JPH07257490A - ヘリコプタ - Google Patents

ヘリコプタ

Info

Publication number
JPH07257490A
JPH07257490A JP5375394A JP5375394A JPH07257490A JP H07257490 A JPH07257490 A JP H07257490A JP 5375394 A JP5375394 A JP 5375394A JP 5375394 A JP5375394 A JP 5375394A JP H07257490 A JPH07257490 A JP H07257490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
rotor
hinge
blades
hinge spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5375394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidehiko Kato
英彦 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP5375394A priority Critical patent/JPH07257490A/ja
Publication of JPH07257490A publication Critical patent/JPH07257490A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータブレードの翼長方向の内側から外側の
部分まで効率の良い迎角を持つようにし、かつ、その製
作を容易にする。 【構成】 翼長方向にロータブレード10を内側ブレー
ド5と外側ブレード6に分割し、内側ブレード5を第1
のヒンジばね3によってロータ軸1に固定された回転支
持部2に連結し、外側ブレード6を第2のヒンジばね4
によって前記回転支持部2又は内側ブレード5に連結
し、速度の相違がある内側ブレード5と外側ブレード6
がそれぞれ効率の良い迎角をとることができるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロータブレードのヒン
ジ部を改良したヘリコプタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヘリコプタのロータブレードのヒ
ンジ部は、図7及び図8に示すように、ロータ軸1に固
定された回転支持部2に、互いに直交する方向に配置さ
れたドラグヒンジ16とフラップヒンジ17を介してロ
ータブレード18を連結し、ドラグ方向にはドラグヒン
ジ16、フラップ方向にはフラップヒンジ17によって
ロータブレード18に自由度をもたせるようにしてい
る。
【0003】また、ヒンジ部の構造を簡単にするため
に、図9及び図10に示すように、ロータ軸1に固定さ
れた回転支持部2に、フレキシブルヒンジ19を介して
ロータブレード18を連結し、ロータブレード18のフ
ラップ方向及びドラグ方向の2軸自由度を確保してい
る。このフレキシブルヒンジ19では、フラップ方向、
ドラグ方向の2軸以外にもピッチ方向にも自由度があ
り、ロータブレード18はヘリコプタの進行方向に対し
所定の角度をとることができる。
【0004】ヘリコプタのロータブレード18は回転翼
であり、内側と外側では速度が違い、ロータブレード1
8のピッチ角は同じでない方が効率が良い。そのため
に、従来前記のようにロータブレードが自由度をもつヒ
ンジ部を設けると共に、ロータブレード18に内側から
外側に対し捩りを付けるようにしている。
【0005】なお、フラップ方向、ドラグ方向及びピッ
チ方向は、図7中に図示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のような構造の従
来のヘリコプタにおいては、次の問題点があった。 (1)ロータブレードの内側と外側の速度の違いを補正
するために、ロータブレードに捩りを付けていた。この
捩りを付けたロータブレードは、製作上捩り無しのもの
に比べ多くの費用を必要とする。 (2)ブレードの前進、上昇性能はブレードの外側が大
半受け持っており、内側は効率が悪かった。
【0007】本発明は、前記の問題点を解決することが
できるヘリコプタを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のヘリコプタは、
翼長方向にロータブレードを複数のブレードに分割し、
前記分割されたブレードの各々をヒンジばねを介してロ
ータ軸側又は内方にある分割されたブレードに連結し
た。
【0009】
【作用】本発明では、翼長方向に分割された複数のブレ
ードの各々が、ヒンジばねによってロータ軸側又は内方
にある分割されたブレードに連結されているために、各
ヒンジばねの剛性を適宜に設定することによって、速度
の異なる複数のブレードの各々に対して効率の良い迎角
の状態を作り出すことが可能であり、速度が小さい内方
のブレードにおいても効率的に推力を得ることができ、
ロータブレードの効率が向上する。
【0010】また、ロータブレードを翼長方向に長さの
短かい複数のブレードに分割しており、その製作が容易
になり、かつ、製作コストを低減することができる。
【0011】
【実施例】本発明の第1の実施例を、図1ないし図4に
よって説明する。1はロータ軸、2はロータ軸1に固定
された回転支持部である。ロータブレード10はその翼
長方向内側の内側ブレード5とその翼長方向外側の外側
ブレード6にその翼長方向に直交する面によって分割さ
れている。内側ブレード5の翼長方向の内方端は第1の
ヒンジばね3の外方端に取付けられ、同第1のヒンジば
ね3の内方端は回転支持部2に取付けられている。外側
ブレード6の翼長方向の内方端は第2のヒンジばね4の
外方端に取付けられ、同第2のヒンジばね4の内方端は
回転支持部2に取付けられている。
【0012】前記第2のヒンジばね4の内方の部分は、
図2に示すように、第1のヒンジばね3内に配置されて
おり、両ヒンジばね3,4は共通のピン8によって回転
支持部2の凹部2a内に取付けられている。また、内側
ブレード5と外側ブレード6との隙間には、下面の空気
の流れを止めるシールゴム7が介装されている。前記第
1及び第2のヒンジばね3,4の剛性は、飛行状態に対
応してそれぞれ内側ブレード5と外側ブレード6が効率
的に推力をうることができる迎角をとるように設定され
ている。なお、フラップ方向、ドラグ方向及びフラップ
方向が図1中に矢印で示されている。
【0013】第1及び第2のヒンジばね3,4の断面形
状の例を図4に示す。同ヒンジばね3,4は、図4
(a)に示す中空の正方形、図4(b)に示す中空の長
方形、図4(c)に示す中空の円形、図4(d)に示す
中空の長円形、図4(e)に示す中実の平板、図4
(f)に示す中空の翼形とすることができ、また、図4
(g)に示す1対の中空の正方形、図4(h)に示す1
対の中空の円形とすることができ、これらの形状は要求
されるばねの剛性によって適宜のものが採用される。
【0014】本実施例では、内側ブレード5と外側ブレ
ード6はそれぞれ独立して第1及び第2のヒンジばね
3,4を介して回転支持部2に連結されており、同ブレ
ード5,6はドラグ方向、フラップ方向及びピッチ方向
に自由度を有している。ロータ軸1の回転は回転支持部
2から2段に分かれて第1及び第2のヒンジばね3,4
に伝わり、内側ブレード5と外側ブレード6が回転す
る。第1及び第2のヒンジばね3,4の剛性を適宜に設
定することによって、速度の異なる内側ブレード5と外
側ブレード6に対して効率の良い状態の迎角を作り出し
て両ブレード5,6において効率的に推力を得ることが
でき、ロータブレードの効率が向上する。
【0015】また、ロータブレード10は、長さの短か
い内側ブレード5と外側ブレード6に分割されており、
しかも、内側ブレード5と外側ブレード6は、それぞれ
独立して第1及び第2のヒンジばね3,4に連結されて
おり、前記のように効率の良い状態を作り出すために内
側ブレード5と外側ブレード6に捩りを付ける必要がな
いので、その製作を容易にし、かつ、その費用を低減す
ることができる。
【0016】更に、本実施例において、第1及び第2の
ヒンジばね3,4の剛性を変え、かつ、図3に示すよう
に内側ブレード5と外側ブレード6の迎角が変わるよう
に段付きに構成すれば、製作が容易なロータブレードの
捩り無しの分割構造で実質的に一体構造の捩りを付けた
ロータブレードの機能を持たせることが可能である。
【0017】本発明の第2の実施例を、図5によって説
明する。本実施例が前記第1の実施例と異なるところ
は、第1のヒンジばね3の外端部を内側ブレード5の翼
長方向の外端部に取付け、第1のヒンジばね3と第2の
ヒンジばね4との隙間に下面の空気の流れを止めるシー
ルゴム7を介装すると共に、内側ブレードの内方端と第
1のヒンジばね3の外周の間にも同様なシールゴム7を
介装した点である。
【0018】本実施例においても、前記第1の実施例と
同様な作用及び効果を奏することができる。
【0019】本発明の第3の実施例を、図6によって説
明する。本実施例が前記第1の実施例と異なるところ
は、内側ブレード5の翼長方向の外方端と外側ブレード
6の翼長方向の中間の部分との間を第2のヒンジばね4
で連結するようにした点である。
【0020】本実施例では、外側ブレード6は第2のヒ
ンジばね4を介して内側ブレード5に連結され、同ブレ
ード6は内側ブレード5と回転支持部2に対して、ドラ
グ方向、フラップ方向及びピッチ方向に自由度を有して
いる。従って、前記第1の実施例と同様な作用及び効果
を奏することができる。
【0021】なお、前記第1ないし第3の実施例では、
ロータブレードを内側ブレードと外側ブレードの2個の
部分に分割しているが、本発明では内側ブレード、外側
ブレード及び中間ブレード等の3個以上に分割し、その
各々にヒンジばねを設けてブレードをヒンジばねによっ
てロータ軸側又は内方のブレードに連結するようにする
こともできる。
【0022】
【発明の効果】本発明では、ロータブレードを翼長方向
に複数のブレードに分割し、このブレードの各々をヒン
ジばねによってロータ軸側又は内方にある分割されたブ
レードに連結しているので、次の効果を奏することがで
きる。 (1)内方のブレードと外方のブレードの度速の違いを
各ブレードの迎角を変えることで対応し、ヘリコプタの
前進・上昇時のブレード効率を向上させることができ
る。 (2)ロータブレードをその翼長方向に分割して長さの
短かい複数のブレードとすることによって、ロータブレ
ードの製作が容易になり、かつ、そのコストを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の斜視図である。
【図2】前記第1の実施例の断面図である。
【図3】前記第1の実施例において内側ブレードと外側
ブレードを段付きにした場合の斜視図である。
【図4】図4(a)〜(h)は、それぞれ前記第1の実
施例に用いられるヒンジばねの断面形状の例を示す断面
図である。
【図5】本発明の第2の実施例の断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例の断面図である。
【図7】従来のヘリコプタのロータブレードの2軸のヒ
ンジ部の斜視図である。
【図8】前記従来のヘリコプタのロータブレードの2軸
のヒンジ部の断面図である。
【図9】従来のヘリコプタのロータブレードのフレキシ
ブルヒンジの部分の斜視図である。
【図10】前記従来のヘリコプタのロータブレードのフ
レキシブルヒンジの部分の断面図である。
【符号の説明】
1 ロータ軸 2 回転支持部 3 第1のヒンジばね 4 第2のヒンジばね 5 内側ブレード 6 外側ブレード 7 シールゴム 8 ピン 10 ロータブレード 16 ドラッグヒンジ 17 フラップヒンジ 18 ロータブレード 19 フレキシブルヒンジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 翼長方向にロータブレードを複数のブレ
    ードに分割し、前記分割されたブレードの各々をヒンジ
    ばねによってロータ軸側又は内方にある分割されたブレ
    ードに連結したことを特徴とするヘリコプタ。
JP5375394A 1994-03-24 1994-03-24 ヘリコプタ Withdrawn JPH07257490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5375394A JPH07257490A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 ヘリコプタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5375394A JPH07257490A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 ヘリコプタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07257490A true JPH07257490A (ja) 1995-10-09

Family

ID=12951579

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5375394A Withdrawn JPH07257490A (ja) 1994-03-24 1994-03-24 ヘリコプタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07257490A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020179714A (ja) * 2019-04-23 2020-11-05 森本 高広 プロペラ機構および飛翔体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020179714A (ja) * 2019-04-23 2020-11-05 森本 高広 プロペラ機構および飛翔体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4672771B2 (ja) 反転同軸ロータシステムのロータハブフェアリングシステム
US5437541A (en) Blade for axial fan
US8021116B2 (en) Multi-bladed rotor system for rotorcraft
JP5078883B2 (ja) 高速回転翼航空機のロータブレード
US3127093A (en) Ducted sustaining rotor for aircraft
WO1998030446A3 (en) Variable pitch aircraft propeller
JP2004526630A (ja) 特にvtol機として有用なダクテッドファンビークル
JPH05270495A (ja) 回転翼航空機の尾部回転翼
JP2009280202A (ja) ヘリコプタの反トルク尾部回転翼羽根
JPS5828160B2 (ja) ロ−タ翼
US20050001104A1 (en) Rotary flap
CN109641648A (zh) 螺旋桨、动力组件及飞行器
RU2494013C2 (ru) Рулевой винт вертолета и вертолет, содержащий этот рулевой винт
CN208993923U (zh) 螺旋桨、动力组件及无人飞行器
US5810285A (en) Drive shaft casing for a ducted fan anti-torque device
GB1308023A (en) Bladed rotors
JPH07257490A (ja) ヘリコプタ
US4555079A (en) Multiple jet blowing around the blunt trailing edge of a circulation controlled airfoil
JPH0874790A (ja) プロペラファン
CN108033012A (zh) Vtol固定翼无人机及其固定翼结构
JP4465769B2 (ja) 軸流圧縮機の可変静翼装置
US11267567B2 (en) Rotor blade for aircraft
CN210338272U (zh) 一种自适应气动变距螺旋桨
JP6192419B2 (ja) プロペラファン
CN206068155U (zh) 桨叶、螺旋桨、动力套装及无人飞行器

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010605