JPH072566Y2 - コート - Google Patents

コート

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Publication number
JPH072566Y2
JPH072566Y2 JP1990124553U JP12455390U JPH072566Y2 JP H072566 Y2 JPH072566 Y2 JP H072566Y2 JP 1990124553 U JP1990124553 U JP 1990124553U JP 12455390 U JP12455390 U JP 12455390U JP H072566 Y2 JPH072566 Y2 JP H072566Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
hem
waist
coat
front opening
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990124553U
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English (en)
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JPH0481912U (ja
Inventor
茂郷 鳥山
芳子 岩田
Original Assignee
鐘紡株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0481912U publication Critical patent/JPH0481912U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、冬期等に着用するコートに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
一般に、コートは、第5図に示すように、左右前身頃1
の前開き部2を重ね合わせ、この部分をボタン3によつ
て止めて内部への寒気等の侵入を防ぐようになつてい
る。ところが、これでは、ボタン3同士の間から寒気等
が侵入するため、最近では、第6図に示すようなものが
一部で出回つている。このコートは、左右前身頃1の前
開き部2の縁部にフアスナー4が取り付けられ、このフ
アスナー4から寒気等の侵入を防ぐために、右前開き部
2のの縁部に、このフアスナー4を被うスナツプ5付き
蓋布(図において、一点鎖線Yで示している)が取り付
けられている。このコートは、フアスナー4と蓋布とで
前開き部2からの寒気等の侵入が防止できるため、保温
性に優れている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかしながら、このようなコート、特に裾が膝に至るよ
うな丈のコートは、フアスナー4で前開き部2を閉める
場合、いちいち裾を持ち上げてフアスナー4の下端部を
スライダー胴体部6に咬合させなければならず煩雑であ
る。また、フアスナー4の裾部側だけを開けることがで
きないため、自転車をこぐ等、下半身の動作が大きくな
る場合には、フアスナー4を閉じたままでは足にコート
の裾がまとわりついて動きにくいので、足が動かしやす
いように、フアスナー4を全開し、腰部よりも上側をス
ナツプ5だけで止めることが行われるが、このようにす
ると、フアスナー4による防寒の効果がなくなつてしま
うという問題がある。さらに、フアスナー4が1本でそ
の長さが長いと、縫製の際にフアスナー4がねじれる等
して取り付け部分に位置決めしにくく縫いにくい。これ
により、フアスナー4を取り付けた部分に引きつりや皺
ができて外観が悪くなつたりする。また、この引きつり
や皺によつて縫製している糸が引つ張られた状態になる
ため、フアスナー4の取り付け強度が弱くなり、フアス
ナー4の開閉を繰り返しているうちに縫製している糸が
切れて、フアスナー4がほつれるという欠点を有してい
る。
この考案は、このような事情に鑑みなされたもので、前
開き部をウエスト部の上と下とで別々に開閉できること
ができ、縫製しやすいコートの提供をその目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この考案のコートは、前開
きで少なくとも裾が膝に至る長さの丈を有するコートで
あつて、左右前身頃の前開き部のウエスト部から上に、
首部からウエスト部に向かつて開くように第1のフアス
ナーを取り付け、上記前開き部のウエスト部から下に、
裾からウエスト部に向かつて開く第2のフアスナーを取
り付け、前開き部を、ウエスト部から上の部分と下の部
分とで別々に開閉可能とし、かつそれぞれの開き度合い
を任意に維持できるようにするとともに、裾縁部にゴム
紐を取り付けて裾回りを絞つたという構成をとる。
〔作用〕
すなわち、この考案のコートは、前開き部のウエスト部
から上に、首部からウエスト部に向かつて開くように第
1のフアスナーを取り付け、上記前開き部のウエスト部
から下に、裾からウエスト部に向かつて開く第2のフア
スナーを取り付けて、前開き部を、ウエスト部の上と下
とで別々に開閉し、かつそれぞれの開き度合いを任意に
維持することができるようにしたものである。したがつ
て、裾が膝に至るような丈の長いコートであつても、着
用時にいちいち裾を持ち上げてフアスナーの下端部とス
ライダーとを咬合させてスライダーを下端から上端まで
引き上げるという煩雑な動作が不要となり、ウエスト部
から上にスライダーを引き上げ、ウエスト部から下にス
ライダーを引き下げるという、ウエスト部を中心とした
簡単な動作で前開き部を閉じることができる。また、自
転車をこぐ等の動作を行う場合には、第2のフアスナー
を一杯に開けて足の動きに対応させるとともに、第1の
フアスナーを閉めて上半身に寒気等が侵入することを防
止できる。しかも、この考案のコートは、裾縁部にゴム
紐を取り付けて裾回りを絞つているため、上記第2のフ
アスナーを開いてウエスト部から下の部分の生地を左右
に開いても、裾が大きく拡がらず、絞られた裾縁部の上
側の生地がやや膨らんで膝を包むようにして足に沿うの
で、足の動きが自由であるにもかかわらず、下半身にお
ける寒け等の侵入を最小限に抑えることができるという
効果を奏する。
逆に、暑くなつた場合等には、第1および第2のフアス
ナーを、それぞれ適度な開き度合いに開けて胸元や足腰
に風が通るようにすることもできる。さらに、前開き部
を開閉するフアスナーが、上下一続きではなく、ウエス
ト部から上と下で2つに分かれているため、各フアスナ
ーがねじれにくく縫製しやすい。そして、各フアスナー
がねじれにくいことから、各フアスナーの取り付け部分
に引きつれや皺ができにくいという利点を有する。
つぎに、この考案を実施例にもとづいて詳しく説明す
る。
〔実施例〕
第1図および第2図はこの考案のコートの一実施例を示
している。このコートは、前開きで、左右前身頃8と後
身頃(図では隠れて見えない)からなる胴体部10と、こ
の胴体部10の袖ぐり部11に取り付けられた袖部12と、上
記胴体部10の首部に取り付けられたフード13で構成され
ている。上記胴体部10のウエスト部14は、紐通し部15に
通されている紐16によつて絞ることができ、裾縁部Cに
は、ゴム(図示せず)が通されて裾が拡がらないようあ
る程度絞られている。なお、このコートの丈は、裾が着
用者の膝にかかる程度の長さに設定されている。
上記前身頃8の左右の胸部には、フアスナー付きポケツ
ト17が、その開口をハの字状に傾斜させた状態で設けら
れている。また、前身頃8のウエスト部14より少し下側
に蓋布付きポケツト18が、その開口を上記ポケツト17と
同じくハの字状に傾斜させた状態で設けられている。
そして、上記左右前身頃8の前開き部19のウエスト部14
から上には、首部から腰部14に向つて開く第1のフアス
ナーAが取り付けられている。また、上記前開き部19の
ウエスト部14から下には、裾からウエスト部14に向かつ
て開く第2のフアスナーBが取り付けられている。な
お、上記右前身頃8の前開き部19には、蓋布20が取り付
けられており、このボタン穴21に、第1図に示すよう
に、左前身頃8に取り付けられたボタン22をかけて止め
るようになつている。これにより、第1のフアスナーA
および第2のフアスナーBを蓋布20で被つて、フアスナ
ーA,Bからの内部に寒気等の侵入を防止するようになつ
ている。
上記コートは、例えばつぎのようにして着用することが
できる。すなわち、冬の寒い時等に着用する場合には、
第1のフアスナーAの下端部にスライダー23を咬合させ
て上方に持ち上げ、第1のフアスナーAを閉めたのち、
第2のフアスナーBの上端部にスライダー24を咬合させ
て下方に下ろし、第2のフアスナーBを閉める(第2図
参照)。そして、蓋布20のボタン穴21に、左前身頃8の
対応する位置のボタン22をそれぞれかけて止め、第1図
に示すような状態で着用することができる。また、冬の
寒い時等に上記コートを着用して自転車に乗る場合に
は、第1のフアスナーAを閉め、第2のフアスナーBの
スライダー24を、第3図に示すように、上の方で止めて
フアスナーBの裾側を開けておく。そして、フアスナー
A,Bが閉まつている部分を蓋布20で被い、自転車のペダ
ルをこぐ足の動きをコートが邪魔することのない動きや
すい状態にして着用することができる。なお、第4図に
示すように、第1のフアスナーAを胸元まで開けて着用
することができる。
このように、このコートは、フアスナーA,Bと蓋布20と
で二重に内部への寒気の侵入を防止することができるだ
けでなく、従来首部からだけしか開けることができなか
つたフアスナーを、首部からと裾部からの両方から開け
ることができるようになつている。したがつて、着脱時
における前開き部19の開閉動作が簡単になるばかりでな
く、足を歩く時よりも大きく動かす場合(例えば、自転
車をこぐ等)であつても、第2のフアスナーBを裾から
ウエスト部14に至る部分の途中まで開けた第3図の状態
にして、足の動きに対応させて着用することができる。
この場合において、任意のボタン22をかけておくことに
より、フアスナーBの途中まで開いた状態が確実に維持
される。また、従来前開き部19に取り付けられているフ
アスナーを2つに分けているため、フアスナーA,Bを取
り付け部分に位置決めしやすく、フアスナーA,B取り付
け部分に引きつれや皺を寄せることなく取り付けること
ができる。このように、引きつれや皺を寄せずにフアス
ナーA,Bを取り付けることができると、フアスナーA,Bの
開閉を繰り返してもフアスナーA,Bの取り付け部にほつ
れが生じにくい。また、このコートは、裾部Cに適度な
絞りを設けていることから、フアスナーBを一杯に開け
た場合でも、また途中まで開けた場合でも、裾が適度に
絞られていて大きく拡がらないため、寒気等の侵入を最
小限に抑えることができる。しかも、裾の絞られた部分
より上の生地はやや膨らんでいるため、この部分が、屈
伸する膝を覆う形となつてずれにくく、足の運動性を邪
魔することがない、という利点を有する。
なお、上記実施例では、フード13が取り付けられている
が、なくても差し支えない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案のコートは、前開き部のウエス
ト部から上に、首部からウエスト部に向かつて開くよう
に第1のフアスナーが取り付けられ、上記前開き部のウ
エスト部から下に、裾からウエスト部に向かつて開く第
2のフアスナーが取り付けられており、前開き部を、ウ
エスト部の上と下とで別々に開閉し、かつそれぞれの開
き度合いを任意に維持することができるようになつてい
る。したがつて、裾が膝に至るような丈の長いコートで
あつても、着用時にいちいち裾を持ち上げてフアスナー
の下端部とスライダーとを咬合させてスライダーを下端
から上端まで引き上げるという煩雑な動作が不要とな
り、ウエスト部から上にスライダーを引き上げ、ウエス
ト部から下にスライダーを引き下げるという、ウエスト
部を中心とした簡単な動作で前開き部を閉じることがで
きる。また、自転車をこぐ等の動作を行う場合には、第
2のフアスナーを一杯に開けて足の動きに対応させると
ともに、第1のフアスナーを閉めて上半身に寒気等が侵
入することを防止できる。しかも、この考案のコート
は、裾縁部にゴム紐を取り付けて裾回りを絞つているた
め、上記第2のフアスナーを開いてウエスト部から下の
部分の生地を左右に開いても、裾が大きく拡がらず、絞
られた裾縁部の上側の生地がやや膨らんで膝を包むよう
にして足に沿うので、足の動きが自由であるにもかかわ
らず、下半身における寒気等の侵入を最小限に抑えるこ
とができるという効果を奏する。逆に、暑くなつた場合
等には、第1および第2のフアスナーを、それぞれ適度
な開き度合いに開けて胸元や足腰に風が通るようにする
こともできる。さらに、前開き部を開閉するフアスナー
が、上下一続きではなく、ウエスト部から上と下で2つ
に分かれているため、各フアスナーがねじれにくく縫製
しやすい。そして、各フアスナーがねじれにくいことか
ら、各フアスナーの取り付け部分に引きつれや皺ができ
にくく、長期の使用によつても、上下のフアスナー取り
付け部にほつれ等が生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す正面図、第2図,第
3図および第4図は上記実施例の使用態様を示す説明
図、第5図および第6図は従来例を示す正面図である。 8…前身頃、14…ウエスト部、19…前開き部、A…第1
のフアスナー、B…第2のフアスナー、C…裾部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前開きで少なくとも裾が膝に至る長さの丈
    を有するコートであつて、左右前身頃の前開き部のウエ
    スト部から上に、首部からウエスト部に向かつて開くよ
    うに第1のフアスナーを取り付け、上記前開き部のウエ
    スト部から下に、裾からウエスト部に向かつて開く第2
    のフアスナーを取り付け、前開き部を、ウエスト部から
    上の部分と下の部分とで別々に開閉可能とし、かつそれ
    ぞれの開き度合いを任意に維持できるようにするととも
    に、裾縁部にゴム紐を取り付けて裾回りを絞つたことを
    特徴とするコート。
JP1990124553U 1990-11-26 1990-11-26 コート Expired - Lifetime JPH072566Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990124553U JPH072566Y2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 コート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990124553U JPH072566Y2 (ja) 1990-11-26 1990-11-26 コート

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Publication Number Publication Date
JPH0481912U JPH0481912U (ja) 1992-07-16
JPH072566Y2 true JPH072566Y2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=31872198

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102018186B1 (ko) * 2018-03-22 2019-09-04 연후코리아 벨트부재를 구비하여 다수개의 주름이 형성되는 의류

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS484642U (ja) * 1971-06-16 1973-01-19
JPS5549024Y2 (ja) * 1977-06-24 1980-11-15

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KR102018186B1 (ko) * 2018-03-22 2019-09-04 연후코리아 벨트부재를 구비하여 다수개의 주름이 형성되는 의류

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