠、6……ホッチ
ギス金具。
Claims (1)
- 【請求項1】場所打ちコンクリート杭の施工で用いる鉄
筋籠を挿入する透水性布帛からなる鉄筋籠用筒体におい
て、該筒体は開口端をとりまく帯状補強材および長さ方
向および幅方向の少なくとも一方向の紐状補強材を配し
てあることを特徴とする鉄筋籠用筒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6763190U JPH0726413Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 鉄筋篭用筒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6763190U JPH0726413Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 鉄筋篭用筒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0426226U JPH0426226U (ja) | 1992-03-02 |
JPH0726413Y2 true JPH0726413Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=31601371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6763190U Expired - Lifetime JPH0726413Y2 (ja) | 1990-06-26 | 1990-06-26 | 鉄筋篭用筒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726413Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7195613B2 (ja) * | 2019-09-10 | 2022-12-26 | 株式会社E・C・S | 場所打ち杭工法において用いられる遮断材、これを備えた芯材、及び場所打ち杭の施工方法 |
JP7387122B2 (ja) * | 2020-03-10 | 2023-11-28 | 大亜ソイル株式会社 | 場所打ちコンクリート杭補強用ネット及び場所打ちコンクリート杭 |
-
1990
- 1990-06-26 JP JP6763190U patent/JPH0726413Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0426226U (ja) | 1992-03-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU718182B2 (en) | Pillar bag | |
JPH0726413Y2 (ja) | 鉄筋篭用筒体 | |
NO300648B1 (no) | Dyneformet dukforskaling omfattende et hylster av et fleksibelt og strekkfast dukmateriale | |
JP4307967B2 (ja) | 軟弱地盤の表層処理方法 | |
US844294A (en) | Building construction. | |
JPS6325137B2 (ja) | ||
EP1869258A1 (en) | Improved element for producing a permanent formwork | |
JPH0547688B2 (ja) | ||
JP4115922B2 (ja) | 土木構造物形成用袋体及びこの土木構造物形成用袋体を用いた土木構造物 | |
JPS63838Y2 (ja) | ||
JP4208057B2 (ja) | 場所打ち杭の施工法 | |
JP4115900B2 (ja) | 土木構造物形成用袋体並びにこの土木構造物形成用袋体を用いた土木構造物及び斜面安定化工法 | |
JP4842627B2 (ja) | 土木用袋体 | |
JP4767669B2 (ja) | 土木構造体および地盤補強工法 | |
JP7387122B2 (ja) | 場所打ちコンクリート杭補強用ネット及び場所打ちコンクリート杭 | |
JPH07310323A (ja) | 盛土用補強材の接合構造及び接合方法 | |
JP4896835B2 (ja) | 軟弱地盤の表層処理材 | |
JPH0111790Y2 (ja) | ||
JPS6226495Y2 (ja) | ||
JP2009030396A (ja) | 筒状部材の接続構造 | |
JP6976877B2 (ja) | 表層処理材、剛性補強体および離岸堤 | |
JP7252613B2 (ja) | 建築・土木資材用型枠 | |
JPS5830831Y2 (ja) | 地盤安定化用強化杭 | |
JPS63315732A (ja) | 法面の法枠工法 | |
JPS6022097Y2 (ja) | 土構造物の強化埋設体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |