JPH07259404A - 入退出管理システムの端末装置 - Google Patents

入退出管理システムの端末装置

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JPH07259404A
JPH07259404A JP5338994A JP5338994A JPH07259404A JP H07259404 A JPH07259404 A JP H07259404A JP 5338994 A JP5338994 A JP 5338994A JP 5338994 A JP5338994 A JP 5338994A JP H07259404 A JPH07259404 A JP H07259404A
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antenna
output control
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JP5338994A
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Yasushi Shima
裕史 島
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Hochiki Corp
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Hochiki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】端末装置の設置場所に応じた通信可能エリアの
設定を可能とする。 【構成】端末装置からの送信電波により非接触カードに
動作電力を供給してカード記憶情報を読出して処理する
入退出管理システムを対象とし、端末装置に、送信電波
の出力を制御する出力制御回路15を設ける。出力制御
回路15は、可変抵抗30によりアンテナ3に供給する
高周波電流値を制御する。また複数の抵抗を切替スイッ
チにより切替えてアンテナ3に供給する高周波電流値を
制御してもよい。更に、上位装置からの遠隔制御で出力
を変更したり、アンテナ3に供給する高周波電流値をオ
フすることもできる。出力制御として時間帯により自動
的に送信電波の出力を変更することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送信電波により非接触
式カードに動作電源を供給した状態で信号を送受信して
入退出の管理を行う入出体管理システム端末装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、非接触カードを用いて入退出管理
を行なうシステムとしては、例えば特開昭3−2350
81号、特開平3−228988号に示されるものが知
られている。ここで特開昭3−235081号は、ドア
近傍に設置している認識装置にカード携帯者が近づく
と、認識装置からの送信電波を受信したカードの共振回
路が共振して共振エコーを送り返し、これを認識装置で
認識してドアロックを解錠している。
【0003】また特開平3−228988号の識別装置
も、識別部材としてのカードを携帯した人がドアに近づ
くと、カードは発振する信号を識別装置のアンテナで受
信し、受信した識別コードと登録コードが一致した場合
に、ドアロックを解錠している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな非接触カードを用いた入退出管理システムにあって
は、カードを読取る端末装置がドア出入口の廊下に面し
て設置されていた場合、設置場所によっては、カード携
帯者が端末装置の前を通過しただけで非接触カードの読
取りが行われ、ドアロックが不必要に開錠されることが
ある。このような場合には、実際には入退出が行われて
いないにも係わらず、システム側は例えばカード携帯者
が入室したものと判断して誤った入退出管理を行ってし
まう問題があった。
【0005】このような誤動作を防止するためには、端
末装置の通信可能エリアをドアの近傍に狭めるように設
定しておけばよいが、逆に通信可能エリアが狭すぎ、ま
た通信可能エリアは目に見える訳ではないことから、ド
アに近づく方向によっては、かなり近づかないと端末装
置が動作せず、入退出に手間取るという不便さがあっ
た。
【0006】更に、端末装置に必要な通信可能エリアの
大きさは、設置場所により様々であり、また設置前の調
整段階で端末装置に同じ通信可能エリアとしたとして
も、実際に設置すると設置場所の状況により通信可能エ
リアが変化する場合があり、感度が高すぎて誤動作した
り、感度が低すぎてなかなか動作しなかったりという様
々な問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、設置場所に応じた通信可能エリアの
設定を可能とする入退出管理システムの端末装置を提供
することを特徴とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の入退出管理システムの端末装置は次のように構
成する。まず本発明は、端末装置からの送信電波により
非接触カードに動作電力を供給してカード記憶情報を読
出して処理する入退出管理システムを対象とし、端末装
置に、送信電波の出力を制御する出力制御手段を設けた
ことを特徴とする。
【0009】この出力制御手段は、可変抵抗の調整でア
ンテナに供給する高周波電流値を制御する電流制御回路
で構成される。また複数の抵抗を切替スイッチにより切
替えてアンテナに供給する高周波電流値を制御する電流
制御回路でもよい。この場合、切替スイッチとしてスラ
イドスイッチを用いることが望ましい。また、出力制御
手段は、端末装置に伝送路を介して接続された上位装置
からのコマンドに基づいたレンジ切替えによりアンテナ
に供給する高周波電流値を制御するようにしてもよい。
この場合、端末装置に伝送路を介して接続された上位装
置からのコマンドに基づいてアンテナに供給する高周波
電流値をオフできるようにする。更に、出力制御手段
は、時間帯により自動的に送信電波の出力を変更するよ
うにしてもよい。
【0010】さらに本発明は、前述した送信電波の強さ
を制御する出力制御手段を備えた端末装置そのものを提
供する。
【0011】
【作用】このような構成を備えた本発明の入退出管理シ
ステムの端末装置によれば、送信電波により非接触カー
ドに動作電力を供給してカード記憶情報を読出して処理
する端末装置で、送信電波の出力を制御できるため、端
末装置の設置場所に適合するように出力を調整制御して
最適な端末装置の通信可能エリアを設定することができ
る。
【0012】例えば端末装置の前をカード携帯者が通過
するだけで動作するような場合には、送信電波の出力を
下げて通信可能エリアを狭くしておくことで、端末装置
の誤動作を防止できる。逆に端末装置に必要以上に近づ
かないと動作しないような場合には、送信電波の出力を
上げて通信可能エリアを広くしておくことで、安定した
動作を保証できる。
【0013】また上位装置により遠隔的に端末装置の出
力を調整できることから、夜間の人の出入の少ない時間
帯は出力を小さくし、また時間によっては端末装置から
の送信電波の出力をオフすることができ、消費電力の節
減を図ることができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の入退室管理システムのシステ
ム構成を示す。図1において、1は端末装置であり、ド
アロックの開閉制御を行う各部屋のドア5に対応して設
置されている。端末装置1は、送受信アンテナ3からの
送信電波により部屋の使用者が携帯している非接触カー
ド2に動作電力の供給を可能とする通信可能エリアを形
成している。
【0015】即ち、非接触カード2の携帯者が端末装置
1の通信可能エリアに入ると、送受信アンテナ3からの
送信電波による誘導電磁界による受信電圧から非接触カ
ード2が動作電源を作り出して、端末装置1からのリー
ドコマンドに対し予めメモリに記憶している個人情報ま
たはID情報を読み出して送信することができる。本発
明にあっては、端末装置1において送受信アンテナ3か
ら通信可能エリアを形成するために送信する送信電波の
出力を制御する出力制御手段としての機能が設けられ、
この出力制御手段による送信電波の出力制御でドア5の
前に形成する通信可能エリアの大きさを必要に応じて変
更することができる。
【0016】非接触カード2から端末装置1によって読
み出された個人情報またはID情報は、端末装置1内に
予め登録されている登録情報と照合され、照合一致が得
られると、ドア5に設けている電気錠のロックを解除す
る開錠動作を行う。一旦開いたドアロックはカード携帯
者の入室または退室、あるいは一定時間後に端末装置1
が再びロック状態に戻すようになる。
【0017】更に、複数の端末装置1は伝送路6を介し
て上位装置としての管理装置7に接続されている。本発
明にあっては、後の説明で明らかにするように、管理装
置7からのパワー制御コマンドによって端末装置1のア
ドレスを指定して、個別に送受信アンテナ3からの送信
電波の出力を遠隔的に制御することができる。また、管
理装置7は各端末装置1による非接触カード2の読取情
報に基づき、端末装置1を設けた各部屋における入室お
よび退室の状況を管理している。
【0018】図2は図1の端末装置1および非接触カー
ド2の実施例を示す。図2において、非接触カード2の
リーダライタとして機能する端末装置1には制御部8が
設けられ、制御部8に対してはデータバッファ18、メ
モリ19が設けられる。メモリ19には、上位の管理装
置7による端末装置1の呼出判別に使用する自己の割当
アドレスを記憶したアドレス設定部が設けられている。
【0019】また、制御部8に対しては送信部として並
直変換用のI/O変換部9、FSK変調を行う変調部1
0、FSK変調に用いる周波数f1,f2の2つの周波
数信号を発振する発振器11、FSK信号の電力増幅を
行う電力増幅部12および送受信アンテナ3が設けられ
ている。電力増幅部12に対しては電源部14により動
作電力が供給されており、この電源供給ラインに送受信
アンテナ3からの送信電波の出力を制御する出力制御部
15が設けられている。出力制御部15の詳細は後の説
明で明らかにされる。
【0020】この送信部は制御部8からのデータビット
0に対し周波数f1、データビット1に対し周波数f2
を定めており、制御部8からの並列データをI/O変換
部9で直列データに変換し、直列データビットごとに変
調部10で周波数f1またはf2の周波数信号に変換す
るFSK変調を行う。非接触カード2が通信可能エリア
に存在しないスタンバイ状態において、制御部8はI/
O変換部9を介して例えばデータビット0の固定出力を
変調部10に与えている。
【0021】このため、変調部10は発振器11からの
データビット0又は1に対応する周波数f1又はf2信
号を電力増幅部12に出力し、送受信アンテナ3より周
波数f1又はf2信号の電波送信を常時行っている。し
たがって、非接触カード2が端末装置1の通信可能エリ
アに入ると、周波数f1又はf2の信号の送信電波を受
信して動作電源を得ることができる。
【0022】制御部8に対する受信部には増幅・検波部
16および直並変換用のI/O変換部17が設けられ、
非接触カード2から送信されたFSK信号を復調して制
御部8に受信データを供給する。更に制御部8に対して
は、上位の管理装置7とのデータのやり取りを行う伝送
IF部20と、ドア5に設けた電気錠の制御を行う開錠
制御部21が設けられている。
【0023】一方、非接触カード2には送受信アンテナ
4、変復調部22、I/O変換部23、制御部24、不
揮発性メモリとしてのE2 PROMおよびカード電源部
26が設けられる。送受信アンテナ4は非接触カード2
の携帯者が端末装置1からの送信電波による通信可能エ
リアに入ったときに、その誘導電磁界による受信信号を
得て変復調部22およびカード電源部26に出力する。
カード電源部26は送受信アンテナ4からの受信電圧を
整流して、各回路部に対する電源電圧を作り出す。
【0024】変復調部22は受信したFSK信号を変調
してデータビットに変換すると共に、E2 PROM25
から読み出したデータをFSK信号に変調する。なお、
非接触カード2からの送信については、FSK変調せず
にデータビットをそのまま送信するようにしてもよい。
I/O変換部23は、受信した直列データを並列データ
に変換して制御部24に供給し、逆に制御部24からの
並列データを直列データに変換して変復調部22に出力
する。
【0025】制御部24は端末装置1からのコマンドを
解読し、E2 PROM25に対する書込または読出動作
を行う。非接触カード2には予め個人情報やID情報が
書き込まれていることから、通常の使用におけるコマン
ドはリードコマンドであり、このリードコマンドに基づ
きE2 PROMから個人情報あるいはID情報を読み出
して端末装置1に送信するようになる。
【0026】図3は図2の端末装置1に設けた出力制御
部15の第1実施例を送受信部と共に示している。図3
において、電源部14からの電源電圧+Vcは出力制御
部15、受信部28を結合するための結合コイル27、
電力増幅部12を介して送受信アンテナ3に供給され
る。送受信アンテナ3はアンテナコイル成分Lと整合調
整用のコンデンサCで示しており、導体抵抗分Rは省略
している。電力増幅部12にはパワートランジスタQ3
が設けられ、図2に示した変調部12からの周波数f1
信号または周波数f2信号により駆動されて、送受信ア
ンテナ3に電波送信のための周波数f1または周波数f
2の高周波電流を供給する。
【0027】結合コイル27は、電力増幅部12のパワ
ートランジスタQ3がオフとなった受信状態で、送受信
アンテナ3に誘起される非接触カード2からの受信電圧
を受信部28に結合して復調させる。また、送信時にお
いて、結合コイル27の1次側コイルは送受信アンテナ
3に供給する高周波電流に対するチョークコイルとして
機能する。
【0028】出力制御部15はトランジスタQ1,Q
2、抵抗R1、および可変抵抗30によって電流制御回
路を構成している。この電流制御回路における電流制限
値は、可変抵抗30の抵抗値を変更することで調整でき
る。可変抵抗30はトランジスタQ2のベース,エミッ
タ間に接続され、送受信アンテナ3に流れる高周波電流
を検出して、トランジスタQ2のベース,エミッタ間電
圧を設定する。トランジスタQ2はトランジスタQ1の
ベース,エミッタ間電圧を制御する。このため、可変抵
抗30の抵抗値で決まる制限電流値に対し、高周波電流
が増加するとトランジスタQ2のベース,エミッタ間電
圧が増えて、トランジスタQ2のコレクタ電流が増加
し、これによってトランジスタQ1のベース,エミッタ
間電圧が低下し、可変抵抗VRを流れるトランジスタQ
1のコレクタ電流を減少させる。
【0029】逆に、可変抵抗30の抵抗値で決まる電流
制限値より高周波電流が少なくなると、トランジスタQ
2のベース,エミッタ間電圧が減少して、そのコレクタ
電流が減少し、この結果、トランジスタQ1のベース,
エミッタ間電圧が増加して、可変抵抗VRを流れるトラ
ンジスタQ1のコレクタ電流を増加させる。したがっ
て、電力増幅部12のパワートランジスタQ3の周波数
信号f1またはf2による駆動で流れる送受信アンテナ
3に対する高周波電流は、その振幅ピーク値が可変抵抗
VR30の抵抗値で決まる電流制限値に維持される。即
ち、可変抵抗30の抵抗値を低下させると高周波電流の
電流制限値を増加させることができ、逆に可変抵抗30
の抵抗値を増加させると高周波電流の電流制限値を減少
させることができる。
【0030】図4は図2に示した端末装置1の出力制御
部15の第2実施例を示す。図4(A)において、第2
実施例の出力制御部15は図3の第1実施例で可変抵抗
30を使用していたのに対し、この実施例では、抵抗切
替回路31としたことを特徴とする。抵抗切替回路31
には切替スイッチ32が設けられ、例えば3つの抵抗R
2,R3,R4を選択的に切替接続できるようにしてい
る。この切替抵抗回路31は、出力制御部15を構成す
る電流制御回路における電流制限値を抵抗R2〜R4の
切替抵抗値に従って選択的に変更することができる。
【0031】例えば、抵抗R2,R3,R4の抵抗値の
間に、R2<R3<R4という関係を設定しておくこと
で、切替スイッチ32を切替位置aに切り替えて抵抗R
2を選択したとき電流制限値が最大となり、切替スイッ
チ32を切替位置b,cに切り替えて抵抗R3,R4を
順次選択すると、電流制限値を段階的に減らすことがで
きる。この出力制御部15以外の構成は図3の第1実施
例と同じになる。
【0032】図4(B)は図4(A)の出力制御回路1
5に設けた切替スイッチ32の具体例を示す。この場合
には切替スイッチ32としてスライドスイッチ33を使
用する。スライドスイッチ33には切替操作のためのノ
ブ34が設けられ、スライドスイッチ33の近傍には、
図示のように、遠2.0m、中1.0m、近0.5mと
いう通信可能エリアの設定値が示されており、これが抵
抗切替回路31の切替値a,b,cに対応している。し
たがって、端末装置1に設けられている送信電波の出力
制御用のスライドスイッチ33を操作することで、遠、
中、近の3段階に必要に応じて通信可能エリアを任意に
設定することができる。
【0033】図5は本発明で用いられる端末装置1に設
けた出力制御部15の第3実施例を示す。図5の第3実
施例にあっては、出力制御部15として、遠隔切替スイ
ッチ35と、遠隔切替スイッチ35の切替端子a〜dご
とにそれぞれ異なった一定の電源電圧を供給する電圧発
生回路36a,36b,36c,36dを設ける。この
実施例で、例えば電圧発生回路36aは12Vを出力
し、電圧発生回路36bは8Vを出力し、電圧発生回路
36cは4Vを出力し、電圧発生回路36dは0Vを出
力する。なお、0Vを出力する電圧発生回路36dは、
単に切替端子dを電源のアースラインに接続するだけで
よい。
【0034】遠隔切替スイッチ35は上位の管理装置7
からのパワー制御コマンドに基づき、制御部8によって
切替制御される。勿論、端末装置1側での操作で制御部
8を経由して遠隔切替スイッチ35を切り替えることも
できる。出力制御部15以外の構成は図3に示した第1
実施例と同じになる。この第3実施例の出力制御部15
は、遠隔切替スイッチ35により送受信アンテナ3に供
給する電源電圧そのものを12V、8V、4Vのいずれ
かに切り替えることで送信電波の強さを段階的に切り替
えることができる。即ち、電源電圧12Vの切替えで送
信電波の出力が最も大きく、続いて電源電圧8Vの切替
えで送信電波の強さが次に大きく、電源電圧4Vの切替
えで送信電波の出力が最も小さくなる。更に、電源電圧
0Vに切り替えることで送信電波の出力を停止し、非接
触カードによる部屋への入室を禁止することもできる。
【0035】図6は図5の第3実施例の遠隔制御を可能
とする図1に示した管理装置7の実施例を示す。図6に
おいて、管理装置7は制御部としてのCPU40、伝送
IF部41、端末装置の遠隔制御に使用するデータを登
録したデータテーブル43を備えたメモリ42、表示部
44および操作部45で構成される。メモリ42のデー
タテーブル43は、例えば図7に示すテーブル内容をも
つ。
【0036】図7のデータテーブル43は、端末装置の
アドレス1,2,3・・・に対し遠隔制御を必要とする
パワーデータが予め登録されている。例えばアドレス1
の端末装置に対しては、パワーデータ「大(2.0
m)」が登録され、アドレス2および3の端末装置1に
対してはパワーデータ「中(1.0m)」が登録されて
いる。
【0037】したがって、管理装置7のCPU40は例
えばシステムの立上げ時にメモリ42のデータテーブル
43を参照し、端末装置のアドレスごとに対応するパワ
ーデータを読み出して、伝送路6により端末側にアドレ
スおよびパワーデータをパワー制御コマンドと共に送っ
て遠隔的に各端末装置1の送信電波の出力を設定する遠
隔パワー制御を行うことができる。
【0038】図8は図5に示した出力制御部15の第3
実施例を備えた端末装置1における上位コマンドに対す
る処理動作を示している。図8において、まずステップ
S1で上位の管理装置7からのアドレス、コマンド、デ
ータをもつフォーマットで送られてきた受信データの呼
出アドレスを、予め設定された自己アドレスと比較し、
自己アドレスに一致するか否か判別している。呼出アド
レスが自己アドレスに一致すると、ステップS2に進
み、送信電波を出力制御するためのパワー制御コマンド
か否かチェックする。
【0039】パワー制御コマンドであれば、パワー制御
コマンドと同時に送られてきた図7のデータテーブル4
3に従ったパワーデータに従い、ステップS3で遠隔切
替スイッチ35を12V、8Vまたは4Vの中の指定さ
れたパワー位置に切り替える。一方、ステップS2でパ
ワー制御コマンド以外のコマンドであった場合には、ス
テップS4に進み、この他のコマンドに基づく処理を行
うことになる。
【0040】図5に示した遠隔制御を可能とする第3実
施例における上位の管理装置7からの遠隔的なパワー制
御は、システムの立上げ時以外に例えば1日の時間帯に
従って予めパワー制御スケジュールを準備し、時間帯に
応じて送信電波の出力即ち通信可能エリアを変更するよ
うにしてもよい。例えば、昼間の人の出入りが多い場合
には出力パワーを上げて十分な通信可能エリアを確保し
ておき、夜間の人の出入りが少なくなった場合には出力
パワーを最低に下げて消費電力を抑えるようにする。
【0041】更に、必要に応じて、ある部屋の入室を禁
止するような場合には、上位の管理装置7から入室を禁
止する部屋の端末装置1のアドレスを指定して、パワー
データ0Vとなるパワー制御コマンドを送ることで端末
装置1からの送信電波の出力を停止し、その部屋に対す
る入室を禁止することもできる。更に、システムの運用
中に例えばカード携帯者がドアの前を通過するだけでド
アロックが開錠されたり、ドアにかなり近付かなければ
ドアロックが開錠されないような不都合が生じた場合に
は、その都度、必要に応じて適切な通信可能エリアが形
成できるように、上位の管理装置からパワー制御コマン
ドを送って、遠隔的に送信電波の出力を変更することが
できる。
【0042】尚、上記の実施例は非接触カードとの通信
でドアロックを開閉するシステムでの使用を例にとるも
のであったが、本発明はこれに限定されず、通路に接地
したゲートのロックを開閉するシステムや、それ以外の
リーダライタとしての端末装置からの電波送信により非
接触カードに動作電力を供給して読み書きを行う適宜の
システムの出力制御にそのまま適用することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、端末装置の設置場所をカード携帯者が通過するだけ
でドアロックの開錠制御が行われるような場合には送信
電波の出力を絞ることで通信可能エリアを適切な範囲に
狭めて、不必要な誤動作を防止できる。
【0044】また、端末装置の設置場所や通信可能エリ
アを形成するドア付近の状況により、通常の出力設定で
はドアにかなり近付かなければドアロックの開錠などが
行われないような場合には、送信電波の出力を上げてお
くことで十分な通信可能エリアがドア付近に形成され、
非接触カードを用いたドアロック開錠などの確実な制御
を実現できる。
【0045】更に、上位装置から遠隔的に端末装置の送
信電波の出力操作ができることから、上位装置側に各端
末装置の設置状況に合わせた適切なパワーデータを予め
登録しておき、システム立上げ時の遠隔制御で各端末装
置ごとに適切な出力調整を遠隔的に行って、最適な通信
可能エリアを形成できる。更にまた、遠隔的な送信電波
の出力調整によって、予め定めた時間スケジュールに従
って送信電波の出力を遠隔的に制御し、例えば夜間の人
の出入りが少ない場合に出力を絞ることで、端末装置の
消費電力を節減できる。
【0046】また、時間や必要に応じて立入りを禁止す
る部屋については、送信電波の出力をオフにする遠隔制
御を行うことで、特定の部屋に対する入退出を禁止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示したシステム構成図
【図2】図1で使用される非接触カードと端末装置の実
施例を示したブロック図
【図3】可変抵抗を用いた本発明の出力制御部の第1実
施例を示した回路図
【図4】切替スイッチを用いた本発明の出力制御部の第
2実施例を示した回路図
【図5】上位の管理装置により遠隔制御される本発明の
出力制御部の第3実施例を示した回路図
【図6】図5の遠隔制御に用いる管理装置の実施例を示
したブロック図
【図7】図5の管理装置に設ける端末装置の出力制御用
データテーブルの説明図
【図8】図5の端末装置の遠隔制御を示したフローチャ
ート
【符号の説明】
1:端末装置 2:非接触カード 3:アンテナ装置 4:カード用アンテナ 5:ドア 6:伝送路 7:管理装置(上位装置) 8,24:制御部(CPU) 9,17,23:I/O変換部 10:変調部 11:発振器 12:電力増幅部 14:電源部 15:出力制御部 16:増幅・検波部 18:データバッファ 19:メモリ 20:伝送IF部 22:変復調部 25:E2 PROM 26:カード電源部 27:結合コイル 28:受信部 30:可変抵抗 31:抵抗切替回路 32:切替スイッチ 33:スライドスイッチ 34:ノブ 35:遠隔切替スイッチ 36a〜36d:電圧発生回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信電波により非接触カードに動作電力を
    供給してカード記憶情報を読出して処理する処理する入
    退出管理システムの端末装置に於いて、 前記送信電波の出力を制御する出力制御手段を設けたこ
    とを特徴とする入退出管理システムの端末装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の入退出管理システムの端末
    装置に於いて、前記出力制御手段は、可変抵抗の調整で
    アンテナに供給する高周波電流値を制御する電流制御回
    路であることを特徴とする入退出管理システムの端末装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の入退出管理システムの端末
    装置に於いて、前記出力制御手段は、複数の抵抗を切替
    スイッチにより切替えてアンテナに供給する高周波電流
    値を制御する電流制御回路であることを特徴とする入出
    力管理システムの端末装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の入出力管理システムの端末
    装置に於いて、前記切替スイッチとしてスライドスイッ
    チを用いたことを特徴とする入出力管理システムの端末
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の入出力管理システムの端末
    装置に於いて、前記出力制御手段は、前記端末装置に伝
    送路を介して接続された上位装置からのコマンドに基づ
    いたレンジ切替えによりアンテナに供給する高周波電流
    値を制御することを特徴とする入出力管理システムの端
    末装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の入出力管理システムの端末
    装置に於いて、前記出力制御手段は、前記端末装置に伝
    送路を介して接続された上位装置からのコマンドに基づ
    いてアンテナに供給する高周波電流値をオフすることを
    特徴とする入出力管理システムの端末装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の入出力管理システムの端末
    装置に於いて、前記出力制御手段は、時間帯により自動
    的に送信電波の出力を変更することをを特徴とする入出
    力管理システムの端末装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009173130A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Denso Corp スマートスタートシステム

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JP2009173130A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Denso Corp スマートスタートシステム

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