JPH07252166A - 徐放性製剤 - Google Patents

徐放性製剤

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JPH07252166A
JPH07252166A JP24669694A JP24669694A JPH07252166A JP H07252166 A JPH07252166 A JP H07252166A JP 24669694 A JP24669694 A JP 24669694A JP 24669694 A JP24669694 A JP 24669694A JP H07252166 A JPH07252166 A JP H07252166A
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JP
Japan
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sustained
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preparation
release
maxadilan
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JP24669694A
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Takashi Yoshimoto
高志 吉本
Masahiro Tajima
正裕 田島
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薬物の放出を任意に調節できる徐放性製剤を
提供する。 【構成】 水溶性高分子、油脂又はろう類、脂肪酸を担
体に含み、これに生理活性物質を配合してなる徐放性製
剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセルロース骨格を有する
水溶性高分子、油脂又はろう類、脂肪酸を含む担体と生
理活性ペプチドを含む徐放性製剤に関する。そして、糖
類を更に加えることによつて徐放速度を速めることがで
きる製剤に関する。
【0002】特にこの製剤を体内に埋め込むことによ
り、静脈内投与や局所投与等によつては治療効果の期待
できない病態に対し効果を示すことの出来る体内埋め込
み型の徐放性製剤、具体的には脳内埋め込み型の徐放性
製剤に関する。
【0003】
【従来の技術】医薬品を生体内に投与した場合に、生体
内での医薬品の溶出を制御し、吸収を調節する徐放性製
剤は古くから検討されている。例えば薬物を種々の被膜
で被覆する方法、あるいは薬物をワックスまたは高分子
のマトリックス中に包含させる方法等が知られている。
【0004】そして、脳内疾患治療における静脈内薬物
投与は血液脳関門により脳内への薬物の移行が妨げられ
ている。また、脳内への薬物直接投与法としては手術時
にカテーテルを留置して脳内に持続的に薬物を送る方法
があるが装置が高価である上に感染の危険性も大である
ので信頼性のある方法とは言い難い。
【0005】また、クモ膜下出血後に起こる遅発性脳血
管攣縮では病態が遅れて発症する上に持続的であるため
薬物投与にカテーテルを挿入する方法や静脈内に継続投
与する方法が用いられている。しかしながら今だ確実な
治療効果を得る方法は開発されていないのが現状であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような状況におい
て、薬物放出開始時期とその放出期間が調整できる製
剤、例えば、投与後1日以上経過後薬物放出が開始さ
れ、しかも薬物放出が5日以上もの長期にわたつて持続
するような製剤は投与回数を減らす上で好ましいが、い
ままでは存在しなかつた。
【0007】キチンおよび/またはキトサンとカルボキ
シビニルポリマーを利用した徐放性担体が提案されてい
るが、これは天然物を原料とするために、原料の調達の
確実性が欠ける難点がある。そしてその効果も投与後3
時間程であらわれ、しかも1日も持続しないため、効果
の調節には物足りないものである。
【0008】上記の事情からわかるように、原料の入手
が確実で、簡単に調製できかつ十分な徐放性が得られ、
しかも放出開始時期を調節でき、しかも長期にわたつて
薬物を放出することのできる徐放性製剤の開発が望まれ
ていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らが鋭意
研究した結果、セルロース骨格を有する水溶性高分子、
油脂又はろう類と脂肪酸を含む担体を使用すると製剤の
徐放性が得られることがわかつた。更にはこれに糖類を
加えることにより、薬物放出速度をいかようにも(遅く
にも速くにも)調整でき、その上薬物の10日以上にも
わたる持続放出が可能となることを見出し、本発明を完
成するに至つた。
【0010】すなわち、本発明により、 1 セルロース骨格を有する水溶性高分子、油脂又はろ
う類と脂肪酸を含む担体に生理活性物質を含有させたこ
とを特徴とする徐放性製剤、 2 糖類を加えてなる1に記載の徐放性製剤、 3 生理活性物質が生理活性ペプチドである1又は2に
記載の徐放性製剤、 4 生理活性ペプチドがカルシトニン遺伝子関連ペプチ
ドである3に記載の徐放性製剤、 5 生理活性ペプチドがマキサディランである3に記載
の徐放性製剤、 6 マキサディランが天然型マキサディランである5に
記載の徐放性製剤、 7 マキサディランが修飾型マキサディランである5に
記載の徐放性製剤、 8 セルロース骨格を有する水溶性高分子がヒドロキシ
プロピルセルロースである1ないし7のいずれか1項に
記載の徐放性製剤、 9 油脂が硬化油である1ないし8のいずれか1項に記
載の徐放性製剤、 10 脂肪酸がステアリン酸である1ないし9のいずれ
か1項に記載の徐放性製剤、 11 糖類がラクトースである2ないし10に記載の徐
放性製剤、が提供される。
【0011】本発明において用いられるセルロース骨格
を有する水溶性高分子とは、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース等である。それらのうちヒドロキシプロ
ピルセルロースが好ましい。そしてその配合量は制限的
ではなく、放出開始時間及び放出持続時間を考慮して定
められるが、一般的に、製剤の総重量に基づき、10重
量%−90重量%、好ましくは40重量%−60重量%
である。
【0012】油脂又はろう類としては硬化油、カカオ
脂、牛脂、豚脂、蜜ロウ、カルウナバロウ、白ロウ等が
用いられる。それらのうち硬化油が好ましい。そしてそ
の配合量は制限的ではなく、これも放出開始時間及び放
出持続時間を考慮して定められるが、一般的に、製剤の
総重量に基づき、1重量%−30重量%、好ましくは1
0重量%−20重量%である。
【0013】脂肪酸としてはステアリン酸、ラウリン
酸、ミリスチン酸、イソステアリン酸、パルミチン酸、
ベヘニン酸等の炭素数12−22飽和または不飽和のカ
ルボン酸が用いられる。それらのうちステアリン酸が好
ましい。そしてその配合量は制限的ではなく、これも放
出開始時間及び放出持続時間を考慮して定められ、一般
的に、製剤の総重量に基づき、1重量%−30重量%、
好ましくは10重量%−20重量%である。
【0014】生理活性物質としては、なんら制限されな
いが、例えば、アドレナリン、アブシジン酸、アルギニ
ンバソトシン、アンギオテンシノーゲン、アンギオテン
シン、アンギオテンシン1変換酵素、胃液抑制ポリペプ
チド、インシュリン、インシュリン様成長因子、S因
子、エリスロポエチン、黄体形成ホルモン、黄体形成ホ
ルモン放出ホルモン、黄体ホルモン、オキシトシン、2
−オクチル−γ−ブロモアセトアセテート、オータコイ
ド、ガストリン、ガストリン分泌促進ペプチド、ガスト
ロン、活性型ビタミンD3、カリジン、カルシトニン、
カルシトニン遺伝子関連ペプチド、キニノーゲン、胸腺
ホルモン、グルカゴン、グルココルチコイド、血管作用
性小腸ペプチド、血漿カリクレイン、血清因子、血糖上
昇ホルモン、甲状腺刺激ホルモン、甲状腺刺激ホルモン
放出ホルモン、甲状腺ホルモン、黒色素胞刺激ホルモ
ン、黒色素胞刺激ホルモン放出ホルモン、黒色素胞刺激
ホルモン放出抑制ホルモン、コルチコトロピン様中葉ペ
プチド、ウロキナーゼ、コレシストキニンオクタペプチ
ド、コレシストキニンテトラペプチド、コレシストキニ
ンバリアント、コレシストキニン−12、コレシストキ
ニンパンクレオチミン、コレシストキニン、細胞増殖因
子、サブスタンスP、雌性ホルモン、脂肪動員ホルモ
ン、繊毛膜性生殖腺刺激ホルモン、神経成長因子、膵ポ
リペプチド、生殖巣刺激物質、生殖腺刺激ホルモン、成
長ホルモン、成長ホルモン放出因子、セクレチン、セル
レイン、セロトニン、腺維芽細胞成長因子、腺性カリク
レイン、ソマトスタチン、ソマトメジンA、B、体色黒
化・赤化ホルモン、胎盤性ラクトゲン、チモシン、チモ
ポイエチン、チログロブリン、トラウマチン酸、内皮細
胞成長因子、軟体動物性心臓興奮性神経ペプチド、ニユ
ーロテンシン、妊馬血清性生殖腺刺激ホルモン、脳ホル
モン、ノルアドレナリン、バソプレッシン、発情ホルモ
ン、ヒスタミン、表皮細胞成長因子、副甲状腺ホルモ
ン、副甲状腺刺激ホルモン、副腎皮質刺激ホルモン放出
因子、副腎皮質ホルモン、PACAP、ブラジキニン、
ブラジキニン様ペプチド、プロインシュリン、プロオピ
オメラノコルチン、プロスタグランジン、プロPTH、
プロラクチン、プロラクチン放出ホルモン、プロラクチ
ン放出抑制ホルモン、フロリゲン、閉経婦人尿生殖腺刺
激ホルモン、ボンベジン、マキサディラン、ミネラルコ
ルチコイド、明順応ホルモン、メチオニルリジルブラジ
キニン、1−メチルアデニン、メラトニン、モチリン、
雄性ホルモン、利尿ホルモン、リポトロピン、レニン、
レラクシン、濾胞成熟ホルモン等が用いられる。
【0015】その配合量は使用薬物と使用目的によりこ
となるが、一般的に、製剤の総重量に基づき、0.00
01重量%−30重量%である。
【0016】上記例示化合物におけるマキサディラン
(Maxadilan)としては、E.A.Lernerらの Internation
al Patent Publication No.WO 91/00293に記載
の血管拡張性のタンパク質、その類似体、あるいは活性
フラグメントを挙げることができる。本発明においては
これを天然型マキサディランと呼ぶ。
【0017】また、他のマキサディランとしては修飾型
マキサディランを挙げることができる。この修飾型マキ
サディランとしてはスナバエ(Lutzomyia longipalpi
s)の唾液腺に由来する血管拡張作用を有するタンパク
質の活性部位のアミノ酸配列を含有しているタンパク質
及び/又はペプチドであり、例えば、E.A.Lerner らの
J.Biol.Chem.,267:1063(1992)に記載
されているようなGIL修飾型マキサディランが挙げら
れる。
【0018】また、本発明に於いては、前記GIL修飾
型マキサディランの他に、別のアミノ酸配列を天然型マ
キサディランのN末端に有する修飾型マキサディラン、
例えば、M.Tajima らの U.S.P.Application No.0
8/102757に記載されている血管拡張性のタンパ
ク質、その類似体あるいは活性フラグメントを挙げるこ
とができる。そのなかでも次の構造式で表されるアミノ
酸配列を有するものが特に好ましい。
【0019】
【化1】
【0020】前記構造式で表される修飾型マキサディラ
ンはGly−Ser−Ile−Leu(G−S−I−
L)のアミノ酸配列を有するペプチドが天然マキサディ
ランのN末端に融合したものである。このような修飾型
マキサディランを本発明ではGSIL修飾型マキサディ
ランと呼ぶ。天然型マキサディランのN末端のアミノ酸
配列はCys−Asp−Ala−Thr(C−D−A−
T)であるから、GSIL修飾型マキサディランのN末
端のアミノ酸配列はGly−Ser−Ile−Leu−
Cys−Asp−Ala−Thr(G−S−I−L−C
−D−A−T)で表される。
【0021】このようなGSIL修飾型マキサディラン
は天然型マキサディランよりも高い生物学的活性を有
し、例えば皮膚紅斑反応におけるGSIL修飾型マキサ
ディランの生物学的活性は少なくとも天然型マキサディ
ランの10倍であることが確認されている。
【0022】本発明において用いられる修飾型マキサデ
ィランは、化学的に合成することも可能であるが、遺伝
子組換え技術を適用することによつて得ることができ
る。その方法において目的とする修飾型マキサディラン
を直接遺伝子組換えによつて生産してもよいが、修飾型
マキサディランのN末端にある種のペプチド、例えばト
ロンビン切断部位を有するペプチドが融合した修飾型マ
キサディラン融合タンパク質を得、ついでトロンピン切
断することにより目的とする修飾型マキサディランを得
ることができる。
【0023】糖類としてはシヨ糖、ラクトース、グルコ
ース、フラクトース、マルトース、デキストリン、トレ
ハロース、プルラン等が用いられる。これらのうちラク
トース、グルコースが好ましい。糖類の添加により徐放
速度が調整でき、多く配合すると放出速度が早まる。糖
類の配合量は制限的ではなく放出開始時間及び放出持続
時間を考慮して定められ、一般的に、製剤の総重量に基
づき、1重量%−40重量%、好ましくは10重量%−
30重量%である。
【0024】製剤化にあたつては、公知の製剤技術が適
用できる。そしてそのまま製剤化してもよいが、従来公
知の崩壊調整剤、安定剤、抗酸化剤、湿潤剤、結合剤、
滑沢剤等を加え、錠剤、丸剤、カプセル剤、液剤、軟骨
剤等に製剤化する。 かくして得られる生理活性物質含
有徐放性製剤は、体内、例えば、脳内に埋め込んでも使
用することができる画期的な製剤であるばかりか、従来
における経口投与、経腸投与、経皮投与等の方法にも用
いられる。しかも、この徐放性製剤は剤形を保ちながら
徐放するという特徴を有している。
【0025】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらにより制限されるものでは
なく、当業者において行われる変法、改良法も本発明の
範囲内に含まれることを理解しなければならない。
【0026】[実施例1] 徐放性製剤の製造(I) ステアリン酸10g、硬化油10gを混合し、これに
0.4%カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)
溶液2.0g(CGRP8mgに相等)とラクトース2
0gを加えて混合し、これにヒドロキシプロピルセルロ
ース60gを加える。これを十分混合した後、KBr錠
剤成型機(150kg、1分)で直径13mmの平板錠
剤を製造した。
【0027】[実施例2] 徐放性製剤の製造(II) ステアリン酸20g、硬化油20gを混合し、これに
0.4%カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)
溶液2.5g(CGRP10mgに相等)とラクトース
20gを加えて混合し、これにヒドロキシプロピルセル
ロース40gを加える。これを十分混合した後、コレク
ト(Correct)19K錠剤成型機(KIKUSUICLEAN PRES
S)で加圧成型した(6mmΦ×2mm)。
【0028】[実施例3] 徐放性製剤の製造(II
I) パルミチン酸15g、ミツロウ15gを混合し、これに
0.4%カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)
溶液2.0g(CGRP8mgに相等)を加えて混合
し、これにヒドロキシプロピルセルロース70gを加え
る。これを十分混合した後、コレクト(Correct)19
K錠剤成型機(KIKUSUI CLEAN PRESS)で加圧成型した
(6mmΦ×2mm)。
【0029】[実施例4] 徐放性製剤の製造(IV) ステアリン酸10g、硬化油10gを混合し、これに
0.4%カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)
溶液2.0g(CGRP8mgに相等)とグルコース2
0gを加えて混合し、これにヒドロキシプロピルセルロ
ース60gを加える。これに十分混合した後、コレクト
(Correct)19K錠剤成型機(KIKUSUI CLEAN PRESS)
で加圧成型した(6mmΦ×2mm)。
【0030】[実施例5] 薬物放出試験(I) ハルトマン液(ミドリ十字社製)5mlを15ml容チ
ューブに無菌的に入れる。その後、実施例1に得た錠剤
を同様に無菌的にいれ、37℃、120rpmで振とう
する。1、2、3、7、11、14日目にサンプリング
して高速液体クロマトグラフイーにて定量することによ
り薬剤放出量を求めた。その結果を図1に示す。
【0031】図中の番号は錠剤の崩壊状態を示し、その
意味するところは以下のとおりである。
【0032】崩壊状態1:変化なし。
【0033】2:20%の膨潤が見られる。
【0034】3:小さな亀裂がはいる。
【0035】4:大きな亀裂がはいる。
【0036】5:粉々になる。
【0037】[実施例6] 薬物放出試験(II) 実施例2に得た製剤も同様にテストし、その結果を図2
に示す。図中の番号の意味は前記に同じである。
【0038】[実施例7] 薬物放出試験(III) 実施例4に得た製剤も同様にテストし、その結果を図3
に示す。図中の番号の意味は前記に同じである。
【0039】高速液体クロマトグラフィー条件は以下の
とおりである。
【0040】検出器:UV 214nm 流速 :1.5ml/min 移動層: A:0.1%TFA B:0.085%TFA/アセトニトリル Bの初濃度20%で20分間で60%まで直線的に濃度
を変化させる。
【0041】カラム:資生堂製 CAPCELL PA
K SG300(6mm×35mm) 装置 :島津製作所 LC−6AD [実施例8] 徐放性製剤の製造(V) ステアリン酸10g、硬化油10gを混合し、これに
1.6%カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)
溶液2.5g(CGRP40mgに相当)とラクトース
20gを加えて混合し、これにヒドロキシプロピルセル
ロース60gを加える。これを十分混合した後、コレク
ト(Correct)19K錠剤成型機(KIKUSUICLEAN PRES
S)で加圧成型した(6mgΦ×2mm)。
【0042】[実施例9] 徐放性製剤の製造(VI) ステアリン酸10g、硬化油10gを混合し、これに1
0%カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)溶液
2.5g(CGRP250mgに相当)とラクトース2
0gを加えて混合し、これにヒドロキシプロピルセルロ
ース60gを加える。これを十分混合した後、コレクト
(Correct)19K錠剤成型機(KIKUSUICLEAN PRESS)
で加圧成型した(6mgΦ×2mm)。
【0043】[実施例10] 薬物放出試験(IV) 実施例2に得た錠剤を用いて、以下に示す方法にてウサ
ギ3匹による薬物放出効果に関する in vivo テストを
行つた。その結果を図4に示す。
【0044】[試験方法] <錠剤の脳への埋め込み方法>ペントバルビタール麻酔
後のウサギ(2.5〜3.0kg)をうつ伏せに固定し、
切開により後頭骨膜(硬膜)を暴露し、後頭骨をドリル
で削り、硬膜を更に広く暴露した。その後、硬膜、クモ
膜を8mm程度切開して、3匹の内2匹に実施例2の徐
放性製剤の錠剤を、1匹にプラセボの錠剤を埋め込み、
硬膜、筋肉、皮膚を縫合し、抗生物質を切開部位に適量
投与した。
【0045】上記ウサギより下記採取方法にて毎日脳脊
髄液を採取し、下記測定方法にて脳脊髄液中のCGRP
濃度(nM)を測定した。
【0046】<脳脊髄液採取法>ペントバルビタール麻
酔後の上記ウサギをうつ伏せに固定し、切開により後頭
骨膜(硬膜)を暴露し、後頭骨膜を切開し、そこより脳
脊髄液を採取した。
【0047】<脳脊髄液中の生理活性物質濃度の測定方
法>下記ラジオイムノアッセイ法により濃度を測定し
た。
【0048】測定用チューブにラベル化合物[2−(
125I-iodohistidyl10)CGRP]4000cpmを入れ、
これとは別に合成CGRP(Bachem 社製)を標準物質
として1、2、5、10、50、100、500、10
00fmolの標準溶液を100μlづつ作製した。テ
ストサンプル、標準溶液、水100μlの入つたチュー
ブに抗体(アマシヤム社製RPN1841を2mlに溶
かし、更に12.5mlに希釈したもの)を100μl
と、分析用緩衝液[50mMリン酸ナトリウム(pH
7.4)、0.3%ウシ血清アルブミン、10mMEDT
A]600μlを入れ、チューブのカバーを閉じて4℃
にて5日間静置した。チューブにデキストラン/活性炭
溶液[50mMリン酸ナトリウム(pH7.4)、0.2
5%ゼラチン、10mMEDTA]250μlを加え、
即座に20分間、2000×gで遠心分離を行つた。沈
殿と上清の両方をγ−カウンターで200秒間測定し、
標準物質溶液から得た標準曲線より脳脊髄液中の生理活
性物質(CGRP)の濃度を測定した。[実施例11]
血管拡張試験(I) 実施例8及び実施例9に得た錠剤及び生理活性ペプチド
であるカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)を
含有しない錠剤(プラセボの錠剤)を用いて、以下に示
す方法にて血管拡張試験を行つた。その結果を実施例8
の錠剤については図5に、実施例9の錠剤については図
6に示す。
【0049】[プラセボ錠剤の製造方法]カルシトニン
遺伝子関連ペプチド(CGRP)をヒドロキシプロピル
セルロースに置換する以外は実施例8の徐放性製剤の製
造(V)及び実施例9の徐放性製剤の製造(VI)と同
様の方法にてプラセボ用の徐放性製剤を製造した。
【0050】[血管拡張試験]ウサギは体重2.5〜3
kgのものを実施例8の錠剤については8匹、実施例9
の錠剤については7匹を用いて以下の手順で実験を行つ
た。
【0051】(1)ウサギ脳底動脈X線写真後、既知の
方法[I.Yamamoto et al.,J.Neurosrug,76,99
−105(1992)及び T.Asano et al,Br.J.Ph
armacol.,98,1091−1100(1989)]に
準じて、クモ膜下出血モデルを作製した。(Day 0) (2)24時間後(Day 1)、ペントバルビタールにて
麻酔し、後頭部を生中に沿つて後頭骨から第一頸椎まで
切開した。
【0052】(3)後頭骨、第一頸椎、後頭骨膜につい
ている筋肉を静脈を傷つけないようにメスで注意深く剥
離した。
【0053】(4)暴露した後頭骨を外科用ドリルにて
下部より2〜5mm程度削つた。
【0054】(5)その後、後頭骨膜をメスにて8〜1
0mm程度切開した。
【0055】(6)この部位より錠剤をピンセットにて
クモ膜下内に入れた。
【0056】(7)錠剤挿入後、絹糸にて後頭骨膜を縫
合した。
【0057】(8)縫合後に沿つて、アロンアルファ
(登録商標)で更に傷口を塞いだ。
【0058】(9)その後、絹糸にて筋肉、皮膚を縫合
し、抗生物質を適量投与した。
【0059】(10)投与直後〜5日目(Day 6)まで
毎日血管撮影により血管径を評価した。
【0060】[比較例1] 薬物放出試験(V)及び血
管拡張試験(II) 上記(1)に於ける既知の方法に準じた大槽穿刺法によ
つて、ウサギ1匹に比較例としてカルシトニン遺伝子関
連ペプチド(CGRP)水溶液を投与し、実施例10と
同様の方法にて経時的に脳脊髄液中のカルシトニン遺伝
子関連ペプチド(CGRP)濃度(nM)を経時的に測
定した。その結果を図7に示す。
【0061】また、同じく上記(1)の既知の方法に準
じた大槽穿刺法によつてクモ膜下出血後明らかに脳底動
脈の攣縮が認められたウサギモデル(CGRP水溶液に
ついては2匹、蒸溜水については4匹)に、比較例とし
てカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)水溶液
及び蒸溜水を投与し、実施例11と同様の方法にて血管
径を評価した。結果を図8に示した。
【0062】[実施例12] 徐放性製剤の製造(VI
I) ステアリン酸10g、硬化油10gを混合し、これに
0.6%の前記構造式にて表されるGSIL修飾型マキ
サディラン溶液2.5g(GSIL修飾型マキサディラ
ン15mgに相当)とラクトース20gを加えて混合
し、これにヒドロキシプロピルセルロース60gを加え
る。これを十分混合した後、コレクト(Correct)19
K錠剤成型機(KIKUSUI CLEAN PRESS)で加圧成型し、
粉砕・混合して再び同成型機で加圧成型した(6mmΦ
×2mm)。
【0063】[実施例13] 徐放性製剤の製造(VI
II) ステアリン酸10g、硬化油10gを混合し、これに
1.0%の前記構造式にて表されるGSIL修飾型マキ
サディラン溶液2.5g(GSIL修飾型マキサディラ
ン25mgに相等)とラクトース20gを加えて混合
し、これにヒドロキシプロピルセルロース60gを加え
る。これを十分混合した後、コレクト(Correct)19
K錠剤成型機(KIKUSUI CLEAN PRESS)で加圧成型し、
粉砕・混合して再び同成型機で加圧成型した(6mmΦ
×2mm)。
【0064】[実施例14] 徐放性製剤の製造(I
X) ステアリン酸10g、硬化油10gを混合し、これに1
0%の前記構造式にて表されるGSIL修飾型マキサデ
ィラン溶液2.5g(GSIL修飾型マキサディラン2
50mgに相等)とラクトース20gを加えて混合し、
これにヒドロキシプロピルセルロース60gを加える。
これを十分混合した後、コレクト(Correct)19K錠
剤成型器(KIKUSUI CLEAN PRESS)で加圧成型し、粉砕
・混合して再び同成型機で加圧成型した(6mmΦ×2
mm)。
【0065】[実施例15] 徐放性製剤の製造(X) パルミチン酸15g、ミツロウ15gを混合し、これに
0.4%の前記構造式にて表されるGSIL修飾型マキ
サディラン溶液3.0g(GSIL修飾型マキサディラ
ン10mgに相等)を加えて混合し、これにヒドロキシ
プロピルセルロース70gを加える。これを十分混合し
た後、コレクト(Correct)19K錠剤成型機(KIKUSUI
CLEAN PRESS)で加圧成型した(6mmΦ×2mm)。
【0066】[実施例16] 薬物放出試験(VI) 実施例12に得た製剤を薬物放出試験(I)と同様の方
法にてテストし、その結果を図9に示す。図中の番号意
味は前記に同じである。
【0067】[実施例17] 薬物放出試験(VII) 実施例13に得た製剤を薬物放出試験(I)と同様の方
法にてテストし、その結果を図10に示す。図中の番号
意味は前記に同じである。
【0068】[実施例18] 薬物放出試験(VII
I) 実施例14に得た製剤を薬物放出試験(I)と同様の方
法にてテストし、その結果を図11に示す。図中の番号
意味は前記に同じである。
【0069】[実施例19] 血管拡張試験(III) 実施例13に得た錠剤及び生理活性ペプチドである前記
構造式で表されるGSIL修飾型マキサディランを含有
しない錠剤(プラセボ錠剤)を用いて、実施例11に記
載の方法と同様にて血管拡張試験を行つた。その結果を
図12に示す。なお、プラセボ錠剤はGSIL修飾型マ
キサディランをヒドロキシプロピルセルロースに置換す
る以外は実施例13と同様の方法にてプラセボ用の錠剤
を製造した。
【0070】[実施例20] 薬物放出試験(IX) 実施例2に得た錠剤を用いて、以下に示す方法にて薬物
放出効果に関する invivo テストを行つた。尚、本薬物
放出試験においては、ウサギを30匹(Normal,day
1,day2,day3,day4,day5用として各々5匹ず
つ)用いた。その結果を図13に示す。
【0071】[試験方法] <錠剤の脳への埋め込み方法>ペントバルビタール麻酔
後のウサギ(2.5〜3.0kg)をうつ伏せに固定し、
切開により後頭骨膜(硬膜)を暴露し、後頭骨をドリル
で削り、硬膜を更に広く暴露した。その後、硬膜、クモ
膜を8mm程度切開して、25匹のウサギに実施例2の
徐放性製剤の錠剤を埋め込み、硬膜、筋肉、皮膚を縫合
し、抗生物質を切開部位に適量投与した。また、錠剤を
埋め込まないウサギを別に5匹用意した。
【0072】上記の錠剤を埋め込んだウサギを用いて下
記採取方法にて、錠剤埋め込み後1日目(day1)、2
日目(day2)、3日目(day3)、4日目(day4)、
5日目(day5)に、それぞれの日につき各々ウサギ5
匹より、脳脊髄液(CSF)を採取し、下記測定方法に
て脳脊髄液(CSF)中のCGRP濃度(nM)を測定
した。また、錠剤を埋め込んでいないウサギ(Normal)
5匹についても、脳脊髄液(CSF)を採取し、同様に
CGRP濃度を測定した。
【0073】<ウサギ脳脊髄液(CSF)中のCGRP
濃度測定法> 1.脳脊髄液(CSF)採取日にペントバルビタール
(50mg/kg)で麻酔をかけた。
【0074】2.麻酔後、あおむけにして気管を暴露し
挿管チューブを気管内に固定した。 3.そのままの状態でアゴの下より血管に注意しながら
脳幹部に向かつて切開を進めた。
【0075】4.硬膜に達したところで注意深く切開を
し、クモ膜を暴露した。
【0076】5.血液が混入しないように22Gの針を
クモ膜下腔内に刺し、脳底動脈付近の脳脊髄液(CS
F)を吸引し、採取した。
【0077】6.採取後、即座に−20℃で凍結し保存
した。
【0078】7.保存サンプルを溶解後、実施例10に
記載のラジオイムノアッセイと同様の方法にて、錠剤を
埋め込んでいないウサギ(Normal)をコントロールとし
てCGRP濃度(nM)を測定した。
【0079】[実施例21] 徐放性製剤(錠剤)の消
失効果試験(I) 実施例2に得た錠剤を用いて、以下に示す方法にて脳内
における徐放性製剤(錠剤)の消失効果に関する in vi
vo テストを行つた。尚、この試験においては、ウサギ
を18匹(1日目、2日目、3日目、4日目、5日目、
10日目、1ケ月目、3ケ月目、6ケ月目用として各々
2匹ずつ)用いた。結果を以下に示す。 [試験方法] <錠剤の脳への埋め込み方法>ペントバルビタール麻酔
後のウサギ(2.5〜3.0kg)をうつ伏せに固定し、
切開により後頭骨膜(硬膜)を暴露し、後頭骨をドリル
で削り、硬膜を更に広く暴露した。その後、硬膜、クモ
膜を8mm程度切開して、18匹のウサギに実施例2の
徐放性製剤の錠剤を埋め込み、硬膜、筋肉、皮膚を縫合
し、抗生物質を切開部位に適量投与した。
【0080】<測定方法及び評価基準>上記ウサギを錠
剤埋め込み後1日目、2日目、3日目、4日目、5日
目、10日目、1ケ月目、3ケ月目、6ケ月目に、それ
ぞれの日につき各々ウサギ2匹を、開頭手術により錠剤
を埋め込んだ位置を暴露し目視による観察を行つた。
尚、評価基準は以下の基準に従つた。
【0081】− :ほとんど消失していない。
【0082】+ :錠剤の半分位が消失している。
【0083】++ :錠剤のほとんどが消失している。
【0084】+++:完全に錠剤が消失している。
【0085】 <試験結果> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 錠剤を埋め込んだ日からの日数 錠剤の消失の評価 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1日目 − 2日目 − 3日目 −〜+ 4日目 + 5日目 + 10日目 + 1ケ月目 ++ 3ケ月目 +++ 6ケ月目 +++ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ この徐放性製剤(錠剤)の消失効果試験を行つていた期
間に死亡したウサギは1匹も無かつた。
【0086】
【発明の効果】本発明にかかるセルロース骨格を有する
水溶性高分子、油脂又はろう類、脂肪酸を有する担体に
生理活性物質を配合せしめた徐放性製剤、特に更に糖類
を加えた製剤は製造が容易で、放出開始時間と放出期間
が調整できる優れた徐放活性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の製剤のCGRPの経時的検出%を示
す図である。
【図2】実施例2の製剤のCGRPの経時的検出%を示
す図である。
【図3】実施例4の製剤のCGRPの経時的検出%を示
す図である。
【図4】実施例2の製剤のCGRPの経時的検出nMを
示す図である。
【図5】実施例8の製剤のCGRPの経時的血管拡張効
果%を示す図である。
【図6】実施例9の製剤のCGRPの経時的血管拡張効
果%を示す図である。
【図7】比較例1のCGRP水溶液の経時的検出濃度n
Mを示す図である。
【図8】比較例1のCGRPの水溶液の経時的血管拡張
効果%を示す図である。
【図9】実施例12の製剤のGSIL修飾型マキサディ
ランの経時的検出%を示す図である。
【図10】実施例13の製剤のGSIL修飾型マキサデ
ィランの経時的検出%を示す図である。
【図11】実施例14の製剤のGSIL修飾型マキサデ
ィランの経時的検出%を示す図である。
【図12】実施例13の製剤のGSIL修飾型マキサデ
ィランの経時的血管拡張効果%を示す図である。
【図13】実施例20における、CGRP製剤を大槽内
に埋め込んだ後のCSF中におけるヒトα−CGRP濃
度の経時的変化を示すグラフである。矢印はCGRP製
剤の埋め込み時を表わす。グラフ中n mol/Lとし
て表示する平均値は各測定点でのn=5に基づく。縦線
は標準偏差を表わす。0日目(day 0)に対する統計的
有意差は#で示している(#:P<0.05;##:P
<0.01)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルロース骨格を有する水溶性高分子、
    油脂又はろう類と脂肪酸を含む担体に生理活性物質を含
    有させたことを特徴とする徐放性製剤。
  2. 【請求項2】 糖類を加えてなる請求項1に記載の徐放
    性製剤。
  3. 【請求項3】 生理活性物質が生理活性ペプチドである
    請求項1ないし2のいずれか1項に記載の徐放性製剤。
  4. 【請求項4】 生理活性ペプチドがカルシトニン遺伝子
    関連ペプチドである請求項3に記載の徐放性製剤。
  5. 【請求項5】 生理活性ペプチドがマキサディランであ
    る請求項3に記載の徐放性製剤。
  6. 【請求項6】 マキサディランが天然型マキサディラン
    である請求項5に記載の徐放性製剤。
  7. 【請求項7】 マキサディランが修飾型マキサディラン
    である請求項5に記載の徐放性製剤。
  8. 【請求項8】 セルロース骨格を有する水溶性高分子が
    ヒドロキシプロピルセルロースである請求項1ないし7
    のいずれか1項に記載の徐放性製剤。
  9. 【請求項9】 油脂が硬化油である請求項1ないし8の
    いずれか1項に記載の徐放性製剤。
  10. 【請求項10】 脂肪酸がステアリン酸である請求項1
    ないし9のいずれか1項に記載の徐放性製剤。
  11. 【請求項11】 糖類がラクトースである請求項2ない
    し10のいずれか1項に記載の徐放性製剤。
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