JPH07253324A - 写真測量の基準点設定器 - Google Patents

写真測量の基準点設定器

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JPH07253324A
JPH07253324A JP6902994A JP6902994A JPH07253324A JP H07253324 A JPH07253324 A JP H07253324A JP 6902994 A JP6902994 A JP 6902994A JP 6902994 A JP6902994 A JP 6902994A JP H07253324 A JPH07253324 A JP H07253324A
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Hiroshi Sakurai
浩 桜井
Tomonori Takada
知典 高田
Takao Kakehashi
孝夫 掛橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】被写体の地上部分において明瞭に撮影され得る
ポイントを見つけにくい場合にも、被写体に基準点を容
易且つ迅速に設定し得る基準点設定器を提供する 【構成】基準点設定器10は、均一な長さに形成された
八本の丸棒状のバー部材16と、五個の球形の第一乃至
第五基準ボール11〜15を有しており、第一乃至第五
基準ボール11〜15は、四角錐の五つの頂点に配置さ
れている。八本のバー部材16は、隣合う第一乃至第五
基準ボール11〜15をそれぞれ接続しており、隣合う
第一乃至第五基準ボール11〜15の各中心間の間隔
は、全て、等しい間隔Lに設けられている。そして、第
一乃至第四基準ボール11〜14の内部に密閉空間11
b〜14bを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真測量において、被
写体に基準点を容易且つ迅速に設定し得る基準点設定器
に関する。
【0002】
【従来の技術】写真測量においては、地形等の被写体を
ステレオ撮影した第一写真画像及び第二写真画像上で、
明瞭に同一点であると識別出来る点であり、且つ、三次
元座標の既知なる点である基準点が、三点以上必要であ
る。よって、被写体には、予め三点以上の基準点を設定
しておかなければならない。そこで、従来は、被写体上
において、上空からステレオ撮影した際に第一写真画像
及び第二写真画像上に明瞭に撮影され得る点を三点以
上、基準点として選定した後、地上座標における該各基
準点の三次元座標位置を測定し、該各基準点に、ステレ
オ撮影した各写真画像上で基準点と識別し得るようなマ
ークを設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基準点の設定
のために、被写体上において、ステレオ撮影した際に第
一写真画像及び第二写真画像上に明瞭に撮影され得る点
を三点以上、基準点として選定し、地上座標における該
各基準点の三次元座標位置を測定し、該各基準点に、ス
テレオ撮影した各写真画像上で基準点と識別し得るよう
なマークを設けることは、手間暇のかかる煩雑な作業で
あるという問題を有している。また、写真測量しようと
する場所が森の中の湖である場合等においては、地上が
森林により覆われているため、上空からステレオ撮影し
た際に第一写真画像及び第二写真画像上に明瞭に撮影さ
れ得るポイントを見つけることが難しいという問題を有
している。本発明は、上記事情に鑑み、被写体の地上部
分において明瞭に撮影され得るポイントを見つけにくい
場合にも、該被写体に基準点を容易且つ迅速に設定し得
る基準点設定器を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のうち第一の発明
は、本体(10a)を有し、前記本体(10a)は、三
個以上の基準点指示部材(11、12、13、14、1
5)及び前記各基準点指示部材(11、12、13、1
4、15)の相対位置を所定の位置関係に設定する接続
部材(16)を有し、前記本体(10a)に、浮遊手段
(11b、12b、13b、14b、16a)を設けて
構成される。本発明のうち第二の発明は、第一の発明に
おいて前記浮遊手段を、前記基準点指示部材(11、1
2、13、14、15)内に形成された浮力空間(11
b、12b、13b、14b)として構成される。本発
明のうち第三の発明は、第一の発明において前記浮遊手
段を、前記接続部材(16)内に形成された浮力空間
(16a)として構成される。本発明のうち第四の発明
は、第一の発明において高さ調整手段(51、52、5
3、54)を、前記基準点指示部材(11、12、1
3、14、15)の設置高さを調整自在なるように設け
て構成される。なお、( )内の番号等は、図面におけ
る対応する要素を示す、便宜的なものであり、従って、
本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
以下の「作用」の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明のうち第一の発明
は、前記各基準点指示部材(11、12、13、14、
15)の相対位置を所定の位置関係に設定する形で設け
られているので、前記本体(10a)に三次元座標
(X、Y、Z)を適宜設定することにより、各基準点指
示部材(11、12、13、14、15)の座標位置
(0、0、0)、(L、0、0)、(0、L、0)、
(L、L、0)、(L/2、L/2、L/√2)を直ち
に決め得るように、また、前記本体(10a)を、前記
三次元座標(X、Y、Z)と共に被写体(1)上に設置
することにより、三個以上の基準点指示部材(11、1
2、13、14、15)を、それぞれ三次元座標位置の
既知な基準点として被写体(1)に設定し得るように作
用する。また、前記本体(10a)に設けられた前記浮
遊手段(11b、12b、13b、14b、16a)に
より、前記本体(10a)を水上に浮かべ得るように作
用する。また、本発明のうち第二の発明は、前記浮遊手
段を前記基準点内に形成された浮力空間(11b、12
b、13b、14b)とすることより、前記本体(10
a)にフロート等の浮遊手段を設ける場合に比して、本
発明の基準点設定器(10、50)をコンパクトにし得
るように作用する。本発明のうち第三の発明は、前記浮
遊手段を、前記接続部材(16)内に形成された浮力空
間(16a)とすることより、前記第二の発明同様、本
発明の基準点設定器(10、50)をコンパクトにし得
るように作用する。また、本発明のうち第四の発明は、
高さ調整手段(51、52、53、54)により、各基
準点指示部材(11、12、13、14、15)の高さ
調整を容易に行ない得るように作用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、被写体に設置された、本発明の基準点設定
器の一実施例及び該被写体をステレオ撮影した写真画像
を示す図である。図2は、本発明の基準点設定器の一実
施例を示す拡大図である。図3は、図2の基準点設定器
の基準ボールを示す拡大図である。図4は、本発明の基
準点設定器の別の実施例を示す図である。
【0007】図1に示すように、森林1cに覆われた地
形は、被写体1である湖1a及び小山1bを有してお
り、湖1aには、正方形の底面を有する四角錐を形作る
基準点設定器10が、該湖1aに浮かべられた形で設け
られている。基準点設定器10は本体10aを有してお
り、本体10aは、図2に示すように、均一な長さに形
成された八本の丸棒状のバー部材16と、五個の球形の
第一乃至第五基準ボール11〜15を有し、第一乃至第
五基準ボール11〜15は、四角錐の五つの頂点に配置
されている。そして、八本のバー部材16は、隣合う第
一乃至第五基準ボール11〜15をそれぞれ接続してお
り、隣合う第一乃至第五基準ボール11〜15の各中心
間の間隔は、全て、等しい間隔Lに設けられている。ま
た、第一〜第五基準ボール11〜15には、バー部材1
6を着脱し得る接続穴11a〜15aが、それぞれ三乃
至四個設けられており、バー部材16は、該接続穴11
a〜15aに着脱自在に接続されている。尚、四角錐の
底面の各頂点に位置する第一〜第四基準ボール11〜1
4には、バー部材16を着脱し得る接続穴11a〜14
aが三個ずつ形成されており、四角錐の頂部に位置する
第五基準ボール15には、バー部材16を着脱し得る接
続穴15aが四個形成されている。また、第一〜第五基
準ボール11〜15は、合成樹脂等の水を透過しない材
料により形成されており、該第一〜第五基準ボール11
〜15の内部には、図3に示すように、外部に対して密
閉された密閉空間11b、12b、13b、14b、1
5bが形成されている。尚、第一〜第四基準ボール11
〜14の密閉空間11b、12b、13b、14bは、
該密閉空間11b〜14bにより基準点設定器10を水
上で支持し得るように形成されている。
【0008】また、基準点設定器10には、図1乃至図
2に示すように、三次元座標(X、Y、Z)が設定され
ており、該三次元座標(X、Y、Z)の原点(0、0、
0)は、四角錐の底面の頂点の内の一つである第一基準
ボール11の中心に位置している。三次元座標(X、
Y、Z)のX軸は、同じく四角錐の底面の頂点の内の一
つである第二基準ボール12の中心を通っており、第二
基準ボール12の中心の座標は、隣合う第一乃至第五基
準ボール11〜15の各中心間の間隔が全て等しい間隔
Lで設けられていることから、(L、0、0)である。
また、三次元座標(X、Y、Z)のY軸は、同じく四角
錐の底面の頂点の内の一つである第四基準ボール14の
中心を通っており、第四基準ボール14の中心の座標
は、隣合う第一乃至第五基準ボール11〜15の各中心
間の間隔が全て等しい間隔Lに設けられていることか
ら、(0、L、0)である。また、第三基準ボール13
の中心の座標は、同様にして、(L、L、0)であり、
四角錐の頂部に位置する第五基準ボール15の中心の座
標は、(L/2、L/2、L/√2)である。
【0009】また、図1には、被写体1である湖1a、
小山1bを有する地形、及び該地形上(湖1a面上)に
設けられた基準点設定器10をステレオ撮影した第一及
び第二写真画像Ph1、Ph2が描写されている。
【0010】基準点設定器10等は、以上のような構成
を有するので、湖1a、小山1b等を有する被写体1の
三次元形状を検出しようとする際には、図1に示すよう
に、被写体1である湖1a及び小山1bを有する地形
に、基準点設定器10の第一〜第五基準ボール11〜1
5、バー部材16を、四角錐状に組み立て設置する。こ
のとき、基準点設定器10の第一〜第四基準ボール11
〜14は、合成樹脂等の水を透過しない材料により形成
されており、該第一〜第四基準ボール11〜14の内部
には、図3に示すように、密閉空間11b、12b、1
3b、14bが形成されている。これにより、該基準点
設定器10は、水に浮かべることが可能である。よっ
て、基準点設定器10の設置場所は、地上のみならず水
上でも良いこととなるため、設置場所の自由度を大幅に
拡げることが出来る。よって、図1に示すように、森林
1cが地上を被覆しているために、被写体1の地上部分
において上空から明瞭に撮影され得るポイントを見つけ
にくい場合には、該基準点設定器10を、上空に視界の
開けた湖1aに浮かべて設置するが出来、これにより、
地上において上空から明瞭に撮影され得るポイントを探
し回る苦労を省くことが出来る。基準点設定器10の設
置が完了すると、基準点設定器10には予め三次元座標
(X、Y、Z)が設定されているので、該三次元座標
(X、Y、Z)を被写体1の三次元座標(X、Y、Z)
とすることが出来る。また、該三次元座標(X、Y、
Z)において基準点設定器10の第一乃至第五基準ボー
ル11〜15の中心の座標(0、0、0)、(L、0、
0)、(L、L、0)、(0、L、0)、(L/2、L
/2、L/√2)は、既知であるので、該第一乃至第五
基準ボール11〜15を基準点とすることが出来る。従
って、基準点設定器10と共に被写体1を図示しないデ
ジタルスチールカメラ等のカメラにより、ステレオ撮影
すると、その第一写真画像Ph1と第二写真画像Ph2
上において、基準点設定器10の第一乃至第五基準ボー
ル11〜15である基準点を検出することが出来る。よ
って、公知な写真測量方法により、基準点設定器10に
設定された三次元座標(X、Y、Z)空間における、被
写体1の三次元形状を検出することが出来る。従って、
本発明によれば、基準点設定器10を一つ設置するだけ
で三次元座標の既知な基準点である、第一〜第五基準ボ
ール11〜15を設定出来るので、従来のように、基準
点の設定のために、被写体1上において、ステレオ撮影
した際に第一写真画像Ph1及び第二写真画像Ph2上
に明瞭に撮影され得る点を三点以上、基準点として選定
し、地上座標における該各基準点の三次元座標位置を測
定し、該各基準点に、ステレオ撮影した各写真画像上で
基準点と識別し得るようなマークを設ける場合に比し
て、被写体1に基準点としての第一〜第五基準ボール1
1〜15を容易且つ迅速に設定することが出来る。ま
た、本発明の基準点設定器10は、水に浮かべることが
出来るので、被写体1の地上部分において明瞭に撮影さ
れ得るポイントを見つけにくい場合にも、該被写体1に
基準点としての第一〜第五基準ボール11〜15を容易
且つ迅速に設定することが出来る。
【0011】尚、前記三次元座標(X、Y、Z)は、緯
度、経度、標高等からなる地上座標(Xr、Yr、Z
r)ではないので、地上座標(Xr、Yr、Zr)に対
する被写体1の位置関係を検出してはいない。しかし、
被写体1の三次元形状が必要な場合に、どうしても地上
座標(Xr、Yr、Zr)で写真測量を行なわなくては
いけない理由はない。そこで、もし、地上座標(Xr、
Yr、Zr)に対する被写体1の位置関係を検出する必
要がある場合には、基準点設定器10を、基準点設定器
10の三次元座標(X、Y、Z)の原点(0、0、
0)、即ち、第一基準ボール11の中心を、地上座標
(Xr、Yr、Zr)上の既知点(x0、y0、z0)
に設置し、基準点設定器10の三次元座標(X、Y、
Z)のX軸、即ち、第一基準ボール11の中心と第二基
準ボール12の中心を結ぶ直線を、Xr軸に平行に設
け、基準点設定器10の三次元座標(X、Y、Z)のY
軸、即ち、第一基準ボール11の中心と第四基準ボール
14の中心を結ぶ直線を、Yr軸に平行に設けることに
より、容易に検出演算することが出来る。なぜならば、
前記のように設置することにより、地上座標(Xr、Y
r、Zr)と、基準点設定器10の三次元座標(X、
Y、Z)との間には、以下のような関係式が成り立つか
らである。 Xr=X+x0 Yr=Y+y0 Zr=Z+z0 従って、基準点となる、第一乃至第五基準ボール11〜
15の中心の、地上座標(Xr、Yr、Zr)における
座標位置は、第一基準ボール11が(x0、y0、z
0)、第二基準ボール12が(x0+L、y0、z
0)、第三基準ボール13が(x0+L、y0+L、z
0)、第四基準ボール14が(x0、y0+L、z
0)、第五基準ボール15が(x0+L/2、y0+L
/2、z0+L/√2)となる。尚、前記基準点設定器
10を地上ではなく、水上に設定する場合には、基準点
設定器10の三次元座標(X、Y、Z)のX軸及びY軸
は、自ずと水平になるので、X軸及びY軸をXr軸及び
Yr軸に平行にセッティングする過程を容易に行なうこ
とが出来る。また、地上に設置して、地上座標(Xr、
Yr、Zr)に対する被写体1の位置関係を検出しよう
とする場合には、上記実施例中の基準点設定器10に代
えて、図4に示す基準点設定器50を用いることによ
り、その設置を容易にすることが出来る。その基準点設
定器50は、上記実施例中の基準点設定器10の第一〜
第四基準ボール11〜14の下部に、該第一〜第四基準
ボール11〜14をそれぞれ支持する第一〜第四ねじ式
脚51〜54を設ける形に形成されており、第一〜第四
ねじ式脚51〜54は、円盤状の接地盤51a〜54a
と、該接地盤51a〜54aに固定立設されたねじ棒5
1b〜54bを有している。第一〜第四ねじ式脚51〜
54は、前記ねじ棒51b〜54bにより第一〜第四基
準ボール11〜14の下部に螺着しており、第一〜第四
ねじ式脚51〜54は、その接地盤51a〜54a、従
って、ねじ棒51b〜54bを、ねじ棒軸心CT1〜C
T4を中心として、図4矢印A、B方向に回転すること
により、前記接地盤51a〜54aに対する第一〜第四
基準ボール11〜14の高さ位置を図4矢印C、D方向
に移動位置決めして調整し得るように設けられている。
また、基準点設定器50の第一基準ボール11と第二基
準ボール12とを接続するバー部材16と、第一基準ボ
ール12と第四基準ボール14とを接続するバー部材1
6には、それぞれ、気泡管55、56が、各バー部材1
6、16の水平を検出し得る形で設けられている。ま
た、第一基準ボール11と第二基準ボール12とを接続
するバー部材16の中心線には、基準点設定器50に設
定された三次元座標(X、Y、Z)のX軸が、第一基準
ボール12と第四基準ボール14とを接続するバー部材
16の中心線には、そのY軸が設定されているので、両
気泡管55、56を見ながら、第一〜第四ねじ式脚51
〜54により、第一〜第四基準ボール11〜14の高さ
位置を調整することにより、前記二本のバー部材16、
16、従って、前記X、Y軸を容易に水平にすることが
出来る。従って、前記のように基準点設定器50の第一
基準ボール11の中心を、地上座標(Xr、Yr、Z
r)上の既知点(x0、y0、z0)に設置した後に、
基準点設定器50の三次元座標(X、Y、Z)のX軸及
びY軸を、地上座標(Xr、Yr、Zr)の、水平な軸
であるXr軸及びYr軸に平行に設ける際には、前記の
ようにX軸及びY軸を容易に水平にすることが出来るの
で、X軸及びY軸をXr軸及びYr軸に平行にセッティ
ングする過程を容易に行なうことが出来る。
【0012】また、基準点設定器10、50は、第一乃
至第五基準ボール11〜15と、バー部材16を接続、
分離することにより、容易に組立、解体を行なうことが
出来るので持ち運びが容易である。また、基準点設定器
10、50は、第一乃至第四基準ボール11〜14の内
部に密閉空間11b〜14bを設けたので、フロート等
の浮遊手段を設ける場合に比して、基準点設定器10、
50をコンパクトにすることが出来る。よって、基準点
設定器10、50の持ち運びを容易にすることが出来
る。
【0013】尚、上記実施例中の基準点設定器10、5
0は、隣合う第一乃至第五基準ボール11〜15の間隔
が全て等しい間隔Lである四角錐状に設けたが、三個以
上の基準ボールを有し、該各基準ボールが所定の相対位
置に設けられている限りにおいて、正三角錐等、如何な
る形状であっても良いことは勿論である。また、上記実
施例中の基準点設定器10、50は、第一〜第四基準ボ
ール11〜14のみに、密閉空間11b〜14bを設
け、該第一〜第四基準ボール11〜14により基準点設
定器10、50を水面上に支持するに足る浮力を生じる
ように設けたが、バー部材16の内部に密閉空間16a
等の浮遊手段を設けて、基準点設定器10、50を水面
上に支持するに足る浮力を生じるように設けても、ま
た、第一〜第四基準ボール11〜14とバー部材16と
によって基準点設定器10、50を水面上に支持するに
足る浮力を生じるように密閉空間11b〜14b、16
a等の浮遊手段を設けても、上記実施例中の効果と同様
の効果を生じることは勿論である。また、第一〜第四基
準ボール11〜14又はバー部材16の内部に、密閉空
間11b〜14b、16a等の浮力空間を設けるのでは
なく、第一〜第四基準ボール11〜14又はバー部材1
6の外部に、フロート等の浮遊手段を設けても良いこと
は言うまでもない。また、第一〜第五基準ボール11〜
15又はバー部材16を、発泡材料等の予め密閉空間を
有する材料により形成しても良いことは勿論である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち第一
の発明によれば、本体10aを有し、前記本体は、三個
以上の第一基準ボール11、第二基準ボール12、第三
基準ボール13、第四基準ボール14、第五基準ボール
15等の基準点指示部材及び前記各基準点指示部材の相
対位置を所定の位置関係に設定するバー部材16等の接
続部材を有し、前記本体に、密閉空間11b、12b、
13b、14b、16a等の浮遊手段を設けて構成した
ので、前記各基準点指示部材の相対位置が所定の位置関
係に設定する形で設けられていることから、三次元座標
(X、Y、Z)を本発明の基準点設定器10、50等の
基準点設定器に適宜設定すると、各基準点指示部材の座
標位置(0、0、0)、(L、0、0)、(0、L、
0)、(L、L、0)、(L/2、L/2、L/√2)
等の座標位置を直ちに決めることが出来る。そして、該
三次元座標の設定された基準点設定器を、その三次元座
標と共に写真測量すべき被写体1等の被写体に設置す
る。すると、三個以上の前記基準点指示部材を、それぞ
れ三次元座標位置の既知な基準点として設定することが
出来る。従って、従来のように、基準点の設定のため
に、前記被写体上において、第一写真画像及び第二写真
画像上に明瞭に撮影され得る点を三点以上、基準点とし
て選定し、該各基準点の地上座標における三次元座標位
置を測定し、該各基準点に、前記各写真画像上で基準点
と識別し得るようなマークを設ける場合に比して、被写
体に容易且つ迅速に基準点を設定することが出来る。ま
た、前記本体に設けられた前記浮遊手段により、前記本
体を水上に浮かべることが出来るので、前記基準点設定
器の設置場所は、地上のみならず水上でも良いこととな
る。よって、設置場所の自由度を大幅に拡げることが出
来る。従って、森林が地上を被覆している場合など、被
写体の地上部分において上空から明瞭に撮影され得るポ
イントを見つけにくい場合には、該基準点設定器を、上
空に視界の開けた湖等の水上に浮かべて設置するが出来
るので、地上において上空から明瞭に撮影され得るポイ
ントを探し回る苦労を省くことが出来る。よって、前記
被写体の地上部分において明瞭に撮影され得るポイント
を見つけにくい場合にも、該被写体に基準点としての基
準点指示部材を容易且つ迅速に設定することが出来る。
本発明のうち第二の発明は、第一の発明において前記浮
遊手段を、前記基準点指示部材内に形成された密閉空間
11b、12b、13b、14b等の浮力空間として構
成したので、第一の発明に示した効果に加えて、前記浮
遊手段を前記基準点内に形成された浮力空間とすること
より、前記本体にフロート等の浮遊手段を設ける場合に
比して、本発明の基準点設定器をコンパクトにすること
が出来る。よって、基準点設定器の持ち運びを容易にす
ることが出来る。本発明のうち第三の発明は、第一の発
明において前記浮遊手段を、前記接続部材内に形成され
た密閉空間16a等の浮力空間として構成したので、第
一の発明に示した効果に加えて、前記浮遊手段を、前記
接続部材内に形成された浮力空間とすることより、前記
第二の発明同様、本発明の基準点設定器をコンパクトに
することが出来る。よって、基準点設定器の持ち運びを
容易にすることが出来る。また、本発明のうち第四の発
明によれば、前記第一の発明において、第一〜第四ねじ
式脚51、52、53、54等の高さ調整手段を、前記
基準点指示部材の設置高さを調整自在なるように設けて
構成したので、前記第一の発明に示した効果に加え、前
記高さ調整手段により、前記各基準点指示部材の高さ調
整を容易に行なうことが出来る。よって、前記各基準点
指示部材を、地上座標(Xr、Yr、Zr)等の地上座
標上の既知点に設定し、前記各基準点指示部材を写真測
量における基準点とし、前記地上座標における被写体1
等の被写体の三次元座標位置を検出しようとする場合に
は、前記各基準点指示部材の、前記地上座標上の既知点
への設定を容易にすることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、被写体に設置された、本発明の基準点
設定器の一実施例及び該被写体をステレオ撮影した写真
画像を示す図である。
【図2】図2は、本発明の基準点設定器の一実施例を示
す拡大図である。
【図3】図3は、図2の基準点設定器の基準ボールを示
す拡大図である。
【図4】図4は、本発明の基準点設定器の別の実施例を
示す図である。
【符号の説明】 10a……本体 11……基準点指示部材(第一基準ボール) 12……基準点指示部材(第二基準ボール) 13……基準点指示部材(第三基準ボール) 14……基準点指示部材(第四基準ボール) 15……基準点指示部材(第五基準ボール) 16……接続部材(バー部材) 11b、12b、13b、14b、16a……浮遊手段
(密閉空間) 51……高さ調整手段(第一ねじ式脚) 52……高さ調整手段(第二ねじ式脚) 53……高さ調整手段(第三ねじ式脚) 54……高さ調整手段(第四ねじ式脚)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体を有し、 前記本体は、三個以上の基準点指示部材及び前記各基準
    点指示部材の相対位置を所定の位置関係に設定する接続
    部材を有し、 前記本体に、浮遊手段を設けて構成した写真測量の基準
    点設定器。
  2. 【請求項2】前記浮遊手段は、前記基準点指示部材内に
    形成された浮力空間であることを特徴とする請求項1記
    載の写真測量の基準点設定器。
  3. 【請求項3】前記浮遊手段は、前記接続部材内に形成さ
    れた浮力空間であることを特徴とする請求項1記載の写
    真測量の基準点設定器。
  4. 【請求項4】高さ調整手段を、前記基準点指示部材の設
    置高さを調整自在なるように設けて構成した請求項1記
    載の写真測量の基準点設定器。
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