JPH07252820A - 水張り載荷工法 - Google Patents

水張り載荷工法

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JPH07252820A
JPH07252820A JP6540394A JP6540394A JPH07252820A JP H07252820 A JPH07252820 A JP H07252820A JP 6540394 A JP6540394 A JP 6540394A JP 6540394 A JP6540394 A JP 6540394A JP H07252820 A JPH07252820 A JP H07252820A
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JP
Japan
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water
mat
filled
mats
bag
Prior art date
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Pending
Application number
JP6540394A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Honna
誠二 本名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP6540394A priority Critical patent/JPH07252820A/ja
Publication of JPH07252820A publication Critical patent/JPH07252820A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水張り載荷工法において、マットの敷設作業
や撤去作業を容易にする。 【構成】 サンドマット24上に1段目の可撓性マット
30を敷いた後、水中ポンプ12、18を駆動して水源
10から水を供給し、袋体内に水を注入する。1段目の
マット30の袋体に水が充満したら水の供給を停止し、
1段目のマット30上に2段目のマット30を敷設し
て、同様に袋体に水を充満させる。マット30の積み重
ねは、地盤改良区域の事前載荷の設計荷重に応じて必要
な段数行う。このようにして水が内部に充満されたマッ
ト30は軟弱地盤20に対して重錘として作用し、圧密
沈下を促進する。マット30を所定期間放置して、水張
り載荷が終了したら、最上段のマット30から順次、袋
体内部の水を排水し、水中ポンプ18で水源10に戻
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレロード荷重として
水の重量を利用した水張りによる載荷工法に関するもの
である。
【0002】
【従来技術およびその問題点】地盤改良工法の一種であ
る事前載荷工法(プレローディング工法)は、盛土や軟
弱地盤上に設置される構造物または舗装などに生じる有
害な沈下および破壊を防止するために、事前に圧密沈下
を促進させて、地盤の強度増加を図る工法である。
【0003】従来、この載荷工法では、盛土による載荷
工法と、水張りによる載荷工法が実施されているが、盛
土による載荷工法は、近年、環境保全に対する意識の高
まりから、盛土材としての土砂の調達や、載荷後の土砂
の廃棄場所の確保の点で困難となる場合が多く、その実
施は、工事規模が大きく、現場内で盛土材の運搬・捨土
が可能な場合など、一定の条件下での工事に限られるケ
ースが増えてきている。
【0004】一方、水張りによる載荷工法として、特開
昭55−52420号公報には、載荷位置に仮設の水槽
を設け、内部に水を注入してこの水の荷重を盛土による
荷重の一部または全部の代用とする方法が開示されてい
る。また、特開平2−128010号公報には、シート
パイルで囲んだ軟弱地盤の上に防水シートを敷き、相対
向するシートパイルの内面にタイロッドの両端を定着さ
せて構築した水槽を用いた水張り載荷工法が開示されて
いる。
【0005】しかし、上記両発明工法とも、水槽の構築
作業や撤去作業が大掛かりとなり、重機等の使用が必要
となったり、コスト高となる等の問題点を有している。
【0006】更に、特開平2−108718号公報に
は、シートパイルで囲んだ軟弱地盤上に、水を封入した
多数の袋体を敷き詰めて圧密を促進させることからなる
水張り載荷工法が記載されている。しかしながら、多数
の袋体への水の封入作業や該袋体の敷き詰め・撤去作業
は煩雑を極める。また、袋体の荷重が分散することを防
止したり、袋体を積み重ねるためには、シートパイルの
打設が必要となる。
【0007】
【発明の目的】この発明は、簡易な構造のマットを使用
することにより、当該マットの敷設作業や撤去作業を容
易なものとした水張り載荷工法を提供することを発明の
目的とするものである。
【0008】
【構成】本発明の水張り載荷工法は、載荷すべき地盤上
に該地盤を覆う大きさの袋状のマットを敷き拡げ、マッ
ト内部に水を充満して圧密終了後、前記水を排水するこ
とを特徴とするものである。
【0009】また、本発明に係る別の水張り載荷工法
は、平面状に並列させた複数の袋体と、該袋体の全体を
包むカバーとからなる二重構造のマットを、載荷すべき
地盤上に敷き拡げ、前記袋体の内部に水を充満して圧密
終了後、前記水を排水することを特徴とするものであ
る。
【0010】前記マットは地盤改良区域の事前載荷の設
計荷重に応じて、多段に積み重ねることができる。
【0011】
【作用】前記マットは全体が偏平な平面形状であり、か
つ、袋状のマットまたは袋体内に水が充満して相当の重
量となるので、横ずれする危険性もなく、地盤に対して
重錘として作用し、圧密沈下を促進する。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の水張り載荷工
法の好適な実施例を説明する。図1は、本発明工法をサ
ンドドレーン工法と併用して実施した場合の全体概要図
であり、水源10には水中ポンプ12が設置され、給排
水ライン14が改良すべき軟弱地盤20まで配管されて
いる。水源10は取水場や排水場となるものであり、海
水や河川水が利用される。
【0013】本実施例では、給排水ライン14の途中に
中継水槽16を設置したが、軟弱地盤20と水源10が
近接している場合には省略することができる。符号18
は、中継水槽16内に設置した給排水兼用の水中ポンプ
である。
【0014】改良すべき軟弱地盤20には、先ず、サン
ドパイル22を鉛直方向に設け、表層部にはサンドマッ
ト24を形成しておく。このサンドマット24の上に、
本発明工法において特徴的なマット30を敷設する。
【0015】図2は、マット30の平面図を示したもの
であり、この実施例において、マット30は、軟弱地盤
20を覆い易い大きさであって、偏平な矩形の袋状に構
成されている。袋状マット30の口部は、バルブ38を
介して給排水ライン14に接続されている。
【0016】また、図3に示す別のマット30の実施例
において、マット30は、複数個の円柱状の袋体32を
平面状に並列させ、これらの袋体32全体をカバー34
にて包むことにより二重構造としている。各袋体32は
それぞれ、バルブ36を介して給排水ライン14に接続
されている。符号38は給排水ライン14に設けたマッ
ト30側の元バルブである。
【0017】袋体32の形状としては、内部に水を張っ
て重錘とする関係上、強度の点で円柱状のものが好まし
い。また、袋体32の大きさには特に制限はないが、直
径0.3〜2m、長さ5〜20m程度の円柱状のものが
取扱いが容易な点で好ましい。
【0018】図2に示した袋状のマット30および図3
に示す袋体32は、弾性ゴム、合成ゴム、繊維強化ゴム
などの各種ゴム、または、ポリ塩化ビニル、ポリエチレ
ン等の合成樹脂など、水密性が高く、可撓性のある材料
で製造する。また、カバー34は、繊維強化ゴムシート
や合成樹脂シートなど、可撓性の他、高強度で耐久性の
ある材料で製造し、袋体32を外的損傷から保護するよ
うにする。
【0019】図1において、軟弱地盤20を圧密するに
は、サンドマット24上に、1段目のマット30を敷
く。マット30は可撓性であるから、人力により簡単に
敷き拡げることができる。圧密を行おうとする領域がマ
ット30の大きさに比べて広い場合には、複数枚のマッ
ト30を隙間なく敷き詰めればよい。マット30を敷設
した後、マット30には給排水ライン14を接続してお
く。
【0020】次に、水中ポンプ12、18を駆動して水
源10から水を供給し、袋体32内に水を注入する。1
段目のマット30の袋体32に水が充満したら水の供給
を停止し、1段目のマット30上に2段目のマット30
を敷設して、前記と同様に袋体32に水を充満させる。
マット30の積み重ねは、地盤改良区域の事前載荷の設
計荷重に応じて必要な段数行う。マット30は、全体が
偏平な平面形状であり、かつ、袋体32内に水が充満し
て、相当の重量となるので、横ずれする危険性はない。
このようにして水が内部に充満されたマット30は軟弱
地盤20に対して重錘として作用し、圧密沈下を促進す
る。
【0021】マット30を所定期間放置して、水張り載
荷が終了したら、最上段のマット30から順次、袋体3
2内部の水を排水し、水中ポンプ18で水源10に戻
す。最後に、排水されたマット30を折り畳んで撤去す
る。
【0022】以上、本発明工法を軟弱地盤の地盤改良に
適用した例について説明したが、本発明はこの他にも、
法面等の押さえ盛土の代わりに使用して、斜面の安定化
を図るなど、多方面での応用が可能である。
【0023】
【発明の効果】請求項1の水張り載荷工法は、重機を使
用したり、地盤改良区域をシートパイルで囲む必要がな
いなど、重錘となるマットの据付及び撤去作業が極めて
容易であり、非常に経済的な方法である。また、当該マ
ットは偏平形状であるから、マットを必要段数積み上げ
ることにより、所望の圧密効果を手軽に得ることができ
るなど、優れた効果を有している。
【0024】請求項2の水張り載荷工法は、複数の袋体
が外側のカバーによって一体化された二重構造のマット
を用いたので、前記請求項1に係る発明の効果を享受し
た上で、更に、水の漏洩対策を万全とすることができる
ものである。また、万一、内部の袋体から漏水しても、
該袋体は複数のユニットにより構成されているので、そ
のユニットだけを交換すれば良く、交換作業も容易であ
る。
【0025】更に、請求項1および請求項2の発明共
に、本発明工法はマットを繰り返し使用することができ
るなど、経済性の点でも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明工法の全体を示す概要図である。
【図2】本発明工法に用いるマットの平面図である。
【図3】本発明工法に用いる二重構造のマットの平面図
である。
【符号の説明】
10 水源 12、18 水中ポンプ 14 給排水ライン 20 軟弱地盤 30 マット 32 袋体 34 カバー 36、38 バルブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載荷すべき地盤上に該地盤を覆う大きさ
    の袋状のマットを敷き拡げ、マット内部に水を充満して
    圧密終了後、前記水を排水することを特徴とする水張り
    載荷工法。
  2. 【請求項2】 平面状に並列させた複数の袋体と、該袋
    体の全体を包むカバーとからなる二重構造のマットを、
    載荷すべき地盤上に敷き拡げ、前記袋体の内部に水を充
    満して圧密終了後、前記水を排水することを特徴とする
    水張り載荷工法。
JP6540394A 1994-03-10 1994-03-10 水張り載荷工法 Pending JPH07252820A (ja)

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JP6540394A JPH07252820A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 水張り載荷工法

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040022673A (ko) * 2002-09-09 2004-03-16 임준호 물하중을 이용한 연약지반의 압밀 탈수촉진공법 및배수드레인
KR100482975B1 (ko) * 2002-10-14 2005-04-15 주식회사 아키덤엔지니어링건축사사무소 물을 이용한 선행재하공법
KR100812656B1 (ko) * 2006-12-04 2008-03-13 삼성중공업 주식회사 물하중 재하용 제방구조
NL2022131A (nl) * 2018-12-04 2020-07-07 Koninklijke Bam Groep Nv Werkwijze voor voorbelasting door water

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990518