JPH07254816A - 電話/gps共用平面型アンテナおよび電話/gps共用送受信装置 - Google Patents
電話/gps共用平面型アンテナおよび電話/gps共用送受信装置Info
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- JPH07254816A JPH07254816A JP6045807A JP4580794A JPH07254816A JP H07254816 A JPH07254816 A JP H07254816A JP 6045807 A JP6045807 A JP 6045807A JP 4580794 A JP4580794 A JP 4580794A JP H07254816 A JPH07254816 A JP H07254816A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電話用およびGPS用に共用可能な平面型ア
ンテナとその共用平面型アンテナを用いた電話/GPS
共用送受信装置を提供する。 【構成】 地板1と、この地板1との間に複数のショー
トピン2a〜2dを挟んで地板1に対向して平行に設け
られた両面が導体の略円形のパッチ3であって、地板1
と対向する第1の面の中心に第1の給電点を有するとと
もに、第1の面の反対側の第2の面の中心から所定半径
の円周上にあって中心角90度の位置に第2および第3
の給電点を有するパッチ3とを備える。
ンテナとその共用平面型アンテナを用いた電話/GPS
共用送受信装置を提供する。 【構成】 地板1と、この地板1との間に複数のショー
トピン2a〜2dを挟んで地板1に対向して平行に設け
られた両面が導体の略円形のパッチ3であって、地板1
と対向する第1の面の中心に第1の給電点を有するとと
もに、第1の面の反対側の第2の面の中心から所定半径
の円周上にあって中心角90度の位置に第2および第3
の給電点を有するパッチ3とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話用およびGPS用
に共用可能な平面型アンテナとその共用平面型アンテナ
を用いた電話/GPS共用送受信装置に関する。
に共用可能な平面型アンテナとその共用平面型アンテナ
を用いた電話/GPS共用送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のルーフに埋め込まれた自動車電話
用平面型アンテナが知られている(例えば、電子情報通
信学会AP87−98「自動車電話用埋込み型平面アン
テナ」近藤他 参照)。この平面型アンテナは、接地極
となる地板上にインピーダンス整合用のショートピンを
挟んで円形パッチが設けられた垂直偏波用アンテナであ
って、地板を貫通した同軸ケーブルのセンターピンが円
形パッチの中心に接続されて給電が行われ、軸対象モー
ドで励振してパッチと地板との間から横に垂直偏波の電
波を送信または受信している。
用平面型アンテナが知られている(例えば、電子情報通
信学会AP87−98「自動車電話用埋込み型平面アン
テナ」近藤他 参照)。この平面型アンテナは、接地極
となる地板上にインピーダンス整合用のショートピンを
挟んで円形パッチが設けられた垂直偏波用アンテナであ
って、地板を貫通した同軸ケーブルのセンターピンが円
形パッチの中心に接続されて給電が行われ、軸対象モー
ドで励振してパッチと地板との間から横に垂直偏波の電
波を送信または受信している。
【0003】また、自動車電話用平面型ダイバーシティ
アンテナの各アンテナにそれぞれ独立に給電することに
よって、複数の受信方式を可能にする電話用平面型アン
テナが知られている(例えば、1990年電子情報通信
学会秋季全国大会「多機能型ダイバーシチアンテナの給
電法」岩下他 参照)。この平面型アンテナは、上記平
面型アンテナと同様に地板上にショートピンを介してパ
ッチが設置されている。パッチは両面基板から形成さ
れ、地板と対向するパッチ下面の基板と地板とにより垂
直偏波用アンテナが構成されるとともに、パッチの上面
にアンテナパターンが形成されて他のアンテナが構成さ
れている。垂直偏波用アンテナにはパッチ下面の基板へ
給電され、パッチ上面のアンテナにはショートピンの中
を通って給電され、各アンテナがそれぞれ別々に動作す
るようになっている。
アンテナの各アンテナにそれぞれ独立に給電することに
よって、複数の受信方式を可能にする電話用平面型アン
テナが知られている(例えば、1990年電子情報通信
学会秋季全国大会「多機能型ダイバーシチアンテナの給
電法」岩下他 参照)。この平面型アンテナは、上記平
面型アンテナと同様に地板上にショートピンを介してパ
ッチが設置されている。パッチは両面基板から形成さ
れ、地板と対向するパッチ下面の基板と地板とにより垂
直偏波用アンテナが構成されるとともに、パッチの上面
にアンテナパターンが形成されて他のアンテナが構成さ
れている。垂直偏波用アンテナにはパッチ下面の基板へ
給電され、パッチ上面のアンテナにはショートピンの中
を通って給電され、各アンテナがそれぞれ別々に動作す
るようになっている。
【0004】一方、衛星から送信されるGPS(Global
Positioning System)の信号電波を受信して車両の現
在位置を測位するナビゲーションシステムが実用化さ
れ、普及している。このGPS用の受信アンテナは平面
型アンテナで、衛星からの信号電波を受信するためにパ
ッチに垂直な上方からの円偏波を受信可能な円偏波用ア
ンテナである。
Positioning System)の信号電波を受信して車両の現
在位置を測位するナビゲーションシステムが実用化さ
れ、普及している。このGPS用の受信アンテナは平面
型アンテナで、衛星からの信号電波を受信するためにパ
ッチに垂直な上方からの円偏波を受信可能な円偏波用ア
ンテナである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電話用の平
面型アンテナを2台用いて空間ダイバーシティを構成
し、さらにGPS受信機も設置しようとすると、合計3
台のアンテナを車両の例えばルーフに設置しなければな
らず、アンテナの設置スペースが広くなり過ぎるという
問題がある。自動車電話用アンテナもGPS用アンテナ
も同様な平面型アンテナであるから、両者を共用化すれ
ば設置スペースを節約できる。
面型アンテナを2台用いて空間ダイバーシティを構成
し、さらにGPS受信機も設置しようとすると、合計3
台のアンテナを車両の例えばルーフに設置しなければな
らず、アンテナの設置スペースが広くなり過ぎるという
問題がある。自動車電話用アンテナもGPS用アンテナ
も同様な平面型アンテナであるから、両者を共用化すれ
ば設置スペースを節約できる。
【0006】本発明の目的は、電話用およびGPS用に
共用可能な平面型アンテナとその共用平面型アンテナを
用いた電話/GPS共用送受信装置を提供することにあ
る。
共用可能な平面型アンテナとその共用平面型アンテナを
用いた電話/GPS共用送受信装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1およ
び図2に対応づけて請求項1〜6の発明を説明すると、
請求項1の発明は、地板1と、この地板1との間に複数
のショートピン2a〜2dを挟んで地板1に対向して平
行に設けられた両面が導体3a、3bの略円形のパッチ
3であって、地板1と対向する第1の面(3a)の中心
に第1の給電点を有するとともに、第1の面の反対側の
第2の面(3b)の中心から所定半径の円周上にあって
中心角90度の位置に第2および第3の給電点を有する
パッチ3とを備え、これにより、上記目的を達成する。
請求項2の電話/GPS共用平面型アンテナの複数のシ
ョートピン2a〜2dは、パッチ3の中心から所定半径
の円周上の中心角90度ごとの位置に設けられ、複数の
ショートピン2a〜2dの内の隣接する2つのショート
ピン2c、2dの中を通して第2および第3の給電点に
給電するようにしたものである。請求項3の電話/GP
S共用平面型アンテナは、第1の給電点に給電すること
によって垂直偏波用アンテナ4として動作し、第2およ
び第3の給電点に互いに位相が90度異なる信号を給電
することによって円偏波用アンテナ5として動作するも
のである。請求項4の発明は、垂直偏波用アンテナ4と
円偏波用アンテナ5とが組み込まれた平面型アンテナ9
と、円偏波用アンテナ5に接続され、入力信号から90
度の位相差を有する2つの信号を生成する位相回路11
と、電話の送受信時に電話用送受信機を垂直偏波用アン
テナ4に接続するとともに、GPS信号受信時にGPS
受信機を位相回路11を介して円偏波用アンテナ5に接
続する切り換え回路10とを備え、これにより、上記目
的を達成する。請求項5の電話/GPS共用送受信装置
の平面型アンテナ9は、地板1と、この地板1との間に
複数のショートピン2a〜2dを挟んで地板1に対向し
て平行に設けられた両面が導体3a、3bの略円形のパ
ッチ3であって、地板1と対向する第1の面(3a)の
中心に第1の給電点を有するとともに、第1の面の反対
側の第2の面(3b)の中心から所定半径の円周上にあ
って中心角90度の位置に第2および第3の給電点を有
するパッチ3とを備え、第1の給電点に給電することに
よって垂直偏波用アンテナ4として動作し、第2および
第3の給電点に互いに位相が90度異なる信号を給電す
ることによって円偏波用アンテナ5として動作するよう
にしたものである。請求項6の電話/GPS共用送受信
装置の複数のショートピン2a〜2dは、パッチ3の中
心から所定半径の円周上の中心角90度ごとの位置に設
けられ、複数のショートピン2a〜2dの内の隣接する
2つのショートピン2c、2dの中を通して第2および
第3の給電点に給電するようにしたものである。一実施
例を示す図3に対応づけて請求項7〜10の発明を説明
すると、請求項7の発明は、第1の垂直偏波用アンテナ
4aと第1の円偏波用アンテナ5aとが組み込まれた第
1の平面型アンテナ9aと、第2の垂直偏波用アンテナ
4bと第2の円偏波用アンテナ5bとが組み込まれた第
2の平面型アンテナ9bと、第1の円偏波用アンテナ5
aに接続され、入力信号から90度の位相差を有する2
つの信号を生成する第1の位相回路11aと、第2の円
偏波用アンテナ5bに接続され、入力信号から90度の
位相差を有する2つの信号を生成する第2の位相回路1
1bと、第1および第2の平面型アンテナ9a、9bの
各垂直偏波用アンテナ4a、4bにより受信された信号
レベルを比較する比較回路14aと、通常は、電話用送
受信機12を第1の垂直偏波用アンテナ4aに接続する
とともに、GPS受信機13を第2の位相回路11bを
介して第2の円偏波用アンテナ5bに接続し、電話の受
信時に、比較回路14aによる比較の結果、信号レベル
の高い方の垂直偏波用アンテナ(4aまたは4b)に電
話用送受信機12を接続するとともに、信号レベルの低
い方の平面型アンテナ(9aまたは9b)の円偏波用ア
ンテナ(5aまたは5b)に第1または第2の位相回路
(11aまたは11b)を介してGPS受信機13を接
続する切り換え回路10a、10b、14a、14bと
を備え、これにより、上記目的を達成する。請求項8の
発明は、給電点を切り換えることによって第1の垂直偏
波用アンテナ4aまたは第1の円偏波用アンテナ5aと
して動作する第1の平面型アンテナ9aと、第1の円偏
波用アンテナ5aの給電点に接続され、入力信号から9
0度の位相差を有する2つの信号を生成する第1の位相
回路11aと、第1の垂直偏波用アンテナ4aの給電点
へ接続するか、または第1の位相回路11aを介してへ
第1の円偏波用アンテナ5aの給電点へ接続するかを切
り換える第1の給電点切り換え回路10aと、給電点を
切り換えることによって第2の垂直偏波用アンテナ4b
または第2の円偏波用アンテナ5bとして動作する第2
の平面型アンテナ9bと、第2の円偏波用アンテナ5b
の給電点に接続され、入力信号から90度の位相差を有
する2つの信号を生成する第2の位相回路11bと、第
2の垂直偏波用アンテナ4bの給電点へ接続するか、ま
たは第2の位相回路11bを介して第2の円偏波用アン
テナ5bの給電点へ接続するかを切り換える第2の給電
点切り換え回路10bと、電話用送受信機12を第1の
給電点切り換え回路10aへ接続するか、または第2の
給電点切り換え回路10bへ接続するかを切り換える電
話用アンテナ切り換え回路14aと、GPS受信機13
を第1の給電点切り換え回路10aへ接続するか、また
は第2の給電点切り換え回路10bへ接続するかを切り
換えるGPS用アンテナ切り換え回路14bと、第1お
よび第2の平面型アンテナ(9aまたは9b)の各垂直
偏波用アンテナ(4aまたは4b)により受信された信
号レベルを比較する比較回路14aとを備え、通常は、
電話用アンテナ切り換え回路14aと第1の給電点切り
換え回路10aとを介して電話用送受信機12を第1の
垂直偏波用アンテナ4aの給電点に接続するとともに、
GPS用アンテナ切り換え回路14bと第2の給電点切
り換え回路10bと第2の位相回路11bとを介してG
PS受信機13を第2の円偏波用アンテナ5bの給電点
に接続し、電話の受信時は、比較回路14aによる比較
の結果、信号レベルの高い方の平面型アンテナ(9aま
たは9b)の垂直偏波用アンテナ(4aまたは4b)の
給電点に、電話用アンテナ切り換え回路14aと第1ま
たは第2の給電点切り換え回路(10aまたは10b)
を介して電話用送受信機12を接続するとともに、信号
レベルの低い方の平面型アンテナ(9aまたは9b)の
円偏波用アンテナ(5aまたは5b)の給電点に、GP
S用アンテナ切り換え回路14aと第1または第2の給
電点切り換え回路(10aまたは10b)と第1または
第2の位相回路(11aまたは11b)とを介してGP
S受信機13を接続することにより、上記目的を達成す
る。請求項9の電話/GPS共用送受信装置の第1およ
び第2の平面型アンテナ9a、9bはそれぞれ、地板
と、この地板との間に複数のショートピンを挟んで地板
に対向して平行に設けられた両面が導体の略円形のパッ
チであって、地板と対向する第1の面の中心に第1の給
電点を有するとともに、第1の面の反対側の第2の面の
中心から所定半径の円周上にあって中心角90度の位置
に第2および第3の給電点を有するパッチとを備え、第
1の給電点に給電することによって垂直偏波用アンテナ
4a、4bとして動作し、第2および第3の給電点に互
いに位相が90度異なる信号を給電することによって円
偏波用アンテナ5a、5bとして動作するものである。
請求項10の電話/GPS共用送受信装置の複数のショ
ートピンは、パッチの中心から所定半径の円周上の中心
角90度ごとの位置に設けられ、複数のショートピンの
内の隣接する2つのショートピンの中を通して第2およ
び第3の給電点に給電するようにしたものである。
び図2に対応づけて請求項1〜6の発明を説明すると、
請求項1の発明は、地板1と、この地板1との間に複数
のショートピン2a〜2dを挟んで地板1に対向して平
行に設けられた両面が導体3a、3bの略円形のパッチ
3であって、地板1と対向する第1の面(3a)の中心
に第1の給電点を有するとともに、第1の面の反対側の
第2の面(3b)の中心から所定半径の円周上にあって
中心角90度の位置に第2および第3の給電点を有する
パッチ3とを備え、これにより、上記目的を達成する。
請求項2の電話/GPS共用平面型アンテナの複数のシ
ョートピン2a〜2dは、パッチ3の中心から所定半径
の円周上の中心角90度ごとの位置に設けられ、複数の
ショートピン2a〜2dの内の隣接する2つのショート
ピン2c、2dの中を通して第2および第3の給電点に
給電するようにしたものである。請求項3の電話/GP
S共用平面型アンテナは、第1の給電点に給電すること
によって垂直偏波用アンテナ4として動作し、第2およ
び第3の給電点に互いに位相が90度異なる信号を給電
することによって円偏波用アンテナ5として動作するも
のである。請求項4の発明は、垂直偏波用アンテナ4と
円偏波用アンテナ5とが組み込まれた平面型アンテナ9
と、円偏波用アンテナ5に接続され、入力信号から90
度の位相差を有する2つの信号を生成する位相回路11
と、電話の送受信時に電話用送受信機を垂直偏波用アン
テナ4に接続するとともに、GPS信号受信時にGPS
受信機を位相回路11を介して円偏波用アンテナ5に接
続する切り換え回路10とを備え、これにより、上記目
的を達成する。請求項5の電話/GPS共用送受信装置
の平面型アンテナ9は、地板1と、この地板1との間に
複数のショートピン2a〜2dを挟んで地板1に対向し
て平行に設けられた両面が導体3a、3bの略円形のパ
ッチ3であって、地板1と対向する第1の面(3a)の
中心に第1の給電点を有するとともに、第1の面の反対
側の第2の面(3b)の中心から所定半径の円周上にあ
って中心角90度の位置に第2および第3の給電点を有
するパッチ3とを備え、第1の給電点に給電することに
よって垂直偏波用アンテナ4として動作し、第2および
第3の給電点に互いに位相が90度異なる信号を給電す
ることによって円偏波用アンテナ5として動作するよう
にしたものである。請求項6の電話/GPS共用送受信
装置の複数のショートピン2a〜2dは、パッチ3の中
心から所定半径の円周上の中心角90度ごとの位置に設
けられ、複数のショートピン2a〜2dの内の隣接する
2つのショートピン2c、2dの中を通して第2および
第3の給電点に給電するようにしたものである。一実施
例を示す図3に対応づけて請求項7〜10の発明を説明
すると、請求項7の発明は、第1の垂直偏波用アンテナ
4aと第1の円偏波用アンテナ5aとが組み込まれた第
1の平面型アンテナ9aと、第2の垂直偏波用アンテナ
4bと第2の円偏波用アンテナ5bとが組み込まれた第
2の平面型アンテナ9bと、第1の円偏波用アンテナ5
aに接続され、入力信号から90度の位相差を有する2
つの信号を生成する第1の位相回路11aと、第2の円
偏波用アンテナ5bに接続され、入力信号から90度の
位相差を有する2つの信号を生成する第2の位相回路1
1bと、第1および第2の平面型アンテナ9a、9bの
各垂直偏波用アンテナ4a、4bにより受信された信号
レベルを比較する比較回路14aと、通常は、電話用送
受信機12を第1の垂直偏波用アンテナ4aに接続する
とともに、GPS受信機13を第2の位相回路11bを
介して第2の円偏波用アンテナ5bに接続し、電話の受
信時に、比較回路14aによる比較の結果、信号レベル
の高い方の垂直偏波用アンテナ(4aまたは4b)に電
話用送受信機12を接続するとともに、信号レベルの低
い方の平面型アンテナ(9aまたは9b)の円偏波用ア
ンテナ(5aまたは5b)に第1または第2の位相回路
(11aまたは11b)を介してGPS受信機13を接
続する切り換え回路10a、10b、14a、14bと
を備え、これにより、上記目的を達成する。請求項8の
発明は、給電点を切り換えることによって第1の垂直偏
波用アンテナ4aまたは第1の円偏波用アンテナ5aと
して動作する第1の平面型アンテナ9aと、第1の円偏
波用アンテナ5aの給電点に接続され、入力信号から9
0度の位相差を有する2つの信号を生成する第1の位相
回路11aと、第1の垂直偏波用アンテナ4aの給電点
へ接続するか、または第1の位相回路11aを介してへ
第1の円偏波用アンテナ5aの給電点へ接続するかを切
り換える第1の給電点切り換え回路10aと、給電点を
切り換えることによって第2の垂直偏波用アンテナ4b
または第2の円偏波用アンテナ5bとして動作する第2
の平面型アンテナ9bと、第2の円偏波用アンテナ5b
の給電点に接続され、入力信号から90度の位相差を有
する2つの信号を生成する第2の位相回路11bと、第
2の垂直偏波用アンテナ4bの給電点へ接続するか、ま
たは第2の位相回路11bを介して第2の円偏波用アン
テナ5bの給電点へ接続するかを切り換える第2の給電
点切り換え回路10bと、電話用送受信機12を第1の
給電点切り換え回路10aへ接続するか、または第2の
給電点切り換え回路10bへ接続するかを切り換える電
話用アンテナ切り換え回路14aと、GPS受信機13
を第1の給電点切り換え回路10aへ接続するか、また
は第2の給電点切り換え回路10bへ接続するかを切り
換えるGPS用アンテナ切り換え回路14bと、第1お
よび第2の平面型アンテナ(9aまたは9b)の各垂直
偏波用アンテナ(4aまたは4b)により受信された信
号レベルを比較する比較回路14aとを備え、通常は、
電話用アンテナ切り換え回路14aと第1の給電点切り
換え回路10aとを介して電話用送受信機12を第1の
垂直偏波用アンテナ4aの給電点に接続するとともに、
GPS用アンテナ切り換え回路14bと第2の給電点切
り換え回路10bと第2の位相回路11bとを介してG
PS受信機13を第2の円偏波用アンテナ5bの給電点
に接続し、電話の受信時は、比較回路14aによる比較
の結果、信号レベルの高い方の平面型アンテナ(9aま
たは9b)の垂直偏波用アンテナ(4aまたは4b)の
給電点に、電話用アンテナ切り換え回路14aと第1ま
たは第2の給電点切り換え回路(10aまたは10b)
を介して電話用送受信機12を接続するとともに、信号
レベルの低い方の平面型アンテナ(9aまたは9b)の
円偏波用アンテナ(5aまたは5b)の給電点に、GP
S用アンテナ切り換え回路14aと第1または第2の給
電点切り換え回路(10aまたは10b)と第1または
第2の位相回路(11aまたは11b)とを介してGP
S受信機13を接続することにより、上記目的を達成す
る。請求項9の電話/GPS共用送受信装置の第1およ
び第2の平面型アンテナ9a、9bはそれぞれ、地板
と、この地板との間に複数のショートピンを挟んで地板
に対向して平行に設けられた両面が導体の略円形のパッ
チであって、地板と対向する第1の面の中心に第1の給
電点を有するとともに、第1の面の反対側の第2の面の
中心から所定半径の円周上にあって中心角90度の位置
に第2および第3の給電点を有するパッチとを備え、第
1の給電点に給電することによって垂直偏波用アンテナ
4a、4bとして動作し、第2および第3の給電点に互
いに位相が90度異なる信号を給電することによって円
偏波用アンテナ5a、5bとして動作するものである。
請求項10の電話/GPS共用送受信装置の複数のショ
ートピンは、パッチの中心から所定半径の円周上の中心
角90度ごとの位置に設けられ、複数のショートピンの
内の隣接する2つのショートピンの中を通して第2およ
び第3の給電点に給電するようにしたものである。
【0008】
【作用】単一構造の平面型アンテナに自動車電話用の垂
直偏波用アンテナとGPS用の円偏波用アンテナを組み
込み、給電点を切り換えることによって垂直偏波用アン
テナまたは円偏波用アンテナとして動作させる。これに
より、単一構造の平面型アンテナを自動車電話用とGP
S用とに共用とすることができ、アンテナの設置スペー
スを小さくできるとともに、コストを低減することがで
きる。また、円偏波用アンテナの第2および第3の給電
点へは、地板とパッチとの間に設置された複数のショー
トピンの内の隣接する2つのショートピンの中を通して
給電する。これにより、シンプルで合理的なアンテナ構
造とすることができる。垂直偏波用アンテナと円偏波用
アンテナとが組み込まれた単一構造の平面型アンテナ
を、電話の送受信時は電話用送受信機を垂直偏波用アン
テナに接続して自動車電話用として用い、GPS受信時
はGPS受信機を位相回路を介して円偏波用アンテナに
接続してGPS用として用いる。これにより、単一の平
面型アンテナにより自動車電話による通話とGPS信号
の受信とを行うことができ、アンテナの設置スペースと
コストの低減が可能となる。垂直偏波用アンテナと円偏
波用アンテナとが組み込まれた単一構造の平面型アンテ
ナを2個用いて空間ダイバーシティアンテナを構成し、
通常は、いずれか一方の平面型アンテナの垂直偏波用ア
ンテナに電話用送受信機を接続して自動車電話用として
用い、他方の平面型アンテナの円偏波用アンテナに位相
回路を介してGPS受信機を接続してGPS用として用
いる。電話の受信時は、両垂直偏波用アンテナで受信さ
れた電波の高周波レベルが高い方の平面型アンテナを自
動車電話用として用い、他方をGPS用として用いる。
これにより、自動車電話におけるフェージングの影響を
低減でき、良好な通話が可能になるとともに、2個のア
ンテナのどちらかでGPS信号も受信できるので、自動
車電話機とGPS受信機とを車両に設置する場合でもア
ンテナの設置スペースが少なくてすむ上に、コストダウ
ンを計ることができる。
直偏波用アンテナとGPS用の円偏波用アンテナを組み
込み、給電点を切り換えることによって垂直偏波用アン
テナまたは円偏波用アンテナとして動作させる。これに
より、単一構造の平面型アンテナを自動車電話用とGP
S用とに共用とすることができ、アンテナの設置スペー
スを小さくできるとともに、コストを低減することがで
きる。また、円偏波用アンテナの第2および第3の給電
点へは、地板とパッチとの間に設置された複数のショー
トピンの内の隣接する2つのショートピンの中を通して
給電する。これにより、シンプルで合理的なアンテナ構
造とすることができる。垂直偏波用アンテナと円偏波用
アンテナとが組み込まれた単一構造の平面型アンテナ
を、電話の送受信時は電話用送受信機を垂直偏波用アン
テナに接続して自動車電話用として用い、GPS受信時
はGPS受信機を位相回路を介して円偏波用アンテナに
接続してGPS用として用いる。これにより、単一の平
面型アンテナにより自動車電話による通話とGPS信号
の受信とを行うことができ、アンテナの設置スペースと
コストの低減が可能となる。垂直偏波用アンテナと円偏
波用アンテナとが組み込まれた単一構造の平面型アンテ
ナを2個用いて空間ダイバーシティアンテナを構成し、
通常は、いずれか一方の平面型アンテナの垂直偏波用ア
ンテナに電話用送受信機を接続して自動車電話用として
用い、他方の平面型アンテナの円偏波用アンテナに位相
回路を介してGPS受信機を接続してGPS用として用
いる。電話の受信時は、両垂直偏波用アンテナで受信さ
れた電波の高周波レベルが高い方の平面型アンテナを自
動車電話用として用い、他方をGPS用として用いる。
これにより、自動車電話におけるフェージングの影響を
低減でき、良好な通話が可能になるとともに、2個のア
ンテナのどちらかでGPS信号も受信できるので、自動
車電話機とGPS受信機とを車両に設置する場合でもア
ンテナの設置スペースが少なくてすむ上に、コストダウ
ンを計ることができる。
【0009】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
発明が実施例に限定されるものではない。
解決するための手段および作用の項では、本発明を分り
やすくするために実施例の図を用いたが、これにより本
発明が実施例に限定されるものではない。
【0010】
【実施例】図1は一実施例のアンテナ部を示す斜視図、
図2は図1に示すアンテナ部分を横から見た図である。
接地極となる地板1の上に、4本のインピーダンス整合
用のショートピン2a〜2dを挟んでアンテナエレメン
トである円形のパッチ3を設置する。このパッチ3の両
面を金属面に形成し、地板1と対向する下側の金属面3
aと地板1とにより垂直偏波用平面型アンテナ4を構成
するとともに、パッチ3の上側の金属面3bと地板1と
により円偏波用平面型アンテナ5を構成する。ショート
ピン2a〜2dは、パッチ3の中心から半径rの円周上
の中心角90度ごとに位置に設ける。パッチ3の下側の
金属面3aの中心に同軸ケーブル6のセンターピン6a
を接続し、この同軸ケーブル6を介して垂直偏波用アン
テナ4に給電する。一方、ショートピン2c、2dの中
を地板1側からそれぞれ同軸ケーブル7、8を通して、
パッチ3の上側の金属面3bに同軸ケーブル7、8のセ
ンターピン7a、8aを接続し、これら2本の同軸ケー
ブル7、8を介して円偏波用アンテナ5に給電する。垂
直偏波用アンテナ4と円偏波用アンテナ5へは給電点切
り換え器10により給電先を切り換え、さらに円偏波用
アンテナ5へは円偏波励振用位相器11を介して給電す
る。給電点切り換え器10は同軸スイッチなどを用い、
位相器11は90度ハイブリッドカプラなどを用いる。
図2は図1に示すアンテナ部分を横から見た図である。
接地極となる地板1の上に、4本のインピーダンス整合
用のショートピン2a〜2dを挟んでアンテナエレメン
トである円形のパッチ3を設置する。このパッチ3の両
面を金属面に形成し、地板1と対向する下側の金属面3
aと地板1とにより垂直偏波用平面型アンテナ4を構成
するとともに、パッチ3の上側の金属面3bと地板1と
により円偏波用平面型アンテナ5を構成する。ショート
ピン2a〜2dは、パッチ3の中心から半径rの円周上
の中心角90度ごとに位置に設ける。パッチ3の下側の
金属面3aの中心に同軸ケーブル6のセンターピン6a
を接続し、この同軸ケーブル6を介して垂直偏波用アン
テナ4に給電する。一方、ショートピン2c、2dの中
を地板1側からそれぞれ同軸ケーブル7、8を通して、
パッチ3の上側の金属面3bに同軸ケーブル7、8のセ
ンターピン7a、8aを接続し、これら2本の同軸ケー
ブル7、8を介して円偏波用アンテナ5に給電する。垂
直偏波用アンテナ4と円偏波用アンテナ5へは給電点切
り換え器10により給電先を切り換え、さらに円偏波用
アンテナ5へは円偏波励振用位相器11を介して給電す
る。給電点切り換え器10は同軸スイッチなどを用い、
位相器11は90度ハイブリッドカプラなどを用いる。
【0011】ところで、一般にマイクロストリップアン
テナの設計は次のようにして行われる。今、目的の受信
周波数をf、地板とパッチとの間の誘電率をεrとする
と、アンテナの実行半径Aeは次式により求められる。
テナの設計は次のようにして行われる。今、目的の受信
周波数をf、地板とパッチとの間の誘電率をεrとする
と、アンテナの実行半径Aeは次式により求められる。
【数1】 しかし、パッチの円弧(端)の部分から電界の漏れがあ
るために、実際のパッチの半径Aは実行半径Aeより小
さくなる。この地板とパッチとの間の誘電体の厚さをt
とすると半径Aは次式により求められる。
るために、実際のパッチの半径Aは実行半径Aeより小
さくなる。この地板とパッチとの間の誘電体の厚さをt
とすると半径Aは次式により求められる。
【数2】 この実施例では、パッチ3の基板の厚さを小さく、且つ
基板の誘電体に誘電率の低いものを選べば、もともとパ
ッチ3と地板1との間の誘電体は空気で誘電率は1であ
るから、εrは、
基板の誘電体に誘電率の低いものを選べば、もともとパ
ッチ3と地板1との間の誘電体は空気で誘電率は1であ
るから、εrは、
【数3】εr≒1 と考えることができる。1.5GHz帯のディジタル対
応電話とGPSとは周波数が接近しており、GPS信号
の帯域幅が2MHzしかないので、上記のマイクロスト
リップアンテナの設計式によれば同じ寸法のパッチを電
話用とGPS用とに共用することが可能である。
応電話とGPSとは周波数が接近しており、GPS信号
の帯域幅が2MHzしかないので、上記のマイクロスト
リップアンテナの設計式によれば同じ寸法のパッチを電
話用とGPS用とに共用することが可能である。
【0012】なお、パッチ上側の金属面を小さくし、も
っと高い周波数の円偏波用アンテナとして用いてもよ
い。また、パッチの金属面は真円である必要はなく、さ
らに、金属面が略円形であればパッチ自体が円形である
必要はない。また、地板1を両面基板に形成し、パッチ
3と対向する上側の金属面を平面型アンテナ用の地板と
して用いるとともに、下側の金属面に両アンテナ4、5
の給電点から給電点切り換えスイッチ10までの高周波
回路部を金属パターンとして形成してもよい。
っと高い周波数の円偏波用アンテナとして用いてもよ
い。また、パッチの金属面は真円である必要はなく、さ
らに、金属面が略円形であればパッチ自体が円形である
必要はない。また、地板1を両面基板に形成し、パッチ
3と対向する上側の金属面を平面型アンテナ用の地板と
して用いるとともに、下側の金属面に両アンテナ4、5
の給電点から給電点切り換えスイッチ10までの高周波
回路部を金属パターンとして形成してもよい。
【0013】図3は一実施例の構成を示す機能ブロック
図である。なお、図中の太線は同軸ケーブルを表わし、
細線は制御線を表わす。この実施例では、図1および図
2に示す垂直偏波用アンテナ4と円偏波用アンテナ5か
ら成る電話およびGPS共用平面型アンテナ9を2台車
両に設置した例を説明する。なお以下では、2台の平面
型アンテナの一方をメインアンテナ9aと呼び、他方を
サブアンテナ9bと呼ぶ。電話用送受信機12を、レベ
ル比較・給電点切り換え回路14a、電話用バンドパス
フィルター15aおよび給電点切り換え器10aを介し
てメインアンテナ9aへ接続するとともに、レベル比較
・給電点切り換え回路14a、電話用バンドパスフィル
ター15bおよび給電点切り換え器10bを介してサブ
アンテナ9bへ接続する。一方、GPS受信機13を、
アンテナ切り換え回路14b、GPS用バンドパスフィ
ルターおよびプリアンプ16aおよび給電点切り換え器
10aを介してメインアンテナ9aへ接続するととも
に、アンテナ切り換え回路14b、GPS用バンドパス
フィルターおよびプリアンプ16bおよび給電点切り換
え器10bを介してサブアンテナ9bへ接続する。
図である。なお、図中の太線は同軸ケーブルを表わし、
細線は制御線を表わす。この実施例では、図1および図
2に示す垂直偏波用アンテナ4と円偏波用アンテナ5か
ら成る電話およびGPS共用平面型アンテナ9を2台車
両に設置した例を説明する。なお以下では、2台の平面
型アンテナの一方をメインアンテナ9aと呼び、他方を
サブアンテナ9bと呼ぶ。電話用送受信機12を、レベ
ル比較・給電点切り換え回路14a、電話用バンドパス
フィルター15aおよび給電点切り換え器10aを介し
てメインアンテナ9aへ接続するとともに、レベル比較
・給電点切り換え回路14a、電話用バンドパスフィル
ター15bおよび給電点切り換え器10bを介してサブ
アンテナ9bへ接続する。一方、GPS受信機13を、
アンテナ切り換え回路14b、GPS用バンドパスフィ
ルターおよびプリアンプ16aおよび給電点切り換え器
10aを介してメインアンテナ9aへ接続するととも
に、アンテナ切り換え回路14b、GPS用バンドパス
フィルターおよびプリアンプ16bおよび給電点切り換
え器10bを介してサブアンテナ9bへ接続する。
【0014】レベル比較・給電点切り換え回路14a
は、上述した給電点切り換え器10a、10bを制御し
て電話使用時のメインアンテナ9aとサブアンテナ9b
の給電点を切り換える。電話用送受信機12からの制御
信号に基づいて電話の送信時と受信時を判別し、送信時
は、メインアンテナ9aの給電点を電話用の垂直偏波用
アンテナ4aの給電点に切り換えて、サブアンテナ9b
の給電点をGPS用の円偏波用アンテナ5bの給電点に
切り換える。一方、受信時は、メインアンテナ9aとサ
ブアンテナ9bの給電点をともに垂直偏波用アンテナ4
a、4bの給電点に切り換えて高周波信号レベルを比較
し、両アンテナ9a、9bの内のレベルの高い方を電話
用に低い方をGPS用に切り換える。アンテナ切り換え
回路14bは、給電点切り換え器10a、10bを制御
して通常はサブアンテナ9bをGPS用に設定し、電話
の受信時にレベル比較・給電点切り換え回路14aから
アンテナ切り換え指令が送信されるとメインアンテナ9
aをGPS用に切り換える。
は、上述した給電点切り換え器10a、10bを制御し
て電話使用時のメインアンテナ9aとサブアンテナ9b
の給電点を切り換える。電話用送受信機12からの制御
信号に基づいて電話の送信時と受信時を判別し、送信時
は、メインアンテナ9aの給電点を電話用の垂直偏波用
アンテナ4aの給電点に切り換えて、サブアンテナ9b
の給電点をGPS用の円偏波用アンテナ5bの給電点に
切り換える。一方、受信時は、メインアンテナ9aとサ
ブアンテナ9bの給電点をともに垂直偏波用アンテナ4
a、4bの給電点に切り換えて高周波信号レベルを比較
し、両アンテナ9a、9bの内のレベルの高い方を電話
用に低い方をGPS用に切り換える。アンテナ切り換え
回路14bは、給電点切り換え器10a、10bを制御
して通常はサブアンテナ9bをGPS用に設定し、電話
の受信時にレベル比較・給電点切り換え回路14aから
アンテナ切り換え指令が送信されるとメインアンテナ9
aをGPS用に切り換える。
【0015】図4は一実施例のアンテナ切り換え動作を
示すフローチャートである。このフローチャートによ
り、実施例の動作を説明する。この実施例では、通常、
メインアンテナ9aを電話用に、サブアンテナ9bをG
PS用に設定しておき、電話の受信時に、両アンテナ9
a、9bの垂直偏波用アンテナ4a、4bで受信された
電波の高周波信号レベルが高い方を電話用として用い、
低い方をGPS用として用いる。ステップS1でメイン
アンテナ9aを電話用送受信機12に接続するととも
に、その給電点を垂直偏波用アンテナ4aに切り換え、
サブアンテナ9bをGPS受信機13に接続するととも
に、その給電点を円偏波用アンテナ5bに切り換えてス
テップS2へ進み、電話を使用するか否かを判別する。
電話を使用する時はステップS3へ進み、使用しなけれ
ばステップS4へ進む。電話を使用しない時は、ステッ
プS4で、メインアンテナ9aを電話用送受信機12に
接続するとともに、その給電点を垂直偏波用アンテナ4
aに切り換え、サブアンテナ9bをGPS受信機13に
接続するとともに、その給電点を円偏波用アンテナ5b
に切り換えて処理を終了する。
示すフローチャートである。このフローチャートによ
り、実施例の動作を説明する。この実施例では、通常、
メインアンテナ9aを電話用に、サブアンテナ9bをG
PS用に設定しておき、電話の受信時に、両アンテナ9
a、9bの垂直偏波用アンテナ4a、4bで受信された
電波の高周波信号レベルが高い方を電話用として用い、
低い方をGPS用として用いる。ステップS1でメイン
アンテナ9aを電話用送受信機12に接続するととも
に、その給電点を垂直偏波用アンテナ4aに切り換え、
サブアンテナ9bをGPS受信機13に接続するととも
に、その給電点を円偏波用アンテナ5bに切り換えてス
テップS2へ進み、電話を使用するか否かを判別する。
電話を使用する時はステップS3へ進み、使用しなけれ
ばステップS4へ進む。電話を使用しない時は、ステッ
プS4で、メインアンテナ9aを電話用送受信機12に
接続するとともに、その給電点を垂直偏波用アンテナ4
aに切り換え、サブアンテナ9bをGPS受信機13に
接続するとともに、その給電点を円偏波用アンテナ5b
に切り換えて処理を終了する。
【0016】一方、電話を使用する時は、ステップS3
で送信か否かを判別し、送信であればステップS1へ戻
り、送信でなければステップS5へ進む。ステップS5
では受信か否かを判別し、受信であればステップS6へ
進み、受信でなければステップS2へ戻る。電話の受信
の時は、ステップS6で、メインアンテナ9aとサブア
ンテナ9bの垂直偏波用アンテナ4a、4bにより受信
された電波の高周波信号レベルを比較し、メインアンテ
ナ9aのレベルがサブアンテナ9bよりも高ければステ
ップS7へ進み、メインアンテナ9aを電話用送受信機
12へ接続するとともに、その給電点を垂直偏波用アン
テナ4aに切り換え、サブアンテナ9bをGPS受信機
13へ接続するとともに、その給電点を円偏波用アンテ
ナ5bに切り換えてステップS5へ戻る。一方、サブア
ンテナ9bの高周波信号レベルがメインアンテナ9aの
レベルよりも高い時は、ステップS8で、電話の受信か
否かを改めて判別し、電話の受信であればステップS9
へ進んでメインアンテナ9aをGPS受信機13へ接続
するとともに、その給電点を円偏波用アンテナ5aに切
り換え、サブアンテナ9bを電話用送受信機12へ接続
するとともに、その給電点を垂直偏波用アンテナ4bに
切り換えてステップS5へ戻る。ステップS8で電話の
受信でないと判別された時はステップS1へ戻る。
で送信か否かを判別し、送信であればステップS1へ戻
り、送信でなければステップS5へ進む。ステップS5
では受信か否かを判別し、受信であればステップS6へ
進み、受信でなければステップS2へ戻る。電話の受信
の時は、ステップS6で、メインアンテナ9aとサブア
ンテナ9bの垂直偏波用アンテナ4a、4bにより受信
された電波の高周波信号レベルを比較し、メインアンテ
ナ9aのレベルがサブアンテナ9bよりも高ければステ
ップS7へ進み、メインアンテナ9aを電話用送受信機
12へ接続するとともに、その給電点を垂直偏波用アン
テナ4aに切り換え、サブアンテナ9bをGPS受信機
13へ接続するとともに、その給電点を円偏波用アンテ
ナ5bに切り換えてステップS5へ戻る。一方、サブア
ンテナ9bの高周波信号レベルがメインアンテナ9aの
レベルよりも高い時は、ステップS8で、電話の受信か
否かを改めて判別し、電話の受信であればステップS9
へ進んでメインアンテナ9aをGPS受信機13へ接続
するとともに、その給電点を円偏波用アンテナ5aに切
り換え、サブアンテナ9bを電話用送受信機12へ接続
するとともに、その給電点を垂直偏波用アンテナ4bに
切り換えてステップS5へ戻る。ステップS8で電話の
受信でないと判別された時はステップS1へ戻る。
【0017】上述した実施例では、垂直偏波用アンテナ
と円偏波用アンテナとが組み込まれた単一構造の平面型
アンテナを2個用いて自動車電話用空間ダイバーシティ
を構成するとともに、それらのアンテナをGPS受信用
と共用する例を示したが、そのような平面型アンテナを
単独で用いて自動車電話用とGPS用とに共用とするこ
とももちろん可能である。
と円偏波用アンテナとが組み込まれた単一構造の平面型
アンテナを2個用いて自動車電話用空間ダイバーシティ
を構成するとともに、それらのアンテナをGPS受信用
と共用する例を示したが、そのような平面型アンテナを
単独で用いて自動車電話用とGPS用とに共用とするこ
とももちろん可能である。
【0018】以上の実施例の構成において、垂直偏波用
アンテナ4が垂直偏波用アンテナを、円偏波用アンテナ
5が円偏波用アンテナを、地板1が地板を、ショートピ
ン2a〜2dがショートピンを、パッチ3がパッチを、
平面型アンテナ9が平面型アンテナを、位相器11が位
相回路を、給電点切り換え器10が切り換え回路を、垂
直偏波用アンテナ4aおよび4bが第1および第2の垂
直偏波用アンテナを、円偏波用アンテナ5aおよび5b
が第1および第2の円偏波用アンテナを、平面型アンテ
ナ9aおよび9bが第1および第2の平面型アンテナ
を、位相器11aおよび11bが第1および第2の位相
回路を、レベル比較・給電点切り換え回路14aが比較
回路を、給電点切り換え器10a、10b、レベル比較
・給電点切り換え回路14aおよびアンテナ切り換え回
路14bが切り換え回路を、給電点切り換え器10aお
よび10bが第1および第2の給電点切り換え回路を、
レベル比較・給電点切り換え回路14aが電話用アンテ
ナ切り換え回路を、アンテナ切り換え回路14bがGP
S用アンテナ切り換え回路をそれぞれ構成する。
アンテナ4が垂直偏波用アンテナを、円偏波用アンテナ
5が円偏波用アンテナを、地板1が地板を、ショートピ
ン2a〜2dがショートピンを、パッチ3がパッチを、
平面型アンテナ9が平面型アンテナを、位相器11が位
相回路を、給電点切り換え器10が切り換え回路を、垂
直偏波用アンテナ4aおよび4bが第1および第2の垂
直偏波用アンテナを、円偏波用アンテナ5aおよび5b
が第1および第2の円偏波用アンテナを、平面型アンテ
ナ9aおよび9bが第1および第2の平面型アンテナ
を、位相器11aおよび11bが第1および第2の位相
回路を、レベル比較・給電点切り換え回路14aが比較
回路を、給電点切り換え器10a、10b、レベル比較
・給電点切り換え回路14aおよびアンテナ切り換え回
路14bが切り換え回路を、給電点切り換え器10aお
よび10bが第1および第2の給電点切り換え回路を、
レベル比較・給電点切り換え回路14aが電話用アンテ
ナ切り換え回路を、アンテナ切り換え回路14bがGP
S用アンテナ切り換え回路をそれぞれ構成する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
一構造の平面型アンテナに自動車電話用の垂直偏波用ア
ンテナとGPS用の円偏波用アンテナを組み込み、給電
点を切り換えることによって垂直偏波用アンテナまたは
円偏波用アンテナとして動作させるようにしたので、単
一構造の平面型アンテナを自動車電話用とGPS用とに
共用とすることができ、アンテナの設置スペースを小さ
くできるとともに、コストを低減することができる。ま
た、円偏波用アンテナの第2および第3の給電点へは、
地板とパッチとの間に設置された複数のショートピンの
内の隣接する2つのショートピンの中を通して給電する
ようにしたので、シンプルで合理的なアンテナ構造とす
ることができる。垂直偏波用アンテナと円偏波用アンテ
ナとが組み込まれた単一構造の平面型アンテナを、電話
の送受信時は電話用送受信機を垂直偏波用アンテナに接
続して自動車電話用として用い、GPS受信時はGPS
受信機を位相回路を介して円偏波用アンテナに接続して
GPS用として用いるようにしたので、単一の平面型ア
ンテナにより自動車電話による通話とGPS信号の受信
とを行うことができ、アンテナの設置スペースとコスト
の低減が可能となる。垂直偏波用アンテナと円偏波用ア
ンテナとが組み込まれた単一構造の平面型アンテナを2
個用いて空間ダイバーシティアンテナを構成し、通常
は、いずれか一方の平面型アンテナの垂直偏波用アンテ
ナに電話用送受信機を接続して自動車電話用として用
い、他方の平面型アンテナの円偏波用アンテナに位相回
路を介してGPS受信機を接続してGPS用として用い
るとともに、電話の受信時は、両垂直偏波用アンテナで
受信された電波の高周波レベルが高い方の平面型アンテ
ナを自動車電話用として用い、他方をGPS用として用
いるようにしたので、自動車電話におけるフェージング
の影響を低減でき、良好な通話が可能になるとともに、
2個のアンテナのどちらかでGPS信号も受信できるの
で、自動車電話機とGPS受信機とを車両に設置する場
合でもアンテナの設置スペースが少なくてすむ上に、コ
ストダウンを計ることができる。
一構造の平面型アンテナに自動車電話用の垂直偏波用ア
ンテナとGPS用の円偏波用アンテナを組み込み、給電
点を切り換えることによって垂直偏波用アンテナまたは
円偏波用アンテナとして動作させるようにしたので、単
一構造の平面型アンテナを自動車電話用とGPS用とに
共用とすることができ、アンテナの設置スペースを小さ
くできるとともに、コストを低減することができる。ま
た、円偏波用アンテナの第2および第3の給電点へは、
地板とパッチとの間に設置された複数のショートピンの
内の隣接する2つのショートピンの中を通して給電する
ようにしたので、シンプルで合理的なアンテナ構造とす
ることができる。垂直偏波用アンテナと円偏波用アンテ
ナとが組み込まれた単一構造の平面型アンテナを、電話
の送受信時は電話用送受信機を垂直偏波用アンテナに接
続して自動車電話用として用い、GPS受信時はGPS
受信機を位相回路を介して円偏波用アンテナに接続して
GPS用として用いるようにしたので、単一の平面型ア
ンテナにより自動車電話による通話とGPS信号の受信
とを行うことができ、アンテナの設置スペースとコスト
の低減が可能となる。垂直偏波用アンテナと円偏波用ア
ンテナとが組み込まれた単一構造の平面型アンテナを2
個用いて空間ダイバーシティアンテナを構成し、通常
は、いずれか一方の平面型アンテナの垂直偏波用アンテ
ナに電話用送受信機を接続して自動車電話用として用
い、他方の平面型アンテナの円偏波用アンテナに位相回
路を介してGPS受信機を接続してGPS用として用い
るとともに、電話の受信時は、両垂直偏波用アンテナで
受信された電波の高周波レベルが高い方の平面型アンテ
ナを自動車電話用として用い、他方をGPS用として用
いるようにしたので、自動車電話におけるフェージング
の影響を低減でき、良好な通話が可能になるとともに、
2個のアンテナのどちらかでGPS信号も受信できるの
で、自動車電話機とGPS受信機とを車両に設置する場
合でもアンテナの設置スペースが少なくてすむ上に、コ
ストダウンを計ることができる。
【図1】一実施例のアンテナ部の斜視図。
【図2】図1に示すアンテナ部を横から見た図。
【図3】一実施例の構成を示す機能ブロック図。
【図4】一実施例のアンテナ切り換え動作を示すフロー
チャート。
チャート。
1 地板 2a〜2d ショートピン 3 パッチ 3a、3b 金属面 4、4a、4b 垂直偏波用アンテナ 5、5a、5b 円偏波用アンテナ 6、7、8 同軸ケーブル 6a、7a、8a センターピン 10、10a、10b 給電点切り換え器 11、11a、11b 位相器 12 電話用送受信機 13 GPS受信機 14a レベル比較・給電点切り換え回路 14b アンテナ切り換え回路 15a、15b 電話用バンドパスフィルター 16a、16b GPS用バンドパスフィルターおよび
プリアンプ
プリアンプ
Claims (10)
- 【請求項1】 地板と、 この地板との間に複数のショートピンを挟んで前記地板
に対向して平行に設けられた両面が導体の略円形のパッ
チであって、前記地板と対向する第1の面の中心に第1
の給電点を有するとともに、前記第1の面の反対側の第
2の面の中心から所定半径の円周上にあって中心角90
度の位置に第2および第3の給電点を有するパッチとを
備えることを特徴とする電話/GPS共用平面型アンテ
ナ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電話/GPS共用平面
型アンテナにおいて、 前記複数のショートピンは前記パッチの中心から前記所
定半径の円周上の中心角90度ごとの位置に設けられ、
前記複数のショートピンの内の隣接する2つのショート
ピンの中を通して前記第2および第3の給電点に給電す
ることを特徴とする電話/GPS共用平面型アンテナ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電話/
GPS共用平面型アンテナにおいて、 前記第1の給電点に給電することによって垂直偏波用ア
ンテナとして動作し、前記第2および第3の給電点に互
いに位相が90度異なる信号を給電することによって円
偏波用アンテナとして動作することを特徴とする電話/
GPS共用平面型アンテナ。 - 【請求項4】 垂直偏波用アンテナと円偏波用アンテナ
とが組み込まれた平面型アンテナと、 前記円偏波用アンテナに接続され、入力信号から90度
の位相差を有する2つの信号を生成する位相回路と、 電話の送受信時に電話用送受信機を前記垂直偏波用アン
テナに接続するとともに、GPS信号受信時にGPS受
信機を前記位相回路を介して前記円偏波用アンテナに接
続する切り換え回路とを備えることを特徴とする電話/
GPS共用送受信装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の電話/GPS共用送受
信装置において、 前記平面型アンテナは、地板と、この地板との間に複数
のショートピンを挟んで前記地板に対向して平行に設け
られた両面が導体の略円形のパッチであって、前記地板
と対向する第1の面の中心に第1の給電点を有するとと
もに、前記第1の面の反対側の第2の面の中心から所定
半径の円周上にあって中心角90度の位置に第2および
第3の給電点を有するパッチとを備え、前記第1の給電
点に給電することによって前記垂直偏波用アンテナとし
て動作し、前記第2および第3の給電点に互いに位相が
90度異なる信号を給電することによって前記円偏波用
アンテナとして動作することを特徴とする電話/GPS
共用送受信装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の電話/GPS共用送受
信装置において、 前記複数のショートピンは前記パッチの中心から前記所
定半径の円周上の中心角90度ごとの位置に設けられ、
前記複数のショートピンの内の隣接する2つのショート
ピンの中を通して前記第2および第3の給電点に給電す
ることを特徴とする電話/GPS共用送受信装置。 - 【請求項7】 第1の垂直偏波用アンテナと第1の円偏
波用アンテナとが組み込まれた第1の平面型アンテナ
と、 第2の垂直偏波用アンテナと第2の円偏波用アンテナと
が組み込まれた第2の平面型アンテナと、 前記第1の円偏波用アンテナに接続され、入力信号から
90度の位相差を有する2つの信号を生成する第1の位
相回路と、 前記第2の円偏波用アンテナに接続され、入力信号から
90度の位相差を有する2つの信号を生成する第2の位
相回路と、 前記第1および第2の平面型アンテナの各垂直偏波用ア
ンテナにより受信された信号レベルを比較する比較回路
と、 通常は、電話用送受信機を前記第1の垂直偏波用アンテ
ナに接続するとともに、GPS受信機を前記第2の位相
回路を介して前記第2の円偏波用アンテナに接続し、電
話の受信時に、前記比較回路による比較の結果、信号レ
ベルの高い方の前記垂直偏波用アンテナに前記電話用送
受信機を接続するとともに、前記信号レベルの低い方の
前記平面型アンテナの円偏波用アンテナに前記第1また
は第2の位相回路を介して前記GPS受信機を接続する
切り換え回路とを備えることを特徴とする電話/GPS
共用送受信装置。 - 【請求項8】 給電点を切り換えることによって第1の
垂直偏波用アンテナまたは第1の円偏波用アンテナとし
て動作する第1の平面型アンテナと、 前記第1の円偏波用アンテナの給電点に接続され、入力
信号から90度の位相差を有する2つの信号を生成する
第1の位相回路と、 前記第1の垂直偏波用アンテナの給電点へ接続するか、
または前記第1の位相回路を介してへ前記第1の円偏波
用アンテナの給電点へ接続するかを切り換える第1の給
電点切り換え回路と、 給電点を切り換えることによって第2の垂直偏波用アン
テナまたは第2の円偏波用アンテナとして動作する第2
の平面型アンテナと、 前記第2の円偏波用アンテナの給電点に接続され、入力
信号から90度の位相差を有する2つの信号を生成する
第2の位相回路と、 前記第2の垂直偏波用アンテナの給電点へ接続するか、
または前記第2の位相回路を介して前記第2の円偏波用
アンテナの給電点へ接続するかを切り換える第2の給電
点切り換え回路と、 電話用送受信機を前記第1の給電点切り換え回路へ接続
するか、または前記第2の給電点切り換え回路へ接続す
るかを切り換える電話用アンテナ切り換え回路と、 GPS受信機を前記第1の給電点切り換え回路へ接続す
るか、または前記第2の給電点切り換え回路へ接続する
かを切り換えるGPS用アンテナ切り換え回路と、 前記第1および第2の平面型アンテナの各垂直偏波用ア
ンテナにより受信された信号レベルを比較する比較回路
とを備え、 通常は、前記電話用アンテナ切り換え回路と前記第1の
給電点切り換え回路とを介して前記電話用送受信機を前
記第1の垂直偏波用アンテナの給電点に接続するととも
に、前記GPS用アンテナ切り換え回路と前記第2の給
電点切り換え回路と前記第2の位相回路とを介して前記
GPS受信機を前記第2の円偏波用アンテナの給電点に
接続し、 電話の受信時は、前記比較回路による比較の結果、信号
レベルの高い方の前記平面型アンテナの垂直偏波用アン
テナの給電点に、前記電話用アンテナ切り換え回路と前
記第1または第2の給電点切り換え回路とを介して前記
電話用送受信機を接続するとともに、前記信号レベルの
低い方の前記平面型アンテナの円偏波用アンテナの給電
点に、前記GPS用アンテナ切り換え回路と前記第1ま
たは第2の給電点切り換え回路と前記第1または第2の
位相回路とを介して前記GPS受信機を接続することを
特徴とする電話/GPS共用送受信装置。 - 【請求項9】 請求項7または請求項8に記載の電話/
GPS共用送受信装置において、 前記第1および第2の平面型アンテナはそれぞれ、地板
と、この地板との間に複数のショートピンを挟んで前記
地板に対向して平行に設けられた両面が導体の略円形の
パッチであって、前記地板と対向する第1の面の中心に
第1の給電点を有するとともに、前記第1の面の反対側
の第2の面の中心から所定半径の円周上にあって中心角
90度の位置に第2および第3の給電点を有するパッチ
とを備え、前記第1の給電点に給電することによって前
記垂直偏波用アンテナとして動作し、前記第2および第
3の給電点に互いに位相が90度異なる信号を給電する
ことによって前記円偏波用アンテナとして動作すること
を特徴とする電話/GPS共用送受信装置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の電話/GPS共用送
受信装置において、 前記複数のショートピンは前記パッチの中心から前記所
定半径の円周上の中心角90度ごとの位置に設けられ、
前記複数のショートピンの内の隣接する2つのショート
ピンの中を通して前記第2および第3の給電点に給電す
ることを特徴とする電話/GPS共用送受信装置。
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