JPH07257165A - 車両の荷室冷房装置 - Google Patents

車両の荷室冷房装置

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Publication number
JPH07257165A
JPH07257165A JP6054086A JP5408694A JPH07257165A JP H07257165 A JPH07257165 A JP H07257165A JP 6054086 A JP6054086 A JP 6054086A JP 5408694 A JP5408694 A JP 5408694A JP H07257165 A JPH07257165 A JP H07257165A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luggage compartment
temperature
target temperature
vehicle
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6054086A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kato
英雄 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
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Publication of JPH07257165A publication Critical patent/JPH07257165A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンパクト化をはかるとともに、荷室の温度
を精度よく調節できる冷房装置を提供する。 【構成】 車両30の荷室32の外壁に配設される半導
体からなる吸収熱発熱回路(冷房回路)15と、荷室3
2の温度tを検出する手段22と、目標温度t0を設定
する手段24と、荷室の温度tが目標温度t0を越えて
上昇すると吸収熱発熱回路15に通電する手段とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の荷室冷房装置の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両の荷室冷房装置は、コンプレ
ッサ、コンデンサ、エバポレータ等からなる冷媒回路を
備え、この冷媒回路をフロン等の冷媒を循環させること
により、荷室を冷房するようになっている。
【0003】コンプレッサは車両のエンジンまたは専用
エンジンによって駆動されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車両の荷室冷房装置にあっては、冷媒回路を
搭載するスペースが大きく必要である。
【0005】また、荷室の温度を精度よく調節すること
が難しいという問題点が考えられる。
【0006】本発明は上記の問題点に着目し、コンパク
ト化をはかるとともに、荷室の温度を精度よく調節でき
る冷房装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車両の荷
室冷房装置は、車両の荷室の外壁に配設される半導体か
らなる冷房回路と、荷室の温度tを検出する手段と、目
標温度t0を設定する手段と、荷室の温度tが目標温度
0を越えて上昇すると冷房回路に通電する手段とを備
える。
【0008】請求項2記載の車両の荷室冷房装置は、車
両の荷室の外壁に配設される半導体からなる冷房回路
と、荷室の温度tを検出する手段と、目標温度t0を設
定する手段と、荷室の温度tが目標温度t0より上昇す
ると、冷房回路に対して荷室を冷房する方向に電流を流
す手段と、荷室の温度tが目標温度t0より所定値を越
えて低下すると、冷房回路に対して荷室を暖房する方向
に電流を流す手段とを備える。
【0009】請求項3記載の車両の荷室冷房装置は、請
求項1または2のいずれかに記載の発明において、冷房
回路として、荷室の外壁に交互に配置されるアンチモン
およびビスマスと、外壁の内側に位置して各アンチモン
とビスマスを接続する吸熱接続体と、外壁の外側に位置
して各アンチモンとビスマスを接続する発熱接続体とを
備える。
【0010】
【作用】請求項1記載の車両の荷室冷房装置は、荷室の
温度tが目標温度t0を越えて上昇すると、冷房回路に
通電される。これにより、冷房回路は荷室内の熱を吸収
し、荷室外に放熱し、荷室の温度tを目標温度t0付近
に保つことができる。
【0011】請求項2記載の車両の荷室冷房装置は、荷
室の温度tが目標温度t0を越えて上昇すると荷室を冷
房し、荷室の温度tが目標温度t0より所定値を越えて
低下すると荷室を暖房することにより、荷室の温度tを
目標温度t0に応答性良く近づけることができる。
【0012】請求項3記載の車両の荷室冷房装置は、荷
室の外壁に交互に配置されるアンチモンおよびビスマス
を主体として冷房回路を構成することにより、冷房装置
のコンパクト化がはかれ、荷室スペースを大きく確保す
ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0014】図1に示すように、車両30の運転室31
の後方に荷室32が設けられる。荷室32の外壁に吸熱
発熱回路(冷房回路)15が設けられる。
【0015】図2に示すように、吸熱発熱回路15は、
それぞれが複数の半導体であるアンチモン1およびビス
マス2と、アンチモン1とビスマス2を交互に接続する
複数の吸熱接続体3および発熱接続体4を主体として構
成される。
【0016】各吸熱接続体3の間には絶縁体6が介装さ
れ、各発熱接続体4の間には絶縁体7が介装される。ア
ンチモン1とビスマス2と吸熱接続体3と発熱接続体4
と絶縁体6あるいは絶縁体7の間に画成される空間には
熱伝導率が低く、絶縁性を有する断熱材14が充填され
る。
【0017】吸熱接続体3および絶縁体6の内側には内
装材5が覆設される。発熱接続体4および絶縁体7の外
側には外装材8が覆設される。内装材5および外装材8
は、それぞれ熱伝導率の高い絶縁材により形成される。
【0018】このようにして、複数の吸熱接続体3とア
ンチモン1と発熱接続体4とビスマス2および吸熱接続
体3を連ねて1つの吸熱発熱回路15が構成され、この
吸熱発熱回路15に電圧電流回路18を介してバッテリ
19からの電流が流されるようになっている。
【0019】図3に矢印で示すように、電流がビスマス
2から吸熱接続体3を経てアンチモン1へと流れること
によりペルチェ効果により吸熱接続体3は吸熱する一
方、電流がアンチモン1から発熱接続体4を経てビスマ
ス2へと流れることにより発熱接続体4は放熱し、荷室
32の内部を冷房するようになっている。
【0020】図4に矢印で示すように、電流がビスマス
2から発熱接続体4を経てアンチモン1へと流れること
によりペルチェ効果により発熱接続体4は吸熱する一
方、電流がアンチモン1から吸熱接続体3を経てビスマ
ス2へと流れることにより吸熱接続体3は発熱し、荷室
32の内部を暖房するようになっている。
【0021】吸熱発熱回路15の制御装置は、吸熱発熱
回路15に電流を流す電圧電流変換回路18と、電流の
流れ方向を切換える方向切換回路26と、作動増幅回路
20と、荷室32の温度tを検出する荷室内温度検出手
段22と、目標温度t0を設定する温度基準値設定手段
24とを備える。
【0022】作動増幅回路20は、荷室32の温度tと
目標温度t0を入力し、荷室32の温度tが目標温度t0
以上の場合に荷室32を冷房し、荷室32の温度tが目
標温度t0より低い場合に荷室32を暖房するように方
向切換回路26の作動を制御する。そして、荷室32の
温度tと目標温度t0との温度差が大きい程、吸熱発熱
回路15を流れる電流を増大するように電圧電流変換回
路18の作動を制御する。
【0023】図4のフローチャートは上記した制御プロ
グラムを示しており、これは一定周期毎に実行される。
【0024】これについて説明すると、まずステップS
1で、荷室32の温度tに応じて荷室内温度検出手段2
2から出力される電圧Vを読込む。
【0025】続いてステップS2で、目標温度t0に応
じて温度基準値設定手段24から出力される電圧V0
読込む。
【0026】続いてS3で、V−V0が正の値になるか
どうかを判定する。
【0027】ステップS3で、V−V0が正の値と判定
され、荷室32の温度tが目標温度t0以上の場合に、
ステップS5に進んで荷室32を冷房する一方、V−V
0が負の値と判定され、荷室32の温度tが目標温度t0
より低い場合に、ステップS4を経てステップS5に進
み、荷室32を暖房するように方向切換回路26の作動
を制御する。
【0028】ステップS5で、|V−V0|に応じて、
荷室32の温度tと目標温度t0との温度差が大きい程
吸熱発熱回路15を流れる電流Iを増大させるように制
御する。
【0029】このようにして、荷室32の温度tが目標
温度t0を越えて上昇すると荷室32を冷房し、荷室3
2の温度tが目標温度t0より所定値を越えて低下する
と荷室32を暖房することにより、荷室32の温度tを
目標温度t0に応答性良く近づけることができる。
【0030】次に、図6に示した他の実施例は、荷室3
2の温度tが目標温度t0を越えて高い場合に荷室32
を冷房し、荷室32の温度tが目標温度t0より所定値
を越えて低下する場合に荷室32の冷房を停止し、荷室
32の暖房を行わないものである。なお、図1、図2と
の対応部分には同一符号を用いて説明する。
【0031】吸熱発熱回路15の制御装置は、吸熱発熱
回路15に電流を流す電圧電流回路18と、電流断続回
路28と、作動増幅回路20と、荷室32の温度tを検
出する荷室内温度検出手段22と、目標温度t0を検出
する温度基準値設定手段24とを備える。
【0032】図7のフローチャートは上記した制御プロ
グラムを示しており、これは一定周期毎に実行される。
【0033】これについて説明すると、まずステップS
11で、荷室32の温度tに応じて荷室内温度検出手段
22から出力される電圧Vを読込む。
【0034】続いてステップS12で、目標温度t0
応じて温度基準値設定手段24から出力される電圧V0
を読込む。
【0035】続いてS13で、V−V0が正の値になる
かどうかを判定する。
【0036】ステップS13で、V−V0が正の値と判
定され、荷室32の温度tが目標温度t0以上の場合
に、ステップS15に進んで荷室32を冷房する。
【0037】一方、V−V0が負の値と判定され、荷室
32の温度tが目標温度t0より低い場合に、ステップ
S14を経て|V−V0|が基準値αより大きいかどう
かを判定する。
【0038】ステップS14で、|V−V0|が基準値
αより大きいと判定された場合、ステップS16に進ん
で吸熱発熱回路15の通電が停止される。
【0039】ステップS14で、|V−V0|が基準値
α以下と判定された場合、ステップS15に進み、荷室
32を冷房する。
【0040】ステップS15で、|V−V0|に応じ
て、荷室32の温度tと目標温度t0との温度差が大き
い程吸熱発熱回路15を流れる電流Iを増大させるよう
に制御する。
【0041】このように、荷室32の冷房のみを行うこ
とにより、消費電力を低減することができる。
【0042】また、バッテリ19に太陽電池を併用する
ことも考えられ、これにより無公害化がはかれる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の車両
の荷室冷房装置は、車両の荷室の外壁に配設される半導
体からなる冷房回路と、荷室の温度tを検出する手段
と、目標温度t0を設定する手段と、荷室の温度tが目
標温度t0を越えて上昇すると冷房回路に通電する手段
とを備えたため、冷房装置のコンパクト化がはかれると
ともに、荷室の温度tを適確に管理することが可能とな
る。
【0044】請求項2記載の車両の荷室冷房装置は、車
両の荷室の外壁に配設される半導体からなる冷房回路
と、荷室の温度tを検出する手段と、目標温度t0を設
定する手段と、荷室の温度tが目標温度t0より上昇す
ると、冷房回路に対して荷室を冷房する方向に電流を流
す手段と、荷室の温度tが目標温度t0より所定値を越
えて低下すると、冷房回路に対して荷室を暖房する方向
に電流を流す手段とを備えたため、荷室の温度tを目標
温度t0に応答性良く近づけることができる。
【0045】請求項3記載の車両の荷室冷房装置は、請
求項1または2のいずれかに記載の発明において、冷房
回路として、荷室の外壁に交互に配置されるアンチモン
およびビスマスと、外壁の内側に位置して各アンチモン
とビスマスを接続する吸熱接続体と、外壁の外側に位置
して各アンチモンとビスマスを接続する発熱接続体とを
備えたため、冷房装置のコンパクト化がはかれ、荷室ス
ペースを大きく確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体構成図。
【図2】同じく冷房装置の要部およびその制御回路を示
す断面図。
【図3】同じく冷房作用を説明する図。
【図4】同じく暖房作用を説明する図。
【図5】同じく制御内容を示すフローチャート。
【図6】他の実施例において冷房装置の要部およびその
制御回路を示す断面図。
【図7】同じく制御内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 アンチモン 2 ビスマス 3 吸熱接続体 4 発熱接続体 5 内装材 6 絶縁体 7 絶縁体 8 外装材 15 吸収熱発熱回路 18 電圧電流変換回路 20 作動増幅回路 22 荷室内温度検出手段 24 温度基準値設定手段 26 方向切換回路 28 電源断続回路 30 車両 31 運転室 32 荷室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の荷室の外壁に配設される半導体から
    なる冷房回路と、 荷室の温度tを検出する手段と、 目標温度t0を設定する手段と、 荷室の温度tが目標温度t0を越えて上昇すると冷房回
    路に通電する手段と、 を備えたことを特徴とする車両の荷室冷房装置。
  2. 【請求項2】車両の荷室の外壁に配設される半導体から
    なる冷房回路と、 荷室の温度tを検出する手段と、 目標温度t0を設定する手段と、 荷室の温度tが目標温度t0を越えて上昇すると、冷房
    回路に対して荷室を冷房する方向に電流を流す手段と、 荷室の温度tが目標温度t0より所定値を越えて低下す
    ると、冷房回路に対して荷室を暖房する方向に電流を流
    す手段と、 を備えたことを特徴とする車両の荷室冷房装置。
  3. 【請求項3】冷房回路として、 荷室の外壁に交互に配置されるアンチモンとビスマス
    と、 外壁の内側に位置して各アンチモンとビスマスを接続す
    る吸熱接続体と、 外壁の外側に位置して各アンチモンとビスマスを接続す
    る発熱接続体と、 を備えたことを特徴とする請求項1または2のいずれか
    に記載の車両の荷室冷房装置。
JP6054086A 1994-03-24 1994-03-24 車両の荷室冷房装置 Pending JPH07257165A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020026057A (ko) * 2000-09-30 2002-04-06 황한규 열전 반도체를 이용한 냉,난방 시스템
JP2022062237A (ja) * 2021-06-18 2022-04-19 阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司 冷却設備及び車両

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