JPH07258296A - 抗cdc2キナーゼリン酸化ビメンチンモノクローナル抗体 - Google Patents
抗cdc2キナーゼリン酸化ビメンチンモノクローナル抗体Info
- Publication number
- JPH07258296A JPH07258296A JP6057661A JP5766194A JPH07258296A JP H07258296 A JPH07258296 A JP H07258296A JP 6057661 A JP6057661 A JP 6057661A JP 5766194 A JP5766194 A JP 5766194A JP H07258296 A JPH07258296 A JP H07258296A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- kinase
- vimentin
- phosphorylated
- monoclonal antibody
- cdc2
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 細胞骨格の中間径フィラメントの一種である
ビメンチンのリン酸化状態を特異的に認識するモノクロ
ーナル抗体である。すなわち、cdc2キナーゼによっ
てリン酸化されたビメンチンとは反応するが、非リン酸
化ビメンチン、または、Aキナーゼ、Cキナーゼ、cd
c2キナーゼ若しくはCa2+カルモジュリンキナーゼI
Iによってリン酸化されたビメンチンとは反応しない、
抗cdc2キナーゼリン酸化ビメンチンモノクローナル
抗体。 【効果】 細胞が増殖刺激を受けてその形状変化を来す
分子機序の解析を容易に行うことができる。
ビメンチンのリン酸化状態を特異的に認識するモノクロ
ーナル抗体である。すなわち、cdc2キナーゼによっ
てリン酸化されたビメンチンとは反応するが、非リン酸
化ビメンチン、または、Aキナーゼ、Cキナーゼ、cd
c2キナーゼ若しくはCa2+カルモジュリンキナーゼI
Iによってリン酸化されたビメンチンとは反応しない、
抗cdc2キナーゼリン酸化ビメンチンモノクローナル
抗体。 【効果】 細胞が増殖刺激を受けてその形状変化を来す
分子機序の解析を容易に行うことができる。
Description
【0001】[発明の背景]
【産業上の利用分野】本発明は、cdc2キナーゼによ
ってリン酸化されたビメンチンと特異的に反応するモノ
クローナル抗体およびその製造法、ならびにそれを用い
たcdc2キナーゼリン酸化ビメンチンの放射性元素を
用いない測定法に関する。
ってリン酸化されたビメンチンと特異的に反応するモノ
クローナル抗体およびその製造法、ならびにそれを用い
たcdc2キナーゼリン酸化ビメンチンの放射性元素を
用いない測定法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒトを含む哺乳動物の細胞骨格は微小
管、中間径フィラメント、アクチンフィラメントの主要
三線維の相互関連により構成されている。これらは細胞
の骨組み的な役割を担うだけでなく、繊維系の重合、脱
重合により細胞の形態的変化を起こすなど動的な機能を
果たしていると考えられている。また、ガン細胞は、正
常細胞とは違った形態、認識反応応答を示すことから、
細胞のガン化と細胞骨格の質的変化の関係が指摘されて
いる。
管、中間径フィラメント、アクチンフィラメントの主要
三線維の相互関連により構成されている。これらは細胞
の骨組み的な役割を担うだけでなく、繊維系の重合、脱
重合により細胞の形態的変化を起こすなど動的な機能を
果たしていると考えられている。また、ガン細胞は、正
常細胞とは違った形態、認識反応応答を示すことから、
細胞のガン化と細胞骨格の質的変化の関係が指摘されて
いる。
【0003】細胞骨格の内、中間径フィラメントは生化
学的および免疫学的知見から、ケラチンフィラメント、
デスミンフィラメント、ビメンチンフィラメント、ニュ
ーロフィラメント、グリアフィラメントおよびラミナの
六種類に大別されている(Steinert R M & Roop D R, M
olecular and cellular biology of intermediate fila
ments. Annu Rev Biochem 57, 593-626(1988) )。
学的および免疫学的知見から、ケラチンフィラメント、
デスミンフィラメント、ビメンチンフィラメント、ニュ
ーロフィラメント、グリアフィラメントおよびラミナの
六種類に大別されている(Steinert R M & Roop D R, M
olecular and cellular biology of intermediate fila
ments. Annu Rev Biochem 57, 593-626(1988) )。
【0004】最近、細胞分裂期に活性化されたcdc2
キナーゼがビメンチンフラグメント(以下単に「ビメン
チン」という)を化学量論的に有意にリン酸化し、この
リン酸化によってビメンチンの脱重合が引き起こされる
ことが報告されている(Chou,Y.H. et al,Intermediate
filament reorganization during mitosis is mediate
d by p34cdc2 phosphorylation of vimentin. Cell 62,
1063-1071(1990))。
キナーゼがビメンチンフラグメント(以下単に「ビメン
チン」という)を化学量論的に有意にリン酸化し、この
リン酸化によってビメンチンの脱重合が引き起こされる
ことが報告されている(Chou,Y.H. et al,Intermediate
filament reorganization during mitosis is mediate
d by p34cdc2 phosphorylation of vimentin. Cell 62,
1063-1071(1990))。
【0005】このリン酸化を容易に観察できれば、例え
ば細胞が増殖刺激を受けてその形状変化を来す分子機序
の解析が可能となり、さらには細胞のガン化との関連な
どの知見を容易に得ることができると思われる。
ば細胞が増殖刺激を受けてその形状変化を来す分子機序
の解析が可能となり、さらには細胞のガン化との関連な
どの知見を容易に得ることができると思われる。
【0006】このcdc2キナーゼによるビメンチンの
リン酸化を、例えば[γ−32P]−ATPを用いてリン
酸化し、32Pの存在によってそのリン酸化を観察するこ
とも可能であるが、放射性元素の利用は設備、廃棄物の
処理などの面で制約がある。従って非放射性的な手法に
よってこのリン酸化が観察できれば好ましいと言える。
リン酸化を、例えば[γ−32P]−ATPを用いてリン
酸化し、32Pの存在によってそのリン酸化を観察するこ
とも可能であるが、放射性元素の利用は設備、廃棄物の
処理などの面で制約がある。従って非放射性的な手法に
よってこのリン酸化が観察できれば好ましいと言える。
【0007】[発明の概要]
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明はビメ
ンチンのリン酸化状態を非放射性的な手法によって観察
することを可能にする、ビメンチンのリン酸化状態に特
異的に認識するモノクローナル抗体およびその製造法の
提供をその目的としている。また、本発明は前記モノク
ローナル抗体産生能を有するハイブリドーマ細胞の提供
をその目的としている。さらに、本発明は前記モノクロ
ーナル抗体を含んでなる、cdc2キナーゼによってリ
ン酸化されたビメンチンの測定キットの提供をその目的
としている。
ンチンのリン酸化状態を非放射性的な手法によって観察
することを可能にする、ビメンチンのリン酸化状態に特
異的に認識するモノクローナル抗体およびその製造法の
提供をその目的としている。また、本発明は前記モノク
ローナル抗体産生能を有するハイブリドーマ細胞の提供
をその目的としている。さらに、本発明は前記モノクロ
ーナル抗体を含んでなる、cdc2キナーゼによってリ
ン酸化されたビメンチンの測定キットの提供をその目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】よって、本発明によるモ
ノクローナル抗体は、cdc2キナーゼによってリン酸
化されたビメンチンとは反応するが、非リン酸化ビメン
チン、または、Aキナーゼ、Cキナーゼ、cdc2キナ
ーゼ若しくはCa2+カルモジュリンキナーゼIIによっ
てリン酸化されたビメンチンとは反応しないもの、であ
る。また、本発明によるモノクローナル抗体の製造法
は、cdc2キナーゼでリン酸化されたビメンチンで免
疫された動物から得られた脾臓細胞と、ミエローマ細胞
とを融合させ、cdc2キナーゼによってリン酸化され
たビメンチンとは反応するが、非リン酸化ビメンチン、
または、Aキナーゼ、Cキナーゼ、cdc2キナーゼ若
しくはCa2+カルモジュリンキナーゼIIによってリン
酸化されたビメンチンとは反応しないモノクローナル抗
体を産生するハイブリドーマ細胞を取得し、該ハイブリ
ドーマ細胞を培養し、該培養液から前記モノクローナル
抗体を単離することを特徴とするもの、である。本発明
によれば、ビメンチンのリン酸化状態を非放射性的な手
法によって観察することが可能となる。
ノクローナル抗体は、cdc2キナーゼによってリン酸
化されたビメンチンとは反応するが、非リン酸化ビメン
チン、または、Aキナーゼ、Cキナーゼ、cdc2キナ
ーゼ若しくはCa2+カルモジュリンキナーゼIIによっ
てリン酸化されたビメンチンとは反応しないもの、であ
る。また、本発明によるモノクローナル抗体の製造法
は、cdc2キナーゼでリン酸化されたビメンチンで免
疫された動物から得られた脾臓細胞と、ミエローマ細胞
とを融合させ、cdc2キナーゼによってリン酸化され
たビメンチンとは反応するが、非リン酸化ビメンチン、
または、Aキナーゼ、Cキナーゼ、cdc2キナーゼ若
しくはCa2+カルモジュリンキナーゼIIによってリン
酸化されたビメンチンとは反応しないモノクローナル抗
体を産生するハイブリドーマ細胞を取得し、該ハイブリ
ドーマ細胞を培養し、該培養液から前記モノクローナル
抗体を単離することを特徴とするもの、である。本発明
によれば、ビメンチンのリン酸化状態を非放射性的な手
法によって観察することが可能となる。
【0009】[微生物の寄託]本発明によるハイブリド
ーマ細胞4A4は、平成6年 月 日付けで、通産省工
業技術院生命工学工業研究所に、受託番号「FERM
P−14242」のもと寄託されている。
ーマ細胞4A4は、平成6年 月 日付けで、通産省工
業技術院生命工学工業研究所に、受託番号「FERM
P−14242」のもと寄託されている。
【0010】[発明の具体的説明]本発明によるモノク
ローナル抗体は、cdc2キナーゼによってリン酸化さ
れたビメンチンと特異的に反応するものである。従っ
て、非リン酸化ビメンチン、または、Aキナーゼ、Cキ
ナーゼ、cdc2キナーゼ若しくはCa2+カルモジュリ
ンキナーゼIIによってリン酸化されたビメンチンとは
反応しない。本発明において、cdc2キナーゼリン酸
化ビメンチンに特異的であるとは、cdc2キナーゼに
よって部位特異的にリン酸化された部位に特異的である
ことを意味する。
ローナル抗体は、cdc2キナーゼによってリン酸化さ
れたビメンチンと特異的に反応するものである。従っ
て、非リン酸化ビメンチン、または、Aキナーゼ、Cキ
ナーゼ、cdc2キナーゼ若しくはCa2+カルモジュリ
ンキナーゼIIによってリン酸化されたビメンチンとは
反応しない。本発明において、cdc2キナーゼリン酸
化ビメンチンに特異的であるとは、cdc2キナーゼに
よって部位特異的にリン酸化された部位に特異的である
ことを意味する。
【0011】さらに本発明によるモノクローナル抗体
は、種々の細胞においてビメンチンと特異的に反応する
性質を有している。具体的には、マウスおよびヒトビメ
ンチンのみならず、ハムスター、イヌ、ウシなどの細胞
におけるビメンチンと特異的に反応する性質を有する。
は、種々の細胞においてビメンチンと特異的に反応する
性質を有している。具体的には、マウスおよびヒトビメ
ンチンのみならず、ハムスター、イヌ、ウシなどの細胞
におけるビメンチンと特異的に反応する性質を有する。
【0012】本発明によるモノクローナル抗体は以上の
ような性質を有することから、それを直接酵素によって
標識し、またはそれと特異的に反応する、酵素によって
標識された二次抗体を用いることによって、cdc2キ
ナーゼによってリン酸化されたビメンチンの存在非存
在、さらには存在量を放射性元素を用いることなく測定
することが可能となる。とりわけ、本発明によるモノク
ローナル抗体がマウス由来の抗体である場合、市販の標
識抗マウス抗体を二次抗体として用いることによって容
易にcdc2キナーゼによってリン酸化されたビメンチ
ンの測定が可能となる。
ような性質を有することから、それを直接酵素によって
標識し、またはそれと特異的に反応する、酵素によって
標識された二次抗体を用いることによって、cdc2キ
ナーゼによってリン酸化されたビメンチンの存在非存
在、さらには存在量を放射性元素を用いることなく測定
することが可能となる。とりわけ、本発明によるモノク
ローナル抗体がマウス由来の抗体である場合、市販の標
識抗マウス抗体を二次抗体として用いることによって容
易にcdc2キナーゼによってリン酸化されたビメンチ
ンの測定が可能となる。
【0013】本発明によるモノクローナル抗体は、例え
ば次のようにして製造することができる。すなわち、c
dc2キナーゼによってリン酸化されたビメンチン、好
ましくは下記の抗原の製造手順に従って得た抗原タンパ
ク質、でマウスまたはラットなどの動物を免疫し、免疫
された動物から抗体産生細胞(好ましくは脾臓細胞)を
得、これとミエローマ細胞とを融合し、得られた融合細
胞をクローン化し、本発明によるモノクローナル抗体を
産生し得る融合細胞を選択し、これを培養して抗体を回
収する。上記免疫、融合、融合細胞の選択などは既に公
知の手法によって行うことができる。
ば次のようにして製造することができる。すなわち、c
dc2キナーゼによってリン酸化されたビメンチン、好
ましくは下記の抗原の製造手順に従って得た抗原タンパ
ク質、でマウスまたはラットなどの動物を免疫し、免疫
された動物から抗体産生細胞(好ましくは脾臓細胞)を
得、これとミエローマ細胞とを融合し、得られた融合細
胞をクローン化し、本発明によるモノクローナル抗体を
産生し得る融合細胞を選択し、これを培養して抗体を回
収する。上記免疫、融合、融合細胞の選択などは既に公
知の手法によって行うことができる。
【0014】好ましい製造法を説明すれば、次の通りで
ある。本発明者はcdc2キナーゼによるビメンチンの
リン酸化特異的部位はその55番のセリンであるとの知
見を得ている。そこで、本発明の好ましい態様によれ
ば、マウスビメンチンのリン酸化特異的部位を中心にそ
の前後5または6つのアミノ酸配列を有する下記の配列
を有するリン酸化合成ペプチドを抗原として用いる。
ある。本発明者はcdc2キナーゼによるビメンチンの
リン酸化特異的部位はその55番のセリンであるとの知
見を得ている。そこで、本発明の好ましい態様によれ
ば、マウスビメンチンのリン酸化特異的部位を中心にそ
の前後5または6つのアミノ酸配列を有する下記の配列
を有するリン酸化合成ペプチドを抗原として用いる。
【化2】
【0015】このようなペプチドを抗原として用いるこ
とによって、リン酸化アミノ酸を含まない部分に対する
抗体の産生を極力さけることができる。すなわち、抗体
分子が認識する抗原エピトープがアミノ酸5、6残基で
あることから、上記ペプチドのリン酸化部位以外の部分
に対する抗体分子が産生されても、その抗体はネイティ
ブなビメンチンとは反応しないからである。
とによって、リン酸化アミノ酸を含まない部分に対する
抗体の産生を極力さけることができる。すなわち、抗体
分子が認識する抗原エピトープがアミノ酸5、6残基で
あることから、上記ペプチドのリン酸化部位以外の部分
に対する抗体分子が産生されても、その抗体はネイティ
ブなビメンチンとは反応しないからである。
【0016】免疫する動物は、マウスに限らずラットな
どのネズミ科の動物またはその他の動物を使用してもよ
いが、通常はマウスを用いるのが好ましい。その際の免
疫計画および抗原タンパク質の濃度は十分な量の抗原刺
激を受けたリンパ球が形成されるように決定される。抗
原タンパク質を数日〜数週間おきに数回、例えば腹腔内
に投与することによって接種し、最終免疫の数日後に融
合のために脾臓細胞を取り出す。
どのネズミ科の動物またはその他の動物を使用してもよ
いが、通常はマウスを用いるのが好ましい。その際の免
疫計画および抗原タンパク質の濃度は十分な量の抗原刺
激を受けたリンパ球が形成されるように決定される。抗
原タンパク質を数日〜数週間おきに数回、例えば腹腔内
に投与することによって接種し、最終免疫の数日後に融
合のために脾臓細胞を取り出す。
【0017】無菌的に取り出された脾臓細胞から単細胞
懸濁液を調製する。その脾臓細胞と適当なミエローマ細
胞とを常法に従い細胞融合させる。
懸濁液を調製する。その脾臓細胞と適当なミエローマ細
胞とを常法に従い細胞融合させる。
【0018】HAT培地で増殖したハイブリドーマの培
養上清を常用のサンドイッチ法により、cdc2キナー
ゼでリン酸化されたビメンチンと結合するモノクローナ
ル抗体の存在について試験し、リン酸化ビメンチンと特
異的に結合するモノクローナル抗体産生能を有するハイ
ブリドーマを得ることが出来る。
養上清を常用のサンドイッチ法により、cdc2キナー
ゼでリン酸化されたビメンチンと結合するモノクローナ
ル抗体の存在について試験し、リン酸化ビメンチンと特
異的に結合するモノクローナル抗体産生能を有するハイ
ブリドーマを得ることが出来る。
【0019】また、本発明によるモノクローナル抗体
は、上記ハイブリドーマを常用の培地中で培養し、培養
上清から目的とするモノクローナル抗体を採取すること
によって得ることができる。あるいは、上記ハイブリド
ーマをマウスの腹腔内に接種し、そのマウス腹水から目
的とするモノクローナル抗体を採取する。培養上清また
は腹水からのモノクローナル抗体の採取、すなわち単
離、精製は、常法に従って行うことができる。例えば、
硫酸アンモニウムによる塩析、cdc2キナーゼでリン
酸化されたビメンチンを固定した支持体を用いるアフィ
ニティークロマトグラフィーなどを組み合わせて単離精
製することができる。
は、上記ハイブリドーマを常用の培地中で培養し、培養
上清から目的とするモノクローナル抗体を採取すること
によって得ることができる。あるいは、上記ハイブリド
ーマをマウスの腹腔内に接種し、そのマウス腹水から目
的とするモノクローナル抗体を採取する。培養上清また
は腹水からのモノクローナル抗体の採取、すなわち単
離、精製は、常法に従って行うことができる。例えば、
硫酸アンモニウムによる塩析、cdc2キナーゼでリン
酸化されたビメンチンを固定した支持体を用いるアフィ
ニティークロマトグラフィーなどを組み合わせて単離精
製することができる。
【0020】さらに本発明の別の態様によれば、cdc
2キナーゼによってリン酸化されたビメンチンの存在非
存在、さらにはその存在を定量的に測定することができ
る測定キットが提供される。本発明による測定キット
は、少なくとも前記した本発明によるモノクローナル抗
体を含み、さらに好ましくは酵素標識された二次抗体
2キナーゼによってリン酸化されたビメンチンの存在非
存在、さらにはその存在を定量的に測定することができ
る測定キットが提供される。本発明による測定キット
は、少なくとも前記した本発明によるモノクローナル抗
体を含み、さらに好ましくは酵素標識された二次抗体
【0021】(例えば抗マウス抗体)並びにマイクロタ
イタープレート、緩衝液、標識酵素の基質などを包含す
る。
イタープレート、緩衝液、標識酵素の基質などを包含す
る。
【0022】
【実施例】本発明を以下の実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、以下において下記で表されるリン酸化合
成ペプチドをPV−55と、またその6番のセリンがリ
ン酸化されていないペプチドをV−55と呼ぶことす
る。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、以下において下記で表されるリン酸化合
成ペプチドをPV−55と、またその6番のセリンがリ
ン酸化されていないペプチドをV−55と呼ぶことす
る。
【化3】
【0023】実施例1 (1) 抗原タンパク質の調製 cdc2キナーゼによるビメンチンのリン酸化部位に相
当すると思われるリン酸化合成ペプチドPV−55を常
法に従い合成した。
当すると思われるリン酸化合成ペプチドPV−55を常
法に従い合成した。
【0024】(2) ハイブリドーマ細胞の作成 BDF1マウス(日本エスエルシー社)を、実施例1で
得たリン酸化合成ペプチドとFreund完全アジュバンドと
のエマルジョンを抗原50μg/マウス量で腹腔内に投
与して免疫し、さらに1週間の間隔を置いてリン酸化合
成ペプチドとFreund不完全アジュバンドとのエマルジョ
ンを抗原25μg/マウス量で腹腔内に投与して追加免
疫を行った。35日目の追加免疫を最終免疫とし、最終
免疫の3日後にその脾臓細胞を摘出した。この摘出脾臓
から細胞を取り出し、メッシュろ過した後、PRMI1
640培地に懸濁して脾臓細胞浮遊液を得た。一方、S
P2/0ミエローマ細胞を増殖させた後、10%牛胎児
血清を含むPRMI1640培地に懸濁してミエローマ
細胞浮遊液を得た。なお、ここでは生細胞率95%以上
の細胞懸濁液を用いた。脾臓細胞浮遊液およびミエロー
マ細胞浮遊液を調製した後、脾臓細胞の浮遊液に脾臓細
胞数に対し1/10〜1/5の細胞数でミエローマ細胞
浮遊液を加え、次いでポリエチレングリコールを滴下
し、混合することによって細胞融合を行った。遠心して
上清を除去した後、細胞濃度が5×106個/mlとな
るようにHAT培地を添加し、96穴ウェルにまき込ん
で培養し、HAT選択を行った。
得たリン酸化合成ペプチドとFreund完全アジュバンドと
のエマルジョンを抗原50μg/マウス量で腹腔内に投
与して免疫し、さらに1週間の間隔を置いてリン酸化合
成ペプチドとFreund不完全アジュバンドとのエマルジョ
ンを抗原25μg/マウス量で腹腔内に投与して追加免
疫を行った。35日目の追加免疫を最終免疫とし、最終
免疫の3日後にその脾臓細胞を摘出した。この摘出脾臓
から細胞を取り出し、メッシュろ過した後、PRMI1
640培地に懸濁して脾臓細胞浮遊液を得た。一方、S
P2/0ミエローマ細胞を増殖させた後、10%牛胎児
血清を含むPRMI1640培地に懸濁してミエローマ
細胞浮遊液を得た。なお、ここでは生細胞率95%以上
の細胞懸濁液を用いた。脾臓細胞浮遊液およびミエロー
マ細胞浮遊液を調製した後、脾臓細胞の浮遊液に脾臓細
胞数に対し1/10〜1/5の細胞数でミエローマ細胞
浮遊液を加え、次いでポリエチレングリコールを滴下
し、混合することによって細胞融合を行った。遠心して
上清を除去した後、細胞濃度が5×106個/mlとな
るようにHAT培地を添加し、96穴ウェルにまき込ん
で培養し、HAT選択を行った。
【0025】(3) cdc2キナーゼリン酸化ビメン
チンと特異的に反応するモノクローナル抗体産生ハイブ
リドーマ細胞の選択および培養 1μg/mlのPV55を1ウェルあたり50μlの量
でELISA用マイクロプレートに加え撹拌し、PBS
で洗浄して、プレート上にペプチドを吸着させた。次い
でHAT選択した抗体産生細胞の培養上清を加え、室温
下で撹拌した後PBS−Tweenで洗浄した。50μ
lの酵素標識抗マウス抗体を各ウェルに加え、基質発色
反応によって陽性株を選択した。この陽性株に関し、更
に、その産生抗体についてcdc2キナーゼリン酸化ビ
メンチンを用いたウェスタンブロットおよびU251細
胞(ヒト星状神経膠腫細胞)の染色を行い、cdc2キ
ナーゼリン酸化ビメンチンと特異的に反応する抗体を産
生する陽性株(4A4)をスクリーニングした。
チンと特異的に反応するモノクローナル抗体産生ハイブ
リドーマ細胞の選択および培養 1μg/mlのPV55を1ウェルあたり50μlの量
でELISA用マイクロプレートに加え撹拌し、PBS
で洗浄して、プレート上にペプチドを吸着させた。次い
でHAT選択した抗体産生細胞の培養上清を加え、室温
下で撹拌した後PBS−Tweenで洗浄した。50μ
lの酵素標識抗マウス抗体を各ウェルに加え、基質発色
反応によって陽性株を選択した。この陽性株に関し、更
に、その産生抗体についてcdc2キナーゼリン酸化ビ
メンチンを用いたウェスタンブロットおよびU251細
胞(ヒト星状神経膠腫細胞)の染色を行い、cdc2キ
ナーゼリン酸化ビメンチンと特異的に反応する抗体を産
生する陽性株(4A4)をスクリーニングした。
【0026】(4) モノクローナル抗体4A4の単離 クローニングが完了した抗体産生細胞をBALB/c
n/nマウスの腹腔内に注射して腹水を採取し、その腹
水をProtein A Sepharose CL−4βで精製すること
によってモノクローナル抗体4A4を得た。クローニン
グおよび腹水の採取は、常法に従って行った。クローニ
ングが完了した時点で、増殖能力および抗体産生機能に
優れる細胞集団(クローン)を選び、液体窒素中に凍結
保存した。
n/nマウスの腹腔内に注射して腹水を採取し、その腹
水をProtein A Sepharose CL−4βで精製すること
によってモノクローナル抗体4A4を得た。クローニン
グおよび腹水の採取は、常法に従って行った。クローニ
ングが完了した時点で、増殖能力および抗体産生機能に
優れる細胞集団(クローン)を選び、液体窒素中に凍結
保存した。
【0027】実施例2 モノクローナル抗体4A4の特
徴 モノクローナル抗体4A4を、種々のリン酸化キナーゼ
でリン酸化したビメンチンと反応させて、その反応性を
確認した。図1は、モノクローナル抗体4A4と、非リ
ン酸化ビメンチン(レーン2)並びにAキナーゼ(レー
ン3)、Cキナーゼ(レーン4)、cdc2キナーゼ
(レーン5)およびCa2+カルモジュリンキナーゼII
(レーン6)でそれぞれリン酸化されたビメンチンとの
ウエスタンブロッティングの結果を示す。図1から明ら
かなように、モノクローナル抗体4A4はcdc2キナ
ーゼでリン酸化されたビメンチンのみと特異的に反応す
る性質を有する。
徴 モノクローナル抗体4A4を、種々のリン酸化キナーゼ
でリン酸化したビメンチンと反応させて、その反応性を
確認した。図1は、モノクローナル抗体4A4と、非リ
ン酸化ビメンチン(レーン2)並びにAキナーゼ(レー
ン3)、Cキナーゼ(レーン4)、cdc2キナーゼ
(レーン5)およびCa2+カルモジュリンキナーゼII
(レーン6)でそれぞれリン酸化されたビメンチンとの
ウエスタンブロッティングの結果を示す。図1から明ら
かなように、モノクローナル抗体4A4はcdc2キナ
ーゼでリン酸化されたビメンチンのみと特異的に反応す
る性質を有する。
【0028】実施例3 モノクローナル抗体4A4によ
るcdc2キナーゼの活性測定 マイクロタイタープレートに、V55ペプチドの0.1
μg/mlPBS溶液0.1mlを入れ、一晩インキュ
ベーションして、V55ペプチドをコートした。その
後、5%アルブミン、5%スクロース、0.1%NaN
3、10mMリン酸緩衝液を含む溶液によって、pH
8.0、4℃でブロックキングを行った。ペプチドのリ
ン酸化反応は、25mM Tris−HCl、3mM
MgCl2、0.1mM ATP、cdc2キナーゼ
(500ng/ml、250ng/ml、125ng/
ml、62.5ng/ml、31.3ng/mlおよび
15.7ng/ml並びに0ng/ml)を含む溶液
0.1mlをマイクロタイタープレートに加え、25℃
で、0、15、30および60分間反応させて行った。
反応は20%H3PO4を0.1ml加えることによっ
て停止させた。続いてペプチドのリン酸化を次のように
測定した。すなわち、マイクロタイタープレートの反応
液を捨て、PBS(−)で4回洗浄し、PBS(−)で
希釈したモノクローナル抗体4A4を一穴当たり0.1
ml加え、40分間室温で放置し、その後PBSで
(−)で4回洗浄した。二次抗体として、PBSで10
00倍に希釈したBio−RAD社製GAM−HRP
抗マウスIgG(H+L)を一穴あたり0.1ml加
え、40分間室温で放置し、その後PBSで洗浄した。
オルトフェニレンジアミン8mgをメタノール1mlに
溶解し、それに水を加えて全量20mlとし、さらにH
2O2を20μl添加した溶液を用意し、その溶液を一
穴あたり0.1ml加え、発色させた。2N H2SO
4で発色を停止させ、その後492nmで吸光度を測定
した。その結果は図2に示される通りである。
るcdc2キナーゼの活性測定 マイクロタイタープレートに、V55ペプチドの0.1
μg/mlPBS溶液0.1mlを入れ、一晩インキュ
ベーションして、V55ペプチドをコートした。その
後、5%アルブミン、5%スクロース、0.1%NaN
3、10mMリン酸緩衝液を含む溶液によって、pH
8.0、4℃でブロックキングを行った。ペプチドのリ
ン酸化反応は、25mM Tris−HCl、3mM
MgCl2、0.1mM ATP、cdc2キナーゼ
(500ng/ml、250ng/ml、125ng/
ml、62.5ng/ml、31.3ng/mlおよび
15.7ng/ml並びに0ng/ml)を含む溶液
0.1mlをマイクロタイタープレートに加え、25℃
で、0、15、30および60分間反応させて行った。
反応は20%H3PO4を0.1ml加えることによっ
て停止させた。続いてペプチドのリン酸化を次のように
測定した。すなわち、マイクロタイタープレートの反応
液を捨て、PBS(−)で4回洗浄し、PBS(−)で
希釈したモノクローナル抗体4A4を一穴当たり0.1
ml加え、40分間室温で放置し、その後PBSで
(−)で4回洗浄した。二次抗体として、PBSで10
00倍に希釈したBio−RAD社製GAM−HRP
抗マウスIgG(H+L)を一穴あたり0.1ml加
え、40分間室温で放置し、その後PBSで洗浄した。
オルトフェニレンジアミン8mgをメタノール1mlに
溶解し、それに水を加えて全量20mlとし、さらにH
2O2を20μl添加した溶液を用意し、その溶液を一
穴あたり0.1ml加え、発色させた。2N H2SO
4で発色を停止させ、その後492nmで吸光度を測定
した。その結果は図2に示される通りである。
【0029】実施例4 モノクローナル抗体4A4と細
胞中のビメンチンとの反応 モノクローナル抗体4A4とヨウ化プロピジウムを用い
た蛍光抗体染色法によって種々の細胞を解析した。細胞
として、U251(ヒト星状神経膠腫細胞)、Ltk−
(マウス線維芽細胞)、MDCK(イヌ腎臓細胞)、C
HO−K1(チャイニーズハムスター卵巣細胞)、およ
び、MDBK(ウシ腎臓細胞)を用い、抗体量はIgG
換算で10μg/mlとした。その結果、モノクローナ
ル抗体4A4は全ての細胞において、その細胞分裂期に
あるものと特異的に反応することが観察された。
胞中のビメンチンとの反応 モノクローナル抗体4A4とヨウ化プロピジウムを用い
た蛍光抗体染色法によって種々の細胞を解析した。細胞
として、U251(ヒト星状神経膠腫細胞)、Ltk−
(マウス線維芽細胞)、MDCK(イヌ腎臓細胞)、C
HO−K1(チャイニーズハムスター卵巣細胞)、およ
び、MDBK(ウシ腎臓細胞)を用い、抗体量はIgG
換算で10μg/mlとした。その結果、モノクローナ
ル抗体4A4は全ての細胞において、その細胞分裂期に
あるものと特異的に反応することが観察された。
【0030】
配列番号:1 配列の長さ:12 配列の型:アミノ酸 配列の種類:ペプチド 配列の特徴:6番のSer がリン酸化されている
【図1】モノクローナル抗体4A4と、非リン酸化ビメ
ンチン(レーン2)並びにAキナーゼ(レーン3)、C
キナーゼ(レーン4)、cdc2キナーゼ(レーン5)
およびCa2+カルモジュリンキナーゼII(レーン6)
でそれぞれリン酸化されたビメンチンとのウエスタンブ
ロッティングの結果を示す。
ンチン(レーン2)並びにAキナーゼ(レーン3)、C
キナーゼ(レーン4)、cdc2キナーゼ(レーン5)
およびCa2+カルモジュリンキナーゼII(レーン6)
でそれぞれリン酸化されたビメンチンとのウエスタンブ
ロッティングの結果を示す。
【図2】マイクロタイタープレートにコートされたV5
5ペプチドの、cdc2キナーゼによるリン酸化の程度
をモノクローナル抗体4A4によって測定した結果を表
す図である。
5ペプチドの、cdc2キナーゼによるリン酸化の程度
をモノクローナル抗体4A4によって測定した結果を表
す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/08 9161−4B G01N 33/53 D 33/577 B //(C12P 21/08 C12R 1:91)
Claims (8)
- 【請求項1】cdc2キナーゼによってリン酸化された
ビメンチンとは反応するが、非リン酸化ビメンチン、ま
たは、Aキナーゼ、Cキナーゼ、cdc2キナーゼ若し
くはCa2+カルモジュリンキナーゼIIによってリン酸
化されたビメンチンとは反応しない、抗cdc2キナー
ゼリン酸化ビメンチンモノクローナル抗体。 - 【請求項2】ハイブリドーマ細胞4A4から得られる、
請求項1記載のモノクローナル抗体。 - 【請求項3】請求項1記載のモノクローナル抗体産生能
を有する、ハイブリドーマ細胞。 - 【請求項4】ハイブリドーマ細胞4A4(FERM P
−14242)である、請求項3記載のハイブリドー
マ。 - 【請求項5】cdc2キナーゼでリン酸化されたビメン
チンで免疫された動物から得られた脾臓細胞と、ミエロ
ーマ細胞とを融合させ、 cdc2キナーゼによってリン酸化されたビメンチンと
は反応するが、非リン酸化ビメンチン、または、Aキナ
ーゼ、Cキナーゼ、cdc2キナーゼ若しくはCa2+カ
ルモジュリンキナーゼIIによってリン酸化されたビメ
ンチンとは反応しないモノクローナル抗体を産生するハ
イブリドーマ細胞を取得し、 該ハイブリドーマ細胞を培養し、該培養液から前記モノ
クローナル抗体を単離することを特徴とする、モノクロ
ーナル抗体の製造法。 - 【請求項6】動物が、下記の配列: 【化1】 を有するペプチドで免疫されたものである、請求項5記
載のモノクローナル抗体の製造法。 - 【請求項7】請求項3記載のハイブリドーマ細胞を用い
る、請求項5記載のモノクローナル抗体の製造法。 - 【請求項8】請求項1記載のモノクローナル抗体を含ん
でなる、cdc2キナーゼによってリン酸化されたビメ
ンチンの測定キット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6057661A JPH07258296A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 抗cdc2キナーゼリン酸化ビメンチンモノクローナル抗体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6057661A JPH07258296A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 抗cdc2キナーゼリン酸化ビメンチンモノクローナル抗体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07258296A true JPH07258296A (ja) | 1995-10-09 |
Family
ID=13062091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6057661A Pending JPH07258296A (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | 抗cdc2キナーゼリン酸化ビメンチンモノクローナル抗体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07258296A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1067142A1 (en) * | 1999-07-07 | 2001-01-10 | Riken | Antibody against cleavage product of vimentin |
JP2012154884A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Kinki Univ | 牛の判別方法、及び牛の判別用キット |
JP2016156840A (ja) * | 2016-05-25 | 2016-09-01 | 学校法人近畿大学 | 牛の判別方法、及び牛の判別用キット |
JP5985101B1 (ja) * | 2016-05-25 | 2016-09-06 | 学校法人近畿大学 | 牛の判別方法、及び牛の判別用キット |
WO2022163845A1 (ja) * | 2021-01-31 | 2022-08-04 | 株式会社バランス・イースト | 検査システム、検査方法、プログラム、およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体 |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP6057661A patent/JPH07258296A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1067142A1 (en) * | 1999-07-07 | 2001-01-10 | Riken | Antibody against cleavage product of vimentin |
US7029864B2 (en) | 1999-07-07 | 2006-04-18 | Riken | Antibody against cleavage product of vimentin |
JP2012154884A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Kinki Univ | 牛の判別方法、及び牛の判別用キット |
JP2016156840A (ja) * | 2016-05-25 | 2016-09-01 | 学校法人近畿大学 | 牛の判別方法、及び牛の判別用キット |
JP5985101B1 (ja) * | 2016-05-25 | 2016-09-06 | 学校法人近畿大学 | 牛の判別方法、及び牛の判別用キット |
WO2022163845A1 (ja) * | 2021-01-31 | 2022-08-04 | 株式会社バランス・イースト | 検査システム、検査方法、プログラム、およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体 |
JPWO2022163845A1 (ja) * | 2021-01-31 | 2022-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100214759B1 (ko) | 인간 인터로이킨-6 수용체에 대한 항체 | |
US4474893A (en) | Recombinant monoclonal antibodies | |
US4714681A (en) | Quadroma cells and trioma cells and methods for the production of same | |
EP2021463B1 (en) | Culture method for obtaining a clonal population of antigen-specific b cells | |
US7344714B2 (en) | Production of motif-specific and context-independent antibodies using peptide libraries as antigens | |
US20160033504A1 (en) | Protocol for identifying and isolating antigen-specific b cells and producing antibodies to desired antigens | |
GB2113715A (en) | Process for the production of human mono-clonal antibodies | |
JPH06113832A (ja) | ジゴキシンに対し高い親和性を有するモノクローナル抗体を産生するハイブリッドセルライン及びその製造法 | |
US4529700A (en) | Hybridoma cells secreting a monoclonal antibody specific for 5-bromo and 5-iodoeoxyuridine and reagents for measuring cellular proliferation | |
JPH023697A (ja) | 抗―ras蛋白質抗体 | |
CN101970456B (zh) | 标签肽及其应用 | |
JPH07258296A (ja) | 抗cdc2キナーゼリン酸化ビメンチンモノクローナル抗体 | |
US20040067496A1 (en) | System for production and screening of monoclonal antibodies | |
Eisenbarth et al. | Application of monoclonal antibody techniques to endocrinology | |
US20030044849A1 (en) | Methods for screening monoclonal antibodies on heterogeneous antigen substrates | |
US5164483A (en) | Y-carboxyglutamate derivative, method for preparing the same and method for preparing human osteocalcin using the same | |
JPH0789998A (ja) | 抗ミクロシスチンモノクローナル抗体およびそれを産生するハイブリドーマ | |
US8349569B2 (en) | Anti-fibronectin fragment monoclonal antibody | |
US6277964B1 (en) | Anti-PAH monoclonal antibodies and cell lines producing the same | |
Jones et al. | Monoclonal antibodies to leucine enkephalin | |
WO2003028625A2 (en) | Methods for screening monoclonal antibodies on heterogeneous antigen substrates | |
CN112094345A (zh) | 可应用于肿瘤细胞捕获的小鼠抗免疫球蛋白关联βCD79b的单克隆抗体 | |
KR100244579B1 (ko) | 인간 인터로이킨-6 수용체에 대한 항체, 이를 생산하는 히브리도마 및 이들의 제조방법 | |
SU1682390A1 (ru) | Штамм гибридных культивируемых клеток животных MUS мUSсULUS L - продуцент моноклональных антител к миоглобину человека | |
WO2003037934A1 (en) | Method for assay of protein kinase a activity using anti-phosphokemptide antibody in diagnosis of cancer |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040430 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040903 |