JPH07254276A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH07254276A
JPH07254276A JP7008472A JP847295A JPH07254276A JP H07254276 A JPH07254276 A JP H07254276A JP 7008472 A JP7008472 A JP 7008472A JP 847295 A JP847295 A JP 847295A JP H07254276 A JPH07254276 A JP H07254276A
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Yoshihiro Kono
良洋 河野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、昇圧電位の消費が少ない半導体
記憶装置を提供しようとするものである。 【構成】 メモリセルが接続されたワード線と、ワード
線駆動回路およびワード線ノイズキラー回路を含むワー
ド線選択回路と、上記ワード線駆動回路を駆動するワー
ド線駆動信号線駆動回路(43a)および上記ワード線
ノイズキラー回路を駆動するキラー駆動回路(47a)
を含むワード線駆動信号線選択回路(39a)とを具備
し、ワード線駆動信号線駆動回路(43a)を昇圧電位
(VPP)と低電位(VSS)との電位差で動作させ、
キラー駆動回路(47a)を、昇圧電位(VPP)に代
えて高電位(VCC)と低電位(VSS)との電位差で
動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に係
り、特にワード線を選択的に駆動するワード線選択回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体記憶装置の高集積化に伴い、電源
電圧VCCの低電圧化や読み出し速度の高速化という要
求が高まっている。図21は、従来のワード線選択回路
のブロック図である。図21において、PチャネルMO
Sトランジスタ(PMOSFET)のソースには、昇圧
電位VPPが供給されている。昇圧電位VPPは、外部
より与えられる電源電圧(VCC)よりも高い電位であ
る。昇圧電位VPPは、通常、チップの内部に設けられ
た昇圧電位発生回路(図示せず)を用いて発生させられ
る。NチャネルMOSトランジスタ(NMOSFET)
のソースには、接地電位VSSが供給されている。Pチ
ャネルMOSトランジスタのドレイン及びNチャネルM
OSトランジスタのドレインには、メモリセルに接続さ
れたワード線WLが接続されている。PチャネルMOS
トランジスタのゲート及びNチャネルMOSトランジス
タのゲートは共通接続されており、レベル変換回路を介
して、電源電圧VCCが電源として供給されたロウデコ
ーダが接続されている。このロウデコーダは、例えばア
ドレス信号やプリチャージ信号といった制御信号で制御
され、この制御信号の信号レベルに応じて選択的にVC
C系の出力信号(HレベルがVCCレベルの出力信号)
VCC を出力する。このVCC系の出力信号はレベル変
換回路によってVPP系の信号(HレベルがVPPレベ
ルの信号)SVPP に信号レベルが変換され、この変換信
号がPチャネルMOSトランジスタのゲート及びNチャ
ネルMOSトランジスタのゲートに供給されている。
【0003】図21に開示された従来技術では、ワード
線と昇圧電位VPPとの間に、ワード線を駆動するため
のPMOSFETが設けられている。このPMOSFE
Tは、通常のワード線選択回路に用いられているブート
・ストラップ回路の代わりに、用いている。ブート・ス
トラップ回路は、低電源電圧化やワード線を選択する時
間の高速化のために、ワード線を駆動するためのNMO
SFETおよび分離トランジスタからなる。
【0004】このように、ブート・ストラップ回路の代
わりにPMOSFETを用いたとき、そのゲートに入力
される制御信号は、VPP系の制御信号(HレベルがV
PPである制御信号)である必要がある。なぜなら、V
CC系の制御信号(HレベルがVCCである制御信号)
でPMOSFETが制御される場合、ゲートにHレベル
(VCC)が入力されると、ソース電圧はVPPである
ため、PMOSFETが完全にはオフしないという不都
合が生じるからである。したがって、PMOSFETの
ゲートを制御する信号はVPP系の制御信号である必要
があるが、ロウデコーダの出力はVCC系の制御信号で
あるため、信号レベルをVCCレベルからVPP系レベ
ルへ変換する必要がある。このため、ロウデコーダとP
MOSFETとの間に、レベル変換回路を設ける必要が
ある。
【0005】このタイプの記憶装置は、例えばU.S.Pate
nt Number 4,344,005 号に記載されている。さらに、U.
S.Patent Number 4,344,005 号には、レベル変換回路の
他に、ワード線キラー回路が開示されている。ワード線
キラー回路は、あるワード線に昇圧電位が供給されてい
るとき、他のワード線を接地電位とする。ワード線キラ
ー回路は、キラー駆動回路によって駆動される。このキ
ラー駆動回路は、レベル変換回路と同様、昇圧電位VP
Pを電源とする。
【0006】図22は、別の従来のワード線選択回路の
回路図である。図22において、レベル変換回路に対応
するのは、それぞれのワード線選択回路中のロウデコー
ダ部分に設けられた、それぞれのゲートがクロスカップ
ル接続されたPMOSFETである(破線枠LS参
照)。
【0007】このタイプの記憶装置は、例えばIEEE JOU
RNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS, VOL.26. NO.8, AUGUST
1991,第1171頁乃至第1175頁に記載されている。また、
特開平4−106794号公報にはEPROMが開示さ
れている。ここに開示されたEPROMでは、アドレス
信号群がそれぞれレベル変換されてから、ロウデコーダ
に入力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来技術に
は、以下のような問題点がある。第1に、図21および
図22に示した記憶装置では、多数のレベル変換回路が
必要である。ワード線選択回路の一つ一つにレベル変換
回路を設けなくてはならないためである。例えば図21
および図22に示した技術では、ワード線の数だけ、レ
ベル変換回路が必要である。
【0009】同様に、アドレス信号群をそれぞれレベル
変換してから、ロウデコーダに入力する記憶装置でも、
多数のレベル変換回路が必要である。アドレス信号線の
一つ一つにレベル変換回路を設けなくてはならないため
である。
【0010】レベル変換回路の数が増加すると、チップ
面積が増加する。これと同時に、レベル変換回路は、昇
圧電位VPPを電源とするために、昇圧電位VPPの消
費量が増加する。
【0011】第2に、レベル変換回路以外に、昇圧電位
VPPを電源とする回路がチップ内に多数存在する場合
にも、昇圧電位VPPの消費量が増加する。昇圧電位V
PPの消費量が増加すると、昇圧電位VPPの電位が変
動し易くなる。特に昇圧電位VPPのレベルが低下し易
くなる。昇圧電位VPPの電位の変動を抑制するために
は、充分な昇圧電位VPPを、昇圧電位配線に供給しな
ければならない。充分な昇圧電位VPPを、昇圧電位配
線に供給するためには、昇圧電位発生回路の昇圧用キャ
パシタの面積を大きくしなければならない。昇圧用キャ
パシタの面積が大きくなれば、チップ面積は増加する。
【0012】第3に、レベル変換回路は、チップレイア
ウト上、メモリセルアレイの近くに配置されなければな
らない。メモリセルアレイは、ノイズを発生する。レベ
ル変換回路は、上記ノイズによって誤動作する可能性を
持つ。メモリの集積密度が高まってくると、メモリセル
アレイは、より大きなノイズを発生する。したがって、
64メガビット、あるいは256メガビット以上のダイ
ナミックRAMでは、レベル変換回路が誤動作する可能
性が高くなる。この発明は、特に上記の第2の点に鑑み
て為されたもので、その目的は、昇圧電位の消費が少な
い半導体記憶装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る半導体記憶装置では、ワード線駆動
回路を駆動する信号を出力する第1の出力回路と、ワー
ド線ノイズキラー回路を駆動する信号を出力する第2の
出力回路とを含むワード線駆動信号線選択回路を具備
し、第1の出力回路を昇圧電位と低電位との電位差で動
作させ、第2の出力回路を、昇圧電位に代えて高電位と
低電位との電位差で動作させたことを特徴としている。
【0014】
【作用】上記構成を有する半導体記憶装置によれば、第
2の出力回路が、高電位と低電位との電位差で動作され
るので、上記第2の出力回路が昇圧電位を消費しない。
よって、半導体記憶装置は、昇圧電位の消費が少なくな
る。なお、この効果は、記憶容量が増え、駆動信号線選
択回路の数が増えてくるにつれ、大きくなる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。この説明において、全図に渡り、同一
の部分には同一の参照符号を付し、重複する説明は避け
ることにする。
【0016】また、この発明は、各種の半導体記憶装
置、例えばダイナミック型RAM、スタティック型RA
M、書き替え可能なROM(EPROM)、マスクRO
Mなどに用いることができるが、この発明は、特にダイ
ナミック型RAMに好適な構成を有するため、以下、ダ
イナミック型RAMを例にとり説明する。
【0017】図1は、この発明の第1の実施例に係るダ
イナミック型RAMが具備する、VPP発生回路、レベ
ル変換回路、ワード線選択回路、およびメモリセルアレ
ーのブロック図である。
【0018】図1に示すように、複数のワード線WL0
〜WLnには、それぞれメモリセル10と、ワード線選
択回路16-0〜16-nが接続されている。ワード線選択
回路16-0〜16-nはそれぞれ、接地電位であるVSS
及び昇圧電位であるVPPが電源として供給されている
ロウデコーダ(以下VPP系ロウデコーダという)13
(13-0〜13-n)、昇圧電位供給回路(以下、VPP
供給回路という)12(12-0〜12-n)、及びワード
線駆動回路11(11-0〜11-n)を含んでいる。
【0019】さらにワード線駆動回路11-0〜11-nは
それぞれ、PチャネルMOSFET(以下、PMOSF
ETという)23(23-0〜23-n)を含んでいる。P
MOS23-0〜23-nのドレインは、ワード線WL0〜
WLnにそれぞれ接続されている。PMOS23-0〜2
3-nのソースは、VPP供給回路12-0〜12-nを介し
て、昇圧電位VPPが供給されている。昇圧電位VPP
は、外部端子から与えられている電源電圧VCCよりも
高い、昇圧された電位である。昇圧電位VPPは、チッ
プの内部に設けられたVPP発生回路14により発生さ
れる。
【0020】また、VPP供給回路12-0〜12-nはそ
れぞれ、PMOS23-0〜23-nのソースに昇圧電位V
PPを供給するためのものであり、例えば単なる配線で
あってもよい。VPP供給回路12-0〜12-nが配線で
あるとき、PMOS23-0〜23-nのソースには、常に
昇圧電位VPPが供給されることになる。
【0021】また、VPP供給回路12-0〜12-nは、
スイッチング・トランジスタで含んでいても良い。VP
P供給回路12-0〜12-nがスイッチング・トランジス
タを含むとき、スイッチング・トランジスタのゲートに
パーシャルデコーダの出力を接続すれば、パーシャルデ
コーダにより選択されたときにのみ、スイッチング・ト
ランジスタがオンし、それに接続されたPMOS23-0
〜23-nのソースにVPPが供給されることになる。
【0022】PMOS23-0〜23-nのゲートはそれぞ
れ、VPP系ロウデコーダ13-0〜13-nの出力信号に
応じた信号で制御されている。ここで出力信号に応じた
信号としたのは、ロウデコーダ13-0〜13-nとPMO
S23-0〜23-nのゲートとの間に、インバータ等の回
路素子が存在する場合もあるからである。このVPP系
ロウデコーダ13-0〜13-nは、例えばプリチャージ信
号やアドレス信号等の制御信号で制御される。
【0023】この発明においては、この制御信号のいく
つかが、VPP系制御信号(HレベルがVPPレベル)
である点が重要である。そして、このVPP系制御信号
が、レベル変換回路15によってVCC系制御信号(H
レベルがVCCレベル)にレベル変換された信号であ
る。
【0024】図1に示すダイナミック型RAMでは、あ
るVCC系制御信号が、レベル変換回路15によりVP
P系制御信号にレベル変換される。この変換された信号
が、複数のVPP系ロウデコーダ13-0〜13-nに共通
に入力される。したがって、図21、図22に示した回
路のように、各ワード線選択回路16毎に、レベル変換
回路15を設ける必要がなくなり、複数のワード線選択
回路16に、一つのレベル変換回路15を設けることが
可能となる。よって、レベル変換回路15の数が少なく
なり、チップ面積を小さくでき、さらに消費電力を低減
できる、という効果が得られる。
【0025】また、図1に示すダイナミック型RAMで
は、図21、図22に示したダイナミック型RAMと異
なって、レベル変換回路15が各ワード線選択回路16
毎に設けられない。このために、回路15を、ノイズを
発生するメモリセルアレイから、離して配置でき、レベ
ル変換回路15は、メモリセルアレイから発生したノイ
ズの影響を受けなくすることができる。メモリの集積密
度が高まってくると、メモリセルアレイは、より大きな
ノイズを発生する。特に64メガビット、あるいは25
6メガビット以上の大容量のダイナミックRAMでは、
小容量のダイナミックRAMに比べてメモリセルアレイ
で発生するノイズが、相対的に大きくなってくるが、レ
ベル変換回路15がメモリセルアレイから離れているこ
とで、回路15の誤動作は抑制される。回路15の誤動
作が抑制されることで、ダイナミック型RAMは安定に
動作し得る。
【0026】これに対し、図21、図22に示したダイ
ナミック型RAMでは、レベル変換回路15が各ワード
線選択回路16毎に設けられるために、回路15を、ノ
イズを発生するメモリセルアレイの近くに配置しなけれ
ばならない。したがって、64メガビット、あるいは2
56メガビット以上の大容量のダイナミックRAMで
は、回路15が誤動作する可能性は高く、安定に動作し
得ない。
【0027】但し、図1に示すダイナミック型RAMで
は、レベル変換回路15とワード線選択回路16とをあ
まり離しすぎると、ノイズの影響は受けにくいが、これ
らの間を接続する配線長が長くなるため、接続配線の寄
生容量が大きくなり、回路動作が遅延するという欠点が
生じる。したがって、チップレイアウト上の回路部分の
配置としては、半導体基板上でワード線選択回路16が
形成される領域の一辺に隣接してメモリセルが形成され
る領域(メモリセルアレイ)を配置して(これはワード
線の寄生容量が増大することを防止するために、ワード
線の配線長をできるだけ短くするためである)、これと
は別の一辺(好ましくは、メモリセルが形成される領域
とは反対の方向)に、レベル変換回路15が形成される
領域をワード線選択回路16に隣接して配置することが
望ましい。例えばレベル変換回路15が形成される領域
とメモリセルが形成される領域との間に、ワード線選択
回路16が形成される領域を配置する。このような構成
とすることで、レベル変換回路15は、メモリセルアレ
イから、ワード線選択回路16が形成された領域分だけ
離れることになり、メモリセルアレイで発生したノイズ
の影響を十分に防止でき、かつレベル変換回路15とワ
ード線選択回路16とを接続する配線の配線長も長くな
ることを防止できるため、配線遅延がほとんど問題にな
らなくなる。さらにチップサイズを縮小できるという点
でも効果的である。
【0028】なお、この第1の実施例では、昇圧した制
御信号をロウデコーダ13の制御のために用いている
が、実際の製品におけるワード線選択回路は、ロウデコ
ーダ以外にもさまざまな機能を有する回路部分が存在す
るので(例えばリダンダンシーに関する回路)、それら
の部分にも昇圧された制御信号を用いる場合も有り得
る。したがって、この発明は、上記実施例のように、ロ
ウデコーダを制御する制御信号に関するものに限定され
ず、その目的・効果を奏する範囲内で、ワード線選択回
路を制御する多くの信号について適用することが可能で
ある。
【0029】次に、第1の実施例に係るダイナミック型
RAMが具備する、VPP発生回路、レベル変換回路、
ワード線選択回路、およびメモリセルの具体的な回路構
成について説明する。
【0030】図2は、図1に示すワード線選択回路の具
体的な回路図、図3は、図1に示すレベル変換回路の具
体的な回路図、図4は、図1に示すVPP発生回路の回
路図である。
【0031】まず、図2に示すように、複数のワード線
WL0〜WLnのそれぞれには、メモリセル10が接続
されている。メモリセル10は、1つのトランジスタ2
1と1つのキャバシタ22とを含むダイナミック型RA
Mセルである。ワード線WLは、PMOSFET23
(23-0〜23-n)とNMOSFET24(24-0〜2
4-n)とを含むワード線駆動回路11(11-0〜11-
n)に接続されている。PMOSFET23のドレイン
は、NMOSFET24のドレインに接続され、そのソ
ースには、昇圧電位VPPが供給される。NMOSFE
T24のソースには接地電位VSSが供給される。この
実施例では、図1に示したVPP供給回路12(12-0
〜12-n)が、PMOSFET23のソースと昇圧電位
VPPとを接続する配線に対応する。PMOSFET2
3のゲートとNMOSFET24のゲートとは互いに共
通に接続され、この共通接続点は、VPP系ロウデコー
ダ13(13-0〜13-n)の出力ノードaに接続されて
いる。このVPP系ロウデコーダ13は、昇圧電位VP
Pと接地電位VSSとの間に、プリチャージ用のPMO
SFET26(26-0〜26-n)と、NANDゲートか
らなるデコード回路部29(29-0〜29-n)とを直列
に接続した構成を含んでいる。VPP系ロウデコーダ1
3は、アドレス信号A0 〜Ak 、 /A0 〜 /Ak (先頭
の /は“バー”であり反転信号を示す)とプリチャージ
信号PRCH′により制御されている。プリチャージ信
号PRCH′は、VPP系の制御信号であり、VCC系
の制御信号PRCHを、図3に示すレベル変換回路15
によりレベル変換した信号である。VPP系ロウデコー
ダ13の出力ノードaには、出力ノードaの電位レベル
の変動を防止するためのノイズキラー回路17(17-0
〜17-n)が接続されている。ノイズキラー回路17
は、ソースに昇圧電位VPPが供給され、ドレインが出
力ノードaに接続された負荷用のPMOSFET28
(28-0〜28-n)と、昇圧電位VPPを電源とし、P
MOSFET28のゲートに、出力ノードaの電位レベ
ルの反転レベルを供給するインバータ30(30-0〜3
0-n)とを含む。
【0032】図4は、昇圧電位VPPを発生する昇圧電
位発生回路の具体的な回路図である。図4に示すよう
に、昇圧電位発生回路14は、クロック信号発生回路3
0と、インバータ31により相補的な第1及び第2のク
ロック信号CP1、CP2を発生させる手段と、第1の
クロック信号CP1が一端に供給された第1の昇圧用キ
ャパシタ32と、電源電圧VCCが供給される端子と第
1の昇圧用キャパシタ32との間に接続され、ゲートに
第2のクロック信号CP2が供給される第1のMOSF
ET33と、電源電圧VCCが供給される端子と第2の
昇圧用キャパシタ35との間に接続され、ゲートに第1
のクロック信号CP1が供給される第2のMOSFET
34と、ドレインとゲートが第1のMOSFET33と
昇圧用キャパシタ32とのノードに共通に接続され、ソ
ースが昇圧電位出力端子38に接続されたMOSFET
24と、ドレインとゲートが第2のMOSFET34と
第2の昇圧用キャパシタ35との接続ノードに共通に接
続され、ソースが昇圧電位出力端子38に接続されたM
OSFET27とを含む。
【0033】このような昇圧電位発生回路15が、DR
AMなどのワード線駆動用として一般に用いられてお
り、この回路により発生させられた昇圧電位VPPが電
源線を介して、ワード線選択回路16に供給される。
【0034】次に、図2に示す構成を持つ回路の動作に
ついて説明する。行アドレス信号A0 〜Ak 、 /A0 〜
/Ak をNANDゲート29に入力する前に、VPP系
の制御信号であるプリチャージ信号PRCH′がプリチ
ャージ動作として所定の期間内に高レベル、低レベル、
高レベルの順(すなわちVPPレベル、VSSレベル、
VPPレベルの順)に変化する。PMOSFET26
は、信号PRCH′がVSSレベルのときにオンし、出
力ノードaをVPPレベルにチャージした後にオフす
る。
【0035】負荷用のPMOSFET28は、PMOS
FET26がオフし、出力ノードaが一時的にフローテ
ィング状態になったときに、ノイズ等によってこの出力
ノードaの電位レベルが変動することを防止するために
設けられている。ここで、PMOSFET28のゲート
に出力端を接続したインバータ30は、昇圧電位VPP
及び接地電位VSSとの間に、直列に接続されたPMO
SFETとNMOSFETとを含む。インバータ30
が、電源に昇圧電位VPPを用いている理由は、次の通
りである。電源として、昇圧電位VPPの代わりに、電
位VCCを用いた場合には、出力ノードaがHレベルの
とき、インバータを構成しているPMOSFETが完全
にオフしない。このため、インバータの動作が不安定化
し、ワード線の高速化を妨げる。
【0036】プリチャージ動作としての上記所定期間が
経過した後、アドレス信号A0 〜Ak 、 /A0 〜 /Ak
のある組み合わせがNANDゲート29に入力される。
選択されたワード線WLに接続されたワード線選択回路
16について考えると、選択されたワード線に対応する
出力ノードaのみがVSSレベルになり、PMOSFE
T23がオンし、NMOSFET24がオフする。その
結果、選択されたワード線WLがVPPレベルになり、
そのワード線WLに接続されているメモリセル10のト
ランジスタ21がオンし、キャパシタ22の蓄積された
データがビット線BLへと転送される。この場合、選択
されなかったワード線WLについては、それに対応する
ワード線選択回路16中の出力ノードaはVPPレベル
のままである。したがって、PMOSFET23はオフ
し、NMOSFET24はオンするため、選択されなか
ったワード線WLにVPPレベルの電位が供給されない
のでメモリセル10からデータが読み出されない。
【0037】ここで、NMOSFET24は、ワード線
WLが非選択の場合にオンし、ワード線WLの電位を0
レベルに固定するために設けており、これによりワード
線WLがフローティング状態になることを防止してい
る。これは、ノイズの影響によりワード線WLの電位が
変動し、非選択のワード線WLが選択されてしまうこと
を防止する点で有効である。
【0038】この実施例においては、VPP系のロウデ
コーダ13を制御する信号のうち、PMOSFET26
のゲートに供給される、プリチャージ用の制御信号PR
CHのみレベル変換を行って、VPP系の制御信号PR
CH′としている。NANDゲート29を構成するNM
OSFETのゲートに供給される、アドレス用の制御信
号A0 〜Ak 、 /A0 〜 /Ak はVCC系の制御信号の
ままである。これは、PMOSFETを制御する制御信
号は、必ずVPP系の制御信号である必要があるが、N
MOSFETを制御する制御信号は、必ずしもVPP系
の制御信号を供給する必要がないからである。すなわ
ち、PMOSFETを、VCC系の制御信号で制御しよ
うとすると、制御信号がHレベル(VCCレベル)の場
合に完全にトランジスタがオフしないのに対して、NM
OSFETは、VCC系の制御信号が、Lレベル(VS
Sレベル)で完全にトランジスタがオフするため、回路
動作上、不都合は生じないからである。尚、NMOSF
ETの制御信号は、VPP系の制御信号であっても回路
動作上は問題はない。
【0039】以上の理由により、ワード線選択回路16
を制御する制御信号は、全てVPP系の制御信号であっ
ても回路動作上、問題はないが、少なくともPMOSF
ETに供給される制御信号は、VPP系の制御信号であ
る必要がある。この実施例では、プリチャージ用のトラ
ンジスタにPMOSFET26を用いている。プリチャ
ージ用のトランジスタにPMOSFETを用いること
は、NMOSFETを用いる場合に比べ、しきい値落ち
を防止できるなどの効果があり、有効である。
【0040】なお、第1の実施例では、ワード線選択回
路16を制御する信号の1つ以上(少なくともPMOS
FETを制御する信号)に、VPP系の制御信号を用い
ていることが重要である。VPP系の制御信号の発生方
法のいかんは、問題ではない。
【0041】また、第1の実施例では、プリチャージ信
号である制御信号PRCHを、VPP系の制御信号PR
CH′にレベル変換するために、1つのレベル変換回路
27を用いている。
【0042】このように、第1の実施例では、複数のロ
ウデコーダに一つ一つレベル変換回路を設けなくて済む
ので、レベル変換回路の数が減る。また、アドレス信号
群をそれぞれレベル変換してから、ロウデコーダに入力
する記憶装置よりも、レベル変換回路の数が減る。
【0043】よって、ダイナミック型RAMは、チップ
面積の増加が抑制され、昇圧電位VPPの消費も少なく
なる。さらに、アドレス信号群をそれぞれレベル変換す
る記憶装置では、アドレス信号群がロウデコーダに入力
されるまでに時間がかかり、特にワード線選択動作の高
速化が妨げられるが、プリチャージ信号をレベル変換す
る構成を持つ第1の実施例では、特にワード線選択動作
の動作の高速化が妨げられない。プリチャージ信号は、
ロウデコーダのプリチャージ、およびそのプリチャージ
を解除するだけであるからである。
【0044】さらに、メモリセルアレイとレベル変換回
路とを離して配置すれば、ダイナミック型RAMは、誤
動作し難くなる。さらに、第1の実施例では、ワード線
選択回路に供給される電源は、昇圧電位VPPおよび接
地電位VSSの2つであり、電位VCCは必要とされな
い。すなわち、チップ上でワード線選択回路が形成され
る回路領域に引き回される電源線は、VSS線とVPP
線の2本の電源線で済みVCC線は必要とされない。し
たがって、1本あたりの電源線(VSS線とVPP線)
の幅を、十分に太く設計することができる。電源線の幅
を太くすれば、ノイズ等によって電源線の電位レベルが
変動することを防止できる。また、回路設計が容易にな
るという利点もある。
【0045】また、第1の実施例では、VPP系のロウ
デコーダ13の出力ノードaを直接ワード線駆動回路中
のPMOSFET23及びNMOSFET24のゲート
に接続しているが、VPP系のインバータを複数段設け
て間接的に接続してあってもよいのは当然であり、以下
の実施例においてもこの点は同様である。
【0046】図5は、特に図2を参照して説明したワー
ド線選択回路の変形例を示す回路図である。図5に示す
変形例に係るワード線選択回路が、図2に示したワード
線選択回路と相違する部分は、ロウデコーダ13(13
-0のみ図示する)と、ワード線駆動回路11(11-0の
み図示する)のPMOSFET23のゲートとが直接に
接続されずに、ロウデコーダ13とワード線駆動回路1
1との間に、VPP系のインバータ18(18-0のみ図
示する)及びVPP系のインバータ19(19-0のみ図
示する)が挿入されていることである。インバータ1
8、19は、PMOSFET23を制御するタイミング
を制御するために設けられている。
【0047】また、ロウデコーダ13の出力ノードa
と、ワード線駆動回路11のPMOSFET23のゲー
トとを、インバータ18、19を介して接続すること
で、ロウデコーダ13の出力信号の波形を、インバータ
18、19で整えることができる。このため、“H”レ
ベルと“L”レベルとがはっきりと区別された信号が、
ワード線駆動回路11のPMOSFET23のゲートに
入力されるようになり、動作の高速化や、信号レベルの
誤検知による誤動作防止などに役立つ。
【0048】図2に示したように、ロウデコーダ13と
ワード線駆動回路11とは、互いに直接に接続されるだ
けでなく、図5に示すように、インバータなどを介して
間接的に接続されていても良い。要するに、ロウデコー
ダ13の出力ノードaの電位レベルに応じてワード線駆
動用のPMOSFET23、及びNMOSFET24が
制御されれば良い。
【0049】次に、この発明の第2の実施例に係るダイ
ナミック型RAMについて説明する。図6は、この発明
の第2の実施例に係るダイナミック型RAMが具備す
る、VPP発生回路、レベル変換回路、ワード線選択回
路、およびメモリセルアレーのブロック図である。
【0050】特に図1に示したように、第1の実施例に
係るダイナミック型RAMでは、ワード線駆動回路11
-0〜11-n毎に、VPP供給回路12-0〜12-nが設け
られていた。これを、図6に示すように、1つのVPP
供給回路12を、複数のワード線駆動回路11-0〜11
-nで共有するようにしても良い。
【0051】第1、第2の実施例に係るダイナミック型
RAMでは、プリチャージ信号のレベルを変換するため
に、1つのレベル変換回路を用いているが、全く同一の
動作をする複数個のレベル変換回路を並列に設けても良
い。このように、1つの制御信号に対して、全く同一に
動作する複数の回路を設ける理由は、例えば、配線長の
寄生容量やレベル変換回路の駆動能力を考慮したからで
ある。例えば、メモリセルをいくつかのブロックに分割
する場合には、各ブロック毎に、またはいくつかのブロ
ック毎にレベル変換回路を複数個並列に設けることがあ
る。このことは、以下に説明する複数の実施例について
も同様にいえることである。
【0052】次に、この発明の第3の実施例に係るダイ
ナミック型RAMについて説明する。図7は、この発明
の第3の実施例に係るダイナミック型RAMが具備す
る、レベル変換回路、ワード線選択回路およびVPP供
給回路のブロック図である。
【0053】図7に示される第3の実施例に係るダイナ
ミック型RAMは、パーシャルデコード方式のダイナミ
ック型RAMに関する。パーシャルデコード方式は、電
源電位間に直列に接続されるトランジスタを少なくでき
るために低電圧動作が可能である、などの利点を持つ。
このような利点から、パーシャルデコード方式は、大容
量のダイナミック型RAMに、好適とされている。
【0054】第3の実施例に係るダイナミック型RAM
が、図1に示された第1の実施例に係るダイナミック型
RAM、あるいは図6に示された第2の実施例に係るダ
イナミック型RAMと相違する部分は、VPP供給回路
12が、デコード機能(一般にパーシャルデコード呼ば
れる。またプリデコ−ドとも呼ばれることもある)を有
している点である。
【0055】第3の実施例に係るダイナミック型RAM
が具備するVPP供給回路は、パーシャルデコーダ40
(40a〜40d)として、図7に示されている。パー
シャルデコーダ40は複数設けられている。図7に示す
実施例では、4つのパーシャルデコーダ40a〜40d
が設けられている。4つのパーシャルデコーダ40a〜
40dには、VCCレベルの第2の制御信号を、第2の
レベル変換回路15-2により、VPPレベルに変換され
た信号が供給される。4つのパーシャルデコーダ40a
〜40dはそれぞれ、VPPレベルのワード線駆動信号
WDRV1〜WDRV4を出力する。ワード線駆動信号
WDRV1〜WDRV4は、ワード線選択回路16A
(16A-0〜16A-n)に供給される。ワード線選択回
路16Aは、複数のパーシャルデコーダ40が設けられ
たことにより、第1、第2の実施例に比べ、若干修正さ
れる。具体的には、ワード線駆動回路11が、ワード線
駆動信号WDRV1〜WDRV4毎に設けられる。
【0056】図7に示す実施例では、1つのワード線選
択回路16A内に、ワード線駆動信号WDRV1〜WD
RV4毎に、4つのワード線駆動回路11a〜11dが
設けられている。ワード線駆動回路11aは、ゲート
を、メインロウデコーダ13の出力ノードaに接続し、
ソースを、パーシャルデコーダ40aの出力ノードbに
接続し、ドレインをワード線WL1に接続したPMOS
FET23aを含む。同様に、ワード線駆動回路11b
は、ゲートを、メインロウデコーダ13の出力ノードa
に接続し、ソースを、パーシャルデコーダ40bの出力
ノードbに接続し、ドレインをワード線WL2に接続し
たPMOSFET23bを含む。同様に、ワード線駆動
回路11cは、ゲートを、メインロウデコーダ13の出
力ノードaに接続し、ソースを、パーシャルデコーダ4
0cの出力ノードbに接続し、ドレインをワード線WL
3に接続したPMOSFET23cを含む。同様に、ワ
ード線駆動回路11dは、ゲートを、メインロウデコー
ダ13の出力ノードaに接続し、ソースを、パーシャル
デコーダ40dの出力ノードbに接続し、ドレインをワ
ード線WL4に接続したPMOSFET23dを含む。
【0057】パーシャルデコード方式のダイナミック型
RAMでは、上記構成のワード線選択回路16Aが複数
設けられる。図7に示す実施例では、ワード線選択回路
16A-0〜16A-nが設けられている。ワード線選択回
路16A-0〜16A-nはそれぞれ、1つのメインロウデ
コーダ13を含む。メインロウデコーダ13-0〜13-n
には、第1、第2の実施例と同様に、VCCレベルの第
1の制御信号を、第1のレベル変換回路15-1により、
VPPレベルに変換された信号が供給される。
【0058】パーシャルデコード方式のダイナミック型
RAMを、従来から知られていた技術を用いて実現した
とき、例えばワード線選択回路16A(16A-0〜16
A-n)の内部、及びパーシャルデコーダ40(40a〜
40d)の内部それぞれにレベル変換回路を設ける必要
があった。このため、回路の数が増加すると同時に、ト
ランジスタの数も膨大になった。
【0059】しかし、この第3の実施例に係るダイナミ
ック型RAMでは、第1の制御信号をレベル変換する、
メインロウデコーダ用のレベル変換回路15-1と、第2
の制御信号をレベル変換する、パーシャルデコーダ用の
レベル変換回路15-2とを設けるだけとなり、回路の数
が減少する。それによって、トランジスタの数が、大幅
に削減される。したがって、第3の実施例に係るダイナ
ミック型RAMも、第1、第2の実施例に係るダイナミ
ック型RAMも、回路面積の縮小に有効であり、集積密
度の向上という目的を達成することができる。また、レ
ベル変換回路の数が減るので、昇圧電位VPPの消費量
も減らすことができる。
【0060】また、第3の実施例では、上記の効果の
他、以下のような効果もある。従来のダイナミック型R
AMには、ワ−ド線駆動回路に、ワ−ド線駆動用NMO
SFETと、駆動用NMOSFETのゲ−トにチャ−ジ
されたキャリアの逆流を抑制するための分離用MOSF
ETとからなるブートストラップ回路を用いたものがあ
る。この場合、駆動用NMOSFETのしきい値落ちを
防止するために、まず、メインロウデコーダの出力を確
定し、駆動用NMOSFETのゲートを十分にチャージ
した後に、パーシャルデコーダの出力(ワ−ド線駆動信
号WDRV)を駆動用NMOSFETのソースに電位を
与え、駆動用NMOSFETのゲートとソースとをカッ
プリングさせる、というタイミングの制限があった。こ
のタイミングの制限のため、ワード線駆動信号WDRV
の出力を遅らせる必要があり、ワード線の選択時間が遅
くなってしまう。
【0061】しかし、第3の実施例のように、PMOS
FETをワード線駆動用のトランジスタとして用いれ
ば、しきい値落ちを考慮する必要がない。このため、上
記タイミング上の制限がなくなる。すなわち、メインロ
ウデコーダのプリチャージ信号であるPRCH1′を与
えた後、所定時間が経過した後、パーシャルデコーダの
プリチャージ信号であるPRCH2′を与える必要は必
ずしもなく、PRCH1′とPRCH2′とを同時のタ
イミングでメインデコーダ及びパーシャルデコーダに与
えても良い。このようにPチャネルMOSトランジスタ
を駆動用トランジスタとして用いれば、パーシャルデコ
ード方式において、メインデコーダとパーシャルデコー
ダの制御タイミングに制限がなくなるため、従来より高
速にワード線を選択することができるという効果があ
る。
【0062】次に、この発明の第4の実施例に係るダイ
ナミック型RAMについて説明する。この第4の実施例
に係るダイナミック型RAMは、図7に示した第3の実
施例に係るダイナミック型RAMを、より具体的にした
ものである。
【0063】図8は、この発明の第4の実施例に係るダ
イナミック型RAMの構成を、概略的に示したブロック
図である。図8に示すように、プリチャージ信号発生回
路1は、メインロウデコーダ、パーシャルデコーダのプ
リチャージおよびその解除に使用される、VCCレベル
のプリチャージ信号PRCHを発生する。VCCレベル
のプリチャージ信号PRCHは、レベル変換回路15
で、VPPレベルの第1のプリチャージ信号PRCH1
´およびVPPレベルの第2のプリチャージ信号PRC
H2´にレベル変換される。レベル変換されたプリチャ
ージ信号PRCH1´およびPRCH2´は、メインロ
ウデコーダおよびパーシャルデコーダに直接に入力され
てもよいが、インバータ回路を含むバッファ回路を介し
てから、メインロウデコーダおよびパーシャルデコーダ
に入力されてもよい。これは、プリチャージ信号PRC
H1´およびPRCH2´のタイミングをずらしあうと
き、あるいはプリチャージ信号PRCH1´およびPR
CH2´の電流駆動能力を互いに変えるとき、など必要
に応じて行われる。
【0064】メインロウデコーダ13は、8つ設けられ
ている。8つのメインロウデコーダ13-0〜13-7には
それぞれ、レベル変換された第1のプリチャージ信号P
RCH1´が共通に入力される。メインロウデコーダ1
3-0〜13-7に入力される行アドレス信号の数は、“A
3”、“A4”、“A5”、“ /A3”、“ /A4”お
よび“ /A5”の6本である。6本の行アドレス信号か
らは、信号の組み合わせが、8通り得られる。8通りの
信号の組み合わせがそれぞれ、メインロウデコーダ13
-0〜13-7に入力される。
【0065】ワード線選択回路16Aは8つ設けられ
る。8つのワード線選択回路16A-0〜16A-7はそれ
ぞれ、1つのメインロウデコーダ13と、メインロウデ
コーダ13の出力に接続された出力配線aと、この出力
配線aに接続された4本の分割出力配線aa〜adと、
分割出力配線aa〜ad毎に一つずつ設けられたワード
線駆動回路11a〜11dと、4本のワード線WL毎に
設けられたワード線ノイズキラー回路41a〜41dと
を含む。
【0066】また、パーシャルデコーダ40を含むワー
ド線駆動信号線選択回路39が設けられている。この実
施例では、4つのワード線駆動信号線選択回路39a〜
39dが設けられている。パーシャルデコーダ40a〜
40dにはそれぞれ、レベル変換された第2のプリチャ
ージ信号PRCH2´が共通に入力される。パーシャル
デコーダ40a〜40dに入力される行アドレス信号
は、“A0”、“A1”、“ /A0”および“ /A1”
の合計4本である。4本の行アドレス信号からは、信号
の組み合わせが4通り得られる。4通りの信号の組み合
わせがそれぞれ、パーシャルデコーダ40a〜40dに
入力される。
【0067】尚、この実施例では、パーシャルデコーダ
に入力される行アドレス信号を4本としているが、これ
を6本とすると、信号の組み合わせが8通り得られる。
このときにはパーシャルデコーダ40は8つ設けられ、
上記ワード線選択回路16A内に設けられる分割出力配
線の数も、4本から8本へと変更される。
【0068】ワード線駆動信号線選択回路39aには一
対のワ−ド線駆動信号線が接続されている。一対のワ−
ド線駆動信号線のうち、一方のワ−ド線駆動信号WDR
Vとメインロウデコーダ13-0〜13-7の分割出力配線
aaとの交点には、ワード線駆動回路11a-0〜11a
-7が設けられている。他のワード線駆動回路11b(1
1b-0〜11b-7)〜11d(11d-0〜11d-7)は
それぞれ、図10に示すように、ワード線駆動回路11
aと同様の構成である。また、一対のワ−ド線駆動信号
線のうち、他方の反転ワ−ド線駆動信号線 /WDRV
と、メインロウデコーダ13-0〜13-7の各出力配線と
の交点には、ワード線ノイズキラー回路41a-0〜41
a-7が設けられている。他のワード線ノイズキラー回路
41b(41b-0〜41b-7)〜41d(41d-0〜4
1d-7)はそれぞれ、図8に示すように、ワード線ノイ
ズキラー回路41aと同様の構成である。
【0069】図9は、図8に示すワード線選択回路の回
路図である。図9に示すように、ワード線選択回路16
A-0の回路は、図2に示した回路とほぼ同様である。最
も異なる点は、1つの出力配線aが4つの分割出力配線
aa〜adに接続されていることである。ワード線駆動
回路11a-0〜11d-0もまた、図2に示した回路とほ
ぼ同様である。しかし、PMOSFET23a-0〜23
d-0のソースには、VPPレベルのワード線駆動信号W
DRV1〜WDRV4が供給されるようになっている。
ワード線駆動回路11a-0〜11d-0には、ワード線駆
動信号WDRV1〜WDRV4が供給されることで電源
が入る。ワード線駆動回路11a-0〜11d-0の出力は
ワード線WL1〜WL4に接続されている。ワード線W
L1〜WL4には、ワード線ノイズキラー回路41a-0
〜41d-0が接続されている。ワード線ノイズキラー回
路41a-0〜41d-0はそれぞれ、ソースを低電位電源
線VSSに接続し、ドレインをワード線WL1〜WL4
に接続したNMOSFET42a-0〜42d-0を含む。
NMOSFET42a-0〜42d-0のゲートには、反転
ワード線駆動信号 /WDRV1〜 /WDRV4が入力さ
れる。NMOSFET42a-0〜42d-0は、反転ワー
ド線駆動信号 /WDRV1〜 /WDRV4が“H”レベ
ルのときにオンし、ワード線WL1〜WL4の電位をV
SSレベルとする。ワード線ノイズキラー回路41a-0
〜41d-0がワード線に接続されていないときでも、メ
インロウデコーダの出力およびワ−ド線駆動信号WDR
Vがともに“L”レベルであると、ワード線WLの電位
は“L”レベルとなる。しかし、ワード線の電位は、実
際にはノイズなどの影響で0Vからしきい値Vthの間で
変動してしまう。このため、誤動作を起こす可能性があ
る。そこで、反転ワード線駆動信号 /WDRV1〜 /W
DRV4が“H”レベル、即ちワード線駆動信号WDR
V1〜WDRV4が“L”レベルのときにオンするNM
OSFET42a-0〜42d-0を含むワード線ノイズキ
ラー回路41a-0〜41d-0を設けることで、ワード線
WLの電位をVSSレベルに固定することができ、ワー
ド線の電位が揺らぐことが抑制される。また、反転ワー
ド線駆動信号 /WDRV1〜 /WDRV4は、駆動ワー
ド線駆動信号WDRV1〜WDRV4と同様に、VPP
レベルであっても良いが、この第4の実施例ではVCC
レベルである。
【0070】尚、特に図示しないが、他のワード線選択
回路16A-1〜16A-7は、図9に示したワード線選択
回路16A-0と同様の回路である。図10は、図8に示
すワ−ド線駆動信号線選択回路の回路図である。
【0071】図10に示すように、ワ−ド線駆動線信号
線選択回路39aは、パーシャルデコーダ40aを含
む。パーシャルデコーダ40aは、図9に示したメイン
ロウデコ−ダ13-0と同様の構成を持つ。パーシャルデ
コーダ40aの出力配線cは、ワード線駆動信号線駆動
回路43aに接続されている。また、出力配線cには、
図2に示したノイズキラー回路17-0と同様な構成を持
つノイズキラー回路44aが接続されている。
【0072】駆動信号線駆動回路43aは、ソ−スを昇
圧電位電源線VPPに接続し、ドレインを出力配線bに
接続し、ゲ−トを出力配線cに接続したPMOSFET
45aと、ソ−スを低電位電源線VSSに接続し、ドレ
インを出力配線bに接続し、ゲ−トを出力配線cに接続
したNMOSFET46aとを含む。出力配線bから
は、駆動信号WDRV1が抽出される。
【0073】出力配線bには、ワード線ノイズキラー回
路を駆動するキラー駆動回路47aが接続されている。
キラー駆動回路47aは、駆動信号WDRV1の反転信
号 /WDRV1を作るために、インバータを含む。キラ
ー駆動回路47aは、ソースを高電位電源線VCCに接
続し、ドレインを出力配線dに接続し、ゲートを出力配
線bに接続したPMOSFET48aと、ソースを低電
位電源線VSSに接続し、ドレインを出力配線dに接続
し、ゲートを出力配線bに接続したNMOSFET49
aとを含む。出力配線dからは、反転駆動信号 /WDR
V1が抽出される。キラー駆動回路47aには、昇圧電
位VPPが電源として供給されるインバータが含まれて
も、図12に示すように、高電位VCCが電源として供
給されるインバータが含まれていてもよい。
【0074】キラー駆動回路47aに昇圧電位VPPを
電源として供給されるインバータを含ませたときには、
ワード線の電位を、より早くVSSレベルにできるので
高速化できる、及びVCC線が不要となるなどの利点が
得られる。
【0075】一方、キラー駆動回路47aに高電位VC
Cを電源として供給されるインバータを含ませたときに
は、昇圧電位VPPの消費量を少なくできる、などの利
点が得られる。
【0076】大規模容量の記憶装置では、昇圧電位VP
Pの消費量を少なくできるほうが、メリットが大きい。
昇圧電位VPPの消費量を少なくできれば、昇圧電位V
PPの電位変動や、昇圧用のキャパシタの面積を小さく
できるなどの効果があるためである。
【0077】尚、特に図示しないが、他のワ−ド線駆動
線信号線選択回路39b〜39dは、図10に示したワ
ード線選択回路16A-0と同様の回路である。また、ワ
ード線駆動線信号線選択回路39a〜39dは、図10
に示した回路の他、図5に示した回路とすることもでき
る。
【0078】第4の実施例に係るダイナミック型RAM
では、プリチャージ信号PRCHをレベル変換し、レベ
ル変換されたプリチャージ信号PRCH1´、PRCH
2´をメインロウデコーダ、パーシャルロウデコーダに
入力するため、レベル変換回路の数を減らせる。レベル
変換回路の数を減らせるために、トランジスタ数が減
る。さらにレベル変換回路の数を減らせるために、昇圧
電位VPPの消費量が減る。
【0079】また、メインロウデコ−ダをプリチャージ
するプリチャージ信号PRCH1´、およびパーシャル
デコーダをプリチャージするプリチャージ信号PRCH
2´をそれぞれ、一つのレベル変換回路を用いて作りだ
すために、レベル変換回路の数を、さらに減らすことが
できる。
【0080】また、反転駆動信号 /WDRVを、高電位
VCCを電源としたインバ−タを用いて作り出すため
に、昇圧電位VPPの消費量をさらに減らすことができ
る。次に、第4の実施例に係るダイナミック型RAMの
チップレイアウトについて説明する。以下に説明するチ
ップレイアウトは、高い集積密度、優れた加工性、回路
間ノイズ干渉の抑制などを達成できる、新規かつ有用な
チップレイアウトである。
【0081】図11は、第4の実施例に係るダイナミッ
ク型RAMのチップレイアウトを示す図である。図11
に示すように、メモリセルが配置された、メモリセルア
レイ100がある。ワード線駆動回路アレイ101に
は、ワード線駆動回路が含むPMOSFET23a-0〜
23a-7、23b-0〜23b-7、23c-0〜23c-7、
23d-0〜23d-7、NMOSFET24a-0〜24a
-7、24b-0〜24b-7、24c-0〜24c-7、24d
-0〜24d-7が配置される。メモリセルアレイ100と
ワード線駆動回路アレイ101との間には、ワード線ノ
イズキラー回路アレイ102が配置されている。ワード
線ノイズキラー回路アレイ102には、ワード線ノイズ
キラー回路が含むNMOSFET42a-0〜42a-7、
42a-0〜42a-7、42a-0〜42a-7、42a-0〜
42a-7が配置される。
【0082】ワード線駆動信号線駆動回路アレイ103
は、ワード線駆動回路アレイ101に隣接して配置され
ている。このレイアウトでは、ワード線駆動信号駆動回
路アレイ103は、2つの駆動信号線駆動回路アレイ1
03-1、駆動信号線駆動回路アレイ103-2に分割され
ている。ワード線駆動回路アレイ101は、アレイ10
3-1とアレイ103-2との間に配置される。駆動信号線
駆動回路アレイ103-1には、駆動信号線駆動回路が含
むPMOSFET45a、45c、NMOSFET45
a、45cが配置される。一方、駆動信号線駆動回路ア
レイ103-2には、駆動信号線駆動回路が含むPMOS
FET45b、45d、NMOSFET45b、45d
が配置される。
【0083】キラー駆動回路アレイ104は、ワード線
ノイズキラー回路アレイ102に隣接して配置されてい
る。このレイアウトでは、キラー駆動回路アレイ104
は、2つのキラー駆動回路アレイ104-1、駆動信号線
駆動回路アレイ104-2に分割されている。ワード線ノ
イズキラー回路アレイ102は、アレイ104-1とアレ
イ104-2との間に配置される。キラー駆動回路アレイ
104-1には、キラー駆動回路が含むPMOSFET4
8a、48c、NMOSFET49a、49cが配置さ
れる。一方、キラー駆動回路アレイ104-2には、キラ
ー駆動回路が含むPMOSFET48b、48d、NM
OSFET49b、49dが配置される。
【0084】図12は、図11に示したチップレイアウ
トのうち、ワード線駆動回路アレイ101、およびワー
ド線ノイズキラー回路アレイ102の部分を詳細に示し
た図、図13(a)は、図11に示したチップレイアウ
トのうち、ワード線駆動信号駆動回路アレイ103-1、
キラー駆動回路アレイ104-1の部分を詳細に示した
図、図13B(b)は、図11に示したチップレイアウ
トのうち、駆動信号駆動回路アレイ103-2、キラー駆
動回路アレイ104-2の部分を詳細に示した図である。
【0085】図12に示すように、ワード線ノイズキラ
ー回路が含むNMOSFET42a-0〜42a-7、42
b-0〜42b-7、42c-0〜42c-7、42d-0〜42
d-7は、ワード線駆動回路が含むPMOSFET23a
-0〜23a-7、23b-0〜23b-7、23c-0〜23c
-7、23d-0〜23d-7、NMOSFET24a-0〜2
4a-7、24b-0〜24b-7、24c-0〜24c-7、2
4d-0〜24d-7と90度ずらされて配置されている。
図12には、矢印により各MOSFETに流れる電流の
向きが示されている。この矢印の向きは、電流の向きと
同時にゲ−ト長方向を指している。
【0086】また、図13(a)および図13(b)に
示すように、ワード線駆動信号線駆動回路が含むPMO
SFET45a〜45d、NMOSFET46a〜46
dは、ワード線ノイズキラー回路が含むNMOSFET
42a-0〜42a-7、42b-0〜42b-7、42c-0〜
42c-7、42d-0〜42d-7と、同一の向きに配置さ
れている。同様に、キラー駆動回路が含むPMOSFE
T48a〜48d、NMOSFET49a〜49dは、
ワード線ノイズキラー回路が含むNMOSFET42a
-0〜42a-7、42b-0〜42b-7、42c-0〜42c
-7、42d-0〜42d-7と、同一の向きに配置されてい
る。図13(a)および図13(b)には、図12と同
様に、矢印により各MOSFETに流れる電流の向きが
示されている。この矢印の向きは、電流の向きと同時に
ゲ−ト長方向を指している。
【0087】図11に示したチップレイアウトでは、メ
モリセルアレイとワード線駆動回路アレイとの間に、ワ
ード線ノイズキラー回路アレイを配置することで、メモ
リセルアレイとワード線駆動回路アレイとを互いに離す
ことができる。このため、メモリセルアレイとワード線
駆動回路アレイとで、ノイズ干渉が抑制される。ノイズ
干渉が抑制されることで、記憶装置が誤動作する可能性
を、より低減できる。
【0088】さらに、図12、図13(a)および図1
3(b)に示したように、ワード線ノイズキラー回路が
含むNMOSFETと、ワード線駆動回路が含むPMO
SFET、NMOSFETとを90度ずらして配置する
ことにより、ワード線ノイズキラー回路アレイの面積
が、無用に増加しなくなる。即ち、高い集積密度を持
つ。また、ワード線パタ−ンを、ワード線駆動回路から
メモリセルアレイまで、ワード線ノイズキラー回路アレ
イの上方を跨ぐだけのパタ−ンとすることができる。即
ち、ワード線を直線的なパターンとすることができる。
直線的なパターンは、幾度どなく折れ曲がるパターンに
比べて、微細な加工に耐え得る。即ち、優れた加工性を
持つ。ワード線を形成した後のパターンを、図14に示
す。
【0089】図15は、メモリセルアレイのパターン平
面図である。図15に示すように、メモリセルアレイ1
00には、1つのトランスファトランジスタと1つのキ
ャパシタとを含むメモリセル200が集積されている。
トランスファトランジスタは、ワード線ノイズキラー回
路が含むNMOSFETと90度ずらされて配置されて
いる。メモリセル200は、高い集積密度を持つ埋込プ
レ−トトレンチセル(以下、BPTセルと称す)であ
る。BPTセル200の断面図を図16に示す。
【0090】図15に示すように、BPTセル200の
キャパシタ201には、P型のシリコン基板の内部に形
成された、N型のシリコン層202からプレート電位V
PLが与えられる。N型のシリコン層202は、トレン
チ203の底から拡散されたN型の不純物によって形成
される。N型のシリコン層202は、基板内に埋め込ま
れるため、埋込配線層とも呼ばれる。
【0091】また、図11に示したチップレイアウト
は、メモリセルアレイにBPTセル200が集積された
とき、次のような効果を、さらに得ることができる。図
17は、ワード線駆動回路アレイ、ワード線ノイズキラ
ー回路アレイ、メモリセルアレイの、概略的な断面図で
ある。
【0092】図17に示すように、BPTセル200
は、N型の埋込配線層202を持つ。N型の埋込配線層
202には、プレート電位VPL(通常、電源電位VC
Cの約1/2)が供給される。また、ワード線駆動回路
アレイは、PMOSFETを形成するための領域として
N型のウェルを持つ。N型のウェルは、昇圧電位VPP
が供給される。もし、昇圧電位VPPが供給されるN型
のウェルが、N型の埋込配線層202の近くに配置され
ると、N型のウェルの電位によってN型の埋込配線層2
02の電位が変動する。
【0093】しかし、図17に示すように、メモリセル
アレイ100とワード線駆動回路101との間には、ワ
ード線ノイズキラー回路102が配置される。ワード線
ノイズキラー回路102によって、昇圧電位VPPが供
給されるN型のウェルとN型の埋込配線層202とが互
いに離れる。このため、N型の埋込配線層202電位の
変動を抑制することができる。
【0094】図18は、図8に示した第4の実施例に係
るダイナミック型RAMのブロックのチップレイアウト
を示す図である。図18に示すように、メインロウデコ
ーダが配置されるメインロウデコ−ダアレイ105は、
ワード線駆動回路アレイ101に隣接して設けられる。
また、パーシャルデコーダが配置されるパーシャルデコ
ーダアレイ106は2つのアレイ106-1、106-2に
分割されている。アレイ106-1は、ワード線駆動信号
線駆動回路アレイ103-1に隣接して設けられる。一
方、アレイ106-2は、ワード線駆動信号線駆動回路ア
レイ103-2に隣接して設けられる。レベル変換回路が
配置されるレベル変換回路領域107は、メインロウデ
コ−ダアレイ105に隣接して設けられる。
【0095】また、昇圧用のキャパシタが配置されるキ
ャパシタ領域108は、メインロウデコーダアレイ10
5に隣接して設けられる。昇圧回路が配置される昇圧回
路領域109は、キャパシタ領域108に隣接して設け
られる。
【0096】図18に示すチップレイアウトでは、レベ
ル変換回路領域107とメモリセルアレイ100との間
に、メインロウデコーダアレイ105、パーシャルデコ
ーダアレイ106-2、ワード線駆動回路アレイ101、
ワード線ノイズキラー回路アレイ102が設けられる。
このため、レベル変換回路とメモリセルアレイとのノイ
ズ干渉を抑制することができる。
【0097】さらにレベル変換回路領域107が、メイ
ンロウデコーダアレイ105に隣接して設けられるの
で、レベル変換回路からメインロウデコーダまでの距離
を短くできる。このため、レベル変換回路とメインロウ
デコーダとを接続する配線の長さを短くでき、配線によ
る信号の遅延がほとんど問題にならなくなる。また、パ
ーシャルデコーダアレイ106-1、106-2は、メイン
ロウデコーダアレイ105に隣接して設けられるので、
レベル変換回路からパーシャルデコーダまでの距離も短
くなる。
【0098】また、図18に示すメモリブロックは、実
際の記憶装置では、1つのチップの中に複数個集積され
て、大規模な記憶容量を実現する。このとき、メモリブ
ロック毎にキャパシタ領域108と昇圧回路領域109
とが設けられるようになる。このように、メモリブロッ
ク毎にキャパシタ領域108と昇圧回路領域109とを
設けることで、電位変動の少ない昇圧電位VPPを発生
させられるようになる。昇圧電位VPPの変動は回路の
誤動作の原因となる。
【0099】図19は、この発明の第5の実施例に係る
ダイナミック型RAMの回路図である。第5の実施例で
は、パーシャルデコード方式であることは、第3および
第4の実施例と同様である。しかし、デコーダがCMO
S回路で構成されていること、プリチャージ信号が入力
されないこと、ロウデコーダの出力配線にノイズキラー
回路が接続されていないこと、が相違する。
【0100】図19に示すように、ワード線WLに接続
されたワード線駆動用のPMOSFET23及びNMO
SFET24のゲートは共通接続されており、VPP系
ロウデコーダ50の出力配線aに直接接続されている。
もちろん遅延用のVPP系のインバータを設けても良い
のは上述のごとくである。このロウデコーダ50は、ア
ドレス信号A2 〜A4 で制御されるCMOS−NAND
ゲートで構成されている。また、VPP供給回路51中
には、アドレス信号A0 〜A1 で制御されるCMOS−
NANDゲートで構成されるパーシャルデコーダ回路部
分を含んでいる。どちらのデコーダ回路もVPPが電源
として供給されている。そして、これらのアドレス信号
A0 〜A4 は、PMOSFETを制御するが、アドレス
信号がHレベルの時にPMOSFETを完全にオフする
ためには、アドレス信号はVPP系の制御信号でなけれ
ばならないので、それぞれレベル変換回路によりVCC
系制御信号からVPP系制御信号にレベル変換されてい
る。この実施例では、1つの制御信号に1つのレベル変
換回路を用いているため、最低五個のレベル変換回路が
必要であるが、レベル変換回路の駆動能力等を考慮し
て、1つの制御信号について複数のレベル変換回路を設
けることも可能である。いずれにしても、従来技術よ
り、レベル変換回路は、はるかに少ない個数で済むため
チップ面積の縮小及び消費電力の低減が図れるほか、誤
動作しにくいダイナミック型RAMを提供できる点で上
述の実施例と同様の効果を奏する。さらに、この実施例
では、この他にも高速動作が可能となるという効果もあ
る。すなわち、デコーダ回路がNMOSFETではなく
CMOS回路であるため、プリチャージ信号を予め入力
し、デコーダの出力端を充電してからアドレス信号を入
力するという動作は必要ないため、ワード線選択の高速
化を図ることができる。また、デコーダの出力端はVP
PレベルまたはVSSレベルに固定されており、フロー
ティングになることがないため、ノイズキラー回路が出
力配線aに接続されていなくても、電位レベルが変動し
にくいという効果がある。
【0101】第5の実施例に係る記憶装置は、プリチャ
−ジ信号のみをレベル変換する、という技術は適用でき
ない。しかし、第5の実施例に係る記憶装置は、キラー
駆動回路をVCCで動作させ、VPPの消費量を減ずる
技術、およびワード線駆動回路アレイとメモリセルアレ
イとの間にワード線ノイズキラー回路アレイ102を配
置し、ノイズ干渉を抑制しつつ高集積密度を達成する技
術は適用できる。
【0102】なお、上記第1〜第5の実施例では、ロウ
デコーダとしてNANDゲートが用いられているが、N
ORゲートを用いても良い。図20は、ロウデコーダと
してNMOSFETからなるNORゲート60を用いた
ワード線選択回路の回路図である。
【0103】図20に示すように、ノイズキラ−回路が
含むPMOSFET61は直接ロウデコーダ61の出力
配線aには接続されておらず、VPP系インバータ62
を介して間接的に接続されている。尚、この明細書での
接続とは、接続関係が直接・間接の両方を含む意味で使
用している。
【0104】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、昇圧電位の消費が少ない半導体記憶装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明の第1の実施例に係るダイナミ
ック型RAMのブロック図。
【図2】図2は図1に示すワード線選択回路の回路図。
【図3】図3は図1に示すレベル変換回路の回路図。
【図4】図4は図1に示すVPP発生回路の回路図。
【図5】図5は変形例に係るワード線選択回路の回路
図。
【図6】図6はこの発明の第2の実施例に係るダイナミ
ック型RAMのブロック図。
【図7】図7はこの発明の第3の実施例に係るダイナミ
ック型RAMのブロック図。
【図8】図8はこの発明の第4の実施例に係るダイナミ
ック型RAMのブロック図。
【図9】図9は図8に示すワード線選択回路の回路図。
【図10】図10は図8に示すワード線駆動信号線選択
回路の回路図。
【図11】図11は図8に示すダイナミック型RAMの
チップレイアウトを示す図。
【図12】図12は図11に示すワード線駆動回路アレ
イおよびワード線ノイズキラー回路の平面図。
【図13】図13は図11に示すワード線駆動信号駆動
回路アレイおよびキラー駆動回路アレイの平面図で、
(a)図はワード線駆動信号駆動回路アレイ103-1 およ
びキラー駆動回路アレイ104-1 の平面図、(b)図はワ
ード線駆動信号駆動回路アレイ103-2 およびキラー駆動
回路アレイ104-2 の平面図。
【図14】図14はワード線を形成した後のパタ−ン平
面図。
【図15】図15は図11に示すメモリセルアレイの平
面図。
【図16】図16は図15に示すメモリセルの断面図。
【図17】図17は図11に示すワード線駆動回路アレ
イ、ワード線ノイズキラー回路アレイおよびメモリセル
アレイの断面図。
【図18】図18は図8に示すダイナミック型RAMの
ブロックのチップレイアウトを示す図。
【図19】図19はこの発明の第5の実施例に係るダイ
ナミック型RAMの回路図。
【図20】図20はNORゲ−トが用いられたロウデコ
−ダを持つワード線選択回路の回路図。
【図21】図21は、従来のワード線選択回路のブロッ
ク図。
【図22】図22は、従来の他のワード線選択回路のブ
ロック図。
【符号の説明】
10…メモリセル、11…ワード線駆動回路、12…V
PP供給回路、13…VPP系ロウデコ−ダ、14…V
PP発生回路、15…レベル変換回路、16…ワード線
選択回路、17…ノイズキラー回路、18…インバー
タ、19…インバータ、21…トランスファ・トランジ
スタ、22…キャパシタ、23…Pチャネル型MOSF
ET、24…Nチャネル型MOSFET、26…Pチャ
ネル型MOSFET、29…デコード回路部、30…イ
ンバ−タ、39…ワード線駆動信号線選択回路、40…
パーシャルデコーダ、41…ワード線ノイズキラー回
路、43…ワード線駆動信号線駆動回路、44…ノイズ
キラー回路、45…Pチャネル型MOSFET、46…
Nチャネル型MOSFET、47…キラー駆動回路、4
8…Pチャネル型MOSFET、49…Nチャネル型M
OSFET、100…メモリセルアレイ、101…ワー
ド線駆動回路アレイ、102…ワード線ノイズキラー回
路アレイ、103…ワード線駆動信号線駆動回路アレ
イ、104…キラー駆動回路、105…メインロウデコ
−ダアレイ、106…パ−シャルデコーダアレイ、10
7…レベル変換回路領域、108…キャパシタ領域、1
09…VPP発生回路領域、200…埋込プレ−トトレ
ンチセル、201…キャパシタ、202…N型のシリコ
ン層(埋込配線層)、203…トレンチ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低電位が印加されている低電位電源線
    と、 高電位が印加されている高電位電源線と、 前記高電位より高い昇圧電位を発生する昇圧回路と、 少なくとも1つの昇圧電位配線と、 複数のメモリセルが接続された、少なくとも1つのワー
    ド線と、 メインロウデコーダ、このメインロウデコーダの出力配
    線にゲートが電気的に結合され、前記昇圧電位配線にソ
    ースが接続され、前記ワード線にドレインが接続された
    Pチャネル型絶縁ゲートFETを含むワード線駆動回
    路、および前記ワード線にドレインが接続され、前記低
    電位電源線にソースが接続されたワード線ノイズキラー
    回路を含む、少なくとも1つのワード線選択回路と、 パーシャルデコーダ、このパーシャルデコーダの出力配
    線に入力が接続され、前記ワード線駆動回路を駆動する
    信号を前記昇圧電位配線に出力する第1の駆動回路、お
    よび前記第1の駆動回路の出力に入力が接続され、前記
    ワード線ノイズキラー回路を駆動する信号を出力する第
    2の駆動回路を含む、少なくとも1つの昇圧電位配線線
    選択回路とを具備し、 前記第1の駆動回路が前記昇圧電位と前記低電位との電
    位差で動作され、前記第2の駆動回路が前記高電位と前
    記低電位との電位差で動作されることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記メインロウデコーダは、前記メイン
    ロウデコーダの出力配線に一端が接続され、アドレス信
    号により制御されるロウデコード回路部と、前記昇圧電
    位がソースに供給され、前記メインロウデコーダ出力配
    線にドレインが接続され、プリチャージ信号により制御
    されるPチャネル型絶縁ゲート型FETとを含み、 前記パーシャルデコーダは、前記パーシャルデコーダの
    出力配線に一端が接続され、他のアドレス信号により制
    御されるパーシャルデコード回路部と、前記昇圧電位が
    ソースに供給され、前記パーシャルデコーダの出力配線
    にドレインが接続され、他のプリチャージ信号により制
    御されるPチャネル型絶縁ゲート型FETとを含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記ロウデコード回路部は、前記メイン
    ロウデコーダの出力配線と前記低電位電源線との間に直
    列に接続された複数のNチャネル型絶縁ゲート型FET
    を含み、 前記パーシャルデコード回路部は、前記パーシャルデコ
    ーダの出力配線と前記低電位電源線との間に直列に接続
    された複数のNチャネル型絶縁ゲート型FETを含むこ
    とを特徴とする請求項2に記載の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記メインロウデコーダの出力配線は、
    前記ワード線駆動回路のPチャネル型絶縁ゲートFET
    に直接に接続され、 前記パーシャルデコーダの出力配線は、前記第1の駆動
    回路のPチャネル型絶縁ゲートFETに直接に接続され
    ていることを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装
    置。
  5. 【請求項5】 前記メインロウデコーダの出力配線は、
    前記ワード線駆動回路のPチャネル型絶縁ゲートFET
    に、偶数個のインバータ回路を介して接続され、 前記パーシャルデコーダの出力配線は、前記第1の駆動
    回路のPチャネル型絶縁ゲートFETに、偶数個のイン
    バータ回路を介して接続されていることを特徴とする請
    求項3に記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 前記メインロウデコーダの出力配線にド
    レインが接続され、前記昇圧電位がソースに供給され、
    前記メインロウデコーダの出力配線にインバータ回路を
    介してゲートが接続された、Pチャネル型絶縁ゲート型
    FETと、 前記パーシャルデコーダの出力配線にドレインが接続さ
    れ、前記昇圧電位がソースに供給され、前記パーシャル
    デコーダの出力配線にインバータ回路を介してゲートが
    接続された、Pチャネル型絶縁ゲート型FETとを具備
    することを特徴とする請求項4に記載の半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 前記メインロウデコ−ダの出力配線に接
    続された前記偶数個のインバータ回路のうち、初段のイ
    ンバータ回路の入力にドレインが接続され、前記昇圧電
    位がソースに供給され、前記初段のインバータ回路の出
    力にゲートが接続された、Pチャネル型絶縁ゲート型F
    ETと、 前記パ−シャルデコーダの出力配線に接続された前記偶
    数個のインバータ回路のうち、初段のインバータ回路の
    入力にドレインが接続され、前記昇圧電位にソースが接
    続され、前記初段のインバータ回路の出力にゲートが接
    続された、Pチャネル型絶縁ゲート型FETとを具備す
    ることを特徴とする請求項5に記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記ワード線選択回路は複数あり、これ
    ら複数のワード線選択回路が各々含む前記メインロウデ
    コーダには、前記プリチャージ信号が共通に入力され、 前記昇圧電位線選択回路は複数あり、これら複数の昇圧
    電位線選択回路が各々含む前記パーシャルデコーダに
    は、前記他のプリチャージ信号が共通に入力されること
    を特徴とする請求項1乃至請求項7いずれか一項に記載
    の半導体記憶装置。
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