JPH0726351B2 - 過酸化水素を用いる高収率紙用パルプの漂白方法 - Google Patents
過酸化水素を用いる高収率紙用パルプの漂白方法Info
- Publication number
- JPH0726351B2 JPH0726351B2 JP3095600A JP9560091A JPH0726351B2 JP H0726351 B2 JPH0726351 B2 JP H0726351B2 JP 3095600 A JP3095600 A JP 3095600A JP 9560091 A JP9560091 A JP 9560091A JP H0726351 B2 JPH0726351 B2 JP H0726351B2
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- JP
- Japan
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- hydrogen peroxide
- pulp
- amount
- treatment
- supplemental
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21C—PRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
- D21C9/00—After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
- D21C9/10—Bleaching ; Apparatus therefor
- D21C9/16—Bleaching ; Apparatus therefor with per compounds
- D21C9/163—Bleaching ; Apparatus therefor with per compounds with peroxides
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【0001】本発明はアルカリ性媒質中で過酸化水素を
用いて高収率パルプを漂白する方法に関する。
用いて高収率パルプを漂白する方法に関する。
【0002】本明細書中、高収率パルプとは、一般的に
はチップの形態の木材のような、リグノセルロース系原
材料を乾燥状態で計量し、これに対する乾燥状態での重
量収率が約85%より高く、しばしば最低でも90%で
得られるパルプを意味する。
はチップの形態の木材のような、リグノセルロース系原
材料を乾燥状態で計量し、これに対する乾燥状態での重
量収率が約85%より高く、しばしば最低でも90%で
得られるパルプを意味する。
【0003】この種のパルプは、原材料、多くの場合木
材チップを、ミル又はディスクグラインダーにより、化
学処理及び/又は熱処理と組合せ又は組合せないで、磨
砕することによって製造される。
材チップを、ミル又はディスクグラインダーにより、化
学処理及び/又は熱処理と組合せ又は組合せないで、磨
砕することによって製造される。
【0004】それらには業界でメカニカルパルプ、サー
モメカニカルパルプ及びケミサーモメカニカルパルプと
称するものが含まれる。
モメカニカルパルプ及びケミサーモメカニカルパルプと
称するものが含まれる。
【0005】それらの漂白を実施するには今日2つの型
の方法が使用される。即ち−初めの方法は、パルプを
還元剤、慣用的にハイドロサルファイトと、おだやかな
条件で中性又は微酸性の媒質中で反応させることから成
る。この結果不完全な漂白がなされるのみであるけれど
も、ある種の用途には充分である。
の方法が使用される。即ち−初めの方法は、パルプを
還元剤、慣用的にハイドロサルファイトと、おだやかな
条件で中性又は微酸性の媒質中で反応させることから成
る。この結果不完全な漂白がなされるのみであるけれど
も、ある種の用途には充分である。
【0006】−次の方法は、パルプを過酸化水素とア
ルカリ性媒質中で反応させることから成る。得られる漂
白度は、前記の方法の場合よりも大きく、このことは紙
質の要求を満たすために過酸化物方法が今日ますます使
用される理由となっている。
ルカリ性媒質中で反応させることから成る。得られる漂
白度は、前記の方法の場合よりも大きく、このことは紙
質の要求を満たすために過酸化物方法が今日ますます使
用される理由となっている。
【0007】しかしながら、過酸化水素は高価な製品で
あり、その安定性はpHの増加に伴って低下する。過酸
化水素を用いる漂白を通常行うpH範囲は、「The Blea
ching of Pulp 」TAPPI出版、Singh編、米国
アトランタ、1970年、227ページで想起されるよ
うに、約9から約11に及ぶことが認められるが、過酸
化水素のいつも効率的な使用をするための、この分野で
の研究は、引続き業界に興味をもたれている。
あり、その安定性はpHの増加に伴って低下する。過酸
化水素を用いる漂白を通常行うpH範囲は、「The Blea
ching of Pulp 」TAPPI出版、Singh編、米国
アトランタ、1970年、227ページで想起されるよ
うに、約9から約11に及ぶことが認められるが、過酸
化水素のいつも効率的な使用をするための、この分野で
の研究は、引続き業界に興味をもたれている。
【0008】このような訳で、少くとも2つの別個の漂
白段階で過酸化水素を関与させることが提案されてい
る。
白段階で過酸化水素を関与させることが提案されてい
る。
【0009】たとえばWO−84/02,366号には、第一段
階では繊維の機械的品質を改良する目的でアルカリ度が
異常に高く、第二段階は第一段階の結果となる漂白の不
足を修正するため通常のアルカリ度条件にすることが提
案されている。
階では繊維の機械的品質を改良する目的でアルカリ度が
異常に高く、第二段階は第一段階の結果となる漂白の不
足を修正するため通常のアルカリ度条件にすることが提
案されている。
【0010】TAPPI Journal ,1987年3月、119
ページ以下の中で、D. Lachenal が2段階方法を記載し
ているが、その方法では第一段階で通常許容されるより
も遥かに多量の水酸化ナトリウムを第二段階で使用す
る。
ページ以下の中で、D. Lachenal が2段階方法を記載し
ているが、その方法では第一段階で通常許容されるより
も遥かに多量の水酸化ナトリウムを第二段階で使用す
る。
【0011】最後に、フランス特許第2,537,177 号で
は、別個の段階を引続いて行う漂白中終始できるだけ均
一な条件を保持することを推奨している。
は、別個の段階を引続いて行う漂白中終始できるだけ均
一な条件を保持することを推奨している。
【0012】提案された方法のそれぞれにおいて、1つ
の段階は次の段階とは異なる。第一段階で使用した材
料、特に過酸化水素と水酸化ナトリウムのようなアルカ
リ性薬剤とを、通常は前記パルプを洗浄及び/又は圧搾
することによって、少くとも大部分、たとえば90%、
直ちにパルプから除くからである。生じるエネルギー及
び資本の経費は、過酸化水素の使用の効率を改良する目
的の障害となる。
の段階は次の段階とは異なる。第一段階で使用した材
料、特に過酸化水素と水酸化ナトリウムのようなアルカ
リ性薬剤とを、通常は前記パルプを洗浄及び/又は圧搾
することによって、少くとも大部分、たとえば90%、
直ちにパルプから除くからである。生じるエネルギー及
び資本の経費は、過酸化水素の使用の効率を改良する目
的の障害となる。
【0013】本発明の方法は、パルプに対する過酸化水
素の2段階の作用を含むが、決して前記中間操作を必要
としない。
素の2段階の作用を含むが、決して前記中間操作を必要
としない。
【0014】それは、漂白されるパルプを、金属イオン
の錯化剤を用いる前処理に付し、続いて洗浄し、次いで
アルカリ性媒質中で過酸化水素を用いる処理に付するこ
とから成る、高収率パルプの漂白方法であって、前記処
理の最初と最後の間で、過酸化水素の当初量の60%〜
85%が消費された時点で、処理を中断することなく、
パルプに過酸化水素及びアルカリ性薬品の補足追加を実
施し、追加する過酸化水素の添加補足量が前記当初量に
等しいか、又はそれより小さくすることを特徴とする。
の錯化剤を用いる前処理に付し、続いて洗浄し、次いで
アルカリ性媒質中で過酸化水素を用いる処理に付するこ
とから成る、高収率パルプの漂白方法であって、前記処
理の最初と最後の間で、過酸化水素の当初量の60%〜
85%が消費された時点で、処理を中断することなく、
パルプに過酸化水素及びアルカリ性薬品の補足追加を実
施し、追加する過酸化水素の添加補足量が前記当初量に
等しいか、又はそれより小さくすることを特徴とする。
【0015】本明細書全体を通じて、「パルプ」とは、
乾燥状態で計量されるリグノセルロース系材料及びそれ
と共存する液体から成る集合物を意味し、別に指示しな
い限り、乾燥状態で採用するパルプの重量に対する重量
百分率で材料の量を表わす。
乾燥状態で計量されるリグノセルロース系材料及びそれ
と共存する液体から成る集合物を意味し、別に指示しな
い限り、乾燥状態で採用するパルプの重量に対する重量
百分率で材料の量を表わす。
【0016】金属イオンの錯化剤を用いる前処理は、通
常100℃より低いが20℃より高い、たとえば50℃
〜95℃の温度、5%〜30%で大抵の場合10%〜1
5%の稠度(即ち、乾燥状態のパルプの百分率)、その
他のパラメーターにより変化するが、大抵の場合5分〜
2時間の時間、4〜8のpHで実施するのが一般的であ
る。錯化剤は一般に0.1%〜1%の割合で、大抵の場
合0.2%〜0.5%の割合で使用される。大抵の場合
それは、トリポリリン酸ナトリウム、テトラピロリン酸
ナトリウム、並びにクエン酸、ニトリロ三酢酸、エチレ
ンジアミン四酢酸、及びジエチレントリアミン五酢酸
(DTPA)のナトリウム塩から選択される。
常100℃より低いが20℃より高い、たとえば50℃
〜95℃の温度、5%〜30%で大抵の場合10%〜1
5%の稠度(即ち、乾燥状態のパルプの百分率)、その
他のパラメーターにより変化するが、大抵の場合5分〜
2時間の時間、4〜8のpHで実施するのが一般的であ
る。錯化剤は一般に0.1%〜1%の割合で、大抵の場
合0.2%〜0.5%の割合で使用される。大抵の場合
それは、トリポリリン酸ナトリウム、テトラピロリン酸
ナトリウム、並びにクエン酸、ニトリロ三酢酸、エチレ
ンジアミン四酢酸、及びジエチレントリアミン五酢酸
(DTPA)のナトリウム塩から選択される。
【0017】錯化剤を用いる前処理に続く洗浄は、たと
えば濾過器上でパルプを圧搾するとか、希釈と圧搾の連
鎖とかを、反覆し又はしないで、その中に存在する液体
を多少とも完全に、この場合にはできるだけ効率的に、
除去する操作を意味する。その希釈には水を使用して確
実にすることが極めて一般的である。効率は、百分率で
表示し、洗浄前パルプに存在する液体の除去度を意味す
る。本発明の方法では、洗浄に関連して目標とする効率
は少くとも75%である。
えば濾過器上でパルプを圧搾するとか、希釈と圧搾の連
鎖とかを、反覆し又はしないで、その中に存在する液体
を多少とも完全に、この場合にはできるだけ効率的に、
除去する操作を意味する。その希釈には水を使用して確
実にすることが極めて一般的である。効率は、百分率で
表示し、洗浄前パルプに存在する液体の除去度を意味す
る。本発明の方法では、洗浄に関連して目標とする効率
は少くとも75%である。
【0018】前記のように前処理と洗浄とをされている
パルプの処理の最初に添加される過酸化水素H2 O2 の
量は、0.5%〜6%であり、好ましくは3%〜5%で
あり得る。
パルプの処理の最初に添加される過酸化水素H2 O2 の
量は、0.5%〜6%であり、好ましくは3%〜5%で
あり得る。
【0019】本発明方法のアルカリ性媒質中のH2 O2
を用いる処理の間に添加するH2 O2 の補足量は0.2
5%〜3%が多く、かつあらゆる場合、既に説明したよ
うに、処理の最初に添加されるH2 O2 の量に等しいか
又はより小さい。
を用いる処理の間に添加するH2 O2 の補足量は0.2
5%〜3%が多く、かつあらゆる場合、既に説明したよ
うに、処理の最初に添加されるH2 O2 の量に等しいか
又はより小さい。
【0020】H2 O2 と併用するのに主として選択され
るアルカリ性薬品は水酸化ナトリウムNaOHである。
るアルカリ性薬品は水酸化ナトリウムNaOHである。
【0021】処理の最初にH2 O2 と共にパルプに添加
されるNaOHの量は、追加H2 O2 を用いる処理中に
添加されるNaOHの補足量も同様に、基本的にはH2
O2 の量と、更に木材の種類及びその種の処理のパラメ
ーターによっても変化する。これら2つのNaOH量の
初めの方は0.5%〜6%、大抵の場合1.5%〜4%
であり得、次の方は0.5%〜6%、好ましくは1%〜
3%であり得る。
されるNaOHの量は、追加H2 O2 を用いる処理中に
添加されるNaOHの補足量も同様に、基本的にはH2
O2 の量と、更に木材の種類及びその種の処理のパラメ
ーターによっても変化する。これら2つのNaOH量の
初めの方は0.5%〜6%、大抵の場合1.5%〜4%
であり得、次の方は0.5%〜6%、好ましくは1%〜
3%であり得る。
【0022】公知方法と同様に、アルカリ性媒質中のH
2 O2 を使用するパルプの処理は、たとえば、珪酸ナト
リウムのようなH2 O2 の安定剤と同様に、たとえば、
ナトリウム塩の形のDTPAのような金属イオンの錯化
剤の存在の下に行い得る。たとえば、相対的密度 1.33
の珪酸ナトリウムの水溶液1%〜4%及びDTPAのナ
トリウム塩40重量%を含む水溶液0%〜0.5%をH
2 O2 及びNaOHと共に処理の最初に添加し得る。前
記珪酸塩溶液0%〜4%及びDTPA塩の前記溶液0%
〜0.5%を、パルプに添加される追加量のH2 O2 及
びNaOHと共に、漂白中に添加し得る。
2 O2 を使用するパルプの処理は、たとえば、珪酸ナト
リウムのようなH2 O2 の安定剤と同様に、たとえば、
ナトリウム塩の形のDTPAのような金属イオンの錯化
剤の存在の下に行い得る。たとえば、相対的密度 1.33
の珪酸ナトリウムの水溶液1%〜4%及びDTPAのナ
トリウム塩40重量%を含む水溶液0%〜0.5%をH
2 O2 及びNaOHと共に処理の最初に添加し得る。前
記珪酸塩溶液0%〜4%及びDTPA塩の前記溶液0%
〜0.5%を、パルプに添加される追加量のH2 O2 及
びNaOHと共に、漂白中に添加し得る。
【0023】アルカリ性媒質中のH2 O2 を使用する処
理は、できるだけ高い稠度、たとえば15%〜45%
で、60°〜90℃、大抵の場合65℃〜75℃で行う
のが普通である。処理の最初にNaOHと共に添加され
るH2 O2 の作用の時間は、本発明方法の処理中にNa
OHと共に添加されるH2 O2 の作用時間と同様に、主
として温度及びH2 O2 の濃度によって決まり、これら
はそれぞれ大抵の場合1時間〜6時間である。
理は、できるだけ高い稠度、たとえば15%〜45%
で、60°〜90℃、大抵の場合65℃〜75℃で行う
のが普通である。処理の最初にNaOHと共に添加され
るH2 O2 の作用の時間は、本発明方法の処理中にNa
OHと共に添加されるH2 O2 の作用時間と同様に、主
として温度及びH2 O2 の濃度によって決まり、これら
はそれぞれ大抵の場合1時間〜6時間である。
【0024】当初添加するH2 O2 の量の約70%〜8
0%が消費された場合、処理中にH2 O2 及びNaOH
の補足量の添加を行うことがしばしば有利であることが
判明している。
0%が消費された場合、処理中にH2 O2 及びNaOH
の補足量の添加を行うことがしばしば有利であることが
判明している。
【0025】
【実施例】以下の実施例は、指針として示すもので、な
んら限定の意味を有するものではなく、本発明について
説明し、又は比較として示す。
んら限定の意味を有するものではなく、本発明について
説明し、又は比較として示す。
【0026】これら実施例のそれぞれにおいて、漂白方
法に付されるパルプは、75重量%の針葉樹材及び25
%の広葉樹材で製造されるメカニカル砕木パルプであ
り、その白色度は63.2°ISOである。更に、これ
ら実施例のそれぞれにおいて、アルカリ性媒質中のH2
O2 を用いる処理の前に、DTPAのナトリウム塩40
重量%を含有する水溶液を0.5%使用し、10%の稠
度で90℃で15分間パルプを前処理に付し、続いて効
率90%で洗浄する。
法に付されるパルプは、75重量%の針葉樹材及び25
%の広葉樹材で製造されるメカニカル砕木パルプであ
り、その白色度は63.2°ISOである。更に、これ
ら実施例のそれぞれにおいて、アルカリ性媒質中のH2
O2 を用いる処理の前に、DTPAのナトリウム塩40
重量%を含有する水溶液を0.5%使用し、10%の稠
度で90℃で15分間パルプを前処理に付し、続いて効
率90%で洗浄する。
【0027】アルカリ性媒質中でH2 O2 を使用する処
理は、H2 O2 及びNaOHの補足添加を行う前に20
%の稠度と、引続いてこれらの添加を行った後の15%
の稠度で、70℃の温度で金属イオンの錯化剤を存在さ
せないでその都度実施した。
理は、H2 O2 及びNaOHの補足添加を行う前に20
%の稠度と、引続いてこれらの添加を行った後の15%
の稠度で、70℃の温度で金属イオンの錯化剤を存在さ
せないでその都度実施した。
【0028】H2 O2 、NaOH、珪酸塩として 1.33
の相対的密度を有する珪酸ナトリウム溶液の量は、この
場合普通のように乾燥状態のパルプに対する重量%で表
わして、下記1表に示す。表中には、本発明の方法か、
又は、本発明の方法とは対照して、少くともH2 O2 及
びNaOHの補足添加前に、90%の効率でWと表示し
た洗浄を含む公知方法かの、いずれかに付したパルプの
白色度の値も示す。
の相対的密度を有する珪酸ナトリウム溶液の量は、この
場合普通のように乾燥状態のパルプに対する重量%で表
わして、下記1表に示す。表中には、本発明の方法か、
又は、本発明の方法とは対照して、少くともH2 O2 及
びNaOHの補足添加前に、90%の効率でWと表示し
た洗浄を含む公知方法かの、いずれかに付したパルプの
白色度の値も示す。
【0029】漂白処理の長さはいずれの場合も7時間と
した。
した。
【0030】
【表1】
Claims (8)
- 【請求項1】 漂白されるパルプを、金属イオンの錯化
剤を用いる前処理に付し、続いて洗浄し、次いでアルカ
リ性媒質中で過酸化水素を用いる処理に付することから
成り、前記処理の最初と最後の間で、過酸化水素の当初
量の60%〜85%が消費された時点で処理を中断する
ことなくパルプに過酸化水素及びアルカリ性薬品の補足
添加を実施し、追加する過酸化水素の補足量が前記当初
量に等しいか又はそれより小さくすることを特徴とす
る、高収量紙用パルプの漂白方法。 - 【請求項2】 過酸化水素の当初量の70%〜80%が
消費された場合に、過酸化水素及びアルカリ性薬品の補
足添加を行うことを特徴とする、請求項1に記載の方
法。 - 【請求項3】 過酸化水素の当初量が乾燥状態のパルプ
の重量に対して0.5%〜6%の間にあることを特徴と
する、請求項1及び2のいずれかに記載の方法。 - 【請求項4】 過酸化水素の当初量が3%〜5%の間に
あることを特徴とする、請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 添加する過酸化水素の補足量が、乾燥状
態のパルプの重量に対して0.25%〜3%の間にある
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載
の方法。 - 【請求項6】 過酸化水素と併用するアルカリ性薬品が
水酸化ナトリウムであって、処理の最初の乾燥状態パル
プの重量に対して0.5%〜6%の間の量の添加の割合
を、処理中に添加する補足量と当初の添加量とが同じく
なるようにすることを特徴とする、請求項1〜5のいず
れか1項に記載の方法。 - 【請求項7】 処理の最初に添加する水酸化ナトリウム
の量が1.5%〜4%の間にあることを特徴とする、請
求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 追加する水酸化ナトリウムの補足量が乾
燥状態のパルプの重量に対して1%〜3%の間にあるこ
とを特徴とする、請求項6及び7のいずれかに記載の方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9005749 | 1990-04-30 | ||
FR9005749A FR2661431B1 (fr) | 1990-04-30 | 1990-04-30 | Procede de blanchiment au peroxyde de l'hydrogene de pates a papier a haut rendement. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04228691A JPH04228691A (ja) | 1992-08-18 |
JPH0726351B2 true JPH0726351B2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=9396411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3095600A Expired - Lifetime JPH0726351B2 (ja) | 1990-04-30 | 1991-04-25 | 過酸化水素を用いる高収率紙用パルプの漂白方法 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5296100A (ja) |
EP (1) | EP0514609B1 (ja) |
JP (1) | JPH0726351B2 (ja) |
AU (1) | AU642007B2 (ja) |
CA (1) | CA2041389A1 (ja) |
ES (1) | ES2057805T3 (ja) |
FI (1) | FI99154C (ja) |
FR (1) | FR2661431B1 (ja) |
NO (1) | NO178936C (ja) |
NZ (1) | NZ237980A (ja) |
PT (1) | PT97514B (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2661431B1 (fr) * | 1990-04-30 | 1992-07-17 | Atochem | Procede de blanchiment au peroxyde de l'hydrogene de pates a papier a haut rendement. |
SE500616C2 (sv) * | 1993-06-08 | 1994-07-25 | Kvaerner Pulping Tech | Blekning av kemisk massa med peroxid vid övertryck |
US5620563A (en) * | 1994-10-31 | 1997-04-15 | Pulp Paper Res Inst | Process for delignification and bleaching of chemical wood pulps with hydrogen peroxide and a dicyandiamide activator |
US5562740A (en) * | 1995-06-15 | 1996-10-08 | The Procter & Gamble Company | Process for preparing reduced odor and improved brightness individualized, polycarboxylic acid crosslinked fibers |
AU1357097A (en) * | 1996-02-27 | 1997-09-16 | Tetra Laval Holdings & Finance Sa | Process for sanitizing post-consumer paper fibers and product formed therefrom |
US6899790B2 (en) | 2000-03-06 | 2005-05-31 | Georgia-Pacific Corporation | Method of providing papermaking fibers with durable curl |
US6627041B2 (en) | 2000-03-06 | 2003-09-30 | Georgia-Pacific Corporation | Method of bleaching and providing papermaking fibers with durable curl |
AU2001256024A1 (en) * | 2000-05-04 | 2001-11-12 | University Of New Brunswick | Peroxide bleaching of wood pulp |
US7297225B2 (en) * | 2004-06-22 | 2007-11-20 | Georgia-Pacific Consumer Products Lp | Process for high temperature peroxide bleaching of pulp with cool discharge |
US8138106B2 (en) | 2005-09-30 | 2012-03-20 | Rayonier Trs Holdings Inc. | Cellulosic fibers with odor control characteristics |
FR2937656B1 (fr) * | 2008-10-24 | 2010-11-19 | Arkema France | Procede de fabrication de pate a papier |
US8845860B2 (en) | 2010-09-16 | 2014-09-30 | Georgia-Pacific Consumer Products Lp | High brightness pulps from lignin rich waste papers |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE387977B (sv) * | 1975-01-27 | 1976-09-20 | Elektrokemiska Ab | Sett att framstella blekt, mekanisk massa med hog styrka och ljushet |
JPS5725492A (en) * | 1980-07-16 | 1982-02-10 | Mitsubishi Gas Chemical Co | Hydrogen peroxide refiner bleaching of high yield pulp |
SE451606B (sv) * | 1982-09-14 | 1987-10-19 | Sca Development Ab | Sett vid blekning av hogutbytesmassor medelst peroxider |
FR2582692B1 (fr) * | 1985-05-29 | 1987-12-11 | Atochem | Traitement de pates papetieres chimiques par le peroxyde d'hydrogene en vue de leur blanchiment |
US4732650A (en) * | 1986-09-15 | 1988-03-22 | The Dow Chemical Company | Bleaching of cellulosic pulps using hydrogen peroxide |
SE455203B (sv) * | 1986-10-20 | 1988-06-27 | Eka Nobel Ab | Forfarande for styrning av peroxidblekning av massa |
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