JPH0725974Y2 - 高所作業用安全装置 - Google Patents
高所作業用安全装置Info
- Publication number
- JPH0725974Y2 JPH0725974Y2 JP1987002016U JP201687U JPH0725974Y2 JP H0725974 Y2 JPH0725974 Y2 JP H0725974Y2 JP 1987002016 U JP1987002016 U JP 1987002016U JP 201687 U JP201687 U JP 201687U JP H0725974 Y2 JPH0725974 Y2 JP H0725974Y2
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- Japan
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- lifeline
- winding drum
- rotating body
- safety
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高所作業時における作業者の安全を確保する
ための高所作業用安全装置に関するものである。
ための高所作業用安全装置に関するものである。
(従来技術) 一般に、高所での作業を行う場合には、作業者の安全を
確保するために、種々の手段が用いられるが、作業者の
腰に装着した安全ベルトに掛止された命綱の端部を、親
綱等の安全確保部材に係止し、作業者が誤って作業位置
から落下しかかった時に前記命綱により落下を未然に防
止するようにしたものが、従来から多用されている。
確保するために、種々の手段が用いられるが、作業者の
腰に装着した安全ベルトに掛止された命綱の端部を、親
綱等の安全確保部材に係止し、作業者が誤って作業位置
から落下しかかった時に前記命綱により落下を未然に防
止するようにしたものが、従来から多用されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術の場合、命綱として一定の長さのロープが
使用されており、しかも命綱が安全ベルトに固定的に取
り付けられている。そのため、作業者の作業位置と安全
確保部材の位置との距離が命綱の長さより近い場合、命
綱の途中にたるみが生じることがあり、このたるみ部分
が作業の邪魔になるばかりでなく、作業者が作業位置か
ら落下しかかった時、前記たるみの長さ分だけ落下した
後に命綱がきくこととなり、その間の落下スピードによ
っては、作業者が思わぬ衝撃荷重を受け、身体に損傷を
与えるおそれが生じるという問題があった。
使用されており、しかも命綱が安全ベルトに固定的に取
り付けられている。そのため、作業者の作業位置と安全
確保部材の位置との距離が命綱の長さより近い場合、命
綱の途中にたるみが生じることがあり、このたるみ部分
が作業の邪魔になるばかりでなく、作業者が作業位置か
ら落下しかかった時、前記たるみの長さ分だけ落下した
後に命綱がきくこととなり、その間の落下スピードによ
っては、作業者が思わぬ衝撃荷重を受け、身体に損傷を
与えるおそれが生じるという問題があった。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、命綱の長
さを調節可能とすることにより、落下時に作業者にかか
る衝撃荷重を可及的に低下せしめ得るようにすることを
目的とするものである。
さを調節可能とすることにより、落下時に作業者にかか
る衝撃荷重を可及的に低下せしめ得るようにすることを
目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段として、
親綱等の安全確保部材に係止される命綱と、作業者の腰
等に装着される安全ベルトと、該安全ベルトに掛止され
且つ前記命綱を捲き取る捲取装置とを備えた高所作業用
安全装置において、前記捲取装置を、前記命綱を捲き取
るべく構成された捲取ドラムと、該捲取ドラムを共回り
可能に枢支する軸部と該軸部の一端側に一体形成された
フランジ部とからなる回転体と、該回転体を回転自在に
枢支する支軸と、前記回転体の軸部に対して回転規制力
を作用させる第1ストッパー機構と、前記回転体のフラ
ンジ部に対して回転規制力を作用させる第2ストッパー
機構と、前記捲取ドラムと回転体との間に介設され且つ
回転体の回転規制時に捲取ドラムに作用する過大な衝撃
力を吸収緩和する衝撃緩和機構とを備えて構成するとと
もに、前記第1ストッパー機構と前記第2ストッパー機
構とを、前記支軸を介して連動可能に連係せしめてい
る。
親綱等の安全確保部材に係止される命綱と、作業者の腰
等に装着される安全ベルトと、該安全ベルトに掛止され
且つ前記命綱を捲き取る捲取装置とを備えた高所作業用
安全装置において、前記捲取装置を、前記命綱を捲き取
るべく構成された捲取ドラムと、該捲取ドラムを共回り
可能に枢支する軸部と該軸部の一端側に一体形成された
フランジ部とからなる回転体と、該回転体を回転自在に
枢支する支軸と、前記回転体の軸部に対して回転規制力
を作用させる第1ストッパー機構と、前記回転体のフラ
ンジ部に対して回転規制力を作用させる第2ストッパー
機構と、前記捲取ドラムと回転体との間に介設され且つ
回転体の回転規制時に捲取ドラムに作用する過大な衝撃
力を吸収緩和する衝撃緩和機構とを備えて構成するとと
もに、前記第1ストッパー機構と前記第2ストッパー機
構とを、前記支軸を介して連動可能に連係せしめてい
る。
(作用) 本考案では、上記手段によって次のような作用が得られ
る。
る。
即ち、作業者の作業位置と安全確保部材との間の距離に
応じて、捲取装置の捲取ドラムによって命綱を適宜捲き
取りあるいは繰り出し且つストッパー機構の作用により
その位置にて停止せしめることができるため、命綱の長
さが、作業位置と安全確保部材との距離に合った長さに
調節されることとなり、作業者の邪魔にもならず、落下
時において作業者に過大な衝撃荷重がかかることもなく
なるのである。
応じて、捲取装置の捲取ドラムによって命綱を適宜捲き
取りあるいは繰り出し且つストッパー機構の作用により
その位置にて停止せしめることができるため、命綱の長
さが、作業位置と安全確保部材との距離に合った長さに
調節されることとなり、作業者の邪魔にもならず、落下
時において作業者に過大な衝撃荷重がかかることもなく
なるのである。
また、回転体の回転規制は、回転体の回転中心である軸
部および回転体の外周部であるフランジ部において第1
および第2ストッパー機構により行なわれ、しかも両ス
トッパー機構は連動可能とされているため、回転体に対
する回転規制が確実に行なわれるとともに、一方のスト
ッパー機構の操作のみで両ストッパー機構による回転規
制力付与あるいは回転規制力解除が行える。さらに、作
業者の落下時に回転体が回転規制されると、捲取ドラム
に過大な衝撃力が作用することとなるが、衝撃緩和機構
の介在により前記衝撃力が吸収緩和され、作業者への衝
撃力の影響がより緩和されることとなる。
部および回転体の外周部であるフランジ部において第1
および第2ストッパー機構により行なわれ、しかも両ス
トッパー機構は連動可能とされているため、回転体に対
する回転規制が確実に行なわれるとともに、一方のスト
ッパー機構の操作のみで両ストッパー機構による回転規
制力付与あるいは回転規制力解除が行える。さらに、作
業者の落下時に回転体が回転規制されると、捲取ドラム
に過大な衝撃力が作用することとなるが、衝撃緩和機構
の介在により前記衝撃力が吸収緩和され、作業者への衝
撃力の影響がより緩和されることとなる。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して、本考案の好適な実施例を
説明する。
説明する。
本実施例にかかる高所作業用安全装置は、第7図図示の
如く、高所に位置する作業個所Aにおいて作業者Mが作
業を行う場合に、作業者Mの安全を確保するために使用
されるものであり、親綱等の安全確保部材1に係止され
る命綱2と、作業者Mの腰に装着される安全ベルト3
と、該安全ベルト3に掛止され且つ前記命綱2を捲き取
る捲取装置4とによって構成されている。
如く、高所に位置する作業個所Aにおいて作業者Mが作
業を行う場合に、作業者Mの安全を確保するために使用
されるものであり、親綱等の安全確保部材1に係止され
る命綱2と、作業者Mの腰に装着される安全ベルト3
と、該安全ベルト3に掛止され且つ前記命綱2を捲き取
る捲取装置4とによって構成されている。
前記捲取装置4は、第1図図示の如く、本体ケーシング
5内に回転自在に配設された捲取ドラム6と、該捲取ド
ラム6を自動あるいは手動により回転駆動されるべく構
成された駆動手段7,8と、前記捲取ドラム6を任意の回
転位置において停止させるべく作用する二つのストッパ
ー機構9,10とによって構成されている。
5内に回転自在に配設された捲取ドラム6と、該捲取ド
ラム6を自動あるいは手動により回転駆動されるべく構
成された駆動手段7,8と、前記捲取ドラム6を任意の回
転位置において停止させるべく作用する二つのストッパ
ー機構9,10とによって構成されている。
前記捲取ドラム6は、前記本体ケーシング5の中心部に
軸方向にのみ進退可能な如く支持された支軸11の回りに
回転可能に枢支された回転体12と共回り可能とされてお
り、その外周には、命綱2が捲き取られるようになって
いる。前記回転体12は、前記捲取ドラム6を外周に支持
する軸部12aと、該軸部12aの一端側に一体に形成された
フランジ部12bとからなっている。
軸方向にのみ進退可能な如く支持された支軸11の回りに
回転可能に枢支された回転体12と共回り可能とされてお
り、その外周には、命綱2が捲き取られるようになって
いる。前記回転体12は、前記捲取ドラム6を外周に支持
する軸部12aと、該軸部12aの一端側に一体に形成された
フランジ部12bとからなっている。
前記軸部12aの他端側の端面には、第2図および第3図
図示の如く、一方向に傾斜した歯14,14・・・からなる
歯車13が形成されている。一方、該歯車13と対向する位
置には、前記支軸11に固着されたかさ歯車15が設けられ
ており、支軸11の進退作動により前記歯車13に対してか
さ歯車15が係脱し得るようにされている。また、前記支
軸11は、2個のスプリング16,17の付勢力により、両歯
車13,15が噛合し合う方向に付勢されており、両歯車13,
15の噛合により回転体12(換言すれば、捲取ドラム6)
が反捲取方向(換言すれば、命綱2が繰り出される方
向)に回転し得ないようにされている。つまり、両歯車
13,15は、前述の第1のストッパー機構9を構成してい
るのである。なお、歯車13が一方向に傾斜した歯車14,1
4・・・からなっていることにより、前記回転体12(換
言すれば、捲取ドラム6)は、捲取方向には回転可能と
なっている。
図示の如く、一方向に傾斜した歯14,14・・・からなる
歯車13が形成されている。一方、該歯車13と対向する位
置には、前記支軸11に固着されたかさ歯車15が設けられ
ており、支軸11の進退作動により前記歯車13に対してか
さ歯車15が係脱し得るようにされている。また、前記支
軸11は、2個のスプリング16,17の付勢力により、両歯
車13,15が噛合し合う方向に付勢されており、両歯車13,
15の噛合により回転体12(換言すれば、捲取ドラム6)
が反捲取方向(換言すれば、命綱2が繰り出される方
向)に回転し得ないようにされている。つまり、両歯車
13,15は、前述の第1のストッパー機構9を構成してい
るのである。なお、歯車13が一方向に傾斜した歯車14,1
4・・・からなっていることにより、前記回転体12(換
言すれば、捲取ドラム6)は、捲取方向には回転可能と
なっている。
一方、前記フランジ部12b外周にも、後述する手動式の
駆動手段7の歯車19と噛合する歯車18が形成されてい
る。該駆動手段7は、第4図および第5図図示の如く、
前記フランジ部12b外周の歯車18と噛合する歯車19と、
該歯車19を回転自在に枢支し且つ軸方向への移動により
歯車19と共回り可能に係合する駆動軸20と、該駆動軸20
と歯車19との係合を可能ならしめる方向に付勢するスプ
リング21と、前記駆動軸20を回動操作するハンドル22と
によって構成されている。前記歯車19の外側面には、90
°間隔で凹溝23,23・・が形成される一方、前記駆動軸2
0には、前記凹溝23,23・・のうちの相対向する一対の凹
溝23,23に係合すべき一対の突起24,24が突設されてい
る。而して、歯車19側の凹溝23,23に対して駆動軸20側
の突起24,24が係合した状態において、駆動軸20と歯車1
9とが共回りするようになっている。前記駆動軸20は、
本体ケーシング5および該本体ケーシング5の外側にあ
って捲取装置4を安全ベルト3に掛止するために使用さ
れるブラケツト25を貫通して外方に突出せしめられてお
り、その端部に、前記ハンドル22が該駆動軸20を中心と
して反転可能に枢支されている。該ハンドル22の枢支部
には、該ハンドル22を第4図実線図示の如く前記ブラケ
ツト25に沿って収納した状態(換言すれば、非使用状
態)において、前記駆動軸20を外方に突出せしめる(即
ち、駆動軸20の突起24,24を歯車19の凹溝23,23から離脱
させる)べく作用するカム部26が形成されている。符号
27はハンドル22を回転操作するためのツマミ、28は駆動
軸20の抜け止めを行う抜け止めリンクである。かく構成
したことにより、ハンドル22が第4図実線図示の状態に
ある時には、カム部26の押し上げ作用により駆動軸20が
突出方向に移動せしめられて、駆動軸20の突起24,24が
歯車19の凹溝23,23から離脱せしめられることとなり、
歯車19はフリー状態となる。一方、ハンドル22を駆動軸
20との枢支点を中心として鎖線図示の如く、反転させる
と、カム部26による押し上げ作用が消え、駆動軸20はス
プリング21の付勢力によって矢印P方向に移動せしめら
れて、突起24,24と凹溝23,23との係合により、歯車19は
駆動軸20の回転により駆動せしめられることとなるので
ある。
駆動手段7の歯車19と噛合する歯車18が形成されてい
る。該駆動手段7は、第4図および第5図図示の如く、
前記フランジ部12b外周の歯車18と噛合する歯車19と、
該歯車19を回転自在に枢支し且つ軸方向への移動により
歯車19と共回り可能に係合する駆動軸20と、該駆動軸20
と歯車19との係合を可能ならしめる方向に付勢するスプ
リング21と、前記駆動軸20を回動操作するハンドル22と
によって構成されている。前記歯車19の外側面には、90
°間隔で凹溝23,23・・が形成される一方、前記駆動軸2
0には、前記凹溝23,23・・のうちの相対向する一対の凹
溝23,23に係合すべき一対の突起24,24が突設されてい
る。而して、歯車19側の凹溝23,23に対して駆動軸20側
の突起24,24が係合した状態において、駆動軸20と歯車1
9とが共回りするようになっている。前記駆動軸20は、
本体ケーシング5および該本体ケーシング5の外側にあ
って捲取装置4を安全ベルト3に掛止するために使用さ
れるブラケツト25を貫通して外方に突出せしめられてお
り、その端部に、前記ハンドル22が該駆動軸20を中心と
して反転可能に枢支されている。該ハンドル22の枢支部
には、該ハンドル22を第4図実線図示の如く前記ブラケ
ツト25に沿って収納した状態(換言すれば、非使用状
態)において、前記駆動軸20を外方に突出せしめる(即
ち、駆動軸20の突起24,24を歯車19の凹溝23,23から離脱
させる)べく作用するカム部26が形成されている。符号
27はハンドル22を回転操作するためのツマミ、28は駆動
軸20の抜け止めを行う抜け止めリンクである。かく構成
したことにより、ハンドル22が第4図実線図示の状態に
ある時には、カム部26の押し上げ作用により駆動軸20が
突出方向に移動せしめられて、駆動軸20の突起24,24が
歯車19の凹溝23,23から離脱せしめられることとなり、
歯車19はフリー状態となる。一方、ハンドル22を駆動軸
20との枢支点を中心として鎖線図示の如く、反転させる
と、カム部26による押し上げ作用が消え、駆動軸20はス
プリング21の付勢力によって矢印P方向に移動せしめら
れて、突起24,24と凹溝23,23との係合により、歯車19は
駆動軸20の回転により駆動せしめられることとなるので
ある。
さらに、前記フランジ部12bの端面には、凹部29が形成
されており、該凹部29内には、回転体12(換言すれば、
捲取ドラム6)を捲取方向に自動的に回転させるための
駆動手段8として作用するゼンマイバネが収納されてい
る。
されており、該凹部29内には、回転体12(換言すれば、
捲取ドラム6)を捲取方向に自動的に回転させるための
駆動手段8として作用するゼンマイバネが収納されてい
る。
さらにまた、前記本体ケーシング5の一側面(前記フラ
ンジ部12bと対向する側面)には、第2のストッパー機
構として作用する係合ピン10を有するてこ杆30が揺動自
在に枢支されており、該係合ピン10は、本体ケーシング
5に形成された通孔5aを貫通して前記フランジ部12bの
端面に形成された複数個の係合孔31,31・・・(図面に
は、1個のみ示されている)の一つに係脱自在とされて
いる。つまり、回転体12のフランジ部12bの係合孔31へ
の係合ピン10の係合により回転体12(換言すれば、捲取
ドラム6)の回転規制がなされるようになっているので
ある。また、前記てこ杆30のもう一端側は、前記支軸11
の端部に当接されており、該支軸11を介して伝達される
スプリング16,17の付勢力により前記係合ピン10が係合
孔31に係合せしめられる方向に付勢されるようになって
いる。符号32は係合ピン10のツマミである。かく構成し
たことにより、係合ピン10を係合孔13から離脱させる
と、てこ杆30が、第1図鎖線図示の如く揺動して、支軸
11がスプリング16,17の付勢力に抗して移動せしめら
れ、第1のストッパー機構9を構成するかさ歯車15が離
脱せしめられることとなり、回転体12(換言すれば、捲
取ドラム6)はフリー状態となる。
ンジ部12bと対向する側面)には、第2のストッパー機
構として作用する係合ピン10を有するてこ杆30が揺動自
在に枢支されており、該係合ピン10は、本体ケーシング
5に形成された通孔5aを貫通して前記フランジ部12bの
端面に形成された複数個の係合孔31,31・・・(図面に
は、1個のみ示されている)の一つに係脱自在とされて
いる。つまり、回転体12のフランジ部12bの係合孔31へ
の係合ピン10の係合により回転体12(換言すれば、捲取
ドラム6)の回転規制がなされるようになっているので
ある。また、前記てこ杆30のもう一端側は、前記支軸11
の端部に当接されており、該支軸11を介して伝達される
スプリング16,17の付勢力により前記係合ピン10が係合
孔31に係合せしめられる方向に付勢されるようになって
いる。符号32は係合ピン10のツマミである。かく構成し
たことにより、係合ピン10を係合孔13から離脱させる
と、てこ杆30が、第1図鎖線図示の如く揺動して、支軸
11がスプリング16,17の付勢力に抗して移動せしめら
れ、第1のストッパー機構9を構成するかさ歯車15が離
脱せしめられることとなり、回転体12(換言すれば、捲
取ドラム6)はフリー状態となる。
本実施例の場合、前記捲取ドラム6は、命綱2の捲取を
行うドラム部6aと該ドラム部6aを前記回転体12の軸部12
aに支持する円盤部6bとからなっており、この捲取ドラ
ム6と回転体12とは、衝撃緩和機構33を介して結合され
ている。該衝撃緩和機構33は、捲取ドラム6の円盤部6b
を含む複数の金属板34,34・・と複数のゴム板35,35・・
とを回転体12のフランジ部12b側にゴム板35が位置し且
つ最外側に金属板34が位置するように交互に積層し、さ
らにこれら金属板34,34・・およびゴム板35,35・・を前
記回転体12の軸部12aに螺着されたナツト36によって回
転体12のフランジ部12b側に圧着せしめて構成されてい
る。該ナツト36には、内面側に環状凹部37が形成されて
おり、該ナツト36に過大な荷重が作用すると、前記環状
凹部37の形成により弾性変形が生じ、外周側が外側に湾
曲する如く作用するようになっている。符号38はナツト
36の外側に螺着された軸受部材で、該軸受部材38に対し
て捲取ドラム6がベアリング39を介して回転可能に枢支
されている。而して、前記衝撃緩和機構33は、捲取ドラ
ム6に過大な荷重が作用した時、二つのストッパー機構
9,10により固定状態とされた回転体12に対して捲取ドラ
ム6をゆっくりと相対回転させる如く作用し、該相対回
転によって捲取ドラム6(換言すれば、命綱2)に作用
する過大な衝撃力の緩和が可能となるのである。
行うドラム部6aと該ドラム部6aを前記回転体12の軸部12
aに支持する円盤部6bとからなっており、この捲取ドラ
ム6と回転体12とは、衝撃緩和機構33を介して結合され
ている。該衝撃緩和機構33は、捲取ドラム6の円盤部6b
を含む複数の金属板34,34・・と複数のゴム板35,35・・
とを回転体12のフランジ部12b側にゴム板35が位置し且
つ最外側に金属板34が位置するように交互に積層し、さ
らにこれら金属板34,34・・およびゴム板35,35・・を前
記回転体12の軸部12aに螺着されたナツト36によって回
転体12のフランジ部12b側に圧着せしめて構成されてい
る。該ナツト36には、内面側に環状凹部37が形成されて
おり、該ナツト36に過大な荷重が作用すると、前記環状
凹部37の形成により弾性変形が生じ、外周側が外側に湾
曲する如く作用するようになっている。符号38はナツト
36の外側に螺着された軸受部材で、該軸受部材38に対し
て捲取ドラム6がベアリング39を介して回転可能に枢支
されている。而して、前記衝撃緩和機構33は、捲取ドラ
ム6に過大な荷重が作用した時、二つのストッパー機構
9,10により固定状態とされた回転体12に対して捲取ドラ
ム6をゆっくりと相対回転させる如く作用し、該相対回
転によって捲取ドラム6(換言すれば、命綱2)に作用
する過大な衝撃力の緩和が可能となるのである。
本実施例に使用される命綱2は、第6図図示の如く、中
心部のゴム芯40と、該ゴム芯40外周を囲繞するワイヤ部
41と、該ワイヤ部41外周を囲繞するゴム被覆層42とから
なる三重層構造とされており、引張荷重に対して若干伸
縮することにより、衝撃緩和作用を果たし得るようにさ
れている。
心部のゴム芯40と、該ゴム芯40外周を囲繞するワイヤ部
41と、該ワイヤ部41外周を囲繞するゴム被覆層42とから
なる三重層構造とされており、引張荷重に対して若干伸
縮することにより、衝撃緩和作用を果たし得るようにさ
れている。
図面中、符号43は捲取装置4を安全ベルト3に掛止する
ための掛止金具、44,45は回転体12と支軸11との間に介
設されるベアリング、46は本体ケーシング5に形成され
た命綱2の引き出し用の穴、47は本体ケーシング5の補
強用のロッド、48は命綱2の先端に付設されたクランプ
である。
ための掛止金具、44,45は回転体12と支軸11との間に介
設されるベアリング、46は本体ケーシング5に形成され
た命綱2の引き出し用の穴、47は本体ケーシング5の補
強用のロッド、48は命綱2の先端に付設されたクランプ
である。
ついで、図示の高所作業用安全装置の作用を説明する。
この高所作業用安全装置は、第7図図示の如く、高所に
位置する作業個所Aにおいて作業者Mが作業を行う場合
に、作業者Mの安全を確保するために使用されるもので
あり、作業者Mの腰等に装着された安全ベルト3に捲取
装置4を掛止し、さらに捲取装置4から引き出された命
綱2の端部のクランプ48を親綱等の安全確保部材1に係
止することにより作業者の落下防止が図られる。
位置する作業個所Aにおいて作業者Mが作業を行う場合
に、作業者Mの安全を確保するために使用されるもので
あり、作業者Mの腰等に装着された安全ベルト3に捲取
装置4を掛止し、さらに捲取装置4から引き出された命
綱2の端部のクランプ48を親綱等の安全確保部材1に係
止することにより作業者の落下防止が図られる。
この時、作業者Mの位置と安全確保部材1との距離に合
わせて、命綱2を引き出すのであるが、命綱2の引き出
しは、第2ストッパー機構として作用する係合ピン10の
係合孔31からの離脱による第2ストッパー機構の規制解
除および前記係合ピン10の離脱操作と連動する支軸11の
移動(換言すれば、かさ歯車15の離脱)による第1スト
ッパー機構9の規制解除によって、回転体12(換言すれ
ば、捲取ドラム6)がフリー状態となることにより行な
われる。そして、命綱2がたるまないような長さに調節
し終わった時点で、係合ピン10を係合孔31に係合せしめ
れば、自動的に第1および第ストッパー機構9,10がき
き、回転体12(換言すれば、捲取ドラム6)は、その位
置で停止状態を保持されることとなり、不慮の事故によ
る作業者Mの落下事故に備えることとなるのである。
わせて、命綱2を引き出すのであるが、命綱2の引き出
しは、第2ストッパー機構として作用する係合ピン10の
係合孔31からの離脱による第2ストッパー機構の規制解
除および前記係合ピン10の離脱操作と連動する支軸11の
移動(換言すれば、かさ歯車15の離脱)による第1スト
ッパー機構9の規制解除によって、回転体12(換言すれ
ば、捲取ドラム6)がフリー状態となることにより行な
われる。そして、命綱2がたるまないような長さに調節
し終わった時点で、係合ピン10を係合孔31に係合せしめ
れば、自動的に第1および第ストッパー機構9,10がき
き、回転体12(換言すれば、捲取ドラム6)は、その位
置で停止状態を保持されることとなり、不慮の事故によ
る作業者Mの落下事故に備えることとなるのである。
この状態での作業中において、誤って作業者Mが作業位
置Aから落下しかかると、たるみのない命綱2によって
作業者Mは、即座に支持される結果、作業者Mに大きな
衝撃力が作用することはなくなり、身体の損傷から作業
者Mを保護することができる。この時、回転体12に対し
ては回転中心である軸部12aおよび外周部であるフラン
ジ部12bにおいて第1および第2ストッパー機構9,10に
より回転規制がなされるため、回転体12に対する回転規
制が確実に行なわれる。その上、本実施例の場合、三重
層構造の命綱2自体の有する衝撃吸収効果および衝撃緩
和機構33による衝撃吸収効果によって、作業者Mが受け
るべき衝撃力が大幅に緩和されることとなり、作業者M
の保護効果が一層増大するのである。
置Aから落下しかかると、たるみのない命綱2によって
作業者Mは、即座に支持される結果、作業者Mに大きな
衝撃力が作用することはなくなり、身体の損傷から作業
者Mを保護することができる。この時、回転体12に対し
ては回転中心である軸部12aおよび外周部であるフラン
ジ部12bにおいて第1および第2ストッパー機構9,10に
より回転規制がなされるため、回転体12に対する回転規
制が確実に行なわれる。その上、本実施例の場合、三重
層構造の命綱2自体の有する衝撃吸収効果および衝撃緩
和機構33による衝撃吸収効果によって、作業者Mが受け
るべき衝撃力が大幅に緩和されることとなり、作業者M
の保護効果が一層増大するのである。
さらに、第1および第2ストッパー機構9,10を連動可能
ならしめているため、第2ストッパー機構10の操作によ
って両ストッパー機構9,10による回転規制力付与あるい
は回転規制力解除が行える。
ならしめているため、第2ストッパー機構10の操作によ
って両ストッパー機構9,10による回転規制力付与あるい
は回転規制力解除が行える。
なお、不使用時においては、自動式あるいは手動式の駆
動手段7あるいは8の作動により、命綱2を捲取ドラム
6に捲き取れば、コンパクトな収納状態が得られ、持ち
運び等に便利となる。
動手段7あるいは8の作動により、命綱2を捲取ドラム
6に捲き取れば、コンパクトな収納状態が得られ、持ち
運び等に便利となる。
本考案の安全装置における命綱を安全ベルトに吊り下げ
る作業用工具等の吊り紐に代えて、該吊り紐を捲き取り
自在とすれば、作業用工具等をコンパクトな状態で腰に
吊り下げることができるのである。
る作業用工具等の吊り紐に代えて、該吊り紐を捲き取り
自在とすれば、作業用工具等をコンパクトな状態で腰に
吊り下げることができるのである。
本考案は、上記実施例の構成に限定されるものではな
く、考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更
可能なことは勿論である。
く、考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更
可能なことは勿論である。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、親綱等の安全確保部材に
係止される命綱と、作業者の腰等に装着される安全ベル
トと、該安全ベルトに掛止され且つ前記命綱を捲き取る
捲取装置とを備えた高所作業用安全装置において、前記
捲取装置を、前記命綱を捲き取るべく構成された捲取ド
ラムと、該捲取ドラムを共回り可能に枢支する軸部と該
軸部の一端側に一体形成されたフランジ部とからなる回
転体と、該回転体を回転自在に枢支する支軸と、前記回
転体の軸部に対して回転規制力を作用させる第1ストッ
パー機構と、前記回転体のフランジ部に対して回転規制
力を作用させる第2ストッパー機構と、前記捲取ドラム
と回転体との間に介設され且つ回転体の回転規制時に捲
取ドラムに作用する過大な衝撃力を吸収緩和する衝撃緩
和機構とを備えて構成するとともに、前記第1ストッパ
ー機構と前記第2ストッパー機構とを、前記支軸を介し
て連動可能に連係せしめて、作業者の作業位置と安全確
保部材との間の距離に応じて、命綱を適宜捲き取りある
いは繰り出した後、ストッパー機構の作用によりその位
置にて停止せしめ得るようにしたので、命綱の長さが、
作業位置と安全確保部材との距離に合った長さに調節さ
れることとなり、作業者の邪魔にもならず、落下時にお
いて作業者に過大な衝撃荷重がかかるのを未然に防止す
ることができるという実用的な効果がある。
係止される命綱と、作業者の腰等に装着される安全ベル
トと、該安全ベルトに掛止され且つ前記命綱を捲き取る
捲取装置とを備えた高所作業用安全装置において、前記
捲取装置を、前記命綱を捲き取るべく構成された捲取ド
ラムと、該捲取ドラムを共回り可能に枢支する軸部と該
軸部の一端側に一体形成されたフランジ部とからなる回
転体と、該回転体を回転自在に枢支する支軸と、前記回
転体の軸部に対して回転規制力を作用させる第1ストッ
パー機構と、前記回転体のフランジ部に対して回転規制
力を作用させる第2ストッパー機構と、前記捲取ドラム
と回転体との間に介設され且つ回転体の回転規制時に捲
取ドラムに作用する過大な衝撃力を吸収緩和する衝撃緩
和機構とを備えて構成するとともに、前記第1ストッパ
ー機構と前記第2ストッパー機構とを、前記支軸を介し
て連動可能に連係せしめて、作業者の作業位置と安全確
保部材との間の距離に応じて、命綱を適宜捲き取りある
いは繰り出した後、ストッパー機構の作用によりその位
置にて停止せしめ得るようにしたので、命綱の長さが、
作業位置と安全確保部材との距離に合った長さに調節さ
れることとなり、作業者の邪魔にもならず、落下時にお
いて作業者に過大な衝撃荷重がかかるのを未然に防止す
ることができるという実用的な効果がある。
また、不使用時においては、命綱を捲取ドラムに捲き取
ることができるため、コンパクトな収納状態が得られ、
持ち運び等に便利となるという効果もある。
ることができるため、コンパクトな収納状態が得られ、
持ち運び等に便利となるという効果もある。
さらに、回転体の回転規制を、回転体の回転中心である
軸部および回転体の外周部であるフランジ部において第
1および第2ストッパー機構により行うようにし、しか
も両ストッパー機構を連動可能となしているので、回転
体に対する回転規制が確実に行なえるとともに、一方の
ストッパー機構の操作のみで両ストッパー機構による回
転規制力付与あるいは回転規制力解除が行えることとな
り、作業者の安全確保および操作性の向上に大いに寄与
するという効果もある。
軸部および回転体の外周部であるフランジ部において第
1および第2ストッパー機構により行うようにし、しか
も両ストッパー機構を連動可能となしているので、回転
体に対する回転規制が確実に行なえるとともに、一方の
ストッパー機構の操作のみで両ストッパー機構による回
転規制力付与あるいは回転規制力解除が行えることとな
り、作業者の安全確保および操作性の向上に大いに寄与
するという効果もある。
さらにまた、作業者の落下時に回転体が回転規制される
と、捲取ドラムに過大な衝撃力が作用することとなる
が、衝撃緩和機構の介在により前記衝撃力が吸収緩和さ
れ、作業者への衝撃力の影響がより緩和されることとな
り、作業者の安全性がより一層向上するという効果もあ
る。
と、捲取ドラムに過大な衝撃力が作用することとなる
が、衝撃緩和機構の介在により前記衝撃力が吸収緩和さ
れ、作業者への衝撃力の影響がより緩和されることとな
り、作業者の安全性がより一層向上するという効果もあ
る。
第1図は本考案の実施例にかかる高所作業用安全装置に
おける捲取装置の縦断面図、第2図は第1図図示の捲取
装置における衝撃緩和機構部分の拡大図、第3図は第1
図図示の捲取装置における回転体軸部の端面に形成され
た歯車の部分斜視図、第4図は第1図図示の捲取装置に
おける手動式駆動手段部分の拡大図、第5図は第4図の
V−V断面図、第6図は本考案の実施例にかかる高所作
業用安全装置に使用される命綱の拡大断面図、第7図は
本考案の実施例にかかる高所作業用安全装置の使用状態
を示す略図である。 1……安全確保部材 2……命綱 3……安全ベルト 4……捲取装置 6……捲取ドラム 9,10……ストッパー機構
おける捲取装置の縦断面図、第2図は第1図図示の捲取
装置における衝撃緩和機構部分の拡大図、第3図は第1
図図示の捲取装置における回転体軸部の端面に形成され
た歯車の部分斜視図、第4図は第1図図示の捲取装置に
おける手動式駆動手段部分の拡大図、第5図は第4図の
V−V断面図、第6図は本考案の実施例にかかる高所作
業用安全装置に使用される命綱の拡大断面図、第7図は
本考案の実施例にかかる高所作業用安全装置の使用状態
を示す略図である。 1……安全確保部材 2……命綱 3……安全ベルト 4……捲取装置 6……捲取ドラム 9,10……ストッパー機構
Claims (1)
- 【請求項1】親綱等の安全確保部材に係止される命綱
と、作業者の腰等に装着される安全ベルトと、該安全ベ
ルトに掛止され且つ前記命綱を捲き取る捲取装置とを備
えた高所作業用安全装置であって、前記捲取装置は、前
記命綱を捲き取るべく構成された捲取ドラムと、該捲取
ドラムを共回り可能に枢支する軸部と該軸部の一端側に
一体形成されたフランジ部とからなる回転体と、該回転
体を回転自在に枢支する支軸と、前記回転体の軸部に対
して回転規制力を作用させる第1ストッパー機構と、前
記回転体のフランジ部に対して回転規制力を作用させる
第2ストッパー機構と、前記捲取ドラムと回転体との間
に介設され且つ回転体の回転規制時に捲取ドラムに作用
する過大な衝撃力を吸収緩和する衝撃緩和機構とを備え
て構成されており、前記第1ストッパー機構と前記第2
ストッパー機構とは、前記支軸を介して連動可能に連係
されていることを特徴とする高所作業用安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987002016U JPH0725974Y2 (ja) | 1987-01-10 | 1987-01-10 | 高所作業用安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987002016U JPH0725974Y2 (ja) | 1987-01-10 | 1987-01-10 | 高所作業用安全装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63111166U JPS63111166U (ja) | 1988-07-16 |
JPH0725974Y2 true JPH0725974Y2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=30780461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987002016U Expired - Lifetime JPH0725974Y2 (ja) | 1987-01-10 | 1987-01-10 | 高所作業用安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0725974Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190088631A (ko) * | 2018-01-19 | 2019-07-29 | 최명수 | 비계용 생명줄 걸이 와이어 장치 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS559228A (en) * | 1978-07-01 | 1980-01-23 | Hitachi Ltd | Memory request control system |
-
1987
- 1987-01-10 JP JP1987002016U patent/JPH0725974Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190088631A (ko) * | 2018-01-19 | 2019-07-29 | 최명수 | 비계용 생명줄 걸이 와이어 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63111166U (ja) | 1988-07-16 |
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