JPH023697A - 抗―ras蛋白質抗体 - Google Patents

抗―ras蛋白質抗体

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JPH023697A
JPH023697A JP1035209A JP3520989A JPH023697A JP H023697 A JPH023697 A JP H023697A JP 1035209 A JP1035209 A JP 1035209A JP 3520989 A JP3520989 A JP 3520989A JP H023697 A JPH023697 A JP H023697A
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JP
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protein
antibody
ras
immunoassay
amino acid
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JP1035209A
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Diane Bizub
ダイアナ ビザブ
Ellyn Fischberg-Bender
エリン フィッシュバーグ‐ベンダー
Anna M Skalka
アンナ マリー スカルカ
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F Hoffmann La Roche AG
Original Assignee
F Hoffmann La Roche AG
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Publication date
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K16/00Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies
    • C07K16/18Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans
    • C07K16/32Immunoglobulins [IGs], e.g. monoclonal or polyclonal antibodies against material from animals or humans against translation products of oncogenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/82Translation products from oncogenes

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  • Immunology (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 rasプロト−腫瘍遺伝予科(family)の3種、
ras’、 rasKおよびras’は、高度に維持さ
れた21KDaの蛋白質(p21)をコードセしている
〔例えばCaponらのNature 302.33−
37(1983)参照〕。
種々の動物およびヒト腫瘍から単離されたDNAは、N
IH3T3細胞類を形質転換することができ、かつ12
番目または61番目のコドンにおける単一塩基の変化を
伴う活性化されたras遺伝子を大きい割合で含む。
ras’、 rasKおよびrasNと命名された腫瘍
遺伝子類の科によりコードされたp21 ras蛋白質
の種々の領域から誘導された合成ポリペプチドを使用す
るモノクローナル抗体類の調製は、米国特許出願番号筒
739,416号(1985年5月30日出願)に記載
されている。これらの抗体類は、アミノ酸配列に基づき
、合成された免疫原性ペプチドの特定の科に対してそれ
ぞれ選択的である。かくして該抗体類は、生物学的液体
試料中の特異的なras遺伝子産物の存在を分析するた
めに使用することができる。
アミノ酸配列の12位に特定のアミノ酸を存するras
 p21蛋白質に対して選択的であるrasMI瘍遺伝
子産物に対する抗体類を提供することもこの分野におい
て知られている。例えば、シーに1−ras (12位
はセリン)蛋白質に結合し、v−Ha−ras(12位
はアルギニン)蛋白質には結合しない抗−p21−se
rウサギポリクローナル抗体は、商品となっている(C
etus Diagrostics、Emeryvil
le、Ca1ifornia、USA)。
また、アミノ酸配列の12位にVal、AspおよびA
rgを有するポリペプチドに対して特異的なポリクロー
ナル抗体も入手可能である。これらの抗体類は、対応す
る変異蛋白質の存在についての細胞および組織抽出物の
分析に有用なキット形態において提供されている。該変
異蛋白質は、ヒト腫瘍類における変態過程を促進すると
考えられる。更に、p21ras蛋白質の維持された領
域に対して支配され、従って、全ての既知の形態の該p
21蛋白質と反応的である全一反応性抗体として働くモ
ノクローナル抗体も商品となっている。該全一反応性抗
体は、ras腫瘍遺伝子の発現を検査するために有用で
あることが示されている。このような材料の調製は、C
1arkらのProc、Natl、Acad、Sci、
USA 82.5280−5284(1985)に記載
されている。
発癌現象の研究に使用されてきたマウス皮膚癌モデルに
おいて、DMBAおよびDB (ch) ACRにより
誘発された乳頭腫および癌の約80%が、61番目のコ
ドンの2番目の位置において訂転位(変異)を含む活性
化旧raspafIJI遺伝子を含んでおり(Bizu
bらのProc、Natl、Acad、Sci、USA
 83.6048−6052(1986)〕、対応する
蛋白質におけるGlnのLeuによる置換を生じている
ことが以前に示されている。また、H−ras遺伝子は
、これらと同様な腫瘍において高度に発現されるが、正
常および変異蛋白質を区別することは、不可能であると
いうことも免疫組織化学的染色により示されている(B
izubらのOncogene+上、 131−142
(1987) :l。
さらに、p21 ras腫瘍遺伝子中のこの位置におけ
る変異は、ヒト組織内の変態過程を促進する蛋白質を生
じることも知られている。マウスの場合と同様に、この
変異は、正常アミノ酸配列におけるグルタミンに代えて
ロイシンを生じる。このような変化を選択的に認識する
ことができるモノクローナル抗体は、細胞、組繊および
生物学的液体中の該p21 Leu61変異蛋白質を同
定するに当って極めて有用であろう。
本発明は、ras蛋白質の61位にまたがるアミノ酸配
列を有し、該配列が、その位置において正常ras蛋白
質に見出されるグルタミンに代えてロイシンを含むこと
により特徴づけられる新規ポリペプチド類の調製、免疫
原性担体物質に共有的に結合されたこのようなポリペプ
チド類を用いて免疫原性組成物を調製するこのようなポ
リペプチド類の使用、このようなポリペプチド類により
導出される抗体類の製造、該p21 TLeu61変異
蛋白質に対し特異的なモノクローナル類を提供するため
のこのような抗体類の選別、ならびに該p21 TLe
u61変異蛋白質の存在を測定するためのこのような抗
体類を用いる免疫分析および免疫化学的方法の使用に関
するものである。この配列は、ヒトおよびマウスの肉蛋
白質におけるras科(ras’、 rasK、 ra
s″′)の3種の間で維持されているため(Capon
らのNature 302,33(1983)およびG
uerreroらのProced。
Natl、Acad、Sci、USA、82.7810
(1985) ) 、このようなモノクローナル類は、
p21TLeu61変異蛋白質類に対する全一反応性抗
体として使用することができる。特に、モノクローナル
抗体ras(53−69) Leu61の特性を有する
、すなわち、組織培養細胞の免疫ブロットおよび免疫組
織化学的染色において変異rasρ21蛋白質に対して
選択的に反応し、正常ras p2L蛋白質には選択的
に反応しないモノクローナル抗体は、本発明の好ましい
実施態様である。
更に本発明の実施態様は、正常ras p21蛋白質お
よびp21TLeu61変異ras p21蛋白質を同
等によく認識するモノクローナル抗体類の種類を含んで
いる。61位の周辺領域は、該rasプロトー腫瘍遺伝
子科のすべての種類の間で維持されているため、このよ
うなモノクローナル抗体類は、正常および変異蛋白質の
両方を認識する全一反応性p21抗体として使用するこ
とができる。
本発明の第1の態様は、ras蛋白質の61位にまたが
り、その位置に正常なアミノ酸グルタミンまたは変異置
換ロイシンを有する配列から誘導されたアミノ酸配列を
有するポリペプチド類の調製に関する。最も好ましくは
、本発明のポリペプチド類は次の特定の配列を含む: Glu−Tyr−Ser−Ala−Met−Arg−A
sp−B    (I )Glu−Tyr−Ser−^
1a−Met−Arg−Asp−B    (n )(
ただし、Aは、■−または免疫原性担体物質に共有的に
結合可能な側鎖官能基を有するアミノ酸残基であり、B
は、−011または免疫原性担体物質に共有的に結合可
能な側鎖官能基を有するアミノ酸残基である) 配列Iは、61位にLeuを含む変異ras p21蛋
白質の61位にまたがる配列を示し、一方、配列■は、
61位にGinを含む正常ras p21蛋白質の61
位にまたがる配列を示す。配列]および■における特定
の実施態様として提供されているもののように、該ra
s p21蛋白質のアミノまたはカルボキシ末端に対し
てより短いか、より長いかまたは配列されているras
 p21蛋白質の61位にまたがる配列類を利用するこ
とは、当分野の技術的範囲内にある。
このような代替配列類もまた本発明の一部である。
上記の特定のまたは代替の配列類は、この技術において
よく知られたペプチド合成法を利用して合成され得る。
このような方法は、液相合成および固相合成を含み、後
者は、例えばMerrif 1eldにより開発された
方法が適用される(J、Am、C:hem。
Soc、85.2149(1963) )本発明のペプ
チド類を合成するための好適な方法は、通常の同和合成
樹脂に共有的に結合されているアミノ酸を有する、合成
されるべきペプチドのカルボキシ末端アミノ酸に対し、
アミノ酸類の段階的付加を用いる固相法である。この目
的のために適した樹脂は商品となっており、例えば交差
結合ポリスチレン樹脂を包含する。このような樹脂は、
現在では所望のカルボキシ末端アミノ酸が既に樹脂に共
有的に結合されて商業的に得られ得る。付加されたアミ
ノ酸類は、通常利用されている側鎖保護基類により保護
され得る。この目的に適した側鎖保護基類は、ベンジル
、ベンジルオキシカルボニル、クロロベンジル、p−ク
ロロ−ベンジルオキシカルボニル、トルエンスルホニル
またはジメチルベンジルを包含する。
Aおよび/またはBが、免疫原性担体物質に共有的に結
合可能な側鎖官能基を有するアミノ酸である場合の配列
IまたはHのペプチド類は、本発明のモノクローナル抗
体類を導出するための免疫原として特に好ましい。Aお
よび/またはB置換基として用いるために適したアミノ
酸類は、Cys、Lysおよび↑rpを含むが、Cys
が好ましい。最も好ましい実施態様においては、Aまた
はBのいずれかがCysであるペプチド類の混合物が使
用される。Aおよび/またはB置換基としてアミノ酸が
用いられる場合には、それは該ras p21蛋白質の
配列の一部を構成するものではなく、結合基として機能
していると容易に理解される。
高速液体クロマトグラフィー等のそれ自体公知の方法に
よる精製後、たとえば上述したような該ペプチド類が、
本発明の特定の抗体類を調製するための免疫原として好
適に使用され得る。このような免疫原は、該ペプチド類
の各々を、通常使用されている免疫原性担体物質に共有
的に結合させることにより容易に得られる “免疫原性担体物質”なる用語は、宿主動物中において
免疫原性応答を独立的に導出する性質を有し、かつ、該
ポリペプチド類中の遊離のカルボキシル、アミノまたは
ヒドロキシ基と免疫原性担体物質の対応する基との間に
おける直接的ペプチドまたはエステル結合の形成による
か、Cys残基のスルフィドリル基を介してのカップリ
ングによるか、または別法として通常使用されている二
官能性結合試薬を介しての結合のいずれかにより前記ポ
リペプチド類に共有的に結合され得る物質類を包含する
ことを意味する。
本発明のポリペプチド類の免疫原性担体物質に対する共
有カップリングは、この技術において公知の方法により
実施することができる。かくして例えば直接共有カップ
リングに当っては、カルボジイミド、最も好ましくはジ
シクロへキシルカルボジイミドまたは1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミドをカッ
プリング剤として使用することができる。このような直
接カップリングにおいては、この工程に対してわずかに
酸性の反、応媒体、例えば約3から6.5の範囲、最も
好ましくは約4から6.5の範囲のpHを有する媒体を
使用することが望ましい。
カップリングを行なうために適した二官能性結合剤は、
ゲルタールアルデヒドのようなC2−、ジアルカナール
である。このようなカップリングは、S、^l”aff
leasの(1+uwunoches+1stry 6
 、43(1969) )により記載されている条件を
使用して、好適に実施することができる。
本発明のポリペプチド類の免疫原性担体物質へのカップ
リングに用いるための更に別の好ましい試i!!、m−
マレイミドベンゾイル−N−ヒドロキシサクシンイミド
(Has)であって、これは室温において例えばジメチ
ルホルムアミド(DMF)等の水溶性溶媒中で使用する
ことができる。pH7,2の適当なリン酸塩緩衝溶液中
に溶解された該免疫原性担体物質を用いることが好まし
い。
得られた免疫原は、更に精製することなく、または、必
要ならば、例えば未反応のペプチドおよびカップリング
剤を除くための透析もしくは別法として適当なカラム材
料、例えばセファデックスG−25によるカラムクロマ
トグラフィー等の当分野で周知の方法による精製の後に
使用することができる。
本発明の免疫原の調製において使用できる適当な担体物
質は、蛋白質類、ポリペプチド類、例えばポリリジンま
たはアミノ酸類の共重合体、多糖類などのような天然ま
たは合成重合体化合物を含む。特に好ましい担体物質は
、蛋白質類およびポリペプチド類、特に蛋白質類である
本発明の免疫原の調製において使用される蛋白質の同定
は、狭く臨界的なものではない。適当な蛋白質の例とし
ては、例えばヒトガンマグロブリン、ヒト血清アルブミ
ン、ウシ血清アルブミン、メチル化ウシ血清アルブミン
、ウサギ血清アルブミン、ウシガンマグロブリン、ウシ
タイログロブリンおよびウマガンマグロブリン等の哺乳
類血清蛋白質類またはヘモシアニン、最も好ましくはキ
ーホールリンペット ヘモシアニン等の非哺乳類蛋白質
類を含んでいる。
本発明の該免疫原類は、宿主動物中に正常および変異r
as p21TLeu61蛋白質のそれぞれに対して特
異的な抗体類の形成を、かかる宿主中に該免疫原を、好
ましくは補助剤を用いて注射することにより誘導するた
めに使用することができる。ある期間を通じて反復注射
することにより、改善された力価を得ることができる。
この目的に適した宿主動物は、ウサギ、モルモット、ウ
マ、ヤギ、ラット、マウス、ウシ、ヒツジ等の哺乳類を
含む。
得られた抗血清は、各腫瘍遺伝子蛋白質類と選択的に複
合体を形成するであろう抗体類を包含する。
このような血清は、それ自体該腫瘍遺伝子蛋白質類の分
析の実施において使用可能であり、または必要であれば
抗体類を、例えば硫酸アンモニウム沈澱に続くゲルクロ
マトグラフィーのようなこの分野において周知の方法を
使用して濃縮することができる。別法であるが本発明の
好ましい実施態様においては、変異ras p21蛋白
質類の検出に有用なモノクローナル抗体類が、例えばM
ilsteinおよびK15h lerの(Natur
e、%汚、495−497.1975)に記載されてい
る方法のような当分野で公知の方法により得られ得る。
このような方法においては、本発明の免疫原は、マウス
またはラット中に注射される。該宿主動物は、次いで解
剖され、そのヒ臓から取出された細胞がミエローマ細胞
と融合される。
その結果は、 ハイブリドーマ(hybridomas
)類”と称される融合細胞であって、それはインビトロ
において再生成する。ハイプリドーマの母集団は、免疫
原として使用された該ポリペプチドに対する単一の抗体
種をそれぞれ分泌する個々のクローンを単離するために
選別される。このようにして得られた個々の抗体種は、
該免疫原性物質上に認識される特異的な抗原性部位に対
する応答において生じた免疫された動物由来の単一のB
細胞の産生物である。この場合、正常または変異蛋白質
の部分配列が用いられたため、該抗体は、該部分配列の
みならず該全蛋白質に対してもまた特異的であり得る。
更に、該正常ペプチド配列に対する該モノクローナル抗
体類は、該正常および変異p21蛋白質の両方を認識す
るが、該変異ペプチドに対して生じたモノクローナル抗
体は、変異蛋白質には選択的に結合するが、正常蛋白質
には結合しない。
次いで、異なったハイブリドーマ細胞株類は、所望の抗
原に対する抗体を産生ずるものを同定するために選別さ
れる。各々のハイブリドーマ細胞株により産生される抗
体類は、本発明におけるそれらの用途の選択の前に、好
ましくはそれらの最初の産生を刺激する免疫原性物質に
対して最良の親和性を有するものを同定するために選別
される。
本発明に従って製造されたモノクローナル抗体は、いず
れの通常の免疫測定分析においても試験試料中、好まし
くはヒト組織または尿、血液、組織抽出物、もしくは唾
液等の生物学的液中のそれぞれのras p21蛋白質
類を検出するために使用され得る。このような方法のひ
とつにおいては、既知量の分析されるべき試料、本発明
の該特異的抗体および標識ras p21正常または変
異[mutant(transforming) ]ポ
リペプチド類または蛋白質類が共に混合されて放置され
る。該抗体−抗原複合体は、結合されない試薬類からこ
の分野で公知の方法、すなわち硫酸アンモニウム、ポリ
エチレングリコール、または過剰のもしくは不溶性担体
に結合された第2の抗体を用いた処理によって分離され
る。適当な不溶性担体は、キナール(Kynar)、デ
クストラン被覆活性炭等の重合体類を含む。該標識ra
sポリペプチドまたは蛋白質の濃度は、前記ポリペプチ
ドまたは蛋白質が結合または非結合状態で見出される相
のいずれかにおいて測定される。次いで、該特異的ra
s p21蛋白質の試料中の含存量は、それ自体公知の
方法で標準曲線から決定され得る。この様な適切な標準
曲線は、既知量のras p21蛋白質と所定量の標識
ras p21蛋白質および本発明のras p21特
異性抗体とを混合し、各既知量に対する結合の程度を測
定することにより得ることができる。本発明の抗体類は
、該正常および変異形態のras p21蛋白質を区別
することができるため、該ras腫瘍遺伝子蛋白質の変
異形態の存在の測定、およびそれらの程度の定量化を、
該蛋白質の他の形態の存在下において行なうことが可能
である。
該正常または変異ras腫瘍遺伝子蛋白質に特異的であ
って、該抗原に対する結合に対して互いに干渉しない2
種類の異なったモノクローナル抗体の使用は、2一部位
免疫測定分析法において採用されうる。適した同質およ
び異種2一部位免疫測定分析方法は、米国特許第4,3
76.110号に記載されている。
本発明の実施において使用することができる更に別の免
疫測定方法は、免疫ブロット技術の使用を含む。この技
術において、該ras p21蛋白質を含有する試料は
、SOS試料緩衝溶液と、スルフィドリル還元剤として
の2−メルカプトエタノールと共にまたはその不存在で
、混合され、煮沸されて、ポリアクリルアミドゲル上で
電気泳動にかけられる。蛋白質類は、“トランスブロツ
ビ装置を用いて、ToivbinらのProcd、Na
tl、八cad、sci、UsA。
川、4350−4352(1979)に記載された方法
に従って、ニトロセルロースフィルターに電気泳動的に
移される。緩衝化されたウシ血清アルブミンを用いた前
熟成後に、該フィルターは、所望のヒトras p21
蛋白質に対する抗血清と共に一夜熟成される。次いで、
該フィルターは、洗浄され、該ras特異性抗体が発現
された種のIgGに対して支配的な、適切な標識抗血清
と共に順次的に熟成される。このような第2の抗体は、
放射性同位体の様な通常の標識により、またはパーオキ
シダーゼ等の酵素などにより標識できる。次いで、該フ
ィルターは、再び洗浄され、該蛋白質のバンドが観察さ
れるまで該酵素に対する適切な基質と共に熟成される。
試験試料中にras蛋白質が存在するか否かのみを知る
必要がある場合には、全一特異性抗体の使用が採用され
得る。他方、変異ras蛋白質の存在または不存在を測
定すべき場合には、この変異ras蛋白質に対して特異
的な変異抗体がそれぞれの試験試料について使用される
また、本発明の抗体類は、異種的“サンドインチ”型分
析においても使用され得る。このような異種分析におい
ては、非標識抗体、好ましくはモノクローナル抗体が、
分析されるべき蛋白質を試料から抽出するために使用さ
れ、このような抗体は免疫測定分析において通常使用さ
れる支持体のいずれかに固定化される。これらの支持体
のうちには、濾紙、プラスチックビーズまたは、ポリエ
チレン、ポリスチレン、ポリプロピレンもしくは他の適
当な材料からなる試験管が含まれる。この目的のために
は、アガロース、交差結合デキストランおよび他の多v
M類等の特別な材料もまた有用である。このような結合
のための技術は、当業者には周知である。例えば抗体類
は、多tJ!II重合体に対して米国特許第3.645
.852号に記載されている工程を用いて結合すること
ができる。
本発明において使用される標識された特異的抗体類は、
当分野で知られている免疫測定分析に使用されているも
のと同じ標識により提供され得る。
これらの中には、米国特許第3.940,475号に記
載されているようなケイ光測定により検出するためのケ
イ光化標識、および米国特許第3.645,090号に
記載されているような酵素的マーカーがあげられる。ま
た、例えば、Hun terおよびGreenwood
の(Nature 144.、945(1962) )
またはDavidらの(Biochemistry、 
13.1014(1974) :lの方法を用いた、例
えば■125等の放射標識抗体を使用することも可能で
ある。
典型的な異種的サンドインチ分析においては、該不溶性
サンドインチ複合体に会合した標識抗体の量が、適当な
方法により不溶性担体物質を試験することにより測定さ
れる。しかしながら、液体試料中の試験蛋白質の存在ま
たは不存在は、分析中に反応せずに可溶性形態で残る標
識抗体の量に関連させて分析することも可能である。
更に本発明の他の実施態様においては、本発明の該抗体
類は、それらに特異的に反応する各々のras蛋白質類
の免疫親和性クロマトグラフィー精製のために使用する
ことができる。この目的のために、該抗体類は、それ自
体公知の方法により母体に固定化され、好ましくは、P
harmaia (ウプサラ、スウェーデン)から商業
的に入手可能なセファローズIVB等の交差結合アガロ
ース等の適当な免疫親和性クロマトグラフィー母体に共
有的に結合される。種々の供給源からの免疫親和性クロ
マトグラフィーによるヒトras蛋白質類の精製は、周
知のいずれかの方法、すなわちバッチ式または好ましく
はカラムクロマトグラフィーのいずれかにより実施する
ことができる。
限定的な意味ではないが、より特定的には本発明は、以
下に関するものである。
変異配列(T)は、上述したように61番目のコドンに
おいて異なっており、AがHであり、かつBがOHであ
る配列Iにおいて示されるようにLeuが、Ginを置
換している。T配列の2つのペプチドは、Cysがアミ
ノまたはカルボキシル末端のいずれかに付加されて合成
された。このことは、ある種のペプチドがアミノ末端に
おいてCysに結合した場合に免疫原性であり、一方、
他のものはカルボキシル末端において結合した場合、免
疫原性であるという観察に基づいている。抗体産生の可
能性を増大させるために、両方のペプチドが調製され、
プールされ、KLHに接合された。10匹のマウスが該
ペプチドにより注射され、それらの免疫応答について、
精製された細菌的に製造された正常および変異ras 
p21蛋白質類を用いたELISA分析により試験され
た。
融合のために選ばれたマウスは、正常蛋白質よりも変異
蛋白質に関して4倍高い血清力価を持っていた。融合細
胞が置かれている2400マイクロタイターの穴のうち
、εLISA分析によって試験した約700穴からの上
澄みは、両方の蛋白質に対して陽性であった;しかしな
がら、一つの穴の上澄みは、変異蛋白質のみを認識した
。この穴からの細胞を、クローン化し、腹水産生のため
にマウス中に注射した。ras (53−69) Le
u61 と称されるこの調製物からの腹水液を、実施例
5で述べたと同様にしてアフィニティー精製した。ra
s (53−69) Leu61抗体に対するELIS
A力価は、正常蛋白質に対して<102であり、一方、
変異蛋白質に対する力価は、106であった。これらの
結果は、背景の5倍を超える指数を与える抗血清の最大
希釈の逆数として示されている。
アフィニティー精製したras (53−69) Le
u61モノクローナル抗体を、免疫ブロット実験におい
て精製し、細菌的に調製した正常および変異ras p
21蛋白質類に対するその反応性について試験した。
ゲル電気泳動およびCommassieブルーで染色し
た後の精製蛋白質の移動を調べた。変異蛋白質は、5r
ivastavaらの(Proc、Natl、八cad
、Sci、USA82.3B−42(1985))によ
って示されている様に正常蛋白質よりも早く移動する。
それ程強くないバンドが、正常蛋白質よりもゆっくりと
、また変異蛋白質よりも早く移動することが分った。ま
た、二重線p21バンドも、それらのアミノ酸配列の1
2位にLeuを有する蛋白質に特異的なマウスモノクロ
ーナル抗体およびウサギポリクローナル抗体を使用して
C1arkらの(Proc、Natl、八cad、Sc
i、USA 82.5280−5284(1985) 
)によって検出された。ゆるやかなバンドの由来は未知
であるが、それらは混合実験において追加的マーカーと
して役立つ。
蛋白質・類が、H−ras蛋白質と特異的に反応す゛る
ことか示されているウサギアフィニティー精製ras’
 (171−189)抗体を用い免疫ブロットによって
検出されたCBizubらのOncogene、 19
87)、抗−Hrasペプチド抗血清は、ras’の可
変的カルボキシル末端に対して検出させるため、それは
変異および正常蛋白質類を同等によく認識する;抗体も
また、それ程強くない種を認識した。免疫ブロット後、
両方の蛋白質類に対するモノクローナル抗体ras (
53−69) Leu61の反応性を試験した。該モノ
クローナル抗体は、p21TLeu61蛋白質を特異的
に認識した;高蛋白質濃度においても正常ras p2
1蛋白質とは反応しなかった。このことは、両方の蛋白
質が適用されたレーン中において、はっきりと見られた
アフィニティー精製ras(53−69)Leu61モ
ノクローナル抗体を、正常および変異蛋白質を含む組織
培養細胞の免疫組織化学的染色に使用した。Nll13
T3細胞(C)、c−ras’Leu61で形質転換さ
れたNIH3T3細胞および正常ラットc−ras’で
形質転換されたNIH3T3細胞を使用した。20ない
し80μg/mlの抗体濃度において(A、D、E、)
 c−ras’Leu61で形質転換されたN I H
3T3細胞の細胞質染色が、容易に検出された;これら
の細胞は、NIH3T3細胞中の正細胞内質に比較して
104gt量の変異蛋白質を産生ずる。染色パターンは
、Bizubらの(Oncogene、前出文献)によ
って先に述べられたラットモノクローナル抗体Y13−
238およびウサギアフィニティー精製II−ras(
171−189)特異的抗体により見出されたものと類
似していた。′染色は、PBS中の1%BSAが第1の
抗体に代えて用いられた場合または正常な旧113 T
 3細胞中においては検出されなかった。LTR制御下
ラッうc−ras’で形質転換されたNIH3T3細胞
は、NIH3T3細胞と比較して約100倍の量の正常
p21蛋白質を含んでいる。ras (53−69) 
Leu61抗体の高い濃度(80μg/d)において、
ある種の染色がこれらの細胞中に見られた。しかしなが
ら、これは10倍低い変異蛋白質に関して観察された強
度とは接近していなかった。
従って、我々の分析は、モノクローナル抗体、ras 
(53−69) Leu61がELISA分析における
正常蛋白質に比較して変異蛋白質とでも少なくとも10
4倍、免疫ブロット実験においても、少なくとも102
倍、および組織培養細胞の免疫組織化学染色においても
少なくとも10”倍反応することを示す。免疫沈澱法は
、ras (53−69) Leu61抗体について未
だに改良されていない。
該モノクローナル抗体は、更に種々のマウスモデル系の
発癌性の免疫組織化学的分析に使用することができる。
この配列は、ras’、 rasにおよびrasNヒト
およびマウス蛋白質におけるのと同一であるので、これ
はまたマウスおよびヒト両者の腫瘍中の3種全ての対応
する変異蛋白質の検出にも有用である。
実施例1 ペフ・ ・の礼菅1と 人 免疫のために使用されるペプチドの合成を、メリフィー
ルドの固相方法によって行なった。粗調製物を、Pe1
ixらの[rnt、J、Peptide Protei
n Res、+筺、130−148(1985) )の
手法を用いる予備的高圧液体クロマトグラフィーによっ
て均質に精製し、酸加水分解後、期待されたアミノ酸組
成物を得た。
該蛋白質(4■)を、結合剤としてm−マレイミドベン
ゾイル−N−ヒドロキシサクシンイミドを使用し、キャ
リアー蛋白質、キーホール リンペット ヘモシアニン
(Keyhole limpet hemocyani
n)([、H) (5mg)に結合させた。接合および
その後の検査を、Greenらの(Cell、28,4
77−487. (1982) )によって記述されて
いる様にして行なった。
1、 H−Leu−Asp−11e−Leu−^5p−
Thr−^1a−Gly−Gln−GluGlu−Ty
r−Ser−Ala−Met−^rg−Asp−Cys
−OHの合成固相ペプチド合成を、操作手法を用いてR
D20振盪ヘッド(Kraft Apparatus、
Inc、Minniola+NY)を備えたS−500
型振盪機に取り付けられた直立した容器中で行なった。
Cys (Dmb) −1%交交差台したポリスチレン
(200−400メツシユ)樹脂(4g、 0.48m
モル/g樹脂)を、対称無水物方法を用いて17循環の
固相ペプチド合成に付した。
保護された最終ペプチド樹脂の一部(1,2g)を、0
°Cで1時間、無水液体IP (10%ジチオエタンを
含む20d)で処理し、蒸発させた(高真空、CaOト
ラップ)。粗ペプチドおよび樹脂混合物を、EtO^C
で摩砕し、TF^で抽出し、蒸発し、エーテルで摩砕し
、乾燥して510mgを得た。粗生成物の一部(301
a+g)を、蒸留水に溶解し、濾過し、Nucleos
il C+* 5 uカラム(2,5X 25cm)に
入れた。該生成物を、(A): ozo(0,1%TF
^含有)および(B) :CH+CN(0,1%TF^
含有)からなる溶媒系により、10〜35%(B)から
の直線勾配を用いて150分間において溶離した(5i
x分)。
分画を1分ごとに集め、各部分を、分析用HPLC系を
用いて分析した。生成物を含む分画を合し、蒸発し、凍
結乾燥して純粋なペプチド:33■を得た。該生成物は
、分析用HPLCの結果、均質であることを示し、そし
て期待されたアミノ酸組酸物を得た(6N HCI、 
110°、24時間):八sp3.06;  Ser、
  1.02;  Glu、  3.L5; Gly、
  0.95;  Ala。
2.00;  Met、  1.05;  lie、 
 0.80;  Leu、  1.86; Tyr。
1.10;  Arg、1.04゜ Il、  Cys−Leu−Asp−11e−Leu−
Asp−Thr−Ala−Gly−Gln−Glu−G
lu−Tyr−Ser−八la−Met−^rg−As
p−OHの合成Asp(OBzl)−1%交交差台した
ポリスチレン樹脂(5,0g、 0.39mモル/g樹
脂)を、第1部に述べたと同様にして17循環の固相ペ
プチド合成に付し、無水肝で開裂させ、そして精製した
。該生成物は、分析用HPLCによって均質であること
を示し、期待したアミノ酸組成物を与えた(6N11C
L 110” 、 24時間) : Asp、3.01
; Thr、 0.96;Ser、 0.92; Gl
u、 3.12: Gly、 1.03; Ala、 
2.04;Met、  1.92;  Ile、  0
.96;  Leu、  2.03;  Tyr、  
1.01;Arg、 1.01゜ III、Leu−八3p−11e−Leu−^5p−T
hr−^1a−Gly−Leu−GluGlu−Tyr
−3er−Ala−Met−Arg−Asp−Offの
合成りoc Asp(OBzl)−樹脂(2g、 0.
5mモル/g樹脂)を、Vegaモデル1000ペプチ
ド合成装置上の反応容器に充填し、17循環固相ペプチ
ド合成を行なった。1gの集合し保護されたペプチド樹
脂を、第1部に述べたと同様にしてIIFで開裂させ、
精製した。最終生成物は、分析用)IPLcによって均
質であり、期待されたアミノ酸組成物を与えた。
IV、  Leu−Asp−1ie−Leu−Asp−
Thr−^1a−Gly−Leu−Glu−Glu−T
yr−Ser−Ala−Met−八rg−^5p−Cy
s−OHBoc−Cys (4−メチルベンジル)−樹
脂(2g、 0.65mモル/g樹脂)を、17循環の
固相ペプチド合成に付し、第1部に述べたと同様にして
無水11Fで開裂させ、精製した。精製された生成物は
、分析II P L Cによって均質であるべきことを
示し、予期したアミノ酸組成物が得られた。
■、主キーールリンペット ヘモシアニンによるtl−
Leu−Asp−11e−Leu−Asp−Thr−八
Ia−Gly−Leu−GluGlu−Tyr−Ser
−Ala−Met−Arg−Asp−Cys−およびC
ysLeu−Asp−11e−Leu−^5p−Thr
−^1a−Gly−Leu−Glu−Glu−Tyr−
5er−へla−Met−Arg−へsp−の接合50
%グリセリン中の12mgのキーホール リンペット 
ヘモシアニンを、25°Cで、DMF(0,2mf)中
のm−マレイミドベンジル−N−サクシンイミドエステ
ル(2,1■)の溶液中に添加し、30分間磁気撹拌し
た。該反応混合物を、0,05M NaHtPO4(p
H6,0)で予め平衡にしたセファデックスG−25カ
ラム(1,2X50cm)に充填した。分画(1m17
分)を集め、第一番目の主ピーク(280nmによって
検出)をためた(MB−KLH複合体〕。結合すべきペ
プチド類(各々5■)を、1 mlの0.05M Na
HzPO4緩衝液(pH6)中の2のBM−KLH複合
体に添加し、反応混合物のpHを、IN NaOH(m
l量)の添加によって7−7.5に調整し、25°Cで
1夜攪拌した。反応混合物を、4°Cで72時間、繰返
し交換しながらダルベツコ(Du l becco)の
リン酸塩緩衝食塩水に対して透析した(3500M−切
離)、透析された溶液(18mlりを、抗体の発生に直
接使用した。
実施例2 21TLeu61   ベタ −の 先に報告されたインビボ変異誘発方法の修正された方法
を、発現ベクターの構築のために使用し、61stコド
ンの第2位にATトランスバージョンを含むras’p
21蛋白質を生成させた(MorinagaらのBio
technology、 2 、636−639(19
84) ) 、小さな制限断片を、変異誘発法において
、その使用に当って、この変異を含んだゲノムras’
腫瘍遺伝子を含むクローンから単離した。エクソン2 
Accl−Fspl断片(64塩基対)を、pJCL−
33およびLaca l らの(Proc、Natl、
^cad、sci、UsA 81.5303−5309
(1984))に従って構築された細菌細胞中で正常1
−ras p21を生産する発現ベクターからの、線状
(PvulI)および裂孔(gapped) (H4n
dII I) D N Aと混合した。
該混合物を、変異された断片が、発現ベクターからの突
孔化したDNAにアニールできる様に変性させ、また正
常状態に戻した。DNAを、DNAポリメラーゼIのフ
レナラ断片によって修復させ、結合させ、温度感受性ラ
ムダファージリプレッサー蛋白質をコードするプラスミ
ドpRK248cr ts(CrowelらのGene
 3B、 3l−38(1985) )を有するE、c
oli発現クローンを形質転換するために使用した。個
々のコロニーからプラスミドDNAを、Bizub ら
の(Proc、Natl、Acad、Sci、USA、
83+ 60486052(1985) )によって先
に報告されている様にコドン61においてへTトランス
バージョンを認識するXbalを用いて消化によって選
別した。l−4as p21蛋白質を、E、colt中
において合成させ、抽出手順として8M尿素を使用して
、Manneらの(Proc。
Natl、Acad、Sci、LISA、81.530
3−5309(1984) )の修飾法によって単離し
た。
実施例3 のプロトコール はぼ12週令の雌のBa1b/Cマウス(Jackso
n Lab。
ratories)を、完結Freudのアジュバント
(Gibc。
Laboratories、Grand l5land
、NY)と1:1に混合されたKLH結合蛋白質の10
0mgを用いて腹腔内接種によって免疫化させた。マウ
スをまた、後足に50ulのBordetella P
ertussis(Dirco)で筋肉内接種によって
免疫化させた。更に、免疫化を、最初の注射後、6週お
よび10週ロー不完全なFreudのアジュバントと1
:1で混合されたKLH結合蛋白質の100μgを使用
して行なった。これらのマウスを5ケ月間休ませた。全
ての血清試料を、Bizubらの(Oncogene、
 1 131=142(1987))によるELISA
分析によって抗−ペプチド抗体の存在について試験した
。96大のマイクロタイタープレート(Immulon
 Il、Dynatech)を、穴当りl OOng正
常および変異ペプチドまたは400ngの正常または変
異p21蛋白質で被った。ELTSA分析によって、融
合にそれを使用するために選んだマウスは、p21TL
eu61蛋白質による方が、正常p21蛋白質によるよ
りも4倍高い血清力価を有していた。
実施例4 鳳−一金 融合の4.3および2日前、選択されたマウスを、PB
S中の接合ペプチド400μg、200μg、および2
00μg (Staehli  らのJ、 Immun
oloMethods。
牝、 297−304(1980) )のそれぞれを用
いて腹腔内接種によって免疫化した。11目に肺臓を除
去し、細胞をGa1friおよびMilstein (
Methods in Enzy−mology pa
rt C73,3−46(1981))によって述べら
れたNSO骨髄腫系によりFacekas らの(J、
 Immuno+。
Methods、35.1−21(1980))方法を
使用して融合した。該細胞を、HAT培地中2.5 X
 10’NSO細胞/ mlの濃度において25−96
穴の組織培養プレート中に接種した。10日ないし2週
間後、上澄み液を除去し、正常ras’p21蛋白質に
対するのではなく変異物に対する抗体の存在についてE
LISA分析によって試験した。一つだけの上澄み液の
抗体(ras (53−69) Leu61mAB)が
変異物を認識し、正常p21蛋白質でないことが分かっ
た。陽性の穴からの細胞を、Coff1noらの(J、
Ce11.Physiol、 79. (1972))
に述べられた軟寒天中で2回クローン化させた。腹水液
を、Kwanらの(Genetic Engineer
ing、eds。
5ettoro & Ho1laender Plen
um Publishing Corp。
NY、31−45.(1980) ) ニ述ヘラレタト
同様ニシテ、CFA、15マウス(Jackson L
aboratories)において5×106細胞/マ
ウスを接種することによって調製した。
実施例5 ras (53−69) Leu61モノクロ−ル  
の実施例4に述べたと同様にして調製した5 mlの腹
水液を、Beckman J^170−ターを使用して
、2000rpm T: 10分間遠心分離によって清
澄化させた。
AffiGel蛋白質八Maps へIキフト(Bio
rad、RockvilleCentre、 NY+U
SA)を使用して、製造者の仕様書に従って抗体を精製
した。溶出した抗体を、PBS (25mMNaPO4
,150mM NaCl、pH7,2)に対して透析し
た。
蛋白質の濃度を、Bioradの蛋白質分析キットの使
用によって測定した。ELISA分析を、精製した抗体
を滴定するために使用した。
実施例6 細胞を、穴当り2X10’の細胞を接種した4室Lab
−Tek組織培養スライド(Miles LabOra
tories。
Inc、+ Naperville、fL、 USA)
上で1夜生育させ、Furthらの(J、Virol、
43.294−304. (1982) )に述べられ
たと同様にしてメタノールで固定した。
Vectastain ABCキ・ント (マウスIg
G) (VectorLaboratories、Bu
rlingame、CA、IJsA)を、Bizubら
の(Oncogene、 1.131−142(198
7) )の方法による組織培養のペルオキシダーゼ染色
に使用した。
アフィニティー精製したras(53−69)Leu6
1 mAbによる免疫ブロットを、以下の様に行なった
。精製した細菌的に調製した正常および変異tl−ra
s蛋白質類(Leu61)を、SOS試料緩衝液と(昆
合し、5分間沸騰させ、更に12.5%のポリアクリル
アミドゲルを通じて電気泳動により分別した。免疫ブロ
ットを、予備染色したBRL(Gaithersbur
g、 MD)低分子量マーカーを用いて配列させた。精
製した変異蛋白質および正常p21蛋白質を、Comm
assieブルーを用いて染色した。バぶルBおよびC
からの蛋白質を、製造者の仕様書に従ってl1oeff
erのトランスブロットの装置を使用してニトロセルロ
ースフィルター(0,22μm)に移した。フィルター
(パネルBおよびC)を、37°Cで一夜、PBS中の
3%ゼラチンおよび0.02%NaN、と共に培養した
PBSですすいだ後、パネルB中のフィルターを、ウサ
ギアフィニティー精製If−ras(171−189)
特異的抗体と共に培養した。ウサギポリクローナル抗体
を、PBS中、1μg7mlの濃度に希釈し、ゆるやか
に振盪させながら、室温で3.5時間、“パネルB″の
フィルターと共に培養した。パネルCからのフィルター
を、PBS中で75μg/mflに希釈したアフィニテ
ィー精製ras(53−69)Leu61 mAbと共
に、ゆるやかに振盪しながら室温で2.5時間培養した
。次いでこれをPBSですすぎ、PBSおよび0.2%
BSA中で11500に希釈したヤギ抗−マウス■gG
抗体(Iloehringer Mannheim B
iochemicals、Indanapolis。
IN)と共に培養し、更にゆるやかに振盪しながら室温
で2時間培養した。パネルBおよびCのフィルターを、
PBSおよび0.05%ツイーン20中、室温で15分
間洗浄した。フィルターを、抗体緩衝液pH6,5(2
0mM NaPO4,0,5M NaCl、0.05%
ツイーン20.1%BSA、0.02%NaN:+)中
で1/1000に希釈した1251蛋白質G (12m
Ci/ u g) (Amersham、 ArliA
rlln。
IL)と共に、ゆる′やかに振盪しながら室温で2時間
培養した。それらを、室温で15分間、PBSおよヒ0
.05%ツイーン20で4回洗浄し、サランラップで包
み、−70°Cで2日間Lighting Plusス
クリーンを用い予備閃光されたコダックXAR5フィル
ムに露光させた。Commassieブルーで染色した
ゲルおよびパネルBおよびCに対応するオートラジオグ
ラムを、蛋白質が整列できる様に同一の倍率で写真にと
った。
出願人  エフ・ホフマン・う・ロシュ・ラント・コン
パニー・アクチェンゲゼルシャフト代理人 弁理士 平
 木 祐 輔

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、【遺伝子配列があります】( I )および【遺伝子
    配列があります】(II) (ただし、Aは、H−または免疫原性担体物質に共有的
    に結合可能な側鎖官能基を有するアミノ酸残基であり、
    Bは、−OHまたは免疫原性担体物質に共有的に結合可
    能な側鎖官能基を有するアミノ酸残基である) からなる群から選択されるポリペプチド。 2、カルボキシ末端がポリスチレン固相合成樹脂に対し
    て共有的に結合され、側鎖およびN−末端において保護
    された形態の請求項1に記載のポリペプチド。 3、rasp21TLeu61変異蛋白質に選択的に結
    合し、他のいかなるrasp21蛋白質とも非−交差反
    応性であるモノクローナル抗体。 4、抗体調製のための免疫原性担体物質に対し共有的に
    結合されてなる、請求項1に記載のポリペプチド。 5、請求項2に記載のポリペプチドから樹脂を脱保護し
    、および脱離することからなる請求項1に記載のポリペ
    プチドの製造方法。 6、免疫親和性クロマトグラフィーまたは免疫測定分析
    用の試薬としての、請求項1に記載のポリペプチドに対
    して特異的な抗体の使用。 7、請求項1に記載の配列 I または配列IIのペプチド
    類の混合物が用いられている免疫原性組成物により常に
    導出され、該混合物はAがCysである第1のペプチド
    またはBがCysである第2のペプチドを用いて得られ
    ることを特徴とするモノクローナル抗体。 8、請求項1に記載の配列IIのペプチドからなる免疫原
    性組成物により常に導出され、正常および変異rasp
    21配列と反応的であるモノクローナル抗体。 9、請求項3に記載の抗体を用いることを特徴とする試
    験試料中のrasp21TLeu61蛋白質に対する免
    疫測定分析。 10、異種分析である請求項9に記載の免疫測定分析。 11、免疫ブロット法を用い、試験試料中の分析される
    該rasp21TLeu61蛋白質と請求項3に記載の
    該抗体との間に形成される免疫複合体の存在を、該免疫
    複合体を標識第2抗体に接触させることにより測定する
    請求項10に記載の免疫測定分析。 12、第2抗体が酵素により標識され、この酵素の基質
    が添加され、該基質の無色から着色状態への変化を生じ
    る請求項11に記載の免疫測定分析。 13、同質分析である請求項9に記載の免疫測定分析。 14、既知量の標識rasp21TLeu61蛋白質ま
    たはその61位にまたがる部分配列を用いる競合阻害分
    析である請求項13に記載の免疫測定分析。 15、試験試料がヒト生物学的液体である請求項11に
    記載の免疫測定分析。
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