JPH07262535A - 反転磁気抵抗ヘッド及び製作方法 - Google Patents
反転磁気抵抗ヘッド及び製作方法Info
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- JPH07262535A JPH07262535A JP4292095A JP4292095A JPH07262535A JP H07262535 A JPH07262535 A JP H07262535A JP 4292095 A JP4292095 A JP 4292095A JP 4292095 A JP4292095 A JP 4292095A JP H07262535 A JPH07262535 A JP H07262535A
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- reversing
- magnetoresistive head
- pole
- gap
- magnetoresistive
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/33—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
- G11B5/39—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
- G11B5/3903—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
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- G11B5/3967—Composite structural arrangements of transducers, e.g. inductive write and magnetoresistive read
-
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- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/31—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
- G11B5/3163—Fabrication methods or processes specially adapted for a particular head structure, e.g. using base layers for electroplating, using functional layers for masking, using energy or particle beams for shaping the structure or modifying the properties of the basic layers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 反転磁気抵抗ヘッド及び製作方法を提供す
る。 【構成】 反転磁気抵抗ヘッド50の製作方法にはライ
ターの製作が含まれる。ライターはライトギャップ6
6、66A、磁極端72、及び頂部磁極/底部シールド
24だけでなく銅コイル64及びポリマー58が充填さ
れた凹んだ底部磁極56を含んでいる。ポリマー58及
びライトギャップ66、66Aの頂面は平坦化されてリ
ーダーを配置することができる実質的に平滑な表面が提
供される。リーダーはライターの上に作成され第1のリ
ーダーギャップ78、磁気抵抗素子80、第2のリーダ
ーギャップ84、及びシールド74を含んでいる。
る。 【構成】 反転磁気抵抗ヘッド50の製作方法にはライ
ターの製作が含まれる。ライターはライトギャップ6
6、66A、磁極端72、及び頂部磁極/底部シールド
24だけでなく銅コイル64及びポリマー58が充填さ
れた凹んだ底部磁極56を含んでいる。ポリマー58及
びライトギャップ66、66Aの頂面は平坦化されてリ
ーダーを配置することができる実質的に平滑な表面が提
供される。リーダーはライターの上に作成され第1のリ
ーダーギャップ78、磁気抵抗素子80、第2のリーダ
ーギャップ84、及びシールド74を含んでいる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波、高データレー
ト、高トラック密度応用に対する磁気抵抗ヘッドの製作
に関し、特に磁気抵抗ヘッドのライター部上に作成され
た磁気抵抗ヘッドのリーダー部を有する反転磁気抵抗ヘ
ッドの製作に関する。
ト、高トラック密度応用に対する磁気抵抗ヘッドの製作
に関し、特に磁気抵抗ヘッドのライター部上に作成され
た磁気抵抗ヘッドのリーダー部を有する反転磁気抵抗ヘ
ッドの製作に関する。
【0002】
【従来の技術】標準磁気抵抗(MR)ヘッドではリーダ
ー部の上にライター部が作成される。MRヘッドは磁気
記憶システムにおいて磁気的に符号化された情報を磁気
記憶媒体から検出しかつ磁気的に符号化された情報を記
憶媒体へ書き込むのに使用される。読取モードでは、磁
気記憶媒体からの遷移に関連する時間依存磁界によりM
R素子の抵抗率が直接変調される。動作時に、MR素子
へセンス電流を通してその両端間の電圧を測定すること
によりMR素子の抵抗変化を検出することができる。こ
のようにして得られる信号を使用して磁気記憶媒体から
情報やデータを回復することができる。
ー部の上にライター部が作成される。MRヘッドは磁気
記憶システムにおいて磁気的に符号化された情報を磁気
記憶媒体から検出しかつ磁気的に符号化された情報を記
憶媒体へ書き込むのに使用される。読取モードでは、磁
気記憶媒体からの遷移に関連する時間依存磁界によりM
R素子の抵抗率が直接変調される。動作時に、MR素子
へセンス電流を通してその両端間の電圧を測定すること
によりMR素子の抵抗変化を検出することができる。こ
のようにして得られる信号を使用して磁気記憶媒体から
情報やデータを回復することができる。
【0003】実用的なMR素子は代表的に透磁率が高い
ために強磁性合金を使用して形成され、その一例がニッ
ケル鉄(NiFe)である。絶縁基板すなわちウエーハ
の表面に強磁性材が薄膜として堆積される。磁気記憶媒
体からの変化する磁界によりMR素子の磁化方向が変化
ししたがってセンサーの抵抗が変化する。この現象はM
R効果と呼ばれる。
ために強磁性合金を使用して形成され、その一例がニッ
ケル鉄(NiFe)である。絶縁基板すなわちウエーハ
の表面に強磁性材が薄膜として堆積される。磁気記憶媒
体からの変化する磁界によりMR素子の磁化方向が変化
ししたがってセンサーの抵抗が変化する。この現象はM
R効果と呼ばれる。
【0004】素子自体は磁気シールド層上に堆積されて
MR素子を形成するMR材のストリップを含んでいる。
一連の堆積及びエッチング工程によりMR素子の一部か
ら活性領域が形成される。活性領域はMR素子の磁気記
憶媒体による磁界変化を感知する領域である。上部磁気
シールドがMR素子と磁気記憶媒体表面間の障壁として
作用してヘッドを通過する遷移に関連する磁界変化が素
子と再結合するのを防止する。磁気シールドには周囲の
磁気記憶媒体の遷移に関連する浮遊磁界を素子が受け入
れることのないよう保護する働きもある。
MR素子を形成するMR材のストリップを含んでいる。
一連の堆積及びエッチング工程によりMR素子の一部か
ら活性領域が形成される。活性領域はMR素子の磁気記
憶媒体による磁界変化を感知する領域である。上部磁気
シールドがMR素子と磁気記憶媒体表面間の障壁として
作用してヘッドを通過する遷移に関連する磁界変化が素
子と再結合するのを防止する。磁気シールドには周囲の
磁気記憶媒体の遷移に関連する浮遊磁界を素子が受け入
れることのないよう保護する働きもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】MRヘッドの性能に影
響を及ぼす一つの問題点はヘッド表面の平坦度すなわち
“平坦化”である。特に、従来技術のヘッドでは、MR
センサーの頂部シールドはMR素子の活性領域のすぐ上
にディップがある。これによりオフトラック性能が低下
する。平坦化が行われない場合にはMR素子へのコンタ
クトと頂部シールド間もしくは頂部シールドと引き続き
作成される層間に電気的短絡を生じることもある。更に
底部シールドの頂面は通常薄膜に対しては比較的粗いセ
ンダストで被覆されている。この比較的粗い表面により
底部シールドとコンタクト膜間に短絡の問題が生じるこ
ともある。MRリーダーを平坦化する試みは底部シール
ドの平滑化、MRセンサー上の絶縁体の平坦化、もしく
は頂部シールドの平滑化に集中されている。これらのス
テップは更に処理時間を必要とし設計の柔軟性を制限す
ることがある。
響を及ぼす一つの問題点はヘッド表面の平坦度すなわち
“平坦化”である。特に、従来技術のヘッドでは、MR
センサーの頂部シールドはMR素子の活性領域のすぐ上
にディップがある。これによりオフトラック性能が低下
する。平坦化が行われない場合にはMR素子へのコンタ
クトと頂部シールド間もしくは頂部シールドと引き続き
作成される層間に電気的短絡を生じることもある。更に
底部シールドの頂面は通常薄膜に対しては比較的粗いセ
ンダストで被覆されている。この比較的粗い表面により
底部シールドとコンタクト膜間に短絡の問題が生じるこ
ともある。MRリーダーを平坦化する試みは底部シール
ドの平滑化、MRセンサー上の絶縁体の平坦化、もしく
は頂部シールドの平滑化に集中されている。これらのス
テップは更に処理時間を必要とし設計の柔軟性を制限す
ることがある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は磁気記憶媒体か
ら磁気的に記憶された情報を読み取る反転磁気抵抗ヘッ
ド及び製作方法を提供するものである。反転磁気抵抗ヘ
ッドはライターの上に配置されたリーダーを含んでい
る。ライターは底部磁極の上部凹み上にコイル及びポリ
マー絶縁体を充填した凹んだ底部磁極を含んでいる。こ
の底部磁極及びコイル構造が次に平坦化される。平坦化
された底部磁極/コイル構造の上にライトギャップ酸化
物層が堆積される。高モーメント頂部磁極端が形成さ
れ、リーダーの底部シールドでもある、頂部磁極構造の
残部が次に形成される。この底部シールドが平坦化され
る。平坦化された底部シールド上に第1のリーダーギャ
ップ酸化物層が堆積される。第1のリーダーギャップ酸
化物層上に磁気抵抗素子が形成される。磁気抵抗素子は
コンタクトにより磁気抵抗ヘッドの外部領域に接続され
る。磁気抵抗素子及びコンタクト上に第2のリーダーギ
ャップが配置される。第2のリーダーギャップ上に頂部
シールドが配置される。
ら磁気的に記憶された情報を読み取る反転磁気抵抗ヘッ
ド及び製作方法を提供するものである。反転磁気抵抗ヘ
ッドはライターの上に配置されたリーダーを含んでい
る。ライターは底部磁極の上部凹み上にコイル及びポリ
マー絶縁体を充填した凹んだ底部磁極を含んでいる。こ
の底部磁極及びコイル構造が次に平坦化される。平坦化
された底部磁極/コイル構造の上にライトギャップ酸化
物層が堆積される。高モーメント頂部磁極端が形成さ
れ、リーダーの底部シールドでもある、頂部磁極構造の
残部が次に形成される。この底部シールドが平坦化され
る。平坦化された底部シールド上に第1のリーダーギャ
ップ酸化物層が堆積される。第1のリーダーギャップ酸
化物層上に磁気抵抗素子が形成される。磁気抵抗素子は
コンタクトにより磁気抵抗ヘッドの外部領域に接続され
る。磁気抵抗素子及びコンタクト上に第2のリーダーギ
ャップが配置される。第2のリーダーギャップ上に頂部
シールドが配置される。
【0007】
【実施例】図1Aは従来技術の磁気抵抗(MR)ヘッド
10の層構造の断面図である。図1のMRヘッド10は
ヘッドのリーダー部上にヘッドのライター部が配置され
ている標準MRヘッドを示す。MRヘッド10はベース
コート酸化物12、底部シールド14、第1のリーダー
ギャップ酸化物層16、電気的コンタクト18、MR素
子20、第2のリーダーギャップ酸化物層22、頂部シ
ールド/底部磁極24、ライトギャップ酸化物層26、
ポリマー絶縁体層28a、28b、28c、導電性コイ
ル層30a、30b、及び頂部磁極32を含んでいる。
10の層構造の断面図である。図1のMRヘッド10は
ヘッドのリーダー部上にヘッドのライター部が配置され
ている標準MRヘッドを示す。MRヘッド10はベース
コート酸化物12、底部シールド14、第1のリーダー
ギャップ酸化物層16、電気的コンタクト18、MR素
子20、第2のリーダーギャップ酸化物層22、頂部シ
ールド/底部磁極24、ライトギャップ酸化物層26、
ポリマー絶縁体層28a、28b、28c、導電性コイ
ル層30a、30b、及び頂部磁極32を含んでいる。
【0008】底部シールド14はベースコート酸化物1
2上に堆積される。第1のリーダーギャップ酸化物層1
6が底部シールド14上に堆積される。次にMR素子2
0が磁界内で堆積されパターン化される。MR素子20
はMRヘッド10の読取動作中に磁気記憶媒体からの遷
移に関連する磁界を感知する部分である。次にMR素子
20及び第1のリーダーギャップ酸化物層16上に電気
的コンタクト18が堆積される。続いて第2のリーダー
ギャップ酸化物層22が堆積される。2つの酸化物層1
6、22はリードギャップを含みその中にMR素子20
が作成される。次に頂部シールド/底部磁極24が配置
される。頂部シールド/底部磁極24は通常MRヘッド
10のライター部の底部磁極だけでなくMRヘッド10
のリーダー部の頂部シールドを提供するのに利用され
る。
2上に堆積される。第1のリーダーギャップ酸化物層1
6が底部シールド14上に堆積される。次にMR素子2
0が磁界内で堆積されパターン化される。MR素子20
はMRヘッド10の読取動作中に磁気記憶媒体からの遷
移に関連する磁界を感知する部分である。次にMR素子
20及び第1のリーダーギャップ酸化物層16上に電気
的コンタクト18が堆積される。続いて第2のリーダー
ギャップ酸化物層22が堆積される。2つの酸化物層1
6、22はリードギャップを含みその中にMR素子20
が作成される。次に頂部シールド/底部磁極24が配置
される。頂部シールド/底部磁極24は通常MRヘッド
10のライター部の底部磁極だけでなくMRヘッド10
のリーダー部の頂部シールドを提供するのに利用され
る。
【0009】ライトギャップ酸化物層26が堆積され、
続いてポリマー絶縁体層28a、導電性コイル層30
a、ポリマー絶縁体層28b、導電性コイル層30b、
及びポリマー絶縁体層28cが堆積される。最後に、頂
部磁極32が堆積されてMRヘッド10の製作が完了す
る。頂部シールド/底部磁極24及び頂部磁極32によ
り書込動作中のMRヘッド10の書込能力が与えられ
る。導電性コイル30及びポリマー絶縁体層28の数は
設計で決められMRヘッド10のライター部のインダク
タンス能力に影響を及ぼす。しかしながら、各ポリマー
絶縁体層は特定ポリマーに応じて時間長を変えながら2
00−400℃の温度で硬化しなければならない。硬化
工程に対するこの温度範囲の下半部を使用する場合だけ
MRヘッド10のリーダー部の磁気的劣化が回避され
る。これによりMRヘッドリーダーに利用できるポリマ
ーの選択が制限される。
続いてポリマー絶縁体層28a、導電性コイル層30
a、ポリマー絶縁体層28b、導電性コイル層30b、
及びポリマー絶縁体層28cが堆積される。最後に、頂
部磁極32が堆積されてMRヘッド10の製作が完了す
る。頂部シールド/底部磁極24及び頂部磁極32によ
り書込動作中のMRヘッド10の書込能力が与えられ
る。導電性コイル30及びポリマー絶縁体層28の数は
設計で決められMRヘッド10のライター部のインダク
タンス能力に影響を及ぼす。しかしながら、各ポリマー
絶縁体層は特定ポリマーに応じて時間長を変えながら2
00−400℃の温度で硬化しなければならない。硬化
工程に対するこの温度範囲の下半部を使用する場合だけ
MRヘッド10のリーダー部の磁気的劣化が回避され
る。これによりMRヘッドリーダーに利用できるポリマ
ーの選択が制限される。
【0010】図1Bに示すように、MRヘッド10は第
2のリードギャップ酸化物層22の頂面が平坦ではない
すなわち平坦化されないように作成される。第2のリー
ドギャップ酸化物層22の表面が平坦でないとMRヘッ
ド10の引き続き堆積される層も平坦とはならないすな
わち平坦化されない。特に、オーバーコート酸化物層3
3により被覆される頂部磁極32はMRヘッド10の中
心からオフセットされてMRヘッド10により書き込ま
れるトラックの品質が低下することがある。更に、MR
ヘッド10の各堆積層は平坦化して後に堆積される層が
短絡してMRヘッド10が作動できなくなるのを防止す
ることが望ましい。
2のリードギャップ酸化物層22の頂面が平坦ではない
すなわち平坦化されないように作成される。第2のリー
ドギャップ酸化物層22の表面が平坦でないとMRヘッ
ド10の引き続き堆積される層も平坦とはならないすな
わち平坦化されない。特に、オーバーコート酸化物層3
3により被覆される頂部磁極32はMRヘッド10の中
心からオフセットされてMRヘッド10により書き込ま
れるトラックの品質が低下することがある。更に、MR
ヘッド10の各堆積層は平坦化して後に堆積される層が
短絡してMRヘッド10が作動できなくなるのを防止す
ることが望ましい。
【0011】図2に本発明で使用される底部磁極56の
空気軸受面52近くの層構造の断面を示す。反転MRヘ
ッド50はベースコート54、底部磁極56、頂面60
及びディップ62を有するポリマー絶縁体58、及び導
電性コイル64を含んでいる。先縁51は空気軸受面5
2に対して識別される。
空気軸受面52近くの層構造の断面を示す。反転MRヘ
ッド50はベースコート54、底部磁極56、頂面60
及びディップ62を有するポリマー絶縁体58、及び導
電性コイル64を含んでいる。先縁51は空気軸受面5
2に対して識別される。
【0012】本発明の反転MRヘッド50を製作するた
めに、めっきされたパーマロイにより形成される底部磁
極56が最初にベースコート54の凹み内に堆積され
る。ベースコート54内の凹みは化学エッチング及びイ
オンミリングの組み合わせにより形成される。ポリマー
絶縁体58及び導電性コイル64が底部磁極56上の凹
みを充填する。代表的には銅製である導電性コイル64
はポリマー絶縁体58内に一列に配置するか、もしくは
図2に示すように、複数列に配置することができる。導
電性コイル64及びポリマー絶縁体層58の数は反転M
Rヘッド50のライター部のインダクタンス能力に影響
を及ぼす。
めに、めっきされたパーマロイにより形成される底部磁
極56が最初にベースコート54の凹み内に堆積され
る。ベースコート54内の凹みは化学エッチング及びイ
オンミリングの組み合わせにより形成される。ポリマー
絶縁体58及び導電性コイル64が底部磁極56上の凹
みを充填する。代表的には銅製である導電性コイル64
はポリマー絶縁体58内に一列に配置するか、もしくは
図2に示すように、複数列に配置することができる。導
電性コイル64及びポリマー絶縁体層58の数は反転M
Rヘッド50のライター部のインダクタンス能力に影響
を及ぼす。
【0013】図2に示すように、ポリマー絶縁体58の
頂面60は幾分凸凹することがある。硬化工程中にポリ
マーの量が消失してディップ62が生じることがある。
本発明では、ポリマー絶縁体58の頂面60を平坦化し
てそのうえに堆積される反転MRヘッド50の残りの層
が平坦面上に堆積されることが重要である。したがっ
て、ディップ62を含む頂面60の粗い、ぎざぎざした
部分は除去しなければならない。
頂面60は幾分凸凹することがある。硬化工程中にポリ
マーの量が消失してディップ62が生じることがある。
本発明では、ポリマー絶縁体58の頂面60を平坦化し
てそのうえに堆積される反転MRヘッド50の残りの層
が平坦面上に堆積されることが重要である。したがっ
て、ディップ62を含む頂面60の粗い、ぎざぎざした
部分は除去しなければならない。
【0014】図3では、ディップ62を含む頂面60の
ぎざぎざした粗い部分は全て除去されている。通常これ
は2つの方法で行われる。第一に、ポリマー絶縁体58
を形成するポリマー材は頂面60が底部磁極56よりも
高くなるように堆積することができる。次にポリマー絶
縁体58の頂面60が平滑で底部磁極56と同じ高さと
なるまで頂面60にブランケット反応性イオンエッチバ
ック工程及び/もしくは化学機械研磨を実施することが
できる。第二は、ポリマー絶縁体58を形成するポリマ
ー材は粗い頂面60及びディップ62を有して堆積する
ことができる(図2参照)。シリカ層をその頂面が底部
磁極56よりも幾分上に来るように堆積することができ
る。次に、シリカ層上にホトレジストが堆積される。ホ
トレジストは硬化すると、表面張力により完全に平坦と
なる。次にポリマー絶縁体58の頂面60が平滑で完全
に平坦となるまで、ホトレジスト及びシリカ層にシリカ
及びホトレジストを同じ速度で除去するブランケット反
応性イオンエッチバック工程を実施することができる。
ぎざぎざした粗い部分は全て除去されている。通常これ
は2つの方法で行われる。第一に、ポリマー絶縁体58
を形成するポリマー材は頂面60が底部磁極56よりも
高くなるように堆積することができる。次にポリマー絶
縁体58の頂面60が平滑で底部磁極56と同じ高さと
なるまで頂面60にブランケット反応性イオンエッチバ
ック工程及び/もしくは化学機械研磨を実施することが
できる。第二は、ポリマー絶縁体58を形成するポリマ
ー材は粗い頂面60及びディップ62を有して堆積する
ことができる(図2参照)。シリカ層をその頂面が底部
磁極56よりも幾分上に来るように堆積することができ
る。次に、シリカ層上にホトレジストが堆積される。ホ
トレジストは硬化すると、表面張力により完全に平坦と
なる。次にポリマー絶縁体58の頂面60が平滑で完全
に平坦となるまで、ホトレジスト及びシリカ層にシリカ
及びホトレジストを同じ速度で除去するブランケット反
応性イオンエッチバック工程を実施することができる。
【0015】図4に示すように、反転MRヘッド50は
更に頂面68及びチャネル70を有するライトギャップ
酸化物層66を含むことができる。ライトギャップ酸化
物層66はポリマー絶縁体58の頂面60に堆積され
る。ライトギャップ酸化物層66はシリカ、アルミナ、
もしくはダイアモンド状カーボン等のさまざまな絶縁材
から形成することができる。次に空気軸受面52の近く
に配置されたチャネル70がイオンミリングによりチャ
ネル70下側の実際のライトギャップ66aを画定する
ライトギャップ酸化物層66とされる。これにより磁極
端72を極めて正確に画定することができる(図5及び
図6参照)。その理由はホトレジストが平坦面上に堆積
されて、ホトレジストマスクの特徴がより精密に現像さ
れるためである。チャネル70下側の空気軸受面52に
おけるライトギャップ酸化物層66aは高さがおよそ
0.1−1.0ミクロンであり、好ましくはおよそ0.
2−0.8ミクロンである。
更に頂面68及びチャネル70を有するライトギャップ
酸化物層66を含むことができる。ライトギャップ酸化
物層66はポリマー絶縁体58の頂面60に堆積され
る。ライトギャップ酸化物層66はシリカ、アルミナ、
もしくはダイアモンド状カーボン等のさまざまな絶縁材
から形成することができる。次に空気軸受面52の近く
に配置されたチャネル70がイオンミリングによりチャ
ネル70下側の実際のライトギャップ66aを画定する
ライトギャップ酸化物層66とされる。これにより磁極
端72を極めて正確に画定することができる(図5及び
図6参照)。その理由はホトレジストが平坦面上に堆積
されて、ホトレジストマスクの特徴がより精密に現像さ
れるためである。チャネル70下側の空気軸受面52に
おけるライトギャップ酸化物層66aは高さがおよそ
0.1−1.0ミクロンであり、好ましくはおよそ0.
2−0.8ミクロンである。
【0016】図5に示すように、磁極端72は反転MR
ヘッド50の空気軸受面52の後縁73に配置されてい
る。磁極端72は窒化鉄やコバルト鉄等の高モーメント
磁性材から形成されるインサートである。高モーメント
磁性材は標準MRヘッドに使用されるパーマロイよりも
高密度の磁束を支持することができる。高モーメントイ
ンサート形成磁極端72は磁束を集中させて狭いトラッ
クへの書き込みを行うことができる。
ヘッド50の空気軸受面52の後縁73に配置されてい
る。磁極端72は窒化鉄やコバルト鉄等の高モーメント
磁性材から形成されるインサートである。高モーメント
磁性材は標準MRヘッドに使用されるパーマロイよりも
高密度の磁束を支持することができる。高モーメントイ
ンサート形成磁極端72は磁束を集中させて狭いトラッ
クへの書き込みを行うことができる。
【0017】磁極端72を形成する高モーメント磁性材
はライトギャップ酸化物層66の頂面68よりもかなり
高くなるまでチャネル70内へめっきもしくはスパッタ
リングされる。高モーメントインサートの厚さはライタ
ー設計における磁性材によって決まる。インサート厚の
代表的な値は0.5−2.0ミクロンであり、磁極端ト
ラック幅の代表的な値は2.0−5.0ミクロンであ
る。コバルト鉄(Co90Fe10)等のめっきインサート
に使用される本発明の一実施例では、ニッケルバナジウ
ム(Ni80V20)等の非磁性シード層を使用することが
でき、それがライトギャップの一部となる。次に高モー
メント材の突起部がマスクされその周りにパーマロイを
めっきしてほぼ平坦な表面がえられる。次にインサート
上のマスクが除去され全体シールドがユニットとして所
望厚までめっきされる。頂部磁極72/底部シールド7
4結合体の頂面は凹凸を含む可能性が高く、次にそれが
化学機械研磨により除去される。
はライトギャップ酸化物層66の頂面68よりもかなり
高くなるまでチャネル70内へめっきもしくはスパッタ
リングされる。高モーメントインサートの厚さはライタ
ー設計における磁性材によって決まる。インサート厚の
代表的な値は0.5−2.0ミクロンであり、磁極端ト
ラック幅の代表的な値は2.0−5.0ミクロンであ
る。コバルト鉄(Co90Fe10)等のめっきインサート
に使用される本発明の一実施例では、ニッケルバナジウ
ム(Ni80V20)等の非磁性シード層を使用することが
でき、それがライトギャップの一部となる。次に高モー
メント材の突起部がマスクされその周りにパーマロイを
めっきしてほぼ平坦な表面がえられる。次にインサート
上のマスクが除去され全体シールドがユニットとして所
望厚までめっきされる。頂部磁極72/底部シールド7
4結合体の頂面は凹凸を含む可能性が高く、次にそれが
化学機械研磨により除去される。
【0018】図6は反転MRヘッド50のライターの空
気軸受面52を示す断面である。図6に示すように、磁
極端72は底部磁極56上で、底部磁極56と磁極端7
2間に位置するライトギャップ酸化物層66Aの臨界部
分と一致される。ライトギャップ酸化物層66の臨界距
離である底部磁極56と磁極端72間の距離はおよそ
1,000−10,000Åの範囲であり、好ましくは
およそ2,000−8,000Åの範囲である。一実施
例では、底部磁極56の高さはおよそ2.0−4.0μ
mの範囲であり、ポリマー絶縁体58の頂面60と頂面
68間に形成されるライトギャップ酸化物層66の高さ
はおよそ2,000−8,000Åの範囲であり、磁極
端72の高さはおよそ5,000−20,000Åの範
囲であり、ライトギャップ酸化物層66の頂面68と底
部シールド74の頂面76間の底部シールド74の高さ
はおよそ1.5−4.0μmの範囲である。
気軸受面52を示す断面である。図6に示すように、磁
極端72は底部磁極56上で、底部磁極56と磁極端7
2間に位置するライトギャップ酸化物層66Aの臨界部
分と一致される。ライトギャップ酸化物層66の臨界距
離である底部磁極56と磁極端72間の距離はおよそ
1,000−10,000Åの範囲であり、好ましくは
およそ2,000−8,000Åの範囲である。一実施
例では、底部磁極56の高さはおよそ2.0−4.0μ
mの範囲であり、ポリマー絶縁体58の頂面60と頂面
68間に形成されるライトギャップ酸化物層66の高さ
はおよそ2,000−8,000Åの範囲であり、磁極
端72の高さはおよそ5,000−20,000Åの範
囲であり、ライトギャップ酸化物層66の頂面68と底
部シールド74の頂面76間の底部シールド74の高さ
はおよそ1.5−4.0μmの範囲である。
【0019】図7は反転MRヘッド50のライター及び
リーダー部を含む完全に製作されたMRヘッド50の断
面を示す。底部シールド74が堆積され平坦化される
と、リーダーの残りの層を底部シールド74の平坦面上
に堆積することができる。一連の平坦面を堆積させるこ
とにより、標準MRヘッドにおいて重大な問題である短
絡が緩和される。
リーダー部を含む完全に製作されたMRヘッド50の断
面を示す。底部シールド74が堆積され平坦化される
と、リーダーの残りの層を底部シールド74の平坦面上
に堆積することができる。一連の平坦面を堆積させるこ
とにより、標準MRヘッドにおいて重大な問題である短
絡が緩和される。
【0020】反転MRヘッド50のライター部が作成さ
れると、底部シールド74の上に第1のリーダーギャッ
プ酸化物層78が堆積される。一実施例において、第1
のリーダーギャップ酸化物層78の高さは4,000Å
よりも低い。MR素子80は第1のリーダーギャップ酸
化物層78の反転MRヘッド50の後縁73近くに作成
される。MR素子80は単膜もしくは複合膜構造とする
ことができる。MR素子80の特定の実施例によって本
発明の有用性が影響を受けることはない。次に電気的コ
ンタクト82が堆積され、続いて第2のリーダーギャッ
プ酸化物層84、頂部シールド86、及びオーバーコー
ト酸化物層88が堆積される。一実施例において、第2
のリーダーギャップ酸化物層84の高さは4,000Å
よりも低い。更に、特定応用に対して必要であれば境界
制御安定化層、永久磁石安定化層、及び/もしくは誘導
消去や回路抵抗低下のための付加コンタクト層をMRリ
ーダーに組み入れることができる。
れると、底部シールド74の上に第1のリーダーギャッ
プ酸化物層78が堆積される。一実施例において、第1
のリーダーギャップ酸化物層78の高さは4,000Å
よりも低い。MR素子80は第1のリーダーギャップ酸
化物層78の反転MRヘッド50の後縁73近くに作成
される。MR素子80は単膜もしくは複合膜構造とする
ことができる。MR素子80の特定の実施例によって本
発明の有用性が影響を受けることはない。次に電気的コ
ンタクト82が堆積され、続いて第2のリーダーギャッ
プ酸化物層84、頂部シールド86、及びオーバーコー
ト酸化物層88が堆積される。一実施例において、第2
のリーダーギャップ酸化物層84の高さは4,000Å
よりも低い。更に、特定応用に対して必要であれば境界
制御安定化層、永久磁石安定化層、及び/もしくは誘導
消去や回路抵抗低下のための付加コンタクト層をMRリ
ーダーに組み入れることができる。
【0021】図8に反転MRヘッド50の空気軸受面を
示しリーダーとライターの両方が示されている。図8に
示すように、底部磁極56、頂部磁極72、及びMR素
子80は互いに一致されている。従来技術のMRヘッド
における10以上の中間マスク層に較べて、マスクのア
ライメントを複雑にする中間マスク層が1,2層しかな
いため、本発明によりMRセンサーの頂部磁極に対する
アライメント精度が向上する。底部磁極56、頂部磁極
72、及びMR素子80のアライメントは磁気記憶媒体
に対して精密に情報を読み取りかつ書き込むことができ
るMRヘッドを形成するのに重要である。
示しリーダーとライターの両方が示されている。図8に
示すように、底部磁極56、頂部磁極72、及びMR素
子80は互いに一致されている。従来技術のMRヘッド
における10以上の中間マスク層に較べて、マスクのア
ライメントを複雑にする中間マスク層が1,2層しかな
いため、本発明によりMRセンサーの頂部磁極に対する
アライメント精度が向上する。底部磁極56、頂部磁極
72、及びMR素子80のアライメントは磁気記憶媒体
に対して精密に情報を読み取りかつ書き込むことができ
るMRヘッドを形成するのに重要である。
【0022】本発明による反転MRヘッド50にはいく
つかの利点がある。第1に、頂部磁極の精密な画定が行
われる。第2に、MR素子80と頂部磁極72間の距離
が従来技術に較べて実質的に短縮される。これにより反
転MRヘッド50は高い直線密度でディスクに書き込み
を行うことができる。第3に、頂部磁極の平坦性により
リーダー及びライターは、図1Bに示す従来技術のディ
ップような、ディップを頂部磁極に設けることなくオフ
セットすることができる。第4に、頂部シールド面より
上にある膜はオーバーコートだけであるため、頂部シー
ルドにセンダストや他の粗い膜を使用しても粗さによる
短絡を生じることがない。第5に、リーダーよりも先に
ライターを形成することによりMRセンサーの磁性その
他の特性を劣化させることなくポリイミドやベンゼンシ
クロブテン(BCB)等の高温硬化ポリマーを使用する
ことができる。第6に、リーダーよりも先にライターを
形成することによりスピンバルブやジャイアントMRセ
ンサーを使用することができ、それは高温ポリマーの硬
化によりジャイアントMRセンサーやスピンバルブの極
めて薄い層間で相互拡散が生じてそれらの有効性が破壊
されるためである。リーダー部が形成される前に全ての
高温硬化を完了させることにより、ジャイアントMR及
び/もしくはスピンバルブセンサーの使用に対する制約
は殆どなくなる。特に、リーダー及びライターの材料は
従来技術に較べて互いに独立に大幅に最適化することが
できる。
つかの利点がある。第1に、頂部磁極の精密な画定が行
われる。第2に、MR素子80と頂部磁極72間の距離
が従来技術に較べて実質的に短縮される。これにより反
転MRヘッド50は高い直線密度でディスクに書き込み
を行うことができる。第3に、頂部磁極の平坦性により
リーダー及びライターは、図1Bに示す従来技術のディ
ップような、ディップを頂部磁極に設けることなくオフ
セットすることができる。第4に、頂部シールド面より
上にある膜はオーバーコートだけであるため、頂部シー
ルドにセンダストや他の粗い膜を使用しても粗さによる
短絡を生じることがない。第5に、リーダーよりも先に
ライターを形成することによりMRセンサーの磁性その
他の特性を劣化させることなくポリイミドやベンゼンシ
クロブテン(BCB)等の高温硬化ポリマーを使用する
ことができる。第6に、リーダーよりも先にライターを
形成することによりスピンバルブやジャイアントMRセ
ンサーを使用することができ、それは高温ポリマーの硬
化によりジャイアントMRセンサーやスピンバルブの極
めて薄い層間で相互拡散が生じてそれらの有効性が破壊
されるためである。リーダー部が形成される前に全ての
高温硬化を完了させることにより、ジャイアントMR及
び/もしくはスピンバルブセンサーの使用に対する制約
は殆どなくなる。特に、リーダー及びライターの材料は
従来技術に較べて互いに独立に大幅に最適化することが
できる。
【0023】特定実施例について本発明を説明してきた
が、当業者であれば発明の精神及び範囲内で形式及び詳
細を変更できることがお判りと思われる。
が、当業者であれば発明の精神及び範囲内で形式及び詳
細を変更できることがお判りと思われる。
【図1】Aは従来技術の磁気抵抗ヘッドの層構造の断面
図。Bは従来技術の磁気抵抗ヘッドの空気軸受面の層構
造を示す断面図。
図。Bは従来技術の磁気抵抗ヘッドの空気軸受面の層構
造を示す断面図。
【図2】平坦化を行う前の磁気抵抗ヘッドのライターの
底部磁極の層構造の断面図。
底部磁極の層構造の断面図。
【図3】平坦化を行った後の磁気抵抗ヘッドのライター
の底部磁極の層構造の断面図。
の底部磁極の層構造の断面図。
【図4】ライトギャップ内の凹んだチャネルを示すライ
ターの底部の層構造の断面図。
ターの底部の層構造の断面図。
【図5】磁気抵抗ヘッドのライターの層構造の断面図。
【図6】磁気抵抗ヘッドのライターの空気軸受面層を示
す断面図。
す断面図。
【図7】完全な磁気抵抗ヘッドの層構造の断面図。
【図8】完全な磁気抵抗ヘッドの空気軸受面の層構造を
示す断面図。
示す断面図。
10 磁気抵抗ヘッド 12 ベースコート酸化物 14 底部シールド 16 第1のリーダーギャップ酸化物層 18 電気的コンタクト 20 MR素子 22 第2のリーダーギャップ酸化物層 24 頂部シールド/底部磁極 26 ライトギャップ酸化物層 28A、28B、28C ポリマー絶縁体層 30A、30B 導電性コイル層 32 頂部磁極 33 オーバーコート酸化物層 50 反転MRヘッド 52 空気軸受面 54 ベースコート 56 底部磁極 58 ポリマー絶縁体 64 導電性コイル 66、66A ライトギャップ酸化物層 72 磁極端 74 底部シールド 78 第1のリーダーギャップ酸化物層 80 MR素子 82 電気的コンタクト 84 第2のリーダーギャップ酸化物層 86 頂部シールド 88 オーバーコート酸化物層
Claims (28)
- 【請求項1】 反転磁気抵抗ヘッドの製作方法であっ
て、該方法は、ヘッドの空気軸受面から遠い位置で上部
に凹みを有してベースコート内に底部磁極を作成し、底
部磁極上の凹み内にポリマー絶縁体及び導電性コイルを
配置し、凹みに配置されたポリマー絶縁体の頂面を平坦
化し、ポリマーの頂面上にライトギャップを作成し、空
気軸受面に近いライトギャップ内に非磁性高モーメント
材の磁極端を形成し、ライトギャップの頂面を平坦化
し、磁極端及びライトギャップ上に頂部磁極/底部シー
ルドを作成し、頂部磁極/底部シールド上に第1のリー
ダーギャップを作成し、空気軸受面に近い第1のリーダ
ーギャップ上に部分的に磁気抵抗素子を形成し、磁気抵
抗素子を反転磁気抵抗ヘッドの外部領域へ電気的に接続
する電気的コンタクトを第1のリーダーギャップ上に部
分的に作成し、電気的コンタクト及び磁気抵抗素子上に
第2のリーダーギャップを作成し、第2のリーダーギャ
ップ上に頂部シールドを作成する、ステップからなる反
転磁気抵抗ヘッドの製作方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、底部磁極
を作成するステップは更に、ベースコートへポリマーを
被せる、ステップを含む反転磁気抵抗ヘッドの製作方
法。 - 【請求項3】 請求項1記載の方法であって、ポリマー
絶縁体の頂面を平坦化するステップは更に、実質的に平
滑となるまでポリマー絶縁体の頂面に反応性イオンエッ
チングを施す、ステップを含む反転磁気抵抗ヘッドの製
作方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の方法であって、ポリマー
絶縁体の頂面を平坦化するステップは更に、実質的に平
滑となるまでポリマー絶縁体の頂面を化学機械研磨によ
り研磨する、ステップを含む反転磁気抵抗ヘッドの製作
方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の方法であって、ポリマー
絶縁体の頂面を平坦化するステップは更に、ポリマー絶
縁体の頂面にシリカ層を堆積し、シリカ層の上にホトレ
ジスト層を堆積し、ポリマー絶縁体の頂面が実質的に平
滑となるまでシリカ層及びホトレジスト層に反応性イオ
ンエッチングを施す、ステップを含む反転磁気抵抗ヘッ
ドの製作方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の方法であって、頂部磁極
がめっきされたパーマロイでできている、反転磁気抵抗
ヘッドの製作方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の方法であって、ライトギ
ャップがシリカにより形成される、反転磁気抵抗ヘッド
の製作方法。 - 【請求項8】 請求項1記載の方法であって、ライトギ
ャップがダイアモンド状カーボンにより形成される、反
転磁気抵抗ヘッドの製作方法。 - 【請求項9】 請求項1記載の方法であって、ライトギ
ャップがアルミナにより形成される、反転磁気抵抗ヘッ
ドの製作方法。 - 【請求項10】 請求項1記載の方法であって、更にチ
ャネルをイオンミリングしてライトギャップとし、非磁
性高モーメント材でチャネルを充填する、ステップを含
む反転磁気抵抗ヘッドの製作方法。 - 【請求項11】 記憶媒体に対して情報の読み取り及び
書き込みを行う反転磁気抵抗ヘッドであって、該ヘッド
は、ヘッドの空気軸受面から遠い位置で上部に凹みを有
する底部磁極と、底部磁極の凹み内に配置され全体に間
隔を置いて配置された複数個のコイルを有し頂面が平坦
化されているポリマー絶縁体と、ポリマー絶縁体上に配
置され平坦化された頂面を有するライトギャップと、ラ
イトギャップ内で空気軸受面近くに配置された磁極端
と、ライトギャップの一部及び磁極端上に配置された頂
部磁極/底部シールドと、頂部磁極/底部シールドの上
に配置された第1のリーダーギャップと、第1のリーダ
ーギャップ上で空気軸受面近くに配置された磁気抵抗素
子と、磁気抵抗素子上に配置され磁気抵抗素子を磁気抵
抗ヘッドの外部領域に接続する電気的コンタクトと、磁
気抵抗素子及びコンタクト上の第2のリーダーギャップ
と、第2のリーダーギャップ上に配置されたシールド
と、を具備する反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項12】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、底部磁極と磁極端間に配置されたライトギャ
ップの一部は高さがおよそ0.1−1.0ミクロンであ
る、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項13】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、底部磁極の高さがおよそ2.0−4.0μm
の範囲である、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項14】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、底部磁極と磁極端間のライトギャップ酸化物
の高さがおよそ1,000−10,000Åの範囲であ
る、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項15】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、磁極端の高さがおよそ5,000−20,0
00Åの範囲である、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項16】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、底部シールドの高さがおよそ1.5−4.0
μmの範囲である、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項17】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、第1のリードギャップ酸化物層の高さが4,
000Åよりも低い、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項18】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、第2のリーダーギャップの高さが4,000
Åよりも低い、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項19】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、頂部シールドの高さがおよそ1.5−4.0
μmの範囲である、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項20】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、底部磁極には更にポリマーが被せられてい
る、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項21】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、ポリマー絶縁体の頂面は実質的に平滑となる
まで反応性イオンエッチングが施される、反転磁気抵抗
ヘッド。 - 【請求項22】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、ポリマー絶縁体の頂面は実質的に平滑となる
まで化学機械研磨により研磨される、反転磁気抵抗ヘッ
ド。 - 【請求項23】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、ポリマー絶縁体の頂面上に更にシリカ層が堆
積されその上にホトレジスト層が配置され、ポリマー絶
縁体の頂面が実質的に平滑となるまでシリカ層およそホ
トレジスト層に反応性イオンエッチングが施される、反
転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項24】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、底部磁極がめっきされたパーマロイでできて
いる、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項25】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、ライトギャップがシリカにより形成される、
反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項26】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、ライトギャップがダイアモンド状カーボンに
より形成される、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項27】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、ライトギャップがアルミナにより形成され
る、反転磁気抵抗ヘッド。 - 【請求項28】 請求項11記載の反転磁気抵抗ヘッド
であって、磁極端が更に空気軸受面に近いライトギャッ
プ内のチャネルを充填する非磁性高モーメント材を含
む、反転磁気抵抗ヘッド。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US20600794A | 1994-03-03 | 1994-03-03 | |
US206007 | 1994-03-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07262535A true JPH07262535A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=22764596
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4292095A Pending JPH07262535A (ja) | 1994-03-03 | 1995-03-02 | 反転磁気抵抗ヘッド及び製作方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0670570B1 (ja) |
JP (1) | JPH07262535A (ja) |
DE (1) | DE69516442T2 (ja) |
HK (1) | HK1013354A1 (ja) |
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-
1995
- 1995-03-01 DE DE1995616442 patent/DE69516442T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-03-01 EP EP19950301317 patent/EP0670570B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-03-02 JP JP4292095A patent/JPH07262535A/ja active Pending
-
1998
- 1998-12-22 HK HK98114550A patent/HK1013354A1/xx not_active IP Right Cessation
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EP0670570A3 (en) | 1997-01-22 |
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EP0670570B1 (en) | 2000-04-26 |
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EP0670570A2 (en) | 1995-09-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040709 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041203 |