JPH07258135A - ジプロピレングリコールt−ブチルエーテルを製造および採取する方法 - Google Patents

ジプロピレングリコールt−ブチルエーテルを製造および採取する方法

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JPH07258135A
JPH07258135A JP7052110A JP5211095A JPH07258135A JP H07258135 A JPH07258135 A JP H07258135A JP 7052110 A JP7052110 A JP 7052110A JP 5211095 A JP5211095 A JP 5211095A JP H07258135 A JPH07258135 A JP H07258135A
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JP
Japan
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dptb
glycol
dipropylene glycol
butyl ether
extractant
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JP7052110A
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English (en)
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Te Chang
チャン テ
Stephen H Harris
エイチ ハリス ステフェン
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Lyondell Chemical Technology LP
Original Assignee
Arco Chemical Technology LP
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C41/00Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
    • C07C41/01Preparation of ethers
    • C07C41/34Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
    • C07C41/40Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change of physical state, e.g. by crystallisation
    • C07C41/42Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives by change of physical state, e.g. by crystallisation by distillation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
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    • Y02P20/582Recycling of unreacted starting or intermediate materials
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ジプロピレングリコールt−ブチルエーテル
(DPTB)を酸触媒の存在下でジプロピレングリコー
ルをイソブチレンと反応させることによって製造する。
抽出剤グリコール好ましくはジプロピレングリコールを
用いた生成物混合物の抽出蒸留により、ジ−t−ブチル
エーテル不純物を塔頂生成物として除去し、DPTB生
成物を蒸留して、DPTBからグリコール抽出剤を分離
する。 【効果】 本発明により実質的にジエーテルを含まず、
溶剤として非常に有用な高純度DPTBが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジプロピレングリコー
ルとイソブチレンとの酸触媒反応から得られる生成物で
あるジプロピレングリコールt−ブチルエーテル(DP
TB)の精製方法に関する。より詳しくは、本発明は純
粋なDPTBの採取を可能にする抽出剤グリコールを使
用する蒸留方法である。
【0002】
【従来の技術】ジプロピレングリコールt−ブチルエー
テル(DPTB)は、すぐれた溶解力、低臭気、良好な
凝集特性(coalescing propertie
s)、および割合に低い蒸気圧のため、洗浄剤および塗
料に有用な溶剤となる。DPTBは酸触媒の存在下でジ
プロピレングリコールをイソブチレンと反応させること
によって製造することができる。この方法で製造される
粗製DPTBは、未反応ジプロピレングリコールとジプ
ロピレングリコールから誘導されるジ−t−ブチルエー
テルとを含む。DPTBはジプロピレングリコールより
も揮発性が高く、これら二物質は通常の蒸留技術によっ
て首尾良く分離することができる。一方、ジプロピレン
グリコールから誘導されるジ−t−ブチルエーテルは、
DPTBから簡単には分離されない。これらの化合物は
大体同じ沸点範囲を有するからである。
【0003】この方法で生成されるジ−t−ブチルエー
テルの量を最小限におさえるために、DPTBを、過剰
のジプロピレングリコールを用いて製造することがで
き、したがって主要な分離の問題は未反応ジプロピレン
グリコールからDPTBを分離することにある。このと
き、DPTB生成物中に残留するジ−t−ブチルエーテ
ルの濃度は非常に低い。
【0004】不都合なことに、ジプロピレングリコール
から誘導されるジ−t−ブチルエーテルは水と混和しな
い。したがって、DPTB中のジエーテル不純物は低い
濃度でも水混和性を大きくそこない、DPTBの水性混
合物に曇った外観を与える。十分な水混和性を有するD
PTB生成物を得るためには、ジ−t−ブチルエーテル
不純物の除去が必要である。しかし、DPTBとジ−t
−ブチルエーテル不純物の沸点は大体同じであるため、
通常の蒸留による精製は実用的でない。
【0005】大体同じ沸点を有する化合物の分離のため
に、しばしば抽出蒸留が使用される。この方法において
は、当該化合物間の沸点差を拡大するために、蒸留工程
で抽出剤が加えられる。たとえば、Bergら(米国特
許第4,585,526号明細書)は、抽出剤としてプ
ロポキシプロパノールを使用して、m−キシレンからo
−キシレンを分離することを教示している。多くの抽出
蒸留法が公知であるが、本件の出願人はグリコールジエ
ーテル不純物からグリコールモノエーテルを分離する抽
出蒸留法があるということを知らない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】DPTBとジプロピレ
ングリコールから誘導される小さな割合のジ−t−ブチ
ルエーテル不純物との混合物からDPTBを採取する方
法が必要である。好ましくは、この方法は、ジエーテル
の存在によって生じる水混和性の問題を克服するのに十
分なだけDPTBの純度を高めうるようなものである。
好ましい方法は、実施が容易で、かつジプロピレングリ
コールとイソブチレンからDPTBを製造する方法と統
合しうるようなものである。
【0007】
【課題を解決するための手段1】本発明は、ジプロピレ
ングリコールt−ブチルエーテル(DPTB)とジプロ
ピレングリコールから誘導される小さな割合のジ−t−
ブチルエーテル不純物との混合物から、DPTBを採取
する方法である。DPTBとジ−t−ブチルエーテル不
純物とは大体同じ沸点範囲を有するが、ここでの意外な
発見によれば、前記混合物を抽出剤グリコールの存在下
で抽出蒸留塔内で蒸留すると、前記不純物を除去して首
尾良くDPTBを精製することができる。有効な抽出剤
グリコールは、ジプロピレングリコールとジプロピレン
グリコールよりも高い沸点を有するグリコール類とであ
る。抽出剤グリコールは、前記混合物から塔頂蒸留生成
物としてジ−t−ブチルエーテル不純物の除去を可能に
するのに有効な量だけ使用する。ジ−t−ブチルエーテ
ル不純物の除去後、前記混合物を生成物蒸留塔内で蒸留
して、実質的にジ−t−ブチルエーテル不純物を含まな
いDPTBを塔頂生成物として採取する。
【0008】本発明はDPTBを製造および採取する方
法を含む。この方法においては、まず、酸触媒の存在下
でジプロピレングリコールをイソブチレンと反応させる
ことによって、DPTBが製造される。次に、DPTB
と未反応ジプロピレングリコールとジ−t−ブチルエー
テル不純物とを含む生成物混合物を、前述のように抽出
剤グリコールを使用して抽出蒸留によって精製する。し
たがって、本発明の精製方法はDPTBを製造する方法
と首尾良く統合される。
【0009】
【発明の効果】本発明の重要な効果は、実質的にジ−t
−ブチルエーテルとイソブチレンオリゴマー不純物とを
含まないDPTBの製造が可能であり、通常の方法で製
造され精製されるDPTBにおける水混和性の問題が克
服される、ということである。ジプロピレングリコール
を抽出剤グリコールとして使用できるので、精製がDP
TB製造方法に首尾良く統合される。
【0010】
【実施例1】図1は、本発明の方法によりジプロピレン
グリコールt−ブチルエーテル(DPTB)を製造およ
び採取するための一つの実施態様を示す。ジプロピレン
グリコールとイソブチレンは酸性樹脂床1で反応する。
未反応イソブチレンはフラッシュタンク2内で反応器流
出液をフラッシュ蒸留することによって採取される。生
成物は、抽出蒸留塔3内で添加ジプロピレングリコール
(抽出剤)の存在下で蒸留される。
【0011】ジ−t−ブチルエーテルおよびイソブチレ
ンオリゴマー不純物は塔頂から除去され、また随意に酸
性樹脂床に戻される。抽出蒸留塔残液は生成物蒸留塔4
内で再蒸留され、精製DPTBが採取される。ジプロピ
レングリコール(DPG)は生成物蒸留塔から採取さ
れ、抽出蒸留塔、または酸性樹脂床、またはこれら両者
に戻される。
【0012】
【課題を解決するための手段2】本発明はジプロピレン
グリコールt−ブチルエーテル(DPTB)を採取する
方法である。「DPTB」という言葉はジプロピレング
リコールから誘導されるすべてのモノ−t−ブチルエー
テルを意味するものとする。DPTBは酸性条件下でジ
プロピレングリコールをイソブチレンと反応させること
によって製造することができる。得られる生成物混合物
は、DPTBと未反応ジプロピレングリコールとジプロ
ピレングリコールから誘導されるジ−t−ブチルエーテ
ル不純物とを含み、特有の分離の問題を生じる。DPT
Bとジ−t−ブチルエーテル不純物の沸点が大体同じで
あるからである。この方法を過剰のジプロピレングリコ
ールを用いて実施すると、小さな割合のジ−t−ブチル
エーテル不純物しか生成されない。DPTBは単純蒸留
によってジプロピレングリコールから分離することがで
きるので、残る重要問題は小さな割合のジ−t−ブチル
エーテル不純物をどのようにしてDPTBから分離する
かということである。
【0013】沸点の近い化合物の分離のための抽出蒸留
法が公知であるということを承知したうえで、本件の出
願人は、ジ−t−ブチルエーテル不純物からのDPTB
の分離を助長する抽出剤を見出しうるかどうかと考え
た。ジプロピレングリコールが最初からDPTB製造方
法の一部となっているので、まず、DPTB、ジ−t−
ブチルエーテル不純物、およびジプロピレングリコール
の混合物に関する蒸気−液体平衡データをとった。
【0014】ここでの実験によれば、前記平衡混合物に
おけるジプロピレングリコールの液相濃度が約40wt
%を越えると、DPTBとジ−t−ブチルエーテル不純
物との相対揮発度にかなりの違いが生じる。明らかに、
ジ−t−ブチルエーテルに対するジプロピレングリコー
ルとDPTBとの分子会合度の差は、約40wt%ジプ
ロピレングリコールにおいては、DPTBとジ−t−ブ
チルエーテルとにかなりの沸点差を生じるのに十分な大
きさとなる。この予想外の観察結果に勇気づけられて、
DPTB精製のための抽出蒸留法における抽出剤として
ジプロピレングリコールを使用することを試みた。
【0015】ここでの発見によれば、ジプロピレングリ
コールとジプロピレングリコールよりも高い沸点を有す
るグリコール類とは、実際にDPTB精製のための抽出
蒸留法における抽出剤として有効に使用することができ
る。塔頂蒸留生成物としてジ−t−ブチルエーテル不純
物を除去するのを可能にするのに有効な量だけ、抽出剤
グリコールを抽出蒸留塔に供給することによって、約
0.5wt%よりも少ないジ−t−ブチルエーテル不純
物を含むDPTBを得ることができる。「塔頂」蒸留生
成物という言葉は、蒸留塔から塔頂留出物またはサイド
カット生成物(side−draw product)
として濃縮・除去することのできる割合に揮発性の高い
成分を意味するものとする。意外なことに、抽出剤グリ
コールの使用により、粗製DPTB混合物中に普通に存
在するイソブチレンオリゴマーの塔頂除去も促進され
る。
【0016】高純度のDPTBを製造する能力は本発明
の主要な効果である。なぜならば、たとえ低濃度であっ
ても、ジ−t−ブチルエーテルの存在は水混和性をそこ
なうことによってDPTBの溶剤とての有用性をそこな
うからである。水混和性がそこなわれるため、ジ−t−
ブチルエーテル不純物を実質的に除去してしまわないか
ぎり、DPTBを含む水性混合物は曇ったものとなり、
透明溶液が必要な最終用途において許容されないものと
なる。
【0017】本発明の方法は二つの蒸留工程を含む。ま
ず、DPTBとジプロピレングリコールから誘導される
小さな割合のジ−t−ブチルエーテル不純物とが抽出蒸
留塔を用いて抽出剤グリコールの存在下で蒸留される。
適当な抽出剤グリコールはジプロピレングリコールとジ
プロピレングリコールよりも高い沸点を有するグリコー
ル類とである。もっと揮発性の高いグリコール類は一般
に適当でない。なぜならば、DPTBは、ジプロピレン
グリコールよりも揮発性の高いグリコール類からは塔頂
生成物として簡単には分離できないからである。適当な
抽出剤グリコール類としては、ジプロピレングリコー
ル、トリプロピレングリコール、トリエチレングリコー
ル、テトラプロピレングリコール、その他があるが、こ
れらのみには限定されない。ジプロピレングリコールが
好ましい。
【0018】好ましくは、抽出剤グリコールは抽出蒸留
塔の頂部近くの場所からこの蒸留塔内に連続的に供給さ
れ、前記場所の上方からは粗製DPTBが供給される。
通常、蒸留トレーは抽出剤が供給される場所の上方にあ
って、グリコール損失が防がれるようになっている。塔
頂パージ流はジプロピレングリコールから誘導されるジ
−t−ブチルエーテル不純物を含み、また他のいろいろ
な軽質不純物たとえばイソブチレンオリゴマーをも含
む。この抽出塔は、DPTBとジ−t−ブチルエーテル
不純物との間の必要な程度の分離を達成するのに十分な
トレーを有するものとすべきである。
【0019】抽出剤グリコールは混合物から塔頂蒸留生
成物としてジ−t−ブチルエーテル不純物を除去するの
を可能にするのに有効な量だけ使用する。蒸気−液体平
衡データから、液体中のジプロピレングリコール濃度が
少なくとも約40wt%である場合に、DPTBとジ−
t−ブチルエーテル不純物との良好な分離が達成され
る、ということがわかった。したがって、還流混合物の
濃度を調節して、抽出蒸留塔内のトレー上の液体に少な
くとも約40wt%の抽出剤グリコールが含まれるよう
にするのが好ましい。より好ましくは、抽出塔内のトレ
ー上の液体の抽出剤グリコール濃度は約80wt%まで
とする。
【0020】抽出蒸留は真空下で実施する。好ましく
は、抽出塔内の圧力は約10〜約400mmHgの範囲
とする。さらに好ましい範囲は約10〜約50mmHg
である。還流/留出物(R/D)比は、塔頂パージ流に
おいてジ−t−ブチルエーテル不純物を濃縮し、かつ抽
出剤グリコールの損失を最小限におさえるのに十分な大
きさとすべきである。好ましくは、R/D比は約5より
も大きくする。
【0021】第2の蒸留工程において、抽出蒸留工程で
塔底生成物(bottom products)として
得られるDPTBと抽出剤グリコールを生成物塔で蒸留
し、実質的にジ−t−ブチルエーテル不純物を含まない
DPTBを塔頂生成物として採取する。DPTBと抽出
剤グリコールとの沸点の差は相当に大きいので、この分
離の達成には単純蒸留を使用することができる。
【0022】抽出蒸留の塔底生成物は生成物塔の中央付
近から生成物塔に供給するのが好ましい。生成物塔も真
空下で運転される。好ましくは、生成物塔内の圧力は約
10〜400mmHgの範囲とする。より好ましい範囲
は約10〜約50mmHgである。生成物塔はDPTB
と抽出剤グリコールとの分離を達成するのに十分なトレ
ーを有するものとすべきである。好ましいR/D比は少
なくとも約1で、好ましくは約1〜20の範囲にある。
生成物塔の塔底から採取される抽出剤グリコールは、抽
出蒸留塔、またはDPTB製造用の反応塔、またはこれ
ら両者に再循環させられる。
【0023】本発明はジプロピレングリコールt−ブチ
ルエーテル(DPTB)を製造および採取する方法を含
む。この方法においては、ジプロピレングリコールが酸
触媒の存在下でイソブチレンと反応し、DPTB、なら
びに小さな割合の、未反応ジプロピレングリコール、お
よびジプロピレングリコールから誘導されるジ−t−ブ
チルエーテル不純物から成る混合物が生成される。次
に、この粗製DPTB生成物混合物は、本発明の二段蒸
留法を用いて精製される。
【0024】任意の適当な酸触媒、たとえば鉱酸、有機
酸、酸性イオン交換樹脂、ルイス酸、その他を使用する
ことができる。好ましい酸は酸性イオン交換樹脂であ
り、これはDPTBを製造および精製するための連続法
に良く適している。
【0025】本発明の好ましい実施態様においては、酸
性イオン交換樹脂の存在下で過剰のジプロピレングリコ
ールがイソブチレンと反応し、未反応ジプロピレングリ
コールとDPTBとジプロピレングリコールから誘導さ
れる小さな割合のジ−t−ブチルエーテル不純物とから
成る生成物混合物が生じる。生成物混合物はある程度の
未反応イソブチレンをも含みうるが、これはフラッシュ
蒸留によって除去される。次に、粗製生成物混合物は抽
出蒸留塔に送られ、蒸留される。追加分のジプロピレン
グリコールが抽出蒸留塔の頂部近くから抽出剤として供
給され、抽出塔内のトレー上の液体に40〜80wt%
のジプロピレングリコールが連続的に供給される。減圧
下での蒸留によって、ジ−t−ブチルエーテル不純物と
イソブチレンオリゴマーが塔頂から除去される。この塔
頂生成物は廃棄することができるが、好ましくは酸性樹
脂床に戻され、この樹脂床において、少なくとも一部が
分解されてイソブチレンとジプロピレングリコールに戻
る。DPTBと未反応ジプロピレングリコールを含む、
抽出塔の塔底生成物は生成物蒸留塔に送られ、減圧下で
蒸留される。約0.5wt%よりも少ないジ−t−ブチ
ルエーテル不純物を含む精製DPTBが塔頂生成物とし
て採取される。生成物蒸留によって採取されるジプロピ
レングリコールは、抽出塔、またはDPTB製造用の反
応塔、またはこれら両者に再循環させられる。
【0026】
【実施例2】以下に示す例は単に本発明を説明するため
だけのものである。当業者には明らかなように、本発明
の意図と特許請求の範囲とを逸脱することなく、多くの
変形を考えることができる。
【0027】例1 蒸気−液体平衡(VLE)データ
【0028】97.2wt%のジプロピレングリコール
t−ブチルエーテル(DPTB)、2.4wt%のジ−
t−ブチルエーテル、および0.4wt%のジプロピレ
ングリコール(DPG)から成る蒸留された試料(約8
0g)を、蒸気−液体平衡試料を得るために、再循環蒸
気−液体平衡(VLE)ガラス蒸留器に還流させた。別
々のVLE実験を10mmHgおよび50mmHgで実
施した。蒸気および液体試料の組成に基づいて、DPT
Bに対するジ−t−ブチルエーテルの相対揮発度を、1
0mmHgで0.89、50mmHgで0.81と決定
した。これらの相対揮発度は1に近く、二つの成分の分
離が難しいことを示す。蒸留されたDPTBとDPGの
混合物を使用し、DPG濃度を段階的に増大させて、あ
と8回のVLE実験を10および50mmHgで実施し
た。表1に、DPTBに対するジ−t−ブチルエーテル
の相対揮発度データを示す。このデータは、DPG濃度
が増大すると、DPTBとジ−t−ブチルエーテルの分
離可能性が向上することを明瞭に示している。
【0029】
【表1】
【0030】比較例2 抽出蒸留なしで試みたDPTBの精製
【0031】未反応イソブチレンをフラッシュ蒸留除去
して得られたDPTB反応塔流出液の試料に対して、D
PGとジ−t−ブチルエーテルの除去を意図して、二段
階連続蒸留を行った。この試料は、約35wt%のDP
TB、7wt%のジ−t−ブチルエーテル、および58
wt%のDPGを含む。蒸留塔は、約38の理論プレー
ト(theoretical plates)を有する
内径5cm(2インチ)の充填ガラス塔である。この塔
に対して、試料を約162g/hの速度で、塔頂から2
8番目の理論プレートのところに供給した。塔頂におけ
る塔圧力を、約10mmHgの真空に維持した。還流比
(還流/留出物)は、20に設定した。リボイラー温度
は約138℃、塔頂温度は約93℃とした。留出物を、
第1の塔と同じ構成と条件を有する第2の塔に送った。
第2の塔の塔頂および塔底温度はそれぞれ約93℃およ
び116℃である。蒸留結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】第1の蒸留により、99wt%を越えるジ
プロピレングリコールが首尾良く除去される。第2の蒸
留はDPTBからジ−t−ブチルエーテル不純物を除去
することを意図したものである。しかし、わずか約50
wt%のジ−t−ブチルエーテルしか除去されない。こ
の不純物の沸点範囲がDPTBのそれに近いからであ
る。第2の蒸留塔の留出物の生成物純度は約90wt%
DPTBであって、10wt%のジ−t−ブチルエーテ
ル不純物を含む。この純度水準は大部分のDPTB溶剤
用途において許容されない。
【0034】例3 DPGを用いた抽出蒸留によるDPTBの精製
【0035】比較例2で使用したものと同じ粗製DPT
B試料に対して、DPGを用いた抽出蒸留を行い、次に
生成物蒸留により、塔頂生成物として精製DPTBを採
取した。蒸留塔は例2で使用したものと同じである。ど
ちらの蒸留塔も10mmHgの圧力で運転した。粗製D
PTBを、抽出蒸留塔に対して、約126g/hの速度
で28番目の理論プレートのところに供給した。また、
この塔に対して、純DPGを、約189g/hの速度で
塔頂近くの5番目の理論プレートのところに供給した。
この塔は還流比5を有する。濃縮ジ−t−ブチルエーテ
ルが塔頂留出物として得られた。残液は生成物塔に送
り、蒸留によってDPGからDPTBを採取した。結果
を表3に示す。生成物塔の留出物は、0.5wt%より
も少ないジ−t−ブチルエーテル不純物を含むDPTB
である。全体でのDPTB採取率は95%を越える。
【0036】
【表3】
【0037】以上の例は単に説明を意図するだけのもの
である。本発明の範囲は特許請求の範囲によって定めら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法によりジプロピレングリコールt
−ブチルエーテル(DPTB)を製造および採取するた
めの一つの実施態様を示した説明図である。
【符号の説明】
1 酸性樹脂床 2 フラッシュタンク 3 抽出蒸留塔 4 生成物蒸留塔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステフェン エイチ ハリス アメリカ合衆国 ペンシルベニア 19348 ケネット スクエア ソルトナー ドラ イブ 104

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジプロピレングリコールt−ブチルエー
    テル(DPTB)とジプロピレングリコールから誘導さ
    れるジ−t−ブチルエーテル不純物との混合物から、D
    PTBを採取する方法であって、 (a)DPTBとジプロピレングリコールから誘導され
    る小さな割合のジ−t−ブチルエーテル不純物との混合
    物から塔頂蒸留生成物としてジ−t−ブチルエーテル不
    純物を除去することを可能にするのに有効な量だけ、ジ
    プロピレングリコールとジプロピレングリコールよりも
    高い沸点を有するグリコール類とから成るグループから
    選択される抽出剤グリコールが存在する条件下で、前記
    混合物を抽出蒸留塔内で蒸留し、 (b)生成される、DPTBと抽出剤グリコールとの精
    製混合物を生成物蒸留塔内で蒸留して、実質的にジ−t
    −ブチルエーテル不純物を含まないDPTBを塔頂生成
    物として採取すること、から成ることを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 工程(a)において、抽出剤グリコール
    が抽出蒸留塔の塔頂近くから連続的に供給されることを
    特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 抽出剤グリコールが、抽出蒸留塔内のト
    レー上の液体中に少なくとも40wt%の抽出剤グリコ
    ールを維持するのに有効な量だけ抽出蒸留塔内に供給さ
    れることを特徴とする請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 抽出剤グリコールがジプロピレングリコ
    ールであることを特徴とする請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 工程(b)の蒸留で塔底生成物として採
    取される抽出剤グリコールが工程(a)で抽出剤として
    再使用されることを特徴とする請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 各蒸留が約10〜約400mmHgの範
    囲内の減圧下で実施されることを特徴とする請求項1の
    方法。
  7. 【請求項7】 工程(b)で採取される精製DPTBが
    0.5wt%よりも少ないジ−t−ブチルエーテル不純
    物を含むことを特徴とする請求項1の方法。
  8. 【請求項8】 ジプロピレングリコールt−ブチルエー
    テル(DPTB)を製造および採取する方法であって、 (a)酸触媒の存在下でジプロピレングリコールをイソ
    ブチレンと反応させて、DPTBと未反応ジプロピレン
    グリコールとジプロピレングリコールから誘導されるジ
    −t−ブチルエーテル不純物とから成る混合物を生成さ
    せ、 (b)前記混合物から塔頂蒸留生成物としてジ−t−ブ
    チルエーテル不純物を除去することを可能にするのに有
    効な量だけ、ジプロピレングリコールとジプロピレング
    リコールよりも高い沸点を有するグリコール類とから成
    るグループから選択される抽出剤グリコールが存在する
    条件下で、前記混合物を抽出蒸留塔内で蒸留し、 (c)生成される、DPTBと未反応ジプロピレングリ
    コールと抽出剤グリコールとの精製混合物を、生成物蒸
    留塔内で蒸留して、実質的にジ−t−ブチルエーテル不
    純物を含まないDPTBを、塔頂生成物として採取する
    こと、から成ることを特徴とする方法。
  9. 【請求項9】 酸触媒が酸性イオン交換樹脂であること
    を特徴とする請求項8の方法。
  10. 【請求項10】 抽出剤グリコールが、抽出蒸留塔内の
    トレー上の液体中に少なくとも40wt%の抽出剤グリ
    コールを維持するのに有効な量だけ抽出蒸留塔内に供給
    されることを特徴とする請求項8の方法。
  11. 【請求項11】 抽出剤グリコールがジプロピレングリ
    コールであることを特徴とする請求項8の方法。
  12. 【請求項12】 工程(b)において、抽出剤グリコー
    ルが抽出蒸留塔の塔頂近くから連続的に供給されること
    を特徴とする請求項8の方法。
  13. 【請求項13】 工程(c)の蒸留で塔底生成物として
    採取される抽出剤グリコールが工程(b)で抽出剤とし
    て再使用されることを特徴とする請求項8の方法。
  14. 【請求項14】 工程(c)の蒸留で塔底生成物として
    採取される抽出剤グリコールが工程(a)で反応物とし
    て再使用されることを特徴とする請求項8の方法。
  15. 【請求項15】 工程(b)の塔頂蒸留生成物が工程
    (a)で反応物として再使用されることを特徴とする請
    求項8の方法。
  16. 【請求項16】 各蒸留が約10〜400mmHgの範
    囲内の減圧下で実施されることを特徴とする請求項8の
    方法。
  17. 【請求項17】 工程(c)で採取される精製DPTB
    が0.5wt%よりも少ないジ−t−ブチルエーテル不
    純物を含むことを特徴とする請求項8の方法。
  18. 【請求項18】 ジプロピレングリコールt−ブチルエ
    ーテル(DPTB)を製造および採取する方法であっ
    て、 (a)酸性イオン交換樹脂の存在下でジプロピレングリ
    コールをイソブチレンと反応させて、DPTBと未反応
    ジプロピレングリコールとジプロピレングリコールから
    誘導されるジ−t−ブチルエーテル不純物とから成る混
    合物を生成させ、 (b)抽出蒸留塔内で、該蒸留塔内のトレー上の液体中
    に少なくとも40wt%のジプロピレングリコールを維
    持するのに有効で、かつ前記混合物から塔頂蒸留生成物
    としてジ−t−ブチルエーテル不純物を除去することを
    可能にするのに有効な量だけ、ジプロピレングリコール
    が存在する条件下で、前記混合物を蒸留し、 (c)生成される、DPTBとジプロピレングリコール
    との精製混合物を、生成物蒸留塔内で蒸留して、実質的
    にジ−t−ブチルエーテル不純物を含まないDPTB
    を、塔頂生成物として採取すること、から成ることを特
    徴とする方法。
  19. 【請求項19】 工程(c)の蒸留で塔底生成物として
    採取されるジプロピレングリコールが工程(b)で抽出
    剤として再使用されることを特徴とする請求項18の方
    法。
  20. 【請求項20】 工程(c)の蒸留で塔底生成物として
    採取されるジプロピレングリコールが工程(a)で反応
    物として再使用されることを特徴とする請求項18の方
    法。
  21. 【請求項21】 工程(b)の塔頂蒸留生成物が工程
    (a)で反応物として再使用されることを特徴とする請
    求項18の方法。
JP7052110A 1994-02-28 1995-02-17 ジプロピレングリコールt−ブチルエーテルを製造および採取する方法 Pending JPH07258135A (ja)

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