JPH07260954A - 装飾体時計におけるステージ形成方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 装飾体時計において、正時などに形成される
ステージを長時間見飽きないステージをとして形成す
る。 【構成】 平行移動可能とした装飾体１５取り付け板を
複数個設け、この各装飾体取り付け板を最大限に迫り出
させて装飾体１５を作動させるに際し、複数個の各装飾
体取り付け板を個別に、又は、複数個の飾体取り付け板
を同時に半開状態又は略全閉状態に変化させることを行
った後、全ての装飾体取り付け板を収納部に収納するこ
ととする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、装飾体時計におけるス
テージの形成方法に関し、なお詳しくは、装飾体を取り
付けた装飾体取り付け板の迫り出し制御に関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】今日、正時毎等の所定の時刻になると音
楽を鳴らして人形等の装飾体を出現させる装飾体時計が
数多く使用されている。この装飾体時計は、所定の時刻
になると時計体の文字板を上方又は下方に移動させ、時
計体の裏側に収納配置した装飾体を装飾体取り付け板と
共に前方に迫り出させることにより装飾体を出現させて
ステージを形成するものや、時計体の近くに開閉扉を設
けておき、この開閉扉を開き、開閉扉の内側に収納配置
した装飾体を装飾体取り付け板と共に前方へ迫り出させ
ることにより装飾体を出現させてステージを形成するも
のが多く、また、時計体の内側に装飾体を収納してお
き、この装飾体を装飾体取り付け板とともに時計体の左
右に平行移動させて迫り出させ、又は時計体の上下の方
向に平行移動させて迫り出させることによりステージを
形成するものがある。

【０００３】そして、これら装飾体時計のステージ形成
に際しては、通常、前奏曲を鳴らして装飾体取り付け板
を最大限に迫り出させることによりステージを全開と
し、音楽に合わせて装飾体を動作させ、エンディング曲
に合わせて装飾体取り付け板を収納部に戻してステージ
を閉じるようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前述のように、前奏曲
を鳴らして装飾体取り付け板を迫り出させてステージを
全開とし、この状態で装飾体取り付け板に取り付けた装
飾体を作動させることにより極力大きく形成したステー
ジに変化を与え、観者を見飽きさせずにステージに観者
の注意を引きつけるためには、装飾体の動きを一層複雑
に変化させる必要があり、装飾体の駆動機構が複雑とな
り、又、装置の重量が増大する欠点が生じてきた。

【０００５】本発明は、このような装飾体の駆動機構を
複雑とすることなく、装飾体の動きに装飾体取り付け板
の動きを加えて見飽きないステージの演出を可能とする
ものであること以下の通り。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、平行移動可能
とした装飾体取り付け板を複数設け、この装飾体取り付
け板を収納部から迫り出させるに際し、各装飾体取り付
け板の迫り出し開始時点を異ならせ、且つ、各装飾体取
り付け板の迫り出しに際して半開状態で一旦停止させる
ことにより各装飾体取り付け板を半開状態で一旦揃える
こととする。

【０００７】また、装飾体取り付け板を２個とするとき
は、一方の装飾体取り付け板を半開状態で停止させた
後、他方の装飾体取り付け板を半開状態まで開くことと
する。更に、２個の装飾体取り付け板を共に半開状態ま
で迫り出させた後、両方の装飾体取り付け板を個別に略
全閉状態に戻し、然る後、両方の装飾体取り付け板を同
時に全開状態まで迫り出させることとする。

【０００８】また、装飾体取り付け板を最大限に迫り出
させてステージを形成しているときにおいても、複数個
の装飾体取り付け板を個別に、又は、複数個を同時に半
開状態や略全閉状態に変化させることとし、ステージの
終了時に全ての装飾体取り付け板を収納部に収納するこ
ととする。なお、ステージ終了時は、全ての装飾体取り
付け板を同時に収納部へ収納するようにすることもあ
る。

【０００９】

【作 用】本発明は、装飾体取り付け板を複数個とし、
この複数個の取り付け板の迫り出し開始時点を異なら
せ、半開状態で一旦揃える故、ステージの開演開始から
ステージを開き切るまでの時間を長くしつつステージを
開き切るまでの間の変化を持続させることができる。

【００１０】また、２個の装飾体取り付け板を用いて一
方を半開まで開いて停止させてから他方を半開状態まで
開く方法は、２個の装飾体取り付け板であっても、ステ
ージを開き切るまでの動きに際して、変化の有る動きを
長時間持続させることができることになる。更に、２個
の装飾体取り付け板を半開状態から個々に全閉近くの状
態に戻してから一斉に全開状態とする方法は、２個の取
り付け板をもってステージを開ききるまでに一層長時間
の変化を持続させることができる。

【００１１】そして、ステージを全開とした後、複数の
装飾体取り付け板を個別に又は同時に半開状態又は略全
閉状態に変化させる方法は、装飾体の各部を動作させる
のみでなく、装飾体全体を移動させることによりステー
ジに大きな変化を持たせることができる。更に、全ての
装飾体取り付け板を同時に収納する方法は、ステージの
終了を明確とすることができる。

【００１２】

【実施例】本発明の実施例は、図１に示すように、通常
は文字板11を主体とする時計体であるも、正時等になる
と、図４に示すように、時計体から左右に装飾体15を取
り付けた装飾体取り付け板17,18を迫り出させ、この装
飾体15とした人形の首や手を動作させたり、洋鍾などの
装飾体15を揺動させたりして動きの有るステージを形成
することができる装飾体時計を用いるものである。

【００１３】このような装飾体15の収納部とした文字板
11の後方から左右に装飾体取り付け板17,18を平行移動
させるように迫り出させるに際し、本実施例では、先ず
右装飾体取り付け板17を最大迫り出し量の半分だけ迫り
出させて停止させ、この停止のタイミングに合わせて左
装飾体取り付け板18の迫り出しを開始し、この左装飾体
取り付け板18も最大迫り出し量の半分で一旦停止させる
こととしている（第３図参照）。

【００１４】そしてその後、右装飾体取り付け板17を全
閉位置近くまで戻し、続けて左装飾体取り付け板18も全
閉位置近くまで戻して右装飾体取り付け板17及び左装飾
体取り付け板18をともに略全閉状態とし（図２参照）、
然る後、右装飾体取り付け板17及び左装飾体取り付け板
18を同時に等速で迫り出させ、図４に示したように、右
装飾体取り付け板17及び左装飾体取り付け板18を最大迫
り出し位置まで迫り出させてステージを全開とするもの
である（図６のＡ区間参照）。

【００１５】そして、図６にＡ区間として示した右装飾
体取り付け板17の最初の迫り出し開始前から左右の装飾
体取り付け板17,18の全開までの時間は、前奏曲を流す
ことにより人の注意を時計体に集めるようにしている。
尚、各装飾体取り付け板17,18の迫り出し開始に際して
は、１個づつ半開状態まで開いた後に次の装飾体取り付
け板の迫り出しを開始する場合のみでなく、１個の装飾
体取り付け板17を半開位置近くまで開いたとき、この装
飾体取り付け板17の停止前に次の装飾体取り付け板18の
迫り出しを開始するようにして両装飾体取り付け板17,1
8の迫り出しの開始時期をずらすこともある。

【００１６】本実施例に係るステージ形成方法は、この
ように右装飾体取り付け板17と左装飾体取り付け板18と
の迫り出し開始時期をずらせ、両装飾体取り付け板17,1
8を一旦半開状態で揃えるように個々の装飾体取り付け
板17,18を先ず半開状態まで迫り出させる故、ステージ
を完成させるまでの時間を延ばしつつ外観の変化を持続
させることができるものである。

【００１７】そして、右装飾体取り付け板17及び左装飾
体取り付け板18を半開状態まで迫り出させて一旦揃えた
後、両装飾体取り付け板17,18を一旦略全閉状態まで閉
じ、再度右装飾体取り付け板17及び左装飾体取り付け板
18を同時に全開位置に迫り出させることにより、ステー
ジを完成させるまでの時間を一層長くしつつ変化を持続
させることができるものである。

【００１８】また、ステージの形成に際し、右装飾体取
り付け板17及び左装飾体取り付け板18をともに半開状態
で停止させて一旦揃えた後、そのまま右装飾体取り付け
板17を全開位置まで迫り出させ、続いて左装飾体取り付
け板18を全開位置まで迫り出させてステージを完成させ
ることも可能である。なお、本実施例では、右装飾体取
り付け板17及び左装飾体取り付け板18を各々半開状態か
ら一旦閉じるに際し、装飾体15の収納部とした時計体の
内部に完全に収納することなく、各装飾体取り付け板1
7,18の縁が食み出した略全閉状態の位置で停止させ、各
装飾体取り付け板17,18の一部を見せておくことにより
ステージの持続感を見る者に与え、次の動作を期待させ
ている。

【００１９】更に、本実施例では、ステージを全開とし
て音楽を鳴らし、各装飾体取り付け板17,18に取り付け
た装飾体15としての人形の手や首を動かすとともに、右
装飾体取り付け板17や左装飾体取り付け板18を個別に半
開状態まで戻したり全開状態に戻すように動作させ、ま
た、右装飾体取り付け板17と左装飾体取り付け板18とを
略全閉状態まで同時に一旦閉じて再度全開状態に戻す動
作を行わせることとしている（図６のＢ区間参照）。

【００２０】このように、装飾体15としての人形の手や
首を動作させたり、装飾体15としての洋鍾を揺動させる
のみでなく、装飾体15そのものを装飾体取り付け板17,1
8の平行移動により作動させる故、ステージにダイナミ
ックな変化を生じさせて観者に見飽きないステージを見
せることができ、右装飾体取り付け板17及び左装飾体取
り付け板18を閉じるときに略全閉状態としつつ装飾体取
り付け板17,18の一部を食み出させてステージの継続感
を残しているものである。

【００２１】なお、右装飾体取り付け板17及び左装飾体
取り付け板18を動作させるに際しては、両者を同時に半
開状態にしたり、両者を個別に略全閉状態にする動作を
組み入れることも可能である。そして、本実施例では、
右装飾体取り付け板17及び左装飾体取り付け板18を同時
に装飾体収納部へ完全に収納し、この動作に合わせてエ
ンディング曲を流すことによりステージの終了を明確と
することとしている（図６のＣ区間参照）。

【００２２】また、このように、右装飾体取り付け板17
及び左装飾体取り付け板18を個別に作動させるに際して
は、図５に示すように、時計体の基板21にリニアシャフ
ト23を平行に設け、このリニアシャフト23に沿って移動
するスライダ25を右装飾体取り付け板17及び左装飾体取
り付け板18に固定することにより右装飾体取り付け板17
及び左装飾体取り付け板18を平行移動によって迫り出し
可能とし、右装飾体取り付け板17及び左装飾体取り付け
板18に各々設けた駆動用モータ27の歯車を時計体の基板
21に設けたラック29と噛合させることにより両装飾体取
り付け板17,18を移動させることとしている。

【００２３】更に、右装飾体取り付け板17のスライダ25
には位置検出板38を設け、左装飾体取り付け板18にも位
置検出板48を設けるとともに、右装飾体取り付け板17の
全閉位置を検出する右装飾体取り付け板用第１検出スイ
ッチ31及び左装飾体取り付け板18の全閉位置を検出する
左装飾体取り付け板用第１検出スイッチ41を設け、この
各第１検出スイッチ31,41の近くに略全閉状態を検出す
るための右装飾体取り付け板用第２検出スイッチ32及び
左装飾体取り付け板用第２検出スイッチ42を設け、ま
た、右装飾体取り付け板17が半開状態とされたときの位
置検出板38の位置を挟むように近接させて右装飾体取り
付け板用第３検出スイッチ33及び第４検出スイッチ34を
設け、同様に左装飾体取り付け板18の半開状態位置を挟
んで左装飾体取り付け板用第３検出スイッチ43及び第４
検出スイッチ44を設けている。

【００２４】この右装飾体取り付け板用第３検出スイッ
チ33及び左装飾体取り付け板用第３検出スイッチ43は、
左右の装飾体取り付け板17,18を迫り出させるときの半
開位置を検出するためのものであり、各第４検出スイッ
チ34,44は、左右の装飾体取り付け板17,18を閉じる際の
半開位置を検出するものであって、本実施例では、開き
出すときと閉じるときの検出位置をずらせておくことに
より、各装飾体取り付け板17,18を半開位置で停止させ
るに際し、常に略一定位置で停止させることができるよ
うにしている。

【００２５】尚、右装飾体取り付け板17及び左装飾体取
り付け板18を半開位置で停止させるに際し、この半開状
態の停止位置は左右の各装飾体取り付け板17,18におけ
る最大迫り出し量の２分の１に限ることなく、各装飾体
取り付け板17,18に取り付けられた装飾体15の配置など
の外観に合わせて２分の１よりも多少迫り出し量を多
く、又は迫り出し量を少なくして全開に至らない適宜中
間位置を設定するものである。

【００２６】そして、左右の装飾体取り付け板17,18の
全開位置を検出する右装飾体取り付け板用第５検出スイ
ッチ35と左装飾体取り付け板用第５検出スイッチ45を設
け、この両第５検出スイッチ35,45により右装飾体取り
付け板17及び左装飾体取り付け板18の最大迫り出し位置
を各々検出することとし、右装飾体取り付け板17や左装
飾体取り付け板18の迫り出しを制御することとしてい
る。

【００２７】なお、図１乃至図５に示した上記実施例
は、装飾体時計を１２角形の時計体本体としているも、
装飾体取り付け板17,18の収納部としては、円形や四角
形の文字板11を有する時計体とすることも可能であり、
更に、基板21の前面に文字板11を配置して左右の装飾体
取り付け板17,18を引き込んだときに文字板11をもって
右装飾体取り付け板17や左装飾体取り付け板18を隠す場
合のみでなく、基板21の前面に装飾体又は絵模様を施し
た装飾板を設け、この装飾板により引き込んだ右装飾体
取り付け板17及び左装飾体取り付け板18を隠すように収
納部を形成し、文字板11等の時計体本体を収納部の近く
に設けるようにすることもできる。

【００２８】また、前記実施例は、左右に迫り出す装飾
体取り付け板17,18を各１個としているも、例えば右装
飾体取り付け板17を更に上下に分割して各々駆動用モー
タ27や所用個数の検出用スイッチを設け、左装飾体取り
付け板18も上下に分割し、４個の装飾体取り付け板を各
々個別に全閉、半開、全開位置に開閉制御可能とするこ
とにより、前記実施例と同様に各装飾体取り付け板を順
次半開位置まで開き、その後一斉に全開位置まで開いて
ステージを完成させ、また、半開位置から１個づつ、又
は２個１組として２組の動作により一旦略全閉位置まで
戻して４個一斉に全開とするなどの動作によりステージ
を形成し、更に、ステージの開演中においても各装飾体
取り付け板を半開位置や略全開位置まで閉じる動作を行
わせてステージにダイナミックな変化を付けることがで
きる。

【００２９】なお、複数の装飾体取り付け板の位置制御
を行うに際し、第２検出スイッチ32を省略し、全ての装
飾体取り付け板を収納する時間を極めて短くすることに
よりステージの変化を途切れないようにして持続性を持
たせることもある。そして、各装飾体取り付け板は、収
納部から左右に平行移動させて迫り出させる場合のみで
なく、上下方向に平行移動させるように迫り出させる場
合も同様に半開状態に制御することにより装飾体に大き
な動きを与えることのできるステージの変化を生じさ
せ、見飽きないステージを形成することができるもので
ある。

【００３０】

【発明の効果】本発明は、装飾体取り付け板を複数個設
け、この装飾体取り付け板の迫り出し開始を異ならせて
各装飾体取り付け板を一旦半開状態で揃える故、ステー
ジを全開とするまでの時間を長くしつつ変化を持続さ
せ、また、ステージを全開とするまでに種々の変化を付
けることができ、長時間見飽きないステージを構成する
ことができるステージの形成方法である。

【００３１】また、装飾体取り付け板を２個とし、一方
の装飾体取り付け板を半開状態で停止させた後、他方の
装飾体取り付け板を半開状態まで開く方法は、少ない装
飾体取り付け板でステージを全開とするまでの時間を長
くすることができるものであり、２個の装飾体取り付け
板を半開状態から更に個々に略全閉状態として同時に全
開とする方法は、ステージの変化を持続させてステージ
を全開するまでの時間を一層長くすることができる。

【００３２】そして、平行移動可能とした複数個の装飾
体取り付け板を個別に又は同時に半開状態や略全閉状態
に変化させる方法は、装飾体取り付け板に設けた人形の
手や首の動作のみでなく、装飾体全体を大きく移動させ
ることとなり、装飾体の動きを大きくしてステージの変
化を大きくし、見飽きないステージを形成することがで
きるものである。

【００３３】又、全ての装飾体取り付け板を同時に収納
する方法は、ステージの終了を明確とすることができる
ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の方法に使用する装飾体時計の外観図。

【図２】装飾体時計の各装飾体取り付け板を略全閉状態
とした状態を示す図。

【図３】装飾体時計の各装飾体取り付け板を半開状態で
停止させた図。

【図４】装飾体時計のステージを全開とした状態を示す
図。

【図５】本発明の方法を使用する装飾体時計の文字板を
外した状態を示す図。

【図６】本発明の方法の一例を示すタイムチャート図。

【符号の説明】

１１ 文字板 １５ 装飾体 １７ 右装飾体取り付け板 １８ 左装飾体取
り付け板 ２１ 基板 ２３ リニアシャ
フト ２５ スライダ ２７ 駆動用モー
タ ２７ ラック ３１〜３５，４１
〜４５ 検出スイッチ

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 平行移動可能とした装飾体取り付け板を
   複数個設け、各装飾体取り付け板を収納部から迫り出さ
   せるに際し、各装飾体取り付け板の迫り出し開始時点を
   異ならせ、且つ、各装飾体取り付け板の迫り出しに際し
   て半開状態で一旦停止させることにより半開状態で各装
   飾体取り付け板を一旦揃えることを特徴とする装飾体時
   計におけるステージ形成方法。
2. 【請求項２】 装飾体取り付け板を２個とし、一方の装
   飾体取り付け板を半開状態で停止させた後、他方の装飾
   体取り付け板を半開状態まで開くことを特徴とする請求
   項１に記載した装飾体時計におけるステージ形成方法。
3. 【請求項３】 ２個の装飾体取り付け板を収納部から迫
   り出させるに際し、半開状態で停止した２個の装飾体取
   り付け板を個々に略全閉状態に戻した後、両装飾体取り
   付け板を同時に全開状態に迫り出させることを特徴とす
   る請求項２に記載した装飾体時計におけるステージ形成
   方法。
4. 【請求項４】 平行移動可能とした装飾体取り付け板を
   複数個設け、この各装飾体取り付け板を最大限に迫り出
   させて装飾体を作動させるに際し、複数個の各装飾体取
   り付け板を個別に、又は、各装飾体取り付け板の複数個
   を同時に半開状態又は略全閉状態に変化させることを行
   った後、全ての装飾体取り付け板を収納部に収納するこ
   とを特徴とする装飾体時計におけるステージ形成方法。
5. 【請求項５】 複数個の装飾体取り付け板を収納部に収
   納するに際し、全ての取り付け板を同時に収納するよう
   に収納部へ戻すことを特徴とする請求項４に記載した装
   飾体時計におけるステージ形成方法。