JPH0725278U - 2重ピストンポンプ - Google Patents

2重ピストンポンプ

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JPH0725278U
JPH0725278U JP5350493U JP5350493U JPH0725278U JP H0725278 U JPH0725278 U JP H0725278U JP 5350493 U JP5350493 U JP 5350493U JP 5350493 U JP5350493 U JP 5350493U JP H0725278 U JPH0725278 U JP H0725278U
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憲夫 斉藤
一 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のポートプレートの表裏面の油圧バラン
スを計る機能を維持させたうえで、圧油導入孔の加工を
容易にすると共にこれに関連する部品形状も単純化する
ことにより加工時間を大幅に短縮し、これにより生産性
の向上を図ると共に原価を低廉化する。 【構成】 カバー18のポートプレート20側にこのプ
レート20に形成された2個のポート22a、22bの
いずれかの流通孔23a、23dに対応する2個の穴を
形成し、これらの穴に円筒状のブッシュを軸方向に摺動
可能に挿嵌してポートプレート20のブッシュ接合面を
弾力的に押接し、一方ポートプレート20には、前記ブ
ッシュと同心円上に環状溝を形成し、この環状溝にはシ
ール部材を軸方向摺動可能に挿嵌して他側面に形成され
た他のポート圧油を互いに導入するよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、油圧ショベル等に使用される油圧ポンプに係り、特に2重ポンプ でありながらコンパクトで且つ自吸性の優れたピストンポンプであって、ポート の形状を変更することにより加工性の向上を図った2重ピストンポンプの改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のピストンポンプとしては、例えば特開昭52−35304号公報が知 られている。 すなわち、この公報に開示されているピストンポンプは複数のシリンダ穴から ポートプレートへ通ずる通路を2つのグループに分け、これらの通路を互いに独 立してポートプレートへ連通させ、1個のシリンダブロックにおいて多連ポンプ と同様の機能を有するよう構成されたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、このように構成されたピストンポンプはこれを実用化するに際し、 ポートプレートに設けられた吐出ポートは互いに独立して同心円上に内外とも2 個設けられているので、通常の1個の吐出ポートを設けたポンプに比較し、シリ ンダとポートプレートとの摺動面における高圧領域は前者の方が広くなり、この 結果シリンダとポートプレート間の油圧分離力がシリンダをポートプレートに押 圧する力を越えてしまい、シリンダがポートプレートから分離する恐れがある。 これを避けるためには、ポートプレートの吐出ポート開口面積および回転時にこ のポートに連通するシリンダ穴の通路面積を小さくしなければならない。 このことは結果として、各ピストンの吸込行程でのポートプレートからシリン ダ穴への吸込抵抗が増大してキャビテーションが発生し易く、高速運転ができな い難点を有していた。
【0004】 そこで、出願人は1つのシリンダブロックで複数のピストンから吐出される圧 油を互いに独立した2つのポートへ吐出する従来の多重ポンプに比較し、ポート プレートの裏面に対接するカバーに形成された段付ブッシュ穴に段付ブッシュを 軸方向摺動可能に挿嵌し、このブッシュを圧油の作用でポートプレート側へ押圧 するよう構成することにより、シリンダ穴からポートプレートへの通路面積の拡 大を図り、ポンプの自吸性を大幅に改善した多重ピストンポンプ・モータ(実開 平4−82376号公報参照)を開発した。
【0005】 すなわち、この種の多重ピストンポンプ・モータは、図6に示すようにポート プレート20の側面に段付ブッシュ54a、54bの端面を押圧することにより 、この接合面を液密に押接するため、カバー18のポートプレート20側に隣接 して設けられた2つの段付穴50a、50b内に中空穴52a、52bを形成し た段付ブッシュ54a、54bが軸方向摺動可能に挿嵌されている。
【0006】 この場合、各段付穴50a、50bの底部とこれら段付穴に挿嵌される段付ブ ッシュ54a、54bの一方の端面間には弾性体60a、60b(例えば皿ばね )が介挿され、段付ブッシュ54a、54bの端面によりポートプレート20の 接合面を液密に押接している。
【0007】 そして、一方の段付ブッシュ54aの油室58aへはこれに対応する吐出ポー ト36bの圧油をこれと連通する導入孔56bにより導入すると共に、他方の段 付ブッシュ54bの油室58bへはこれに対応する吐出ポート36aの圧油をこ れと連通する導入孔56aにより導入するよう構成されている。
【0008】 しかしながら、これら導入孔56aおよび56bは、極めて加工が困難なため 必要以上の加工時間を要し、これが製造原価を上昇させる要因となっていた。
【0009】 そこで、本願考案の目的は、従来のポートプレートの表裏面の油圧バランスを 計る機能を維持させたうえで、圧油導入孔の加工を容易にすると共にこれに関連 する部品形状も単純化することにより加工時間の大幅に短縮し、これにより生産 性の向上を図ると共に製造原価を低廉化することのできるピストンポンプを提供 するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するため、シリンダブロックに形成された複数のシリンダ穴 にそれぞれピストンを軸方向摺動可能に挿嵌すると共に、このシリンダブロック の端面はカバーにて位置決めされ前記シリンダブロックの軸方向へは移動自在な ポートプレートに摺動自在に液密に押接され、さらに前記シリンダブロックの端 面に前記各シリンダ穴からポートプレートに向けて半径を異にした同心円上に複 数の流通路を開設し、前記複数の流通路に連通すべくこれらの流通路に対応させ て半径を異にし且つ互いに分離した2個のポートを前記ポートプレートの同心円 上に開設し、これら2個のポートから独立して流体を吐出し得るよう構成してな る多重ピストンポンプにおいて、 前記カバーのポートプレート側にこのポートプレートに形成された2個のポー トのいずれかに対応する2個の穴を形成し、これらの穴に円筒状のブッシュを軸 方向に摺動可能に挿嵌し、一方ポートプレートには、前記ブッシュと同心円上に 環状溝を形成し、この環状溝には他側端面に形成された他のポートの圧油を互い に導入すると共に、前記環状溝にはリング状のシール部材を挿嵌したことを特徴 とする。
【0011】 この場合、前記ポートプレートは、このポートプレートの一側端面に前記カバ ーの吐出側ポートに対応させて配設されたブッシュのいずれかに連通すべくポー トプレート他側端面の2個のポートに流通孔を形成し、ポートプレートの前記カ バー側端面に前記2個のブッシュとそれぞれ同心円上外方に形成された環状溝に シール部材を軸方向摺動可能に挿嵌し、前記ポートプレートの半径の異なる2個 のポートに各流通孔の対応する他のポート側の環状溝に互いに連通する圧油導入 孔を穿設し、前記いずれかの環状溝に対応する吐出側の各ポートおよび他の半径 の異なる位置に配設されたポートの圧油を相反する環状溝に導入することにより 、前記カバーのポートプレート側端面を前記シール部材の端面で液密に押接する ように構成すれば好適である。
【0012】 さらに、前記ポートプレートは、前記シリンダブロック側の一側端面に隣接す るシリンダ穴にかかるべく前記シリンダブロックの軸心と同心円上に半径を異に した2個の円弧溝からなる各ポートを形成すると共に、他側端面に前記カバーの 各ブッシュの軸心と同心円上に2個の円弧溝を形成してこれにリング状のシール 部材を軸方向摺動可能に挿嵌し、さらに前記2個の円弧溝の相異なる端部に前記 前記カバーのいずれかの吐出ポートと連通する流通孔を形成すると共に、前記2 個の円弧溝の一部に前記流通孔と連通する他の吐出ポートに対応する2個の環状 溝と互に連通するよう圧油導入孔を穿設するよう構成すれば好適である。
【0013】
【作用】
本考案に係るピストンポンプは、ポートプレートの裏面に対接するカバーに形 成された段付ブッシュ穴に段付ブッシュを軸方向摺動可能に挿嵌し、このブッシ ュを油圧力によりポートプレート側へ押圧するよう構成することにより、シリン ダ穴からポートプレートへの通路面積を拡大し従来の多重ポンプの自吸性を改善 した多重ピストンポンプにおいて、従来の段付ブッシュの大径部を段付部から分 割して円筒状のブッシュとリング状のシール部材を構成し、このシール部材をポ ートプレートのカバー側端面にそれぞれ対向する各ブッシュの軸心と同軸上に形 成された環状溝に軸方向摺動可能に挿嵌すると共に、この環状溝にポートプレー トのシリンダブロック側に前記シリンダブロックの軸心と同心円上に半径を異に した2個の円弧溝を形成し、これら円弧溝の一部に前記流通孔と連通する他の吐 出ポートに対応する2個の環状溝と交互に連通するよう圧油導入孔を穿設するよ う構成することにより、従来のポートプレートの表裏面の油圧バランスを計る機 能を維持させたうえで、圧油導入孔の加工を容易にすると共にこれに関連する部 品の加工も単純化し、生産性の向上と共に製造原価の低廉化を達成することがで きる。
【0014】
【実施例】
次に、本考案に係るピストンポンプの実施例につき添付図面を参照しながら以 下詳細に説明する。
【0015】 図1は本考案に係るピストンポンプの全体断面図、図2は図1のA−A断面図 、図3は図2のB−O−D断面図、図4は図2のC−O−D断面図、図5は図1 のE−E断面図である。 図1において、参照符号10はシャフトを示し、このシャフト10はシリンダ ブロック12と一体形成されている。 さらに、シリンダブロック12の前記シャフト10と反対側端面には前記シャ フト10と同一軸線上に支持軸30が突出し、この支持軸30はポートプレート 20中央に形成された貫通穴21を挿通し前記カバー18内側中央の支持穴19 内に挿着された軸受ブッシュ32に回転自在に軸承されている。
【0016】 従って、シリンダブロック12は、この両端に設けられた前記シャフト10と 支持軸30により回転自在に軸承される。
【0017】 そして、このシリンダブロック12の同心円上には複数のシリンダ穴14が穿 設され、この各シリンダ穴14内にはピストン16が軸方向摺動可能に挿嵌され ている。前記シリンダブロック12の端面にはカバー18の内側に取付けられた ポートプレート20が液密に押接されている。
【0018】 このように、シリンダブロック12は従来のシリンダブロックに比し、このシ リンダブロックの軸心両端より軸を突出した構成とすることにより、芯出し作業 が容易となり、旋削ないし研削加工が容易になり加工時間が短縮されると共に加 工精度が向上する利点を有する。
【0019】 また、図2に示すように、前記ポートプレート20のシリンダブロック12側 端面には半径を異にした同心円上に2個の円弧状の吐出ポート22a、22bが 隣接形成されると共に、これら2個の吐出ポート22a、22bを包含する幅を 有する円弧状の共通の吸込みポート24が設けられている。
【0020】 そして、図5に示すように前記シリンダブロック12の端部には複数のシリン ダ穴14と、前記ポートプレート20に形成された2個の吐出ポート22a、2 2bと、吸込みポート24にそれぞれ連通する複数の流通路26a、26b、2 6cおよび28a、28b、28cが半径を異にした同心円上に交互に形成され ている。
【0021】 前述したように、内外に配設された各吐出ポート22a、22bは、相互に隣 接するシリンダ穴14のいずれかの流通路26a、26b、26cおよび28a 、28b、28c間にかかる長さの溝23b、23cとこれらの溝の一部に開設 される流通孔23a、23dとで構成され、これらの流通孔23a、23dはカ バー18に設けられた隣接する吐出ポート36a、36bに連通すべく交互に対 向配置されている。
【0022】 さらに、図3および図4に示すように、カバー18のポートプレート20側に は吐出ポート36a、36bに対応するよう2個のブッシュ穴35a、35bが 隣接形成され、これらブッシュ穴35a、35b内には中空穴38a、38bを 形成した円筒状のブッシュ42a、42bが軸方向摺動可能に挿嵌されている。 そして、前記2個のブッシュ42a、42bは、ブッシュ穴35a、35bの 底部とブッシュ42a、42b間に介挿された弾性体(皿ばね)40a、40b により、ブッシュ42a、42bの端面をポートプレート20の接合面に液密に 押接している。
【0023】 一方、ポートプレート20は、前記シリンダブロック12側の一側端面に隣接 するシリンダ穴にかかるべく前記シリンダブロック12の軸心と同心円上に半径 を異にした2個の円弧溝23b、23cからなる各ポート22a、22bを形成 すると共に、他側端面に前記カバー18の各ブッシュ42a、42bの軸心と同 心円上に2個の環状溝44a、44bを形成してこれにリング状のシール部材4 5a、45bを軸方向摺動可能に挿嵌し、さらに前記2個の円弧溝23b、23 cの相異なる端部に前記前記カバー18のいずれかの吐出ポート36a、36b と連通する流通孔23a、23dを形成すると共に、前記2個の円弧溝23b、 23cの一部に前記流通孔23a、23dと連通する他の吐出ポートに対応する 2個の環状溝44a、44bと互に連通するよう圧油導入孔34a、34bを前 記シリンダブロック12の回転中心軸線と平行に穿設する。
【0024】 次いでこの2重ピストンポンプの作用につき説明する。 すなわち、シャフト10が外部の図示しない駆動源により回動されると、複数 のピストン16はシリンダ穴14内で軸方向に往復運動してポンプ作用が行われ る。
【0025】 この往復運動により、ポートプレート20に形成された2個の吐出ポートのう ち、内側の吐出ポート22aに対しては図5に示す各シリンダ14の複数の流通 路26a、26b、26cがシリンダブロック12の回動により順次開口し、シ リンダ14内の圧油は、図3に示すブッシュ42aの中空穴38aを経て吐出ポ ート36aより外部へ吐出される。また、外側の吐出ポート22bに対しては各 シリンダ14の複数の流通路28a、28b、28cが順次開口し、シリンダ穴 14内の圧油は図4に示すブッシュ42bの中空穴38bを経て吐出ポート36 bより外部へ吐出される。
【0026】 ここで、例えば今までとは逆に図3および図4に示す一方の吐出ポート36a に高圧が作用したとすると、この圧力は流通孔23aより円弧溝23bの圧力導 入孔34aを介して他方の吐出ポート36bに対応する環状溝44b内のリング 状のシール部材45bこの高圧油が作用し、同時に他方の吐出ポート36bに作 用した高圧油は流通孔23dより円弧溝23cの圧力導入孔34bを介して一方 の吐出ポート36aに対応する環状溝44a内のリング状のシール部材45aに 作用する。
【0027】 従って、この吐出ポート36aおよび36bの圧力の合力がポートプレート2 0をシリンダブロック12の端面に押圧することにより、吐出ポート22a、2 2bに発生しポートプレート20がシリンダブロック12の端面から分離しよう とする力に打勝ってシリンダブロック12の端面とポートプレート20との接合 面間における圧油の漏洩を防止することができる。
【0028】 この場合、流通路26a、26b、26cを拡大すればシリンダ穴14への吸 込み抵抗が吸込側では低減されてポンプの耐キャビテーション性能は向上するが 、前記流通路が吐出側にあるときはシリンダブロック12端面とポートプレート 20との接触面間の圧油による分離力が増大することになる。
【0029】 このように構成することにより、従来の圧油導入孔に比較し孔加工を極めて容 易に行うことができ、関連部品の形状も単純化するため加工が容易となり、この 種のポンプの生産性の向上を図ることができる。 尚、前述した実施例においては、ピストンポンプについて説明したが、本考案 はモータとしても使用し得ることは勿論である。
【0030】
【考案の効果】
前述した実施例から明らかなように、本考案に係るピストンポンプは、カバー のポートプレート側にこのポートプレートに形成された2個のポートのいずれか に対応する2個の穴を形成し、これらの穴に円筒状のブッシュを軸方向に摺動可 能に挿嵌し、一方ポートプレートには、前記ブッシュと同心円上に環状溝を形成 し、この環状溝には他側端面に形成された他のポートの圧油を互いに導入すると 共に、前記環状溝にはリング状のシール部材を挿嵌するよう構成することにより 、従来のポートプレートの表裏面の油圧バランスを計る機能を維持させたうえで 、圧油導入孔の加工を容易にすると共にこれに関連する部品の形状も単純化し、 これにより加工時間の大幅な短縮を達成することができ、生産性の向上を図ると 共に製造原価を低廉化することができる等の優れた効果を有する。 以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本考案の実施例に限定され ることなく、本考案の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をなし得 ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るピストンポンプの全体断面図であ
る。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2のB−O−D断面図である。
【図4】図2のC−O−D断面図である。
【図5】図1のE−E断面図である。
【図6】従来のピストンポンプのカバー部の部分断面図
である。
【符号の説明】
10 シャフト 12 シリンダブロック 14 シリンダ穴 16 ピストン 18 カバー 20 ポートプレート 22a、22b 吐出ポート 21 貫通穴 23a、23d 流通孔 23b、23c 円弧溝 24 吸込みポート 26a、26b、26c 流通路 28a、28b、28c 流通路 30 支持軸 32 軸受ブッシュ 34a、34b 圧油導入孔 35a、35b ブッシュ穴 36a、36b 吐出ポート 38a、38b 中空穴 40a、40b 皿ばね 42a、42b ブッシュ 44a、44b 環状溝 45a、45b シール部材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダブロックに形成された複数のシ
    リンダ穴にそれぞれピストンを軸方向摺動可能に挿嵌す
    ると共に、このシリンダブロックの端面はカバーにて位
    置決めされ前記シリンダブロックの軸方向へは移動自在
    なポートプレートに摺動自在に液密に押接され、さらに
    前記シリンダブロックの端面に前記各シリンダ穴からポ
    ートプレートに向けて半径を異にした同心円上に複数の
    流通路を開設し、前記複数の流通路に連通すべくこれら
    の流通路に対応させて半径を異にし且つ互いに分離した
    2個のポートを前記ポートプレートの同心円上に開設
    し、これら2個のポートから独立して流体を吐出し得る
    よう構成してなる多重ピストンポンプにおいて、 前記カバーのポートプレート側にこのポートプレートに
    形成された2個のポートのいずれかに対応する2個の穴
    を形成し、これらの穴に円筒状のブッシュを軸方向に摺
    動可能に挿嵌し、一方ポートプレートには、前記ブッシ
    ュと同心円上に環状溝を形成し、この環状溝には他側端
    面に形成された他のポートの圧油を互いに導入すると共
    に、前記環状溝にはリング状のシール部材を挿嵌したこ
    とを特徴とする2重ピストンポンプ。
  2. 【請求項2】 前記ポートプレートは、このポートプレ
    ートの一側端面に前記カバーの吐出側ポートに対応させ
    て配設されたブッシュのいずれかに連通すべくポートプ
    レート他側端面の2個のポートに流通孔を形成し、ポー
    トプレートの前記カバー側端面に前記2個のブッシュと
    それぞれ同心円上外方に形成された環状溝にシール部材
    を軸方向摺動可能に挿嵌し、前記ポートプレートの半径
    の異なる2個のポートに各流通孔の対応する他のポート
    側の環状溝に互いに連通する圧油導入孔を穿設し、前記
    いずれかの環状溝に対応する吐出側の各ポートおよび他
    の半径の異なる位置に配設されたポートの圧油を相反す
    る環状溝に導入することにより、前記カバーのポートプ
    レート側端面を前記シール部材の端面で液密に押接して
    なる請求項1記載の2重ピストンポンプ。
  3. 【請求項3】 前記ポートプレートは、前記シリンダブ
    ロック側の一側端面に隣接するシリンダ穴にかかるべく
    前記シリンダブロックの軸心と同心円上に半径を異にし
    た2個の円弧溝からなる各ポートを形成すると共に、他
    側端面に前記カバーの各ブッシュの軸心と同心円上に2
    個の円弧溝を形成してこれにリング状のシール部材を軸
    方向摺動可能に挿嵌し、さらに前記2個の円弧溝の相異
    なる端部に前記前記カバーのいずれかの吐出ポートと連
    通する流通孔を形成すると共に、前記2個の円弧溝の一
    部に前記流通孔と連通する他の吐出ポートに対応する2
    個の環状溝と互に連通するよう圧油導入孔を穿設してな
    る請求項1記載の2重ピストンポンプ。
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