JPH0726154Y2 - 分度器 - Google Patents

分度器

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JPH0726154Y2
JPH0726154Y2 JP1988127465U JP12746588U JPH0726154Y2 JP H0726154 Y2 JPH0726154 Y2 JP H0726154Y2 JP 1988127465 U JP1988127465 U JP 1988127465U JP 12746588 U JP12746588 U JP 12746588U JP H0726154 Y2 JPH0726154 Y2 JP H0726154Y2
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JP
Japan
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hole
protractor
circular plate
plate
circular
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Expired - Lifetime
Application number
JP1988127465U
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English (en)
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JPH0248390U (ja
Inventor
徹 渡辺
幸男 矢野
Original Assignee
丸五基礎工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、角度の測定や分割だけでなく、本考案の測
定や線引き等、多目的に使用できる分度器に関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
近年、分度器や定規の発達には目覚ましいものがあり、
たった一つの器具で寸法や角度を測定することができる
上に、様々な図形を描くことのできるものが多い。
しかし、従来の分度器は半円形若しくは円形状をしてい
るものが殆どで、その何れも、単に、角度を測ったり、
一つの角度を複数に分割する程度の機能しかないもので
あった。また、多くの分度器は180°までの測定が限度
で、180°を越える測定はできず180°を越える角度の測
定には、全円形分度器を使用する必要があった。
また、直線を引いたり、図形を描くには専用の直線定規
やプレートを使用する必要があった。
この為、機械設計者やデザイナーは多種類の定規やプレ
ートを予め備えておき、目的に応じて使い分ける必要が
あり、きわめて煩わしいものがあった。
この考案は、このような課題を解決するためになされた
もので、角度の測定や角度の分割だけてなく、寸法を測
ったり、直線や曲線の他、様々な図形を描いたりする
等、多目的に使用可能な分度器を提供することを目的と
する。
〔課題を解決する為の手段〕
この考案に係る請求項第1項記載の分度器は、矩形板状
に形成され、略中央部に円形の孔が形成され、この孔の
周囲にこの孔の周囲にこの孔を囲むように方形を形成す
る4本のスリットが所定の長さにそれぞれ形成され、前
記孔の内周縁部に角度目盛りが前記孔の円周方向に連続
して形成され、前記スリットの縁端部に縮尺の異なる長
さ目盛りが前記スリットの長手方向に連続してそれぞれ
形成され、かつ、前記孔の内径より大きい径に形成さ
れ、前記孔に回転自在に係合された半円形プレート又は
円形プレートを有し、前記半円形プレート及び円形プレ
ートには中央より半径方向に放射状に連続する複数本の
スリットが形成されてなることを特徴とする。
この考案に係る請求項第2項記載の分度器は、前項の分
度器において、半円形プレート又は円形プレートには複
数個の幾何学図形状の孔が形成してなることを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下、この考案を図示する一実施例に基いて説明する
と、第1図〜第18図は、この考案に係る請求項第1項及
び第2項記載の分度器を示し、当該分度器1は硬質性合
成樹脂材等から正方形状をした透明若しくは半透明のパ
ネル状に形成されている。
分度器1の略中央部には真円形の孔2が形成され、当該
孔2の外側に分度器1の各辺に添って平行なスリット3
が形成されている。スリット3の長さ及び幅は全て同じ
でもよく、また、適当に違っていてもよい。
孔2の内周の縁端部には、角度を測定するための角度目
盛りが、孔2の全周に連続して形成され、また、分度器
1の四辺及びスリット3の縁端部には、長さを測定する
ための縮尺目盛りがこれらの長手方向に添って刻まれて
いる。
更に、スリット3と孔2との略中間部には、%目盛りを
作成する為の%目盛りや勾配線を引くための勾配目盛り
が形成されることもある。
このような構成により、孔2内周の角度目盛りによって
角度を測ったり、一つの角度を複数に分割したりするこ
とができ、また、分度器1の四辺及びスリット3の縁端
部によって直線を引いたり、長さを測定したりすること
ができ、更に、%目盛りによって%グラフを描くことが
できる。
尚、分度器1の1辺乃至2辺を波形等の曲線形に形成す
ることにより、様々な曲線も引くことができる。
また、分度器1の4辺及びスリット3の縁端部には、鉛
筆等による線引きをし易くするためにテーパが付けられ
ている。
第4図〜第7図は、孔2の中に半円形プレート4若しく
は円形プレート5を設置した分度器を示したものであ
る。
半円径プレート4及び円形プレート5は、孔2の縁端に
ガイドされ、孔2内で自由に回転できるものである。
円形プレート5には複数子のスリット6が中心部より半
径方向に向かって放射状に形成されている。スリット6
は90°間隔置きに形成されている。
また、円形プレート5には円を描く為の孔7が複数個形
成されている。孔7は円形に限られるものではなく、三
角形や四角形、或いはこれらの組み合わせでもよい。
尚、スリット6は必要に応じて5°間隔、10°間隔、15
°間隔、30°間隔、45°間隔或いは60°間隔に形成して
もよく、更に、スリット6及び7は半円形プレート4に
も形成してもよい。
係る分度器を使用すれば、角度を測定した後、或いは角
度を分割した後に、わざわざ線引き用の定規に持ち替え
なくとも、半円形プレート4の直線部4a若しくは円形プ
レート5のスリット6を利用することにより、容易に分
割直線を引くことができる。
また、スリット6を小刻みに形成すれば、角度の分割作
業をより迅速に行うことができる。
尚、半円形プレート4の直線部4a、スリット6及び孔7
の縁端部にも鉛筆等による線引きをし易くするためにテ
ーパが付けられている。
第8図及び第9図は、半円形プレート4又は円形プレー
ト5を孔2よりやや大きめに形成し、かつ、当該円形プ
レート5の下側中央部に孔2に回転可能に係合される円
形若しくは半円形状の回転軸8を取り付け、この回転軸
8を孔2に回転自在に係合し、半円形プレート4又は円
形プレート5を自由に回転できる構成とし、そして、半
円形プレート4の直接部4a若しくは円形プレート5のス
リット6によって分割線を自由に引けるようにしたもの
である。
この分度器を使用すれば、%クラフの作成や勾配線をよ
り迅速に引くことができる。
続いて、この考案に係る分度器1を使って円を等分割す
る方法を、円を13等分に等分割する場合を例に順を追っ
て説明する。この場合、円を任意の角度に等分割するた
めの分割角度が表示された早見表(第18図参照)を使用
する。
(1)求める分割数の倍数、即ち13×2=26を早見表よ
り求める(第18図参照)。
(2)次に、分割しようとする円イの真上に分度器1を
双方の中心線を一致させて載せ(第13図参照)、次に、
孔2の中に半円形プレート4を設置する(第14図参
照)。
(3)次に、早見表の26分割の最初の角度θ1=13.8°
を読み、分度器1の分度目盛り0を基点に半円形プレー
ト4をθ1=13.8°分右に回転させて、分割する円イの
B側に分割直線OBを引く(第14図参照)。
(4)次に、半円形プレート4を(3)と同様に左にθ
1=13.8°分回転し、D側に分割直線ODを引く(第15図
参照)。
(5)次に、半円形プレート4の早見表の2番目の分割
角度θ2=27.7°に合わせ、今度はE側に分割線OEを引
く(第16図参照)。
(6)次に、半円形プレート4を(4)と同様に左にθ
1=13.8°分回転し、D側に分割直線ODを引く(第16図
参照)。
(7)次に、半円形プレート4を早見表の2番目の角度
θ2=27.7°に合わせ、今度はE側に分割線OEを引く
(第16図参照)。
(8)次に、半円形プレート4を(7)と逆に反転させ
て分割線OGを引く(第17図参照)。以下、早見表の数値
を見ながら交互にこの作業を繰り返すことにより、半円
形プレートの回転を分割基点の左右90°以内で分割しよ
うとする円イを分割できる。
尚、4の倍数個に等分割する場合には、必ず略90°で割
り切れる為、円形プレート5を用いると4個のスリット
6のすべてを利用できて、円形プレート5の回転は左右
45°以内ですむ。
〔考案の効果〕
この考案に係る分度器は以上の構成から成るので、以下
の効果を有する。
矩形状に形成された分度器の中央部に円形の孔が形成
され、この孔の周囲に外周四辺に沿って4本のスリット
が所定の長さにそれぞれ形成されているので、使用に際
して、わざわざ分度器の向きを変えることなく、任意の
スリットを利用して、縦線、横線或いは右上がり、左上
がりの直線を容易に引くことができ、また、スリットの
内側縁端部に形成された縮尺目盛りを利用してその長さ
を測定できる効果がある。
半円形プレート及び円形プレートは、孔の内径より大
きい径に形成され、かつ、前記孔に回転自在に係合され
ているので、半円形プレート及び円形プレートによって
線を引いたりする際に、半円形プレート及び円形プレー
トが横にずれる等して直接を引き損ねることなく、確実
に直線を描ける効果がある。
円を任意の角度に等分割するための分割角度が表示さ
れた早見表(第18図参照)に基いて、半円形プレート及
び円形プレートを任意の分割角度に回転できるようにな
っていることにより、円を任意の角度に簡単に等分割で
きる効果がある。
以上の通り、一種類の分度器によって角度の測定及び
分割の他、寸法の測定や線引きもでき、多目的に使用す
ることができる効果がある。
また、角度を測定した後、或いは角度を分割した後、わ
ざわざ線引き用の定規を使用しなくとも、半円形プレー
トの直線部若しくは円形プレートのスリットを利用する
ことにより容易に分割直線を引くことができ、きわめて
使い易い。
更に、180°を越える角度を測ったり、一つの角度を任
意の数に自由に分割することもできる。
更に、構造も極めて簡単故に大量生産も可能でり、且
つ大量生産による製作コストの大幅な低減も可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第18図は、この考案に係る分度器の一実施例を
示し、第1図は分度器の平面図、第2図はその側面図、
第3図はその断面図、第4図は半円形プレートを組み合
わせた分度器の斜視図、第5図はその分解斜視図、第6
図は円形プレートを組み合わせた分度器の斜視図、第7
図はその分解斜視図、第8図は同じく半円形プレートを
組み合わせた分度器の平面図、第9図は同じく円形プレ
ートを組み合わせた分度器の平面図、第10図はその断面
図、第11図は半円形プレートの平面図、第12図は円形プ
レートの平面図、第13図〜第17図は分度器の一使用方法
を示す説明図、第18図は角度を任意数に等分割したとき
の角度の大きさを表に表した早見表の一部を示したもの
である。 1……分度器、2……孔、3……スリット、4……半円
形プレート、5……円形プレート、6……スリット、7
……孔、8……回転軸。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】矩形板状に形成され、略中央部に円形の孔
    が形成され、この孔の周囲にこの孔を囲むように方形を
    形成する4本のスリットが所定の長さにそれぞれ形成さ
    れ、前記孔の内周縁部に角度目盛りが前記孔の円周方向
    に連続して形成され、前記スリットの縁端部に縮尺の異
    なる長さ目盛りが前記スリットの長手方向に連続してそ
    れぞれ形成され、かつ、前記孔の内径より大きい径に形
    成され、かつ、前記孔に回転自在に係合された半円形プ
    レート又は円形プレートを有し、前記半円形プレート及
    び円形プレートには中央より半径方向に放射状に連続す
    る複数本のスリットが形成されてなることを特徴とする
    分度器。
  2. 【請求項2】半円形プレート又は円形プレートには複数
    個の幾何学図形状の孔が形成してなることを特徴とする
    請求項第1項又は第2項記載の分度器。
JP1988127465U 1988-09-29 1988-09-29 分度器 Expired - Lifetime JPH0726154Y2 (ja)

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JPH0248390U JPH0248390U (ja) 1990-04-04
JPH0726154Y2 true JPH0726154Y2 (ja) 1995-06-14

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS3529811Y1 (ja) * 1957-02-01 1960-11-09
JPS51103970U (ja) * 1975-02-19 1976-08-20
JPS6085993U (ja) * 1983-11-21 1985-06-13 株式会社精工舎 角度定規

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JPH0248390U (ja) 1990-04-04

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