JPH07252809A - ガイド情報表示装置 - Google Patents

ガイド情報表示装置

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JPH07252809A
JPH07252809A JP6044054A JP4405494A JPH07252809A JP H07252809 A JPH07252809 A JP H07252809A JP 6044054 A JP6044054 A JP 6044054A JP 4405494 A JP4405494 A JP 4405494A JP H07252809 A JPH07252809 A JP H07252809A
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JP
Japan
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light
display device
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rotation
light source
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JP6044054A
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Toshihiro Tsumura
俊弘 津村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造物が揺れてもガイド情報を予め定められ
た位置に正確に表示することができ、しかも安価なガイ
ド情報表示装置を提供することである。 【構成】 車線表示装置8は、支柱等の構造物に固定的
に取り付けられ、レーザ光源812から光を照射するこ
とにより道路上に車線を表示する。姿勢検出装置817
〜819は、構造物の揺れに起因する道路に対する車線
表示装置8の姿勢の変化を検出する。マイクロコンピュ
ータ820は、姿勢検出装置817〜819の検出結果
に基づいて、モータ806,809を回転させ、車線の
表示位置と道路上の予め定められた位置とのずれを補正
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガイド情報表示装置に
関し、より特定的には、人、自動車等の移動体の移動に
関するガイド情報を道路、床等の目標物上に可視光や不
可視光で表示する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の移動体のガイド情報表
示装置の使用状態を示す図解図である。図13におい
て、道路の交差点の四隅には構造物としての支柱101
〜104が立設されている。各支柱101〜104のそ
れぞれには、交通信号機105が固定的に設置されてい
る。各交通信号機105のそれぞれには、ガイド情報表
示装置としての横断歩道表示装置106と、停止線表示
装置107と、車線表示装置108とが設けられる。横
断歩道表示装置106、停止線表示装置107および車
線表示装置108は、それぞれレーザ光源を含み、道路
上にレーザ光を照射してガイド情報としての横断歩道1
06a、停止線107a、車線108aをそれぞれ表示
する。
【0003】図14は、図13に示す停止線表示装置1
07の内部構造を示す斜視図である。図14において、
鏡筒601の内部には、レーザ光源とレンズとが収納さ
れている。このレンズは、レーザ光源から出る光を2次
元方向に拡げるためのものである。したがって、鏡筒6
01から出る光は、平面光となる。この平面光は、反射
鏡602に照射され、道路上の所定の領域に反射され
る。ここで、反射鏡602には、モータ603が取り付
けられ、時計方向および反時計方向に往復回動される。
これによって、反射鏡602で反射される平面光は、道
路上の所定の領域を走査することになる。
【0004】ここで、反射鏡602と道路との間には、
遮光板604が配置される。この遮光板604は、表示
すべき交通標識(この場合は停止線)の部分が透明部材
で構成され、それ以外の部分が不透明部材で構成されて
いる。したがって、遮光板604上を走査される平面光
のうち、停止線の部分のみが遮光板604を透過し、道
路上に照射される。これによって、道路上には遮光板6
04に形成された停止線と相似形の停止線が表示される
ことになる。
【0005】横断歩道表示装置106および車線表示装
置108の内部構成も、図14に示す停止線表示装置1
07とほぼ同様である。すなわち、遮光板604に形成
される透明部材の形状が異なるだけである。この場合、
透明部材の形状は、横断歩道と車線との形状にそれぞれ
選ばれる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、各支柱
101〜104の強度が弱いと、風の影響や、自動車に
よる振動等の影響により、各支柱101〜104が揺れ
る場合がある。この場合には、各支柱101〜104の
揺れに起因して横断歩道表示装置106、停止線表示装
置107および車線表示装置108の姿勢が変化し、横
断歩道106a、停止線107a、車線108aの表示
位置が予め定められた位置からずれるという問題があっ
た。
【0007】ここで、この問題を解決するために、各支
柱を強度の高いものに取り替えることが考えられる。し
かしながら、強度の高い支柱に取り替えるためには、取
り替え工事をする必要があり、かつ支柱が高価なため莫
大な費用を要するという別の問題点が生じる。
【0008】本発明は、上述の技術的課題を解決し、構
造物が揺れてもガイド情報を予め定められた位置に正確
に表示することができ、しかも安価なガイド情報表示装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
移動体の移動に関するガイド情報を目標物上に光で表示
する装置であって、所定の構造物に固定的に取り付けら
れ、光源を含み、当該光源から光を照射することにより
目標物上にガイド情報を表示する表示手段、構造物の揺
れに起因する目標物に対する表示手段の姿勢の変化を検
出する姿勢検出手段、および姿勢検出手段の検出結果に
基づいて、ガイド情報の表示位置と目標物上の予め定め
られた位置とのずれを補正する位置ずれ補正手段を備え
る。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、姿勢検出手段は、相互に交わる複数の軸
のうちの少なくとも1軸回りにおける表示手段の回転角
を検出する姿勢検出装置により構成される。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、姿勢検出手段は、光の入射角度にかかわ
らず当該入射光を元来た方向へ反射する再帰反射器、再
帰反射器に対して面状の光ビームを出射するビーム出射
手段、光ビームに応答する再帰反射器からの反射光を受
光する受光手段、および受光手段の受光結果に基づい
て、相互に交わる複数の軸のうちの少なくとも1軸回り
における表示手段の回転方向を検出する回転方向検出手
段を含む。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、位置ずれ補正手段は、表示手段を相互に
交わる複数の軸のうちの少なくとも1軸回りに回転可能
な回転手段、および表示手段が変化前の元の姿勢に戻る
ように回転手段の回転量を少なくとも1軸回りに個別に
制御可能な回転制御手段を含む。
【0013】請求項5に係る発明は、請求項4に記載の
ものにおいて、回転制御手段は、ガイド情報の種類と表
示手段の少なくとも1軸回りの回転方向とに基づいて、
回転手段の回転量を制御するか否か少なくとも1軸の各
軸それぞれについて個別に判定する判定手段を含む。
【0014】請求項6に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、位置ずれ補正手段は、光源からの光の照
射方向を相互に交わる複数の軸のうちの少なくとも1軸
回りに変更可能な変更手段、および光源からの光の照射
方向が変化前の元の照射方向に戻るように変更手段の変
更量を少なくとも1軸回りに個別に制御可能な変更制御
手段を含む。
【0015】請求項7に係る発明は、請求項6に記載の
ものにおいて、変更制御手段は、ガイド情報の種類と表
示手段の少なくとも1軸回りの回転方向とに基づいて、
変更手段の変更量を制御するか否か少なくとも1軸の各
軸それぞれについて個別に判定する判定手段を含む。
【0016】請求項8に係る発明は、請求項1に記載の
ものにおいて、光源は、マトリクス状に配設され、相互
の光が3次元方向の異なる方向に拡がるように出射可能
な複数の光源素子によって構成されており、位置ずれ補
正手段は、各光源素子からの光の照射方向が変化前の元
の照射方向に戻るように各光源素子の点灯位置を少なく
とも1軸回りに個別に制御可能な点灯位置制御手段を含
む。
【0017】請求項9に係る発明は、請求項8に記載の
ものにおいて、点灯位置制御手段は、ガイド情報の種類
と表示手段の少なくとも1軸回りの回転方向とに基づい
て、光源素子の点灯位置を変更するか否か少なくとも1
軸の各軸それぞれについて個別に判定する判定手段を含
む。
【0018】
【作用】請求項1に係る発明においては、構造物の揺れ
に起因する目標物に対する表示手段の姿勢の変化を姿勢
検出手段が検出すると、ガイド情報の表示位置と目標物
上の予め定められた位置とのずれを位置ずれ補正手段が
補正するようにしている。したがって、ガイド情報を予
め定めた位置に正確に表示することができる。また、構
造物が揺れてもよいので、強度の弱い元の構造物をその
まま利用でき、構造物の取り替えの手間がかからない。
この結果、安価なガイド情報表示装置を提供することが
できる。
【0019】請求項2に係る発明においては、相互に交
わる複数の軸のうちの少なくとも1軸回りにおける表示
手段の回転角を検出する姿勢検出装置により姿勢検出手
段が構成される。これによって、ガイド情報表示装置の
姿勢を正確に制御することができる。
【0020】請求項3に係る発明においては、姿勢検出
手段を、光の入射角度にかかわらず当該入射光を元来た
方向へ反射する再帰反射器、再帰反射器に対して面状の
光ビームを出射するビーム出射手段、光ビームに応答す
る再帰反射器からの反射光を受光する受光手段、および
受光手段の受光結果に基づいて、相互に交わる複数の軸
のうちの少なくとも1軸回りにおける表示手段の回転方
向をそれぞれ検出する回転方向検出手段で構成するよう
にしている。これにより、ガイド情報表示装置の姿勢を
正確に制御することができるとともに、比較的高価な姿
勢検出装置より安価にすることができる。
【0021】請求項4に係る発明においては、位置ずれ
補正手段を、表示手段を相互に交わる複数の軸のうちの
少なくとも1軸回りに回転可能な回転手段、および表示
手段が変化前の元の姿勢に戻るように回転手段の回転量
を複数の軸のうちの少なくとも1軸回りに個別に制御可
能な回転制御手段で構成するようにしている。これによ
り、ガイド情報表示装置の姿勢を正確に個別に制御する
ことができる。
【0022】請求項5に係る発明においては、回転制御
手段に、ガイド情報の種類と表示手段の複数の軸のうち
の少なくとも1軸回りの回転方向とに基づいて、回転手
段の回転量を制御するか否か少なくとも1軸の各軸それ
ぞれについて個別に判定する判定手段を含めるようにし
ている。これにより、無駄なずれ補正をする必要がなく
なり、ずれ補正のための負荷が軽くなる。
【0023】請求項6に係る発明においては、位置ずれ
補正手段を、光源からの光の照射方向を相互に交わる複
数の軸のうちの少なくとも1軸回りに変更可能な変更手
段、および光源からの光の照射方向が変化前の元の照射
方向に戻るように変更手段の変更量を複数の軸のうちの
少なくとも1軸回りに個別に制御可能な変更制御手段で
構成するようにしている。これにより、光源からの光の
照射方向を個別に制御することができる。
【0024】請求項7に係る発明においては、変更制御
手段に、ガイド情報の種類と表示手段の複数の軸のうち
の少なくとも1軸回りの回転方向とに基づいて、変更手
段の変更量を制御するか否か少なくとも1軸の各軸それ
ぞれについて個別に判定する判定手段を含めるようにし
ている。これにより、無駄なずれ補正をする必要がなく
なり、ずれ補正のための負荷が軽くなる。
【0025】請求項8に係る発明においては、マトリク
ス状に配設され、相互の光が3次元方向の異なる方向に
拡がるように出射可能な複数の光源素子によって光源を
構成し、位置ずれ補正手段に、各光源素子からの光の照
射方向が変化前の元の照射方向に戻るように各光源素子
の点灯位置を複数の軸のうちの少なくとも1軸回りに個
別に制御可能な点灯位置制御手段を含めるようにしてい
る。これにより、光源素子からの光の照射方向を個別に
制御することができるとともに、回転手段を回転させる
必要がないので、ずれ補正のための時間を短縮すること
ができる。
【0026】請求項9に係る発明においては、点灯位置
制御手段に、ガイド情報の種類と表示手段の少なくとも
1軸回りの回転方向とに基づいて、光源素子の点灯位置
を変更するか否か少なくとも1軸の各軸それぞれについ
て個別に判定する判定手段を含めるようにしている。こ
れにより、無駄なずれ補正をする必要がなくなり、ずれ
補正のための負荷が軽くなる。
【0027】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例の移動体のガ
イド情報表示装置の使用状態を示す図解図である。図1
において、道路の交差点の四隅には構造物としての支柱
1〜4が立設されている。各支柱1〜4のそれぞれに
は、交通信号機5が固定的に設置されている。各交通信
号機5のそれぞれには、ガイド情報表示装置としての横
断歩道表示装置6と、停止線表示装置7と、車線表示装
置8とが固定的に設けられる。横断歩道表示装置6、停
止線表示装置7および車線表示装置8は、それぞれレー
ザ光源を含み、道路上にレーザ光を照射してガイド情報
としての横断歩道6a、停止線7a、車線8aをそれぞ
れ表示する。
【0028】図2は、図1に示す車線表示装置8の外観
図であり、特に、図2(a)は交通信号機5の裏面から
見た図であり、図2(b)は図2(a)の右方から見た
図である。図2において、車線表示装置8は、レーザ光
源、光学系等を収納する円筒801と、円筒801を回
転軸802回りに回転させるモータ803と、モータ8
03の回転角度を検出するロータリエンコーダ804
と、円筒801を回転軸805回りに回転させるモータ
806と、モータ806の回転角度を検出するロータリ
エンコーダ807と、円筒801を回転軸808回りに
回転させるモータ809と、モータ809の回転角度を
検出するロータリエンコーダ810と、姿勢検出装置、
マイクロコンピュータ等を収納する天板811を備え
る。天板811は、交通信号機5に固定されている。な
お、各回転軸802,805,808は、近似的に相互
に直交しており、相互に直交する3軸、X軸、Y軸、Z
軸とそれぞれほぼ一致している。このため、各モータ8
03,806,809の回転角度を制御することにより
円筒801、すなわち車線表示装置8の姿勢を制御する
ことができる。
【0029】図3は、図2に示す円筒801の内部構造
を示す斜視図である。図3において、円筒801の内部
には、可視光を出射するレーザ光源812とレンズ81
3とが収納されている。レンズ813は、レーザ光源8
12から出る光を2次元方向に拡げるためのものであ
る。したがって、レーザ光源812から出る光は、平面
光となる。この平面光は、反射鏡814に照射され、道
路上の所定の領域に反射される。ここで、反射鏡814
には、モータ815が取り付けられ、時計方向および反
時計方向に往復回動または回転運動される。これによっ
て、反射鏡814で反射される平面光は、道路上の所定
の領域を走査することになる。
【0030】ここで、反射鏡814と道路との間には、
遮光板816が配置される。この遮光板816は、表示
すべきガイド情報(この場合は車線)の部分が透明部材
で構成され、それ以外の部分が不透明部材で構成されて
いる。したがって、遮光板816上を走査される平面光
のうち、車線の部分のみが遮光板816を透過し、道路
上に照射される。これによって、道路上には遮光板81
6に形成された車線と相似形の車線が表示されることに
なる。
【0031】図4は、車線表示装置8の電気回路図であ
る。図4において、天板811の内部には、円筒801
の3軸回りの回転角θx,θy,θzをそれぞれ検出す
るジャイロスコープ、傾斜計等の姿勢検出装置817〜
819と、1チップのマイクロコンピュータ820とが
設けられている。マイクロコンピュータ820は、デー
タを一時的に格納するRAM820aと、レーザ光源8
12を点灯制御するプログラム、各モータ803,80
6,809,815を回転制御するプログラム等を格納
するROM820bと、ROM820aのプログラムに
したがって動作するCPU820cとを備える。
【0032】なお、他の横断歩道表示装置6および停止
線表示装置7の構成も、図2〜図4に示す車線表示装置
8とほぼ同様である。すなわち、図3に示した遮光板8
16に形成される透明部材の形状が異なるだけである。
この場合、透明部材の形状は、横断歩道と停止線との形
状にそれぞれ選ばれる。
【0033】ここで、支柱1〜4の揺れに対する横断歩
道表示装置6、停止線表示装置7および車線表示装置8
の横断歩道6a、停止線7aおよび車線8aの表示位置
に及ぼす影響を考察する。まず、支柱1〜4の揺れに起
因して横断歩道表示装置6、停止線表示装置7および車
線表示装置8がX軸、Y軸、Z軸の各軸方向に移動した
場合を考察する。この場合には、X軸、Y軸、Z軸の交
点である原点Oが移動する。しかしながら、原点Oの移
動量は、わずかである。したがって、この場合には、横
断歩道6a、停止線7aおよび車線8aの表示位置のず
れがわずかであり、無視できる。
【0034】次いで、支柱1〜4の揺れに起因して横断
歩道表示装置6、停止線表示装置7および車線表示装置
8が3軸回りに回転した場合を考察する。横断歩道表示
装置6、停止線表示装置7および車線表示装置8がX軸
回りにθxだけピッチ回転した場合には、停止線表示装
置7および車線表示装置8の道路からの高さをHとする
と、図5(a)に示すように、横断歩道6a、停止線7
aおよび車線8aの表示位置が車線8a方向にHtan
θxずれる。横断歩道6a、停止線7aの表示位置がず
れた場合には、自動車が停止すべき位置がずれるため、
自動車が停止線7aをオーバーランするおそれがあり、
人もずれた横断歩道6aに移動する必要がある。一方、
車線8aがずれた場合には、自動車の運転に支障が生じ
ることはない。
【0035】横断歩道表示装置6、停止線表示装置7お
よび車線表示装置8がY軸回りにθyだけロール回転し
た場合、図5(b)に示すように、横断歩道6a、停止
線7aおよび車線8aの表示位置がHtanθyずれ
る。この場合には、自動車の走行範囲、停止範囲が広げ
られたり、狭められたりするため、急にハンドルを切る
必要が生じたり、場合によっては自動車の走行ができな
くなる。また、横断歩道6aの一部が道路上に表示され
ないため、横断しにくくなる。
【0036】横断歩道表示装置6、停止線表示装置7お
よび車線表示装置8がZ軸回りにθzだけヨウ回転した
場合、図5(c)に示すように、横断歩道6a、停止線
7aおよび車線8aの表示位置がθz回転した位置にず
れる。この場合には、車線8aが道路から外れるため、
自動車の走行ができなくなる。また、斜行しなければな
らなくなるため道路を横断しにくくなる。したがって、
横断歩道表示装置6、停止線表示装置7および車線表示
装置8のX軸、Y軸、Z軸回りの回転方向と、横断歩道
6a、停止線7aおよび車線8aの種類に応じて、横断
歩道表示装置6、停止線表示装置7および車線表示装置
8の姿勢を制御する必要がある。
【0037】次いで、横断歩道表示装置6、停止線表示
装置7および車線表示装置8の動作を車線表示装置8を
その代表例として図6に示すフローチャートを用いて説
明する。姿勢検出装置817〜819は、支柱1〜4の
揺れに起因する車線表示装置8の3軸回りの回転角θ
x,θy,θzをそれぞれ検出する。マイクロコンピュ
ータ820のCPU820cは、回転角θx,θy,θ
zの各値が「0」であるか否か判断する(ステップS
1)。車線表示装置8がX軸回りにθx回転した場合、
CPU820cは、ステップS2からステップS1に戻
る。すなわち、この場合には、CPU820cは、X軸
回りの回転角θxを特に注目せずに、無視する。このた
め、車線8aがHθxずれて表示されることになる。し
かしながら、車線の場合には、ずれて表示されても自動
車の運転に支障が生じることはない。したがって、モー
タ803を回転させて車線表示装置8の姿勢を制御する
必要がなくなり、CPU820cの負荷が軽減される。
【0038】車線表示装置8がY軸回りにθy回転した
場合、CPU820cは、ステップS1,S2,S3か
らステップS4に進み、車線表示装置8がY軸回りに−
θy回転するようにモータ806を回転させる。次い
で、CPU820cは、ロータリエンコーダ807の出
力を見て車線表示装置8が−θy回転したか否か判断す
る(ステップS5)。CPU820cは、車線表示装置
8の回転角が−θyと異なる場合にはステップS4に戻
り、モータ806の回転を継続する。一致した場合に
は、CPU820cは、ステップS1に戻る。これによ
り、車線表示装置8は、Y軸回りに−θy回転し、元の
姿勢に戻る。このため、支柱1〜4がθy回転している
にもかかわらず、図5(b)の点線で示す車線8aの表
示位置は、実線で示す元の表示位置に補正される。した
がって、自動車の走行範囲が一定に保たれ、急にハンド
ルを切る必要もなくなり、自動車の走行がしやすくな
る。
【0039】車線表示装置8がZ軸回りにθz回転した
場合、CPU820cは、ステップS1,S2,S3,
S6からステップS7に進み、車線表示装置8がZ軸回
りに−θz回転するようにモータ809を回転させる。
次いで、CPU820cは、ロータリエンコーダ810
の出力を見て車線表示装置8が−θz回転したか否か判
断する(ステップS8)。CPU820cは、車線表示
装置8の回転角が−θzと異なる場合にはステップS7
に戻り、モータ809の回転を継続する。一致した場合
には、CPU820cは、ステップS1に戻る。これに
より、車線表示装置8は、Z軸回りに−θz回転し、元
の姿勢に戻る。このため、支柱1〜4がθz回転してい
るにもかかわらず、図5(c)の点線で示す車線8aの
表示位置は、実線で示す元の表示位置に補正される。し
たがって、車線8aが道路から外れることがなくなるた
め、自動車が道路上を車線8aに沿って走行することが
できる。
【0040】なお、横断歩道表示装置6および停止線表
示装置7における動作も車線表示装置8とほぼ同様であ
る。ただし、横断歩道表示装置6および停止線表示装置
7がX軸回りにθx回転した場合においても、横断歩道
表示装置6および停止線表示装置7の姿勢制御が行われ
る。したがって、図6に示すステップS2からステップ
S1に戻る間に、モータ803を回転させて横断歩道表
示装置6および停止線表示装置7をX軸回りに−θx回
転させる動作と、ロータリエンコーダ804の出力をみ
て、横断歩道表示装置6および停止線表示装置7が−θ
x回転したか否か判断する判断動作とが加えられてい
る。
【0041】これにより、横断歩道表示装置6および停
止線表示装置7は、X軸回りに−θx回転し、元の姿勢
に戻る。このため、支柱1〜4がθx回転しているにも
かかわらず、図5(a)の点線で示す横断歩道6aおよ
び停止線7aの表示位置は、実線で示す元の表示位置に
補正される。したがって、自動車が停止線7aをオーバ
ーランするおそれがなくなり、人も元の横断歩道6aに
沿って移動することができる。また、横断歩道表示装置
6および停止線表示装置7がY軸、Z軸回りに回転した
場合においても、姿勢制御されるため、支柱1〜4がθ
y,θz回転しているにもかかわらず、図5(b),
(c)の点線で示す横断歩道6aおよび停止線7aの表
示位置は、実線で示す元の表示位置に補正される。した
がって、自動車の停止範囲が一定に保たれ、急にハンド
ルを切る必要もなくなり、自動車の停止がしやすくな
る。また、横断歩道6aの一部が道路上から消えること
もなくなり、横断しやすくなる。また、斜行する必要が
なくなり、道路を横断しやすくなる。
【0042】図7は、本発明の第2の実施例に係る車線
表示装置の使用状態を示す図解図である。図7におい
て、道路の側方には、支柱9,10が所定の間隔を開け
て立設されている。支柱9には、車線表示装置11と、
再帰反射器としてのコーナキューブ13とが固定的に設
けられている。支柱10には、鉛直線上に2つのコーナ
キューブ14,15が固定的に設けられている。車線表
示装置11には、車線表示装置8の姿勢検出装置817
〜819に代えてビーム出射器12(図8参照)が設け
られている。ビーム出射器12、コーナキューブ13,
14,15で、車線表示装置11の3軸回りの回転方向
を検出するようにしている。
【0043】図8は、図7の車線表示装置11に設けら
れたビーム出射器の構成を示す図である。ビーム出射器
12は、例えば、図2に示す円筒801の内部に取り付
けられている。図8において、ビーム出射器12は、不
可視のビーム光を出射するレーザ光源121と、ハーフ
ミラー122と、レーザ光源121から出射されたビー
ム光をZ軸方向に面状に拡げるレンズ123と、反射鏡
124と、反射鏡124をZ軸回りに時計方向および反
時計方向に往復回動するモータ125と、受光素子12
6とを備える。したがって、反射鏡123を所定の角度
で回動することにより、コーナキューブ13とコーナキ
ューブ14,15との間で面状の光ビームを走査するこ
とができる。
【0044】コーナキューブ13,14,15は、光の
入射角度にかかわらず、入射光を元来た方向へ反射する
性質を備えている。各コーナキューブ13,14,15
には、例えば、偏向方向が相互に異なる偏向フィルタが
取り付けられている。これにより、各コーナキューブ1
3,14,15を個別に識別することができる。各コー
ナキューブ13,14,15にビーム光が当たった場
合、このビーム光は、反射され、車線表示装置11に戻
り、反射鏡124、レンズ123、ハーフミラー122
を介して受光素子126に当たる。なお、支柱10が揺
れた場合においても、各コーナキューブ13,14,1
5の性質により、これらに当たったビーム光は、受光素
子126まで戻る。
【0045】図9は、車線表示装置11の電気回路図で
ある。図9において、図4に示した車線表示装置8の電
気回路と対応する部分については、同一の番号を付し説
明を省略する。この車線表示装置11では、受光素子1
26の受光結果に基づいて、各軸回りにおける車線表示
装置11の回転方向を検出し、車線表示装置11の姿勢
を制御するようにしている。
【0046】次いで、車線表示装置11の動作を説明す
る。車線表示装置11がX軸回りの正方向にθx回転し
た場合、ビーム出射器12から出射したビーム光は、例
えば、コーナキューブ14だけに当たらなくなる(図1
0(a)参照)。この場合には、受光素子126は、コ
ーナキューブ14からのビーム光だけを受光することが
できない。一方、車線表示装置11が逆方向にθx回転
した場合、ビーム出射器12から出射したビーム光は、
例えば、コーナキューブ13,15に当たらなくなる
(図10(b)参照)。この場合には、受光素子126
は、コーナキューブ13,15からのビーム光を受光す
ることができない。
【0047】車線表示装置11がY軸回りの正方向にθ
y回転した場合、ビーム出射器12から出射したビーム
光は、例えば、コーナキューブ14にだけ当たらなくな
る(図10(c)参照)。この場合には、受光素子12
6は、コーナキューブ14からのビーム光だけを受光す
ることができない。一方、車線表示装置11が逆方向に
θy回転した場合、ビーム出射器12から出射したビー
ム光は、例えば、コーナキューブ15にだけ当たらなく
なる(図10(d)参照)。この場合には、受光素子1
26は、コーナキューブ15からのビーム光だけを受光
することができない。
【0048】車線表示装置11がZ軸回りの正方向にθ
z回転した場合、ビーム出射器12から出射したビーム
光は、例えば、コーナキューブ13に当たらなくなる
(図10(e)参照)。この場合には、受光素子126
は、コーナキューブ13からのビーム光だけを受光する
ことができない。一方、車線表示装置11が逆方向にθ
z回転した場合、ビーム出射器12から出射したビーム
光は、例えば、コーナキューブ14,15に当たらなく
なる(図10(f))。この場合には、受光素子126
は、コーナキューブ14,15からのビーム光を受光す
ることができない。
【0049】図11は、図10の各場合における受光素
子126の受光の態様を示す図である。図11におい
て、「○」は受光素子126が各コーナキューブ13,
14,15からの反射光を受光できた場合を示し、
「×」は受光できなかった場合を示す。ところで、図1
1において図10(a)の場合と、図10(c)の場合
の受光素子126の受光態様だけが一致している。この
ため、CPU820cは、受光素子126の受光態様
が、図10(a)の場合と、図10(c)の場合とに合
致するとき、モータ125の回転角度を拡げ、受光素子
126がコーナキューブ14からの反射光を受光できる
か否かサーチする。
【0050】(a)の場合には、モータ125の回転角
度を拡げてもコーナキューブ14にビーム光が当たらな
いため、受光素子126は、コーナキューブ14からの
反射光を受光することができない。一方、(c)の場合
には、モータ125の回転角度を拡げるとコーナキュー
ブ14にビーム光が当たるようになるため、受光素子1
26は、コーナキューブ14からの反射光を受光するこ
とができる。したがって、CPU820cは、受光素子
126の受光の態様により、車線表示装置11の3軸回
りの全ての回転方向を検出することができる。
【0051】各軸回りの回転方向を検出すると、CPU
820cは、図6に示したフローチャートと同様な動作
を実行する。ただし、CPU820cは、車線表示装置
11の3軸回りの回転方向しか検出できない。このた
め、CPU820cは、検出したY軸、Z軸回りの回転
方向と逆方向にモータ806,809を回転させ、受光
素子126の受光の態様により車線表示装置11の姿勢
を元の姿勢に戻す。これにより、支柱9がθy,θz回
転しているにもかかわらず、ずれた車線8aの表示位置
を元の表示位置に補正することができる。
【0052】なお、停止線表示装置および横断歩道表示
装置についても、車線表示装置11と同様に構成して実
施するようにしてもよい。この場合には、X軸回りの姿
勢制御も実行するようにすればよい。また、これらの停
止線表示装置、横断歩道表示装置および車線表示装置1
1が3軸回りに回転した場合には、レーザ光源812を
消灯させて横断歩道6a、停止線7a、車線8aを描く
のを一時的に停止し、姿勢が元に戻ってから横断歩道6
a、停止線7a、車線8aを描くのを再開するようにし
てもよい。
【0053】図12は、本発明の第3の実施例に係る車
線表示装置の構成を示す図である。なお、上述した車線
表示装置8,11と対応する部分には、同一の番号を付
し説明を省略する。図12に示す車線表示装置16にお
いては、モータ803,806,809,815、ロー
タリエンコーダ804,807,810、レーザ光源8
12に代えて、光源17が用いられている。光源17
は、半球状の基板18上にマトリクス状に配設された複
数の光源素子19を備えている。各光源素子19は、マ
イクロコンピュータ820によって個別に点灯制御さ
れ、相互の光が3次元方向の異なる方向に拡がるように
出射することができる。これにより、道路上の所定の位
置に車線8aを表示することができる。
【0054】車線表示装置16が3軸回りに回転した場
合、マイクロコンピュータ820は、姿勢検出装置81
7〜819によって検出された回転角θx,θy,θz
に基づいて、各光源素子19の点灯位置を変える。これ
により、各光源素子19からの光の照射方向が変化前の
元の照射方向になる。したがって、これにより、支柱が
θy,θz回転しているにもかかわらず、ずれた車線8
aの表示位置を元の表示位置に補正することができる。
【0055】なお、停止線表示装置および横断歩道表示
装置についても、車線表示装置16と同様に構成して実
施するようにしてもよい。この場合には、X軸回りにつ
いても光源素子19の点灯位置を変えるようにすればよ
い。
【0056】なお、図12に示した光源17と、マイク
ロコンピュータ820と、図9に示したビーム出射器1
2と、図7に示したコーナキューブ13,14,15と
で、停止線表示装置、横断歩道表示装置および車線表示
装置を構成するようにしてもよい。また、モータ80
3,806,809を回転することにより姿勢を制御す
るようにしたが、レーザ光源121,812から出射し
た光の出射方向を音響光変調器(AOM)等で3軸回り
に変更して、停止線、横断歩道、車線の位置ずれを補正
するようにしてもよい。また、停止線表示装置、横断歩
道表示装置および車線表示装置を個別に設けるようにし
たが、一体的に構成するようにしてもよい。この場合に
は、遮光板816に停止線、横断歩道、車線の部分を透
明部材で形成すればよい。また、停止線、横断歩道、車
線を描くようにしたが、ロボットの移動経路等の他のガ
イド情報を描くようにしてもよい。また、可視光でガイ
ド情報を表示するようにしたが、不可視光で表示するよ
うにしてもよい。さらに、ガイド情報表示装置を支柱に
取り付けるようにしたが、支柱間に張られたロープ、建
物等の他の構造物に取り付けるようにしてもよい。
【0057】また、停止線や車線等ガイド情報を線で描
く場合には、遮光板を用いず、単にビームを掃引して面
を作るようにしてもよい。この場合には、図3に示した
レンズ803および遮光板816を省略することができ
る。ただし、車線に領域制限が必要なときや、鎖線表示
が必要なときには、遮光板を設けることによりまたは光
源を断続させることにより、表示領域を制限し、鎖線表
示するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、構造物の
揺れに起因する目標物に対する表示手段の姿勢の変化を
姿勢検出手段が検出すると、ガイド情報の表示位置と目
標物上の予め定められた位置とのずれを位置ずれ補正手
段が補正するようにしているので、ガイド情報を予め定
めた位置に正確に表示することができる。また、構造物
が揺れてもよいので、強度の弱い元の構造物をそのまま
利用でき、構造物の取り替えの手間がかからない。この
結果、安価なガイド情報表示装置を提供することができ
る。
【0059】請求項2に係る発明によれば、相互に交わ
る複数の軸のうちの少なくとも1軸回りにおける表示手
段の回転角を検出する姿勢検出装置により姿勢検出手段
を構成するようにしているので、ガイド情報表示装置の
姿勢を正確に制御することができる。
【0060】請求項3に係る発明によれば、姿勢検出手
段を、光の入射角度にかかわらず当該入射光を元来た方
向へ反射する再帰反射器、再帰反射器に対して面状の光
ビームを出射するビーム出射手段、光ビームに応答する
再帰反射器からの反射光を受光する受光手段、および受
光手段の受光結果に基づいて、相互に交わる複数の軸の
うちの少なくとも1軸回りにおける表示手段の回転方向
をそれぞれ検出する回転方向検出手段で構成するように
しているので、ガイド情報表示装置の姿勢を正確に制御
することができるとともに、比較的高価な姿勢検出装置
より安価にすることができる。
【0061】請求項4に係る発明によれば、位置ずれ補
正手段を、表示手段を相互に交わる複数の軸のうちの少
なくとも1軸回りに回転可能な回転手段、および表示手
段が変化前の元の姿勢に戻るように回転手段の回転量を
複数の軸のうちの少なくとも1軸回りに個別に制御可能
な回転制御手段で構成するようにしているので、ガイド
情報表示装置の姿勢を正確に個別に制御することができ
る。
【0062】請求項5に係る発明によれば、回転制御手
段に、ガイド情報の種類と表示手段の複数の軸のうちの
少なくとも1軸回りの回転方向とに基づいて、回転手段
の回転量を制御するか否か少なくとも1軸の各軸それぞ
れについて個別に判定する判定手段を含めるようにして
いるので、無駄なずれ補正をする必要がなくなり、ずれ
補正のための負荷が軽くなる。
【0063】請求項6に係る発明によれば、位置ずれ補
正手段を、光源からの光の照射方向を相互に交わる複数
の軸のうちの少なくとも1軸回りに変更可能な変更手
段、および光源からの光の照射方向が変化前の元の照射
方向に戻るように変更手段の変更量を複数の軸のうちの
少なくとも1軸回りに個別に制御可能な変更制御手段で
構成するようにしているので、光源からの光の照射方向
を個別に制御することができる。
【0064】請求項7に係る発明によれば、変更制御手
段に、ガイド情報の種類と表示手段の複数の軸のうちの
少なくとも1軸回りの回転方向とに基づいて、変更手段
の変更量を制御するか否か少なくとも1軸の各軸それぞ
れについて個別に判定する判定手段を含めるようにして
いるので、無駄なずれ補正をする必要がなくなり、ずれ
補正のための負荷が軽くなる。
【0065】請求項8に係る発明によれば、マトリクス
状に配設され、相互の光が3次元方向の異なる方向に拡
がるように出射可能な複数の光源素子によって光源を構
成し、位置ずれ補正手段に、各光源素子からの光の照射
方向が変化前の元の照射方向に戻るように各光源素子の
点灯位置を個別に制御可能な点灯位置制御手段を含める
ようにしているので、光源素子からの光の照射方向を複
数の軸のうちの少なくとも1軸回りに個別に制御するこ
とができるとともに、回転手段を回転させる必要がない
ので、ずれ補正のための時間を短縮することができる。
【0066】請求項9に係る発明によれば、点灯位置制
御手段に、ガイド情報の種類と表示手段の少なくとも1
軸回りの回転方向とに基づいて、光源素子の点灯位置を
変更するか否か少なくとも1軸の各軸それぞれについて
個別に判定する判定手段を含めるようにしているので、
無駄なずれ補正をする必要がなくなり、ずれ補正のため
の負荷が軽くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の移動体のガイド情報表
示装置の使用状態を示す図解図である。
【図2】図1に示す車線表示装置8の外観図である。
【図3】図2に示す円筒801の内部構造を示す斜視図
である。
【図4】車線表示装置8の電気回路図である。
【図5】横断歩道表示装置6、停止線表示装置7および
車線表示装置8が3軸回りに回転した場合の状態を示す
図である。
【図6】図4に示すCPU820cが実行するフローチ
ャートである。
【図7】本発明の第2の実施例に係る車線表示装置の使
用状態を示す図解図である。
【図8】図7の車線表示装置11に設けられたビーム出
射器の構成を示す図である。
【図9】車線表示装置11の電気回路図である。
【図10】車線表示装置11が3軸回りに回転した場合
の状態を示す図である。
【図11】図10の各場合における受光素子126の受
光の態様を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施例に係る車線表示装置の
構成を示す図である。
【図13】従来の移動体のガイド情報表示装置の使用状
態を示す図解図である。
【図14】図13に示す停止線表示装置107の内部構
造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1〜4、9…支柱 6…横断歩道表示装置 6a…横断歩道 7…停止線表示装置 7a…停止線 8,11,16…車線表示装置 8a…車線 13,14,15…コーナキューブ 17…光源 19…光源素子 121,812…レーザ光源 124…反射鏡 125,803,806,809,815…モータ 126…受光素子 817〜819…姿勢検出装置 820…マイクロコンピュータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の移動に関するガイド情報を目標
    物上に光で表示する装置であって、 所定の構造物に固定的に取り付けられ、光源を含み、当
    該光源から光を照射することにより前記目標物上に前記
    ガイド情報を表示する表示手段、 前記構造物の揺れに起因する前記目標物に対する前記表
    示手段の姿勢の変化を検出する姿勢検出手段、および前
    記姿勢検出手段の検出結果に基づいて、前記ガイド情報
    の表示位置と前記目標物上の予め定められた位置とのず
    れを補正する位置ずれ補正手段を備えるガイド情報表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記姿勢検出手段は、相互に交わる複数
    の軸のうちの少なくとも1軸回りにおける前記表示手段
    の回転角を検出する姿勢検出装置により構成される請求
    項1に記載のガイド情報表示装置。
  3. 【請求項3】 前記姿勢検出手段は、 光の入射角度にかかわらず当該入射光を元来た方向へ反
    射する再帰反射器、 前記再帰反射器に対して面状の光ビームを出射するビー
    ム出射手段、 前記光ビームに応答する前記再帰反射器からの反射光を
    受光する受光手段、および前記受光手段の受光結果に基
    づいて、相互に交わる複数の軸のうちの少なくとも1軸
    回りにおける前記表示手段の回転方向を検出する回転方
    向検出手段を含む請求項1に記載のガイド情報表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記位置ずれ補正手段は、 前記表示手段を相互に交わる複数の軸のうちの少なくと
    も1軸回りに回転可能な回転手段、および前記表示手段
    が変化前の元の姿勢に戻るように前記回転手段の回転量
    を前記少なくとも1軸回りに個別に制御可能な回転制御
    手段を含む請求項1に記載のガイド情報表示装置。
  5. 【請求項5】 前記回転制御手段は、 前記ガイド情報の種類と前記表示手段の前記少なくとも
    1軸回りの回転方向とに基づいて、前記回転手段の回転
    量を制御するか否か前記少なくとも1軸の各軸それぞれ
    について個別に判定する判定手段を含む請求項4に記載
    のガイド情報表示装置。
  6. 【請求項6】 前記位置ずれ補正手段は、 前記光源からの光の照射方向を相互に交わる複数の軸の
    うちの少なくとも1軸回りに変更可能な変更手段、およ
    び前記光源からの光の照射方向が変化前の元の照射方向
    に戻るように前記変更手段の変更量を前記少なくとも1
    軸回りに個別に制御可能な変更制御手段を含む請求項1
    に記載のガイド情報表示装置。
  7. 【請求項7】 前記変更制御手段は、 前記ガイド情報の種類と前記表示手段の前記少なくとも
    1軸回りの回転方向とに基づいて、前記変更手段の変更
    量を制御するか否か前記少なくとも1軸の各軸それぞれ
    について個別に判定する判定手段を含む請求項6に記載
    のガイド情報表示装置。
  8. 【請求項8】 前記光源は、 マトリクス状に配設され、相互の光が3次元方向の異な
    る方向に拡がるように出射可能な複数の光源素子によっ
    て構成されており、 前記位置ずれ補正手段は、 各前記光源素子からの光の照射方向が変化前の元の照射
    方向に戻るように各前記光源素子の点灯位置を前記少な
    くとも1軸回りに個別に制御可能な点灯位置制御手段を
    含む請求項1に記載のガイド情報表示装置。
  9. 【請求項9】 前記点灯位置制御手段は、 前記ガイド情報の種類と前記表示手段の前記少なくとも
    1軸回りの回転方向とに基づいて、前記光源素子の点灯
    位置を変更するか否か前記少なくとも1軸の各軸それぞ
    れについて個別に判定する判定手段を含む請求項8に記
    載のガイド情報表示装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3183064U (ja) * 2013-01-30 2013-04-25 聡 岩男 道路危険区画境界表示装置
KR101631245B1 (ko) * 2016-02-25 2016-06-21 최다인 레이저를 이용한 교통신호 보조알림장치
CN107012805A (zh) * 2017-05-29 2017-08-04 滁州学院 一种具有交通信号灯功能的交通标线及可变更的车道指示线
KR102506056B1 (ko) * 2022-11-10 2023-03-06 (주)미농바이오 레이저 광원을 이용한 안전표시장치
CN118048861A (zh) * 2024-04-16 2024-05-17 深圳市华正联实业有限公司 一种路障状态检测电路和电子路锥

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