JPH0725298Y2 - 折畳み式箱 - Google Patents

折畳み式箱

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JPH0725298Y2
JPH0725298Y2 JP9856990U JP9856990U JPH0725298Y2 JP H0725298 Y2 JPH0725298 Y2 JP H0725298Y2 JP 9856990 U JP9856990 U JP 9856990U JP 9856990 U JP9856990 U JP 9856990U JP H0725298 Y2 JPH0725298 Y2 JP H0725298Y2
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JP
Japan
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side plates
bottom plate
connecting pin
brackets
facing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9856990U
Other languages
English (en)
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JPH0456626U (ja
Inventor
公治 青野
Original Assignee
株式会社アオノ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、折畳み式箱に関するものである。
【従来の技術】
従来の技術として、長方形状の底板の各縁部に連結ピン
を取付け、これら各連結ピンに各側板の下端部を回動可
能に連結し、相隣接する各側板の上端部に互いに係脱可
能の連結具を取付けてなる折畳み式箱があった。
【考案が解決しようとする課題】
上記実施例のものは、底板に対する各側板の回動軸心が
すべて同一レベルとなっていたため、各側板を底板の内
方に向けて回動させようとすると、相隣接する側板がそ
の回動軸心側で互いに干渉し、上記内方に向けて回動さ
せる、つまり折畳むことができなかった。 このため組み立てた箱体を面状にするためには、各側板
を底板に対して外方に回動させねばならなかった。 これでは、搬送時あるいは格納時に各側板が連結ピンを
中心として不用意に回動し、搬送、格納の作業が行い難
くなる欠点があった。 本考案は、上記欠点を解消した新規な折畳み式箱を得る
ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、以下の如く構成
したものである。 即ち、方形の底板の各隅部にブラケットを起立固定し、
左右に対向する左右のブラケットに上下方向に延びる長
孔を形成し、該長孔に左右方向に延びる第1連結ピンを
上下動および回転可能に設け、この第1連結ピンに前後
に対向する前後の側板の下端部を連結し、前後に対向す
る前後のブラケットに前後方向に延びる第2連結ピンを
前記第1連結ピンよりも高位置に配置して設け、この第
2連結ピンに左右に対向する左右の側板の下端部を連結
し、相隣接する各側板の上端部に互いに係脱可能の連結
具を設ける構成にしたものである。 前記各ブラケットは、底板とは別に形成して締結具によ
り該底板の各隅部に一体的に起立固定し、各ブラケット
の側方縁部を底板の各縁部に起立固定した補強側板に一
体的に連結する構成にしてもよい。
【作用】
本考案は上記構成にしたものであるから、前後の側板を
内方に回動させ、前後の側板が上下に重なると、上部に
位置する側板、例えば前部の側板は、これを連結する第
1連結ピンが長孔の上部に移動し、後部の側板の上面に
水平状に重なることになる。 次いで左右の側板を内方に回動させると、該左右の側板
の回動軸心は、長孔の上方に位置しているため、上記前
部の側板の上面に略水平状に重なることになる。
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。 図面において、第1図は本考案の実施例を示す平断面
図、第2図および第3図は、そのII−IIおよびIII−III
断面図、第4図は側板の上端部を連結する連結具部の平
断面図である。 第1図において、1は左右が広幅に前後(第1図におい
て上下)が小幅に形成された長方形状の底板である。 上記底板1の周縁部の全域にブラケット2を上方に向け
て起立固定する。 上記ブラケット2の内面側に前後に対向する前後の側板
3,3および左右に対向する左右のの側板4,4を配置し、第
1連結ピン5,5および第2連結ピン6,6により上記ブラケ
ット2に連結する。 即ち、第2図および3図に示すように、左右(第2図に
おいて)に対向する左右のブラケット2a,2aの両端部に
それぞれ上下方向に延びる長孔7を形成し、これら各長
孔7に第1連結ピン5を外方から内方に向けて嵌挿し、
その内端部を上記前後の側板3,3の下端部に捩じ込んで
固定する。 上記長孔7の上下方向の長さは、前後の側板3,3のうち
の一方の厚さに略対応する長さとする。また、上記各第
1連結ピン5は、上記長孔7内にて上下動可能にかつ回
転可能に嵌挿され、外端部に左右のブラケット2a,2aの
外面に当接する大径の頭部を有する。 また、前後(第3図において左右)に対向する前後のブ
ラケット2b,2bの両端部に、第2連結ピン6を外方から
内方に向けてかつ回転可能に嵌挿し、その内端を前述し
た左右の側板4,4の下端部に捩じ込んで固定する。 上記各第2連結ピン6の上下方向の位置は、前述した各
長孔7に比し、左右の側板4,4のうちの一方の厚さに略
対応する寸法だけ高位置に配置する。 また、相隣接する各側板3,4の上端部を連結具10により
互いに係脱可能に連結する。 この連結具10は第4図に示すようになっている。 即ち、前後の側板3の両端部にプラスチック製の雄連結
具11を、また左右の側板4の両端部に同じくプラスチッ
ク製の雌連結具12をそれぞれ固定する。 上記雄連結具11は、その主体部11aを前後の側板3の上
縁部と端縁部との角部に嵌合させてリベット13により一
体的に固定し、この主体部11aに厚さ方向外方に屈曲す
る鉤状の係合爪11bを左右の側板4方向に向けて突出形
成し、また、上記係合爪11bはその上下部をスリット11c
により主体部11aから分離して該主体部11aに対して厚さ
方向に弾性変形可能にしてなる。 また、上記雌連結具12は、その主体部12aを左右の側板
4の上縁部と端縁部との角部に嵌合させてリベット14に
より一体的に固定し、この主体部12aの外端部に上記係
合爪11bが嵌合係止する係合孔12bを形成してなる。 次に上記実施例の作用について説明する。 まず組み立てる際には、前後および左右の側板3,4を上
方に回動させ、雌連結具12の係合孔12bを雄連結具11の
係合爪11bに向けて移動させると、上記係合爪11bが内方
に弾性変形して係合孔12bに嵌合した後、外方に弾性復
帰してその爪部が係合孔12bの縁部に係合して相隣接す
る側壁3,4が互いに連結され、これにより直方体状の箱
が形成される。 次に上記箱を折畳む際には、上記係合爪11bを外方から
指で押圧して該係合爪11bを内方に弾性変形させ、この
状態で相隣接する側壁3,4を共に外方に回動させると、
係合爪11bが係合孔12bから離脱する。 次いで前後の側板3,3を内方に回動させると、第3図に
二点鎖線で示すように、上部に位置する側板、例えば前
部の側板3aは、これを連結する第1連結ピン5が長孔7
の上部に移動し、後部の側板3bの上面に水平状に重なる
ことになる。 次いで左右の側板4,4を内方に回動させると、該左右の
側板4,4の回動軸心は、上記長孔7の上方に位置してい
ること、および底板1の長辺側内方に向かって回動する
ため、互いに干渉せず、第2図二点鎖線で示すように、
上記前部の側板3aの上面に共に略水平状に重なることに
なる。 第5図および第6図は第2実施例を示す。 第5図において、2′はブラケットであり、平面視L字
状に屈曲する短寸の板片15、16を一体に形成し、一方の
板片15に上下方向の長孔17を、他方の板片に16ピン孔18
を上記長孔17よりも高位置に配置し、各板片15,16の側
方端縁に連結片19,20を側方に向けて突出形成してな
る。 また、第6図において、21,22は側面視L字状に形成し
た補強側板であり、各隅部を除く底板1の各縁部にリベ
ット締め固定する。 そして上記ブラケット2′を、底板1の各隅部に配置す
るとともに、その各連結片19,20を上記各補強側板21,22
の側端部に嵌合させ、ブラケット2′の底部および各連
結片19,20を底板1および補強側板21,22にリベットから
なる締結具により一体的に固定し、上記長孔17およびピ
ン孔18に、前述した第1実施例と同様にして第1連結ピ
ン5、第2連結ピン6を介して前後の側板3,3、左右の
側板4,4をそれぞれ回動可能に連結する。 上記第2実施例によれば、面積の異なる底板に対して、
ブラケット2′を共用させることができ、他品種少量生
産に適する。
【考案の効果】
以上の説明から明らかな如く、本考案によれば、折畳み
時に、相隣接する側板が互いに干渉することなく、内方
に向かって回動され、各側板が剛性のある底板上に整然
と積み重ねられることになる。 従って折畳み後の搬送時あるいは格納時に各側板が連結
ピンを中心として不用意に回動しなくなり、搬送、格納
作業が迅速に行える効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す平断面図、第2図および
第3図は、そのII−IIおよびIII−III断面図、第4図は
側板の上端部を連結する連結具部の平断面図、第5図は
本考案の第2実施例を示すブラケットの斜視図、第6図
はその底板の隅部を示す斜視図である。 1:底板、2:ブラケット、2a:左右のブラケット、2b:前後
のブラケット、3:前後の側板、4:左右の側板、5:第1連
結ピン、6:第2連結ピン、7:長孔、10:連結具、11:雄連
結具、11a:主体部、11b:係合爪、11c:スリット、12:雌
連結具、12a:主体部、12b:係合孔、13,14:リベット。 2′:ブラケット、15,16:板片、17:長孔、18:ピン孔、
19,20:連結片、21,22:補強側板。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形の底板の各隅部にブラケットを起立固
    定し、左右に対向する左右のブラケットに上下方向に延
    びる長孔を形成し、該長孔に左右方向に延びる第1連結
    ピンを上下動および回転可能に設け、この第1連結ピン
    に前後に対向する前後の側板の下端部を連結し、前後に
    対向する前後のブラケットに前後方向に延びる第2連結
    ピンを前記第1連結ピンよりも高位置に配置して設け、
    この第2連結ピンに左右に対向する左右の側板の下端部
    を連結し、相隣接する各側板の上端部に互いに係脱可能
    の連結具を設けたことを特徴とする折畳み式箱。
  2. 【請求項2】前記各ブラケットは、底板とは別に形成し
    て締結具により該底板の各隅部に一体的に起立固定し、
    各ブラケットの側方縁部を底板の各縁部に起立固定した
    補強側板に一体的に連結したことを特徴とする請求項1
    記載の折畳み式箱。
JP9856990U 1990-09-19 1990-09-19 折畳み式箱 Expired - Lifetime JPH0725298Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0456626U JPH0456626U (ja) 1992-05-14
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