JPH07260075A - 管継手用雄体の構造 - Google Patents
管継手用雄体の構造Info
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- JPH07260075A JPH07260075A JP7438394A JP7438394A JPH07260075A JP H07260075 A JPH07260075 A JP H07260075A JP 7438394 A JP7438394 A JP 7438394A JP 7438394 A JP7438394 A JP 7438394A JP H07260075 A JPH07260075 A JP H07260075A
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Abstract
の配管用継手に関し、狭いスペースで配管を結合・分離
するのに好適な管継手用雄体の構造に係る。 【構成】 雌体内に雄体を嵌入して結合し、これらを相
互に分離自在とした管継手における雄体であって、雄体
の被嵌入部に近接した外周表面に押圧用突子を備えたこ
とを特徴とする結合・分離可能な管継手用雄体の構造。 2‥ノ−ズ、23 ‥段部、41‥押圧用突子、411 ‥
突子のフランジ。 【効果】 管継手としての結合は勿論のこと、分離も容
易で、かつ狭い作業スペースでも管継手の結合・分離が
容易にできることとなったもので、使用場所による制限
が解消されたものである。
Description
工作機械等の配管用継手に関し、特に言えば、狭いスペ
ースで配管を結合・分離するのに好適な管継手用雄体の
構造に係るものである。
般に油圧制御が採用され、これに伴い油圧ホ−ス等の配
管がなされている。そして、これらホ−スを結合する継
手が種々提案されている。
ク式継手を示すもので、管(ホ−ス)51と連結した雄
体(ノーズ)52を雌体(ボデイ)53に嵌入し、夫々
の対向する凹部の間に挿着された鋼球58によって結合
されると共にO−リング55によってシールされる構造
である。そして鋼球58はカラースプリング56を圧縮
して挿着されたカラー54の下面に接して係止され、カ
ラー54は止めリング57によってボディ53に係止さ
れるものである。
88026号他)した管継手の一例を示すものであり、
ノ−ズ61とボディ62の対向面に夫々溝63、64を
形成し、この両溝によって形成された空域内に、その一
部が切り欠かれた環状弾性リング65が嵌入されてい
る。そして、ノ−ズ61とボディ62との隙間に環状カ
バ−66と一体となっている環状押圧片67が挿入さ
れ、環状弾性リング65に対向している。環状カバ−6
6はボディ62の外周に嵌挿されたバネ68を覆いつつ
常に管の軸方向に弾発押圧されている。ノ−ズ61の外
周には鍔部69が備えられ、環状カバ−66はこの鍔部
69に当接されて弾動することとなる。
端側に嵌入することによって環状弾性リング65が溝6
4内で拡径され、ノ−ズ61の外表面に形成した溝63
内にて当初の径に縮径されて納まることになる。一方、
分離の際には、ノ−ズ61を先端側に押し、環状弾性リ
ング65を拡径しつつ溝64内へ押し出す。そして更に
ノ−ズ61を押すと、ノ−ズ61の鍔部69によって環
状カバ−66が押され、これに一体となっている環状押
圧片67も先端側に押される。そして環状弾性リング6
5とノ−ズ61との間に割り込み、環状弾性リング65
を溝64内で拡径した状態で保持することとなる。この
状態に至って、環状カバ−66を指で押さえつつ、ノ−
ズ61を逆方向に引き抜くことによって両者を分離させ
ることができることとなる。
ディの結合及び分離の操作にあっては、通常はその一方
或いは両方を手や治具で支えて操作する必要があり、作
業スペ−スが狭い場所での使用が制限されることとな
る。しかも、自動車等は益々コンパクト化され、上記の
ような作業スペ−スが狭くなると共に、ノ−ズとボディ
とが直線上に配置されることも少なくなり、例えばノ−
ズがボディに対して90度曲がっているような例が多く
なってきている。
ズを真直ぐに挿入することが難しくなり、又、分離時に
も引き抜くことが難しくなる例が少なくない。本発明
は、このようにノ−ズとボディとの結合・分離に便なら
しめるためのノ−ズ構造を提供することを目的とするも
のである。
成するために、管継手のノ−ズ構造を提供するものであ
る。即ち、本発明の要旨は、ボディ内にノ−ズを嵌入し
て結合し、これらを相互に分離自在とした管継手におけ
るノ−ズであって、ノ−ズの被嵌入部に近接した外周表
面に押圧用突子を備えたことを特徴とする結合・分離可
能な管継手用ノ−ズの構造に係るものである。
に溶接されたり、ノ−ズの外周表面に段部を形成し、こ
の段部に押圧用突子が嵌め込まれたものであり、後者の
場合には、当該段部に押圧用突子と共に止め輪が嵌め込
まれたものであってもよい。又、段部はノ−ズの基体部
を大径とし、ボディへの被嵌入部を小径として段部を形
成したものでも、ノ−ズの外周表面の周方向に、連続又
は不連続の突部を形成して被嵌入部と区画して段部とし
たものでもよい。
−ズ先端と逆向きにフランジを形成し、そして、押圧用
突子が環状突子であって、更に押圧用突子の平面とノ−
ズの軸とが直交するものが特によいことは言うまでもな
い。
有するものであり、その好適構造例をもって作用を詳細
に説明する。この押圧用(環状)突子に対してノ−ズの
表面に沿ってドライバ−をノ−ズの先端に向けて押圧す
ることとなる。ここでドライバ−の先端と環状突子が接
触し、ドライバ−を更に押すことによってノ−ズが先端
側(ボディ側)に移動し、ここに両者の結合・分離が容
易となるものである。特に、曲がりノ−ズである場合に
はボディに対してノ−ズがほヾ直角に押されることとな
るため、両者の結合・分離が容易となったものである。
このドライバ−と環状突子との接触の際、特に環状突子
の周囲にノ−ズの先端と逆向きのフランジを形成してお
けば、両者の接触は確実となり、結合・分離より容易と
なるものである。
細に説明するが、この例に限定されないことは勿論であ
る。図3は前記した図2の管継手に供され得る構造とし
た本発明の管継手用ノ−ズの一部切断側面図であり、図
4は図3のA−A線での断面図、図5はその分解図であ
る。又、図6は環状突子の平面図、図7は止め輪の平面
図である。
である。ノ−ズ2はその基体21 と先端部(被嵌入部)
22 に基体21 が大径で、先端部22 が小径の段部23
を形成し、先端部24 に止め輪42が嵌合する周溝24
が形成されている。
先端部22 とは逆向きのフランジ411 が形成されるも
のであり、更に先端部22 に嵌り合うように内径部41
2 が形成されている。そして、先ず環状突子41の内径
部412 をもってノ−ズ2の先端部22 に嵌め合わせ、
次いで止め輪42を周溝24 に嵌め込んでノ−ズ2に環
状突子41を固着することとなる。勿論、環状突子41
に成形したフランジ411 はノ−ズ2の基体21 側に向
けて突出するように組み込まれる。そしてノ−ズ2の基
体21 側より押圧体、例えばマイナスドライバ−30を
ノ−ズ2に沿って進めることによってドライバ−30と
環状突子41とが接触することとなり、ドライバ−30
の先端は環状突子41に備えたフランジ411 の存在に
より、力を加えても、又、両者の間の接触角度が若干あ
ったとしても、これが外れることがなくなるものであ
る。
側面図であり、図9は図8の正面図、図10はその断面
図である。この例では、ノ−ズ2に対して非環状の押圧
用突子41を溶接したものであって、図例のようにノ−
ズ2が曲がっている場合には、その外縁側に押圧用突子
41を溶接すればよい。
3に結合した際の管継手1の一部切断断面図である。さ
て、図示しない管体より連なるノ−ズ2が同様のボディ
3に嵌入されるものであって、このノ−ズ2の先端外周
表面にテ−パ−4が形成されて先細の先端となってい
る。一方、ボディ3の内周表面には溝5が形成され、こ
の溝5内にゴム状弾性体からなるO−リング6及びバッ
クアップリング61 が装着されて両体2、3間をシ−ル
している。そして、両体2、3の対向面に夫々溝7、8
を形成し、この両溝によって形成された空域内に弾性体
よりなる環状リング9が嵌入されている。この環状リン
グ9は通常はその一部が切り欠かれた金属製の弾性リン
グである。
溝であり、その前後にテ−パ−10、11を形成する。
かかるテ−パ−10は分離の際に環状リング9を移動さ
せるためのものであり、一方のテ−パ−11は高圧のか
かった使用時において環状リング9を支持する面であ
る。
2と大径周溝13とよりなる二段周溝を形成するもので
あり、特に小径周溝12の前端及びこの小径周溝12と
大径周溝13との中間には夫々テ−パ−14、15が形
成されている。このテ−パ−14は、前記のテ−パ−1
1とで環状リング9を挟み込んで支持する役目をなし、
一方テ−パ−15は環状リング9の小径周溝12と大径
周溝13間の移動、即ち環状リング9の拡径と縮径をス
ム−ズにするためのものである。
ィ3の前方より環状押圧片16が挿入され、その先端1
7が環状リング9に対向する。そして、この環状押圧片
16の後端18は先端が折り返されたフランジ状をなし
て環状カバ−19の内側段部20に係合されている。
尚、この環状押圧片16は円筒部材を切削加工する場合
もあるが、好ましくは、プレス加工にて成形するものが
コスト的に優れたものとなる。又、環状カバ−19は通
常は合成樹脂であり、例えばポリアセタ−ル樹脂の射出
成形品が採用される。
21が嵌挿されている。そして、このバネ21を環状カ
バ−19が覆い、環状カバ−19の後端に形成した内向
きの突周部22と、ボディ3の外周表面に形成した突周
部23とを係合させることによって固定される。そして
このバネ21が環状カバ−19の内側に当接されること
によって、常にボディ3の前方に向けて弾発力が加えら
れることとなる。このため環状カバ−19はボディ3の
軸方向後方に弾発スライドさせることが可能となり、こ
のスライドによって環状押圧片16も一緒に軸方向に動
かされるものである。
て、前端側即ちノ−ズ2の挿入側に対して開口する環状
凹み溝24が形成されているものであって、この環状凹
み溝24は周囲の4個所にリブ25が備えられている。
そしてこの環状凹み溝24はドライバ−40の挿入部と
なる。
って更に詳細に説明する。先ず両体の結合時であるが、
ノ−ズ2をF方向に嵌入することによって、その先端に
形成されたテ−パ−4が環状リング9を内部より拡径す
る状態で嵌入される。即ち、環状リング9は大径周溝1
3内で次第に拡径され、ノ−ズ2の外周表面に形成した
断面台形の溝7内に当初の径に縮径されて納まることに
なる。
際、ドライバ−30にて環状突子1にドライバ−30の
先端に当接・押圧することによって、作業スペ−スの極
く狭い場所での結合が容易になる。
向に更に押し込み、これによって環状カバ−19とが当
接し環状カバ−19が押され、この環状カバ−19と一
体とされた環状押圧片16が大径周溝13内で拡径さ
れ、これの縮径を阻止することとなる。この際、ノ−ズ
2を更にF方向に押し込むには、環状突子1をドライバ
−30にて押圧することにより容易に行うことができる
ものである。
ドライバ−40にて支持しつつ、即ち、環状押圧片16
の先端17にて環状リング9を支持しつつ、雄体2をF
と逆方向に引き抜くことによって容易に両者を分離させ
ることができるのである。
えていたドライバ−40を抜き去ることにより、バネ2
1の弾発性によって環状押圧片16を当初の位置に戻
し、環状リング9と環状押圧片16との先端17との関
係が崩れて環状リング9が当初の径に戻ることとなる。
−19を環状凹み溝24を利用してドライバ−40にて
F方向に押圧移動させることができることも事実であ
り、これによって、例え環状カバ−19を直接指で操作
できないような作業スペ−スの狭い場所においても、簡
単に両者の分離操作ができることとなったものであり、
結合時には単にノ−ズ2をボディ3内に嵌入するだけで
よいこととあいまって、両者の結合・分離が極めて簡単
になったものである。
適用できることは勿論であって、図1に示すようなボ−
ルロック式管継手のノ−ズにも本発明の構造を適用でき
ることは当然である。
勿論のこと、分離も容易で、かつ狭い作業スペースでも
管継手の結合・分離が容易にできることとなったもの
で、使用場所による制限が解消されたものである。
欠き断面図である。
ある。
発明の管継手用ノ−ズの一部切断側面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
面図である。
た際の管継手の一部切断断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 雌体内に雄体を嵌入して結合し、これら
を相互に分離自在とした管継手における雄体であって、
雄体の被嵌入部に近接した外周表面に押圧用突子を備え
たことを特徴とする結合・分離可能な管継手用雄体の構
造。 - 【請求項2】 雄体の外周表面に押圧用突子が溶接され
た請求項第1項記載の管継手用雄体の構造。 - 【請求項3】 雄体の外周表面に段部を形成し、当該段
部に押圧用突子が嵌め込まれた請求項第1項記載の管継
手用雄体の構造。 - 【請求項4】 雄体の外周表面に段部を形成し、当該段
部に押圧用突子及び止め輪が嵌め込まれた請求項第1項
記載の管継手用雄体の構造。 - 【請求項5】 雄体の基体部を大径とし、雌体への被嵌
入部を小径として段部を形成した請求項第3項及び第4
項記載の管継手用雄体の構造。 - 【請求項6】 雄体の外周表面に、周方向に連続又は不
連続の突部を形成して被嵌入部と区画して段部とした請
求項第3項及び第4項記載の管継手用雄体の構造。 - 【請求項7】 押圧用突子の外周囲に雄体先端と逆向き
にフランジを形成した請求項第1項記載の管継手用雄体
の構造。 - 【請求項8】 前記押圧用突子が環状突子である請求項
第1項記載の管継手用雄体の構造。 - 【請求項9】 押圧用突子の平面と雄体の軸とが直交す
る請求項第1項記載の管継手用雄体の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07438394A JP3378083B2 (ja) | 1994-03-19 | 1994-03-19 | 管継手用雄体の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07438394A JP3378083B2 (ja) | 1994-03-19 | 1994-03-19 | 管継手用雄体の構造 |
Publications (2)
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---|---|
JPH07260075A true JPH07260075A (ja) | 1995-10-13 |
JP3378083B2 JP3378083B2 (ja) | 2003-02-17 |
Family
ID=13545597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07438394A Expired - Lifetime JP3378083B2 (ja) | 1994-03-19 | 1994-03-19 | 管継手用雄体の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3378083B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-19 JP JP07438394A patent/JP3378083B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3378083B2 (ja) | 2003-02-17 |
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