JPH07259665A - 液体燃料の良質化装置 - Google Patents

液体燃料の良質化装置

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JPH07259665A
JPH07259665A JP6055553A JP5555394A JPH07259665A JP H07259665 A JPH07259665 A JP H07259665A JP 6055553 A JP6055553 A JP 6055553A JP 5555394 A JP5555394 A JP 5555394A JP H07259665 A JPH07259665 A JP H07259665A
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JP
Japan
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liquid fuel
conductive wire
magnet
ceramic
diode
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JP6055553A
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Takashi Abe
隆 阿部
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    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠赤外線や電磁波の発生を充分行なわせるこ
とができるようにし、液体燃料の燃焼効率を向上させ良
質化を図る。 【構成】 導電性線材1の中央にダイオード2を設け、
セラミック塊3を球状に形成し、導電性線材1の軸線を
中心にした円周上に2個存在するグループG(G1 〜G
10)にして付設し、マグネット4を円柱状に形成し、導
電性線材1の軸線を中心にした円周上に複数存在するグ
ループH(H1 〜H4 )にして付設し、しかも、セラミ
ック塊3のグループG及びマグネット4のグループH
を、ダイオード2の左右に、左右対称となるように列設
し、この導電性線材1,ダイオード2,セラミック塊3
及びマグネット4からなる芯部5を鉱物繊維6で覆い、
更に鉱物繊維6を通液性の外皮7で被覆し、芯部5の一
端に設けた吊下部8を液体燃料を貯留するタンクに吊下
し、遠赤外線波と電磁波との複合波を液体燃料に放出さ
せて、液体燃料の分子構造を活性化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体燃料を貯留するタ
ンク内に収容され、液体燃料を気化し易くする等して良
質化する液体燃料の良質化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、環境汚染をできるだけ生じさせな
いようにしてエネルギーを効率よく利用する要請から、
ガソリン、灯油、軽油、重油等の液体燃料の燃焼効率を
向上させて排気ガスの低下を図る研究が進められてい
る。
【0003】一般に、ガソリン、灯油、軽油、重油等の
液体燃料に対して、遠赤外線或は電磁波を作用させるこ
とによって、液体分子構造がより気化し易い分子配列と
なることが知られており、この原理を利用して、タンク
内に遠赤外線或は電磁波を作用させる物質を入れてお
き、液体燃料を良質化し、燃焼効率を向上させることが
試行されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、遠赤外
線或は電磁波を作用させる物質を単にタンク内に入れる
等しているので、遠赤外線や電磁波の発生が不充分で、
満足のゆく結果が得られていないというのが実情であっ
た。
【0005】本発明はこのような実情に鑑みて為された
もので、遠赤外線や電磁波の発生を充分行なわせること
ができるようにし、液体燃料の燃焼効率を向上させ良質
化を図るようにした液体燃料の良質化装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の技術的手段は、液体燃料を貯留するタンク
内に収容され液体燃料を良質化する液体燃料の良質化装
置において、導電性線材にダイオードを設けるととも
に、該導電性線材にセラミック塊及びマグネットを付設
して芯部を構成し、該芯部を鉱物繊維で覆い、更に該鉱
物繊維を通液性の外皮で被覆したものである。
【0007】そして必要に応じ、上記ダイオードを導電
性線材の中央に設け、このダイオードの左右に、上記セ
ラミック塊及びマグネットを、左右対称となるように設
けた構成としている。
【0008】また、必要に応じ、上記セラミック塊及び
マグネットを、導電性線材を中心とした点対称となるよ
うに設けた構成としている。
【0009】そしてまた、必要に応じ、上記セラミック
塊を球状に形成し、該セラミック塊を上記導電性線材の
軸線を中心にした円周上に複数存在するグループにして
付設し、上記マグネットを円柱状に形成し、該マグネッ
トを上記導電性線材の軸線を中心にした円周上に複数存
在するグループにして付設した構成としている。
【0010】更にまた、必要に応じ上記セラミック塊を
球状に形成し、該セラミック塊を上記導電性線材の軸線
を中心にした円周上に複数存在するグループにして付設
し、上記マグネットを円盤状に形成し、該マグネットを
その中心軸に導電性線材を引き通して該導電性線材に付
設した構成としている。
【0011】また、上記セラミック塊は、SiO2 及び
Al23 を主成分として形成されていることが有効で
ある。更に、上記セラミック塊は、Fe23 ,K2
O,MnO2 などの金属酸化物を含有して形成されてい
ることが有効である。
【0012】更にまた、上記鉱物繊維は、プラチナ,ア
ルミナ,シリカ及びけい素を原料として形成されている
ことが有効である。また、上記外皮は、糸状の白銅を編
み込んで形成したニッケル網で構成されていることが有
効である。
【0013】
【作用】このように構成された本発明の液体燃料の良質
化装置によれば、これを液体燃料内に入れる。この場
合、以下のような作用が生ずるものと考えられる。即
ち、タンクに振動が与えられる等して、タンクに静電気
が時間的に変動して発生していくと、帯電していくが、
この帯電過程において、導電性線材に不規則な電流が流
れ、また、ダイオードに不規則な電流が一方向に流れ、
また、マグネットが存在していることから、これによ
り、電磁波が発生していく。また、セラミック塊をはじ
めとし鉱物繊維等の各部から、遠赤外線の発生も促進さ
れ、これにより、遠赤外線波と電磁波との複合波が液体
燃料に放出されていく。
【0014】この遠赤外線波と電磁波との複合波が放出
されると、例えば液体燃料の分子に双極子モーメント等
の発生が生じ、振動、励起が促されて、液体燃料の分子
が多少なりとも活性化されていく。これにより、液体燃
料の液体分子構造が気化しやすい分子構造に良質化され
ていく。
【0015】
【実施例】以下添付図面に基づいて、本発明の実施例に
係る液体燃料の良質化装置を詳細に説明する。図1及び
図2に示すように、実施例に係る液体燃料の良質化装置
Sにおいて、1は導電性線材であって、銅線で構成され
ている。2は一方向に電流を流すダイオードであって、
導電性線材1の中央に一方の端子が溶接され他端の端子
が巻き付けられて付設されている。
【0016】3は導電性線材1に付設されるセラミック
塊である。セラミック塊3は、成形、焼成等の工程を経
て得られる非金属無機材料であり、できるかぎり、波長
が8〜14ミクロン程度の遠赤外線であってその放射率
の高いものを用いるのが望ましい。実施例においては、
セラミック塊3は、SiO2 及びAl23 を主成分と
して形成されている。また、セラミック塊3は、Fe2
3 ,K2 O,MnO2 などの金属酸化物を含有して形
成されている。
【0017】また、セラミック塊3は球状に形成されて
おり、このセラミック塊3は上記導電性線材1の軸線を
中心にした円周上に複数(実施例では2個)存在するグ
ループG(G1 〜G10)にして付設されている。
【0018】4は永久磁石からなるマグネットであっ
て、円柱状に形成されており、このマグネット4はその
軸線が上記導電性線材1の軸線に対して直交するととも
に、上記導電性線材1の軸線を中心にした円周上に複数
(実施例では2個)存在するグループH(H1 〜H4 )
にして付設されている。
【0019】そして、上記セラミック塊3のグループG
及びマグネット4のグループHは、ダイオード2の左右
に、左右対称となるように、かつ導電性線材1を中心と
した点対称となるように列設されている。実施例におい
てその配列は、一方側で説明すると、ダイオード2から
導電性線材1の一方の端部に向けて、順に、セラミック
塊3の1つのグループG1 ,マグネット4の1つのグル
ープH1 ,セラミック塊3の2つのグループG2 ,G3
,マグネット4の1つのグループH2 ,セラミック塊
3の2つのグループG4 ,G5 となっている。このよう
に、導電性線材1にダイオード2を設けるとともに、導
電性線材1にセラミック塊3及びマグネット4を付設し
たものが、芯部5として構成されている。
【0020】6は芯部5を覆う鉱物繊維である。この鉱
物繊維6は、プラチナ,アルミナ,シリカ及びけい素を
原料として形成され、所謂プラチナファイバー等といわ
れ、波長が4〜14ミクロン程度の電磁波(所謂プラチ
ナ電磁波)を放出する。
【0021】7は鉱物繊維6を被覆する通液性の外皮で
ある。この外皮7は、糸状の白銅を編み込んで形成した
ニッケル網で構成されている。これらセラミック塊3、
マグネット4及びダイオード2は、鉱物繊維6で巻回さ
れるとともに、外皮7によって覆われて、全体が紡錘形
に形成されている。
【0022】また、上記導電性線材1の両端部にはニッ
ケル網の両端部が固定される真鍮のキャップ8が設けら
れている。導電性線材1はキャップ8に電気的に接続さ
れている。これにより、鉱物繊維6及び外皮7は、キャ
ップ8及び導電性線材1を介して、セラミック塊3及び
マグネット4と導通状態に接続されている。
【0023】更にまた、導電性線材1の一端は、キャッ
プ8より幾分突出しており、また、図3にも示すよう
に、他方のキャップ8の先端には導電性線材1の他端に
接続され、燃料タンクTに吊下可能な吊下部としての接
続環9が形成されている。この接続環9には導電性のワ
イヤー10が接続される。
【0024】従って、以上のように構成された実施例に
係る液体燃料の良質化装置Sを使用するときは、図3に
示すように、例えば、自動車の燃料タンクTの例で説明
すると、ワイヤー10の一端を燃料タンクTの給油口1
1に被冠された給油キャップ12の内面或は給油口11
付近に接続し、接続環9を介して本装置を燃料タンクT
内の底部迄吊下げ保持する。
【0025】この状態において、自動車が走行する等し
て、液体燃料が揺れたり燃料タンクTが振動すると、燃
料タンクT内に発生する静電気がタンク壁からワイヤー
10,接続環9,導電性線材1及びダイオード2へと供
給され、これにより、ダイオード2に電荷が生じ、その
ため、遠赤外線セラミック塊3及び鉱物繊維6からは、
遠赤外線波が発生されるとともに、また鉱物繊維6及び
マグネット4からは電磁波が発振される。そして、これ
ら遠赤外線波と電磁波との複合波は編目状のニッケル網
において拡散されて燃料タンクT内に放射される。
【0026】即ち、燃料タンクTに振動が与えられる等
して、燃料タンクTに静電気が時間的に変動して発生し
ていくと、帯電していくが、この帯電過程において、導
電性線材1に不規則な電流が流れるとともに、ダイオー
ド2に不規則な電流が一方向に流れ、また、マグネット
4が存在していることから、これにより、電磁波が発生
していく。また、セラミック塊3をはじめとし鉱物繊維
6等の各部から、遠赤外線の発生も促進され、これによ
り、遠赤外線波と電磁波との複合波が液体燃料に放出さ
れていく。
【0027】この遠赤外線波と電磁波との複合波が放出
されると、例えば液体燃料の分子に双極子モーメント等
の発生が生じ、振動、励起が促されて、液体燃料の分子
が多少なりとも活性化されていく。これにより、液体燃
料の液体分子構造が気化しやすい分子構造に良質化され
ていく。
【0028】この場合、セラミック塊3が球状に形成さ
れ、このセラミック塊3が導電性線材1の軸線を中心に
した円周上に複数存在するグループGとなって付設され
ているので、それだけ、遠赤外線の放射効率が良く、ま
た、マグネット4も導電性線材1の軸線を中心にした円
周上に複数存在するグループHになって付設されている
ので、磁力線も規則的になり、それだけ、遠赤外線波と
電磁波との複合波の放射効率が向上させられる。しか
も、各部材が導電性線材1を中心とした点対称に配置さ
れ、しかも、各部材がダイオード2を中心として左右対
称に配列されているので、遠赤外線波と電磁波との複合
波が整然として発生され、多少なりとも、液体燃料分子
の活性化を良好に行なうことができ、この点でも遠赤外
線波と電磁波との複合波の放射効率が向上させられる。
【0029】更に、セラミック塊3は、SiO2 及びA
23 を主成分として形成され、Fe23 ,K2
O,MnO2 などの金属酸化物を含有しており、この成
分からなるセラミック塊3は、遠赤外線波の発生効率が
優れていることから、この点でも遠赤外線波と電磁波と
の複合波の放射効率が向上させられる。
【0030】また、鉱物繊維6は、プラチナ,アルミ
ナ,シリカ及びけい素を原料として形成されており、波
長が4〜14ミクロン程度の所謂プラチナ電磁波を放出
することができ、そのため、液体燃料分子の活性化に対
する寄与が増大させられるとともに、外皮7も、糸状の
白銅を編み込んで形成したニッケル網で構成されて、各
部材と連関させられているので、遠赤外線波と電磁波と
の複合波の発生に対する寄与が増大させられる。
【0031】然して、燃料タンクT内に充填された液体
燃料は、液体分子構造からより気化しやすい分子構造へ
と組成が変えられた状態で、燃料タンクTからエンジン
部へと送られ、これによってエンジン内の燃焼室におい
て、液体燃料のより完全燃焼化が図られる。即ち、液体
燃料の液体分子構造が完全燃焼できるような分子構造に
できるだけ良質に変化させられるので、燃焼効率が高め
られ、これにより、エンジン出力が上げられ、有害排気
ガスが減少させられ、燃料消費が節約させられる。
【0032】
【試験例】以下、この装置を用いて試験した結果を示
す。 (試験1)この試験は、本庄〜東京間を走行する定期大
型バス(ボルボ社製)の燃料タンクTに本装置を入れ、
往復時の消費液体燃料(軽油)を、該装置を入れない場
合と比較した。結果を図4に示す。この結果から、装置
を入れた場合、繰返の走行毎に燃料消費量が減少してい
ることが分かる。そして、装置を入れた場合の平均消費
燃料は0.300リットル/Kmであり、該装置を入れ
ない場合の平均消費燃料0.334リットル/Kmに比
較して、約11%も消費燃料が節約された。
【0033】(試験2)この試験は、田沢湖〜横浜間を
走行する定期大型バス(ボルボ社製)の燃料タンクTに
本装置を入れ、往復時の消費液体燃料(軽油)を、該装
置を入れない場合と比較した。結果を図5に示す。この
結果から、装置を入れた場合、繰返の走行毎に燃料消費
量が減少していることが分かる。そして、装置を入れた
場合の平均消費燃料は、0.351リットル/Kmであ
り、該装置を入れない場合の平均消費燃料0.400リ
ットル/Kmに比較して、約13%も消費燃料が節約さ
れた。
【0034】(試験3)この試験は、秋田〜大阪間(往
復約1,510Km)を走行する定期大型トラック(日
産自動車製UD)の燃料タンクTに本装置を入れ、往復
時の消費液体燃料(軽油)を、該装置を入れない場合と
比較した。結果を図6に示す。この結果から、装置を入
れた場合の平均消費燃料は、0.274リットル/Km
であり、該装置を入れない場合の平均消費燃料0.32
1リットル/Kmに比較して、17%も消費燃料が節約
された。このように、いずれの試験結果においても、消
費燃料が少なくなり、本装置を使用した効果が多大であ
ることが分かった。
【0035】図7には、別の実施例に係る液体燃料の良
質化装置Sの芯部5を示している。これは、一方向に電
流を流すダイオード2を、導電性線材1の中央に電気的
に接続して介装し、上記と同様にセラミック塊3を、導
電性線材1の軸線を中心にした円周上に複数(実施例で
は2個)存在するグループG(G1 〜G10)にして付設
している。また、マグネット4は、円盤状に形成され、
その中心軸に導電性線材1を引き通して該導電性線材1
に付設されている。
【0036】従って、この芯部5を用いた良質化装置S
によれば、燃料タンクTに振動が与えられる等して、燃
料タンクTに静電気が時間的に変動して発生していく
と、帯電していくが、この帯電過程において、ダイオー
ド2が介装されていることから導電性線材1に、不規則
な電流が一方向に流れ、また、マグネット4が存在して
いることから、これにより、電磁波が発生していく。ま
た、セラミック塊3をはじめとし鉱物繊維6等の各部か
ら、遠赤外線の発生も促進され、これにより、遠赤外線
波と電磁波との複合波が液体燃料に放出されていく。
【0037】この遠赤外線波と電磁波との複合波が放出
されると、例えば液体燃料の分子に双極子モーメント等
の発生が生じ、振動、励起が促されて、液体燃料の分子
が多少なりとも活性化されていく。これにより、液体燃
料の液体分子構造が気化しやすい分子構造に良質化され
ていく。
【0038】この場合、セラミック塊3が球状に形成さ
れ、このセラミック塊3が導電性線材1の軸線を中心に
した円周上に複数存在するグループGとなって付設され
ているので、それだけ、遠赤外線の放射効率が良く、ま
た、マグネット4が円盤状に形成されてその中心軸に導
電性線材1を引き通して付設されているので、磁力線も
放射状になり、それだけ、遠赤外線波と電磁波との複合
波の放射効率が向上させられる。しかも、各部材が導電
性線材1を中心とした点対称に配置され、しかも、各部
材がマグネット4を中心として左右対称に配列されてい
るので、遠赤外線波と電磁波との複合波が整然として発
生され、多少なりとも、液体燃料分子の活性化を良好に
行なうことができ、この点でも遠赤外線波と電磁波との
複合波の放射効率が向上させられる。
【0039】なお、上記実施例では、円柱状のマグネッ
ト4をその軸線が導電性線材1の軸線に対して直交する
ように設けたが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、図8に示すように、円柱状のマグネット4をその軸
線が導電性線材1の軸線に対して平行になるように設け
ても良く適宜変更して差し支えない。また、セラミック
塊3のグループGやマグネット4のグループHの個数は
2個であるが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、3以上設けて良い。また、セラミック塊3やマグネ
ット4の形状も上述したものに限らず、例えば、図9に
示すように、セラミック塊3及びマグネット4を同形の
円盤状にする等、どのような形状にしても良い。更に、
良質化装置Sの大きさは、タンクの容量に合わせて、適
宜の大きさにすれば良い。また、上記実施例において
は、自動車の燃料タンクT内に吊下げ保持した例で説明
したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、家庭
用灯油燃料タンク、ストーブ又ボイラー用重油燃料タン
ク或は小型船舶等にも幅広く使用できるものであること
は勿論である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る液体
燃料の良質化装置によれば、遠赤外線波と電磁波との複
合波を燃料タンク内で効率よく発生させることができる
ので、燃料タンク内の液体燃料分子を振動させ、振動エ
ネルギーを量子化させて、液体燃料の液体分子構造を活
性化でき、そのため、気化し易くする等液体燃料の燃焼
効率を高めることができる。その結果、有害排気ガスを
減少させ、燃料消費を節約することができ、しかも、構
造も簡単で、取付けも簡単に行なうことができ、汎用性
のある極めて有用な装置を提供することができた。又、
排気ガス特有の悪臭の低下、燃料タンク内のサビ発生の
防止或は燃料パイプの腐食防止などの効果も奏する。
【0041】また、ダイオードを導電性線材の中央に設
け、このダイオードの左右に、セラミック塊及びマグネ
ットを、左右対称となるように設けた場合には、各部材
が対称に配列されるので、遠赤外線波と電磁波との複合
波が整然として発生され、多少なりとも、液体燃料分子
の活性化を良好に行なうことができる。
【0042】そしてまた、セラミック塊及びマグネット
を、導電性線材を中心とした点対称となるように設けた
場合には、遠赤外線波と電磁波との複合波が整然として
発生され、多少なりとも、液体燃料分子の活性化を良好
に行なうことができる。
【0043】また、セラミック塊を球状に形成し、該セ
ラミック塊を上記導電性線材の軸線を中心にした円周上
に複数存在するグループにして付設し、上記マグネット
を円柱状に形成し、該マグネットを上記導電性線材の軸
線を中心にした円周上に複数存在するグループにして付
設した場合には、セラミック塊が球状に形成されて複数
存在することから、遠赤外線の放射効率が良く、また、
磁力線も規則的になり、遠赤外線波と電磁波との複合波
の放射効率を向上させることができる。
【0044】また、セラミック塊を球状に形成し、該セ
ラミック塊を上記導電性線材の軸線を中心にした円周上
に複数存在するグループにして付設し、マグネットを円
盤状に形成し、該マグネットをその中心軸に導電性線材
を引き通して該導電性線材に付設した場合には、セラミ
ック塊が球状に形成されて複数存在することから、遠赤
外線の放射効率が良く、また、マグネットが円盤状なの
で、磁力線も放射状になり、遠赤外線波と電磁波との複
合波が整然として発生され、それだけ、遠赤外線波と電
磁波との複合波の放射効率を向上させることができる。
【0045】更に、セラミック塊を、SiO2 及びAl
23 を主成分として形成した場合には、遠赤外線の発
生効率を良くすることができる。更にまた、セラミック
塊を、Fe23 ,K2 O,MnO2 などの金属酸化物
を含有して形成した場合には、より一層遠赤外線の発生
効率を良くすることができる。
【0046】また、鉱物繊維を、プラチナ,アルミナ,
シリカ及びけい素を原料として形成した場合には、波長
が4〜14ミクロン程度の所謂プラチナ電磁波を放出す
ることができ、そのため、より一層有効に液体燃料分子
の活性化に寄与させることができる。
【0047】更にまた、上記外皮を、糸状の白銅を編み
込んで形成したニッケル網で構成した場合には、遠赤外
線波と電磁波との複合波の発生に対する寄与を増大させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る液体燃料の良質化装置を
示す断面図である。
【図2】本発明の実施例に係る液体燃料の良質化装置の
芯部を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係る液体燃料の良質化装置を
燃料タンク内に吊下げ保持した状態を示す図である。
【図4】試験1の結果を示す表図である。
【図5】試験2の結果を示す表図である。
【図6】試験3の結果を示す表図である。
【図7】本発明の別の実施例に係る液体燃料の良質化装
置の芯部を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施例に係るセラミック塊及びマグネ
ットの別の取付け状態を示す部分斜視図である。
【図9】本発明の実施例に係るセラミック塊及びマグネ
ットの他の形状及び取付け状態を示す部分斜視図であ
る。
【符号の説明】
S 良質化装置 1 導電性線材 2 ダイオード 3 セラミック塊 G(G1 〜G10) グループ 4 マグネット H(H1 〜H4 ) グループ 5 芯部 6 鉱物繊維 7 外皮 8 キャップ 9 接続環(吊下部) 10 ワイヤー T 燃料タンク

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体燃料を貯留するタンク内に収容され
    液体燃料を良質化する液体燃料の良質化装置において、
    導電性線材にダイオードを設けるとともに、該導電性線
    材にセラミック塊及びマグネットを付設して芯部を構成
    し、該芯部を鉱物繊維で覆い、更に該鉱物繊維を通液性
    の外皮で被覆したことを特徴とする液体燃料の良質化装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ダイオードを導電性線材の中央に設
    け、このダイオードの左右に、上記セラミック塊及びマ
    グネットを、左右対称となるように設けたことを特徴と
    する請求項1記載の液体燃料の良質化装置。
  3. 【請求項3】 上記セラミック塊及びマグネットを、導
    電性線材を中心とした点対称となるように設けたことを
    特徴とする請求項1または2記載の液体燃料の良質化装
    置。
  4. 【請求項4】 上記セラミック塊を球状に形成し、該セ
    ラミック塊を上記導電性線材の軸線を中心にした円周上
    に複数存在するグループにして付設し、上記マグネット
    を円柱状に形成し、該マグネットを上記導電性線材の軸
    線を中心にした円周上に複数存在するグループにして付
    設したことを特徴とする請求項1,2または3記載の液
    体燃料の良質化装置。
  5. 【請求項5】 上記セラミック塊を球状に形成し、該セ
    ラミック塊を上記導電性線材の軸線を中心にした円周上
    に複数存在するグループにして付設し、上記マグネット
    を円盤状に形成し、該マグネットをその中心軸に導電性
    線材を引き通して該導電性線材に付設したことを特徴と
    する請求項1,2または3記載の液体燃料の良質化装
    置。
  6. 【請求項6】 上記セラミック塊は、SiO2 及びAl
    23 を主成分として形成されていることを特徴とする
    請求項1,2,3,4または5記載の液体燃料の良質化
    装置。
  7. 【請求項7】 上記セラミック塊は、Fe23 ,K2
    O,MnO2 などの金属酸化物を含有して形成されてい
    ることを特徴とする請求項6記載の液体燃料の良質化装
    置。
  8. 【請求項8】 上記鉱物繊維は、プラチナ,アルミナ,
    シリカ及びけい素を原料として形成されていることを特
    徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7記載の
    液体燃料の良質化装置。
  9. 【請求項9】 上記外皮は、糸状の白銅を編み込んで形
    成したニッケル網で構成されていることを特徴とする請
    求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の液体燃
    料の良質化装置。
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