JPH0726269Y2 - 粉粒体気力輸送装置における供給装置 - Google Patents

粉粒体気力輸送装置における供給装置

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JPH0726269Y2
JPH0726269Y2 JP14695488U JP14695488U JPH0726269Y2 JP H0726269 Y2 JPH0726269 Y2 JP H0726269Y2 JP 14695488 U JP14695488 U JP 14695488U JP 14695488 U JP14695488 U JP 14695488U JP H0726269 Y2 JPH0726269 Y2 JP H0726269Y2
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pipe
joint
powder
transport pipe
transport
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彦一 勝村
雅昭 野坂
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Matsui Manufacturing Co Ltd
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Matsui Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、プラスチックペレットや医薬品原材料等の
粉粒体材料を空気やアルゴン等のガスにより気力輸送す
る装置において、輸送管の下端部側を材料貯槽に挿入し
て貯槽内の粉粒体材料を気流と混合しながら、輸送管の
上端部側へ送り込むようにした粉粒体の気力輸送装置に
おける供給装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の粉粒体気力輸送装置における供給装置と
しては、本願出願人の出願に係わる実願昭63-46570号
(実開平1-149327号)明細書記載のものがある。このも
のは、輸送管の材料入口とノズルとを継手により対向配
置するとともに、ノズルには気力源に接続された給気管
を接続し、前記継手の側壁には輸送管の材料入口と連通
する材料入口を形成し、貯槽には前記継手つき輸送管と
給気管との2つのパイプを挿入する構成を採っている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、上記実願昭63-46570号(実開平1-149327号)
明細書記載のものでは、 (イ)前述したように、貯槽には継手つき輸送管と給気
管との2つのパイプを挿入して使用するものであるた
め、貯槽への挿入時に材料による抵抗が大きく材料中に
挿入し難かった。
(ロ)また、貯槽内の材料中に前記輸送管を挿入すると
きに、前記継手の材料入口は常時には開口しているた
め、材料が詰まってしまうという難点があった。
(ハ)さらに、密閉式貯槽に前記輸送管を挿入した場
合、上記(ロ)と同様の理由から、輸送管の材料出口側
からの外気が継手の材料入口を経て貯槽内の材料へ通さ
れるため、該材料が外気の水分等の影響を受けて変質す
るなどの問題点があった。
この考案は、気力源のガス力により材料を輸送する簡単
な構成により、上記問題点を解消するだけでなく、従来
不可能とされていた輸送管の内径が粉粒体の最大長さ2
〜6倍程度の小口径輸送管でも粉粒体を詰りなく安定輸
送できるものを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案では、上記課題を解決するための手段として、
外管内に輸送管の輸送元側を継手により上下動可能に挿
入するとともに、その継手にはガス導入口を形成する一
方、外管の下部側壁には、材料入口と、外管と輸送管と
で形成されるガス通路に連通されるガス案内路とを形成
するとともに、同外管の下部には輸送管の材料入口と対
向する如くノズルを設け、このノズルの噴出孔と前記外
管の下部側壁のガス案内路とを連通させる構成を採用し
たものである。
継手は、任意に形成できるが、外管の上部開口を閉塞す
る第1継手と、第1継手上方に上下動可能に設けた第2
継手とで構成し、第1継手と第2継手との間には螺軸と
ノブとからなる位置決め機構を設け、材料入口に対する
輸送管の絞り度合を調節できるように構成するとよい。
外管に形成した材料入口は、楕円形でもよいが、方形や
円形その他の形状でもよいし、またその材料入口の個数
も任意である。
輸送管の素材、大きさ、形状等は任意であるが、輸送す
べき粉粒体の粒子の最大長さの2〜6倍の内径を持つよ
うに例えば5〜20mm位のできるだけ小口径とすれば、粉
粒体を小風量かつ低風速で目的地へ輸送できるし、配管
スペースも小さくてよいため嵩張らず運搬コストも安価
となり、自由自在に配管できる。小型の合成樹脂成形機
の如く少量の材料の輸送も容易にできるし、輸送管内で
の粉粒体の閉塞も防止できるなどの多くの利点を有す
る。
また、輸送管を輸送すべき粉粒体と同一の素材で形成す
れば、輸送管の内壁自体が粉粒体により摩耗して破砕す
ることがあっても異物とならず使用できるなどの利点を
有する。
輸送管下端部と外管とノズルを貯槽に挿入する角度は、
垂直、傾斜するなど任意である。
気力源はコンプレッサまたはブロワの圧送式気力源によ
り圧送ガスを、ガス導入口やガス通路及びガス案内路を
経てノズルに供給するものであるが、輸送管の出口端に
ブロワや真空ポンプなどの吸引式気力源を接続して、前
記圧送ガスで材料入口から材料を閉塞なく輸送管の入口
まで輸送し、その輸送された材料を吸引式気力源の作用
により輸送管の出口端側へ輸送するようにもできる。配
管中に投入された材料は閉塞なく圧送・吸引輸送が可能
となる。
〔作用〕
貯槽内の粉粒体を空気や窒素やアルゴン等のガスで気力
輸送する場合には、輸送管の下端部や輸送管に設けた外
管やノズルを任意角度にして貯槽内に挿入する。
次に、コンプレッサ等の気力源の圧縮ガスを、継手のガ
ス導入口よりガス通路とガス案内路を経てノズルへ供給
してノズルの噴出孔より高速度で噴出されると、外管の
側壁に形成した材料入口部分には負圧が生じる。この負
圧により貯槽内に収容されている粉粒体は、その噴出ガ
スとともに材料入口から輸送管の入口へ吸引されて輸送
管の出口端側へ輸送される。
輸送管の輸送元側を継手により外管内で上下動可能に挿
入しているため、貯槽内への挿入時には材料入口を閉じ
る如く輸送管を下動して、挿入時における材料の抵抗や
詰りを防止できるし、輸送管の入口でノズルを被覆する
如く下動すると上記効果が最大となるばかりか、輸送管
からの外気を遮断できるために貯槽内の材料に対して輸
送管を介しての外気水分等による悪影響が回避できる。
貯槽内への輸送管の挿入完了後には、該輸送管を上動す
ることにより、外管の材料入口に対する開口断面積(つ
まり絞り度合)を調節して、輸送管への材料供給量を調
節することができる。
前記第1継手と第2継手との間には螺軸とノブとからな
る位置決め機構により、輸送管の材料入口の高さを所定
位置に調節できるとともに位置決めできる。
本願考案に係わる装置によって、本願考案者が実験した
ところ、従来の輸送管の内径は粉粒体が詰る恐れのない
粉粒体粒子の最大長さの10倍以上となされていたが、本
願考案によれば、輸送管の内径が粉粒体粒子の最大長さ
の2〜6倍の輸送管でも粉粒体が詰ることなく円滑に輸
送された。また、輸送管を輸送すべき粉粒体と同一素材
で形成すると、前述したような利点が得られた。
〔実施例〕
この考案の第一実施例を第1図ないしと第4図に基づい
て以下に説明する。
第4図はプラスチックペレット等の粉粒体(材料ともい
う)(M)を収容した貯槽(T)内に本願考案に係わる
粉粒体気力輸送装置における供給装置(F)を挿入して
なる縦断面図、第1図ないし第3図は前記供給装置
(F)の詳細を示すもので、第1図はその縦断面図、第
2図は左側面図、第3図はノズルと輸送管の材料入口と
の関係を示す左側面図である。
前記供給装置(F)は、輸送すべき粉粒体(M)の粒子
の最大長さの2ないし6倍の内径を有する小口径の輸送
管(1)と、この輸送管(1)の輸送元側(下端部側)
を挿入する外管(10)と、輸送管(1)と外管(10)と
を上下動可能に結合する継手(20)とを主要構成要素と
している。
外管(10)は、上部開口に継手(20)により輸送管
(1)を接続しているとともに、下部側壁には1つ以上
の材料入口(11)と、この材料入口(11)を形成する側
壁(11a)内側には縦溝(12a)と環状横溝(12b)とを
連続形成したガス案内路(12)とを形成している。
前記継手(20)は適宜設計できるものであるが、この実
施例では外管(10)の上部開口(10a)を閉塞する第1
継手(21)と、第1継手(21)上方に上下動可能に設け
た第2継手(22)とで構成している。前記第1継手(2
1)の上面から下部に向けてはねじ孔(21a)を、第2継
手(22)には螺軸挿通孔(22a)をそれぞれ形成してい
る。
一方、螺軸(23)にはナット状の調整ノブ(24)を螺合
し、この螺合状態で螺軸(23)を第1継手(21)のねじ
孔(21a)に螺着するとともに、該螺軸(23)の上部を
第2継手(22)の螺軸挿通孔(22a)に挿通して、第2
継手(22)の下面を調整ノブ(24)の上面に当てること
により、輸送管(1)の下端部が材料入口(11)に対す
る絞り度合を調節できるようにしている。つまり、螺軸
(23)と調整ノブ(24)とが位置決め機構(25)を構成
し、これで材料入口(11)に対する輸送管(1)の絞り
度合を調節できるようにしている。
なお、(26)はリング玉、(27)、(28)は輸送管
(1)を第2継手(22)に締め付け固定するための締付
ナットと固定ねじ、(29)はパッキンである。
前記第1継手(21)には、コンプレッサーやブロワなど
の気力源(30)に接続したガス導入口(31)が形成さ
れ、このガス導入口(31)は、輸送管(1)と外管(1
0)とで形成されるガス通路(13)と、前記ガス案内路
(12)と連通されるようにしてある。
外管(10)の下部には輸送管(1)の材料入口(1a)と
対向するようにノズル(40)が嵌挿されている。このノ
ズル(40)には、外管(10)の下部に嵌挿した状態で外
管(10)の環状横溝(12b)に連通する横貫通孔(41)
と、横貫通孔(41)と連通しかつ輸送管(1)の材料入
口(1a)に向けて圧縮ガスを噴出する噴出孔(42)とが
形成されている。(第1図、第2図参照)。なお、(4
3)はノズル(40)を外管(10)の下底部に固定するビ
ス、(44)はパッキン、(14)はパッキンである。
輸送管(1)の上下動は、第3図に示すように、輸送管
(1)の材料入口(1a)を、例えば(イ)の如く材料入
口(11)に臨ませたり、(ロ)の如くノズル(40)の上
部を全部被覆するようにすることもでき、任意に上下動
できる。
第4図において、(50)はゴム栓、(51)はゴム栓(5
0)用のフランジでボルト等で固定する。(52)は吸着
剤で貯槽(T)内の材料の水分の吸着を行うようにして
いる。
前記供給装置(F)は、粉粒体(M)を任意な目的地へ
輸送するものであるが、例えば輸送管(1)の終端側に
捕集器を介して合成樹脂成形機などの受部が接続され
る。
〔考案の効果〕
この考案は、(1)輸送管の輸送元側を継手により外管
内で上下動可能に挿入しているから、貯槽内への挿入時
には材料入口を閉じる如く輸送管を下動することによ
り、挿入時における材料の抵抗や詰りを防止できる。ま
た、輸送管の入口でノズルを被覆する如く下動すると上
記効果が最大となるばかりか、輸送管からの外気を遮断
できるために貯槽内の材料に対して輸送管を介しての外
気水分等による悪影響が回避できる。
(2)さらに、貯槽内への輸送管の挿入完了後には、該
輸送管を上動することにより、外管の材料入口に対する
開口断面積(つまり絞り度合)を調節して、輸送管への
材料供給量を調節することができる。
(3)第1継手と第2継手との間には螺軸とノブとから
なる位置決め機構を設けているから、輸送管の材料入口
に対する輸送管の絞り度合を任意に調節できる。
(4)粉粒体気力輸送装置における供給装置として、従
来から使用されている輸送管の内径は粉粒体が詰る恐れ
のない粉粒体の粒子の最大長さの10倍以上となされてい
たが、本願考案によれば、輸送管の内径が粉粒体の粒子
の最大長さの2〜6倍の輸送管でも粉粒体がつまること
なく円滑に輸送される。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一実施例の一部分解縦断面図、第2図は第1
図の左側面図、第3図は輸送管の上下動状態を示す左側
面図、第4図は一適用例の縦断面図である。 (F)……供給装置、(M)……粉粒体、(T)……貯
槽、(1)……輸送管、(1a)……輸送管の材料入口、
(10)……外管、(11)……外管の材料入口、(12)…
…ガス案内路、(13)……ガス通路、(20)……継手、
(21)……第1継手、(22)……第2継手、(23)……
螺軸、(24)……調整ノブ、(25)……位置決め機構、
(31)……ガス導入口、(40)……ノズル、(41)……
横貫通孔、(42)……噴出孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−197523(JP,A) 特開 昭61−140414(JP,A) 特開 昭58−130820(JP,A) 特開 昭51−124883(JP,A) 実開 平1−149327(JP,U) 実公 昭38−2156(JP,Y1)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外管内に輸送管の輸送元側を継手により上
    下動可能に挿入するとともに、その継手にはガス導入口
    を形成する一方、 外管の下部側壁には、材料入口と、外管と輸送管とで形
    成されるガス通路に連通されるガス案内路とを形成する
    とともに、 同外管の下部には輸送管の材料入口と対向する如くノズ
    ルを設け、このノズルの噴出孔と前記外管の下部側壁の
    ガス案内路とを連通させてなることを特徴とする粉粒体
    気力輸送装置における供給装置。
  2. 【請求項2】継手は、外管の上部開口を閉塞する第1継
    手と、第1継手上方に上下動可能に設けた第2継手とで
    構成し、第1継手と第2継手との間には螺軸とノブとか
    らなる位置決め機構を設け、材料入口に対する輸送管の
    絞り度合を調節できるように構成してある請求項第
    (1)項記載の粉粒体気力輸送装置における供給装置。
  3. 【請求項3】輸送管は輸送すべき粉粒体の粒子の最大長
    さの2〜6倍の内径としてある請求項第(1)項または
    第(2)項記載の粉粒体気力輸送装置における供給装
    置。
  4. 【請求項4】輸送管は輸送すべき粉粒体と同一の素材で
    形成してある請求項第(1)項ないし第(3)項のいず
    れかに記載の粉粒体気力輸送装置における供給装置。
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