JPH07262692A - ディスク記録再生方式 - Google Patents

ディスク記録再生方式

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JPH07262692A
JPH07262692A JP5615494A JP5615494A JPH07262692A JP H07262692 A JPH07262692 A JP H07262692A JP 5615494 A JP5615494 A JP 5615494A JP 5615494 A JP5615494 A JP 5615494A JP H07262692 A JPH07262692 A JP H07262692A
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録容量はCLV方式と同じに理論的な最大
値を得、アクセス時間はCAV方式のアクセス時間を得
る。 【構成】 CLV方式でフォーマットされたディスク2
1を半径上の位置に応じて仮想ゾーンに区分し、区分さ
れた各ゾーンに対して記録再生するに際し、ディスクを
CAV方式で回転させ、各ゾーン毎に半径方向の内側か
ら外側に向かって階段状に周波数が高くなる異なる記録
再生クロックを使用する。このようにした場合、各ゾー
ン中の内周側に比較して外周側ではデータ部Dの長さが
長くなるが、この長さの長くなる分バッファ部BFを設
けておくことにより、CLV方式でフォーマットされた
ディスクをCAV方式で回転させて使用することができ
る。これにより、CLV方式による大記録容量とCAV
方式による高速アクセス性を同時に成立させることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、追記型光デ
ィスクドライブに適用して好適なディスク記録再生方式
に関する。なお、この明細書または添付図面中、「記録
再生」の用語は、記録及び(又は)再生を意味するもの
とする。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディスク記録再生方式として
は、ディスク上のセクタの配置とスピンドルモータの速
度(ディスクの回転)制御法に対応して、CAV(Cons
tant Angular Velocity :角速度一定),CLV(Cons
tant Linear Velocity:線速度一定)およびMCAV
(Modified CAV:ゾーン角速度一定)の各方式が良く知
られており実用に供されている。
【0003】図5は、ディスクの回転制御系を一般化し
たブロック図である。なお、図示はしていないが、記録
再生ヘッドはディスク1の半径方向Rに移動されるよう
になっている。図5において、ディスク1はスピンドル
モータ2によって軸3の一端を介して回転させられる。
【0004】軸3の他端には、周波数発電器等の回転数
を検出する回転センサ4が取り付けられている。回転セ
ンサ4の出力から回転数検出回路5で回転数信号S1
形成される。回転数信号S1 は、比較回路6の比較入力
端子に供給される。比較回路6の基準入力端子には、端
子7を通じて所定の回転数の基準信号S2 が供給されて
いる。
【0005】したがって、比較回路6によって回転数信
号S1 が表す回転数値と基準信号S 2 が表す基準回転数
値とが比較され、その誤差がゼロ値になるように駆動回
路8から駆動信号S3 がスピンドルモータ2に供給され
ることで、いわゆるサーボループが構成され、ディスク
1は基準信号S2 が表す基準回転数値で回転されること
になる。なお、このサーボループは、サーボの精度を上
げるために位相制御ループおよび速度制御ループが個別
に構成されたり、位相補償回路が付加されたりするが、
図5では簡略化しているので図示していない。
【0006】以下、この図5を適宜参照しながら上記3
つの方式について説明する。第1にCAV方式は、ディ
スク1の回転を常時一定回転数に保持しながらディスク
1に対して記録再生を行う方式である。したがって、基
準信号S2 の値は半径に対して一定値に設定される。図
6Aは、CAV方式で記録されたディスク1のフォーマ
ットを示している。図中、符号10,11で示すハッチ
ング領域は、それぞれ、内外周側における各トラックの
単位セクタの記録領域を示している。この図から分かる
ように、CAV方式のディスクフォーマットでは、ディ
スク1の内周側から外周側に向かって徐徐に単位セクタ
を記録するのに必要な実際の、すなわち物理的なディス
ク1上の周方向の長さが長くなっている。結局、このC
AV方式では、ディスク1の内周側から外周側に向かっ
て徐徐に記録密度が低下するので、全体としての記録容
量は比較的に小さいといえる。
【0007】第2にCLV方式は、ディスク1の回転を
ディスク1の半径に反比例(基準信号S2 をそのように
設定する。)した回転速度に変化させながらディスク1
に対して記録再生を行う方式である。図6Bは、CLV
方式で記録されたディスクのフォーマットを示してい
る。符号12、13で示すハッチング領域は、それぞ
れ、内外周側における各トラックの単位セクタの記録領
域を示している。記録領域12,13の周方向の長さは
同一になっている。したがって、ディスク1の全面で同
一の記録密度が得られるので、記録容量が理論的には最
大になる。記録容量はCAV方式に比較して、通常、
1.5倍程度になっている。
【0008】しかし、このCLV方式では、線速度を一
定に保持するためには記録再生ヘッドのディスク1の半
径方向Rの位置に対応してスピンドルモータ2の回転数
を変化させる必要がある。つまり、基準信号S2 の値
(基準回転数値)を記録再生トラックナンバー(トラッ
ク番号)の関数として定義することが必要になる。この
CLV方式では、記録再生ヘッドの半径方向Rへの任意
のセクタに対するアクセスに伴ってディスク1の回転数
を変化させることが必須であり、特に、例えば、比較的
に内周側から比較的に外周側への長距離区間の記録再生
ヘッドの移動時におけるアクセス時間が相当に長くなる
という欠点がある。
【0009】なお、CAV,CLVの両方式とも単位時
間当たりに記録再生するセクタ数は一定であるので、デ
ータ転送速度は、ディスク1の全面で同一の速度にな
る。言い換れば、記録再生クロックの周波数がディスク
1の全面で同一の周波数である。
【0010】第3にMCAV方式は、CAV方式の利点
を生かしながら記録容量の増加を目的とした方式であ
る。基準信号S2 の値は半径に対して一定である。図6
Cは、このMCAV方式で記録されたディスク1のフォ
ーマットを示している。この方式では、ディスク1の記
録再生面を複数の物理的なゾーン16a,16b,16
c,…に区分し、各ゾーン内ではCAV方式で記録再生
を行う。ゾーンが切り替わると、記録再生クロックの周
波数が切り替えられ、そのゾーン内で使用可能な最高ク
ロック周波数を新たに設定して記録再生を行う。この結
果、各ゾーンの最内周トラックにおける記録領域17
a,17b,17c,…の長さ、すなわち単位セクタ長
が一定、言い換えれば、記録密度が同一になり、外周に
向かうにしたがってトラック当たりのセクタ数が増加す
る。このMCAV方式では、ゾーン毎に記録再生クロッ
クの周波数が変化するので、データ転送速度がゾーンに
よって変化する。
【0011】図7は、上述の3方式についてのディスク
記録容量を比較して示している。図7において、横軸
は、ディスク1の記録領域の最内周の半径r0 のトラッ
クから最外周の半径rmax までのトラックを示してお
り、縦軸は所定の半径rに対応するトラック当たりのセ
クタ数を示している。半径r0 のトラックのセクタ数を
0 で表し、半径rmax のトラックのセクタ数をSma
xで表している。したがって、面積がディスク1の記録
容量に対応する。ハッチングを施した点線で示した長方
形がCAV方式、その長方形部分を含む一点鎖線で示し
た階段状図形がMCAV方式、長方形部分を含む実線で
示した台形がCLV方式による記録容量を示している。
このようにCLV方式の記録容量が理論的には最大の記
録容量になる(図7例では、CAV方式の約1.5
倍)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、CA
V方式はアクセス時間は短いが、記録領域がディスク1
の外周側に移るにつれて線記録密度が低くなるので全体
としての記録容量が小さいという問題がある。
【0013】また、CLV方式は、線速度が一定で記録
されるので記録容量が大きい(CAV方式の約1.5
倍)が、半径に応じてスピンドルモータ2の回転数を変
化させる必要があるのでアクセス時間が長いという問題
がある。
【0014】さらに、MCAV方式では一定の回転数で
あるのでアクセス時間が短くCLV方式に近い記録容量
が得られるが、ディスクを物理的な固定のゾーンに分割
しているので、常に絶対アドレスを正確に管理しながら
記録再生クロックの切り替え制御を行なわなければない
という複雑さがある。またデータ転送速度が内外周で2
倍違うので、同様に、制御が複雑になるという問題があ
る。
【0015】そこで、これらの課題を考慮して、本願発
明者は、特願平4−317223号出願に係わる明細書
に記載された技術を考えた。この発明は、この技術を改
良した発明であり、この発明の課題を事前に明らかにす
るために以下この先行技術を簡単に説明する。
【0016】図8は、この技術を説明するための線図で
ある。この技術では、CLV方式でフォーマットされた
中心Oの光ディスク21を半径位置に応じてm個の仮想
ゾーンV(V=1,2,3,……,m)に区分し、区分
された各仮想ゾーンVに記録再生するに際し、半径方向
Rの内側から外側に向かって各仮想ゾーンV毎に階段状
に周波数が高くなる異なる記録再生クロックを発生させ
るとともに、各仮想ゾーンV内では半径rの増加に応じ
てディスク21の回転数を減少させるようにしたので、
記録再生クロック周波数の増加の割合とディスクの回転
数の減少の割合とを適切に選定することにより、線記録
密度一定の記録再生を行うことができる。
【0017】すなわち、この技術によれば、記録容量は
CLV方式と同じに理論的な最大値が得られ、一方、ア
クセス時間はCAV方式に近いアクセス時間が得られる
という効果を有する。
【0018】このようにこの技術によれば、記録再生ク
ロックの周波数を階段状に切り換えることで、ディスク
の回転数の変動を少なく抑えている。
【0019】しかしながらディスクの回転数の変動を少
なく抑えることができるとしても、ディスクの回転数を
可変にしなければならず、そのための回転制御系の構成
が複雑になる。
【0020】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであって、CLV方式のディスクの回転制御を
完全なCAV方式で行うことを可能とするディスク記録
再生方式を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】第1のこの発明は、CL
V方式でフォーマットされたディスク21に対する記録
再生を行うディスク記録再生方式において、ディスク2
1を半径位置に応じて仮想ゾーンVに区分する手段50
と、ディスク21をCAV方式で回転させる手段2と、
CAV方式で回転されるディスク21の区分された各仮
想ゾーンVに対して記録再生するに際し、半径方向R内
側から外側に向かって各ゾーン毎に階段状に周波数fが
高くなる異なる記録再生クロックCKを発生するクロッ
ク発生手段29とを有し、CLV方式でフォーマットさ
れたディスク21をCAV方式で回転させて使用するよ
うにしたものである。
【0022】第2のこの発明は、第1のこの発明におい
て、ディスク21の1トラック上の記録部分の単位領域
P内の終わりの部分に緩衝領域BFを確保し、この緩衝
領域BFにより、仮想ゾーンV内における記録領域長D
の偏差(記録領域長Dの伸び縮み)を吸収するようにし
たものである。
【0023】第3のこの発明は、第1及び第2のこの発
明において、所定の仮想ゾーンV=iに対して記録再生
中に、この所定の仮想ゾーンに隣接する仮想ゾーン、例
えば、V=i+1に記録再生領域が移行した場合には記
録再生クロックCKの周波数fiを可変せずに所定の仮
想ゾーンV=iに対して設定された周波数fiの記録再
生クロックCKで所定の仮想ゾーンV=iに隣接する仮
想ゾーンV=i+1に対して連続的に記録再生するよう
にしたものである。
【0024】第4のこの発明は、第1及び第2のこの発
明において、例えば、図4に示すように、所定の仮想ゾ
ーンに対して記録再生クロックCK1 で記録再生中に、
この所定の仮想ゾーンに隣接する仮想ゾーンに記録再生
領域が移行する場合には、予め、この隣接する仮想ゾー
ンに対する同期した周波数を有する記録再生クロックC
2 を準備し、上記隣接する仮想ゾーンに移行すると
き、準備した記録再生クロックCK2 に切り換えるよう
にしたものである。
【0025】
【作用】第1のこの発明によれば、CLV方式でフォー
マットされたディスクを半径位置に応じて仮想ゾーンに
区分し、区分された各ゾーンVに対して記録再生するに
際し、ディスクをCAV方式で回転させ、各ゾーン毎に
半径方向内側から外側に向かって階段状に周波数が高く
なる異なる記録再生クロックを使用することで、CLV
方式でフォーマットされたディスクをCAV方式(回転
数一定)で回転させて使用することができるようにして
いる。
【0026】第2のこの発明によれば、第1のこの発明
において、ディスクのトラック上の記録部分の単位領域
内の終わりの部分に緩衝領域を確保し、この緩衝領域に
より、仮想ゾーン内における記録領域長の偏差を吸収す
るようにしているので、確実にCLV方式でフォーマッ
トされたディスクをCAV方式(回転数一定)で回転さ
せて使用することができる
【0027】第3のこの発明によれば、第1及び第2の
この発明において、所定の仮想ゾーンに対して記録再生
中に、この所定の仮想ゾーンに隣接する仮想ゾーンに記
録再生領域が移行した場合には上記記録再生クロックの
周波数を可変せずに上記所定の仮想ゾーンに対して設定
された周波数の記録再生クロックで上記所定の仮想ゾー
ンに隣接する仮想ゾーンに対して連続的に記録再生する
ようにしている。このようにした場合には、ゾーンを横
切る際に記録再生クロックを切り換える必要がない。
【0028】第4のこの発明によれば、第1及び第2の
この発明において、所定の仮想ゾーンV=iに対して記
録再生中に、この所定の仮想ゾーンに隣接する仮想ゾー
ン(例えば、V=i+1)に記録再生領域が移行する場
合には、予め、この隣接する仮想ゾーンに対する同期し
た周波数を有する記録再生クロックを準備し、上記隣接
する仮想ゾーンに移行するとき、上記準備した記録再生
クロックに切り換えるようにしている。ゾーンを1回横
切ることに限らず、連続して2回横切る記録再生時にも
安定に記録再生を行うことができる。
【0029】
【実施例】以下、この発明ディスク記録再生方式の一実
施例について図面を参照して説明する。なお、以下に参
照する図面において、上記の図5〜図8に示したものに
対応するものには同一の符号を付けている。また、必要
に応じて上記の図面をも適宜参照して説明する。
【0030】この実施例で使用するディスクのフォーマ
ットは図6Bに示したCLVディスクのフォーマットで
ある。このようにCLV方式でフォーマットされたディ
スクの符号を21(図8のディスクも符号21にしてい
る。)にする。
【0031】図1は、例えば、追記型の光ディスクであ
るディスク21のセクタフォーマットを示している。こ
のセクタフォーマットは、ISO/IEC DIS 1
0089に規定された書換可能型(追記型としても使用
できる)の光ディスクであり、図1中、矢印Qは、記録
再生の際におけるヘッドの相対的なトレース方向を示し
ている。
【0032】1トラック上の記録部分の単位領域である
太線で囲んだセクタPは、1つ前のセクタP−1のバッ
ファ部(緩衝領域)BFに続くところの、プリフォーマ
ット(例えば、エンボスによるプリピット)されたヘッ
ダー部Hとそのヘッダ部ーHに続くオフセット部OF及
びこのオフセット部OFに続くデータ部(記録領域長)
Dさらにこのデータ部Dに続くバッファ部BFとから構
成されている。セクタPのバッファ部BFの次には、次
のセクタP+1のヘッダー部Hが続くようになってい
る。
【0033】1セクタ長SLは、上記セクタフォーマッ
トでは、1360B(バイト)であり、ヘッダー部Hの
長さは52B、オフセット部OFの長さは14B、デー
タ部Dの長さは1274B、バッファ部BFの長さは2
0Bである。データ部Dとバッファ部BFは実際には、
記録(追記)可能な同一の領域であり、データ部Dに対
する追記等の書き込みの際におけるそのデータ部Dの物
理的長さが変動してもそれを吸収するための領域とし
て、バッファ部BFが設けられている。データ部Dとバ
ッファ部BFとの間に物理的な境界があるわけではな
い。この例において、バッファ部BFの長さの割合は、
それぞれのバイト長の比から簡単に求められセクタ長S
Lに対して1.47%、データ部Dに対して1.57%
である。
【0034】周知のように、ヘッダー部Hには、そのセ
クタPの先頭を表すセクタマーク、PLL(位相ロック
ループ)のためのVFO(可変周波数発振)部、トラッ
ク番号やセクタ番号が記録されているID部とが形成さ
れている。データ部Dには、追記されるVFO部、シン
ク部に続いてユーザがデータを追記又は消去・書換(光
磁気ディスク等書換可能型ディスクの場合)を行うこと
ができるデータフィールド部が存在する。オフセット部
OFは、リード(読み出し)専用のヘッダー部Hとリー
ド・ライトの切換可能なデータ部Dとの同期の切り替わ
り部である。したがって、ヘッダー部Hとデータ部Dと
では、リード・リード又はリード・ライト(書き込み/
追記)の順でクロックが切り換えられるようになってい
る。
【0035】図2Aは、このようにフォーマット(プリ
フォーマット)された光ディスク21の仮想ゾーン{実
際に物理的に区分されているわけではなく、論理的にリ
ング状に区分されたゾーン(図8をも参照)}の区分を
示している。記録再生に際しては、まず、記録領域を半
径方向Rに沿って、記録領域の最内周半径r0 から最外
周半径rmax までm個のゾーンV(V= 1,2,3,…
i,i+1,……,m−1,m)に仮に(仮想的に)区
分する(以下、ゾーンVを仮想ゾーンVという。また、
意味が明瞭であるときは、仮想ゾーンを単にゾーンとい
う。)。総ゾーン数はm個になる。
【0036】各仮想ゾーンVに対応してゾーンナンバー
(ゾーン番号)nを割り当てる。ゾーン番号nは、n=
0,1,2,3,…,i−1,i,…,m,m−1とす
る。
【0037】図3は、この実施例によるディスク記録再
生方式が適用されたディスク記録再生装置(ディスクド
ライブ)の構成を示している。
【0038】このディスク記録再生装置のスピンドルモ
ータ2は、完全なCAV方式で回転させられる。すなわ
ち、基準回転数信号発生器9から出力される基準回転数
信号S2 が、比較回路6、駆動回路8、スピンドルモー
タ2、周波数発電器等の回転センサ4、回転数検出回路
5から構成されるサーボループのその比較回路6の一方
の入力端子に供給されることで、スピンドルモータ2
は、この基準回転数信号S2 が表す一定の回転数値で一
定回転するようになっている。
【0039】一方、記録再生の各種制御を行う制御手段
として又タイミング発生器としても機能するシステムコ
ントローラ50は、外部のホストコンピュータに接続さ
れるとともに、内部の各回路に接続される。
【0040】システムコントローラ50は、CPU(中
央制御装置)、ソフトウェアが組み込まれるROM(読
み出し専用メモリ)、ワーク用のRAM、データバッフ
ァ(ホストコンピュータから供給されるデータを一旦貯
めるとともに、ディスク21から読み出された再生デー
タRDを一旦貯める用等に供される)、光ヘッド31の
サーボ制御(トラッキング制御、フォーカス制御、シー
ク制御等)用のプロセッサ、SCSIインタフェース等
を含んでいる。
【0041】システムコントローラ50にはホストコン
ピュータから記録再生コマンド等が供給される。この記
録再生コマンドをシステムコントローラ50が解読し、
その記録再生の対象となるセクタ番号SN(セクタ番号
SNは光ディスク21の最内周側のトラックから最外周
側のトラックに向かって連続的に増加(0,1,2,…
…)するようになっているものとする。)を換算回路で
あるゾーン換算回路28に供給する。ゾーン換算回路2
8は、供給されたセクタ番号SNに対応するゾーン番号
nをPLLシンセサイザ構成のシンセザイザ29の一の
入力端子に供給する。
【0042】このシンセサイザ29の他の入力端子に
は、システムコントローラ50から総ゾーン数m(mの
値は例えば147ゾーン)が供給される。シンセサイザ
29のさらに他の入力端子には基準発振器30から周波
数f0 の基準クロックCK0 が供給される。
【0043】シンセサイザ29からは、これらゾーン番
号n、総ゾーン数m及び基準クロックCK0 に基づいて
周波数fのクロックCKが発生され、このクロックCK
は書き込み用クロックとして記録回路33の一の入力端
子に供給されるとともに、シンクロナイザ37の一の入
力端子に供給される。
【0044】記録回路33の他の入力端子にはシステム
コントローラ50から端子22を通じて記録データWD
が供給される。記録回路33からは、この記録データW
DがクロックCK(又はその逓倍クロック)により所定
変調された記録信号WSがマルチプレクサ32の一の固
定入力端子32bに供給される。
【0045】マルチプレクサ32の切り換え制御端子3
2dには、システムコントローラ50から書き込みゲー
ト信号WGが供給され、この書き込みゲート信号WGが
ハイレベルのときに、マルチプレクサ32は図示のよう
に共通端子32aが固定端子32bに接続される。この
状態において、記録信号WSがマルチプレクサ32を通
じて光ヘッド31に供給されることで、スピンドルモー
タ2により一定回転されているディスク21上のデータ
部D(図1参照)にレーザ光Lによりデータが記録され
る。
【0046】なお、光ヘッド31に対するシステムコン
トローラ50によるレーザ光Lの光量制御回路について
は周知であり、繁雑さを回避するために、図示していな
いが、記録の際には、ヘッダー部Hでは、比較的に弱い
レーザ光Lがディスク21に照射されることで、ヘッダ
ーHからのアドレス情報を含むID情報が読み取られ、
オフセット部OFでレーザ光Lの強度が切り換えられ、
データ部Dでは比較的に強いレーザ光Lがデータ部Dに
照射されることになる。
【0047】そして、ディスク21からの再生の際に
は、全セクタPに比較的に弱いレーザ光Lが照射され
る。このレーザ光Lによりヘッダー部Hからアドレス情
報を含むID情報が読み取られる。この時、書き込みゲ
ート信号WGはローレベルになっており、その再生信号
RFが、光ヘッド31、マルチプレクサ32の共通端子
32a、固定端子32cを通じてシンクロナイザ37の
一の入力端子に供給される。
【0048】シンクロナイザ37のゲート入力端子に
は、システムコントローラ50から端子34を通じてリ
ードゲートRGが供給される。このシンクロナイザ50
にハイレベルのリードゲートRGは供給されているとき
には、再生信号RFに含まれるVFO信号に同期したク
ロックがこのシンクロナイザ37により生成され、その
同期したクロックにより再生信号RFから再生データR
Dが読み出され、端子35を通じてシステムコントロー
ラ50に供給される。
【0049】この場合、リードゲートRGがローレベル
のときには、シンクロナイザ37には、シンセサイザ2
9からクロックCKが供給される。シンクロナイザ37
は、このクロックCKの周波数fに同期した逓倍クロッ
クを内部で発生するように動作している。このように、
シンクロナイザ37に再生信号RFが供給されていない
ときに、クロックCKにより動作させるのは、このクロ
ックCKの周波数fと再生信号RFに含まれるVFO信
号の周波数がほぼ同じであることから、再生信号RFが
供給されたときに、このVFO信号の周波数への引き込
み時間を短くするために、予め、クロックCKの周波数
fにシンクロナイザ37を構成するPLL(図示してい
ない)を引き込ませるためである。
【0050】次に図3例の要部動作について説明する。
【0051】システムコントローラ50からセクタ番号
SNがゾーン換算回路に供給されると、そのセクタ番号
SNが存在するゾーンの番号(ゾーン番号)nがゾーン
換算回路28から出力される。ゾーン換算回路28はル
ックアップテーブルとしてもよい。なお、セクタ番号S
Nとゾーン番号nは一意に対応する。
【0052】シンセサイザ29は、基準周波数f0 ,ゾ
ーン番号nおよび総ゾーン数mから次の(1) 式にしたが
って対象セクタが存在する周波数fiのクロックCKを
生成して記録回路33及びシンセクロナイザ37に供給
する。
【0053】
【数1】 fi={1+(n/m)}・f0 … (1)
【0054】基準周波数f0 は、ゾーン番号n=0(仮
想ゾーンV=1)でのクロックCKの周波数fに等し
い。総ゾーン数mを、例えば、m=128程度に設定し
たときには、仮想ゾーンV=mにおける周波数は最高周
波数fmax=(1+127/128)f0 になり、こ
の場合にデータ転送クロックCKの周波数の変化幅は、
最大でも約2倍にしかならないことが分かる。
【0055】このようにして生成されたクロックCKに
より、原則的には、そのゾーン番号n=iに対応する仮
想ゾーンV(V=i+1)内において同一の周波数fi
によりディスク21に対するリード/ライト動作、言い
換えれば記録再生動作が行われる。
【0056】図2Bは、式(1) に基づいて光ディスク2
1の仮想ゾーンVに対して設定される(シンセサイザ2
9で生成された)クロックCKの周波数fの値の変化特
性を示している。原則として同一の仮想ゾーンV内で
は、データ転送クロック周波数fが一定(例えば、仮想
ゾーンV=i+1ではf=fi)であることが分かる。
【0057】ディスク21上でCLV方式によるフォー
マット(線記録密度一定のフォーマット)が達成される
ためには、ディスク21の回転の角周波数をω半径をr
として式(2) の等式が満足されることが条件となる。
【0058】
【数2】(rω/f)=一定 … (2)
【0059】各ゾーンVの最内周側の半径位置を考え
る。ここでの半径を半径r=rn 、クロック周波数fを
f=fn とすると、それら半径rとクロック周波数fは
それぞれ、式(3) 、式(4) で与えられる。
【0060】
【数3】rn =(1+n/m)r0 … (3)
【0061】
【数4】fn =(1+n/m)f0 … (4)
【0062】式(3) 及び式(4) からωn =ω0 が得られ
る。すなわち、各ゾーンVの最内周側の回転数は全て同
一の回転数になる。
【0063】そして、各ゾーンV内では半径rが増加す
るにしたがって回転数を減少させる必要があるように考
えられる。このゾーン内回転数の変動は各ゾーンVで異
なり、式(5) で与えられる。
【0064】
【数5】(n+m)/(n+m+1) … (5)
【0065】式(5) から総ゾーン数mが与えられたと
き、ゾーン番号nの値が小さいほど、言い換えれば、デ
ィスク21の内周側ほど回転数の変動量が大きいことが
分かる。また、総ゾーン数mを増やせば、回転数の変動
量が少なくて済むことになる。
【0066】例えば、総ゾーン数mの値をm=128、
ゾーン番号nを最内周のn=0とすると、そのゾーン番
号0の仮想ゾーンV=1における変動量ω/ω0 は、ω
/ω0 =(0+128)/(0+128+1)=0.9
922になるので、0.78%程度の回転数の変動にな
る(図2C参照)。これは、仮想ゾーンVの総ゾーン数
(区分)mをm=128程度に分割すれば、ディスク1
の内周側での変動の大きい所でも1%以下に収まること
が分かる。
【0067】つまり、この程度の変動量であるので、ス
ピンドルモータ2の回転数を変化させることなくCLV
フォーマットからの偏差を吸収できれば、ゾーン内でC
LV方式による制御を行う必要がなくなるというこの発
明のポイントになる考え方が発想される。
【0068】これを、具体的に行うため、すなわち、偏
差を吸収するため、図1に示すように、セクタPと隣合
うセクタP+1との間に存在するセクタギャップである
バッファ部BFの長さをセクタ長SL(データ部Dの長
さと考えてもよい。)の1%を超える値程度、例えば、
1.5%程度に設定してやれば、記録時におけるクロッ
クCKの偏りによるデータ部Dの長さの変動(偏差)を
吸収することができる。なお、再生時におけるシンクロ
ナイザ37を構成するPLLの引き込み範囲は通常数%
あるので特に問題は発生しない。
【0069】そこで、図3例では、記録再生コマンドに
より対象セクタが特定されると、その対象セクタが存在
するトラック番号により仮想ゾーン番号が指定され、予
め与えられているゾーン数mとゾーン番号nとからシン
セサイザ29により、式(1)により決定される周波数f
を有するクロックCKが決定される。
【0070】この決定されたクロックCKにより、指定
されたセクタ数だけの記録・再生処理がディスク一定回
転、すなわち、CAV方式のもとで実行される。ディス
ク1上のゾーンVは仮想的なものであり、ディスク1上
には何等の区別が存在している分けではない。
【0071】したがって、同一コマンドでの記録再生中
に、光ヘッド31が仮想ゾーンVを横切っても(一のゾ
ーンから次のゾーンに移った場合でも)何も新たな処理
を行うことなく、言い換えれば、同一周波数のクロック
CKで当該次のゾーンでの記録再生を継続することが可
能である。ただし、この場合は、前のゾーンにおける周
波数を有する記録再生クロックCKを使用して記録再生
を行っているので、CLVフォーマットからの偏りが大
きくなる。
【0072】そこで、この対策としては、同一コマンド
で記録再生を実行するセクタ数(書き込み長又は読み出
し長)を制限することが考えられる。そして、通常、O
SとしてUNIXが採用された装置では64kB毎にコ
マンドが発行されること、WOディスクでは記録の際に
は、必ず、ベリファイ動作が実行されてシステムコント
ローラ50中のデータバッファの容量以上の書き込み動
作は一度にできないこと、等から書き込み時に同一コマ
ンドで実行されるセクタ数を制限することはシステム全
体の性能を損なうものではない。一方、読み出し時に
は、シンクロナイザ37を構成するPLLのロックが外
れた時点で内部リトライを行い、所定のゾーンのクロッ
クに合わせ直せばよいので問題はない。
【0073】このように上記した実施例によれば、CL
V方式でフォーマットされたディスク21を半径r上の
位置に応じて仮想ゾーンVに区分し、区分された各ゾー
ンVに対して記録再生するに際し、ディスク21をCA
V方式で回転させ、各ゾーンV毎に半径方向Rの内側か
ら外側に向かって階段状に周波数が高くなる異なる記録
再生クロックCKを使用している。このようにした場
合、各ゾーンV中の内周側に比較して外周側ではデータ
部Dの長さが長くなるが、この長さの長くなる分バッフ
ァ部BFを設けておくことにより、CLV方式でフォー
マットされたディスク21をCAV方式で回転させて使
用することができる。
【0074】なお、仮想ゾーンVの分割数mの値は、シ
ンセサイザ29、シンクロナイザ37の逓倍可能数や引
き込み範囲とディスク21の回転数及びバッファ部BF
のデータ部Dに対する長さの割合等を考慮して決定すれ
ばよい。もちろん、各条件を満足するように、バッファ
部BFのデータ部Dに対する長さの割合を決定してもよ
い。これにより、CLV方式による大記録容量とCAV
方式による高速アクセス性を同時に成立させることがで
きる。
【0075】また、この書き込み長の制限や仮想ゾーン
を横切ったのに周波数の異なる所定のクロックCKを切
り換えないで使用することによる偏り(データ部Dの記
録長さの変化)の増大を避けるためには、シンセサイザ
29、シンクロナイザ37を2重化構成にすればよい。
読み出し時にも、この2重化したシンセサイザ29及び
シンクロナイザ37により対応が可能である。
【0076】図4は、2重化したシンセサイザ29、2
9A及びシンクロナイザ37、37Aを採用した光ディ
スクドライブの要部の構成を示している。なお、図4に
おいて、図3に示したものに対応するものには同一の符
号を付けてその詳細な説明は省略する。
【0077】この図4例において、システムコントロー
ラ50から端子54を通じてセクタ番号SNがゾーン換
算回路28に供給される点は図3と同じであるが、セク
タ番号SNは切換信号作成器57にも供給される。切換
信号作成器57は、セクタ番号SNから仮想ゾーンVの
切換セクタ(切換トラック)を特定し、切り換え信号を
シンセサイザ29、29Aを切り換えるマルチプレクサ
52の制御端子及びシンクロナイザ37、37Aを切り
換えるマルチプレクサ53の制御端子にそれぞれ供給す
る。
【0078】すなわち、マルチプレクサ52の共通端子
52aと固定端子52bとが接続され、かつ、マルチプ
レクサ53の共通端子53aと固定端子53bが接続さ
れた状態において記録再生を開始したゾーン番号n=i
−1の仮想ゾーンV=iの周波数fi−1を有するクロ
ックCK1 に一方のシンセサイザ29とシンクロナイザ
37は同期して上述の記録再生動作を行う。一方、待機
中のシンセサイザ29Aとシンクロナイザ37Aを次に
使用しようとする隣接するゾーン番号n=iの仮想ゾー
ンV=i+1の周波数fiを有するクロックCK2 に前
もって同期させておき、光ヘッド31が仮想ゾーンV=
iから仮想ゾーンV=i+1に横切った時速やかに待機
中のそれらシンセサイザ29Aとシンクロナイザ37A
に切り換え(マルチプレクサ52の共通端子52aを固
定端子52c側に切り換え、かつ、マルチプレクサ53
の共通端子53aを固定端子53b側に切り換え
る。)、時間的遅れのないように使用クロックをクロッ
クCK1 からクロックCK2 に変更するようにする。そ
の後、新たに待機中になったシンセサイザ29及びシン
クロナイザ37は次のゾーン番号n=i+1の仮想ゾー
ンV=i+2の使用クロックCK1 に同期させておけば
よい。
【0079】なお、仮想ゾーンVに区切るという考え方
をしないで、例えば、区切りの1セクタはダミーセクタ
として使用しない等、ディスク21上で何らかのゾーン
の区切りを準備すれば、このような2重化の構成を採る
ことなく、そのダミーセクタ部分でゾーン毎にクロック
を切り換えるようにすることも可能である。
【0080】上述した実施例では、ディスク21として
追記型の光ディスクを例として説明したが、同様な制御
方式をCLVフォーマットで記録されているCD、CD
−ROMにも適用することができる。また、書換可能な
MOディスクにも採用することができる。また、光ディ
スクに制限されるわけではなくハードディスク等の磁気
ディスク等にも適用できる。
【0081】なお、この発明は上記の実施例に限らずこ
の発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得る
ことはもちろんである。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、第1のこの発明に
よれば、CLV方式でフォーマットされたディスクを半
径位置に応じて仮想ゾーンに区分し、区分された各ゾー
ンに対して記録再生するに際し、ディスクをCAV(回
転数一定)方式で回転させ、各ゾーン毎に半径方向内側
から外側に向かって階段状に周波数が高くなる異なる記
録再生クロックを使用することで、CLV方式でフォー
マットされたディスクをCAV方式(回転数一定)で回
転させて使用することができるようにしている。このた
め、大容量性と高速アクセス性を同時に達成することが
できる。
【0083】なお、ディスクの回転数が一定であるの
で、例えば、この発明が適用された光ディスクドライブ
が、ディスクの両面に複数のヘッドを有している場合に
おいても、それらのヘッドは相互に依存することなく独
立にシーク動作、記録再生動作を行わせることが可能に
なるという派生的な効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セクタフォーマットの説明に供される線図であ
る。
【図2】Aはこの発明方式により光ディスクを仮想ゾー
ンに分割した状態を表す線図である。Bはクロックの周
波数の変化特性を示す線図である。Cは回転数変動の説
明に供される線図である。
【図3】この発明方式の一実施例が適用されたディスク
記録再生装置例の構成を示す線図である。
【図4】この発明方式の他の実施例が適用されたディス
ク記録再生装置例の構成を示す線図である。
【図5】ディスクの一般的な回転制御系の構成を示す線
図である。
【図6】AはCAV方式の記録フォーマットの説明に供
される線図である。BはCLV方式の記録フォーマット
の説明に供される線図である。CはMCAV方式の記録
フォーマットの説明に供される線図である。
【図7】図6に示した各方式の記録フォーマットによる
記録容量の説明に供される線図である。
【図8】仮想ゾーンに区切られた光ディスクの平面構成
を示す模式図である。
【符号の説明】
21 光ディスク 28 ゾーン換算回路 29 シンセサイザ 31 光ヘッド 33 記録回路 37 シンクロナイザ CK クロック n ゾーン番号 m 総ゾーン数

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CLV方式でフォーマットされたディス
    クに対する記録再生を行うディスク記録再生方式におい
    て、 上記ディスクを半径位置に応じて仮想ゾーンに区分する
    手段と、 上記ディスクをCAV方式で回転させる手段と、 上記CAV方式で回転されるディスクの区分された各仮
    想ゾーンに対して記録再生するに際し、半径方向内側か
    ら外側に向かって各仮想ゾーン毎に階段状に周波数が高
    くなる異なる記録再生クロックを発生するクロック発生
    手段とを有し、 CLV方式でフォーマットされたディスクをCAV方式
    で回転させて使用するようにしたディスク記録再生方
    式。
  2. 【請求項2】 上記ディスクの1トラック上の記録部分
    の単位領域内の終わりの部分に緩衝領域を確保し、この
    緩衝領域により上記仮想ゾーン内における記録領域長の
    偏差を吸収するようにした請求項1記載のディスク記録
    再生方式。
  3. 【請求項3】 所定の仮想ゾーンに対して記録再生中
    に、この所定の仮想ゾーンに隣接する仮想ゾーンに記録
    再生領域が移行した場合には上記記録再生クロックの周
    波数を可変せずに上記所定の仮想ゾーンに対して設定さ
    れた周波数の記録再生クロックで上記所定の仮想ゾーン
    に隣接する仮想ゾーンに対して連続的に記録再生するよ
    うにした請求項1又は請求項2に記載のディスク記録再
    生方式。
  4. 【請求項4】 所定の仮想ゾーンに対して記録再生中
    に、この所定の仮想ゾーンに隣接する仮想ゾーンに記録
    再生領域が移行する場合には、予め、この隣接する仮想
    ゾーンに対する同期した周波数を有する記録再生クロッ
    クを準備し、上記隣接する仮想ゾーンに移行するとき、
    上記準備した記録再生クロックに切り換えるようにした
    請求項1又は請求項2に記載のディスク記録再生方式。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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