JPH0726270Y2 - ロータリーフィーダ - Google Patents

ロータリーフィーダ

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JPH0726270Y2
JPH0726270Y2 JP4611690U JP4611690U JPH0726270Y2 JP H0726270 Y2 JPH0726270 Y2 JP H0726270Y2 JP 4611690 U JP4611690 U JP 4611690U JP 4611690 U JP4611690 U JP 4611690U JP H0726270 Y2 JPH0726270 Y2 JP H0726270Y2
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rotary feeder
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ceramics
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俊明 井村
明 浜
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Kurimoto Ltd
Amano Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、土砂とか石炭と云った摩耗性の高い物質(以
下単に粉粒体と云う)を空気輸送したり、集塵する場合
に使用して好適な摩耗対策を施したロータリーフィーダ
に関する。
〔従来の技術〕
摩耗性の高い粉粒体の空気輸送にロータリーフィーダを
供給機として用いる場合や、集塵装置の気密排出用とし
てロータリーフィーダを使用する場合は、エアロック機
能を保持させる必要上、ケーシングとロータに何らかの
耐摩耗対策を講じる必要があり、これには従来から各種
の方法が試みられていた。
例えば、ケーシングとロータの形状をテーパ状に構成し
て、摩耗の進み具合に応じてロータを軸方向に移動し、
両者間の隙間を調整して機能の回復を図る方法が存在す
る。しかしこの方法は、ケーシング及びロータともに粉
粒体(被送物)の多くが通過する中央部分の摩耗が他の
部分よりも早く進み、摩耗が平均化しないため、実際に
は、調整の都度機械加工したり、ロータを交換する必要
があって、メンテナンスが煩雑化し、且つ、コストアッ
プする問題があった。
また、上記の問題を解決するために、ロータリーフィー
ダのケーシングに、取り替え交換を容易に行えるように
構成したスリーブを挿入して、摩耗の進み具合に応じて
このスリーブを交換して機能を回復するようにした方法
が開発された。この方法によれば、摩耗によりケーシン
グ自体を取り替えるよりもコストダウンを図ることが可
能であるが、多くの場合、エアロック機能に損失を受け
るのはロータの刃先の摩耗に起因するため、スリーブだ
けを交換するのでは何ら問題の解決にはならなかった。
そこで、ケーシングとロータを、セラミックスとか、耐
摩耗性金属として多く利用されている高クローム鋳物を
用いて一体成形したり、或は、例えば実開昭63-32842号
公報に見られるように、ケーシングの内壁面とロータの
先端にセラミックス・チップを接着剤を用いて隙間無く
貼着したり、更には、例えば実開昭61-92639号公報に見
られるように、ケーシングの内壁面に一体成形したセラ
ミックス内張板を接着すると共に、ロータの先端には軟
質ゴム等の弾性板を介して帯状セラミック板を接続する
ことにより、ケーシングとロータに耐摩耗性を持たせる
ことが考えられた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、上述したセラミックスとか高クローム鋳物を用
いてケーシングとロータを夫々一体成形する解決策は、
いずれも機械加工が非常に難しくコストアップする問題
があり、また、上述したセラミック・チップを接着する
解決策の場合は、接着したセラミック・チップが運転の
振動や衝撃によってケーシングとかロータから剥離して
脱落する危険性が大きいとか、振動とか衝撃に対して剥
離脱落の少ない弾性接着剤を使用した場合は、接着力が
低くて全てのセラミック・チップを確実に接着すること
が難しいと云った問題を備え、更に、ケーシングとかロ
ータに接着されたセラミック・チップの面は、当然なが
ら機械加工面に比較して平面精度が劣って気密保持性が
悪いとか、ロータの回転中にロータとケーシングに接着
したセラミック・チップの間に粉粒体が噛込むと、セラ
ミックスの弱点である脆性による破壊が生じて、チップ
端面が欠けてエアロック機能が保持できなくなると云っ
た問題があった。
一方、上述したロータ先端に帯状セラミックを弾性板で
接続して取付ける解決策の場合は、上述した粉粒体の噛
込みに対して破壊防止効果を発揮できるが、軟質ゴム等
で造った弾性板の部分が強度上容易に破損してしまう危
険性があり、また、ケーシングの内壁面に内張したセラ
ミック内張板が剥離してしまう危険性も高くて、機械的
な強度性に欠ける問題があった。
従って本考案の技術的課題は、セラミックスを用いた耐
摩耗式のロータリーフィーダを低コストで提供でき、且
つ、ケーシングとロータに取付けたセラミックスが振動
とか衝撃によって容易に剥離脱落する心配がなく、ま
た、これ等各セラミックスの交換も簡単に行うことがで
きると共に、機械加工面と同じ平面精度を備えていて、
優れた気密保持性を発揮でき、更に、粉粒体の噛込みを
構造的に防止し、且つ、噛込みがあってもセラミックス
の端面が欠けないように工夫したロータリーフィーダを
提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記の技術的課題を解決するために本考案で講じた手段
は以下の如くである。
流入口と流出口を設けたケーシングの内部にロータを取
付け、このロータを回転することにより、流入口よりケ
ーシング内部に流した粉粒体を流出口へ送り出すように
構成したロータリーフィーダに於いて、 (1)上記の流入口と流出口によって左右両側に仕切ら
れたケーシングの内壁面に、セラミックスを用いて断面
円弧状に形成した左右のライナー板を沿設すること。
(2)これ等両側のライナー板を、その両端部を上記流
入口と流出口の両側口縁部にネジ止めした金属製支持プ
レートの間に挾んで固定すること。
(3)上記ロータの各羽先部分には、同じくセラミック
スで造った刃先片を交換自在にネジ止めすること。
(4)ケーシングの流入口を、ケーシングのセンタより
もロータの回転方向とは逆の方向に位置をずらして設け
ること。
(5)流入口の口縁部にネジ止めした左右の金属製支持
プレートのうち、ロータが回転する方向側の支持プレー
トに、圧縮エアーを噴出するためのエアー吹出口を設け
ること。
(6)粉粒体を流入口の内側面のうち、ロータが回転す
る方向側の内側面に、弾性材料で造った噛込み防止片を
その下端側をロータの回転方向とは逆の方向に少し傾斜
させて取付けること。
〔作用〕
上記の手段は以下の如く作用する。
上記(1)の要素は、ケーシングの内壁面に取付ける
セラミックスとして、断面円弧状に形成した左右2枚の
ライナー板を使用するため、その面は機械加工面と同様
の平面精度を備える一方、セラミックスを用いて筒状の
ケーシングを一体成形する場合に比較して、製造が容易
で低コスト化することを可能にする。
上記(2)の要素は、ケーシングの内壁面に沿設した
左右のセラミックス製ライナー板を、その両端部を金属
製支持プレートの間に挾んで固定するため、振動とか衝
撃を与えても脱落する心配がなく、更に、上記の金属製
支持プレートはネジを外すことによって容易に取外すこ
とができるから、同様に左右のセラミックス製ライナー
板の交換も極めて簡単に行うことができ、また、粉粒体
の噛込みが最も多い流入口と流出口の各口縁部分には、
上述した金属製支持プレートが取付けられているから、
後述するロータとこの支持プレートとの間に粉粒体が噛
込んだとしても、セラミックスの端面が欠ける心配がな
く、セラミックスの弱点である脆性による破壊を防止可
能とする。
上記(3)で述べた要素は、ロータの摩耗を防止する
セラミックス製の刃先片を、ネジ止めによってロータの
各羽先部分に取付けたから、上記の刃先片が振動とか衝
撃によってロータから脱落する心配がなく、また、各刃
先片はネジを外すことによって容易に取外すことができ
るから、その交換を極めて簡単に行うことを可能にす
る。
上記(4)で述べた要素は、流入口より流入される粉
粒体を、ロータの回転方向とは逆の方向に流入させるた
め、ロータの押上げ力と粉粒体の重力が拮抗して、流入
口の口縁部、即ち、ロータが回転する方向側の口縁部と
ロータとの間に粉粒体が噛込む割合を構造的に少くでき
るから、口縁部に金属製の支持プレートを取付けた上述
の点と相俟って、粉粒体の噛込みによる口縁部とロータ
先端部の破壊を防止し、合わせて、粉粒体の破砕も防止
可能とする。
上記(5)で述べた要素は、流入口のロータ回転方向
側の口縁部分に集まって噛込みの原因となる粉粒体を、
エアー吹出口から噴出される圧縮エアーが吹き飛ばすた
め、該口縁部分とロータとの間に粉粒体が噛込む割合を
構造的に少くすることを可能にする。
上記(6)で述べた要素は、流入口に供給される粉粒
体を、噛込み防止板がロータの回転方向とは逆の方向に
ガイドしながら流入させるため、粉粒体が上記流入口の
口縁部、即ち、ロータ回転方向側の口縁部に流入される
のを防止して、粉粒体が噛込む割合を構造的に少くする
ことを可能にする。
以上の如くであるから、上記の手段によって上述した技
術的課題を解決して、前記従来の技術の問題点を解消す
ることができる。
〔実施例〕 以下に、上述した本考案に係るロータリーフィーダの好
適な実施例を添付した図面と共に詳細に説明する。
第1図は本考案に係るロータリーフィーダの外観を示し
た正面図であって、図中1はケーシング、1Aと1Bはケー
シング1の上下に取付けた接続用フランジで、これ等両
フランジ1A,1Bの中央部にケーシング1内に通じる流入
口2と流出口3が開口されている。4と5は上記ケーシ
ング1の両側開口部に設けた側部フランジ1C,1Dに取付
けて開口部を閉塞するサイドプレート、6はケーシング
1内に挿通したロータ用の回転軸、7,8は回転軸6を支
持するベアリングユニットを示す。
次に、第2図は上記第1図に示したロータリーフィーダ
を分解してその要部を示した斜視図で、第3図と第4図
は第1図のA−A線及びB−B線に沿った各拡大断面図
であって、これ等の図面から明らかなように、上述した
流入口2はケーシング1のセンターよりも図面上左方
向、即ち、上記回転軸6に取付けられたロータ9の回転
方向(図面上時計方向)とは逆の方向に位置をずらせて
設けられているが、流出口3はケーシング1の丁度セン
ターに設けられている。
更に上記の各図に於いて、1Hは上記のロータ9を回転自
在に収めたケーシング1のハウジングであって、このハ
ウジング1Hに面したケーシング1の内壁面には、上述し
た流入口2と流出口3の左右両側口縁部2a,2b並びに3a,
3bに沿って嵌込溝10a,10b,10c,10dが凹設され、これ等
各嵌込溝10a〜10dには金属製の支持プレート11a,11b,11
c,11dが内面側をハウジング1H側に突出させて嵌込ま
れ、且つ、ネジ11N…によって夫々ケーシング1側に固
定されている。また、上記の流入口2と流出口3の両口
縁部の前後両端口には、ケーシング1の内壁面と同一レ
ベルを成す細長い縁辺2c,3cが夫々残されていて、上述
した各支持プレート11a〜11dの寸法が、各嵌込溝10a〜1
0dの長さよりもこれ等前後の縁辺2cと3cの各幅分だけ短
く形成されている。
尚、図示した実施例では上述した各嵌込溝10a〜10dを断
面アリ溝状に形成し、各支持プレート11a〜11dをこれに
対応させて断面鳩尾状に形成して、嵌合が抜けないよう
に構成しているが、これは実施の一例である。
12と13はケーシング1の内壁面に合わせて断面円弧形状
に形成した左右のライナー板で、全体をセラミックスを
用いて一体形成したこれ等のライナー板12,13は、上下
の両端部12a,12bと13a,13bを、前記各嵌込溝10a〜10dに
嵌込んで固定した支持プレート11aと11b並びに11cと11d
の傾斜させた側面間に挾み込むことにより、ケーシング
1の左右の内壁面に脱落しないように取付けられてい
る。
また、14と15並びに16と17は同じくセラミックスを用い
て全体を細長い円弧状に造ったライナー枠で、これ等
は、その両端部を上記各支持プレート11a〜11dによって
挾持固定されたライナー板12,13の両端部12a,12b,13a,1
3bの角部に当接させるようにして、前述した流入口2と
流出口3の各口縁部両端口に形成した前後の細長い縁辺
2c,3cに沿設され、且つ、ケーシング1の側部フランジ1
C,1Dに取付けるサイドプレート4,5と、上記各支持プレ
ート11a〜11dの両端面との間で挾持、固定される仕組に
成っている。
また、上述したサイドプレート4,5は、上記各支持プレ
ート11a〜11d間に挾持された左右のライナー板12,13
も、両側から挾んでケーシング1内に固定するように構
成されている。
以上の如く、ケーシング1の内壁面にセラミックス製の
左右のライナー板12,13と、計4枚のセラミックス製ラ
イナー枠14〜17を取付けて構成したハウジング1H内に収
容されるロータ9は、第2乃至第4図に記載の如く前後
の側板9a,9bと、これ等前後の側板9a,9b間に取付けたド
ラム9cと、ドラム9cの周面放射方向に複数枚突設した羽
根板9d…と、これ等各羽根板9d…の羽先部分に形成した
取付段部9eに、第5図示した拡大断面図の如くネジ9fを
用いて夫々交換自在に取付けたセラミックス製の刃先片
9Tとによって構成されていて、回転軸6に取付けられた
上記構造のロータ9が、ケーシング1のハウジング1H内
で図面上時計回転方向に回転されて、流入口2からハウ
ジング1H内に粉粒体(図示せず)を流入させ、次いで、
流出口3側に送り出す仕組に成っている。
一方、第6図に於いて符号18で示したのはホース19と分
岐パイプ20を通して送られて来る圧縮エアーを噴出させ
るエアー吹出ノズルであって、このノズル18は第2図乃
至第4図に記載の如くケーシング1の背部に開口した嵌
込穴1Tに嵌込自在であって、嵌込穴1Tに嵌込まれたノズ
ル18から吹出される圧縮エアーは、前記流入口2の右側
口縁部2b、即ち、ロータ9が回転する方向側の口縁部に
取付けた前記支持プレート11dに穿設されているエアー
吹出口21からハウジング1H内に向けて噴出され、粉粒体
の噛込みが最も多い上記右側口縁部2bの付近から、粉粒
体を吹飛ばすように構成している。
一方、第4図に於いて22は、上記流入口2の内側面のう
ち、ロータ9が回転する方向側の内側面2Tに取付けた噛
込み防止板であって、例えばゴム等の弾性材を用いて造
ったこの噛込み防止板22の下端部22aは、ロータ9の回
転方向とは逆の方向に傾斜させて流入口2よりハウジン
グ1H内に少し突出させ、流入口2より流入して来る粉粒
体を、ロータ9の回転方向とは逆の方向にガイドする仕
組に成っている。
本発明に係るロータリーフィーダは以上述べた如くであ
るから、セラミックスで造った左右のライナー板12,13
と、同じくセラミックスで造った計4枚のライナー枠14
〜17を夫々ケーシング1の左右の内壁面と、前後の細長
い縁辺2c,3cに沿設し、更に、各嵌込溝10a〜10dに支持
プレート11a〜11dを嵌込んでネジ11N…によって固定す
ると共に、ケーシング1の側面にサイドプレート4,5を
取付ければ、各ライナー板12,13とライナー枠14〜17が
挾持固定されて、ケーシング1の内壁面にセラミックス
を振動とか衝撃によって脱落しないように確りと内張り
することができる。
以上の如くセラミックスを内張りしたハウジング1Hの内
部でロータ9を図面上時計回転方向に駆動回転すれば、
粉粒体を流入口2よりハウジング1H内に流入させ、次い
で、流出口3より外部に排出することができる。
この時、ノズル18を通してエアー吹出口21から圧縮エア
ーを吹出せば、流入口2の右側口縁部2b付近の粉粒体を
吹き飛ばすことができる一方、流入口2をロータ9の回
転方向とは逆に位置をずらせて設け、且つ、噛込み防止
板22をロータ9の回転方向とは逆の方向に傾斜させて取
付けた関係上、流入口2から流入して来る粉粒体をハウ
ジング1Hの左サイドにガイドして、噛込みが最も多く発
生する上記流入口2の右側口縁部2b側に流入しないよう
にするため、ロータ9の回転に従って発生する粉粒体の
噛込みを構造的に防止することを可能にする。
また、上記ハウジング1H内に内張りしたセラミックス製
のライナー板12,13と、ライナー枠14〜17は、ネジ11N…
を外して支持プレート11a〜11dを取外すことにより容易
に交換自在であり、また、ロータ9の各羽先に固定され
たセラミックス製の刃先片9T…も、夫々ネジ9fを外すこ
とによって容易に取外して交換することが可能である。
〔効果〕
本考案に係るロータリーフィーダは以上述べた如くであ
って、ケーシングの内壁にセラミックスを内張りしたも
のであるから、ケーシング全体をセラミックスで一体形
成した従来のロータリーフィーダに比較して、コストの
大幅な低減を図れる経済性を備える一方、セラミックス
で造ったライナー板は、ケーシング側にネジ止めされた
金属製支持プレートに両端を挾んで固定され、また、同
じくセラミックスで造った刃先片もロータの各羽先にネ
ジ止めされるため、運転中の振動とか衝撃によってこれ
等のセラミックスが脱落する心配がなく、優れた耐摩耗
性効果を発揮でき、更に、長期間の使用によって摩耗又
は破損した場合には、上記の各ネジを外すことによって
新しいものと容易に交換できる利点を発揮できるもので
ある。
更に本考案では、粉粒体の噛込みは多い流入口と流出口
の各口縁部分に、上述した金属製支持プレートを取付け
ているため、ロータの回転によって粉粒体が上記の口縁
部分で噛込んだとしても、セラミックスの角部(ライナ
ー板の角部)が欠けるような心配がなく、また、金属製
支持プレートがそのショックを吸収する関係上、ロータ
側のセラミックスを破損する心配もないから、セラミッ
クスの弱点である脆性による破壊を防止し、合わせて、
流入口から流入される粉粒体を、ケーシングに対する流
入口の開口位置と、圧縮エアーの噴出、並びに、噛込み
防止板によって、噛込みが最も多く発生する流入口の口
縁部方向に流入しないように構造的に防止するため、例
えば、土砂とか石炭と云った粒子の粗い物質の場合であ
っても、ケーシングとロータに取付けたセラミックスを
噛込みによって破損させることがないから、従って、メ
ンテナンスフリーで長期にわたって優れた耐摩耗性を発
揮して、エアロック機能を確実に保持できる利点を発揮
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るロータリーフィーダの正面図で、
第2図はその要部の機構を分解して示した斜視図、第3
図と第4図は第1図A−A線とB−B線に沿った拡大断
面図、第5図はロータの羽先に対するセラミックス製刃
先片の取付構造を拡大して示した断面図、第6図は圧縮
エアー吹出用ノズルの斜視図である。 1はケーシング、2は流入口、3は流出口、4と5はサ
イドプレート、6は回転軸、9はロータ、9Tはセラミッ
クス製の刃先片、9fはネジ、10a〜10dは嵌込溝、11a〜1
1dは金属製支持プレート、11Nはネジ、12と13はセラミ
ックス製ライナー板、14,15,16,17はセラミックス製ラ
イナー枠、18は圧縮エアー用吹出ノズル、21は圧縮エア
ーの吹出口、22は噛込み防止板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−93169(JP,U) 実開 昭56−88741(JP,U) 実開 昭63−32842(JP,U) 実開 昭61−92639(JP,U) 実開 昭50−147392(JP,U) 実開 昭61−163243(JP,U) 実公 昭50−1275(JP,Y1) 実公 平1−11622(JP,Y2)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】流入口と流出口を設けたケーシングの内部
    にロータを取付け、このロータを回転することにより、
    流入口よりケーシング内部に流入した粉粒体を流出口へ
    送り出すように構成したロータリーフィーダに於いて、
    上記の流入口と流出口によって左右両側に仕切られたケ
    ーシングの内壁面に、セラミックスを用いて断面円弧状
    に形成した左右のライナー板を沿設し、これ等両側のラ
    イナー板を、その両端部を上記流入口と流出口の両側口
    縁部にネジ止めした金属製支持プレートの間に挾んで固
    定すると共に、上記ロータの各羽先部分には、同じくセ
    ラミックスで造った刃先片を交換自在にネジ止めしたこ
    とを特徴とするロータリーフィーダ。
  2. 【請求項2】ケーシングの流入口を、ケーシングのセン
    タよりもロータの回転方向とは逆の方向に位置をずらし
    て設けると共に、流入口の口縁部にネジ止めした左右の
    金属製支持プレートのうち、ロータが回転する方向側の
    支持プレートに、圧縮エアーを噴出するためのエアー吹
    出口を設けたことを特徴とする請求項(1)記載のロー
    タリーフィーダ。
  3. 【請求項3】粉粒体を流入口の内側面のうち、ロータが
    回転する方向側の内側面に、弾性材料で造った噛込み防
    止片をその下端側をロータの回転方向とは逆の方向に少
    し傾斜させて取付けたことを特徴とする請求項(1)記
    載のロータリーフィーダ。
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