JPH0726348A - 耐ころがり疲労損傷性に優れた高強度レールおよびその製造法 - Google Patents
耐ころがり疲労損傷性に優れた高強度レールおよびその製造法Info
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- JPH0726348A JPH0726348A JP17073593A JP17073593A JPH0726348A JP H0726348 A JPH0726348 A JP H0726348A JP 17073593 A JP17073593 A JP 17073593A JP 17073593 A JP17073593 A JP 17073593A JP H0726348 A JPH0726348 A JP H0726348A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐ころがり疲労損傷性に優れた高強度レール
およびその製造法を提供する。 【構成】 重量%でC:0.55〜0.85%、Si:0.20〜1.
20%、Mn:0.50〜1.50%、S:0.002〜0.010 %、C
r:0.1〜1.0 %、Ti:0.001〜0.075 %、V:0.001〜1.
00%、N:0.0005〜0.030 %、Al:≦0.010 %からな
る鋼で、熱間圧延後、加速冷却し、オーステナイト粒内
のMnS上に析出させたTi炭窒化物、V炭窒化物を核
としたパーライトを生成させることおよび100 μm超の
アルミナクラスターの総長さが単位面積 200mm2 あたり
2000μm未満であることを特徴とする。
およびその製造法を提供する。 【構成】 重量%でC:0.55〜0.85%、Si:0.20〜1.
20%、Mn:0.50〜1.50%、S:0.002〜0.010 %、C
r:0.1〜1.0 %、Ti:0.001〜0.075 %、V:0.001〜1.
00%、N:0.0005〜0.030 %、Al:≦0.010 %からな
る鋼で、熱間圧延後、加速冷却し、オーステナイト粒内
のMnS上に析出させたTi炭窒化物、V炭窒化物を核
としたパーライトを生成させることおよび100 μm超の
アルミナクラスターの総長さが単位面積 200mm2 あたり
2000μm未満であることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レール鋼のパーライト
組織を微細化し、さらに非金属介在物を減少させて延性
の向上を図りレール表面損傷抵抗性、およびレール内部
疲労損傷抵抗性の向上を図った耐ころがり疲労損傷性に
優れた高強度レールおよびその製造法に関するものであ
る。
組織を微細化し、さらに非金属介在物を減少させて延性
の向上を図りレール表面損傷抵抗性、およびレール内部
疲労損傷抵抗性の向上を図った耐ころがり疲労損傷性に
優れた高強度レールおよびその製造法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鉄道輸送の高効率化のために、高速化お
よび貨物の重積載化が進められているが、これに伴って
レール頭部の摩耗や疲労損傷が急速に増加しつつある。
このようなレール材の使用環境の過酷化特に摩耗の増加
に対処するために、レール鋼の高強度化のための技術開
発が加速され、国内・外を問わず曲線区間のレール材は
ほとんどすべて高強度レールが支配することとなった。
しかし、一方ではレール鋼の耐摩耗性の向上とともに、
本来摩耗によって削り取られるべき疲労ダメージ層がレ
ール頭表面、特に車輪フランジ付け根部が押しつけられ
るゲージ・コーナー(GC)表面に残存し、表面損傷を
生成させる傾向が認められるようになった。さらにレー
ル鋼の耐摩耗性の向上は、車輪荷重のレールGC内部で
の応力集中を一点に固定させることとなり、レール頭部
内部からの疲労損傷を急増させることとなった。
よび貨物の重積載化が進められているが、これに伴って
レール頭部の摩耗や疲労損傷が急速に増加しつつある。
このようなレール材の使用環境の過酷化特に摩耗の増加
に対処するために、レール鋼の高強度化のための技術開
発が加速され、国内・外を問わず曲線区間のレール材は
ほとんどすべて高強度レールが支配することとなった。
しかし、一方ではレール鋼の耐摩耗性の向上とともに、
本来摩耗によって削り取られるべき疲労ダメージ層がレ
ール頭表面、特に車輪フランジ付け根部が押しつけられ
るゲージ・コーナー(GC)表面に残存し、表面損傷を
生成させる傾向が認められるようになった。さらにレー
ル鋼の耐摩耗性の向上は、車輪荷重のレールGC内部で
の応力集中を一点に固定させることとなり、レール頭部
内部からの疲労損傷を急増させることとなった。
【0003】このようなレール表面および内部疲労損傷
対策として、(1)特願昭61−075631に開示さ
れているような、レール頭頂部またはGC部もしくは双
方に硬度の最大値が、レール表面から2〜8mmの深さに
あることを特徴とする頭部表面耐表面損傷性高強度レー
ル、(2)特願平2−027737号公報に開示されて
いる、レール頭部が微細パーライト組織を有し、かつG
Cから内部20mmの深さ位置まで、ビッカース硬度Hv3
50から420までを有することを特徴とするGC内部
疲労損傷抵抗性に優れたレール、および特開平2−28
2448号公報に開示されているように、レール頭頂部
の硬度がビッカース硬度Hv200〜350、頭部コーナ
ー部の硬度がビッカース硬度Hv250〜410であるこ
とを特徴とする耐ころがり疲労損傷性に優れたレールな
どがある。
対策として、(1)特願昭61−075631に開示さ
れているような、レール頭頂部またはGC部もしくは双
方に硬度の最大値が、レール表面から2〜8mmの深さに
あることを特徴とする頭部表面耐表面損傷性高強度レー
ル、(2)特願平2−027737号公報に開示されて
いる、レール頭部が微細パーライト組織を有し、かつG
Cから内部20mmの深さ位置まで、ビッカース硬度Hv3
50から420までを有することを特徴とするGC内部
疲労損傷抵抗性に優れたレール、および特開平2−28
2448号公報に開示されているように、レール頭頂部
の硬度がビッカース硬度Hv200〜350、頭部コーナ
ー部の硬度がビッカース硬度Hv250〜410であるこ
とを特徴とする耐ころがり疲労損傷性に優れたレールな
どがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記(1),(2)に
おけるレール表面および内部疲労損傷対策レールは、い
ずれも特殊な熱処理方法を施すことによってレール頭部
の硬度分布を制御しようとするものである。すなわちレ
ール頭頂面またはGC部もしくは双方の冷却速度を変え
て、あるいは冷却の途中から冷却速度を変えることによ
ってレール頭頂面とGC表面もしくは頭表面と内部の硬
度分布を制御するものであり、冷却制御が複雑かつ冷却
装置の煩雑さをともなうなど問題が多い。
おけるレール表面および内部疲労損傷対策レールは、い
ずれも特殊な熱処理方法を施すことによってレール頭部
の硬度分布を制御しようとするものである。すなわちレ
ール頭頂面またはGC部もしくは双方の冷却速度を変え
て、あるいは冷却の途中から冷却速度を変えることによ
ってレール頭頂面とGC表面もしくは頭表面と内部の硬
度分布を制御するものであり、冷却制御が複雑かつ冷却
装置の煩雑さをともなうなど問題が多い。
【0005】また、レール頭部内部からの疲労損傷の発
生は、国内の私鉄の急曲線区間外軌レールにおいて塗油
が十分に施され、摩耗が極度に抑制されたレールGC内
部に認められるが、海外の重荷重鉄道においては損傷の
ほとんどがこのようなGC内部を起点とする疲労損傷で
ある。しかし、実験室的にレールGC内部から疲労損傷
を発生させる試験法はまだ確立されていない。しかしな
がら、このようなレール内部疲労損傷の発生にAl系介
在物であるアルミナクラスターが有害であることが知ら
れており、発明者らの研究では100μm超のアルミナ
クラスターがレール頭部から採取した10×20mmの試
験片中に、総長さ2,000μm超存在すると敷設後に
内部疲労損傷を発生させることが明らかになっている。
したがってこの長さは極力小さいことが必要である。
生は、国内の私鉄の急曲線区間外軌レールにおいて塗油
が十分に施され、摩耗が極度に抑制されたレールGC内
部に認められるが、海外の重荷重鉄道においては損傷の
ほとんどがこのようなGC内部を起点とする疲労損傷で
ある。しかし、実験室的にレールGC内部から疲労損傷
を発生させる試験法はまだ確立されていない。しかしな
がら、このようなレール内部疲労損傷の発生にAl系介
在物であるアルミナクラスターが有害であることが知ら
れており、発明者らの研究では100μm超のアルミナ
クラスターがレール頭部から採取した10×20mmの試
験片中に、総長さ2,000μm超存在すると敷設後に
内部疲労損傷を発生させることが明らかになっている。
したがってこの長さは極力小さいことが必要である。
【0006】本発明はこのような問題を解消しようとす
るものであって、有害なアルミナクラスターを少なく
し、かつ、オーステナイト粒内および粒界に微細なパー
ライトを生成させることにより、耐ころがり疲労損傷性
に優れた高強度レールおよびその製造法を提供すること
を目的とする。
るものであって、有害なアルミナクラスターを少なく
し、かつ、オーステナイト粒内および粒界に微細なパー
ライトを生成させることにより、耐ころがり疲労損傷性
に優れた高強度レールおよびその製造法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は重量%で C :0.55〜0.85%、 Si:0.20〜
1.20%、Mn:0.50〜1.50%、 S :
0.002〜0.010%、Cr:0.1〜1.0%、
Ti:0.001〜0.075%、V :0.
001〜1.00%、 N :0.0005〜0.03
0%、Al:≦0.010%、 残部実質的に
Feからなる鋼であって、オーステナイト粒内のMnS
を核としたパーライトが存在し、かつ、100μm超の
アルミナクラスターの総長さが単位面積200mm2 あた
り2000μm未満であることを特徴とする耐ころがり
疲労損傷性に優れた高強度レールであり、さらに前記成
分の鋼をオーステナイト域温度から加速冷却することを
特徴とする耐ころがり疲労損傷性に優れた高強度レール
の製造法である。
1.20%、Mn:0.50〜1.50%、 S :
0.002〜0.010%、Cr:0.1〜1.0%、
Ti:0.001〜0.075%、V :0.
001〜1.00%、 N :0.0005〜0.03
0%、Al:≦0.010%、 残部実質的に
Feからなる鋼であって、オーステナイト粒内のMnS
を核としたパーライトが存在し、かつ、100μm超の
アルミナクラスターの総長さが単位面積200mm2 あた
り2000μm未満であることを特徴とする耐ころがり
疲労損傷性に優れた高強度レールであり、さらに前記成
分の鋼をオーステナイト域温度から加速冷却することを
特徴とする耐ころがり疲労損傷性に優れた高強度レール
の製造法である。
【0008】本発明鋼はレール頭表面の耐ころがり損傷
の原因の一つであるMnSを微細分散させるとともに、
微細分散させたMnSからパーライト組織を生成させる
ことによって、微細な組織を生成させ耐表面損傷性の改
善に有効な延性の向上を果たすものであり、さらにAl
の添加量を制限することによってMnSの核となる酸化
物、マンガン・シリケートの生成を阻害するAl系酸化
物の生成を抑制するとともに、レール内部から発生する
疲労き裂の起点となるAl系酸化物の生成抑制にも有効
に作用する。さらに、加えて前記組成からなるレール鋼
を通常圧延後あるいはレール頭部もしくは底部も含めて
通常温度に再加熱した後、冷却過程でオーステナイト域
温度から700℃〜500℃の間を1〜5℃/sで加速冷
却することによって、パーライト変態温度を低下せし
め、オーステナイト粒内のMnSを核とするパーライト
変態を含めて低温度でパーライト変態を生成させること
によって、圧延ままレール鋼よりもいっそうのパーライ
ト組織の微細化を図り著しい延性の改善が果たせるばか
りか、加速冷却による高強度化によってレール内部から
発生する疲労き裂に対する抵抗性の優れた高強度レール
が製造できる。
の原因の一つであるMnSを微細分散させるとともに、
微細分散させたMnSからパーライト組織を生成させる
ことによって、微細な組織を生成させ耐表面損傷性の改
善に有効な延性の向上を果たすものであり、さらにAl
の添加量を制限することによってMnSの核となる酸化
物、マンガン・シリケートの生成を阻害するAl系酸化
物の生成を抑制するとともに、レール内部から発生する
疲労き裂の起点となるAl系酸化物の生成抑制にも有効
に作用する。さらに、加えて前記組成からなるレール鋼
を通常圧延後あるいはレール頭部もしくは底部も含めて
通常温度に再加熱した後、冷却過程でオーステナイト域
温度から700℃〜500℃の間を1〜5℃/sで加速冷
却することによって、パーライト変態温度を低下せし
め、オーステナイト粒内のMnSを核とするパーライト
変態を含めて低温度でパーライト変態を生成させること
によって、圧延ままレール鋼よりもいっそうのパーライ
ト組織の微細化を図り著しい延性の改善が果たせるばか
りか、加速冷却による高強度化によってレール内部から
発生する疲労き裂に対する抵抗性の優れた高強度レール
が製造できる。
【0009】
【作用】以下に本発明について詳細に説明する。先ず、
レールの化学成分を前述のように定めた理由について述
べる。Cは高強度化およびパーライト組織生成のための
必須元素であり、また耐摩耗性に対しても一義的に効果
を示す元素であるが0.55%未満ではオーステナイト
粒界に耐摩耗性および耐損傷性に好ましくない初析フェ
ライトが多量に生成し、また0.85%を超えるとオー
ステナイト粒界を脆化させる有害な初析セメンタイトを
生成させるばかりか、レール頭部熱処理層や溶接部の微
小偏析部にマルテンサイトが生成し、靭性を著しく損な
うため0.55〜0.85%に限定した。
レールの化学成分を前述のように定めた理由について述
べる。Cは高強度化およびパーライト組織生成のための
必須元素であり、また耐摩耗性に対しても一義的に効果
を示す元素であるが0.55%未満ではオーステナイト
粒界に耐摩耗性および耐損傷性に好ましくない初析フェ
ライトが多量に生成し、また0.85%を超えるとオー
ステナイト粒界を脆化させる有害な初析セメンタイトを
生成させるばかりか、レール頭部熱処理層や溶接部の微
小偏析部にマルテンサイトが生成し、靭性を著しく損な
うため0.55〜0.85%に限定した。
【0010】Siはパーライト組織中のフェライト相へ
の固溶体硬化による高強度化に寄与するばかりか、わず
かながらレール鋼の靭性改善にも貢献する。またSiは
MnとともにMnSの核となるマンガンシリケート系酸
化物を構成する重要な元素であり、0.2%未満ではそ
の効果が期待できずさらにSiは脱酸元素として0.2
%超の添加が必要であり、1.2%を超えると脆化をも
たらし溶接接合性も減ずるので、0.20〜1.20%
に限定した。
の固溶体硬化による高強度化に寄与するばかりか、わず
かながらレール鋼の靭性改善にも貢献する。またSiは
MnとともにMnSの核となるマンガンシリケート系酸
化物を構成する重要な元素であり、0.2%未満ではそ
の効果が期待できずさらにSiは脱酸元素として0.2
%超の添加が必要であり、1.2%を超えると脆化をも
たらし溶接接合性も減ずるので、0.20〜1.20%
に限定した。
【0011】MnはC同様にパーライト変態温度を低下
させ、焼入性を高めることによって高強度化に寄与する
元素であり、さらにSi同様にMnSの核としてのマン
ガンシリケートの構成元素として、および脱酸元素とし
ても欠かせない。しかし、0.5%未満ではその効果が
小さくまた1.50%を超えると偏析部にマルテンサイ
ト組織を生成させ易くするため0.50〜1.50%に
限定した。
させ、焼入性を高めることによって高強度化に寄与する
元素であり、さらにSi同様にMnSの核としてのマン
ガンシリケートの構成元素として、および脱酸元素とし
ても欠かせない。しかし、0.5%未満ではその効果が
小さくまた1.50%を超えると偏析部にマルテンサイ
ト組織を生成させ易くするため0.50〜1.50%に
限定した。
【0012】Sは一般に有害元素として知られている
が、本発明においてはオーステナイト粒内のマンガンシ
リケートなどの酸化物を核とするMnSを基地とする析
出物(TiN,TiC,VN,VC)が生成し、これを
変態核とするパーライト組織が生成するため欠かせない
元素である。しかし、0.002%未満ではパーライト
変態核としてのMnS量が極度に減じてしまい、パーラ
イト粒内変態を確保できなくする。また0.010%超
ではMnSが粗大化し延性を著しく低下させるばかり
か、レール表面損傷き裂の起点となるため0.002〜
0.010%に限定した。
が、本発明においてはオーステナイト粒内のマンガンシ
リケートなどの酸化物を核とするMnSを基地とする析
出物(TiN,TiC,VN,VC)が生成し、これを
変態核とするパーライト組織が生成するため欠かせない
元素である。しかし、0.002%未満ではパーライト
変態核としてのMnS量が極度に減じてしまい、パーラ
イト粒内変態を確保できなくする。また0.010%超
ではMnSが粗大化し延性を著しく低下させるばかり
か、レール表面損傷き裂の起点となるため0.002〜
0.010%に限定した。
【0013】Crは、パーライト変態を低下させること
によって高強度化に寄与すると同時に、パーライト組織
中のセメンタイト相を強化することによっても耐摩耗性
向上に貢献するが、一方ではセメンタイトの衝撃靭性を
低下させる作用も有している。しかし、Crのセメンタ
イト強化作用は無視しがたく、さらに溶接継ぎ手部軟化
防止の観点からも微量のCrの添加も望ましい。そこで
強度確保に一定の寄与が期待されかつ靭性を損なわない
範囲内で0.1〜1.0%に限定した。
によって高強度化に寄与すると同時に、パーライト組織
中のセメンタイト相を強化することによっても耐摩耗性
向上に貢献するが、一方ではセメンタイトの衝撃靭性を
低下させる作用も有している。しかし、Crのセメンタ
イト強化作用は無視しがたく、さらに溶接継ぎ手部軟化
防止の観点からも微量のCrの添加も望ましい。そこで
強度確保に一定の寄与が期待されかつ靭性を損なわない
範囲内で0.1〜1.0%に限定した。
【0014】Tiは本発明の重要な構成要素であるが、
冷却中にMnS上に析出させたTi炭窒化物を核とした
パーライト変態の生成を見いだしたことにより、従来オ
ーステナイト粒界に限定されていたパーライト変態核が
オーステナイト粒内からも期待でき、結果として微細な
パーライト粒からなるレール鋼を得ることができるよう
になり大幅な延性の向上を果たすことができた。しか
し、0.001%未満では、この効果が弱く、また0.
075%超添加するとTi析出物が粗大化し、レール頭
部内部からの疲労き裂発生起点となることからTi添加
量を0.001〜0.075%の範囲に限定した。
冷却中にMnS上に析出させたTi炭窒化物を核とした
パーライト変態の生成を見いだしたことにより、従来オ
ーステナイト粒界に限定されていたパーライト変態核が
オーステナイト粒内からも期待でき、結果として微細な
パーライト粒からなるレール鋼を得ることができるよう
になり大幅な延性の向上を果たすことができた。しか
し、0.001%未満では、この効果が弱く、また0.
075%超添加するとTi析出物が粗大化し、レール頭
部内部からの疲労き裂発生起点となることからTi添加
量を0.001〜0.075%の範囲に限定した。
【0015】VはTiと同様に本発明の重要な構成要素
であり、冷却中にMnS上に析出させたV炭窒化物を核
としたパーライト変態の生成による効果がTi炭窒化物
によるパーライト変態に重畳し、より効果的にオーステ
ナイト粒内からの変態が期待でき、結果として微細なパ
ーライト粒からなるレール鋼を得ることができるように
なり大幅な延性の向上を果たすことができた。しかし、
0.001%未満では、この効果が弱く、また1.0%
超添加するとV析出物が粗大化し、レール頭部内部から
の疲労き裂発生起点となることからV添加量を0.00
1〜1.0%の範囲に限定した。
であり、冷却中にMnS上に析出させたV炭窒化物を核
としたパーライト変態の生成による効果がTi炭窒化物
によるパーライト変態に重畳し、より効果的にオーステ
ナイト粒内からの変態が期待でき、結果として微細なパ
ーライト粒からなるレール鋼を得ることができるように
なり大幅な延性の向上を果たすことができた。しかし、
0.001%未満では、この効果が弱く、また1.0%
超添加するとV析出物が粗大化し、レール頭部内部から
の疲労き裂発生起点となることからV添加量を0.00
1〜1.0%の範囲に限定した。
【0016】Nはパーライトの変態核として作用するM
nS上のTiN,VNの構成元素であり、TiN,VN
を有効に析出させるためには0.0005%超が必要で
あり、0.030%を超えると粗大なTiN,VNが生
成し、レール内部疲労き裂の起点となるためN添加量を
0.0005〜0.030%に限定した。Alは脱酸剤
として有効であるがAlの酸化物はMnSの核となるマ
ンガンシリケート系の酸化物の生成を阻害し、先にアル
ミナ系酸化物を生成させるばかりでなく、さらにこのア
ルミナ系酸化物はレール内部からの疲労き裂の発生起点
となるために0.010%未満に限定した。不可避的不
純物元素であるPは、レール鋼の靭性を向上させるため
にはできるだけ低減させることが望ましい。
nS上のTiN,VNの構成元素であり、TiN,VN
を有効に析出させるためには0.0005%超が必要で
あり、0.030%を超えると粗大なTiN,VNが生
成し、レール内部疲労き裂の起点となるためN添加量を
0.0005〜0.030%に限定した。Alは脱酸剤
として有効であるがAlの酸化物はMnSの核となるマ
ンガンシリケート系の酸化物の生成を阻害し、先にアル
ミナ系酸化物を生成させるばかりでなく、さらにこのア
ルミナ系酸化物はレール内部からの疲労き裂の発生起点
となるために0.010%未満に限定した。不可避的不
純物元素であるPは、レール鋼の靭性を向上させるため
にはできるだけ低減させることが望ましい。
【0017】前記のような成分組成で構成されるレール
鋼は、転炉、電気炉などの通常使用される溶解炉で溶製
を行い、この溶鋼を造塊・分塊法あるいは連続鋳造法、
さらに熱間圧延を経て製造する。熱間圧延を終えたレー
ルは、冷却中においてオーステナイト粒内のMnSに析
出したTi炭窒化物あるいはV炭窒化物からもパーライ
ト変態が生成し、オーステナイト粒界から生成するパー
ライトとともに微細なパーライト粒を構成する。その結
果、圧延ままで延性の優れた高強度レールを製造するこ
とができる。
鋼は、転炉、電気炉などの通常使用される溶解炉で溶製
を行い、この溶鋼を造塊・分塊法あるいは連続鋳造法、
さらに熱間圧延を経て製造する。熱間圧延を終えたレー
ルは、冷却中においてオーステナイト粒内のMnSに析
出したTi炭窒化物あるいはV炭窒化物からもパーライ
ト変態が生成し、オーステナイト粒界から生成するパー
ライトとともに微細なパーライト粒を構成する。その結
果、圧延ままで延性の優れた高強度レールを製造するこ
とができる。
【0018】さらに高温度とともに高延性を達成するた
めには、圧延終了後あるいは、一度室温に冷却され熱処
理する目的で再加熱されたオーステナイト域温度から7
00〜500℃間を1〜5℃/sで加速冷却されたレール
鋼では、一層の高延性が得られる。すなわち、パーライ
ト組織鋼の特徴として、加速冷却することによって低温
でパーライト変態を生じさせ、このことによりパーライ
ト変態核の生成速度が向上し結果的にパーライト粒を微
細にすることができるからである。従ってMnS上に析
出させたTi炭窒化物あるいはV炭窒化物からのパーラ
イト組織のオーステナイト粒内変態と、加速冷却による
オーステナイト粒界からのパーライト変態が重畳して一
層のレール鋼の延性向上を達成することができる。この
際冷却媒体は、空気あるいはミストなどの気液混合物を
用い、レール頭部もしくは底部の強度が1100MPa 超
とすることが望ましい。
めには、圧延終了後あるいは、一度室温に冷却され熱処
理する目的で再加熱されたオーステナイト域温度から7
00〜500℃間を1〜5℃/sで加速冷却されたレール
鋼では、一層の高延性が得られる。すなわち、パーライ
ト組織鋼の特徴として、加速冷却することによって低温
でパーライト変態を生じさせ、このことによりパーライ
ト変態核の生成速度が向上し結果的にパーライト粒を微
細にすることができるからである。従ってMnS上に析
出させたTi炭窒化物あるいはV炭窒化物からのパーラ
イト組織のオーステナイト粒内変態と、加速冷却による
オーステナイト粒界からのパーライト変態が重畳して一
層のレール鋼の延性向上を達成することができる。この
際冷却媒体は、空気あるいはミストなどの気液混合物を
用い、レール頭部もしくは底部の強度が1100MPa 超
とすることが望ましい。
【0019】レール鋼の延性に対する要求は中国によっ
てなされており、レール頭部ゲージ・コーナー内部10
mm深さから採取した平行部6mm径、平行部長さ30mmの
引っ張り試験片を用いた機械試験において伸び値が12
%超で介在物清浄度の優れたレールが耐表面損傷性およ
び内部疲労損傷抵抗性に優れたレールであるとしてい
る。上述した化学成分を有し、オーステナイト粒内のM
nSを核としたパーライト変態を導入した微細なパーラ
イト組織を有する圧延ままの高強度レール鋼、あるいは
これを熱処理することによってさらに高強度化を図った
レール鋼でも、十分な伸び値を確保することができ、表
面損傷発生寿命の大幅な改善を図ることができた。
てなされており、レール頭部ゲージ・コーナー内部10
mm深さから採取した平行部6mm径、平行部長さ30mmの
引っ張り試験片を用いた機械試験において伸び値が12
%超で介在物清浄度の優れたレールが耐表面損傷性およ
び内部疲労損傷抵抗性に優れたレールであるとしてい
る。上述した化学成分を有し、オーステナイト粒内のM
nSを核としたパーライト変態を導入した微細なパーラ
イト組織を有する圧延ままの高強度レール鋼、あるいは
これを熱処理することによってさらに高強度化を図った
レール鋼でも、十分な伸び値を確保することができ、表
面損傷発生寿命の大幅な改善を図ることができた。
【0020】
【実施例】次に、本発明により製造した高強度レールの
製造実施例について述べる。表1は供試鋼の化学成分
(重量%)と冷却後のレール組織中にMnSを核とする
パーライト組織を含まれているかどうか観察結果を示
す。Ti,V,Alをとくに制御した本発明鋼はすべて
パーライト粒内変態をしている。一方、比較鋼はまった
くパーライト粒内変態がおきていない。
製造実施例について述べる。表1は供試鋼の化学成分
(重量%)と冷却後のレール組織中にMnSを核とする
パーライト組織を含まれているかどうか観察結果を示
す。Ti,V,Alをとくに制御した本発明鋼はすべて
パーライト粒内変態をしている。一方、比較鋼はまった
くパーライト粒内変態がおきていない。
【0021】表2は冷却後のレール頭部ゲージ・コーナ
ー内部10mm深さから採取した平行部径6mm、長さ30
mmの引っ張り試験片の強度と伸び値、および西原式摩耗
試験機を用いた水潤滑条件下での表面疲労損傷発生寿命
測定結果を示す。レール頭部表面直下から採取した試験
片は幅8mm、径30mm、曲率半径15mmの凸形試験片
で、相手材は車輪相当の化学成分を有する幅8mm、径3
0mmの円筒試験片を用いた。試験条件は荷重50kg、す
べり率20%で表面損傷が発生するまでの繰り返し数を
測定した。本発明鋼は比較鋼に比し、熱処理の有無を問
わず強度は同等以上、伸びは高く、さらに重要な指標で
ある表面損傷発生寿命が約2倍ほど長い。
ー内部10mm深さから採取した平行部径6mm、長さ30
mmの引っ張り試験片の強度と伸び値、および西原式摩耗
試験機を用いた水潤滑条件下での表面疲労損傷発生寿命
測定結果を示す。レール頭部表面直下から採取した試験
片は幅8mm、径30mm、曲率半径15mmの凸形試験片
で、相手材は車輪相当の化学成分を有する幅8mm、径3
0mmの円筒試験片を用いた。試験条件は荷重50kg、す
べり率20%で表面損傷が発生するまでの繰り返し数を
測定した。本発明鋼は比較鋼に比し、熱処理の有無を問
わず強度は同等以上、伸びは高く、さらに重要な指標で
ある表面損傷発生寿命が約2倍ほど長い。
【0022】表3は、供試レール頭部GC内部深さ13
mmより採取した10×20mmの試験片中に存在する10
0μm超のアルミナクラスターの個数と単位面積200
mm2あたりの総長さの測定結果を示す。たとえば本発明
鋼Aを見ると100μm超のアルミナクラスターの個数
は2個、その総長さは210μmに対し、比較鋼Bでは
9個、2950μmと大きい。このように、本発明鋼は
比較鋼に比しいずれも100μm超のアルミナクラスタ
ーの個数およびその総長さも少なく、レール敷設後の内
部疲労損傷の発生を十分に防止できることがわかった。
これらの結果から、オーステナイト中のMnSからパー
ライト変態が確認されたレールでは、十分な伸び値の確
保により表面疲労損傷寿命の大幅な改善と内部疲労損傷
発生防止が達成された。
mmより採取した10×20mmの試験片中に存在する10
0μm超のアルミナクラスターの個数と単位面積200
mm2あたりの総長さの測定結果を示す。たとえば本発明
鋼Aを見ると100μm超のアルミナクラスターの個数
は2個、その総長さは210μmに対し、比較鋼Bでは
9個、2950μmと大きい。このように、本発明鋼は
比較鋼に比しいずれも100μm超のアルミナクラスタ
ーの個数およびその総長さも少なく、レール敷設後の内
部疲労損傷の発生を十分に防止できることがわかった。
これらの結果から、オーステナイト中のMnSからパー
ライト変態が確認されたレールでは、十分な伸び値の確
保により表面疲労損傷寿命の大幅な改善と内部疲労損傷
発生防止が達成された。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】
【発明の効果】本発明のレール鋼は成分制御によってオ
ーステナイト粒内のMnSに析出させたTi炭窒化物あ
るいはV炭窒化物をパーライト変態核として活用するこ
とによりパーライトが微細化し、さらにアルミナクラス
ターの総長さを低減化することにより十分な伸び値が得
られ、表面疲労損傷寿命の大幅な改善と内部疲労損傷発
生防止が達成された耐ころがり疲労損傷性に優れた高強
度レールをえることができる。
ーステナイト粒内のMnSに析出させたTi炭窒化物あ
るいはV炭窒化物をパーライト変態核として活用するこ
とによりパーライトが微細化し、さらにアルミナクラス
ターの総長さを低減化することにより十分な伸び値が得
られ、表面疲労損傷寿命の大幅な改善と内部疲労損傷発
生防止が達成された耐ころがり疲労損傷性に優れた高強
度レールをえることができる。
フロントページの続き (72)発明者 若生 昌光 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 石川 房男 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (2)
- 【請求項1】 重量%で C :0.55〜0.85%、 Si:0.20〜1.20%、 Mn:0.50〜1.50%、 S :0.002〜0.010%、 Cr:0.1〜1.0%、 Ti:0.001〜0.075%、 V :0.001〜1.00%、 N :0.0005〜0.030%、 Al:≦0.010% で残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼でかつ、オ
ーステナイト粒内のMnSを核としたパーライトが存在
すること、および100μm超のアルミナクラスターの
総長さが単位面積200mm2 あたり2000μm未満で
あることを特徴とする耐ころがり疲労損傷性に優れた高
強度レール。 - 【請求項2】 重量%で C :0.55〜0.85%、 Si:0.20〜1.20%、 Mn:0.50〜1.50%、 S :0.002〜0.010%、 Cr:0.1〜1.0%、 Ti:0.001〜0.075%、 V :0.001〜1.00%、 N :0.0005〜0.030%、 Al:≦0.010% を含有して残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を
熱間圧延終了後あるいは高温に加熱されたレールの頭部
あるいはさらに底部を、オーステナイト域温度から冷却
する際に700〜500℃間を1〜5℃/sで加速冷却す
ることを特徴とする耐ころがり疲労損傷性に優れた高強
度レールの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17073593A JPH0726348A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 耐ころがり疲労損傷性に優れた高強度レールおよびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17073593A JPH0726348A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 耐ころがり疲労損傷性に優れた高強度レールおよびその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726348A true JPH0726348A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15910421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17073593A Pending JPH0726348A (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 耐ころがり疲労損傷性に優れた高強度レールおよびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726348A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110253268A1 (en) * | 2010-04-16 | 2011-10-20 | Pangang Group Co., Ltd. | High carbon content and high strength heat-treated steel rail and method for producing the same |
CN105177431A (zh) * | 2015-10-30 | 2015-12-23 | 攀钢集团攀枝花钢铁研究院有限公司 | 一种重载钢轨及其生产方法 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP17073593A patent/JPH0726348A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110253268A1 (en) * | 2010-04-16 | 2011-10-20 | Pangang Group Co., Ltd. | High carbon content and high strength heat-treated steel rail and method for producing the same |
US9157131B2 (en) * | 2010-04-16 | 2015-10-13 | Pangang Group Co., Ltd. | High carbon content and high strength heat-treated steel rail and method for producing the same |
CN105177431A (zh) * | 2015-10-30 | 2015-12-23 | 攀钢集团攀枝花钢铁研究院有限公司 | 一种重载钢轨及其生产方法 |
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