JPH07258158A - 医薬及び化粧品のためのビオテンシド溶媒 - Google Patents

医薬及び化粧品のためのビオテンシド溶媒

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JPH07258158A
JPH07258158A JP4280794A JP4280794A JPH07258158A JP H07258158 A JPH07258158 A JP H07258158A JP 4280794 A JP4280794 A JP 4280794A JP 4280794 A JP4280794 A JP 4280794A JP H07258158 A JPH07258158 A JP H07258158A
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JP
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ester
phytyl
acid
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phytolate
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JP4280794A
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Eugster Karl
オイグスター カール
H Eugster Konrad
ハー.オイグスター コンラド
Haldeman Walter
ハルデマン バルター
Ribara Giorgio
リバラ ジョルジョ
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Marigen SA
Original Assignee
Marigen SA
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Publication date
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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 医薬又は化粧活性物質を含む自発的分散性濃
縮物の調製に有用な新規ビオテンシドエステル及びそれ
らの調製方法を提供する。 【構成】 下記一般式(I)等で表わされるビオテンシ
ドエステル及びそれらの製法。 [例えばRはシトロネリRは水素m:

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、新規ビオテンシドエステル、そ
れらの調製方法及び治療又は化粧活性物質を含む自発的
分散性濃縮物の調製における溶媒及びハイドロトロピッ
ク剤又はコエマルゲーターとしてのそれらの使用に関す
る。
【0002】スイス特許第678276−0号、第68
1153−0号、第681152−8号及び第6818
91−2号において、活性成分を含み、水不溶性であ
り、抗腫瘍活性を有し、そしてステロール、それらのグ
ルコシド及びホスファチド並びにそれらの化合物と脂肪
酸、レチノイン酸及びアザフリン酸とのエステルから成
る自発的分散性濃縮物が記載されている。
【0003】その自発的分散性濃縮物は、ハイドロトロ
ピック剤又はコエマルゲーターとして、脂肪族アルコー
ルと脂肪族炭酸とのエステル、たとえばイソプロピルラ
ウレート、ヘキシルラウレート、デシルラウレート、イ
ソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート及
び/又はラウリルミリステートを含む。新しく合成され
たビオテンシドエステルは、通常使用される溶媒又はコ
エマルゲーターよりも、医薬的及び/又は化粧用活性剤
を含む自発的分散性濃縮物の調製のためにより有用であ
ることが見出された。
【0004】新規のビオテンシドエステルを含む自発的
分散性濃縮物が水により希釈される場合、それらはひじ
ょうに小さなサイズの球状ミセルを含む熱安定性マイク
ロエマルジョンを生成する。自動的に発生するミセルの
流体力学的半径は、現在達成可能である寸法よりも十分
に小さい。″ウルトラマイクロエマルジョン″は、卓越
した相安定性を有する。
【0005】結果的には、透過及び分散のためのそのよ
うなマイクロエマルジョンの強めろられた能力は、本発
明の濃縮物に含まれる医薬的及び/又は化粧用活性物質
の生物利用性を高め、そしてそれらの用量有効性を実質
的に高め、そして/又はそれらの相対的毒性を減じる。
【0006】新規ビオテンシドエステルは、下記一般式
(I)〜(VII ):
【化8】 〔式中:R1 は、3,7−ジメチル−6−オクテニル、
(β−ロジニル)〔シトロネリル〕;(E)−3,7−
ジメチル−2,6−オクタジエン−1−イル〔ゲラニ
ル〕;3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデ
カトリエン−1−イル〔ファルネシル〕;3,7,1
1,15−テトラメチル−2−ヘキサデセン−1−イル
〔フィチル〕又は3,7,11,15−テトラメチル−
1−ヘキサデセン−3−イル〔イソフィチル〕を表わ
し;R2 は、水素、ハロゲン、C1 〜C4 アルキル、
3,7−ジメチル−6−オクテニル、(E)−3,7−
ジメチル−2,6−オクタジエン−1−イル;3,7,
11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン−1
−イル;3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキ
サデセン−1−イル又は3,7,11,15−テトラメ
チル−1−ヘキサデセン−3−イルを表わし;mは1〜
18の数であり;R3 は水素又はメチルを表わし;R5
はC1 〜C32アルキル又はC2 〜C32アルケニル又はア
ルカポリエン基を表わし;n,o,pは1,2,3,4
又は5の数であり;そしてR4 は下記式:
【化9】 で表わされる基の1つを表わす〕を有する。
【0007】出発化合物マレイン酸及びフマル酸によれ
ば、式(II)の化合物はシス−又はトランス−形を取る
ことができる。R2 での用語ハロゲンは、中素、塩素、
臭素又はヨウ素及び特に塩素を表わす。用語C1 〜C4
のアルキルは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、sec.−ブチル又はtert.−ブ
チル、特にメチル及びエチルを包合する。R5 でのアル
キル、アルケニル又はアルカポリエン基は直鎖又は枝分
れのものであり、そして好ましくは、8〜22個の炭素
原子から製造される鎖を有する。用語アルカポリエン
は、その対応するアルカジエン、アルカトリエン、アル
カテトラエン、アルカペンタエン、アルカヘキサエン及
びアルカヘプタエンを包含する。R5 でのそのような基
の例は、中でも次のものである:
【化10】
【0008】式(V)〜(VI)の最とも重要な化合物
は、下記(VIII),(IX)及び(X):
【化11】 〔式中、R1 は3,7−ジメチル−6−オクテニル;
(E)−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1
−イル;3,7,11−トリメチル−2,6,10−ド
デカトリエン−1−イル;3,7,11,15−テトラ
メチル−2−ヘキサデセン−1−イル;又は3,7,1
1,15−テトラメチル−1−ヘキサデセン−3−イル
である〕により特徴づけられる。
【0009】基3,7−ジメチル−6−オクテニル;
(E)−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエン−1
−イル;3,7,11−トリメチル−2,6,10−ド
デカトリエン−1−イル;3,7,11,15−テトラ
メチル−2−ヘキサデセン−1−イル;又は3,7,1
1,15−テトラメチル−1−ヘキサデセン−3−イ
ル、及び下記式:
【化12】 で表わされる基は、異なった立体異性体又は回転形で存
在できる。
【0010】特に重要なものは、下記一般式(I),
(II),(VII ),(VIII),(IX)及び(X):
【化13】 〔式中、R1 がシトロネリル、ゲラニル、ファルネシ
ル、フィチル又はイソフィチルを表わし、R2 が水素、
塩素、メチル、エチル、シトロネリル、ゲラニル、ファ
ルネシル、フィチル又はイソフィチルを表わし、R3
水素を表わし、R5がC8 〜C22アルキル基又はC8
22アルケニル及びアルカポリエン基をそれぞれ表わ
す〕で表わされるビオテンシドエステルである。
【0011】本発明の新規ビオテンシドエステルの例は
数ある中で次のものである:琥珀酸ビス−フィチルエス
テル;マロン酸ビス−フィチルエステル;グルタル酸ビ
ス−フィチルエステル;フマル酸ビス−フィチルエステ
ル;アジピン酸ビス−フィチルエステル;ピメリン酸ビ
ス−フィチルエステル;スベリン酸ビス−フィチルエス
テル;アゼライン酸−フィチルエステル;セバシン酸ビ
ス−フィチルエステル;グルタル酸ビス−シトロネリル
エステル;フマル酸ビス−シトロネリルエステル;アゼ
ライン酸ビス−シトロネリルエステル;セバシン酸ビス
−シトロネリルエステル;すべてのトランスレチノイン
酸シトロネリルエステル;すべてのトランスレチノイン
酸ゲラニンエステル;すべてのトランスレチノイン酸フ
ァルネシルエステル;すべてのトランスレチノイン酸フ
ィチルエステル;アザフリン−フィチルエステル;クロ
トニル−フィトレート;バレリル−フィトレート;ピバ
ロイル−フィトレート;カプロイル−フィトレート;ペ
ラルゴニル−フィトレート;10−ウンデセノイル−フ
ィトレート;トランス−2−ドデセニル−フィトレー
ト;ラウリル−フィトレート;パルミトイルフィトレー
ト;エライジン酸フィトレート;リノール酸フィトレー
ト;リノレン酸フィトレート;琥珀酸エチル−フィチル
−ジエステル;琥珀酸メチル−フィチル−ジエステル;
グルタル酸メチル−フィチル−ジエステル;グルタル酸
メチル−フィチル−ジエステル;アゼライン酸メチル−
フィチル−ジエステル;及びセバシン酸メチル−フィチ
ル−ジエステル。
【0012】式(I)〜(X)の新規ビオテンシドエス
テルは一般的に、それ自体既知である次の方法により調
製され得る: (a)下記式(XI)及びX(II):
【化14】 〔式中、n,o及びpは1,2,3,4又は5を表わ
し、そしてR4 は下記式:
【化15】 で表わされる基の1つを表わす〕で表わされる化合物
と、N,N′−カルボニルジイミダゾールとの、中性溶
媒、たとえばテトラヒドロフラン、ベンゼン又はクロロ
ホルム中、触媒量のアルコレートの添加下で、25〜7
0℃の温度での反応、続くシトロネリロール、ゲラニオ
ール、ファルネソール、フィトール又はイソフィトール
により形成されるイミダゾリドのアルコーリシス。
【0013】(b)下記一般式(XI)〜(XVIII):
【化16】 〔式中、nは1,2,3,4又は5であり、そしてR3
は水素又はメチルを表わし、R5 はC1 〜C32アルキル
又はC2 〜C32アルケニル又はアルカポリエン基を表わ
し、そしてR4 は下記式:
【化17】 で表わされる基の1つを表わす〕で表わされるクロリド
又はブロミドの、塩素化剤又は臭素化剤、たとえばチオ
ニルクロリド、オキサリルクロリド又はオキサリルブロ
ミドによる形成、及び続いて、40〜120℃の温度で
及び触媒、たとえばジメチルホルムアミド又はp−ジメ
チルアミノピリジンの存在下で、中性溶媒、たとえばト
ルエン又はキシレン中で、シトロネロール、ゲラニオー
ル、ファルネソール、フィトール又はイソフィトールと
の反応。
【0014】式(I)〜(VII )の新規ビオテンシドエ
ステルは、医薬的に及び/又は化粧的に活性な化合物を
含む、自発的分散性濃縮物の調製において溶媒又はコテ
ンシド(cotensides)(すなわちハイドロト
ロープ)として使用され得る。この理由のために、溶媒
又はコエマルゲーター(ハイドロトロープ)として本発
明の式(I)〜(VII )の新規ビオテンシドエステルを
含む、医薬的及び化粧的物質の自発的分散性濃縮物はま
た、本発明の対象物質であもある。水により処理される
場合、そのような濃縮物は、現在通常使されるよりもか
なり小さなサイズを有する、流体力学的半径のミセルを
有するマイクロエマルジョンを付与する。
【0015】生成されるマイクロミセルの小さな粒径の
おかげで、″ウルトラマイクロエマルジョン″は、卓越
した相安定性のみならば、また改良された模造過性及び
拡がり性質を有する。これは、それらの生物学的作用パ
ターンが改良される結果を導びく:マイクロエマルジョ
ンに含まれる活性物質のより良好な生物利用性が、高め
られた用量−効能において著しく表わされ、そして減じ
られた相対毒性を導びく。
【0016】そのようなウルトラマイクロエマルジョン
により得られるすべての実験観察は、平衡化されたシス
テムとして取られる選択された界面活性剤及びコテンシ
ドが水性相において、組織化された凝集体、いわゆるミ
セルを形成する仮定に基づいて堅実且つ均等に説明され
得る。それらは多かれ少なかれ球形状及び1.5〜3nm
の流体力学的半径を有する。テンシド及びハイドロトロ
ープ(コテンシド)は、マイクロエマルジョンの外部水
性層と内部油状相との間に境界を生成し、ここで前記マ
イクロエマルジョンは、式(I)〜(VII )のビオテン
シドコエマルゲーターに溶解された医薬又は化粧用活性
物質を含み、そして前記層は、2つの相の混合を阻止す
る。
【0017】内部相に活性物質を含む本発明のウルトラ
マイクロエマルジョンのミセルは、細胞膜への活性物質
の侵入及び細胞質への拡散を可能にするテンシドコーチ
ング又は保護膜によりその界面で保護される。腫瘍細胞
の細胞膜を通しての拡散は、分子移動の強さに基づいて
独占的に生じる。具体的な拡散工程により取られる方向
は、個々の細胞の外部と内部区画との間の細胞膜で存在
する濃度の差異により決定される。拡散は、その傾斜が
減じられるまで続く。活性物質又は活性物質システ
ム(″複数の薬物システム″)の濃度は、細胞の外部と
内部との間で平衡化される。これは、″持効性効果″を
包含する。この種類の自己拡散工程は、いづれのエネル
ギー入力に関係なく生じる。それらは細胞の通常の代謝
工程に関係されない。
【0018】拡散の速度は、濃度傾斜の方向において、
下記フィックの拡散法則に支配される:
【数1】 ここで、dmは時間単位dt(秒)当たり細胞表面q(c
m2 )を透過する活性物質分子のモル量であり、Dは拡
散係数であり、そして水は距離dxに対する濃度差であ
る。
【0019】Nernstによれば、その拡散係数は、
下記式のように絶対温度T及び耐摩擦性fに依存する:
【数2】 耐摩擦性fは、下記ストークスの法則に従えは、 f=6πηγ 等式(C) 拡散溶液の粘度及び拡散粒子の半径の関数である。fを
Nernst等式におけるf=6πηγにより引き算す
ることにより、下記のように、拡散係数のためのSut
herland−Einstein等式:
【数3】 〔ここで、KはBoltzmann定数を表わす〕を得
ることができる。
【0020】特定の拡散工程に関して、腫瘍細胞の膜に
おける濃度の規則的な低下を仮定する場合、拡散法則に
おける次の表現:
【数4】 が、次の表現:
【数5】 〔ここで、前記式は、厚さxの細胞膜に対する濃度差Δ
cである〕として新たに述べられ得る。xは、特定の
(均質の)膜のための定数値である。この理由のため
に、それは、新しい定数、すなわち透過係数P:
【数6】 を表わすために、拡散係数と組合され得る。拡散等式に
おける下記式:
【数7】 は、FLUX Jと呼ばれる。それは、モル次元/秒/
cm2 を有する。その等式の右側の負の印は、活性物質又
は活性物質を含むそのシステムの調製物の分子の輸送が
低い方の濃度の方向に流れることを示す。
【0021】従って、下記等式が得られる:
【数8】 細胞膜を通しての拡散工程の速度は下記要素により支配
されることが前記等式から推定され得る: 1.細胞の外部区画と内部区画における濃度差Δc; 2.拡散活性物質又はシステム調製物の粒子の半径; 3.拡散水溶液(エマルジョン)の速度;及び 4.温度。
【0022】界面活性剤(テンシド+コエマルゲータ
ー)による、水に不溶性である活性物質の適切な溶解
は、生物学的細胞膜を通して活性物質の自己拡散及び従
って輸送を達成するために不可欠な条件である。
【0023】本発明の自発的分散性濃縮物は、溶媒又は
ハイドロトロピック剤として、0.001〜30重量%
の1又は複数の医薬(治療)又は化粧用活性物質、0.
001〜50重量%の本発明の式(I)〜(VII )のエ
ステル及びそのようなエステルの組合せ、0.001〜
90重量%の医薬的に許容できる界面活性剤又はその混
合物、及び場合によっては、10重量%までのビタミン
又はプロピタミン、10重量%までの遊離脂肪酸又はア
ミノ酸、並びに適切には、従来の賦形剤及び/又は希釈
剤を含む。
【0024】用語、医薬活性物質とは、本発明において
は、ヒト用医薬において現在、治療的に使用されるすべ
ての活性物質を表わす。その列挙として、次のものを挙
げることができる: β−遮断薬 Pindolol〔1−(4−インドリルオキシ)−3
−イソプロピルアミノ−2−プロパノール〕 Propanolol〔1−イソプロピルアミノ−3−
(1−ナフチルオキシ)−2−プロパノール〕 Oxprenolol〔1−(o−アリルオキシフェノ
キシ)−3−イソプロピルアミノ−2−プロパノール〕 Metoprolol〔Di−{(+−)−1−(イソ
プロピルアミノ)−3−〔p−{2−メトキシエチル)
−フェノキシ−2−プロパノール〕−L(+)タルトレ
ート〕 Labetalol〔5−〔1−ヒドロキシ−2{(1
−メチル−3−フェニルプロピル−アミノエチル}サリ
チルアミド〕 利尿剤 Acetazolamide〔5−アセトアミド−1,
3,4−チアジアゾール−2−スルホンアミド〕 Hydrochlorothiazide〔6−クロル
−3,4−ジヒドロ−2H−1,2,4−ベンゾチアジ
アジン−7−スルホンアミド−1,1−ジオキシド〕 Chlortalidon〔1−オキソ−3−(3−ス
ルファミル−4−クロルフェニル)−3−ヒドロキシ−
イソインドリン〕 Metolazon〔7−クロル−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−2−メチル−4−オキソ−3−o−トリル
−6−チアゾリンスルホンアミド〕 軽い鎮静剤 Diazepam〔7−クロル−1,3−ジヒドロ−1
−メチル−5−フェニル−2H−1,4−ベンゾジアゼ
ピン−2−オン〕 Medazepam〔7−クロル−2,3−ジヒドロ−
1−メチル−5−フェニル−2H−1,4−ベンゾジア
ゼピン−2−オン〕 強い精神安定薬 Sulpirid〔N−(1−エチル−2−ピロクジニ
ル−メチル)−2−メトキシ−5−スルファモイル−ベ
ンズアミド〕 筋肉弛緩薬 Baclofen〔β−(アミノアセチル)−p−クロ
ルヒドロ桂皮酸〕 抗生物質 Sulfamethoxazol〔5−メチル−3−ス
ルファニルアミド−イソキサゾール〕 Trimethoprim〔2,4−ジアミノ−5−
(3,4,5−トリメトキシベンジル)−ピリミジン〕 Chloramphenicol〔D(−)−トレオ−
2−シクロル−アセトアミド−1−(4−ニトロフェニ
ル)−1,3−プロパンジオール〕 Cefaclor〔3−クロロ−7−D(2−フェニル
−グリシンアミド)−セファロスポラン酸−水和物〕 Cefradin〔7−{D−2−アミノ−2−(1,
4−シクロヘキサジエン−1−イル)−アセトアミド}
−3−メチル−セファロスポラン酸〕 Bacampicillin〔1−エトキシカルボニル
オキシ−エチル−6−(D−α−アミノフェニルアセテ
ート−アミド)−ペニシリネート〕 Minocyclin〔7−ジエチルアミノ−6−デソ
キシ−6−デスメチルテトラサイクリン〕 Sulfadoxin〔N′−(5,6−ジメトキシ−
4−ピリミジニル)−スルファニルアミド〕 Sulfamethoxazol〔3−メチル−3−ス
ルファニル−アミド−イソキサゾール〕 Sulfisoxazol〔3,4−ジメチル−5−ス
ルファニル−アミド−イソキサゾール〕 Sulfadimethoxin〔2,4−ジメトキシ
−6−スルファニルアミド−1,3−ジアジン〕
【0025】皮膚薬 Chlorquinaldol〔5,7−ジクロル−8
−ヒドロキシ−シナルジン〕 Crotamiton〔N−クロトニル−N−エチル−
o−トルイデン〕 Diamthazol〔6(−)2−ジメチルアミノ−
エトキシ−(β−ジアエチルアミノ−)−ベンゾチアゾ
ール−ジヒドロクロリド〕 Flumethason−pivalat〔6α,9−
ジフルオル−11β,17,21−トリヒドロキシ−1
6α−メチルプレグナ−1,4−ジエン−3,20、ジ
オン−21−ピバレート〕 Tretinoin〔ビタミン−A−酸〕 コルチコステロイド Cortison〔17α−21、ジヒドロキシ−プレ
グン−4−エン−3,11,20−トリエン−21−ア
セテート〕 Prednison〔11β−17,21−トリヒドロ
キシ−プレグナ−1,4−ジエン−3,20−ジオン〕 Dexamethason〔9−フルオル−11β,1
7,21−ジヒドロキシ−16α−メチル−プレグナ−
1,4−ジエン−3,20−ジオン〕 Desoxycorton−acetat〔21−ヒド
ロキシ−プレグン−4−エン−3,20−ジオン−アセ
テート〕 冠状剤 ペンタエリトリチルテトラニトレート(PETN) ニトログリセリン(グリセリルトリニトレート) Pindolol〔1−(4−インドリルオキシ−3−
イソプロピルアミノ−2−プロパノール〕 細胞増殖抑制剤 Melphalan〔p−ジ−(2−クロルエチル)−
アミノ−L−フェニルアラニン〕 Procarbazin〔p−(N′−メチル−ヒドラ
ジノメチル)−N−イソプロピル−ベンズアミズ〕 Dactinomycin〔アクチノマイシン D〕 ポリエストラジオールホスフェート Cyclophosphamide〔N,N−ビス−
(β−クロルエチル)−アミノ−1−オキサ−3−アザ
−2−ホスホシクロヘキサン−2−オキシド〕 抗炎症剤 Mefenamin acid〔3−キシリル−2−ア
ミノ安息香酸〕 Dexamethason〔9−フルオル−11β,1
7,21−トリヒドロキシ−16α−メチル−プレグナ
−1,4−ジエン−3,20−ジオン〕 Hydrocortisone〔17α−ヒドロキシコ
ルチコステロン〕
【0026】冠状拡張薬 Nifedipin〔1,4−ジヒドロ−2,6−ジメ
チル−4−(o−ニトロフェニル)−ピリジン−3,5
−二炭酸−ジメチルエステル〕 lsosorbid−dinitrate〔1,4;
3,6−ジアンヒドロソルビト−2,5−ジニトレー
ト〕 Nitroglycerine(グリセリル−トリニト
レート) Dipyramidol〔2,6−ビス−(ジエタノー
ルアミノ)−4,8−ジピペリジノ(5,4−ジピリミ
ジン)〕 末梢血管拡張薬 Cinepazid〔4−(−3,4,5−トリメトキ
シ−シンナモイル)−1−ピペラジン−酢酸−ピロリジ
ド〕 Cyclandelate〔3,3,5−トリメチル−
シクロヘキシルマンデレート〕 Cinnazarin〔1−トランス−シンナミル−4
−ジフェニルメチル−ピペラジン〕 Pentoxyfyllin〔3,7−ジメチル−1−
(5−オキソ−ヘキシル)−キサンチン〕 抗リウマチ薬 Procainamide〔4−アミノ安息香酸−β−
ジエチルアミノエチルアミド〕 Disopyramid〔4−ジイソプロピルアミノ−
2−フェニル−2−(2−ピリジル)−ブチルアミド〕 抗痛風剤 Allopurinol〔1H−ピラゾロ−(3,4−
d)−ピリミジン−4−オール〕 抗てんかん薬 Phenytoin{ジフェニルヒドラントイン};
〔5,5−ジフェニル−2,4−イミダゾリジン−ジオ
ン〕 Carbamazepin〔5−カルバモイル−5H−
ジベンズ(b,f)アゼピン〕 抗ヒスタミン薬 Chlorphenamine〔{3−(p−クロルフ
ェニル)−3−(2−ピリジル)−プロピルジメチルア
ミン〕 Clemastin{ヒドロゲンフマレート};〔1−
メチル−2−{2−(α−メチル−p−クロル−ジ−フ
ェニルメトキシ)エチル}ピロリジン〕 Mequitazin〔10−(3−シヌクリジニルメ
チル)フェノチアジン〕 Alimemazin〔10−(3−ジメチルアミノ−
2−メチル−プロピル)−フェノチアジン〕 不快及びめまいに対する剤 Domperidon〔5−クロル−1−{1−(3−
〔2−オキソ−ベンズイミダゾリニル〕−プロピル)−
4−ピペリジル}2−ベンズイミダゾリノン〕 Betahistin〔2−{2−メチルアミノエチ
ル}ピリジン〕 Metoclopramide〔4−アミノ−5−クロ
ル−N−(2−ジエチルアミノエチル)−2−メトキシ
−ベンズアミド〕
【0027】血圧低下剤 Reserpin〔3,4,5−トリメトキシベンゾイ
ル−メチルレセルペート〕 Rescinnamin〔3,4,5−トリメトキシ−
メチルレセルペート〕Methyldopa{L−α−
メチルドーパ};〔L−3−(3,4−ジヒドロキシフ
ェニル)−2−メチル−アラニン〕 Clomidinhydrochlorid〔2,6−
ジクロル−N−2−イミダゾイジニリデン−ベンズアミ
ンヒドロクロリド〕 交感神経作用剤 lsoproterenol〔N−イソプロピル−ノル
−アドレナリン〕 Etilefrine〔DL−1−{α−エチルアミノ
メチル}−m−ヒドロキシ−ベンジルアルコール〕 去痰薬 Carbocystein〔(S−カルボキシメチル)
システイン〕 Bromhexin〔N−シクロヘキシル−N−メチル
−(2−アミノ−3,5−ジブロム−ベンジル)アミン
HCL〕 L−エチルシステイン L−メチルシステイン 経口抗糖尿病薬 Glibenclamide〔N−4−2−(5−クロ
ル−2−メトキシ−ベンズアミド)−エチルフェニル−
スルホニル−N′−シクロヘキシル−ウレア〕 Tolbutamide〔N−(4−トリルスルホニ
ル)−N′−n−ブチル−ウレア〕 心血管剤 Ubidecarenon Adenosin〔6−アミノ−9−β−D−リボ−フ
ラノシル−9H−プリン〕 免疫抑制剤 シクロスポリン
【0028】式(I)〜(VII )の新規ビオテンシドエ
ステルは、次の抗腫瘍化合物を含む自発的分散性濃縮物
の調製に使用される場合、特に有用な溶媒及びコテンシ
ド(ハイドロトロープ)である: エルゴスタ−5,7−ジエン−3−オール−9−ヘキサ
デセノエート (エルゴスタ−5,7−ジエニルパルミトエレート) エルゴスタ−8,22−ジエン−3−オール−14−メ
チル−4,9−オクタデセノエート (14α−メチルエルゴスタ−8,22−ジエニルオレ
エート) ラノスト−8−エン−3−オール−9−オクタデセノエ
ート (ジヒドロラノステロール−オレエート) エルゴスタ−5−エン−3−オール−9,12,15−
オクタデカトリエノエート (ジヒドロブラシカステリル−リノレネート) エルゴスタ−5−エン−3−オール−9,12−オクタ
デカジエノエート エルゴスタ−5−エン−3−オール−9−オクタデセノ
エート (ジヒドロブラシカステリン−オレエート) エルゴスタ−7,24(28)−ジエン−3−オール−
4−メチル−9−オクタデセノエート (グラミステリル−オレエート) スチグマスタ−8,24(28)−ジエン−3−オール
−9,12−オクタデカジエノエート (Δ7−アベナステリル−リノレエート) エルゴスタ−7,24(28)−ジエン−3−オール−
4−メチル−9,12−オクタデカジエノエート (グラミステリル−リノレエート) スチグマスト−24(28)−エン3−オール−9,1
2−オクタデカジエノエート エルゴスタ−5,22−ジエン−3−オール−4,23
−ジメチル−9−オクタデセノエート エルゴスタン−3−オール−4−メチル−9−オクタデ
セノエート 5α−スチグマスタン−3−β−オール−リノレネート 5α−スチグマスタン−3−β−オール−オレエート スチグマスタン−3−オール−9,12−オクタデカジ
エノエート (5α−スチグマスタン−3−β−オール−リノレエー
ト) 22−ジヒドロスピナステリル−リノレエート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−
9,12−オクタ−デカジエノエート (エルゴステロール−リノレエート) スチグマスタ−5,24(28)−ジエン−3−オール
−9−オクタデセノエート スチグマスタ−5,24(28)−3−オール−9,1
2−オクタデカジエノエート スチグマスタ−5−エン−3−オール−5,8,11,
14−エイコサテトラエノエート (β−シトステロール−アラキドネート) エルゴスタ−5−エン−3−オール−5,8,11,1
4−エイコサテトラエノエート スチグマスタ−7,24(28)−ジエン−オール−4
−メチル−9,12−オクタデカジエノエート
【0029】コレスト−5−エン−3−オール−(3
β)−9−ヘキサデセノエート (コレステリル−トラン−9−ヘキサデセノエート エルゴスタ−7−エン−3−オール−9,12,15−
オクタデカトリエノエート エルゴスタ−5−エン−3−オール−9,12,15−
オクタデカトリエノエート (カムペステリル−リノレネート) エルゴスタ−3−オール−9,12−オクタクタデカジ
エノエート コレスト−7−エン−3−オール−9,12−オクタオ
クタデカジエノエートエルゴスタ−5,24−(28)
−ジエン−3−オール−9−ヘキサデセノエート コレスタン−3−オール−9−ヘキサデセノエート エルゴスタ−5,22−ジエン−3−オール−オクタデ
セノエート (ブラシカステリル−オレエート) コレスト−7−エン−3−オール−9−オクタデセノエ
ート (ラソステリル−オレエート) ラノスタ−8,24−ジエン−3−オール−9−オクタ
デセノエート (ラノステロール−オレエート) スチグマスタ−5,24(28)−ジエン−3−オール
−9オクタデセノエート (フコステリル−オレエート) コレスタ−5,22−ジエン−3−オール−9.オクタ
デセノエート (デスモステリル−オレエート) エルゴスタ−5−エン−3−オール−12−オクタデカ
ジエノエート (カンペステリル−リノエレート) エルゴスタ−5,22−ジエン−3−オール−9−オク
タデセノエート エルゴスタ−22−エン−3−オール−9−ヘキサデセ
ノエート コレスタ−5,22−ジエン−3−オール−9−ヘキサ
デセノエート エルゴスタ−5,22−ジエン−3−オール−9,12
−オクタデカジエノエート (ブラシカステリル−リノレエート) エルゴスタ−7,24(2β)−ジエン−3−オール−
9,12−オクタデカジエノエート スチグマスタ−5,22−ジエン−3−オール−9,1
2,15−オクタデカトリエノエート (スチグマステリル−リノレネート) スチグマスタ−5,22−ジエン−3−オール−9,1
2−オクタデカジエノエート (スチグマステリル−リノレエート) コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−5,8,
11,14−エイコサテトラエノエート コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−4,7,
10,13,16,19−ドコサヘキサエノエート コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−9,12
−オクタデカジエノエート コレスタ−8,(14),24、ジエン−3−オール−
9−オクタデセノエート (ジモステリル−オレエート)
【0030】エルゴスト−5−エン−3−オール−9−
オクタデセノエート (カンペステリル−オレエート) コレスト−5,7,9(11)−トリエン−3−オール
−9−オクタデセノエート (コレスタ−5,7,9(11))−トリエン−3β−
イル−オレエート) エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−9
−ヘキサデセノエート (エルゴステリル−9−ヘキサデセノエート) コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−11−オ
クタデセノエート (コレステリル−11−オクタデセノエート) コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−9,12
−オクタデカジエノエート (コレステリル−9,12−オクタデカジエノエート) コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−9−オク
タデセノエート (コレステロール−テライデート) 5a−スチグマスタ−7,22−ジエン−3β−オール
−オレエート (α−スピナステロール−オレエート) コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−9−ヘキ
サデセノエート (コレステロール−パルミトレエート) コレスタン−3−オール−9,12,15−オクタデカ
トリエノエート (コレスタノール−リノレネート) コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−11−オ
クタデセノエート (コレステロール−11−オクタデセノエート) コレスタ−5,7−ジエン−3−オール−9−オクタデ
セノエート コレスタ−5,7−ジエン−(3β)−オール−リノレ
エート (コレカルシフェロン−リノレエート;コレカルシオー
ル−リノレエート) エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−9
−オクタデセノエート (エルゴステロール−オレエート) スチグマスト−5−エン−3−オール−9−オクタデセ
ノエート (β−シストステロール−オレエート) スチグマスト−5−エン−3−オール−9,12−オク
タデカジエノエート (β−シストステロール−リノレエート) スチグマスト−5−エン−3−オール−9,12,15
−オクタデカトリエノエート (β−シストステロール−リノレネート) コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−9,1
2,15−オクタデカトリエノエート (コレステリル−リノレネート) コレスタン−3−オール−9−オクタデセノエート (コレスタノール−オレエート) コレスタン−3−オール−9,12−オクタデカジエノ
エート (コレスタノール−リノレエート)
【0031】コレスト−5−エン−3−オール−(3
β)−9−ヘキサデセノエート (コレステロール−9−ヘキサデセノエート) コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−5,8,
11,14−エイコサテトラエノエート (コレステロール−アラキドネート) コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−9,12
−オクタデカジエノエート (コレステロール−リノレエート) コレスト−5−エン−3−オール−(3β)−9−オク
タデセノエート (コレステロール−オレエート) β−シトステロール−ウンデセノエート β−シトステロール−ラウロイレート β−シトステロール−パルミテート スチグマステロール−ウンデセノエート スチグマステロール−ラウレート スチグマステロール−パルミテート γ−シトスタノール−オレエート γ−シトスタノール−リノレエート γ−シトスタノール−リノレネート γ−シトステロール−オレエート コレスト−5−エン−3α−オール−オレエート 5−α−スチグマスタン−3β−オール−オレエート 5−α−スチグマスタン−3β−オール−リノレネート コレスタ−5,7−ジエン−3β−オール−リノレエー
ト コレカルシフェロール−リノレネート(コレカルシオー
ル−リノレエート) 10−α−エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3β
−オール−リノレエート スチグマスト−5−エン−3−オール−ドデセノエート (β−シトステロール−2−ドデセノエート) エルゴスト−5−エン−3−オール−ドデセノエート (カンペステリル−10−ドデセノエート) コレスト−7−エン−3−オール−ドデセノエート スチグマスタ−5,22−ジエン−3−オール−ドデセ
ノエート (スチグマステロール−2−ドデセノエート) γ−シトステロール−ドデセノエート コレスト−5−エン−3−オール−10−ウンデセノエ
ート コレスト−5−エン−3−オール−2−ドデセノエート 5−コレスタン−3β−オール−2−ドデセノエート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−a
ll−トランス−レチネート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−1
3−シス−レチネート
【0032】コレスト−5−エン−13−シス−レチネ
ート スチグマスト−5−エン−3−オール−all−トラン
ス−レチネート (β−シトステロール−all−トランス−レチネー
ト) スチグマスト−5−エン−3−オール−13−シス−レ
チネート (β−シトステロール−13−シス−レチネート) スチグマスト−5−エン−3−オール−アザフリネート スチグマスタ−5,22−ジエン−3−オール−all
−トランス−レチネート (スチグマステロール−all−トランス−レチネー
ト) スチグマスタ−5,22−ジエン−3−オール−13−
シス−レチネート (スチグマステロール−13−シス−レチネート) スチグマスタ−5,22−ジエン−3−オール−ララキ
ドネート スチグマスタ−5,22−ジエン−3−オール−アラフ
リネート スチグマスタ−5,22−ジエン−3−オール−1,2
−ジパルミトイル−グリセロ−ホスファチド スチグマスタ−5,22−ジエン−3−オール−1,2
−ジパルミトイル−グリセロ−チオホスファチド エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−
1,2−ジパルミトイル−グリセロ−ホスファチド エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−ク
ロトネート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−カ
プロイレート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−1
0−ウンデセノエート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−2
−トランス−ドデセノエート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−パ
ルミテート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−オ
レエート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−リ
ノレエート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−リ
ノレネート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−ア
ラキドネート エルゴスタ−5,7,22−トリエン−3−オール−ア
ザフリネート β−エストラジオール−3,17−ジ−all トラン
ス−レチネート β−エストラジオール−3−ベンゾエート−17−レチ
ネート コレカルシフェロール−カプロイレート エルゴカルフェロール−カプロイレート コレカルシフェロール−10−ウンデセノイレート エルゴカルシフェロール−10−ウンデセノイレート コレカルシフェロール−ラウレート エルゴカルシフェロール−ラウレート コレカルシフェロール−パルミテート
【0033】エルゴカルシフェロール−パルミテート コレカルシフェロール−リノレエート エルゴカルシフェロール−リノレエート コレカルシフェロール−リノレネート エルゴカルシフェロール−リノレネート コレカルシフェロール−all トランス−レチネート エルゴカルシフェロール−all トランス−レチネー
ト コレカルシフェロール−3−オール−1,2,−ジパル
ミトイルグリセロ−ホスファチド コレカルシフェロール−3−オール−1,2,−ジパル
ミトイルグリセロ−チオホスファチド コレカルシフェロール−ゲラニル−ホスファチド コレカルシフェロール−ファルネシル−ホスファチド エルゴカルシフェロール−3−オール−1,2,−ジパ
ルミトイル−グリセロ−ホスファチド エルゴカルシフェロール−3−オール−1,2,−ジパ
ルミトイル−グリセロ−チオホスファチド エルゴカルシフェロール−ゲラニル−ホスファチド エルゴカルシフェロール−ファルネシル−ホスファチド DL−α−トコフェリル−10−ウンデセノエート DL−α−トコフェリル−パルミテート DL−α−トコフェリル−all トランス−レチネー
ト DL−α−トコフェリル−13−シス−レチネート マロン酸ビス−スチグマステリルエステル 琥珀酸ビス−スチグマステリルエステル グルタル酸ビス−スチグマステリルエステル アジピン酸ビス−スチグマステリルエステル ピメリン酸ビス−スチグマステリルエステル スベリン酸ビス−スチグマステリルエステル アゼライン酸ビス−スチグマステリルエステル セバシン酸ビス−スチグマステリルエステル アゼライン酸ビス−β−シトステリルエステル セバシン酸ビス−β−シトステリルエステル アゼライン酸ビス−エルゴステリルエステル セバシン酸ビス−エルゴステリルエステル アゼライン酸ビス−コレステリルエステル セバシン酸ビス−コレステリルエステル
【0034】マレイン酸ビス−スチグマステリルエステ
ル フマル酸ビス−スチグマステリルエステル マレイン酸ビス−β−シトステリルエステル フマル酸ビス−β−シトステリルエステル マレイン酸ビス−エルゴステリルエステル フマル酸ビス−エルゴステリルエステル マレイン酸ビス−コレステリルエステル フマル酸ビス−コレステリルエステル アゼライン酸カルシフェリルジエステル セバシン酸カルシフェリルジエステル アゼライン酸コレカルシフェリルジエステル セバシン酸コレカルシフェリルジエステル アゼライン酸DL−α−トコフェリルジエステル セバシン酸DL−α−トコフェリルジエステル
【0035】本発明に使用される界面活性剤又はその混
合物は、アニオン性、カチオン性、両性又は非イオン性
であり得る。理想的には、それらは非イオン性であり、
そして2〜18のHLB値(すなわち親水性−親油性平
衡)を有し;好ましくはそれは、一方では2〜6であ
り、そして他方では10〜15である。HLB値は、乳
化剤の親水性質及び親油性質を説明する。これについて
は、″Hydrophile−Lipophile B
alance:History and Recent
Developments″,Paul Beche
r,Journal of Dispersion S
cience and Techaology,5
(1),81〜96(1984)を参照のこと。
【0036】適切なアニオン性界面活性剤は、いわゆる
水溶性ソープ及び水溶性合成化合物であり得る。適切な
ソープは、高級脂肪酸(C12〜C22)のアルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩又は任意に置換されたアンモニ
ウム塩、たとえばオレイン酸又はステアリン酸の天然の
Na又はK塩、又はココナッツ油又は牛脂からそれ自
体、得られる脂肪酸の天然の混合物の天然のNa又はK
塩である。言及され得る他の界面活性剤は、脂肪酸メチ
ルタウリン塩、及び変性された及び変性されていないリ
ン脂質である。
【0037】しかしながら、より頻繁に使用される界面
活性剤は、いわゆる合成界面活性剤、特に脂肪スルホネ
ート、脂肪スルフェート、スルホネート化されたベンズ
イミダゾール誘導体又はアルキルアリール−スルホネー
トである。
【0038】脂肪スルホネート及び脂肪スルフェートは
通常、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩又は任意に
置換されたアンモニウム塩の形で存在し、そして一般的
には、8〜22個のC原子を有するアルキル基を有し、
アルキルはまた、アシル基のアルキル成分を包含する。
その例は、リグニンスルホン酸、ドデシル硫酸エステル
及び脂肪アルコール/酸化エチレンアダクトのスルホン
酸のNa又はCa塩である。スルホン化されたベンズイ
ミダゾール誘導体は好ましくは、2つのスルホニル基及
び約8〜22個のC原子を含む1つの脂肪酸基を含む。
アルキルアリールスルホネートは、ドデシルベンゼンス
ルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸又はナフタレ
ンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮合生成物のNa,C
a又はトリエタノールアミン塩である。
【0039】非イオン性界面活性剤は主に、3〜30個
のグリコールエーテル基及び(脂肪族)炭化水素基に8
〜20個のC原子及びアルキル基に6〜18個のC原子
を含む、脂肪族又は脂環式、飽和又は不飽和脂肪酸及び
アルキルフェノールのポリグリコールエーテル誘導体か
ら選択される。他の適切な非イオン性界面活性剤は、ポ
リプロピレングリコール及びアルキル鎖に1〜10個の
C原子を有するアルキルポリプロピレングリコールに対
する水溶性ポリエチレンオキシアダクトであり、前記ア
ダクトは20〜250個のエチレングリコールエーテル
基及び10〜100個のプロピレンエーテル基を含む。
従来言及されて来た化合物は、プロピレングリコール単
位当たり1〜5個のエチレン単位を含む。
【0040】次のものは、非イオン性界面活性剤の例と
して言及され得る:ノニルフェノールポリエトキシエタ
ノール、ヒマシ油ポリグリコールエーテル、ポリプロピ
レン/酸化ポリエチレンアダクト、トリブチルフェノキ
シ−ポリエトキシ−エタノール、ポリエチレン−グリコ
ール及びオクチルフェノキシ−ポリエトキシエタノー
ル。さらに、ポリオキシエチレン−ソルビタンの脂肪酸
エステル、たとえばポリオキシエチレンソルビタントリ
オレエートがまた適切である。
【0041】カチオン性界面活性剤は、N−置換基とし
て、8〜22個のC原子を有する少なくとも1つのアル
キル基を含み、そして追加の置換基として低級、任意に
ハロゲン化されたアルキル基、ベンジル基又は低級ヒド
ロキシアルキル基を有する第四アンモニウム塩である。
この塩は主に、ハライド、メチルスルフェート又はエチ
ルスルフェート、たとえばステアリルトリメチルアンモ
ニウムクロリド又はベンジルジ−(2−クロロエチル)
−エチルアンモニウムブロミドの形で存在する。
【0042】本発明の自発的分散性濃縮物を調製する場
合、一方では、リン酸エステルテンシド、たとえばトリ
スチリルフェノールポリオキシエチレン−18−モノ/
ジメチル−リン酸エステル:
【化18】 ノニルフェノール−10−ポリオキシエチレン−モノ/
ジメチルリン酸エステル(Diphasol(R)38
73,CIBA−GEIGY);又は同一のSermu
l(R)EA188(SERVO):
【化19】 Tinovetin(R)JU(CIBA−GEIG
Y);ヒドロキシビフェニル−10−エトキシリン酸エ
ステル;ブチル−モノ−4−エトキシ−リン酸エステル
(Zerostat(R)AT,CIBA−GEIG
Y)及び下記化合物:
【化20】 及び他方では、ベタイン化合物、すなわち両性塩及び無
水イミダゾール誘導体、たとえば下記化合物:
【化21】 〔式中、Me〔+〕は水素、アルカリ及び/又はアルカ
リ土類金属を表わし、そしてRx はC1 〜C32アルキル
又はC2 〜C32アルケニル基を表わす〕又は多官能グル
コース誘導体、たとえばGlucate(R)SS及び
SSE−20(Amerchol)が好ましい。
【0043】次の化合物は、ハイドロトロピック剤又は
補乳化剤として作用する医薬的に許容できる溶媒として
使用され得る:たとえば脂肪族カルボン酸(C10
22)と脂肪族アルコール(C3 〜C18)とのエステ
ル、たとえばイソプロピルラウレート、ヘキシルラウレ
ート、デシルラウレート、イソプロピルミリステート及
びラウリルミリステート;6〜16個のメチル基により
置換され、そして6個までの二重結合を有する直鎖炭素
鎖(C12〜C32)を有する炭化水素、たとえばテンペ
ン、たとえばポリメチルブタン及びポリメチルブタン;
エチレングリコール又はプロピレングリコールと脂肪族
カルボン酸(C6 〜C22)とのモノエステル、たとえば
プロピレングリコール モノラウレート及びプロピレン
グリコール モノミリステート;脂肪族アルコール(C
12〜C22)と乳酸とのエステル、たとえばミリスチルラ
クテート又は好ましくはラウリルラクテート;グリセロ
ールと脂肪族カルボン酸(C6 〜C22)とのモノエステ
ル又はジエステル、たとえばグリセリルカプリレート又
はMiglyol(R)812中性油(oleum n
eutrale);少なくとも1つの遊離ヒドロキシル
基を有するポリ(2〜7)エチレングリコール グリセ
ロールエーテルと脂肪族カルボン酸(C6 〜C22)、た
とえば脂肪族アルコール、たとえばドデカノール、テト
ラドデカノール、オレイルアルコール、2−ヘキシルデ
カノール及び2−オクチル−テカノールとのエステル;
ポリ−(2〜10)グリコールと脂肪族カルボン酸(C
6 〜C22)との、少なくとも1つの遊離ヒドロキシル基
を含むエステル、ポリエチレングリコールと脂肪族アル
コール(C12〜C18)とのモノエーテル、たとえばポリ
オキシエチレン−(C10)オクチルエーテル;複素環
式化合物、たとえば1−メチル−2−ピロリドン。
【0044】自発的分散性濃縮物におけるそれらの適用
の前、すべての技術的なテンシドは、溶離剤として不活
性溶媒、たとえばテトラヒドロフラン、エチルアルコー
ル又はジクロロメタンによる酸化アルミニウム上でのク
ロマトグラフィー処理又は濾過により清浄されて来た。
【0045】本発明の自発的分散性濃縮物のための適切
な添加剤は、ビタミン及びプロビタミン〔たとえば、ビ
タミンA(レチノイン酸)、レチノール、カロテン、ト
コフェロール〕、及びまた遊離脂肪酸、たとえば吉草
酸、イソ吉草酸、ソルビン酸、イソカプロン酸、ペラル
ゴン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸、ヘキサコサン酸、
オクタコサン酸、ペンタデカン酸、デシル酸、ウンデシ
ル酸、ドデシル酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン
酸、アラキドン酸、エルカ酸、等である。
【0046】医薬投与のために必要とされる毎日の用量
は、0.001〜25mg/kg体重であり、可能なら、2
〜3回の用量に分けられる。この目的のためには、新規
ステロールエステル及びテルペンエステル、又はそれら
の化合物を有する自発的分散性濃縮物が従来の医薬製剤
及び投与形、たとえば被覆された錠剤、錠剤、カプセ
ル、粉末、顆粒、ペレット、溶液、アンプル、エマルジ
ョン、クリーム又は坐剤中に、従来の賦形剤及び/又は
希釈剤及び安定剤と共に導入され得る。
【0047】本発明の対象物質を形成する、活性物質又
はその混合物、及びそれらの活性物質又はその混合物を
含む自発的分散性濃縮物は、ヒトに対して経口、注射
(静脈、皮下又は筋肉内)又は他の手段で投与される。
それらが経口投与のために固体形として提供される場
合、これは錠剤、顆粒、ペレット、粉末又はカプセル等
の形で存在できる。製剤は添加剤、たとえば医薬賦形
剤、たとえばサッカリド又はセルロース基材、結合剤、
たとえばスターチペースト又はメチルセルロース、充填
剤、又は破壊剤、等を含むことができ、そして薬剤又は
医薬製剤の調製に通常使用される添加剤が使用される。
本発明の活性物質又はその混合物が液体投与形で経口投
与される場合、それらは内部使用のための水性調製物、
懸濁液、エマルジョン及びシロップ等から選択されたい
づれかの形で存在でき、そしてそれらはまた、使用する
前、溶解され又は乳化される乾燥調製物の形でも存在で
きる。
【0048】本発明の活性物質又はその混合物が水溶
液、懸濁液又は油状又は水性エマルジョン、好ましくは
マイクロエマルジョンの形で本発明の自発的分散性濃縮
物から加工される場合でも、それらはまた注身され得
る。しかしながら、抽出物又は濃縮物を水性、液体媒
体、たとえば殺菌水又は生理学的塩化ナトリウム溶液又
はグルコース溶液に溶解し又は懸濁することによって、
投与のすぐ前で、注身用溶液を通常調製する。必要な
ら、通常使用される溶媒、安定剤、保存剤及び等張溶液
の調製のための添加剤が注射のための調製物に添加され
得る。この態様で得られる注射液は、静脈、筋肉内、皮
下又はいづれか他の適切な手段で投与される。
【0049】本発明はまた、腫瘍細胞の増殖を制御する
ために、上記活性物質又はその混合物、又は自発的分散
性濃縮物を含む医薬製剤にも関する。本発明の医薬製剤
は、温血動物への腸(たとえば経口又は直腸)又は非経
口又は局部投与のために使用されるものであり、この製
剤は、単独で又は医薬的に許容できる賦形剤と共に自発
的分散性濃縮物を含む。
【0050】本発明の濃縮物の用量は、温血動物の種、
年齢、及び個々の状態、並びに投与の状態に依存する。
たとえば、約0.1〜50mg/kg体重の範囲での用量が
皮下投与され、そして0.05〜5mg/kg体重の範囲で
の用量が軽い温血動物、たとえばマウス、ラット及びハ
ムスターに腹腔内投与され、腫瘍細胞破壊の効果を達成
する。
【0051】新規医薬製剤の経口及び直腸形は、1〜9
5%、好ましくは10〜95%及び特に20〜95%の
本発明の自発的分散性濃縮物を含む。たとえば、それら
は、単位型投与形;すなわち被覆錠剤、マイクロペレッ
ト、錠剤、坐剤又はアンプル及び特にカプセルとして存
在できる。
【0052】経口形のための医薬的に許容できる適切な
賦形剤は、主に充填剤、たとえば糖(たとえばラクトー
ス、スクロース、マンニトール又はソルビトール)、セ
ルロース調製物及び/又はリン酸カルシウム(たとえば
リン酸三カルシウム又はリン酸水素カルシウム)さらに
結合剤、たとえばスターチペースト、中でもコーンスタ
ーチ、小麦スターチ、米スターチ、又はポテトスター
チ、ゼラチン、トラガカントゴム、メチルカルロース、
ヒドロキシメチルセルロース、ナトリウムカルボキシ−
メチルセルロース及び/又はポリビニルピロリドン及び
/又は破壊剤(所望により)、たとえば上記スターチ、
さらにカルボキシ−メチルスターチ、架橋されたポリビ
ニルピロリドン、寒天、アルギン酸又はその塩、たとえ
ばアルギン酸ナトリウムである。適切な流れ調節剤は、
ポリエチレングリコールNo.200〜600及びそれ
以上のものである。
【0053】ヒトのための好ましい投与形であるゼラチ
ンカプセルは、適切なコーチング、濃縮糖溶液〔場合に
よっては、アラビアゴム、タルリ、ポリビニルピロリド
ン、ポリエチレングリコール及び/又は二酸化チタンを
含む〕、ラッカー溶液(有機溶媒を用いて調製された水
溶液)、又は適切なセルロース調製物、たとえば微結晶
セルロース(Avicel(R))、アセチルセルロー
スフタレート、ヒドロキシ−メチルセルロース−フタレ
ート、Metolose(R),AQOAT(R)、又
はコポリマー、たとえばEudragit(R)L30
Dの溶液の腸用コーチングを供給される。
【0054】本発明において特に適切である経口使用の
ための医薬投与形は、可塑剤、たとえばグリセロール又
はソルビトールを含む2個構成(two−piece)
ゼラチンカプセルである。軟質ゼラチン又は硬質ゼラチ
ン及びAQOAT(R)ヒドロキシプロピルメチルセル
ロースから製造されたカプセルは、充填剤、たとえばラ
クトース、結合剤、たとえばスターチ及び/又はタルク
又はステアリン酸マグネシウム、及び適切には安定剤及
び酸化防止剤、たとえばα−,β−又はγ−トコフェロ
ールとの混合物として、本発明の自発的分散性濃縮物を
含むことができる。安定剤及び酸化防止剤がまた添加さ
れ得る、適切な液体、たとえば液体ポリエチレングリコ
ールNo.200〜600を希釈剤として使用すること
が好ましい。
【0055】非経口投与のためには、蒸留水が本発明の
濃縮物に添加される。注射のための水性マイクロエマル
ジョンに、増粘物質、たとえばNa−カルボキシメチル
セルロース、ソルビトール、マンエトール及び/又はデ
キストラン並びに所望には、また安定剤及び酸化防止剤
が添加され得る。非経口投与のための医薬製剤は好まし
くは、0.1〜60%、特に1〜40%の本発明の自発
的分散性濃縮物を含む。特に、皮膚癌の予防及び処理の
ために適切である、局部使用のための適切な製剤は、た
とえばクリーム、軟膏、ペースト、フォーム、チンキ剤
及び溶液であり、これは0.001〜70%の本発明の
濃縮物を含む。
【0056】クリーム、及び50%以上の水を含む水中
油エマルジョンのために使用される油状基材は主に、脂
肪アルコール、たとえばラウリルアルコール、セチルア
ルコール又はステアリルアルコール、液体〜固体コンシ
ステンシ−のワックス、たとえばイソプロピルミリステ
ート、羊毛ワックス又はミツロウ及び/又は炭化水素、
たとえば石油ゼリー(ペトロラタム)又はパラフィン油
である。それらの油状基材を乳化するのに主に適切であ
る物質は、主に親水性質を有する医薬的に許容できる界
面活性物質、たとえば8以下のHLB値を有する非イオ
ン性乳化剤、特にポリアルコール又は酸化エチレンアダ
クトの脂肪酸エステル(たとえばポリグリセロール脂肪
酸エステル又はポリエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル)である。水性相に添加される添加剤は、クリームの
乾燥を防ぐ剤、たとえばポリアルコール、たとえばグリ
セロール、ソルビトール、プロピレングリコール及び/
又はポリエチレングリコールNo.200〜600及び
さらに、保存剤、臭気付与物質等である。
【0057】軟膏は、70%まで、但し好ましくは20
〜50%の水又は水性相を含む油中水エマルジョンであ
る。脂質相として適切である物質は主に炭化水素、たと
えば石油ゼリー、パラフィン油及び/又は固体パラフィ
ンであり、これは水結合能力を改良するのに適切なヒド
ロキシ化合物、たとえば脂肪アルコール又はエステル、
たとえばセチルアルコール又は羊毛ワックスアルコール
を含む。多くの場合、8〜16のHLB値を有する乳化
剤、たとえばソルビタン脂肪酸エステル(たとえばソル
ビタン イソステアロール)がまた添加される。水性相
に添加される添加剤は、中でも保湿剤、たとえばポリア
ルコール(グリセロール、プロピレングリコール、ソル
ビトール及び/又はポリエチレングリコールNo.20
0,400,600);及び保存剤、臭気付与物質等で
ある。
【0058】脂肪軟膏は無水性であり、そして主に、基
材として炭化水素、たとえばパラフィン、石油ゼリー及
び/又は液体パラフィン;天然又は一部合成の脂肪、た
とえばココナッツ脂肪トリグリセリド、グリセロールの
脂肪酸一部エステル、たとえば脂肪アルコール、水吸収
能力を高める乳化剤及び/又は添加剤を含み、それらの
すべては、軟膏に関してこれまで言及されている。
【0059】ペーストは、分泌物を吸収する粉末成分、
たとえば金属酸化物(たとえば酸化チタン又は酸化亜
鉛)及び存在するいづれかの湿気を結合し又は放出する
アルミニウムシリケートを含むクリーム及び軟膏であ
る。フォームは加圧された容器から投与され、そしてエ
アゾール形で存在する本発明の自発的分散性濃縮物の水
中油エマルジョンであり、そしてハロゲン化された炭化
水素(たとえば低級クロロフルオロアルカン;たとえば
ジクロロジフルオロメタン及びジクロロテトラフルオロ
エタン)が噴射剤として添加される。添加され得る他の
物質は、従来の添加剤、たとえば保存剤、等である。
【0060】本発明はまた、腫瘍細胞の増殖を阻害する
ためへの、又はヒト及び動物における腫瘍症の予防剤と
しての本発明の活性物質、その混合物及び自発的乳化性
濃縮物の使用に関し、その投与は好ましくは、上記医薬
製剤に対応する投与形で実施される。
【0061】
【実施例】本発明のビオテンシドエステルの調製例: 1.アザフリン(Azafrin)フィチルエステルの
調製方法 クロロホルム50ml中、アザフリン〔式(XXII)に対
応する化合物;Helv.Chim.Acta 58
(1975)1722−1727及びHelv.Chi
m.Acta 65(1982)353〜354〕80
mgに、N,N′−カルボニルイミダゾール65mgを添加
する。その反応混合物を20℃で12時放置し;次にフ
ィトール(3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘ
キサデセン−1−オール;33%シス及び67%トラン
ス)30mgを添加する。30℃でさらに12時間後、溶
媒を蒸留し、そして残渣を酢酸エチルに取る。この溶液
を1/10Nの塩酸により1度及び1/10Nの水酸化
ナトリウムにより1度洗浄し、そして次に溶媒を蒸留す
る。残渣をシリカゲルカラム上でクロマトグラフィー処
理する;溶離剤:n−ヘキサン/酢酸エチル9:1.λ
max .233.0nm( 及び0.92(TLC)のRf 値を有するアザフリンフ
ィチルエステルを得る。
【0062】2.すべてのトランスレチノイン酸フィチ
ルエステルの調製 5℃でのトルエン50ml中、すべてのトランスレチノイ
ン酸600mg及びジメチルホルムアミド50mgに、トル
エン30ml中、塩化オキサリル360mgを滴下する。2
0℃で4時間放置した後、溶媒の半分を真空下で蒸留す
る。その残渣に、トルエン30ml中、フィトール(3,
7,11,15−テトラメチル−2−ヘキサデセン−1
−オール;33%シス及び67%トランス)300mg及
びp−ジメチルアミノピリジン50mgを添加する。その
反応溶液を60〜70℃で2時間、還流する。続いて、
溶媒をRotarapor上で蒸留する。残渣を、ヘキ
サン/酢酸エチル(9:1)によるシリカゲルカラム上
でのクロマトグラフィー処理する。λmax .360.5
nm(ジクロロメタン)のUV−吸光度;1.492 有するすべてのトランスレチノイン酸フィチルエステル
を得る。 IR 2929cm-1 ν(CH) 2867cm-1 ν(CH) 1738cm-1 ν(C=O)エステル 1701cm-1 ν(C=O)エステル 1583cm-1 ν(C=C)a.t.レチネート 1462cm-1 δ(CH) 1378cm-1 δ(CH3 ) 1152cm-1 ν(C−O)エステル 969cm-1 δ(CH)トランス(C−C) FT RAMAN 1585cm-1 (C=C) C13 NMR エステルは63ppm でα(CH2 )フィトールを結合 する。
【0063】3.すべてのトランスレチノイン酸ファル
ネシルエステルの調製 5℃でのトルエン50ml中、すべてのトランスレチノイ
ン酸600mgに、トルエン30ml中、塩化オキサリル3
60mgを滴下する。20℃で10分間放置した後、溶媒
の半分を真空下で蒸留する。残る溶液を、3,7,11
−トリメチル−(2,6,10−ドデカトリエン−1−
オール)〔トランス−トランス及びシス−トランスファ
ルネソールの混合物〕220mg、トルエン40ml中、ジ
メチルホルムアミド150mgから成る溶液に、20℃で
撹拌しながら30分間にわたって滴下する。続いて、そ
の反応溶液を60〜70℃で2時間、還流する。次に、
溶媒を真空下で還流し、そして残渣を溶離剤としてヘキ
サン/酢酸エチル(9:1)を用いてクロマトグラフィ
ー処理する。366.5nmのλmax .のUV−吸光 のRf 値を有するすべてのトランスレチノイン酸ファル
ネシルエステルを得る。類似する態様で、次のビオテン
シドエステルをまた得る: すべてのトランスレチノイン酸 UV λmax .360.5nm フィチルエステル RI 1.49266 Rf 値 0.67,0.71及び0.83 すべてのトランスレチノイン酸 UV λmax .365.5nm シトロネリルエステル RI 1.51362 Rf 0.79及び0.88 すべてのトランスレチノイン酸 ゲラニルエステル
【0064】4.カプリル酸フィチルエステルの調製 フィトール(3,7,11,15−テトラメチル−2−
ヘキサデセン−1−オール)3g及びジメチルホルムア
ミド1.5gのトルエン50ml溶液に、20℃でのトル
エン25ml中、カプリル酸クロリド2g(過剰)から成
る溶液を、30分間にわたって滴下する。続いて、その
反応溶液を60〜70℃に加熱し、そして2時間、還流
する。溶媒を真空下で蒸留した後、残渣をシリカゲルカ
ラム上に取り、そして溶離剤としてのヘキサン/酢酸エ
チル(9:1)によりクロマトグラフィー処理する。 カプリル酸フィチルエステルを得る UV λmax .240.0nm RI 1.46328 類似する態様で、次のビオテンシドエステルをまた得
る: ピバル酸フィチルエステル UV λmax .236.8nm RI 1.45750 ペラルゴン酸フィチルエステル UV λmax .231.8nm RI 1.46198 クロトン酸フィチルエステル UV λmax .242.0nm RI 1.46328 10−ウンデシレン酸フィチルエステル ラウリン酸フィチルエステル パルミチン酸フィチルエステル UV λmax .232.8nm RI 1.46182 オレイン酸フィチルエステル UV λmax .232.6nm RI 1.46586 パルミチン酸ファルネシルエステル オレイン酸ファルネシルエステル パルミチン酸シトロネリルエステル オレイン酸シトロネリルエステル パルミチン酸ゲラニルエステル オレイン酸ゲラニルエステル
【0065】5.アゼライン酸−ビス−フィチルエステ
ルの調製 トルエン50ml中、フィトール(3,7,11,15−
テトラメチル−2−ヘキサデセン−1−オール)6g及
びジメチルホルムアミド2gに、20℃でトルエン25
ml中、アゼライン酸ジクロリド2.5g(過剰)から成
る溶液を、30分内にわたって滴下する。続いて、その
反応混合物を加熱し、そして70℃で3時間、還流す
る。溶媒をRotavapor上で真空蒸留した後、残
渣をシリカゲルカラム上に取り、そして溶離剤としての
ヘキサン/酢酸エチル(9:1)によりクロマトグラフ
ィー処理する。アゼライン酸ビス−フィチルエステルを
得る。UVλmax .233.0nm(ジクロロメタン)、
RI 1.46444,Rf0.89。 類似する態様で次のビオテンシドジエステルを得る: セバシン酸ビス−フィチルエステル UV λmax .232.6nm RI 1.46722 グルタル酸ビス−フィチルエステル UV λmax .240.0nm RI 1.46622 フマル酸ビス−フィチルエステル UV λmax .241.6nm RI 1.46884 マロン酸ビス−フィチルエステル UV λmax .236.8nm RI 1.46588 琥珀酸ビス−フィチルエステル IR 2929cm-1 ν(CH) 2868cm-1 ν(CH) 1730cm-1 ν(C=O)エステル 1385cm-1 δ(CH3 ) 1161cm-1 ν(C−O)エステル アゼライン酸ビス−ゲラニルエステル アゼライン酸ビス−ファルネシルエステル アゼライン酸ビス−シトロネリルエステル 琥珀酸エチル−フィチルエステル 琥珀酸メチル−フィチルエステル UV λmax .240.0nm RI 1.46024 グルタル酸エチル−フィチルエステル UV λmax .240.0nm RI 1.46310 グルタル酸メチル−フィチルエステル アゼライン酸エチル−フィチルエステル アゼライン酸メチル−フィチルエステル
【0066】溶媒及びハイドロトロピック剤(コエマル
ゲーター)として式(I)〜(VII)のビオテンシドエ
ステルを含む本発明の自発的分散性濃縮物の組成物例: a)0.5〜30重量%の1又は複数の治療又は化粧
剤、1〜40重量%の1又は複数の式(I)〜(VII )
の本発明のビオテンシドエステル、0〜45重量%のリ
ン酸エステルテンシド、たとえばDIPHASOL
(R)3873(CIBA−GEIGY)又は同一のS
ERMUL(R)EA188(SERVO)、テンシド
508(CIBA−GEIGY),ZEROSTAT
(R)AN又はAT(CIBA−GEIGY),TIN
OVETIN(R)JU(CIBA−GEIGY),S
OPROPHOR(R)FL(Rhone−Poule
ne),5〜90重量%のINVADIN(R)JFC
800%(CIBA−GEIGY)。
【0067】INVADIN(R)JFC800%(C
IBA−GEIGY)は、9〜10個のオキシエチレン
基を有する医薬的に許容できるtert.オクチル−フ
ェニル−ポリオキシエチレン−エーテルである。Dip
hasol(R)3873(CIBA−GEIGY)及
び同一のSermul(R)EA188(SERVO)
は、それぞれ50%の次の式の化合物から成る組合せの
エマルゲーターである:
【化22】
【0068】テンシド508(CIBA−GEIGY)
は、下記式のエマルゲーターである:
【化23】
【0069】Tinovetin(R)JU(CIBA
−GEIGY)は、ヒドロキシビスフェニル−10−エ
トキシ−リン酸エステルであり;Zerostat
(R)AT(CIBA−GEIGY)は、ブチル−モノ
−4−エトキシ−リン酸エステルであり;Zerost
at(R)(CIBA−GEIGY)は下記式のエマル
ゲーターである:
【化24】
【0070】Soprophor(R)FL(Rhon
e−Poulenc)は、下記式のトリスチリルフェノ
ール−ポリオキシエチレン18−リン酸エステルであ
る:
【化25】
【0071】b)0.5〜30重量%の1又は複数の治
療又は化粧剤、1〜40重量%の1又は複数の式(I)
〜(VII )の本発明のビオテンシドエステル、0〜45
重量%のベタイン化合物、すなわち下記式:
【化26】 〔式中、Me〔+〕は水素、アルカリ及びアルカリ土類
原子を表わし、そしてR x はC1 〜C32アルキル又はC
2 〜C32アルケニル基を表わす〕で表わされる中性、塩
−及び無水イミダゾール誘導体、特定の例として、製品
Amphonyl(R)CAA(Oranienbur
ger Chemikalien A.G.)〔ココナ
ッツ脂肪酸に基づいて生成されるイミダゾール誘導体〕
を挙げることができる。
【0072】c)10重量%の油状抗腫瘍剤、たとえば
前記で列挙されたものから選択された化合物、たとえば
10−ウンデセニル−エルゴカルシフェリル−エステ
ル、20重量%の式(I)〜(VII )の本発明のビオテ
ンシドエステル、35重量%のInvadin(R)J
FC800%、35重量%のDiphasol(R)3
873。
【0073】d)5重量%の結晶性抗腫瘍剤、たとえば
前記で列挙されたものから選択された化合物、たとえば
10−ウンデセニル−エルゴカルシフェリル−エステ
ル、15重量%の式(I)〜(VII )の本発明のビオテ
ンシドエステル、40重量%のInvadin(R)J
FC800%、40重量%のSoprophor(R)
FL又はAmphonyl(R)C−AA。 試験濃縮物の異なった組成物による比較アッセイ: 基本原料:10重量%のコレカルシオール−10−ウン
デセノエート(C 11:1−D3 )、10重量%のウ
ンデセニル シトロネリルエステル(C 11:1−シ
トロネリルエステル)、80重量%のテンシド混合物N
o.1〜8。
【0074】Py6−細胞(ウィルス形質転換されたマ
ウス−線維芽細胞)によるインビトロでの水性マイクロ
−及びマクロエマルジョン〔1:1000(=1000
ppm の活性物質含有量)〕の試験: 下記のものを含む濃縮物: 表面張力 (プレート法) No.1 50:50 Invadin 33.8mN/m JFC800%/Soprophor FL No.2 60:40 Invadin 30.6mN/m JFC800%/Amphonyl CAA No.3 50:50 Invadin 31.6mN/m JFC800%/Diphasol 3873 No.4 100% Cremophor EL 36.9mN/m No.5 50:50 Invadin 31.7mN/m JFC800%/Glucate SS No.6 50:50 Invadin 28.3mN/m JFC800%/Phosal 75SA No.7 50:50 Invadin 32.6mN/m JFC800%/Phospholipon 80 No.8 100% Phospholan PMP9 31.7mN/m Py6−細胞に対する細胞毒性:最高活性の希釈度1:
【0075】
【表1】
【0076】″複数単位″の形で本発明のMARIGE
NOL(R)濃縮物を含む全身性製剤の医薬製品の例: a)顆粒化(顆粒及びペレット) Metolose(R)90SH−4000 90.0g (Shin−Etsu Chemical) Avicel(R)PH−101 80.3g 本発明のMARIGENOL(R)−濃縮物 139.4g Aerosil(R)200 80.3g ──────── Σ 390.0g 110gのエタノールの添加、粉砕、18〜42メッシ
ュスクリーン上で篩分け、40℃で24時間の乾燥を伴
っての、高速度ミキサー又は流動層における顆粒化。
【0077】b)AQOAT(R)AS−HG(Shi
n−Etsu Chemical)及びタルクを用いて
の流動層におけるMSR−及び持効性コーチング: c)最終顆粒又はマイクロペレットの組成: コア材料 44重量% 本発明のMARIGENOL(R)−濃縮物 25重量% 腸コーチング 31重量% ──────── Σ 100重量% N.B. a)のペレット又は顆粒をまた、AQOAT
(R)(HPMC−AS−M又はHPMC−AS−N)
から製造され、アセトン/エタノール(1:1)により
密封され、そして従って、pH調節及び持効性の機能を行
なうことができるカプセル中に、続いてのコーチングを
伴わないで充填する。この新規投与形は、それらの高め
られた安定性のために本発明の濃縮物のために好まし
い。 N.B.:MARIGENOL(R)は、MARIGE
N S.A.,RIEHENの登録商標(TM)であ
る。
【0078】本発明のMARIGENOL(R)−濃縮
物により生成された、マイクロエマルジョンにおけるミ
セルの流体力学的半径の測定: 次の本発明の濃縮物を、1:1000の比で蒸留水によ
り希釈した(活性物質の含有量に基づいて計算され
た): a)10重量%の10−ウンデセニル酸エルゴカルシフ
ェリルエステル、20重量%のアゼライン酸ビスシトロ
ネリルエステル、35重量%のInvadin(R)J
FC 800%、35重量%のDiphasol(R)
3873。
【0079】b)5重量%の10−ウンデセニル酸エル
ゴステリルエステル、15重量%の10−ウンデセニル
酸フィチルエステル、40重量%のInvadin
(R)JFC 800%、40重量%のDiphaso
l(R)3873。 Institute for Polymer Che
mistry ofthe Swiss Federa
l Institute of Technology
(E.T.H.),Zuerich(Prof.Dr.
Pierluigi LUISI and Prof.
Dr.Peter SCHURTENBERGER)
で、前記生成されたマイクロエマルジョンを、超感受性
光分散測定にゆだねた。その結果は、試験されたマイク
ロエマルジョンに形成されたミセルの流体力学的半径は
1〜1.2μmであることを示した。
【0080】本発明のテルペンエステルを溶媒として含
む濃縮物の高められた生物利用性/治療効能を示す例: Py6−細胞(ポリオーマー形質転換3T3−マウス細胞:線維芽細胞)に対 する細胞毒性: 最高の細胞毒性希釈度 24時間の実験 48時間の実験 β−エストラジオール 1:327′680 1:655′360 −濃縮物1) N.B.: 1)下記成分により形成される濃縮物:3.2重量%の
β−エストラジオール〔1,3,5−エストラジオール
−3,17β−ジオール〕、32.2重量%のフマル酸
フィチル−ジエステル、64.5重量%のInvadi
n JFC 800%。 最高の細胞毒性希釈度 24時間の実験 48時間の実験 DMSOにより希釈された C11:1−D3 −濃縮物 1:2′560 1:2′560 水により希釈された C11:1−D3 −濃縮物2) 1:512′000 1:512′000 N.B.: 2)下記成分を含む濃縮物:10重量%の活性物質とし
てのウンデセニル酸コレカルシフェリルエステル、45
重量%のアゼライン酸フィチル−ジエステル、45重量
%のInvadin JFC 800%。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 コンラド ハー.オイグスター スイス国,ツェーハー−8304 バーリセレ ン,ヘレンギートリシュトラーセ 18 (72)発明者 バルター ハルデマン スイス国,ツェーハー−4102 ビンニンゲ ン,ツァイゲルベーク 23 (72)発明者 ジョルジョ リバラ イタリア国,イ−10126 トリノ,コルソ ブラマンテ,88,レ モリネッテ,オス ペダール マジョーレ サン ジョバンニ バッティスタ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)〜(VII ): 【化1】 〔式中:R1 は、3,7−ジメチル−6−オクテニル、
    (β−ロジニル)〔シトロネリル〕;(E)−3,7−
    ジメチル−2,6−オクタジエン−1−イル〔ゲラニ
    ル〕;3,7,11−トリメチル−2,6,10−ドデ
    カトリエン−1−イル〔ファルネシル〕;3,7,1
    1,15−テトラメチル−2−ヘキサデセン−1−イル
    〔フィチル〕又は3,7,11,15−テトラメチル−
    1−ヘキサデセン−3−イル〔イソフィチル〕を表わ
    し;R2 は、水素、ハロゲン、C1 〜C4 アルキル、
    3,7−ジメチル−6−オクテニル、(E)−3,7−
    ジメチル−2,6−オクタジエン−1−イル;3,7,
    11−トリメチル−2,6,10−ドデカトリエン−1
    −イル;3,7,11,15−テトラメチル−2−ヘキ
    サデセン−1−イル又は3,7,11,15−テトラメ
    チル−1−ヘキサデセン−3−イルを表わし;mは1〜
    18の数であり;R3 は水素又はメチルを表わし;R5
    はC1 〜C32アルキル又はC2 〜C32アルケニル又はア
    ルカポリエン基を表わし;n,o,pは1,2,3,4
    又は5の数であり;そしてR4 は下記式: 【化2】 で表わされる基の1つを表わす〕で表わされるビオテン
    シドエステル。
  2. 【請求項2】 前記式(I)〜(VII )において、R1
    がシトロネリル、ゲラニル、ファルネシル、フィチル又
    はイソフィチルを表わし、R2 が塩素、メチル、シトロ
    ネリル、ゲラニル、ファルネシル、フィチル又はイソフ
    ィチルを表わし、R3 が水素を表わし、R5 がC8 〜C
    22アルキル基又はC8 〜C22アルケニル及びアルカポリ
    エン基をそれぞれ表わし、n及びoが1又は2の数であ
    り、pは1の数であり、そしてR4 が下記式: 【化3】 で表わされる基の1つを表わす請求項1記載のビオテン
    シドエステル。
  3. 【請求項3】 琥珀酸ビス−フィチルエステル;マロン
    酸ビス−フィチルエステル;グルタル酸ビス−フィチル
    エステル;フマル酸ビス−フィチルエステル;アジピン
    酸ビス−フィチルエステル;ピメリン酸ビス−フィチル
    エステル;スベリン酸ビス−フィチルエステル;アゼラ
    イン酸−フィチルエステル;セバシン酸ビス−フィチル
    エステル;グルタル酸ビス−シトロネリルエステル;フ
    マル酸ビス−シトロネリルエステル;アゼライン酸ビス
    −シトロネリルエステル;セバシン酸ビス−シトロネリ
    ルエステル;すべてのトランスレチノイン酸シトロネリ
    ルエステル;すべてのトランスレチノイン酸ゲラニンエ
    ステル;すべてのトランスレチノイン酸ファルネシルエ
    ステル;すべてのトランスレチノイン酸フィチルエステ
    ル;アザフリン−フィチルエステル;クロトニル−フィ
    トレート;バレリル−フィトレート;ピバロイル−フィ
    トレート;カプロイル−フィトレート;ペラルゴニル−
    フィトレート;10−ウンデセノイル−フィトレート;
    トランス−2−ドデセニル−フィトレート;ラウリル−
    フィトレート;パルミトイルフィトレート;エライジン
    酸フィトレート;リノール酸フィトレート;リノレン酸
    フィトレート;琥珀酸エチル−フィチル−ジエステル;
    琥珀酸メチル−フィチル−ジエステル;グルタル酸メチ
    ル−フィチル−ジエステル;グルタル酸メチル−フィチ
    ル−ジエステル;アゼライン酸メチル−フィチル−ジエ
    ステル;及びセバシン酸メチル−フィチル−ジエステル
    の化合物の1種である請求項2記載のビオテンシドエス
    テル。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のビオテンシドエステルの
    製造方法であって、塩素化剤又は臭素化剤により、下記
    一般式(XI)〜(XVII ): 【化4】 〔式中、mは1,2,3,4又は5の数であり;R3
    水素又はメチルを表わし;R5 はC1 〜C32アルキル又
    はC2 〜C32アルケニル又はアルカポリエン基を表わ
    し;n,o及びpは1,2,3,4又は5の数であり;
    そしてR4 は下記式: 【化5】 で表わされる基の1つを表わす〕で表わされる化合物の
    クロリド又はブロミドを形成し、そして続いて、40〜
    120℃の温度で及び触媒の存在下で、中性溶媒中にお
    いてシトロネロール、ゲラニオール、ファルネソール、
    フィトール又はイソフィトールと反応せしめることを含
    んで成る方法。
  5. 【請求項5】 ハイドロトロピック剤又はコエマルゲー
    ターとして、0.001〜50重量%の請求項1記載の
    式(I)〜(VII )のビオテンシドエステル及びそのよ
    うなエステルの混合物の1種、並びに0.001〜30
    重量%の1又は複数の治療剤又は化粧剤、0.001〜
    90重量%の医薬的に許容できるテンシド又はテンシド
    混合物、10重量%までのビタミン又はプロビタミン、
    10重量%までの遊離脂肪酸及び/又は従来の賦形剤及
    び/又は希釈を用いることによって配合される自発的分
    散性濃縮物。
  6. 【請求項6】 ハイドロピック剤又はコエマルゲーター
    として、10〜50重量%の請求項1記載の式(I)〜
    (VII )のビオテンシドエステル及びそのようなエステ
    ルの混合物の1種、並びに0.5〜30重量%の1又は
    複数の治療剤又は化粧剤、45重量%までのリン酸エス
    テルテンシド又は下記式: 【化6】 〔式中、Me〔+〕は水素、アルカリ及びアルカリ土類
    原子を表わし、そしてR x はC1 〜C32のアルキル又は
    2 〜C32のアルケニル基を表わす〕で表わされるテン
    シド、又は多官能グルコース誘導体、及び45重量%ま
    での医療的に許容できる、9〜10個のオキシエチレン
    基を有するtert.オクチルフェニルポリオキシエチ
    レンエーテルを用いることによって配合される請求項5
    記載の自発的分散性濃縮物。
  7. 【請求項7】 ハイドロピック剤又はコエマルゲーター
    として、20重量%の請求項1記載の式(I)〜(VII
    )のビオテンシドエステル及びそのようなエステルの
    混合物、並びに10重量%の油状粘稠度の抗腫瘍剤、3
    5重量%の医療的に許容できる、9〜10個のオキシエ
    チレン基を有するtert.オクチルフェニルポリオキ
    シエチレンエーテル及び35重量%のリン酸エステルテ
    ンシド又は下記式: 【化7】 〔式中、Me〔+〕は水素、アルカリ及びアルカリ土類
    原子を表わし、そしてR x がC1 〜C32のアルキル又は
    2 〜C32のアルケニル基を表わす〕で表わされる両
    性、無水イミダゾール誘導体、又は多官能価グルコース
    誘導体を用いることによって配合される請求項5記載の
    自発的分散性濃縮物。
  8. 【請求項8】 ハイドロトロピック剤又はコエマルゲー
    ターとして、15重量%の請求項1記載の式(I)〜
    (VII )のビオテンシドエステル及びそのようなエステ
    ルの混合物、並びに0.5〜30重量%の1又は複数の
    治療剤又は化粧剤、40重量%までの医療的に許容でき
    る、9〜10個のオキシエチレン基を有するtert.
    オクチルフェニルポリオキシエチレンエーテル及び40
    重量%までのリン酸エステルテンシドを用いることによ
    って配合される請求項5記載の自発的分散性濃縮物。
  9. 【請求項9】 1〜95重量%の請求項6記載の自発的
    分散性濃縮物及び10重量%までの医薬的に許容できる
    賦形剤、溶媒又は安定剤を含み、そしてマイクロペレッ
    ト、顆粒、糖衣錠、坐剤、アンプル又はカプセルとして
    単位用量形で配合される全身性治療用製剤。
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