JPH07254727A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH07254727A
JPH07254727A JP6044619A JP4461994A JPH07254727A JP H07254727 A JPH07254727 A JP H07254727A JP 6044619 A JP6044619 A JP 6044619A JP 4461994 A JP4461994 A JP 4461994A JP H07254727 A JPH07254727 A JP H07254727A
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JP
Japan
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thin film
semiconductor
main surface
electrode
type
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JP6044619A
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English (en)
Inventor
Shinji Kaneko
新二 金子
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、可撓性基板に実装するために生じ
る小形化の制約を回避して可撓性基板と一体化し得、超
小型を実現することを主要な目的とする。 【構成】可撓性薄膜(11)と、この薄膜の一方の主面に形
成されたN型の半導体薄膜層(12)と、この半導体薄膜層
の前記薄膜側の主面に形成されたP型の高濃度領域(13)
と、前記半導体薄膜層の前記薄膜側の主面に前記第1高
濃度領域と離間して形成されたN型の高濃度領域(14)
と、前記可撓性薄膜の他方の主面に形成された、前記第
1高濃度領域と接続する第1電極(15)と、前記可撓性薄
膜の他方の主面に形成された、前記第2高濃度領域と接
続する第2電極(16)とを具備することを特徴とする半導
体センサー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体製造技術や精密機械加工技
術を応用したマイクロマシン技術が注目されている。特
に医療分野においては、内視鏡下手術の高度化や適用分
野の拡大に伴って、マイクロマシン技術に対する期待が
高い。この分野では微小で高機能な処理具の開発が望ま
れているが、このような処理具を正確に機能させるため
には微小で高精度なセンサーの開発が不可欠である。特
に、温度や可動部の変位あるいは負荷のセンシングは安
全性や操作性の向上のために極めて重要である。このよ
うなセンサーで、高精度かつ微小なセンサーとしては半
導体を用いたものが特に適している。
【0003】シリコンのマイクロマシン技術を用いた温
度センサーとしては、例えばThe 7th Intenational
Conference on Solid−State Sensors and Act
uators p746 に示されているように多くの方式や形態が
提案されている。また、高精度なセンシングを行うため
には、センサーに近接してアンプなどの周辺回路を配置
することが必要とされている。
【0004】このようなセンサーを処理具の内部などの
狭い空間に配置しようとした場合、センサーをフレキシ
ブル基板などの可撓性基板に実装する必要がある。この
ような実装方法については、例えば日刊工業新聞社刊
「多層プリント配線板製造技術」のp214に示されて
いるようなベアチップ実装方式が小型化の点で最も優れ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな実装形態では、センサーの大きさはセンサー自体の
ハンドリングやフレキシブル基板と電気的に接合するた
めのはんだ形成領域の大きさによって規定されてしま
い、大幅な小形化は困難であった。
【0006】この発明はこうした事情を考慮してなされ
たもので、可撓性基板に実装するために生じる小形化の
制約を回避して、可撓性基板と一体化しえる超小型の半
導体センサー等の半導体装置及びその製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、可撓
性基板と、この基板の一方の主面に形成された第1導電
型の半導体薄膜層と、この半導体薄膜層の前記基板側の
主面に形成された第2導電型の第1高濃度領域と、前記
半導体薄膜層の前記基板側の主面に前記第1高濃度領域
と離間して形成された第1導電型の第2高濃度領域と、
前記可撓性基板の他方の主面に形成された、前記第1高
濃度領域と接続する第1電極と、前記可撓性基板の他方
の主面に形成された、前記第2高濃度領域と接続する第
2電極とを具備することを特徴とする半導体装置であ
る。
【0008】本願第2の発明は、可撓性基板と、この基
板の一方の主面に形成された、不純物濃度が1×1018
cm3 以下の半導体薄膜層と、この半導体薄膜層の前記基
板側の主面に形成された、不純物濃度が1×1019cm3
以上の高濃度領域と、前記可撓性基板の他方の主面に形
成された、前記半導体薄膜層に接続する第1の電極と、
前記可撓性基板の他方の主面に形成された、前記高濃度
領域に接続する第2の電極とを具備することを特徴とす
る半導体装置である。
【0009】本願第3の発明は、第1導電型の半導体基
板の一主面に第2導電型の拡散層を形成する工程と、前
記基板上に可撓性薄膜を形成する工程と、前記拡散層に
バイアスを印加した状態で、半導体基板の他の主面側か
ら光を照射した状態でエッチングすることによって前記
拡散層及びその周辺の領域を選択的に残存させる工程と
を具備することを特徴とする半導体装置の製造方法であ
る。
【0010】
【作用】この発明によれば、可撓性基板に実装するため
に生じる小形化の制約を回避して、可撓性基板と一体化
しえる超小型の半導体センサー等の半導体装置が得られ
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。 (実施例1)図1を参照する。図中の11は、裏面にN型
半導体薄膜層12が形成されたポリイミドからなる可撓性
薄膜である。前記N型半導体薄膜層12の前記薄膜11側の
主面には、P型の第1高濃度拡散領域13とN型の第2高
濃度拡散領域14が互いに離間して形成されている。前記
第1高濃度拡散領域13と第2高濃度拡散領域14に対応す
る前記薄膜11には、コンタクトホール11a,11bが形成
されている。また、前記薄膜11上及びこれらのコンタク
トホール11a,11bには、第1高濃度拡散領域13に接続
する前記第1電極15,第2高濃度拡散領域14に接続する
前記第2電極16が夫々形成されている。なお、前記電極
15,16は、図示しない配線によって外部装置に接続され
ている。
【0012】このように、実施例1に係る光センサー
は、図1に示す如く、可撓性薄膜11と、この薄膜の一方
の主面に形成されたN型半導体薄膜層12と、この半導体
薄膜層12の前記薄膜側の主面に夫々離間して形成された
P型の第1高濃度拡散領域13,N型の第2高濃度拡散領
域14と、前記可撓性薄膜11の他方の主面に形成された、
前記第1高濃度領域13接続する第1電極15と、前記可撓
性薄膜11の他方の主面に形成された、前記第2高濃度領
域14と接続する第2電極16とを具備した構成となってい
る。
【0013】こうした構成の光センサーをセンシングし
たい部位に配置して第1電極15,第2電極16の間に電圧
を印加してN型半導体薄膜層12とP型の第1高濃度拡散
領域13のPN接合に流れる電流を測定する。PN接合に
流れる電流は温度や歪みに強く依存するので、高精度の
センシング可能になる。このPN接合の構造やバイアス
の印加の仕方については、以下に詳述するいくつかの方
法が考えられる。
【0014】(1) N形半導体薄膜層12の不純物濃度が1
×1014〜1×1019/cm3 、好ましくは1×1016
cm3 程度で、PN接合を順方向にバイアスするように
0.5〜1.0V、好ましくは0.8V程度の定電圧を
印加して流れる電流値をモニタすると、その電流は温度
に強く依存するので、測定された電流から温度を求める
ことができる。この場合、1V以下の低い電圧でセンサ
ーを駆動することができる。なお、ここで電圧の印加と
電流の計測は電極に接続された外部装置によってなされ
る。
【0015】(2) また、N型半導体薄膜層12の不純物濃
度が1×1018〜1×1020/cm3、好ましくは1×1
19/cm3 程度で、PN接合を逆方向にバイアスするよ
うに例えば0.1uAの定電流を印加して流れる電極間
の電位差をモニタすると、この電位差は室温では3V程
度になるが、温度によって大きく変化するので、測定さ
れた電位差から温度を求めることができる。この場合、
比較的小さな温度変化で電位差が大きく変わるので、小
さな消費電力で高精度の温度のセンシングが可能にな
る。
【0016】(3) 更に、N型半導体薄膜層12の不純物濃
度が1×1015〜1×1018/cm3、好ましくは1×1
17/cm3 程度で、PN接合を逆方向にバイアスするよ
うに例えば0.1uAの定電流を印加して流れる電極間
の電位差をモニタすると、この電位差は室温では10V
程度になるが、この電位差は先に述べたよう順方向電流
などと比べると温度依存性は小さいが、接合の歪みによ
って大きく変化するので、このセンサーを歪みが加えら
れる部位に配置すると、高精度の歪みセンサーとして用
いることができる。
【0017】(実施例2)図2を参照する。但し、図1
と同部材は同符号を付して説明を省略する。図1におい
ては、第1電極15,第2電極16は半導体薄膜層12に近接
して配置されているが、実施例2としては、図2に示す
ようにレイアウトによっては外部と接続するための第1
電極15,第2電極16を半導体薄膜層12から離して配置す
ることも可能である。
【0018】この場合、半導体薄膜層102 や可撓性薄膜
11は、半導体微細加工技術を用いて非常に小さく作製す
ることが可能であり、外部と接続するための電極がセン
シングすべき位置から離れており、これらが可撓性薄膜
11で接続されていることによって例えば内視鏡用の鉗子
の先端部等、スペースの限られた部位に対しても容易に
組み込むことができる。
【0019】次に、半導体センサー製造方法について、
図3(A)〜(C)及び図4を参照して説明する。ま
ず、p型の半導体基板31に通常のイオン注入及び拡散工
程によってN型の低濃度拡散層32を形成した後、この低
濃度拡散層32の表面にP型の高濃度拡散層33とN型の高
濃度拡散層34を形成する(図3(A)図示)。つづい
て、前記基板31上に第1のポリイミド膜35を形成し、前
記P型の高濃度拡散層33とN型の高濃度拡散層34に対し
てコンタクト孔36,37を形成する(図3(B)図示)。
ひきつづき、基板表面にAlをスパッタによって形成
し、通常のフォトリソグラフィ工程によって電極38,39
を形成し、半導体センサーを製造する(図3(C)及び
図4図示)。ここで、図4は図3(C)の平面図であ
る。なお、図2においては、説明を簡略化するために、
2つの配線は可撓性薄膜の鉛直方向に対して異なる高さ
に形成されているが、一般的には図4に示したように同
一平面内で分離して配置される。
【0020】次に、全面に第2のポリイミド膜40を形成
した後、外部装置と接続するための電極領域に開口部41
を形成する(図3(D)図示)。つづいて、N型の低濃
度拡散層32以外の全ての半導体基板31の領域をエッチン
グにより除去する(図3(E)図示)。これは、前記低
濃度拡散層32に正にバイアスしてアルカリ性溶液で電気
化学エッチングを行なうことにより実現できる。つづい
て、ポリイミド膜の所定領域を切り出すことによって、
半導体センサーを実現することができる。
【0021】(実施例3)図5を参照する。図中の51
は、裏面にN型の低濃度半導体薄膜層52が形成されたポ
リイミドからなる可撓性薄膜である。前記低濃度半導体
薄膜層52の前記基板51側の主面には、P型の第1高濃度
拡散層53、及び電極とオーミックコンタクトを形成する
ためのN型の第2高濃度拡散領域54a,54bが互いに離
間して形成されている。前記第1高濃度拡散層53と第2
高濃度拡散領域54a,54bに対応する前記基板51には、
コンタクト孔56,57a,57bが形成されている。また、
前記基板51上及びこれらのコンタクト孔56,57a,57b
には、第1高濃度拡散領域53に接続する第1電極58,第
2高濃度拡散領域54a,54bに夫々接続する前記第2電
極59a,59bが形成されている。前記電極58,59a,59
bは、図示しない配線によって外部装置に接続されてい
る。なお、第1高濃度拡散層53,第2高濃度拡散領域54
aの間の距離は、拡散層の寄生抵抗の影響が少なくなる
ように十分小さいものとする。
【0022】こうした構成の光センサーをセンシングし
たい部位に配置して第1電極58,第2電極59aの間に電
圧を印加してN型低濃度半導体薄膜層52とP型の第1高
濃度拡散層53のPN接合に流れる電流を測定し、更に第
2電極59a,59bの間の抵抗値も測定する。この抵抗値
は、実質的に第2高濃度拡散領域54a,54bの間のN型
低濃度半導体薄膜層52の抵抗値に対応する。PN接合を
流れる電流と低濃度半導体層の抵抗値は、いずれも温度
と歪みの両方の影響を受けるが、相対的にPN接合を流
れる電流は温度の影響を強く受け、低濃度半導体層の抵
抗値はピエゾ効果によって歪みの両方の影響を受ける。
従って、この両者を求めることで温度と歪みの両方の値
を得ることができる。
【0023】このように、実施例3では、高精度の温度
及び歪みセンサーを得ることができる。また、図5にお
いては、図1の場合と同様にセンサーとして機能する半
導体層の上部近傍に電極が配置されているが、図2に示
したのと同様に半導体層と電極を可撓性薄膜を介して十
分に離して配置することもできる。この形態が、スペー
スの限られた領域に実装する上で大きなメリットがある
ことは先に述べた通りである。
【0024】(実施例4)図6を参照する。図中の符番
61は、裏面に不純物濃度が1×1017/cm3 のN型半導
体薄膜層62が形成されたポリイミドからなる可撓性薄膜
である。前記N型半導体薄膜層62の前記基板61側の一主
面には、不純物濃度が1×1020/cm3 のN型の高濃度
領域63が形成されている。前記N型半導体薄膜層62の所
定の位置とN型の高濃度領域63に対応する前記基板61に
は、コンタクト孔64,65が形成されている。また、前記
基板61上及びこれらのコンタクト孔64,65には、N形半
導体薄膜層62に接続する第1電極66,N型の高濃度領域
63に接続する第2電極67が夫々形成されている。前記電
極66,67は、図示しない配線によって外部装置に接続さ
れている。
【0025】こうした構成のセンサーをセンシングした
い部位に配置して電極66,67の間に電圧を印加して電極
間に流れる電流を測定する。ここで、第2電極67はN型
半導体薄膜層62に対してオーミック接合となり、第1電
極66はN型半導体薄膜層62に対してショットキー接合を
形成する。従って、第1電極66,第2電極67でショット
キーバリアダイオードを構成する。ショットキーバリア
ダイオードの電流は温度と歪みの両方に強く依存するの
で、温度変化の非常に小さい環境では高精度の歪みセン
サーとして機能し、逆に歪みがかからない。あるいは、
一定であるように実装すれば高精度の温度センサーとし
て機能させることができる。また、この構成では、半導
体層内に逆導電型の拡散層を形成する必要がないので、
製造工程を簡略化することができる。
【0026】上記実施例4においては、1つのセンサー
を外部装置に接続するための電極の近傍に配置した場合
について示したが、電極を可撓性薄膜を介して離して配
置し、更に2つの同一の可撓性薄膜基板上に2つのセン
サーを形成することも可能である。
【0027】(実施例5)図7を参照する。図中の符番
71は可撓性薄膜である。この可撓性薄膜71には、2つの
ショットキーバリアダイオードを構成する半導体層72,
73が形成され、各々から電極74,75,76,77が引き出さ
れている。ここで、半導体層73は測定すべき歪みが加え
られる用に実装され、半導体層72はその近傍に歪みが加
えられないように配置すると、半導体層72が温度補償用
ダミーゲージとして機能するため、温度と歪みの両方を
高精度に検出することができる。
【0028】(実施例6)図8を参照する。図中の81
は、裏面にN型半導体薄膜層82が形成されたポリイミド
からなる可撓性薄膜である。前記N型半導体薄膜層82の
前記基板81側の一主面には、P型高濃度拡散層83、及び
電極とオーミックコンタクトを形成するためのN型高濃
度拡散領域84が互いに離間して形成されている。前記P
型高濃度拡散層83とN型高濃度拡散領域84に対応する前
記基板81には、コンタクト孔85a,85bが形成されてい
る。また、前記基板81上及びこれらのコンタクト孔85
a,85bには、P型高濃度拡散層83に接続する第1電極
86a,N型高濃度拡散領域84に夫々接続する前記第2電
極86bが夫々形成されている。前記可撓性基板81の内部
には高抵抗の金属薄膜抵抗体87が形成されており、この
両端に第3の電極86c,第4の電極86dが接続されてい
る。前記各電極86a〜86dは、図示しない配線によって
外部装置に接続されている。
【0029】これをセンシングしたい部位に配置して第
1電極86aと第2電極86bの間に電圧を印加してN型半
導体薄膜層82とP型高濃度拡散層83のPN接合に流れる
電流を測定し、第3電極86cと第4電極86dの間に電圧
を印加して金属薄膜抵抗体87に流れる電流を測定する。
先に述べたようにPN接合に流れる電流から温度を求め
ることが可能であるので、これによって金属薄膜抵抗体
87を歪みゲージとして用いた場合の温度補正を行なうこ
とが可能になる。このように実施例6では、正確に温度
補正がなされた歪みゲージを得ることができる。
【0030】(実施例7)図9を参照する。但し、図8
と同部材は同符号を付して説明を省略し、要部のみを説
明する。この実施例7は、実施例6と比べ、金属薄膜抵
抗体を導電性高分子薄膜抵抗体91に置き換えたことを特
徴とする。この構成でも、先に述べたようにPN接合に
流れる電流から温度を求めることが可能である。一方、
導電性高分子薄膜抵抗体91の抵抗値は温度と歪みの両方
に強く依存するので、PN接合に流れる電流から求めた
温度によって温度補正を行なうことによって高精度の歪
みセンサーとして機能させることができる。
【0031】(実施例8)図10を参照する。図中の101
は、裏面にN型半導体薄膜層102 が形成されたポリイミ
ドからなる可撓性薄膜である。前記N型半導体薄膜層10
2 の前記可撓性薄膜101 側の一主面には、P型高濃度拡
散層103 と、電極とオーミックコンタクトを形成するた
めのN型高濃度領域104 と、電子回路が形成された半導
体層105 が互いに離間して形成されている。前記P型高
濃度拡散層103 に接続された第1配線106aとN型高濃度
領域104 に接続した第2配線106bは可撓性薄膜101 の内
部を通って半導体層105 に形成された電子回路の所定領
域に接続されている。更に、この電子回路からは外部に
接続するための必要な数の電極107 に接続されている。
【0032】N型半導体薄膜層102 はセンシングしたい
部位に配置され、電子回路で配線106a,106bに電圧が印
加され、その電流値の変化が電子回路で信号処理されて
外部に送られる。この電子回路の機能としては、複数の
センサーに対する信号の振り分け、アンプ、A/D変換
などが考えられる。
【0033】この実施例8では、センシングするN型半
導体薄膜層102 と信号処理を行う半導体層105 が比較的
近接して配置されているが、狭い場所に組み込む際の必
要に応じてある程度離して配置することも可能であり、
更に1つの電子回路に対して複数のセンサーを形成する
ことも可能である。このようにセンサーと電子回路が可
撓性薄膜に一体形成されていることによって、高精度で
小型化されたセンサーを得ることができる。
【0034】(実施例9)図11を参照する。但し、図10
と同部材は同符号を付して説明を省略する。この実施例
9は、図10において、N型半導体薄膜層102 と電子回路
を形成した半導体層105 が、電子回路及びセンサーを形
成した領域と逆導電型の半導体薄膜層111 で覆われてい
る。実施例8のように電子回路を形成した半導体層105
が露出していると、ノイズ影響を受け易く、誤動作や精
度低下の原因となる可能性があるが、このように逆導電
型の半導体薄膜層111 で覆うことによって、そのノイズ
耐性を高めることができる。また、全体として半導体薄
膜層の厚さが増大するために機械的強度が増し、実装の
際の破損の危険を低減することができる。
【0035】(実施例10)図12を参照する。この実施例
10は、図11に示した構造を実現するための製造方法に関
する。一般的に可撓性薄膜上に半導体薄膜層を形成する
には、P型半導体基板上に形成すべき半導体薄膜層以外
の領域をエッチングによって除去する電気化学エッチン
グ法が再現性や制御性の点で最も優れていると考えられ
るが、通常はこの方法で半導体薄膜層を制御性良く残存
させることは困難である。
【0036】これを実現するために、図12に示すような
N型半導体薄膜層102 ,半導体層105 を形成したP型半
導体基板をアルカリ性溶液121 を満たしたエッチング槽
122 に浸して電極123 をカソードとして電気化学エッチ
ングを行う。このとき、エッチングされる面に光を照射
すると、P型半導体基板とN型半導体薄膜層の間に電流
が流れ、P型半導体基板に電位勾配が生じ、P型半導体
基板の特定の電位状態になっている領域でエッチングが
停止することになる。これによってN形半導体薄膜層10
2 ,半導体層105 をP型半導体薄膜層111 で覆うことが
できる。なお、図12で破線124 はエッチング開始前の半
導体基板を示している。このように、実施例10では、可
撓性薄膜101 上にP型半導体層で覆われたN型半導体薄
膜層を再現性良く形成することが可能になる。
【0037】(実施例11)図13を参照する。この実施例
11は、図11に示した構造を実現するための製造方法に関
する。図12に示した方法の場合、電気化学エッチングで
は特定の電位となっている領域でエッチングが停止する
ので、基板に対して水平な方向では、エッチングが終了
に近づいた状態で極端に薄膜化された半導体層に多くの
光に起因した電流が流れることから、垂直方向に残存す
るP型領域の長さよりも垂直方向に残存するP型領域の
長さの方がはるかに大きくなる。
【0038】そこで、実施例11では、電気化学エッチン
グを行う前の半導体基板131 の電子回路あるいはセンサ
ーを形成するN型半導体薄膜層102 ,半導体層105 の外
周にP型高濃度領域132 を形成する。こうした構成にす
ることにより、バイアスされたPN接合の空乏層の横方
向への広がりが抑制されるので、残存するP型領域の横
方向の長さがむやみに大きくなることはない。このよう
に、実施例11の方法では、可撓性薄膜上に所定の形状の
P型高濃度領域132 で囲まれたN型の半導体薄膜層を得
ることができる。
【0039】(実施例12)図14を参照する。図中の141
は、裏面にN型半導体薄膜層142 が形成されたポリイミ
ドからなる可撓性薄膜である。前記N型半導体薄膜層14
2 の前記可撓性薄膜141 側の一主面には、P型高濃度拡
散層143 と、電極とオーミックコンタクトを形成するた
めのN型高濃度領域144 が互いに離間して形成されてい
る。前記可撓性薄膜141 上には、前記P型高濃度拡散層
143 に接続された第1電極 145aと、N型高濃度領域14
4 に接続された第2電極 145bが形成されている。ま
た、前記可撓性薄膜141の内部には高抵抗の金属薄膜抵
抗体146 が形成され、この両端に第3電極 145c,第4
電極 145dが形成されている。更に、前記金属薄膜抵抗
体146 の上方に位置する前記可撓性薄膜141 上部には、
形状記憶合金等の熱力変換素子147 が配置されている。
なお、前記電極 145a〜 145dは、図示しない配線によ
って外部装置に接続されている。
【0040】こうした構成のセンサーにおいて、金属薄
膜抵抗体146 に大きな電流を流すと、そのジュール熱に
よって熱力変換素子147 を駆動してアクチュエータとし
て機能させることができる。その装置は、実施例6で示
したように温度及び歪みセンサーとしても機能するの
で、熱力変換素子147 の温度と変異をモニタすることが
可能である。
【0041】以下、この発明の主な構成、及び具体的な
態様の構成,作用,効果について説明する。 (第1の発明):可撓性基板と、この基板の一方の主面
に形成された第1導電型の半導体薄膜層と、この半導体
薄膜層の前記基板側の主面に形成された第2導電型の第
1高濃度領域と、前記半導体薄膜層の前記基板側の主面
に前記第1高濃度領域と離間して形成された第1導電型
の第2高濃度領域と、前記可撓性基板の他方の主面に形
成された、前記第1高濃度領域と接続する第1電極と、
前記可撓性基板の他方の主面に形成された、前記第2高
濃度領域と接続する第2電極とを具備することを特徴と
する半導体装置。
【0042】(第2の発明):可撓性基板と、この基板
の一方の主面に形成された、不純物濃度が1×1018cm
3 以下の半導体薄膜層と、この半導体薄膜層の前記基板
側の主面に形成された、不純物濃度が1×1019cm3
上の高濃度領域と、前記可撓性基板の他方の主面に形成
された、前記半導体薄膜層に接続する第1の電極と、前
記可撓性基板の他方の主面に形成された、前記高濃度領
域に接続する第2の電極とを具備することを特徴とする
半導体装置。
【0043】(第3の発明):第1導電型の半導体基板
の一主面に第2導電型の拡散層を形成する工程と、前記
基板上に可撓性薄膜を形成する工程と、前記拡散層にバ
イアスを印加した状態で、半導体基板の他の主面側から
光を照射した状態でエッチングすることによって前記拡
散層及びその周辺の領域を選択的に残存させる工程とを
具備することを特徴とする半導体装置の製造方法。
【0044】ケース1(図1参照) (構成)樹脂等の可撓性薄膜(11)の一主面に薄膜化され
た第1導電型の半導体層(12)を有し、半導体層(12)に第
2導電型の拡散層(13)と第1導電型の拡散層(14)とを有
し、更に前記拡散層(13)に接続された第1電極(15)と前
記拡散層(14)に接続された第2電極(16)とを有した構成
のもの。 (作用)第1電極(15)と第2電極(16)に電圧を印加する
と、流れる電流は温度や歪みに強く依存する。この電流
の変化を検知することによって必要な物理量をセンシン
グする。 (効果)このような構成のセンサーは、非常に薄くしか
も可撓性を有するので、微小機械装置内の、狭く入り組
んだ部位に対しても実装することができる。更に、必要
に応じて、外部と接続するための電極をセンシングする
部位よりも難しく、任意のレイアウトで配置することが
できる。
【0045】ケース2(図1参照) (構成)ケース1において、第1導電型の半導体層の濃
度が1×1018/cm3以下の場合で、第1電極と第2電
極に印加される電圧が第1導電型の領域と第2導電型の
領域の接合に対して順バイアスとなるように印加される
構成のもの。 (作用)PN接合ダイオードの順方向電流によってセン
シングする。 (効果)半導体層がシリコンの場合、1V以下の低電圧
で駆動させることが可能となる。また、この電流の温度
依存性は非常に大きいので、極めて高感度の温度センサ
ーとして利用できる。
【0046】ケース3(図1参照) (構成)ケース1において、第1導電型の半導体層の濃
度が1×1018/cm以下の場合で、第1電極15と
第2電極16に印加される電圧が第1導電型の領域と第2
導電型の領域の接合に対して逆バイアスとなるように印
加される構成のもの。 (作用)PN接合ダイオードのアバランシェ電流によっ
てセンシングする。 (効果)半導体層がシリコンの場合、10〜数10V程
度の電圧で駆動させることになるが、比較的小さな消費
電流で安定したセンシングが可能になる。この電流の温
度依存性は非常に大きいので、極めて高感度の温度セン
サーとして利用できる。
【0047】ケース4(図1参照) (構成)ケース1において、第1導電型の半導体層と第
2導電型の拡散層の不純物濃度が1×1018/cm3 以上
の場合で、第1電極15と第2電極16に印加される電圧が
第1導電型の領域と第2導電型の領域の接合に対して逆
バイアスとなるように印加される構成のもの。 (作用)PN接合のトンネル電流によってセンシングす
る。 (効果)トンネル電流は温度依存性が比較的小さく、歪
みによるバンドギャップの変化の影響を強く受けるの
で、高精度の歪みセンサーとして適用できる。
【0048】ケース5(図5参照) (構成)樹脂などの可撓性薄膜(51)の一主面に薄膜化さ
れた第1導電型の半導体層(52)を有し、この半導体層(5
2)の主面に第2導電型の拡散層(53),第1導電型の拡散
層(54a,54b)を有し、更に拡散層(53)に接続された電極
(58)及び拡散層(54a,54b)に夫々接続された電極(59a,
59b)を有する構成のもの。 (作用)電極(59b) と電極(58)にバイアスを印加するこ
とで、PN接合ダイオードを流れる電流を検出し、電極
(59a) と電極(59b) の間の半導体低抗層を測定すること
で、温度と歪みの両方をセンシングする。ダイオードの
電流値は相対的に温度の影響を強く受け、半導体抵抗層
の抵抗値はピエゾ抵抗効果によって相対的に歪みの影響
を強く受けるので、この2つを変化から温度と歪みの両
方を求めることができる。 (効果)高精度の温度及び歪みのセンサーとして利用で
きる。
【0049】ケース6(図6参照) (構成)樹脂などの可撓性薄膜(61)上に形成された半導
体層の、不純物濃度が1×1018/cm3 以下の低濃度領
域(62)に接続された第1電極(66)と不純物濃度が1×1
19/cm3 以上の高濃度領域(63)に接続された第2電極
(67)とを有する構成のもの。 (作用)第1電極(66)と第2電極(67)はショットキーバ
リアダイオードを構成する。この電流の温度依存性は大
きいので高感度の温度センサーとして利用できる。 (効果)半導体層にPN接合を作る必要がないので、少
ない工程数で高精度の温度センサーが得られる。
【0050】ケース7(図8参照) (構成)樹脂などの可撓性薄膜(81)の一主面に薄膜化さ
れた第1導電型の半導体層(82)を有し、この半導体層(8
2)に第2導電型の拡散層(83)と第1導電型の拡散層(84)
を有し、更に拡散層(83)に接続された電極(86a) と拡散
層(84)に接続された電極(86b) を有し、可撓性薄膜(81)
の内部に形成された金属薄膜抵抗体(87)とその両端に接
続された電極(86c,86d)を有する構成のもの。
【0051】(作用)電極(86a) と電極(86b) の間と電
極(86c) と電極(86d) の間に夫々電圧を印加し、流れる
電流をモニタする。PN接合ダイオードの電流と金属薄
膜抵抗を流れる電流の温度及び歪み依存性は異なるの
で、両者の変化を求めることによって歪みと温度の両方
を求めることができる。 (効果)単純な構成で、温度と歪みに対する高精度のセ
ンサーが得られる。
【0052】ケース8(図9参照) (構成)樹脂などの可撓性薄膜(81)の一主面に薄膜化さ
れた第1導電型の半導体層(82)を有し、この半導体層(8
2)に第2導電型の拡散層(83)と第1導電型の拡散層(84)
を有し、更に拡散層(83)に接続された電極(86a) と拡散
層(84)に接続された電極(86b) を有し、可撓性薄膜(81)
の内部に形成された導電性高分子抵抗体(91)とその両端
に接続された電極(86c) 及び(86d) を有する構成のも
の。 (作用)電極(86a) と電極(86b) の間と電極(86c) と電
極(86d) の間に夫々電圧を印加し、流れる電流をモニタ
する。PN接合ダイオードの電流と導電性高分子抵抗体
(91)を流れる電流の温度及び歪み依存性は異なるので、
両者の変化を求めることによって歪みと温度の両方を求
めることができる。 (効果)導電性高分子抵抗体の抵抗値の歪み依存性は一
般的に大きく、一方PN接合ダイオードの電流は歪みよ
りも温度による変化が支配的であるので高精度の温度及
び歪みのセンシングが可能となる。
【0053】ケース9(図10参照) (構成)樹脂などの可撓性薄膜(101) の一主面に第1導
電型の半導体層(102)及び電子回路が形成された半導体
層(105) を有し、半導体層(102) に第2導電型の拡散層
(103) ,第1導電型の領域(104) を有し、可撓性薄膜(1
01) 内に半導体層(105) ,拡散層(103) に接続する配線
(106a)と半導体層(105) ,領域(104) に接続する配線(1
06b)を有し、更に半導体層(105) から外部に接続するた
めの電極(107) を有する構成のもの。 (作用)半導体層(105) の電子回路は半導体層(102) の
PN接合ダイオードに電圧を印加する機能とその電流の
変化を増幅するなどの信号処理機能を有する。処理され
た出力信号は電極(107) を介して外部装置に接続され
る。 (効果)センサーに近接して信号処理回路が配置できる
ため、より高感度なセンサーを得ることができる。 ケース10(図11参照) (構成)第1導電型の半導体層(102) ,(105) が第2導
電型の半導体層(111)で覆われた構成のもの。 (作用)半導体層の厚さが半導体層(102) ,(105) のみ
の場合と比較して厚くなるので、デバイスの機械的強度
が増す。また、デバイスが導電性の構造体に接触して配
置された場合でも、構造体の電位によってセンサーや電
子回路の特性が影響を受けることはない。 (効果)機械的強度が高く、構造体の電位の変動などの
外乱の影響を受けにくい電子デバイスを得ることができ
る。
【0054】ケース11(図12参照) (構成)図11に示した電子デバイスの製造方法に関す
るもので、半導体層(102) ,(105) がP型半導体基板に
形成されたN型拡散層であって、半導体層(102) ,(10
5) に正のバイアスを印加した状態で、半導体基板の不
要部分を除去する方法において、この除去工程が光を照
射しながらアルカリ性溶液でエッチングすることによっ
てなされる構成のもの。 (作用)N型領域に正のバイアスを印加した状態でP型
領域をエッチングすると、通常はN型領域のみが残存す
るが、エッチング中に光を照射することによって、基板
とN型領域の接合に電流が流れ、N型領域の周辺のP型
領域を残存させることができる。
【0055】ケース12(図13参照) (構成)図2に示した製造方法を適用する場合にあっ
て、P型の半導体基板(131) に形成されたN型拡散層(1
02) ,(105) の外周に高濃度のP型拡散層(132)を形成
した構成のもの。 (作用)図2の方法ではアルカリ性溶液によるエッチン
グが終了に近づいた時点で、横方向に大きな電流が流
れ、残存するP型領域が相当に広がる。そこで、N型領
域の外周に高濃度のP形領域を配置することによって、
この領域での電位が高くなることを防止して残存領域の
横方向への過度の広がりをなくす。 (効果)製造工程を増やすことなく機械的強度が高く、
構造体の電位の変動などの外乱の影響を受けにくい電子
デバイスを得ることができる。
【0056】ケース13(図14参照) (構成)可撓性薄膜(141) の一主面に第1導電型の半導
体薄膜層(142) を有し、この半導体薄膜層(142) に第2
導電型の拡散層(143) ,第1導電型の領域(144) を有
し、可撓性薄膜(141) に拡散層(143) ,領域(144) に夫
々接続された電極(145a)及び(145b)を有し、可撓性薄膜
(141) 内に薄膜金属抵抗体(146) とその両端に接続され
た電極(145c)と(145d)を有し、金属薄膜抵抗体(146) の
上部に形状記憶合金等の熱力変換素子(147) を配置した
構成のもの。 (作用)電極(145c),(145d)間に通電することで熱力変
換素子147 を加熱・駆動する。ここで、電極(145b)と(1
45a)にも電圧を印加し、流れる電流をモニタして温度を
求め、金属薄膜抵抗体(146) に流れる電流を制御して、
熱力変換素子(147) の動作を制御する。 (効果)高精度の温度センサーによって、熱力変換素子
(147) を用いたアクチュエータを高精度に制御すること
ができる。
【0057】なお、上記実施例では、可撓性基板の材質
としてポリイミドを用いた場合について述べたが、これ
に限らず、例えばポリパラキシリレン,シリコーンゴム
でもよい。
【0058】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
可撓性基板に実装するために生じる小形化の制約を回避
して可撓性基板と一体化し得るとともに、超小型で高精
度化を実現し、温度補償用ダミーゲージとして機能し
え、正確な温度補正がされた歪みゲージとし機能しえ、
更には機械的強度が大きい等の種々の効果を有した半導
体センサー等の半導体装置及びその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係る半導体センサーの断
面図。
【図2】この発明の実施例2に係る半導体センサーの断
面図。
【図3】この発明に係る半導体センサーの製造方法を工
程順に示す断面図。
【図4】図3(C)の平面図。
【図5】この発明の実施例3に係る半導体センサーの断
面図。
【図6】この発明の実施例4に係る半導体センサーの断
面図。
【図7】この発明の実施例5に係る半導体センサーの断
面図。
【図8】この発明の実施例6に係る半導体センサーの断
面図。
【図9】この発明の実施例7に係る半導体センサーの断
面図。
【図10】この発明の実施例8に係る半導体センサーの
断面図。
【図11】この発明の実施例9に係る半導体センサーの
断面図。
【図12】この発明の実施例10に係る半導体センサー
の製造方法の説明図。
【図13】この発明の実施例11に係る半導体センサー
の断面図。
【図14】この発明の実施例12に係る半導体センサー
の断面図。
【符号の説明】
11,51,61,71,81,101 ,141 …可撓性薄膜、11a,
11b,56,57a,57b,64,65,85a,85b,36,37…
コンタクト孔、12,52,82,102 ,111 ,142 …半導体
薄膜層、13,14,54a,54b,63,83,84,104 ,144
…高濃度領域、15,16,38,39,58,59a,59b,74,
75,76,77,86a〜86d, 106a,106b, 107, 14
5a〜145 d…電極、 31…半導体基板、72,73
…半導体層、 87,146 …金属
薄膜抵抗体、91…導電性高分子薄膜抵抗体、
147 …熱力変換素子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 23/50 S 29/84 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性基板と、この基板の一方の主面に
    形成された第1導電型の半導体薄膜層と、この半導体薄
    膜層の前記基板側の主面に形成された第2導電型の第1
    高濃度領域と、前記半導体薄膜層の前記基板側の主面に
    前記第1高濃度領域と離間して形成された第1導電型の
    第2高濃度領域と、前記可撓性基板の他方の主面に形成
    された、前記第1高濃度領域と接続する第1電極と、前
    記可撓性基板の他方の主面に形成された、前記第2高濃
    度領域と接続する第2電極とを具備することを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】 可撓性基板と、この基板の一方の主面に
    形成された、不純物濃度が1×1018cm3 以下の半導体
    薄膜層と、この半導体薄膜層の前記基板側の主面に形成
    された、不純物濃度が1×1019cm3 以上の高濃度領域
    と、前記可撓性基板の他方の主面に形成された、前記半
    導体薄膜層に接続する第1の電極と、前記可撓性基板の
    他方の主面に形成された、前記高濃度領域に接続する第
    2の電極とを具備することを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1導電型の半導体基板の一主面に第2
    導電型の拡散層を形成する工程と、前記基板上に可撓性
    薄膜を形成する工程と、前記拡散層にバイアスを印加し
    た状態で、半導体基板の他の主面側から光を照射した状
    態でエッチングすることによって前記拡散層及びその周
    辺の領域を選択的に残存させる工程とを具備することを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004517858A (ja) * 2001-01-09 2004-06-17 マイクロチップス・インコーポレーテッド 眼への適用および他への適用のための可撓性マイクロチップデバイス
JP4657577B2 (ja) * 2001-01-09 2011-03-23 マイクロチップス・インコーポレーテッド 眼への適用および他への適用のための可撓性マイクロチップデバイス

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