JPH07263520A - 基板搬送・収納装置 - Google Patents

基板搬送・収納装置

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JPH07263520A
JPH07263520A JP7444894A JP7444894A JPH07263520A JP H07263520 A JPH07263520 A JP H07263520A JP 7444894 A JP7444894 A JP 7444894A JP 7444894 A JP7444894 A JP 7444894A JP H07263520 A JPH07263520 A JP H07263520A
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JP
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substrate
arm
fixed position
frame
support member
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JP7444894A
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Inventor
Yasuhiro Mizohata
保▲廣▼ 溝畑
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱処理時に蓄積された熱によって基板に悪影
響を与えることがない基板搬送・収納装置を提供する。 【構成】 基板搬送アームのアーム本体2は、基板Wよ
りも若干径大で、基板Wの外周に沿うフレーム5aを備
え、各フレーム5aの上面に支持部材5bがある。基板
収納カセット8の隔壁部材51の上面に複数個の支持ピ
ン60がある。各支持ピン60は、基板収納部50内の
上方定位置と下方定位置とにわたって平面視でフレーム
5aと干渉しない位置にあるので、アーム本体2と基板
収納部50との間で基板Wを受け渡すことができる。さ
らに各支持ピン60は、上方定位置および下方定位置に
あたる水平搬送経路上で、フレーム5aと干渉しない位
置にあるので、アーム本体2は、基板収納部50に対し
て進出/退出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウェハや光磁気
ディスクなどの平面視略円形の基板を搬送する基板搬送
アーム及びその基板搬送アームによって搬送される基板
を一定間隔で積層収納する基板収納カセットからなる基
板搬送・収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板搬送・収納装置とし
て、例えば、図12の一部切欠斜視図および図13の平
面図に示す基板搬送アームと基板収納カセットからなる
基板搬送・収納装置がある。
【0003】図中、符号2は、昇降および水平移動可能
な基板搬送アームのアーム本体であり、基板Wの下面に
位置するフレーム5aを後述する基板収納カセットと干
渉しないようにベース部材5から分岐して設けている。
各フレーム5aの上面には、基板Wの下面周縁を支持す
るための内側先下がり傾斜面に形成された支持部材5b
が固着されている。また、ベース部材5の各フレームの
分岐部分にも同様の支持部材5bが固着されている。
【0004】符号8は、基板収納カセットであり、対向
配置された一対の側壁部材9には、その内面に基板Wを
搭載するための張り出し部位9aが上下方向に等間隔に
複数段形成されている。その基板載置面は、基板Wの裏
面との接触面積を少なくして基板Wの裏面汚損を回避す
るために先下がり傾斜面に形成されている。
【0005】上記のような構成の基板搬送アームおよび
基板収納カセットからなる基板搬送・収納装置は、種々
の基板処理装置で用いられている。例えば、基板を回転
させつつ、感光性材料であるフォトレジスト液を基板表
面に塗布して所望の厚さの薄膜を形成し、その後、所定
温度で所定時間だけ熱処理することによって、基板表面
の感光性薄膜を硬化させるという一連の処理を行なう基
板処理装置がある。
【0006】この基板処理装置においては、表面にフォ
トレジスト液の薄膜が形成された基板Wの周縁を基板搬
送アームのアーム本体2が支持して、硬化のために熱処
理チャンバ内に搬入する。アーム本体2は、基板Wを熱
処理チャンバ内の基板載置プレートに載置した後に熱処
理チャンバ外へ退避する。所定時間の熱処理後、アーム
本体2は再び熱処理チャンバ内に進入し、基板Wを支持
して熱処理チャンバ外に搬出し、基板収納カセット8に
これを格納する。そして、このアーム本体2は、次なる
基板Wを熱処理チャンバに搬入するためにこれを支持す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成を有する従来例の場合には、基板Wの下面に
位置するアーム本体2のフレーム5aが基板Wを熱処理
チャンバ内に搬入・搬出した際に熱を蓄積しているの
で、次なる基板Wに対して悪影響を及ぼす。すなわち、
次なる基板Wは、熱処理チャンバで行なわれる正規の熱
処理前に、フレーム5aに蓄積された熱によって部分的
に余計に熱処理が行なわれることになる。このような正
規の熱処理前の不要の熱履歴がフォトレジスト液の硬化
にムラを生じさせるという問題点がある。これによって
次工程である露光・現像工程においては、解像度にバラ
ツキが生じるという問題点につながっている。
【0008】このような問題点を回避するためには、基
板の下部に位置する構成部材ができるだけ少ない基板搬
送アームのアーム本体を用いることが必要である。この
条件を満たすものとしては、基板の外周に沿った円弧状
のフレームを有し、そのフレームの内側に支持ピンを設
けた基板搬送アームのアーム本体(例えば、実開平4−
63643号公報)がある。
【0009】ところが、この基板搬送アームを用いる
と、アーム本体の円弧状のフレームは基板の外形を越え
る大きさに形成されているので、図12,図13に示し
たような先下がり傾斜面を形成された基板収納カセット
8の張り出し部位9aと干渉する。したがって、この基
板搬送アームでは基板を基板収納カセットへ格納するこ
とができないという問題点がある。
【0010】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、熱処理時に蓄積された熱によって基板
に悪影響を与えることがなく、かつ、基板を基板収納カ
セットへ格納することができる基板搬送・収納装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本発明に係る基板搬送・収納装置は、基板を水平に
支持する昇降および進退移動可能なアーム本体を備えた
基板搬送アームと、前記基板を水平姿勢で収納する基板
収納部を複数段有する基板収納カセットとからなり、前
記基板収納部内の上方に定められた上方定位置と、下方
に定められた下方定位置との間を前記アーム本体が昇降
することにより、アーム本体と前記基板収納部との間で
基板の受け渡しを行なう基板搬送・収納装置において、
前記基板搬送アームのアーム本体には、基板よりも大径
で、基板の外周に沿ったフレームが設けられるととも
に、前記フレームの内側に、基板の周縁を支持する第1
支持部材が配設され、前記基板収納カセットの各基板収
納部には、基板の周縁を支持する第2支持部材が、前記
上方定位置ないし前記下方定位置にわたって平面視で前
記フレームおよび前記第1支持部材と干渉しない位置で
あって、かつ、前記上方定位置および前記下方定位置へ
の前記アーム本体の水平進出経路上と前記上方定位置お
よび下方定位置からの前記アーム本体の退出経路上で前
記フレームおよび前記第1支持部材と干渉しない位置に
配設されたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
基板は、その基板よりも大径で、基板外周に沿ったフレ
ームの内側の第1支持部材によってその周縁を支持され
るので、基板の下面に位置するアーム本体の部材が少な
い。したがって、アーム本体に蓄積された熱が基板に与
える影響は少ない。また、基板収納カセットの基板収納
部には、上方定位置ないし下方定位置にわたって、フレ
ームおよび第1支持部材と平面視で干渉しない位置に第
2支持部材が配設されているので、基板搬送アームは第
2支持部材と接触することなく、基板収納カセットとの
間で基板を受け渡すことができる。さらに上方定位置お
よび下方定位置へのアーム本体の水平進出経路上と前記
上方定位置および下方定位置からの前記アーム本体の退
出経路上でフレームおよび第1支持部材と干渉しない位
置に第2支持部材が配設されているので、基板搬送アー
ムのアーム本体は第2支持部材と接触することなく、基
板収納カセット内へ水平進入移動できるとともに、基板
収納カセット外へ水平退出移動することができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。
【0014】<第1実施例>図1は、本発明に係る基板
搬送・収納装置の第1実施例を示す一部切欠斜視図であ
り、図2は、その横断平面図である。また、図3は、基
板搬送アームの駆動機構を示す分解斜視図であり、図4
は、本実施例装置による基板の受け渡し動作を示す一部
破断側面図である。
【0015】図中、符号2は、後述する昇降および進退
移動機構によって駆動される基板搬送アームのアーム本
体であり、基板Wよりも若干大径で、基板Wの外周に沿
うようにフレーム5aをそのベース部材5から分岐して
設けられている。分岐している各フレーム5aの上面に
は、基板Wを支持するための支持部材5bが固着されて
いる。図4に示すように、この支持部材5bは、縦断面
が台形状であって、その内側が基板Wの周縁を当接支持
するために下向き傾斜状になった基台部5b1と、この
基台部5b1 の上部に形成され、基板Wの水平方向の移
動を規制するための突起5b2 とがフッ化樹脂などで一
体に形成されている。なお、支持部材5bは、本発明に
おける第1支持部材に相当する。このように構成された
基板搬送アームのアーム本体2によれば、基板に対して
熱的に密に結合される部材は、基板Wの外周からその下
面に僅かに入り込んでいる支持部材5bの内側部分だけ
であるので、熱処理時にこの部分を介して基板Wへ伝達
される熱はわずかであり、基板Wへの熱的悪影響はほと
んどない。
【0016】また、符号8は、複数枚の基板Wを等間隔
で積層収納する基板収納カセットである。この基板収納
カセット8は、左右一対の側壁部材9と、これの上端間
をつなぐ連結板91 と、基板Wを格納する基板収納部5
0を構成する複数枚の板状の隔壁部材51とから構成さ
れている。
【0017】各基板収納部50は、アーム本体2の進入
を許容する空間を有する。側壁部材9と直交する一方の
側部に開口部Aがあり、これと反対側の側部に開口部B
があり、いずれの開口部からでも基板Wを出し入れでき
るようになっている。ただし、本実施例では開口部Aか
ら基板Wを出し入れする例を示してある。各隔壁部材5
1の上面には、基板Wの周縁に当接して基板Wを水平に
位置決め支持する複数個の支持ピン60が基板Wの外周
に沿うように、かつ、平面視した図2の状態で左右対称
になるようにねじ込み固定されている。図4に示すよう
に、支持ピン60は、円柱状であって、その上部が基板
Wの周縁を当接支持するために下向き傾斜状になった胴
部60aと、この胴部60aの上部に形成され、基板W
の水平方向の移動を規制するための小突起60bとがフ
ッ化樹脂などで一体に形成されている。なお、支持ピン
60は、本発明における第2支持部材に相当する。
【0018】上記のように支持ピン60には、基板Wの
水平方向の移動を規制するための小突起60bが支持ピ
ン60の上部に設けられているので、基板収納カセット
8に振動などが加わっても基板Wが水平変位することが
なく、基板収納カセット8からの滑落を防止できる。
【0019】また、図2に示すように各支持ピン60
は、アーム本体2と基板収納部50との間で基板Wを受
け渡すために基板収納部50の上方に定められた上方定
位置PU と(図4(a)を参照)、アーム本体2と基板
収納部50との間で基板Wを受け渡す移載位置よりも下
方に定められた下方定位置PL (図4(b)を参照)と
にわたって平面視で前記フレーム5aおよび支持部材5
bと干渉しない位置に配設されているので、アーム本体
2は支持ピン60と接触することなく、基板収納部50
との間で基板Wを受け渡すことができる。さらに各支持
ピン60は、アーム本体2の上方定位置PU への進入経
路および下方定位置PL からの退出経路で、フレーム5
aおよび支持部材5bと干渉しない位置に配設されてい
るので、アーム本体2は、支持ピン60に接触すること
なく、基板収納部50に対して進入/退出することがで
きる。
【0020】次に、アーム本体2の駆動機構について、
図3を参照して説明する。
【0021】この駆動機構は、移動機構140と、昇降
駆動機構150と、進退駆動機構160とから構成され
ている。
【0022】移動機構140は、例えば、基板処理装置
内に配設された一対のガイドレール142に摺動自在に
嵌め付けられた可動ベース部材141を備え、この可動
ベース部材141がガイドレール142に並設された螺
軸143に螺合されている。この螺軸143の一端に
は、図示しないモータが連結されており、これが螺軸1
43を正逆方向に回転駆動することにより、可動ベース
部材141が基板処理装置に配備された基板収納カセッ
ト8と、フォトレジスト液を基板表面に塗布して所望の
厚さの薄膜を形成する図示しない基板回転ユニットと、
図示しない熱処理チャンバとに沿って水平移動するよう
になっている。
【0023】上記の移動機構140には、次のような構
成の昇降駆動機構150が搭載されている。すなわち、
可動ベース部材141には門形フレーム151が立設さ
れており、この門形フレーム151には、上下方向にわ
たって一対のガイド軸152が架設されている。このガ
イド軸152には、昇降部材153が摺動自在に嵌入さ
れている。この昇降部材153は、ガイド軸152に並
設された螺軸154に螺合されている。昇降部材153
は、梁部材151aに取り付けられたモータ155が螺
軸154を正逆方向にベルト駆動することにより、昇降
するようになっている。昇降部材153には、一対のブ
ラケット156が設けられており、このブラケット15
6の上に進退駆動機構160が配設されている。
【0024】進退駆動機構160のベース板161に
は、可動ベース部材141の移動方向と直交する方向に
ガイドレール162が設けられており、このガイドレー
ル162にアーム基台163が摺動自在に嵌め付けられ
ている。このアーム基台163には、支持棒164が立
設されており、この内部には、図示しないモータなどの
駆動部が配設されている。支持棒164は、その上部に
アーム本体2のベース部材5の一端側が連結されてアー
ム本体2を水平状態に片持ち支持している。このアーム
本体2は、支持棒164内の駆動部が正逆方向に駆動す
ることにより旋回するようになっている。
【0025】ベース板161には、ガイドレール162
に平行して、無端状のベルト165が一対の従動プーリ
166a,166b間に張設されており、このベルト1
65の一部がアーム基台163と連結されている。ま
た、従動プーリ166bと主動プーリ167との間に無
端状のベルト168が張設され、前記主動プーリ167
をステッピングモータ169で正逆方向に駆動すること
により、アーム基台163がガイドレール162に沿っ
て往復動するようになっている。ベース板161には、
アーム基台163の原点位置を検出するために光センサ
170が取り付けられており、この光センサ170がア
ーム基台163から水平に延び出たL型の遮光板171
を検出することにより、アーム本体2の原点検出を行な
う。
【0026】次に、図4を参照して、上記のように構成
された基板搬送・収納装置による基板の受け渡し動作に
ついて説明する。
【0027】基板Wを支持した基板搬送アーム1のアー
ム本体2は、支持棒164の内部に配設された図示しな
い駆動部によって旋回駆動され、基板収納カセット8の
開口部Aに対向するように向けられた後、移動機構14
0によって基板収納カセット8の近辺に移動される。そ
して、アーム本体2が基板収納カセット8に対向する位
置で停止され、次に昇降駆動機構150によって上昇駆
動されることにより、アーム本体2が複数段の基板収納
部50の内の所要の基板収納部50の上方定位置PU
一致する高さにまで移動される。次に進退駆動機構16
0によって進出駆動されることにより、アーム本体2
は、基板収納カセット8の開口部Aから基板収納部50
内の上方定位置PU に進入する。このときのアーム本体
2と基板収納カセット8との位置関係は、図4(a)に
示すようになる。
【0028】次に、アーム本体2が昇降駆動機構150
によって上方定位置PU から下方定位置PL へ下降駆動
される。その下降途中で基板Wが隔壁部材51の上面に
配設された複数個の支持ピン60に当接して、受け止め
支持される。下方定位置PLにあるアーム本体2と基板
収納カセット8との位置関係は、図4(b)に示すよう
になる。続いてアーム本体2が下方定位置PL から水平
後退移動されることにより、基板収納カセット8の外へ
退出する。
【0029】なお、基板収納部50内に収納されている
基板Wをアーム本体2が受け取る場合は、上述の動作と
は逆に、アーム本体2が基板収納部50内の下方定位置
Lへ水平進出移動し、続いて上方定位置PU へ上昇移
動することによって基板収納部50の支持ピン60上に
支持されていた基板Wを受け取り、その後、上方定位置
U から水平退出移動する。
【0030】上記のような駆動機構の一連の動作によ
り、基板搬送アーム1から基板収納カセット8への基板
Wの収納あるいは取り出しが完了する。上記の動作説明
では、開口部Aからアーム本体2が進入する場合を説明
したが、基板収納部51の支持ピン60は、図2の平面
視状態で左右対称に設けられているので、同様の基板搬
送アームを使って開口部Bからも基板Wを出し入れする
ことができる。これにより、例えば、基板収納カセット
8の開口部A側および開口部B側に基板搬送アーム1を
それぞれ配備すると、異なる処理装置の間で基板を受け
渡す、いわゆるインターフェイス・ユニットを実現する
ことが可能となる。
【0031】次に、図5および図6を参照して、上記の
基板搬送アームと基板収納カセットからなる基板搬送・
収納装置の変形例について説明する。
【0032】基板搬送アームのアーム本体2は、フレー
ム5aの内側に第1支持部材に相当する先下がり傾斜状
の支持ピン5b’を設けて構成される。基板収納カセッ
ト8の基板収納部50は、その隔壁部材51の上面に円
弧状の基板支持部材60’が配設されている。この第2
支持部材に相当する基板支持部材60’が配設されてい
る位置は、基板収納部50内の上方定位置ないし下方定
位置にわたって平面視でフレーム5aおよび支持ピン5
b’と干渉しない位置であって、かつ、上方定位置およ
び下方定位置へのアーム本体2の水平進出経路上と前記
上方定位置および下方定位置からの前記アーム本体の退
出経路上でフレーム5aおよび支持ピン5b’と干渉し
ない位置である。他の構成については、上記第1実施例
と同じであるので、同符号を付すことで説明は省略す
る。
【0033】上記のように構成された基板搬送・収納装
置によると、基板搬送アームの支持ピン5b’は、第1
実施例の支持部材5bよりも基板Wの下面に位置する部
分が少ない。したがって、基板Wに対する熱処理時の悪
影響をさらに少なくすることができる。
【0034】<第2実施例>図7は、本発明に係る基板
搬送・収納装置の第2実施例を示す一部切欠斜視図であ
り、図8は、その横断平面図である。図9は、本実施例
装置による基板の受け渡し動作を示す一部破断側面図で
ある。
【0035】図7および図8を参照する。アーム本体2
には、基板Wよりも若干大径で基板Wの外周に沿うよう
にフレーム5aをベース部材5から分岐して設けてい
る。さらに各フレーム5aの内側には、後述する基板収
納カセットに配設された基板支持部材と干渉しないよう
に凹部50aを形成している。各フレーム5aに形成さ
れた凹部によって基板Wの中心に向かって凸部50bと
なった部分の各上面には、基板Wを線接触で支持するた
めに下向き傾斜状になったフッ化樹脂製の支持部材5b
が固着されている。なお、支持部材5bは、本発明にお
ける第1支持部材に相当する。 このように構成された
基板搬送アームによれば、基板Wの下面に位置するフレ
ーム5aの内側部分は、基板Wの外周からその下面に僅
かに入り込んでいるだけなので、この部分による基板W
に対する熱処理時の悪影響は少ない。
【0036】基板Wを等間隔に積層収納する基板収納カ
セット8は、複数枚の板状の隔壁部材51と、各隔壁部
材51の間に配設されて、各隔壁部材51を所定間隔に
保持する複数個の連結支柱9bと、最上部に設けられる
連結板91 とから構成されている。
【0037】各隔壁部材51の上面には、基板Wを水平
に位置決め支持する基板支持部材600が配設されてい
る。この基板支持部材600は、平面視でアーム本体2
のフレーム5aの凸部50bと干渉しない程度の外径を
有する略円形状であって、その外周縁には平面視でフレ
ーム5aの凹部50aに入り込むような複数個の突起を
有する支持板601と、それらの突起部分にねじ込み固
定されている複数個の支持ピン60と、前記支持板60
1の下面と隔壁部材51の上面との間に介在して、これ
らを連結している基台602とから構成されている。基
台602は、アーム本体2のフレーム5aと支持部材5
bとを合わせた厚み分よりも若干高くなるように形成さ
れている。なお、基板支持部材600は、本発明におけ
る第2支持部材に相当する。
【0038】図8を参照する。各隔壁部材51とこれの
四隅に配設された連結支柱9bとによって形成されてア
ーム本体2の進入を許容する各基板収納部50は、周囲
4方向に開口部C,開口部D,開口部E,開口部Fを有
する。そして、前記支持板601の外周縁の各突起は、
図8の平面視状態で上下左右が対称になるように形成さ
れている。
【0039】基板支持部材600は、基板収納部50内
の上方定位置PU と(図9(a)を参照)、下方定位置
L (図9(b)を参照)とにわたって、平面視で前記
フレーム5aと干渉しないように配設されているので、
アーム本体2は基板支持部600に接触することなく、
基板収納部50との間で基板Wを受け渡すことができ
る。さらに基板支持部材600は、上方定位置PU およ
び下方定位置PL へのアーム本体2の水平進出経路上と
前記上方定位置PU および下方定位置PL からの前記ア
ーム本体の退出経路上でフレーム5aと干渉しない位置
に配設されているので、アーム本体2は、基板支持部6
00に接触することなく、基板収納部50に対して進出
/退出することができる。特に、支持板601は基台6
02によって持ち上げられた状態で配設されており、ま
た、基台602の径は「C」の字状のフレーム5aの開
放端の間隔よりも小さいので、アーム本体2は支持板6
01の下方を通って基板収納部50から進出/退出する
ことができる。
【0040】上記のアーム本体2と基板支持部材600
との位置関係は、アーム本体2の進入が開口部C〜Fの
いずれの開口部から行なわれる場合においても成り立つ
ように構成されている。
【0041】上記のように構成された基板搬送・収納装
置による基板の受け渡し動作は、前述の第1実施例と同
様の駆動機構によって基板搬送アームのアーム本体2が
駆動されることにより、基板収納カセット8の各基板収
納部50との間で基板Wの受け渡しを行なうことができ
る。
【0042】なお、本実施例では、支持ピン60を8か
所に設けているが、これは半導体ウェハのオリエンテー
ション・フラットなどの切欠部を有する基板を安定して
水平に位置決め支持するためである。したがって、光磁
気ディスク等の切欠部を有しない円形基板に対しては、
支持ピンを4か所に設けるようにしてもよい。
【0043】次に、図10および図11を参照して、第
2実施例に係る基板搬送・収納装置の変形例について説
明する。
【0044】基板搬送アームのアーム本体2は、第1実
施例の変形例と同様にフレーム5aの内側に第1支持部
材に相当する先下がり傾斜状の支持ピン5b’を4か所
に設けて構成される。基板収納カセット8の各基板収納
部50内には、基台602によって持ち上げ支持された
支持板601’の上面外周部に円弧状の基板支持部材6
0’を固着してなる基板支持部材600’が配備されて
いる。この第2支持部材に相当する基板支持部材60
0’は、上方定位置ないし下方定位置にわたって平面視
でフレーム5aおよび支持ピン5b’と干渉しない位置
であって、かつ、上方定位置および下方定位置への4方
向からのアーム本体2の水平進出経路上と前記上方定位
置および下方定位置からの4方向への前記アーム本体2
の退出経路上でフレーム5aおよび支持ピン5b’と干
渉しない位置に配設されている。他の構成については、
上記第2実施例と同じであるので、同符号を付すことで
説明は省略する。
【0045】上記のように構成された基板搬送・収納装
置によると、基板搬送アーム1の支持ピン5b’は、第
2実施例の支持部材5bよりも基板Wの下面に位置する
部分が少ない。したがって、基板Wに対する熱処理時の
悪影響をさらに少なくすることができる。
【0046】第2実施例及びその変形例に示した基板収
納カセット8は、4方向に開口部C〜Fを有し、それぞ
れの開口部からアーム本体2の進入を許容してアーム本
体2と基板Wの受け渡しを行なうことができる。これに
より、例えば、2台の基板処理装置をそれらの基板搬送
ラインの延長部が直交するように配置し、その交差部に
上記の基板収納カセット8を配置する。そして、各基板
処理装置の基板搬送ラインには、上記の基板搬送アーム
1をそれぞれ備えることにより、各基板処理装置間で基
板を受け渡すことができる。結果、各基板処理装置のレ
イアウトの自由度を増すことができる。
【0047】なお、各実施例において、基板収納カセッ
トは、隔壁部材として板状の部材を用いているが、基板
支持部材を支持することができる部材であればどのよう
な形状の部材を用いてもよい。例えば、梁のような部材
を用いてもよい。
【0048】また、本発明は、上記の実施例に示した基
板搬送アームのアーム本体の形状および基板搬送カセッ
トの基板支持部材の形状に限定されるものではなく、種
々の変形実施が可能である。例えば、基板搬送アームの
フレームは、そのベース部材から非対称に分岐するよう
に設けてもよい。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、基板よりも大径で、その外周に沿うフレーム
の内側に付設された第1支持部材によって基板周縁を支
持しているので、基板の下面に位置するアーム本体の部
材が少ない。したがって、アーム本体に蓄積された熱が
基板へ伝達されにくくなり、基板に対する熱的悪影響を
最小限に抑えることができる。また、このアーム本体の
進入を許容する基板収納カセットは、基板収納部内の上
方定位置ないし下方定位置にわたって、アーム本体のフ
レームおよび支持部材と平面視で干渉しない位置に配設
した第2支持部材を備えているので、基板搬送アームは
第2支持部材に接触することなく基板を受け渡しするこ
とができ、かつ、上方定位置および下方定位置へのアー
ム本体の進出経路上と上方定位置および下方定位置から
のアーム本体の退出経路上でアーム本体のフレームおよ
びその第1支持部材と干渉しない位置に第2支持部材が
配設されているので、基板搬送アームは第2支持部材に
接触することなく基板収納カセットに対して進出/退出
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る基板搬送・収納装置の一部切
欠斜視図である。
【図2】第1実施例に係る基板搬送・収納装置の横断面
図である。
【図3】基板搬送アームの駆動機構を示す分解斜視図で
ある。
【図4】第1実施例に係る基板搬送・収納装置による基
板の受け渡し動作の説明に供する図である。
【図5】第1実施例に係る基板搬送・収納装置の変形例
を示す一部切欠斜視図である。
【図6】第1実施例に係る基板搬送・収納装置の変形例
を示す横断面図である。
【図7】第2実施例に係る基板搬送・収納装置の一部切
欠斜視図である。
【図8】第2実施例に係る基板搬送・収納装置の横断面
図である。
【図9】第2実施例に係る基板搬送・収納装置による基
板の受け渡し動作の説明に供する図である。
【図10】第2実施例に係る基板搬送・収納装置の変形
例を示す一部切欠斜視図である。
【図11】第2実施例に係る基板搬送・収納装置の変形
例を示す横断面図である。
【図12】従来の基板搬送・収納装置の一部切欠斜視図
である。
【図13】従来の基板搬送・収納装置の横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 … 基板搬送アーム 2 … アーム本体 5 … ベース部材 5a … フレーム 5b,5b’ … 支持部材(第1支持部材) 8 … 基板収納カセット 50 … 基板収納部 60 … 支持ピン(第2支持部材) 60’,600,600’ … 基板支持部材(第2支
持部材) 140 … 移動機構 150 … 昇降駆動機構 160 … 進退駆動機構 W … 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 1/00 543 A 8819−3F G11B 7/26 7215−5D

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を水平に支持する昇降および進退移
    動可能なアーム本体を備えた基板搬送アームと、前記基
    板を水平姿勢で収納する基板収納部を複数段有する基板
    収納カセットとからなり、 前記基板収納部内の上方に定められた上方定位置と、下
    方に定められた下方定位置との間を前記アーム本体が昇
    降することにより、アーム本体と前記基板収納部との間
    で基板の受け渡しを行なう基板搬送・収納装置におい
    て、 前記基板搬送アームのアーム本体には、基板よりも大径
    で、基板の外周に沿ったフレームが設けられるととも
    に、前記フレームの内側に、基板の周縁を支持する第1
    支持部材が配設され、 前記基板収納カセットの各基板収納部には、基板の周縁
    を支持する第2支持部材が、前記上方定位置ないし前記
    下方定位置にわたって平面視で前記フレームおよび前記
    第1支持部材と干渉しない位置であって、かつ、前記上
    方定位置および前記下方定位置への前記アーム本体の水
    平進出経路上と前記上方定位置および下方定位置からの
    前記アーム本体の退出経路上で前記フレームおよび前記
    第1支持部材と干渉しない位置に配設されたことを特徴
    とする基板搬送・収納装置。
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