JPH07255964A - トリミング・ミシンでオーバーエッジ・ステッチのシームを行うための装置及び方法とそれによって得られたシーム - Google Patents

トリミング・ミシンでオーバーエッジ・ステッチのシームを行うための装置及び方法とそれによって得られたシーム

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JPH07255964A
JPH07255964A JP6262892A JP26289294A JPH07255964A JP H07255964 A JPH07255964 A JP H07255964A JP 6262892 A JP6262892 A JP 6262892A JP 26289294 A JP26289294 A JP 26289294A JP H07255964 A JPH07255964 A JP H07255964A
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JP
Japan
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workpiece
needle
thread
sewing
seam
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Pending
Application number
JP6262892A
Other languages
English (en)
Inventor
Roberto Sanvito
ロベルト・サンビト
Giuseppe Pozzi
ジュゼッペ・ポッツィ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rimoldi Necchi Srl
Rimoldi Srl
Original Assignee
Rimoldi Necchi Srl
Rimoldi Srl
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Filing date
Publication date
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D05SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
    • D05BSEWING
    • D05B57/00Loop takers, e.g. loopers
    • D05B57/06Loop takers, e.g. loopers for overedge-stitch sewing machines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】普通の型のトリミング・ミシンに着脱可能な補
助装置を付けて2本の糸でオーバーエッジ・ステッチを
行うように適合させる。 【構成】上方のルーパの端部の作業部分(10b)と並列
して配置する上方のルーパ(10)と一体に結合する鉤型
要素(15)を取り付ける。鉤型要素(15)は、針の下降
のストロークの始めに針によって保持される縫い糸
(3)を係合する。上方のルーパ(10)の下降のストロ
ークに続いて、鉤型要素(15)は工作物(5)の横の縁
部(5a)を越えて縫い糸(3)を引き出す。こうして対
にされた仕上げ部分(17a、17b)は縫い糸(3)に沿
って形成され、それらは工作物(5)の横の縁部(5a)
にできるだけ密着して工作物(5)への針(2)の挿入
点の夫々から延在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、夫々の縫い糸を保持
し、規定の縫い付け方向に従って移動する工作物を通っ
て直線動作で往復運動させられる少なくとも1本の針
と;各自の相互に絡み合せる糸を保持する下方ルーパで
あり、工作物の下で働き、縫合わせ方向に対して横方向
に往復運動を行い、その結果工作物に挿入される縫い糸
によって形成される輪を周期的に通って係合するように
される下方ルーパと;工作物の横の縁部の何れかの側部
上に延在する湾曲した軌道に沿って往復運動させられ
て、相互に絡み合う糸と係合し、それを工作物上に位置
させ、その結果工作物へ向って移動する縫い針によって
相互に輪が作られるようにする上方ルーパ:とを具備す
る型のトリミング・ミシンでオーバーエッジ・ステッチ
のシームを行うための装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】本発明
の目的は、工作物を通して2つの並列する部分に折り返
された縫い糸を挿入すること;工作物を通して挿入され
た縫い糸の部分によって形成される輪内で、2つの連続
し並列する部分に折り曲げられた相互に絡み合う糸を係
合することと、相互に絡み合う糸の一方を工作物の横の
縁部を跨いで運ぶことと;工作物を通る縫い糸の新しい
挿入ステップに同期して、工作物上の相互に絡み合う部
分と工作物の縁部との間に形成される空間の中に縫い糸
で相互に輪を作ること:とを具備する方法を前記装置に
よって行うことである。
【0003】当該の装置及び方法によって新しいシーム
を形成することも本発明の目的であり、前記シームは:
工作物、それ自身の横の縁部に平行する縫い合せ方向で
アラインされる挿入点で工作物を通って係合される少な
くとも1本の縫い糸と;縫い糸と相互に輪を作る相互に
絡み合う糸とを具備する。
【0004】衣類或いはそのようなものを作る業界に於
て、シームが作られる間に、自動的に飾り縫いされる手
で重ね合わされる工作物の縁部に沿ってオーバーエッジ
・ステッチのシームを作るために適合されるトリミング
・ミシンの助けを借りて、色々な衣類の部分を組合わせ
るための及び/或いは獲得された物品の縁部できれいな
仕上りを達成するための縫い合せ作業がしばしば行われ
る。
【0005】オーバーエッジ・ステッチのシームの形成
のために、1本以上の糸が必要とされる。より詳細に
は、ミシンの他の構成要素部分と同期して動作する供給
手段によって、規定の縫い合わせ方向に針板に沿って前
方へ動かされる工作物を通って、ほぼ垂直の面内で往復
運動で駆動される針と共同させられる少なくとも1本の
縫い糸が準備される。この針の作動については、縫い糸
が織物を通って挿入され、そして針がその上方へのスト
ロークを始める時にそれが通常その中に相互に絡み合う
糸が挿入される輪を形成し、その糸は針板の下に配置さ
れ、縫い合せ方向に対して横向きに往復運動をさせられ
る下方ルーパの端部と係合させられる。
【0006】下方のルーパが、従って相互に絡み合う糸
が、縫い糸によって形成される輪に旨い具合に係合させ
られる時、相互に絡み合う糸は工作物の横の縁部の何れ
かの側部上に延在する軌道に沿って往復運動をする上方
の輪によって係合される。更に詳細には、新しい下降の
ストロークが針によって行われる時、上方の輪は相互に
絡み合う輪を係合して、工作物上にそれを引き出し、針
及びその結果縫い糸によって相互に輪を作る準備をし、
続いて縫い糸が工作物を通って再び挿入され、その結果
新しい縫いステッチを形成するであろう。
【0007】こうして作られたシームに於て、縫い糸
は、針が工作物に入った点で相次いで接合され、工作物
の横の縁部に平行する複数の直線の短い長さ部即ち部分
に、工作物の“右側部”に、即ちシームが作られる間作
業者によって見られ得る部分に配置される。工作物上
の、相互に絡み合う糸は、針が挿入される各点と工作物
の横の縁部との間の斜めの交番する路に沿って延在する
一連の短い長さ部を形成するように配置される。工作物
の裏の側面上、即ちシームが形成される間針板に面する
側面上で、工作物の右側部上の相互に絡み合う糸に関し
て上述と同じ方法で、縫い糸が針の挿入点と縫い糸の同
じ部分が相互に絡み合う糸と係合される工作物の横の縁
部との間で斜めの交番する路に沿って互いに続く複数の
短い長さ部を形成するように配置される。
【0008】連邦標準カタログ(Federal Standard Cat
alogue)の502番及び503番で記載される上記の型
のオーバーエッジ・ステッチのシームは他の型のオーバ
ーエッジ・ステッチのシームと同様、衣類の縁部或いは
そのようなものに沿う装飾的仕上げとしても時々使用さ
れる。
【0009】前述に記されるように、技術的に通常“中
綴じ(saddle stitch )”と呼ばれる特別な型のステッ
チで作られたシームによって、それらの縁部が仕上げら
れた衣類に対して市場での、大きな要望が最近あるとい
うことに留意されたい。
【0010】現在、これらのシームは縫い糸を保持し、
工作物を通って往復運動させられる1本の針を具備する
ミシンによって作られる。クロージャ・ラッチを具備
し、工作物縁部に跨がって延在するU型の軌道に従って
往復運動させられる普通の編み機の針のものと類似の形
状を有する特定のルーパが針と共同している。往復運動
の各下降のステップで、そのようなルーパは縫い糸を拾
い且つ処理して、それが工作物の下の針によって相互に
輪が作られ得るようにし、各上昇のステップでは、工作
物の下の針によって保持される縫い糸を拾い、それをそ
の後の新しい下降のストロークの間、針によって相互に
輪が作られるように準備状態にする。
【0011】その結果、横の縁部に対して直角を指向す
る複数の短い長さ部に従って、工作物の右側部に載る一
本の糸と縫い鎖を形成する。工作物の裏側で、縫い糸は
針挿入点と工作物の横の縁部との間に存在する空間内に
交番する路を持つ斜めに配置される複数の連続する短い
長さ部を形成する。
【0012】上記の型の仕上げシームが市場で非常に高
く評価される一方で、衣服製造者はこの型の作業で多く
の問題に遭遇することが指摘される。先ず第1に、前記
シームの作成のために特別に製作されたミシンを設置す
ることが必要であるからであり、更に前記シームが衣服
の品物の限定された型でのみ使用され、その結果これら
の品物が最早必要とされなくなると、それらは最早使用
できなくなるからである。
【0013】ルーパの構造的概念とそれが行わなければ
ならない特別な動きのために、上記の特定の型のシーム
を作成するように適合されたミシンの作業速度に多くの
制限が加えられるということにも留意されたい。
【0014】この条件の下で、本発明は概して、いわゆ
る“中綴じ”によって得られる普通のシームの装飾的な
特徴を有するシームの作成を可能にする方法及び装置を
提供することによって、また他方では特別に調整された
特定のミシンの使用に頼ることなしに、公知の技術の問
題を無くすことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段及び作用】ここで、本発明
によると、2本糸のオーバーエッジ・ステッチを作成す
るように設計された従来のトリミング・ミシンは、通常
のオーバーエッジ・ステッチの作成用に変更するように
調整されて、予想外のやり方で、“中綴じ”シームの作
成と全く同じの装飾的な飾りの特徴を有するシームを獲
得することができるということが驚いたことに発見され
た。
【0016】更に詳細には、本発明は、上方のルーパに
よってしっかりと保持され、工作物から針へ延在してい
るその或る部分で縫い糸と係合するように設計される少
なくとも1つの鉤型の要素を更に具備して、上方のルー
パによって行われる針から離れる動きの間に工作物の横
の縁部を越えて前記縫い糸を引き出すようにすることを
特徴とする、トリミング・ミシンでオーバーエッジ・ス
テッチのシームを行うための装置に関する。
【0017】本発明によると、そのような装置は、相関
する輪を作るステップの後で、また縫い糸を挿入する新
しいステップに同期して、工作物の横の縁部を越えて、
工作物から針へ延在する縫い糸部分を引き出すステップ
が行われ、その結果前記縫い糸部分が工作物の横の縁部
に対して横切る方向を指向している、2つの対になった
仕上げ部分に従って、それ自身を配置することを特徴と
する、トリミング・ミシンにオーバーエッジ・ステッチ
のシームを作成する方法を実行する。
【0018】更に本発明によると、当該の装置及び方法
は、縫い糸が絡み合う糸によって相関する輪を作られる
工作物の横の縁部にできるだけ密着して、工作物への前
記挿入点の夫々で、縫い合わせ方向に対して横切る方向
に続いている2つの互いに対になった仕上げ部分に従っ
て、縫い糸が延在していることを特徴とするシームの形
成をもたらす。
【0019】別の特徴及び長所はトリミング・ミシンで
オーバーエッジ・ステッチ・シーム、更に加えて、こう
して本発明によって獲得されるシームを形成するための
装置及び方法の好ましい実施例の詳細な説明からより明
白であろう。その説明は、添付の図面を参考にして、非
限定的な例によって、下記で与えられるであろう。
【0020】
【実施例】図面を参照すると、本発明のトリミング・ミ
シンでオーバーエッジ・ステッチ・シームを作成するた
めの装置は、全体的に参照番号1で示される。
【0021】添付の図面に於て、他の構成要素の部品の
全てがそれ自身公知であり且つ従来のものであるので、
シームを形成する際に共同する部材だけが示される。
【0022】装置1は、夫々の縫い糸3を保持し、針2
の動きと同期して、図3の矢印“F”によって示される
既定の縫い合わせ方向に従って、それ自身公知であり且
つ従来のものであるので図示されていない針板上を水平
方向に動かされる工作物5を通る往復直進運動で作業可
能な、少なくとも1本の針2を具備する。
【0023】更にそれ自身公知の方法で、下方のルーパ
6は針2と共同し;前記ルーパは前記針板及び工作物5
の下に配置され、対応する相互に絡み合う糸7を保持す
る。それ自身の軸の周りで振り動く第1の駆動シャフト
9に固定される支持腕部8に装着される下方のルーパ6
は、縫い合わせ方向“F”にほぼ垂直な方向で往復運動
させられる。
【0024】更に装置1は、ブロック11内に嵌め合さ
れ、留めねじ12によってそれに固定される位置決めシャ
ンク10aを有する上方のルーパ10を具備する。支持ブロ
ック11を保持し、且つそれ自身の軸の周りで振り動く第
2の駆動シャフト14によって作動可能な駆動レバー・シ
ステム13によって、上方のルーパ10は往復運動させら
れ、その結果その一方の端部の作業部分10bは、工作物
5の横方向の縁部5aに跨がって延びる湾曲した軌道を描
く。
【0025】本発明によると、装置1は更に、上方のル
ーパ10に対してしっかりと係合され、ルーパそれ自身の
作業部分10bに対して並列して配置される端部の作業部
分15aを有する、少なくとも一つの鉤型要素15を具備す
る。
【0026】鉤型要素15は、上方のルーパを安定した位
置決めをするのに使用される留めねじ12そのものによっ
て上方のルーパ10と一体にされるのが好ましい。
【0027】結果として、鉤型要素15は、端部の作業位
置15aとは反対側に、留めねじ12が通り抜けており、且
つ支持ブロック11と留めねじの頭部との間に挿入される
連結舌状体15bを有する。
【0028】添付の図面から容易に理解され得るよう
に、鉤型要素15の端部の作業部分15aは、ほぼ垂直な面
内に在る尖らされた平板の形状を有し、且つその上方部
分に、それ自身の端部部分の頂点から、反対側を向いて
いる保持肩部15cを具備することが好ましい。
【0029】同じく本発明の目的である縫い合わせ方法
によると、主に構造に関して上記で説明された装置1の
作動は下記の通りである。
【0030】針2がその往復運動の下降のステップを行
う度毎に、針の孔2aで2つの並列する部分を形成する
ように折り曲げられる縫い糸3が、工作物それ自身の横
の縁部5aから或る既定の間隔を置いて配置される挿入点
4で工作物5を通って挿入される。
【0031】針2が、その下降のストロークの終点にき
て、その上昇ステップを始める時、図2及び3に示され
るように、縫い糸3は、その往復運動の往きの動作を行
う下方のルーパ6がその中に挿入される輪16を形成す
る。このステップの間に、ルーパ6の端部上に配置され
る貫通孔6aの所で、2つの連続的に折り重ねられる部分
7a、7bを形成するように配置される相互に絡み合う糸7
が、縫い糸3によって形成される輪16内で係合される。
【0032】図3に示されるように、下方のルーパ6が
その往復運動の往きのストロークの終点に近付く時に、
上方のルーパ10がその運動の上昇ステップを行うこと
で、その端部の作業部分10bによって下方のルーパに僅
かに触れて、前記の端部そのものの作業部分上で、相互
に絡み合う糸の部分7a、7bの一方を係合する。更に詳し
くは、上方のルーパ10は、先行する縫合わせステッチが
形成された時に工作物5に予め係合された相互に絡み合
う糸の部分7aを係合する。
【0033】図4に示されるように、上方のルーパ10の
上昇のストロークの完了に続いて、相互に絡み合う糸の
部分7aが、工作物の横の縁部5aに跨がって動かされ、且
つその上方へのストロークが完了して、その往復運動の
新しいの下降のストロークを始めようとする時、工作物
それ自身の上で縫い針2によって相互に輪で結ばれ得る
ように配置される。
【0034】本発明によると、都合の良いことに、上方
のルーパがその上昇のストロークの終点に到達した時
に、鉤型要素15は、図4に明瞭に示されるように、工作
物5から針の孔2aへ延在している縫い糸3の一部の下
に、その端部部分15aの側に配置される。この状態の下
で、上方のルーパ10及び鉤型要素15の端部の作業部分10
b及び15aは、針2の先端の下の並列した位置で、工作
物5の供給方向“F”に対して、針の移動する軌道の前
及び後ろに夫々配置される。
【0035】この状態の下で、針2は、工作物5へ向
う、その新しい下降のストロークを行う際に、上方のル
ーパ10と、それによって保持される相互に絡み合う糸7
の部分7aと、工作物5の横の縁部5aとの間に形成される
想像上の三角形に入るようにされて、縫い糸3を相互に
絡み合う糸、それ自身と、相関する輪を作らされる。
【0036】同時に、縫い糸3は鉤型要素15に跨がって
係合され、その結果上方のルーパ10、及び従って鉤型要
素、それ自身が、それらの往復運動の下降のステップを
行う時、それは保持肩部15cによって保持され得る。図
5に示されるように、このステップの間に、上方のルー
パ10及びそれ故に鉤型要素それ自身によって通られる湾
曲した移動の軌道がほぼ垂直方向を採る時、鉤型要素15
の端部作動部分5aがそれを離す前に、縫い糸は工作物5
の横の縁部を越えて引き出されるであろう。
【0037】従って、図6に示されるように工作物の自
由縁部5aを越えて延在する第1の仕上げ部分17aが、工
作物5の右側部、即ちシームが作られている時に作業者
に見え得る側部上で縫い糸に沿って形成される。この仕
上げ部分17aは、工作物を通る針2の挿入及び縫い糸3
によって形成される輪16内への下方のルーパ6の係合と
を含む次のステップの間に工作物5の縁部5aからかなり
離されるであろう。
【0038】図3に見られるように、針2が工作物5か
ら再び現れて、下方のルーパ6がその往きのストローク
を完了した後で、ここで針2からの縫い糸3と相関する
輪にされる相互に絡み合う糸7は、第1の仕上げ部分17
aと対にされるであろう第2の仕上げ部分17bを縫い糸
それ自身で形成し、また添付の図面に明白に示されるよ
うに、第1の仕上げ部分と一緒に、相互に絡み合う糸が
ほぼ波型のコースを採る工作物5の横の縁部5aに固定さ
れるであろう。
【0039】こうしてシームは、工作物5内の針2の挿
入点4の夫々に於いて、工作物の右側部上の縫い糸3
が、縫い糸3が相互に絡み合う糸7によって相関する輪
にされる工作物の横の縁部5aにできるだけ密着して、縫
合わせ方向“F”を横切る方向に延在している2つの互
いに対にされた仕上げ部分17a及び17bに従って延在す
る。
【0040】針2と下方のルーパ10と上方のルーパ6と
の動きと一緒に工作物5の前送りを旨い具合に同期させ
ることによって、対にされた仕上げ部分17a、17bに対
して斜め方向、或いはその代りに、必要に応じて工作物
5の横の縁部5aに対してほぼ垂直の方向を採らせること
ができる。
【0041】工作物5の仕上げ部分17a、17bの裏の側
面で、縫い糸3は、公知の技術によって行われるオーバ
ー・エッジステッチ・シームとほぼ同じやり方で、交互
のシーケンスで相互に続く斜めの部分18a、18bに従っ
て延在する。
【0042】本発明は意図された目的を具現する。
【0043】事実、工作物の右側部上の対にされた仕上
げ部分17a、17bは本発明に従って行われるオーバーエ
ッジ・ステッチ・シームに、いわゆる“中綴じ”で形成
されるシームのそれに非常に類似している外見を与える
ということも指摘される。
【0044】従って、本発明は衣服製造産業で使用され
る一般的な型のオーバーロック・ミシンをただ修正する
ことによって、当該の型の仕上げのシームを作成するた
めのそれだけに、また専用に使用される特別なミシンの
購入及びメンテナンスの実行に今まで依存していた、そ
れらの装飾的な仕上げに対する要求を満たし得る。
【0045】従って本発明は、特別なミシンを購入する
必要が最早なくなったという事実から生じる経済的な利
点に加えて、中綴じシームで仕上げられた衣料品が最早
生産されなくなった時、鉤型要素15をただ取り外すこと
だけで装飾的オーバーロック・ミシンの通常の作業を行
うことができるようにもなった。
【0046】本発明のミシンでのシームの作成は、公知
の技術の機械の速度の約2倍で行うことができるという
ことも示される。
【0047】変更実施例及び変形実施例は、添付の請求
の範囲によって特徴付けられる本発明の範囲から逸脱す
ることなしに、考えられるミシンに行われるということ
が理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】シームを形成するように設計された、参考用の
装置の共同する主要な構成要素の部品の斜視図。
【図2】針によって先に工作物に差し込まれた縫い糸
が、下方のルーパによって保持される相互に絡み合う糸
によって係合される作業ステップの斜視線図。
【図3】下方のルーパによって保持される相互に絡み合
う糸が、上方のルーパによって係合される、図2に示さ
れるものの次のステップの図。
【図4】上方のルーパが、相互に絡み合う糸を工作物上
に保持して、それが縫い針によって相関する輪にされ得
る、図3に示されるものの次の作業ステップの図。
【図5】上方のルーパの下降のストロークと同期して、
前記上方のルーパによって保持される鉤型要素が、工作
物の横の縁部を越えて縫い糸を移動させる、図4に示さ
れるものの次のステップを示す図。
【図6】針が工作物を再び通り抜ける、図5に示される
ものの次の作業ステップを示す図。
【符号の説明】
1…装置、2…針、3…縫い糸、5…工作物、6…下方
のルーパ、7…相互に絡み合う糸、8…支持腕部、9…
駆動シャフト、10…上方のルーパ、11…支持ブロック、
12…留めねじ、13…駆動レバー・システム、14…第2の
駆動シャフト、15…鉤型要素、15a…端部の作業部分、
15b…連結舌状体、15c…保持肩部、16…輪、17a、17
b…仕上げ部分。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジュゼッペ・ポッツィ イタリア国、マルカッロ・コン・カソーネ (ミラノ)、ビア・ダミアノ・キエーサ 36

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −各自の縫い糸(3)を保持し、既定の
    縫合せ方向(“F”)に従って移動する工作物を通って
    直進運動で往復運動させられる少なくとも1本の針
    (2)と;−工作物(5)の下で作動し、縫合わせ方向
    (“F”)に対して横方向に往復運動をして、その結果
    工作物(5)を通って挿入される縫い糸(3)によって
    形成される輪(16)を周期的に通って係合する、各自の
    相互に絡み合う糸(7)を保持する下方のルーパ(6)
    と;−工作物(5)の横の縁部(5a)の何れかの側部上
    に延在する湾曲した軌道に従って往復運動させられて、
    相互に絡み合う糸(7)を係合して、それを工作物
    (5)上に配置し、その結果それが前記工作物へ向って
    移動する縫い針(2)によって相関する輪を作るように
    する上方のルーパ(10)と;を具備するトリミング・ミ
    シンでオーバーエッジ・ステッチ・シームを作成するた
    めの装置であり:上方のルーパ(10)によって堅持さ
    れ、縫い糸(3)の工作物(5)から針(2)へ延在す
    る部分で縫い糸を係合するように設計された少なくとも
    1つの鉤型要素(15)を更に具備して、針(2)から離
    れる方向へ上方のルーパ(10)によって行われる動きの
    間に工作物(5)の横の縁部(5a)を越えて前記縫い糸
    を引き出すことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記鉤型要素(15)が、上方のルーパ
    (10)の端部の作業部分(10b)と平行に並ぶ関係で配
    置される端部の作業部分(15a)を有することを特徴と
    する請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記鉤型要素(15)が、尖らされた平板
    型の形状を有し、ほぼ垂直面内にあり、且つその上方部
    に、端部部分それ自身の先端から離れる方向に面する保
    持肩部(15c)を具備する端部の作業部分(15a)を有
    することを特徴とする請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記鉤型要素(15)が、上方のルーパ
    (10)を保持する支持ブロック(11)に固定されること
    を特徴とする請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記鉤型要素(15)が、前記支持ブロッ
    ク(11)と上方のルーパ(10)を固定するための留めね
    じの頭部との間に動作的に挿入される連結舌状体(15
    b)を有することを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】 −工作物(5)を通って、2つの並んだ
    部分に折り曲げられる縫い糸(3)を挿入することと;
    −工作物(5)を通って挿入された縫い糸(3)の前記
    部分によって形成される輪(16)内に、2つの連続し並
    んだ部分に折り曲げられる相互に絡み合う糸(7)を係
    合することと;−工作物(5)の横の縁部(5a)に跨が
    って相互に絡み合う糸の部分(7)の一方を運ぶこと
    と;−工作物(5)を通る縫い糸の新しい挿入ステップ
    と同期して、工作物(5)上の相互に絡み合う糸(7)
    の部分と工作物縁部(5a)との間に形成される空間内に
    縫い糸(3)の相関する輪を作ることと;のステップか
    ら成る、トリミング・ミシンでオーバーエッジ・ステッ
    チ・シームを形成する方法であり、 相関する輪を作るステップの後で、また縫い糸(3)を
    挿入する新しいステップと同期して、工作物(5)の横
    の縁部(5a)を越えて、工作物(5)から針(2)へ延
    在する縫い糸部分を引出すステップが実行されて、その
    結果前記縫い糸部分が、工作物(5)の横の縁部(5a)
    を横切る方向を指向する2つの対の仕上げ部分(17a、
    17b)を形成するように配置されることを特徴とする方
    法。
  7. 【請求項7】 −工作物(5)それ自身の横の縁部(5
    a)に平行する縫合わせ方向でアラインされる複数の挿
    入点に従って、工作物(5)を通って係合される少なく
    とも1つの縫い糸(3)と;−縫い糸(3)と相関する
    輪が作られる相互に絡み合う糸(7)と;を具備する型
    のシームであり:縫い糸(3)が、工作物(5)への前
    記挿入点の夫々で、縫い糸が相互に絡み合う糸(7)に
    よって相関する輪にされる工作物(5)の横の縁部(5
    a)にできるだけ密着して縫合わせ方向(“F”)を横
    切る方向に連続する2つの互いに対にされた仕上げ部分
    (17a、17b)によって延在することを特徴とするシー
    ム。
  8. 【請求項8】 前記仕上げ部分(17a、17b)が工作物
    (5)の側部縁部(5a)にほぼ垂直に方向付けられるこ
    とを特徴とする請求項7のシーム。
  9. 【請求項9】 前記仕上げ部分(17a、17b)が互いに
    平行し、工作物(5)の側部縁部(5a)に対して斜めに
    方向付けられることを特徴とする請求項7記載のシー
    ム。
  10. 【請求項10】 前記相互に絡み合う糸(7)が、工作
    物(5)の横の縁部(5a)に沿う波型のコースに従って
    延在することを特徴とする請求項7記載のシーム。
JP6262892A 1993-10-27 1994-10-26 トリミング・ミシンでオーバーエッジ・ステッチのシームを行うための装置及び方法とそれによって得られたシーム Pending JPH07255964A (ja)

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IT1272745B (it) 1997-06-26
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ITMI932278A0 (it) 1993-10-27

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