JPH0725257B2 - 車両用屋上装着型冷房装置 - Google Patents

車両用屋上装着型冷房装置

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JPH0725257B2
JPH0725257B2 JP60098694A JP9869485A JPH0725257B2 JP H0725257 B2 JPH0725257 B2 JP H0725257B2 JP 60098694 A JP60098694 A JP 60098694A JP 9869485 A JP9869485 A JP 9869485A JP H0725257 B2 JPH0725257 B2 JP H0725257B2
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refrigerant
condenser
cooling
vehicle
refrigerant condenser
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秋男 鹿村
正博 棚橋
敏 渡辺
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日本電装株式会社
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00357Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles
    • B60H1/00371Air-conditioning arrangements specially adapted for particular vehicles for vehicles carrying large numbers of passengers, e.g. buses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00207Combined heating, ventilating, or cooling devices characterised by the position of the HVAC devices with respect to the passenger compartment
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、好適にはバス車両に用いられ、冷媒凝縮器、
冷媒蒸発器などがユニット化されたパッケージタイプの
車両用冷房装置に関する。
[従来の技術] バス車両など車室内の広い大型車両は、車両の左右両側
部に前後方向に延びる複数の冷気吐出口を有した冷風ダ
クトを設け、該冷風ダクトに冷房装置により冷却された
冷却空気を導入することにより広い車室内の全体に冷気
を分配するよう設けられている。
この左右の冷風ダクトに冷気を供給する冷房装置には、
冷媒凝縮器、冷媒蒸発器などの機能部品を1つのケース
内に収納し、車両の屋上部に設置するパッケージタイプ
の車両用冷房装置がある。この冷房装置は例えば、車両
走行用のエンジンに駆動される1つの冷媒圧縮機、冷媒
凝縮器、減圧装置、冷媒蒸発器およびこれらを連絡する
冷媒配管から構成される冷凍サイクルを備え、凝縮器用
冷却空気導入口、凝縮器用冷却空気出口、冷却用空気導
入口、車両左右両側に前後方向に延びるよう設けられた
冷風ダクトの双方に冷媒蒸発器と熱交換された冷風を導
入する冷気出口を有したクーラーケースに前記冷媒凝縮
器、冷媒凝縮器用送風機、前記冷媒蒸発器、冷媒蒸発器
用送風機を収納して設けられている。
[発明が解決しようとする問題点] バス車両など車室内の広い車両に用いられる車両用冷房
装置は、大きな冷房能力が求められる。このため冷媒凝
縮器の熱交換空気の流通量を冷房能力に相当する流量を
得るために冷媒凝縮器の前面面積を大きく確保する必要
があり、冷媒凝縮器は高さ方向あるいは横方向が大きく
されるため、冷媒凝縮器を収納する部分のクーラーケー
スの外形寸法は、高さ方向で他の部分に比較して突出し
たり、また横方向が長くされるためクーラーケースの重
量が増加する。あるいは車両走行時に冷媒凝縮器収納部
の起出部分により空気抵抗が増加するなどの問題点を有
していた。
本発明の目的は、冷媒凝縮器の冷媒凝縮能力を高能率に
すると共に、軽量および小型化することのできる車両用
屋上装着型冷房装置の提供にある。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決すべく、本発明の車両用冷房装置は、
冷却用空気導入口および冷気出口を備えたハウジング内
に冷媒蒸発器と冷媒蒸発器用送風機とを納めたクーリン
グユニットと、凝縮器用冷却空気導入口と凝縮器用冷却
空気出口を備えたハウジング内に冷媒凝縮器と冷媒凝縮
器用送風機とを納めたコンデンシングユニットとをケー
ス内に納めた車両用屋上装着型冷房装置において、前記
冷媒凝縮器は、第1冷媒凝縮器、第2冷媒凝縮器、第3
冷媒凝縮器、第4冷媒凝縮器からなり、前記第1冷媒凝
縮器と第2冷媒凝縮器の間に第1冷媒凝縮器用送風機を
配設し、前記第3冷媒凝縮器と第4冷媒凝縮器の間に第
2冷媒凝縮器用送風機を配設し、前記第1冷媒凝縮器、
第2冷媒凝縮器、第3冷媒凝縮器、第4冷媒凝縮器は、
それぞれの長辺が車両進行方向とされるよう配設すると
共に、車両横方向に並べられ、前記凝縮器用冷却空気出
口は、熱交換後の空気を前記凝縮器用冷却空気導入口と
干渉しない方向に吹き出させる静翼を備えることを技術
的手段とする。
[作用] 冷媒圧縮機、第1冷媒凝縮器用送風機、第2冷媒凝縮器
用送風機および冷媒蒸発器用送風機を駆動する。
第1冷媒凝縮器用送風機は、クーラーケースの凝縮器用
冷却空気導入口より外気を吸引し、吸引した外気を第1
冷媒凝縮器および第2冷媒凝縮器と熱交換させ、第1冷
媒凝縮器および第2冷媒凝縮器と熱交換した外気をクー
ラーケースの凝縮器用冷却空気出口より吐出させる。
第2冷媒凝縮器用送風機は、クーラーケースの凝縮器用
冷却空気導入口より外気を吸引し、吸引した外気を第3
冷媒凝縮器および第4冷媒凝縮器と熱交換させ、第3冷
媒凝縮器および第4冷媒凝縮器と熱交換した外気をクー
ラーケースの凝縮器用冷却空気出口より吐出させる。
冷媒蒸発器用送風機は、クーラーケースの冷却用空気導
入口より空気を吸引し、吸引した空気を冷媒蒸発器と熱
交換させ、冷媒蒸発器と熱交換した空気をクーラーケー
スの冷気出口へ導き、車室内へ吐出させる。
冷媒圧縮機が駆動されることにより、冷媒圧縮機が冷凍
サイクル内の冷媒を圧縮し、圧縮冷媒を第1冷媒凝縮
器、第2冷媒凝縮器および第3冷媒凝縮器、第4冷媒凝
縮器で前記凝縮器用冷却空気導入口より吸引した外気と
熱交換させて凝縮し、凝縮冷媒を減圧装置で膨脹させ、
減圧装置で膨脹させた冷媒を冷媒蒸発器で前記冷却用空
気導入口より吸引した空気と熱交換させ、再び冷媒圧縮
機に圧縮され上記サイクルを繰り返す。
上記作動により冷却された空気が冷気出口を介して車室
内に流出され、車室内を冷房する。
第1冷媒凝縮器、第2冷媒凝縮器、第3冷媒凝縮器、第
4冷媒凝縮器がそれぞれの長辺が車両進行方向に配設さ
れ、さらに第1冷媒凝縮器、第2冷媒凝縮器、第3冷媒
凝縮器、第4冷媒凝縮器が車両横方向に並べられ、コン
デンシングユニットの小型化が図られている。この構成
により、凝縮器用冷却空気導入口と凝縮器用冷却空気出
口とが接近するため、凝縮器用冷却空気出口を通過した
排出風が、再び凝縮器用冷却空気導入口へ回り込む不具
合が発生しやすい。しかるに、本発明では凝縮器用冷却
空気出口は静翼を備え、この静翼によって、排出風を凝
縮器用冷却空気導入口と干渉しない方向に吹き出させ、
排出風の回り込みを防いでいる。
[発明の効果] 本発明の車両用屋上装着型冷房装置は、冷媒凝縮器を第
1、第2、第3、第4冷媒凝縮器の4つに分割して設け
ている。このため、例えば、同一形状の冷媒凝縮器を2
基配置する場合に比較して、冷媒凝縮器の前面面積(熱
交換空気が通過する方向の面積)を2倍確保することが
できる。つまり、冷媒凝縮器2基配置する場合の冷媒凝
縮器の前面面積を得るには、本願発明の冷媒凝縮器の1
つあたりの前面面積は半分でよい。このように、冷媒凝
縮器を4つに分割して設けているため、各冷媒凝縮器の
高さ寸法、および長手方向の長さを短縮できる。
そして、高さ寸法、および長手方向の長さの短い4つの
冷媒凝縮器を、長辺を車両進行方向に沿うように配置
し、且つ車両横方向に並べることにより、車両進行方向
における4つの冷媒凝縮器の配置スペースの長さを短く
できる。
以上で示したように、各冷媒凝縮器は高さ寸法を短く抑
えることができるとともに、車両進行方向における4つ
の冷媒凝縮器の配置スペースの長さを短くできることに
より、コンデンシングユニットを小型化できる。
また、本発明を適用したコンデンシングユニットの外形
を従来と同一寸法に設ける場合では、各冷媒凝縮器が大
型化するため、冷媒凝縮能力を高めることができる。
一方、本発明では、寸法的に制約のある車両横方向に、
4つの冷媒凝縮器を並べることにより、凝縮器用冷却空
気導入口と凝縮器用冷却空気出口とが接近する。しかる
に、凝縮器用冷却空気出口を通過した排出風は、静翼に
よって凝縮器用冷却空気導入口と干渉しない方向に吹き
出される。この結果、排出風が凝縮器用冷却空気導入口
へ回り込むのが防がれ、排出風の回り込みによる性能の
劣化を防いでいる。
[実施例] つぎに本発明の車両用屋上装着型冷房装置を第1図から
第6図に示す一実施例に基づき説明する。
本実施例に適用される冷凍サイクルは、車室内左側を冷
却する左側用冷凍サイクル10と、車室内右側を冷却する
右側用冷凍サイクル200とからなる。
左側用冷凍サイクル100は、左側用冷媒圧縮機11、左側
用冷媒凝縮器21、左側用減圧装置31、左側用冷媒蒸発器
41、左側用レシーバ511および左側用ドライヤ521よりな
り、左側用冷媒配管61で連絡される。
左側用冷媒圧縮器11はバス車両の走行用エンジンに締結
して設けられ、エンジンの回転出力が左側用電磁クラッ
チ111を介して断続的に伝達され、冷媒を圧縮する。左
側用冷媒凝縮器21は、前記左側用冷媒圧縮機11により圧
縮されて高圧、高温とされたガス状冷媒を外気と熱交換
させて冷却し、凝縮液化する。左側用冷媒凝縮器21は、
第1冷媒凝縮器211と、第2冷媒凝縮器212とからなる。
第2冷媒凝縮器212は、内部で分割され、左側用凝縮器2
12aと左側用過冷却器212bとからなる。第1冷媒凝縮器2
11と左側用凝縮器212aとは並列に設けられている。左側
用減圧装置31は、キャピラリチューブ、定圧膨脹弁、温
度作動室式膨脹弁などよりなり、前記左側用冷媒凝縮器
21により凝縮された液冷媒を断熱膨脹させる。左側用冷
媒蒸発器41は、左側用減圧装置31により断熱膨脹されて
低圧、低温とされた霧状冷媒を蒸発させ、車室内に流入
する空気を冷却し、室内を冷房する。左側用レシーバ51
1は、第1冷媒凝縮器211、左側用凝縮器212aの吐出した
冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し、液相冷媒のみを
吐出する。左側用ドライヤ521は、左側用レシーバ511の
吐出した液相冷媒中の水分を摘出する。
右側用冷凍サイクル200は、右側用冷媒圧縮機12、右側
用冷媒凝縮器22、右側用減圧装置32、右側用冷媒蒸発器
42、右側用レシーバ512および右側用ドライヤ522よりな
り、右側用冷媒配管62で連絡される。
右側用冷媒圧縮機12はバス車両の走行用エンジンに締結
して設けられ、エンジンの回転出力が右側用電磁クラッ
チ112を介して断続的に伝達され、冷媒を圧縮する。右
側用冷媒凝縮器22は、前記右側用冷媒圧縮機12により圧
縮されて高圧、高温とされたガス状冷媒を外気と熱交換
させて冷却し、凝縮液化する。右側用冷媒凝縮器22は、
第3冷媒凝縮器221と第4冷媒凝縮器222とからなる。第
4冷媒凝縮器222は、内部で分割され、右側用凝縮器222
aと右側用過冷却器222bとからなる。第3冷媒凝縮器221
と右側用凝縮器222aとは並列に設けられている。右側用
減圧装置32は、キャピラリチューブ、定圧膨脹弁、温度
作動式膨脹弁などよりなり、前記右側用冷媒凝縮器22に
より凝縮された液冷媒を断熱膨脹させる。右側用冷媒蒸
発器42は、右側用減圧装置32により断熱膨脹されて低
圧、低温とされた霧状冷媒を蒸発させ、車室内に流入す
る空気を冷却し、室内を冷房する。右側用レシーバ512
は、第3冷媒凝縮器221、右側用凝縮器222aの吐出した
冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離し、液相冷媒のみを
吐出する。右側用ドライヤ522は、右側用レシーバ512の
吐出した液相冷媒中の水分を摘出する。
第1冷媒凝縮器211、第2冷媒凝縮器212、第3冷媒凝縮
器221、第4冷媒凝縮器222は第1図にも示す如く、縦長
の長方体よりなり、それぞれの長辺が車両進行方向に延
びるよう配設されるとも共に、車両横方向に熱交換空気
流通口が開口されるよう並べて配置されている。
7はバス車両の屋上部に装着されるクーラーケースであ
る。クーラーケース7は、内部に左側用冷凍サイクル10
0および右側用冷凍サイクル200の機能部品を収納し、車
両進行方向に対して前半部(第1図および第2図の図示
左側)にクーリングユニットA、後半部にコンデンシン
グユニットBとされる。
クーリングユニットAは、左側用減圧装置31、右側用減
圧装置32、左側用冷媒蒸発器41および右側用冷媒蒸発器
42を収納している。クーリングユニットAは、左側用冷
媒蒸発器41と室内冷却用の空気とを強制的に熱交換させ
ると共に、熱交換後の空気を車室内に送風する4つのシ
ロッコ式の左側用冷媒蒸発器用送風機411、412、413、4
14を収納している。またクーリングユニットAは、右側
用冷媒蒸発器42と室内冷却用の空気とを強制的に熱交換
させると共に、熱交換後の空気を車室内に送風する4つ
のシロッコ式の右側用冷媒蒸発器用送風機421、422、42
3、424を収納している。
コンデンシングユニットBは、左側用冷媒凝縮器21、右
側用冷媒凝縮器22、左側用レシーバ511、右側用レシー
バ512、左側用ドライヤ521、右側用ドライヤ522を収納
している。コンデンシングユニットBは、左側用冷媒凝
縮器21と外気とを強制的に熱交換させる3つの軸流式の
第1冷媒凝縮器用送風機214、215、216を収納してい
る。またコンデンシングユニットBは、右側用冷媒凝縮
器22と外気とを強制的に熱交換させる3つの軸流式の第
2冷媒凝縮器用送風機224、225、226を収納している。
クーラーケース7は、クーリングユニットAとコンデン
シングユニットBとが仕壁により仕切られている。
コンデンシングユニットB側のクーラーケース7には、
凝縮器用冷却空気導入口711、712、713、凝縮器用冷却
空気出口721〜726が設けられている。凝縮器用冷却空気
導入口711は、第1冷媒凝縮器211および第3冷媒凝縮器
221と熱交換される外気を吸引する。凝縮器用冷却空気
導入口712は、第2冷媒凝縮器212と熱交換される外気を
吸引する。凝縮器用冷却空気導入口713は、第4冷媒凝
縮器222と熱交換される外気を吸引する。凝縮器用冷却
空気出口721、722、723は、第1冷媒凝縮器用送風機21
4、215、216が凝縮器用冷却空気導入口711、712より吸
引し、第1冷媒凝縮器211、左側用凝縮器212a、左側用
過冷却器212bと熱交換された外気を外部に吐出させる。
凝縮器用冷却空気出口724、725、726は、第2冷媒凝縮
器用送風機224、225、226が凝縮器用冷却空気導入口71
1、713より吸入し、第3冷媒凝縮器221、右側用凝縮器2
22a、右側用過冷却器222bと熱交換された外気を外部に
吐出させる。凝縮器用冷却空気出口721〜726の空気吹出
口には、流出する熱交換後の空気が再び凝縮器用冷却空
気導入口711、712、713へ流入しないよう第5図に示す
如く熱交換後の空気を凝縮器用冷却空気導入口711、71
2、713と干渉しないよう上方高く吹き出させる静翼721A
〜726Aが設けられている。
クーリングユニットA側のクーラーケース7には冷却用
外気導入口731、冷却用内気導入口732、左側用冷気出口
741および右側用冷気出口742が設けられている。冷却用
外気導入口731は、外気を導入するもので、その下流に
外気フィルター731Aが設けられており、さらにこの外気
フィルター731Aの下流に図示しない外気導入ダンパが設
けられている。この冷却用外気導入口731は車両乗員に
操作される図示しない外気導入ダンパにて開閉される。
冷却用内気導入口732は、車室内の空気を導入する。左
側用冷気出口741は、左側用冷媒蒸発器用送風機411、41
2、413、414が冷却用外気導入口731および冷却用内気導
入口732より吸引し、左側用冷媒蒸発器41と熱交換され
た空気を車両の左右両側部に前後方向に延びるよう設け
られた冷風ダクトのうち、左側の冷風ダクト81へ導く。
右側用冷気出口742は、右側用冷媒蒸発器用送風機421、
422、423、424が吸引し、右側用冷媒蒸発器42と熱交換
された空気を車両の右側の冷風ダクト82へ導く。
第6図に本発明の車両用冷房装置を制御する電気制御回
路の一例を示す。
9は、上記に示した車両用冷房装置の電気制御回路であ
る。901は左側用冷凍サイクル100を制御する左側用クー
ラ制御回路である。902は右側用冷凍サイクル200を制御
する右側用クーラ制御回路である。903は車両乗員によ
り操作され、図示しない外気導入ダンパの開閉を行う換
気制御回路である。904は車両用電源であるバッテリで
ある。905〜910は異常電流が流れたときに瞬間的に回路
を遮断して電気機器、装置などを保護する回路遮断器で
ある。911〜913は一方向のみ電流を流すダイオードであ
る。914は左側用冷媒圧縮機11の左側用電磁クラッチ111
の断続を行う左側用マグネットコイルである。915は右
側用冷媒圧縮機12の右側用電磁クラッチ122の断続を行
う右側用マグネットコイルである。916は左側用マグネ
ットコイル914、右側用マグネットコイル915の通電時に
通電され、エンジンのアイドル回転数を上昇させるアイ
ドルアップソレノイドである。917〜924は過大電流が流
れたとき遮断して自動的に回路を断ち、電気機器を安全
に保つヒューズである。925はバッテリ904に接続された
パワーサプライ用のヒューズである。926は左側用冷媒
蒸発器用送風機411、412、413、414および右側用冷媒蒸
発器用送風機421、422、423、424の導通時に点灯される
ブロワランプである。927は車両乗員の操作により冷房
に設定されると点灯するクーラランプである。928は左
側用冷凍サイクル100内の冷媒圧力に異常が生じたこと
を知らせる左側用圧力異常ランプである。929は右側用
冷凍サイクル200内の冷媒圧力に異常が生じたことを知
らせる右側用圧力異常ランプである。930〜933は左側用
冷媒蒸発器用送風機411、412、413、414のブロワモータ
である。934〜937は右側用冷媒蒸発器風送風機421、42
2、423、424のブロワモータである。938〜940は第1冷
媒凝縮器用送風機214、215、216のブロワモータであ
る。941〜943は第2冷媒凝縮器用送風機224、225、226
のブロワモータである。944は換気制御回路903に制御さ
れ、図示しない外気導入ダンパを駆動する換気用モータ
である。945〜948はブロワモータ930〜937に供給される
電流を弱くして回転速度を遅らせる抵抗体である。949
は車両乗員に設定され、車室内の冷房能力の設定を行う
コントロールボリウムである。950〜959はブロワモータ
930〜937の電気供給回路の切換を行う継電器である。96
0〜967は、ブロワモータ938〜943の電気供給回路の切換
を行う継電器である。968は左側用マグネットコイル914
の通電制御用の継電器である。969は右側用マグネット
コイル915の通電制御用の継電器である。970は車室内左
側に設けられ、車両の左側の温度を測定する左側用温度
検出手段で、本実施例では温度によって著しく電気抵抗
値が変わる半導体である左側用室内温度検出サーミスタ
である。971は車室内右側に設けられ、車両の右側の温
度を測定する右側用温度検出手段で、本実施例では温度
によって著しく電気抵抗値が変わる半導体である右側用
室内温度検出サーミスタである。972は左側用冷媒蒸発
器41の左側用冷気出口741側に設けられ、左側用冷媒蒸
発器41の吹出空気の温度を検出して霜の発生を検出する
左側用霜検出サーミスタである。973は右側用冷媒蒸発
器42の右側用冷気出口742側に設けられ、右側用冷媒蒸
発器42の吹出空気の温度を検出して霜の発生を検出する
右側用霜検出サーミスタである。974は車室内温度を検
出する左側用室内温度検出サーミスタ970に車室左側空
気を供給する左側用内気サーミスタ用ブロワモータであ
る。975は車室内温度を検出する右側用室内温度検出サ
ーミスタ971に車室右側空気を供給する右側用内気サー
ミスタ用ブロワモータである。976は第1冷媒凝縮器211
の冷媒吐出側の左側用冷媒配管61に設けられ、左側用冷
媒配管61内の冷媒圧力が設定値以上に上昇することによ
りONする左側用圧力スイッチである。977は第3冷媒凝
縮器221の冷媒吐出側の右側用冷媒配管62に設けられ、
右側用冷媒配管62内の冷媒圧力が設定値以上に上昇する
ことによりONする右側用圧力スイッチである。978は左
側用冷媒圧縮機11の冷媒流入側の左側用冷媒配管61に設
けられ、左側用冷媒圧縮機11へ流入する冷媒の圧力が設
定値以上に上昇することによりONする左側用高圧スイッ
チである。979は左側用冷媒圧縮機11の冷媒吐出側の左
側用冷媒配管61に設けられ、左側用冷媒圧縮機11の吐出
する冷媒の圧力が設定値以下に下がることによりONする
左側用低圧スイッチである。980は右側用冷媒圧縮機12
の冷媒流入側の右側用冷媒配管62に設けられ、右側用冷
媒圧縮機12へ流入する冷媒の圧力が設定値以上に上昇す
ることによりONする右側用高圧スイッチである。981は
右側用冷媒圧縮機12の冷媒吐出側の右側用冷媒配管62に
設けられ、右側用冷媒圧縮機12の吐出する冷媒の圧力が
設定値以下に下がることによりONする右側用低圧スイッ
チである。982は、車両乗員により操作されるメインス
イッチで、非導通のOFF接点、ブロワモータ930〜937の
供給電流の設定を行う接点L、接点M1、接点M2、接点H
を備えている。またメインスイッチ982は、接点L、
M1、M2、Hのいずれに設定されても導通され、左側用ク
ーラ制御回路901および右側用クーラ制御回路902を通電
する接点Cを有している。983は、車両乗員に操作さ
れ、左側用クーラ制御回路901および右側用クーラ制御
回路902を通電するクーラスイッチである。984は、車両
乗員により操作されて換気制御回路903を通電し、換気
用モータ944を駆動する換気スイッチである。985は、車
両乗員により操作される車両の室内ライトスイッチであ
る。986はオルタネータの発電周波数によりエンジンの
アイドリング時を検出するオルタネータ端子である。
メインスイッチ982をC接点が導通されるよう設定し、
クーラスイッチ983をONすることによりクーラランプ927
が点灯し、左側用クーラ制御回路901および右側用クー
ラ制御回路902が作動する。
左側用クーラ制御回路901はコントロールボリウム949に
より設定された温度と車両左側温度測定用の左側用室内
温度検出サーミスタ970の検出した車室内左側の温度と
を比較し、左側用室内温度検出サーミスタ970の検出し
た温度の方が高くなっていれば継電器968を通電し、左
側用マグネットコイル914を通電させ、左側用冷凍サイ
クル100を作動させる。左側用冷媒圧縮機11へ流入する
冷媒の圧力が所定値よりも高圧とされると、左側用高圧
スイッチ978がONされ、左側用圧力異常ランプ928を点灯
すると共に継電器968をOFFし、左側用冷凍サイクル100
の作動を停止させる。左側用冷媒圧縮機11の吐出する冷
媒の圧力が所定値よりも低圧とされると、左側用低圧ス
イッチ979がONされ、左側用圧力異常ランプ928を点灯す
ると共に継電器968をOFFし、左側用冷凍サイクル100の
作動を停止させる。左側用冷媒蒸発器41の左側用冷気出
口741側に設けられた左側用霜検出サーミスタ972の検出
温度が設定温度(例えば2℃〜3℃)より低くされると
左側用冷媒蒸発器41に霜が発生したと判断し、継電器96
8をOFFし、左側用冷凍サイクル100の作動を停止させ
る。
右側用クーラ制御回路902はコントロールボリウム949に
より設定された温度と、車両右側の温度測定用の右側用
室内温度検出サーミスタ971の検出した車室内右側の温
度とを比較し、右側用室内温度検出サーミスタ971の検
出した温度の方が高くなっていれば継電器969を通電
し、右側用マグネットコイル915を通電させ、右側用冷
凍サイクル200を作動させる。右側用冷媒圧縮機12へ流
入する冷媒の圧力が所定値よりも高圧とされると、右側
用高圧スイッチ980がONされ、右側用圧力異常ランプ929
を点灯すると共に継電器969をOFFし、右側用冷凍サイク
ル200の作動を停止させる。右側用冷媒圧縮機12の吐出
する冷媒の圧力が所定値よりも低圧とされると、右側用
低圧スイッチ981がONされ、右側用圧力異常ランプ929を
点灯すると共に継電器969をOFFし、右側用冷凍サイクル
200の作動を停止させる。右側用冷媒蒸発器42の左側用
冷気出口742側に設けられた右側用霜検出サーミスタ973
の検出温度が設定温度より低くされると、右側用冷媒蒸
発器42に霜が発生したと判断し、継電器969をOFFし、右
側用冷凍サイクル200の作動を停止させる。
室内ライトスイッチ985がONされ、オルタネータ端子986
がオルタネータの発電周波数によりエンジンのアイドリ
ング時を検出して継電器968および969を例えば10秒間通
電し、左側用冷凍サイクル100および右側用冷凍サイク
ル200を作動させることにより冷媒中に含まれるオイル
を攪拌し、冬期などのメンテナンスを行う。
換気制御回路903は、換気スイッチ984を操作することに
より換気用モータ944を駆動させ、図示しない外気導入
ダンパの開閉を行う。
左側用冷媒蒸発器用送風機411、412、413、414および右
側用冷媒蒸発器用送風機421、422、423、424の送風能力
を切換えるべく設けられたメインスイッチ982のL端
子、M1端子、M2端子、H端子の各設定ポジションと、左
側用冷媒蒸発器用送風機411、412、413、414および右側
用冷媒蒸発器用送風機421、422、423、424のブロワモー
ター930〜937の通電制御を行う継電器950〜959との通電
関係を次の表1に示す。
表1において、○は通電を示し、余白は非通電を示す。
左側用冷媒蒸発器用送風機411、412、413、414および右
側用冷媒蒸発器用送風機421、422、423、424の送風能力
の切換を第7図を用いて説明する。
メインスイッチ982がL端子に設定されているとき、 (a1)および(a2)に示す如く、並列結線されたブロワ
モータ930、931と、抵抗体945と、並列結線されたブロ
ワモータ932、933と、抵抗体946とが直列に接続される
と共に、並列結線されたブロワモータ934、935と、抵抗
体947と、並列結線されたブロワモータ936、937と、抵
抗体948とが直列に接続される。これにより左側用冷媒
蒸発器用送風機411、412、413、414および右側冷媒蒸発
器用送風機421、422、423、424は最低速度で作動する。
メインスイッチ982がM1端子に接続されているとき、 (b1)および(b2)に示す如く、並列結線されたブロワ
モータ930、931と並列結線されたブロワモータ932、933
とが直列に接続されると共に、並列結線されたブロワモ
ータ934、935と並列結線されたブロワモータ936、937と
が直列に接続される。これにより左側用冷媒蒸発器用送
風機411、412、413、414および右側用冷媒蒸発器用送風
機421、422、423、424は第1中速で作動する。
メインスイッチ982がM2端子に設定されているとき、 (c1)および(c2)に示す如く、並列結線されたブロワ
モータ930、931と抵抗体945と、並列結線されたブロワ
モータ932、933と抵抗体946とが並列に接続されると共
に、並列結線されたブロワモータ934、935と抵抗体947
と、並列結線されたブロワモータ936、937と抵抗体948
とが並列に接続される。これにより左側用冷媒蒸発器用
送風機411、412、413、414および右側用冷媒蒸発器用送
風機421、422、423、424は上記左側用中速より一段と速
い第2中速で作動する。
メインスイッチ982がH端子に接続されているとき、 (d1)および(d2)に示す如く、並列結線されたブロワ
モータ930、931と並列結線されたブロワモータ932、933
とが並列に接続されると共に、並列結線されたブロワモ
ータ934、935と並列結線されたブロワモータ936、937と
が直列に接続される。これに左側用冷媒蒸発器用送風機
411、412、413、414および右側用冷媒蒸発器用送風機42
1、422、423、424は高速回転で作動する。
第1冷媒凝縮器用送風機214、215、216および第2冷媒
凝縮器用送風機224、225、226の送風能力の切換は、左
側用冷媒凝縮器21および右側用冷媒凝縮器22の冷媒吐出
側の冷媒圧力を検出する左側用圧力スイッチ976および
右側用圧力スイッチ977と継電器961〜967とにより行わ
れる。
左側用圧力スイッチ976と右側用圧力スイッチ977が共に
OFFされるとき、 第7図の(e1)に示す如く、並列結線されたブロワモー
タ938〜940と並列結線されたブロワモータ941〜943とが
直列結線されて送風能力が弱くされる。
左側用圧力スイッチ976あるいは右側用圧力スイッチ977
の少なくともいずれか一方がONされるとき、 第7図の(e2)に示す如く、並列結線されたブロワモー
タ938〜940と並列結線されたブロワモータ941〜943とが
並列結線されて送風能力が強くされる。
つぎに上記実施例の作動を説明する。
メインスイッチ982をOFF端子以外に設定する。
左側用冷媒蒸発器用送風機411、412、413、414および右
側用冷媒蒸発器用送風機421、422、423、424は、メイン
スイッチ982の各設定状態に応じた送風能力とされる。
メインスイッチ982をOFF端子以外に設定すると共に、ク
ーラスイッチ983をONする。
第1冷媒凝縮器用送風機214、215、216および第2冷媒
凝縮器用送風機224、225、226は、左側用マグネットコ
イル914または右側用マグネットコイル915が通電される
ことにより作動し、左側用冷媒凝縮器21および右側用冷
媒冷媒凝縮器22の冷媒吐出側に設けられた左側用圧力ス
イッチ976および右側用圧力スイッチ977の設定状態に応
じた送風能力とされる。
車室内の冷房能力の設定を行うコントロールボリウム94
9の設定温度より車室内左側の温度を検出する左側用車
室内温度検出サーミスタ970の測定温度の方が高い時、
左側用クーラ制御回路901の作動により継電器968および
左側用マグネットコイル941を通電し、左側用電磁クラ
ッチ111が係合し、エンジンの回転トルクを左側用冷媒
圧縮機11に伝達する。これにより左側用冷媒圧縮機11は
冷媒の吸入、圧縮、吐出を行う。左側用冷媒圧縮機11か
ら吐出された冷媒は左側用冷媒凝縮器21へ流入し、ここ
で冷媒は第1冷媒凝縮器用送風機214、215、216により
外気と強制的に熱交換して凝縮液化され、左側用レシー
バ511および左側用ドライヤ521で液相の凝縮冷媒とされ
る。この凝縮冷媒は左側用減圧装置31で断熱膨脹されて
低温冷媒となり、左側用冷媒蒸発器41で熱吸収して蒸発
し、その後再び左側用冷媒圧縮機11に吸入され、左側用
室内温度検出サーミスタ970の測定温度がコントロール
ボリウム949と同じとされるまで上記サイクルを繰り返
す。一方、左側用冷媒蒸発器用送風機411、412、413、4
14の作動により冷却用外気導入口731あるいは冷却用内
気導入口732より吸入された空気が左側用冷媒蒸発器41
で冷却され、左側用冷気出口741を介して左側の冷風ダ
クト81に流入し、冷風ダクト81に設けられた各冷風吹出
口より車室左側を冷却する。
車室内の冷房能力の設定を行うコントロールボリウム94
9の設定温度より車室内右側の温度を検出する右側用室
内温度検出サーミスタ971の測定温度の方が高い時、右
側用クーラ制御回路902の作動により継電器969および右
側用マグネットコイル915を通電し、右側用電磁クラッ
チ122が係合し、エンジンの回転トルクを右側用冷媒圧
縮機12に伝達する。これにより右側用冷媒圧縮機12は冷
媒の吸入、圧縮、吐出を行う。右側用冷媒圧縮機12から
吐出された冷媒は右側用冷媒凝縮器22へ流入し、ここで
冷媒は第2冷媒凝縮器用送風機224、225、226により外
気と熱交換して凝縮液化され、右側用レシーバ512およ
び右側用ドライヤ522で液相の凝縮冷媒とされる。この
凝縮冷媒は右側用減圧装置32で断熱膨脹され低温冷媒と
なり、右側用冷媒蒸発器42で熱吸収して蒸発し、その後
再び右側用冷媒圧縮機12に吸入され、右側用室内温度検
出サーミスタ971の測定温度がコントロールボリウム949
と同じとされるまで上記サイクルを繰り返す。一方、右
側用冷媒蒸発器用送風機421、422、423、424の作動によ
り冷却用外気導入口731あるいは冷却用内気導入口732よ
り吸入された空気が右側用冷媒蒸発器42で冷却され、右
側用冷気出口742を介して右側冷風ダクト82に流入し、
右側冷風ダクト82に設けられた各冷風吹出口より車室右
側を冷却する。
上記実施例では、第1冷媒凝縮器と第2冷媒凝縮器、第
3冷媒凝縮器と第4冷媒凝縮器をそれぞれ異なった冷凍
サイクルに適用した例を示したが、1つの冷凍サイクル
あるいは3つ以上の冷凍サイクルに適用しても良い。ま
た第1冷媒凝縮器、第2冷媒凝縮器、第3冷媒凝縮器、
第4冷媒凝縮器の接続手段は直列、並列あるいはこれら
を組合せるなどして用いても良い。
上記実施例では左側用冷凍サイクルおよび右側用冷凍サ
イクルの作動を車室左側の温度と設定温度および車室右
側の温度と設定温度により左側用冷媒圧縮機、右側用冷
媒圧縮機の電磁クラッチを制御し、冷媒の流量を制御す
る例を示したが、他に例えば左側用冷媒圧縮機および右
側用冷媒圧縮機に多気筒式の冷媒圧縮機を適用し、左側
用温度検出手段および右側用温度検出手段の出力により
それぞれの冷媒圧縮機の気筒数を可変させるなどの圧縮
機容量可変手段、あるいは冷媒圧縮機の冷媒吸入側に可
変式の冷媒絞り弁を設けるなど、他の手段を用いて冷媒
流量を制御させても良い。
上記実施例では冷却用空気を左側用冷媒蒸発器と強制的
に熱交換させ、熱交換後の冷気を吐出する左側用冷媒蒸
発器用送風機と、冷却用空気を右側用冷媒蒸発器と強制
的に熱交換させ、熱交換後の冷気を吐出する右側用冷媒
蒸発器用送風機とを備えた例を示したが、左側用冷媒蒸
発器用送風機、右側用冷媒蒸発器用送風機を共通に設け
ても良い。
上記実施例では冷却用空気導入口に冷却用内気導入口と
冷却用外気導入口とを有した例を示したが、冷却用内気
導入口のみ設けても良い。
上記実施例では左側用温度検出手段および右側用温度検
出手段に、温度変化によって電気抵抗値が変わる半導体
であるサーミスタを適用した例を示したが、熱電対など
他の感温素子を設けても良い。
上記実施例では、左側用冷凍サイクルおよび右側用冷凍
サイクルの冷媒流通方向が一方向のみの冷凍サイクルの
例を示したが、冷媒の流通方向を逆転させる電磁四方弁
などを設けてクーラーサイクルとヒートサイクルとを切
換えるよう設け、上記の如く制御して用いても良い。
本実施例ではクーリングユニットとコンデンシングユニ
ットの配置をクーリングユニットを前側に、コンデンシ
ングユニットを後側に配置した例を示したが、他にコン
デンシングユニットを前側に、クーリングユニットを後
側に配置したり、コンデンシングユニットとクーリング
ユニットとを車両進行方向に対し左右に配置しても良
い。コンデンシングユニットとクーリングユニットとを
1つのケース内に納める構成としたが、コンデンシング
ユニット、クーリングユニットをそれぞれ別々のケース
に収納して取付けても良い。また左側用冷媒蒸発器を収
納するクーラーケース、右側用冷媒蒸発器を収納するク
ーラーケース、左側用冷媒凝縮器を収納するクーラーケ
ースおよび右側用冷媒凝縮器を収納するクーラーケース
をそれぞれ別体に設けたり、あるいは上記機能部品をそ
れぞれ収納するクーラーケースを組合せてそれぞれ別体
に設けても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車両用屋上装着型冷房装置をバス車両
に取付けた状態を示す概略斜視図、第2図は本発明に適
用される車両用屋上装着型冷房装置の冷媒回路図、第3
図はクーリングユニットおよびコンデンシングユニット
を示すパッケージタイプの車両用屋上装着型冷房装置の
機能部品の配置図、第4図は車両用屋上装着型冷房装置
の外観上面図、第5図は第4図に示すA1−A1線に沿う断
面図、第6図は本実施例にかかる車両用屋上装着型冷房
装置を制御する電気回路図、第7図は第1冷媒凝縮器用
送風機、第2冷媒凝縮器用送風機、左側用冷媒蒸発器用
送風機、右側用冷媒蒸発器用送風機の作動説明図であ
る。 図中 7……クーラーケース、31……左側用減圧装
置、32……右側用減圧装置、41……左側用冷媒蒸発器、
42……右側用冷媒蒸発器、81……左側の冷風ダクト、82
……右側の冷風ダクト、100……左側用冷凍サイクル、2
00……右側用冷凍サイクル、211……第1冷媒凝縮器、2
12……第2冷媒凝縮器、221……第3冷媒凝縮器、222…
…第4冷媒凝縮器、214、215、216……第1冷媒凝縮器
用送風機、224、225、226……第2冷媒凝縮器用送風
機、411、412、413、414……左側用冷媒蒸発器用送風
機、421、422、423、424……右側用冷媒蒸発器用送風
機、711、712、713……凝縮器用冷却空気導入口、721、
722、723、724、725、726……凝縮器用冷却空気出口、7
21A、722A、723A、724A、725A、726A……静翼、731……
冷却用外気導入口、732……冷却用内気導入口、741……
左側用冷気出口、742……右側用冷気出口、A……クー
リングユニット、B……コンデンシングユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷却用空気導入口および冷気出口を備えた
    ハウジング内に冷媒蒸発器と冷媒蒸発器用送風機とを納
    めたクーリングユニットと、 凝縮器用冷却空気導入口と凝縮器用冷却空気出口を備え
    たハウジング内に冷媒凝縮器と冷媒凝縮器用送風機とを
    納めたコンデンシングユニットとをケース内に納めた車
    両用屋上装着型冷房装置において、 前記冷媒凝縮器は、第1冷媒凝縮器、第2冷媒凝縮器、
    第3冷媒凝縮器、第4冷媒凝縮器からなり、 前記第1冷媒凝縮器と第2冷媒凝縮器の間に第1冷媒凝
    縮器用送風機を配設し、 前記第3冷媒凝縮器と第4冷媒凝縮器の間に第2冷媒凝
    縮器用送風機を配設し、 前記第1冷媒凝縮器、第2冷媒凝縮器、第3冷媒凝縮
    器、第4冷媒凝縮器は、それぞれの長辺が車両進行方向
    とされるよう配設すると共に、車両横方向に並べられ、 前記凝縮器用冷却空気出口は、熱交換後の空気を前記凝
    縮器用冷却空気導入口と干渉しない方向に吹き出させる
    静翼を備える ことを特徴とする車両用屋上装着型冷房装置。
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