JPH07252121A - ジヒドロキシベンゼン及びアミノエタンチオールによる酸化性毛染法 - Google Patents

ジヒドロキシベンゼン及びアミノエタンチオールによる酸化性毛染法

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JPH07252121A JP6340797A JP34079794A JPH07252121A JP H07252121 A JPH07252121 A JP H07252121A JP 6340797 A JP6340797 A JP 6340797A JP 34079794 A JP34079794 A JP 34079794A JP H07252121 A JPH07252121 A JP H07252121A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】色の酸化的顕色が過酸化酸素の使用なしに達成
され、それによりこの酸化剤の周知の不利な点を避ける
ことができ、さらに今まで当業者に見出されなかった天
然にみえる赤及び黄の毛の色調を達成できる毛染方法、
組成物及びキットを提供する。 【構成】ヒトの毛は、1種以上の水性組成物に含まれる
過硫酸塩及びフェリシアニドからなる群から選ばれる酸
化剤とともに選択されたアミノエタンチオール及び選択
されたジヒドロキシベンゼンを毛に適用することによ
り、望ましい永久的な色合い及び色調を達成するよう
に、約2−約11、好ましくは約5−約9のpHで染め
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛を染めるための組成
物、方法及びキットに関する。さらに特に、本発明は、
或るジヒドロキシベンゼン及びアミノエタンチオールの
混合物を酸化して、ヒトの毛を着色するためのフェオメ
ラミン(phaeomelanin)、フェオメラニン
様、トリコクロム(trichochrome)及びト
リコクロム様ピグメントを生成させる、毛を染める方法
に関する。本発明は、又毛染の方法を行うための組成
物、並びにキットの形で売られている包装された反応物
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の毛染は、1950年代のその初め
から今日まで進歩してきており、それは、シャンプー及
びコンティショナーの次に、毛のカテゴリーにおいて三
番目の大きな製品のタイプである。広い範囲の毛染又は
着色料か開発されており、その多くは、酸化剤例えば過
酸化水素による選択された有機化合物又は化合物の組合
せの酸化を含む。かかる化合物と使用される他の周知の
酸化剤は、過硼酸塩、過硫酸塩、及び過ハロゲン酸塩
(perhalite)、特に過ヨウ素酸塩を含む。こ
れらの酸化剤は、一般にアンモニウム塩として又はアル
カリ金属の塩として使用される。この開発の途中で、1
種又はそれ以上の酸化可能な基体への酸化剤の適用性
は、同じ又は表面的に同様な酸化剤が、ヒトの毛に所望
の色の変化を達成するために、他の酸化可能な基体に有
用であろうという予想を許さないことを学んだ。開発さ
れてきた多数の毛染組成物及び方法にかかわらず、当業
者は、毛染方法の能率を改善し、必要な時間を短縮し、
毛に所望の色合い及び色調を与え、そして毛又は皮膚に
損傷を与えるかもしれない過酸化水素の使用を避ける方
法及び組成物を常に探している。Herlihyの米国
特許第4746322号は、毛染のやり方を記述してお
り、その際、毛は、選択された分散剤の存在下ヨウ素酸
塩又は過ヨウ素酸塩(恐らく過硫酸塩との混合)による
3、4−ジヒドロキシフェニルアラニン(ドーパ)又は
その誘導体の酸化により着色される。
【0003】
【発明の概要】本発明の方法では、ヒトの毛は、1種以
上の水性組成物に含まれる過硫酸塩及びフェリシアニド
からなる群から選ばれる酸化剤とともに選択されたアミ
ノエタンチオール及び選択されたジヒドロキシベンゼン
を毛に適用することにより、望ましい永久的な色合い及
び色調を達成するように染められる。毛は、約2−約1
1、好ましくは約5−約9のpHで染められる。本発明
で使用されるジヒドロキシベンゼンは、o−及びp−ジ
ヒドロキシベンゼンであり、それは、下記のようにさら
に置換できる。本発明の実施により達成される重要な利
点の中には、色の酸化的顕色が過酸化酸素の使用なしに
達成され、それによりこの酸化剤の周知の不利な点を避
けることがある。他の利点は、酸化反応の最終生成物の
少なくとも或るものが、毛に存在する天然の赤及び黄の
ピグメントであるトリコクロム又はフェオメラニンと同
じ又は密接に関係していることが予想されることであ
る。従って、本発明の実施により、今まで当業者に見出
されなかった天然にみえる赤及び黄の毛の色調を達成で
きる。本発明で使用される反応体は、全て周知である
か、又は周知のやり方により製造できる。
【0004】本発明の毛染方法は、約2−約11、好ま
しくは約5−約9に及ぶpH内で、過硫酸塩、フェリシ
アニド及びこれらの混合物からなる群から選ばれる酸化
剤とともに、アミノエタンチオールとジヒドロキシベン
ゼンとの反応に向う考えにより、1種以上の水性組成物
を含有する水性系を毛に適用することを含む。毛への適
用は、着色に有効な量の毛染ピグメントをもたらすに十
分な酸化が毛に生じて毛を永久的に染めるやり方であ
る。これらのピグメントは、以下に説明するように、天
然のフェオメラニン及びトリコクロムピグメントに関係
があると考えられる。工程中に得られるメラニン及びメ
ラニン様ピグメントへの中間物は、毛上よりむしろ毛の
シャフトに生ずるピグメントの形成と接触している間毛
のシャフト中に拡がると思われる。その結果、毛は永久
的に染められ、洗髪の繰返しによっても洗い流されな
い。組成物が適用されそして毛と接触されたままにされ
る工程の全時間は、通常、1時間以内、概して約5−5
0分、好ましくは5−20分である。
【0005】「毛染組成物」は、本発明の方法により毛
を着色するために着色に有効な濃度でアミノエタンチオ
ール及びジヒドロキシベンゼンを含む水性組成物を意味
する。以下の「1段階」法において、毛染組成物は、下
記のキノン形成反応を行う量の一次酸化剤をさらに含
む。「2段階」法において、全て又は一部の一次酸化剤
は、毛染組成物による毛の処理後、毛への適用のために
別の水性組成物に提供される。「一次酸化剤」は、フェ
リシアニド及び過硫酸塩の酸化剤を意味する。「後処理
組成物」は、1段階法における毛染組成物の適用後又は
2段階法における第二段階の酸化性処理後、毛に任意に
適用される酸化剤を含む水性組成物を意味する。後処理
段階で使用される酸化剤は、一次酸化剤であるか、又は
以下に示されるように他の酸化剤であってもよい。「永
久」により、従来の界面活性剤含有シャンプーによる洗
髪により除かれない色を意味し、永久性は、それらの分
子のサイズからみて毛のシャフトから形成されたピグメ
ントが拡散できないことをに起因する。「適用」によ
り、後処理組成物に含まれる全ての酸化剤を含む一次酸
化剤とともに毛染組成物と染められるべき毛との接触を
意味する。従って、一次酸化剤は、毛の色の変化を行う
のに十分な量で、毛染組成物により適用できるか、又は
1種以上の別々の処理組成物として適用できる。毛染組
成物は、毛と接触する直前に製造されるか、又は毛上に
形成される。トリコクロムは、一般に黄又は赤として特
徴付けられる多環ピグメントである。それらの数種は周
知であり、そしてアルカリ性条件下で赤の毛及び羽毛か
ら抽出されている。フェオメラニンは、フェオメラニン
形成細胞に見出される赤みがかった褐色の窒素及び硫黄
を含む高分子のピグメントである。それらは、チロシン
のチロシナーゼ酸化そして次のシステインとの反応に由
来する。本明細書で規定された重量%はすべて組成物の
全重量に基づく重量%である。
【0006】フェオメラニン、トリコクロム及び関連ピ
グメントの形成に導かれる方法及び組成物を提供するの
が本発明の目的である。生ずると思われる反応は、複雑
であり、多くの反応が、生合成の経路の外で生じてい
る。これらの反応は、生合成的に生成されるフェオメラ
ニン及びトリコクロムのピグメントに類似の化合物を生
成すると考えられ、それらは、以下フェオメラニン様及
びトリコクロム様のピグメントと呼ばれる。その上、こ
れらの規定は、本発明の実施に存在している酸化性条件
の下、ジヒドロキシベンゼン又はその反応中間物と直接
染料、一次中間物又はカプラーとの反応により形成され
るような全ての反応生成物を含むことを目指している。
これらの用語及びそれらの意味は、たとえ生成物の或る
もの、特に本発明に従って直接染料、一次中間物及び/
又はカプラーと酸化工程中に形成される中間物との反応
により形成されるものの或るものの正確な化学的同等性
が、精密に知られていないか又は理解されていないとし
ても、当業者により十分に理解されているものと思われ
る。
【0007】本発明の実施に有用なジヒドロキシベンゼ
ンは、式(1)及び(2)で示され、ここで使用される
アミノエタンチオールは、式(3)により表される。式
中RはH又はCOORであり、R、R、R
びRは、同一か又は異なってもよく、H、C−C
アルキル又はC−Cヒドロキシアルキルであり、R
及びRは、同一か又は異なってもよく、アルカリ金
属、H又はC−Cアルキルであり、nは0又は1で
ある。ジヒドロキシベンゼン及びアミノエタンチオール
の着色に有効である量は、経験又は二三の簡単なテスト
の何れかから当業者により容易に評価できる多くのファ
クターに依存する。これらのファクターは、例えば、所
望の色、選択された1種以上の着色剤、処理されるべき
毛の初めの色、pH、使用される補助的着色剤などを含
む。概して、しかし、本発明の毛染組成物は、約0.1
−10重量%、好ましくは0.1−2%のジヒドロキシ
ベンゼン及びアミノエタンチオール化合物のそれぞれを
含むだろう。Rが水素(即ちn=0)のとき、アミノ
エタンチオール及びジヒドロキシベンゼン成分は概して
おおよそ当モル量で毛染組成物に存在し、僅かに過剰、
概して約15%以下のアミノエタンチオールが、副反応
を考慮して存在する。RがCHC(R)(N
)COOR(即ちn=1)のとき、ジヒドロキシ
ベンゼンがカテコールならば、他の発色化合物例えばイ
ンドールの形成に導く競合反応に関する可能性が存在す
る。しかし、これらの反応は、ジヒドロキシベンゼンに
関してモル過剰のアミノエタンチオールを使用すること
により抑制されることが分った。この場合、約4まで:
1のアミノエタンチオール対ジヒドロキシベンゼンのモ
ル比が可能であり、2まで:1の比が好ましい。しか
し、或る場合では、本発明のピグメントとともに、これ
ら発色化合物(例えばジヒドロキシインドール及び得ら
れるユウメラニン)を形成することか望ましい。これら
の場合、アミノエタンチオール対ジヒドロキシベンゼン
のモル比は、1:2のように低くてもよい。従って、ア
ミノエタンチオール対ジヒドロキシベンゼンのモル比
は、約1:2−4:1、特に約1:1−約2:1に変化
できる。或る場合には、他の反応体例えばカプラーが、
ジヒドロキシベンゼン反応体と反応できる。好ましいジ
ヒドロキシベンゼンは、これらの化合物が生合成メラニ
ン経路を最も密に真似していると思われるので、ドーパ
種即ち式(1)でn=1の化合物である。ドーパ種は、
ドーパ、アルキル基中に1−4個、好ましくは1−2個
の炭素を有するアルファアルキルドーパ、エピネフリン
及びアルキル基中に1−6個、好ましくは1−2個の炭
素を有するドーパアルキルエステルである。ドーパが特
に好ましい。n=0のとき、好ましい化合物は、R
H、C−Cアルキル又はC−Cヒドロキシアル
キルであるカテコール及びバラジヒドロキシベンゼンで
あり、そのカテコール、特に4−メチルカテコール及び
ヒドロキノンが特に好ましい。アミノエタンチオールの
中で、システイン及びアミノエタンチオールが特に好ま
しい。
【0008】本発明で使用される一次酸化剤は、アンモ
ニウム塩及びアルカリ金属好ましくはナトリウム又はカ
リウムを含む過ヨウ素酸塩、及びフェリシアニドの酸化
剤から選択できる。本発明で好ましい酸化剤は、容易に
溶解する過ヨウ素酸ナトリウム及びカリウムフェリシア
ニドの塩である。過硫酸塩及びフェリシアニドの酸化剤
が、本発明のフェオメラニン、フェオメラニン様、トリ
コクロム及びトリコクロム様のピグメントに導かれる中
間物の形成及び次の反応を独特に可能にするのが、本発
明の発見である。従って、本発明は、ジヒドロキシベン
ゼンは先ず酸化されてキノンを形成し、キノンは次にア
ミノエタンチオールによる求核付加により置換され、次
にさらに酸化されて対応するチオ置換キノンを得る毛染
法を提供する。フェニル核上のアミノエタンチオールの
最初の置換後生ずると思われる閉環反応は、以下の通り
である。
【0009】
【化14】
【0010】閉環は、本発明の着色ピグメントへの得ら
れる1、4−ジヒドロベンゾチアジンの酸化転化を伴
う。しかし、提示された反応のシーケンスは、1個より
多いアミノエタンチオール置換基がベンゼン環に付加さ
れそして次の酸化が異なる経路を通る可能性を排除しな
い。従って、唯一のアミノエタンチオール基のみの置換
に基づくアミノエタンチオールの僅かなモル過剰が、通
常使用される。三つの酸化段階が、本発明の毛染ピグメ
ントの形成に導かれる反応のシーケンスで生ずることが
分る。最後の酸化段階、即ちピグメントへのベンゾチア
ジンの転化は、大気中の酸素を使用して徐々に生ずる
が、好ましくは酸化剤を使用することにより加速される
だろう。この転化では、種々の酸化剤が好適である。毛
染の技術で有用であると一般に見なされるフェリシアニ
ド及び過硫酸塩の一次酸化剤、並びに亜塩素酸塩、過ヨ
ウ素酸塩、ヨウ素酸塩、過マンガン酸塩、酸性亜硝酸
塩、重クロム酸塩及び他の酸化剤を挙げることができ
る。低い濃度の過酸化水素も、約7−約8.5のpHを
有する溶液で使用できる。使用できるが、高い濃度及び
高いpHの過酸化物は、過剰に強力な酸化剤であり、そ
して染まった毛を漂白し勝ちである。もちろん、高い濃
度の過酸化物の溶液は、染まった毛を明るくする後処理
として有用である。一般に、フェリシアニドは、酸化剤
後処理として有用でないことが分った。初めの二つの酸
化、即ちキノン形成反応を行うのに、一次酸化剤が使用
される。この目的のためのこの酸化剤の量は、一般に化
学量論的当量であろう。それぞれのキノン形成反応が二
つの電子移動を含みそしてフェリシアニドが唯1個の電
子を移動するので、2モルのフェリシアニドが、それぞ
れのキノン形成反応についてジヒドロキシベンゼン1モ
ル当りに必要とされるか、又はその化学量論的当量であ
る合計で4モルのフェリシアンドを必要とされる。過硫
酸塩の場合、2個の電子が移動できる。従って、2モル
の過硫酸塩が、その化学量論的当量としてジヒドロキシ
ベンゼン1モル当り必要とされる。しかし、反応の動力
学からみて、一次酸化剤が、特に過硫酸塩の場合に、前
記の理論的量より過剰で存在できる。概して、本発明の
実施で使用されるフェリシアニド又は過硫酸塩の酸化剤
の量は、そのそれぞれの化学量論的当量より50%過剰
の量より少ない。一次酸化剤は、過硫酸塩の場合には、
約0.5−約30、好ましくは約1−約15%の濃度
で、そしてフェリシアニドの場合には、約0.5−約1
5%、好ましくは約1−約10%の濃度で、毛染組成物
中又は第二段階の処理組成物中に存在する。過硫酸塩及
びフェリシアニドの酸化剤は、個々に使用されるか又は
混合されるか、又は方法の別々の段階において使用でき
る。
【0011】反応媒体のpHが、反応中に変化する限
り、約2−11、好ましくは約5−約9の間のpHを維
持するために十分な量のpHコントロール剤を反応媒体
中に提供することが望ましい。本発明の方法では、好ま
しいpHは、使用される一次酸化剤、及び染めるやり方
(1段階の染め又は2段階の染め)に依存する。従っ
て、過硫酸塩は通常アルカリ性pHで最適であり、フェ
リシアニドは、好ましくはpH6−11、最も好ましく
は7−9で使用される。2段階工程の第一の段階は、毛
中への毛染成分の浸透を最大にするために高いpHで好
ましくは行われる。本発明の組成物におけるpHのコン
トロールのための試薬は、無機塩例えば炭酸塩及び重炭
酸塩並びにアミン性緩衝剤例えばTRISに基づくもの
を含む種々の従来の緩衝剤を含む。pHコントロール剤
は、又所望のpHを維持するために毛染組成物に広く使
用される有機化合物を含む。これらは、例えばアミン例
えばアンモニア、2−アミノ−2−メチルプロパノール
及びモノエタノールアミンと組み合わさった脂肪酸特に
長鎖モノカルボン酸又はジカルボン酸例えば二量体酸、
リノレン酸又はステアリン酸を含む。両方のタイプの試
薬は、pHコントロール剤として本発明で使用される。
【0012】本発明の毛染方法では、アミノエタンチオ
ール及びジヒドロキシベンゼンの反応体は、選択された
一次酸化剤の存在下水性毛染組成物で毛に適用され、そ
して着色に有効な量のピグメントが形成されるのに十分
な時間毛と接触して維持される。「接触時間]は、その
用語がここで使用されるとき、反応体の混合から毛から
の除去の期間である。ピグメントは、それが永久的な色
の変化を明らかにするように、毛のシャフト中で形成さ
れねばならない。ジヒドロキシベンゼン及びアミノエタ
ンチオールの分子及び酸化的シーケンスの間に形成され
る中間物は、それらが酸化剤及び水性担体とともに毛の
房中に拡がるに十分なほど小さいと考えられる。しか
し、毛のシャフト内に形成するトリコクロム及びフェオ
メラニン及び同様な化合物は、それらが毛の房内に捕ら
えられるようになり、それにより永久的な色を与えるほ
ど大きな分子である。かなりの量の酸化が生じた後毛染
組成物を毛に適用することは、ピグメントが毛中に拡散
せずそして次の洗髪中に大部分はぎ取られるので、好適
ではないことは明らかであろう。本発明の方法は、所望
の結果を達成するために、二三の態様で実施できる。
「1段階」又は「同時」のやり方では、水性毛染組成物
は、選択されたpHにおけるアミノエタンチオール、及
び水性ジヒドロキシベンゼン反応体並びに一次酸化剤を
含む。この毛染組成物は、毛に適用され、そして所望の
結果を行うために、着色に有効なピグメントが形成され
るまで、処理されるべき毛と接触して維持される。本発
明のピグメントへのベンゾチアジン中間物の酸化は、酸
化剤として大気中の酸素を使用することにより徐々に達
成できるか、又は最も好ましくは下記の後酸化段階によ
り実施できる。フェリシアニドが、1段階法における唯
一の一次酸化剤であるとき、それは、おおよそ化学量論
的当量、又は僅かに過剰、通常その量より15%以下過
剰で毛染組成物中に存在し、さらにフェリシアニド酸化
剤とは異なる酸化剤が毛に適用されて本発明のピグメン
トへのベンゾチアジンの転化を行う、後処理を行うこと
が望ましい。過硫酸塩が唯一の一次酸化剤であるとき、
その化学量論的当量より過剰の過硫酸塩は、好ましくは
上記のように配合される。その上、十分な過剰が、ベン
ゾチアジン酸化の要件を満足するように毛染組成物に配
合できる。別に、後酸化段階が使用できる。
【0013】「2段階」又は「連続」する方法では、水
性毛染組成物は、アミノエタンチオール及びジヒドロキ
シベンゼンを含み、その組成物は、約1−約30分間毛
に適用されてこれらの反応体を毛の房中に拡がらせる。
一次酸化剤を含む水溶液は、次に所望の着色が得られる
まで、さらに1−20分間好ましくは2−10分間毛と
接触させられる。毛は次にリンスされ乾燥される。一次
酸化剤は、前記の濃度で水溶液に存在する。一次酸化剤
の化学量論的量の要件は、1段階法に似ており、ベンゾ
チアジン中間物は、酸化性後処理組成物により、又は水
溶液に過剰に存在する一次酸化剤を使用して、大気の酸
化を経て本発明のピグメントに転化される。一次酸化剤
溶液は、選択された一次酸化剤のみが、着色に有効なピ
グメント濃度を発生するのに十分な量でキノンの形成を
行うために、酸化性後処理組成物から異なることを注意
する必要がある。この2段階法の変法では、毛染組成物
は、一部の化学量論的当量の一次酸化剤とともにアミノ
エタンチオール及びジヒドロキシベンゼン反応体を含
む。この毛染組成物は、毛に適用され、そして或る酸化
が生ずるように毛と接触しつつ維持され、反応生成物
は、初めの反応体とともに毛の房中に拡がる。これらの
反応生成物の酸化並びに残存する未反応反応体の転化
は、第二の段階で完了するだろう。第一の段階のために
選択される一次酸化剤は、第二の段階で同じ又は異なる
ことができる。2段階法の一つの態様では、フェリシア
ニドは、その化学量論的当量の約半分(one−hal
f)の量で毛染組成物に配合される。フェリシアニドが
特にジヒドロキシベンゼンに対して反応性である限り、
キノンへのジヒドロキシベンゼンの転化次にアミノエタ
ンチオールの求核付加は、急速でありそして実質的に完
了する。第二の段階では、過硫酸塩は、その化学量論的
当量の約半分プラス上記の所望の過剰の量で水性酸化剤
溶液に配合される。第二の段階は、ベンゾチアジンへの
転化を完了し、さらに過硫酸塩の半分の化学量論的当量
の過剰の量に応じて、ピグメントへの酸化を完了するだ
ろう。毛染組成物及び酸化剤溶液中の一次酸化剤の濃度
は、前記と同じである。もちろん、一次酸化剤の量は、
キノンの形成を行うのに十分な酸化剤を使用するなら
ば、所望に応じて毛染組成物と酸化剤溶液との間に割り
当てられる。
【0014】上記にように、1段階又は2段階の方法で
処理された毛は、酸化剤溶液による後処理にかけること
ができる。この後処理組成物は、通常、特に1段階のや
り方で使用される一次酸化剤がフェリシアニドのとき、
1段階のやり方後に使用される。酸化性後処理の目的
は、特にベンゾチアジン並びに他の直接的なメラニンプ
レカーサーを含む工程中のこの段階の水性反応媒体に存
在する種々の中間化学種の本発明のピグメントへの転化
を完了されることにある。完了が要求される度合は、上
記のように、1段階又は2段階の工程の実施に使用され
る化学量論的当量の過剰の一次酸化剤の量に依存する。
従って、酸化性後処理は、ピグメントへのベンゾチアジ
ンの転化の本質的に全てを行うのに使用できるか、又は
本発明の有用なピグメントへの残存ピグメントブレカー
サーの転化を単に完了させるのに使用できる。この点に
関して、本発明の方法により得られるフェオメラニン、
トリコクロム及び類似のピグメントは、ベンゾチアジン
から得られる二量体、三量体、及び高級オリゴマー反応
性生成物である。酸化性後処理の利点は、より高度に着
色されしかも高分子量のピグメント種への転化を助け、
より濃い色を生じさせることにある。一般的に、酸化性
後処理組成物は、1段階又は2段階の方法の完了後のリ
ンス後の毛に適用される。前述のように、酸化性毛染工
程で一般に使用される任意の従来の酸化剤は、酸化性後
処理工程において酸化剤として使用できる。この段階の
ための好適な酸化剤は、例えば、フェリシアニドのアル
カリ金属及びアンモニウムの塩、過硫酸塩、過硼酸塩、
ヨウ素酸塩、過ヨウ素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム
酸塩、酸性亜硝酸塩、希釈過酸化水素、亜塩素酸塩並び
にこれらのともに使用可能な混合物である。過硫酸塩及
び過ヨウ素酸塩が好ましい。過ヨウ素酸塩が特に好まし
い。フェリシアニドは、好ましくない。酸化性後処理に
使用される酸化剤溶液は、概して約0.1−約30重量
%の酸化剤を含み、そしてピグメントの高い収量を確実
にするのに十分な量で毛に適用される。溶液は、一般に
実質的な過剰で提供され、そして約1−30分間好まし
くは2−15分間毛と接触したまま維持される。溶液の
pHは、概して約4−約10好ましくは約6−約9であ
る。
【0015】本発明の他の局面は、直接染料、一次中間
物、又はカプラー及びこれらの混合物からなる群から選
ばれる毛の色調節剤の反応混合物への任意の配合であ
る。これらの成分は、反応混合物中に存在するとき、ピ
グメントの生成に導かれる反応のシーケンス中に形成さ
れる中間化合物と少なくとも一部反応し、それにより最
終的に得られるピグメントに追加の着色の特徴を与える
トリコクロム様及びフェオメラニン様の化合物をもたら
すものと思われる。これらの酸化可能な色調節剤が使用
されるとき、反応混合物中の一次酸化剤の量は、これら
の混合物の酸化に提供されるために増加する。それは、
それらの或るものが、一次反応シーケンス中間物と反応
するよりむしろ通常のやり方で直接酸化されるからであ
ろう。これらの補助的な着色剤の使用により、広い範囲
の色合い、色調及び色彩が達成できることは、当業者に
とり明らかであろう。上記のように、ドーパ種は、或る
条件下では、ジヒドロキシインドールへの酸化か、十分
な一次酸化剤がアミノエタンチオールの不足とともに存
在するとき、生ずることで、色調節剤であると考えられ
る。ジヒドロキシインドールは、それらがユウメラニン
をもたらすので有用であり、そして最終の毛の色に所望
の色彩をもたらすことができる。毛の色調節剤の濃度
は、通常、約10mg/mLより少なく、そして好まし
くは約0.01−約5mg/mL、最も好ましくは約
0.05−約2mg/mLで反応媒体中に存在する。こ
れらの成分の量は、主要なピグメントの形成を妨げるほ
ど多くあってはならない。即ち、本発明の方法は、毛の
色調節剤による中間反応生成物の一部のみの反応を考慮
している。広い範囲の直接染料、一次中間物及びカプラ
ーは、当業者にとり周知であり、そして本発明で使用で
きる。本発明で好ましい一次中間物及びカプラーは、以
下のものを含む。 一次中間物:p−フェニレンジアミン、p−アミノフェ
ノール、o−アミノフェノール、N、N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン。カプラ
ー:2、5−ジアミノビリジン、p−トルエンジアミ
ン、レゾルシノール、m−アミノフェノール、1−ナフ
トール、5−アミノ−o−クレゾール、2−メチルレゾ
ルシノール、N−アセチルドーバ、4、6−ジ(ヒドロ
キシエトキシ)−m−フェニレンジアミン、m−フェニ
レンジアミン。好適な直接染料は、例えば、ニトロ染
料、アゾ染料及びアンスラキノン染料を含む。
【0016】本発明の種々の記載された態様は、又毛染
組成物中に、又は後処理溶液を含む酸化剤含有溶液の任
意のもの中に、1種又はそれ以上の成分を含む。それら
の成分は、酸化性毛染組成物に通常使用される周知の従
来の添加物例えば有機溶媒、濃厚化剤、毛のシャフトの
浸透を助ける界面活性剤、pH調節剤、抗酸化剤、香料
及びキレート化剤を含む。本発明の毛染組成物で使用さ
れる界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、カチオン
性、両性又は双性イオン性である。種々のタイプの界面
活性剤の例示として、以下のものが挙げられる。高級ア
ルキルベンゼンスルホネート、アルキルナフタレンスル
ホネート、アルコール及び多塩基酸のスルホン化エステ
ル、タウレート、脂肪族アルコール硫酸エステル、枝分
れ鎖又は二級アルコールの硫酸エステル、アルキルジメ
チルベンジルアンモニウムクロリド、脂肪酸又は脂肪酸
混合物の塩、N−オキシアルキル化脂肪酸アルカノール
アミドなど。特定の界面活性剤の例として以下のものが
挙げられる。ナトリウムラウリルスルフェート、ポリオ
キシエチレンラルリルエステル、ミリスチルスルフェー
ト、グリセリルモノステアレート、トリエタノールアミ
ンオレエート、パルミチンメチルタウリンのナトリウム
塩、セチルピリジニウムクロリド、ラウリルスルホネー
ト、ミリスチルスルホネート、ラウリン酸ジエタノール
アミド、ポリオキシエチレンステアレート、エトキシル
化オレイルジエタノールアミド、水素化タローのポリエ
チレングリコールアミド、ステアリルジメチルベンソル
アンモニウムクロリド、ドデシルベンゼンナトリウムス
ルホネート、p−ドデシルベンゼンスルホネートのトリ
エタノールアミン塩、ノニルナフタレンナトリウムスル
ホネート、ジオクチルナトリウムスルホサクシネート、
ナトリウムN−メチル−N−オレオイルタウレート、ナ
トリウムイソチオネートのオレイン酸エステル、ナトリ
ウムドデシルサルフェート、3−ジエチルトリデカノー
ル−6−サルフェートのナトリウム塩など。界面活性剤
の量は、広い範囲、例えば組成物の重量の約0.05−
15%そして好ましくは0.10−5%にわたって変化
できる。アニオン性及び非イオン性界面活性剤は、概し
て乳化剤として使用されるが、カチオン性界面活性剤
は、毛に毛のコンディショニングの利益を与えるのに有
用である。アニオン性及びカチオン性の界面活性剤がと
もに配合されるときには、ともに混和されない可能性か
らみて、注意が必要である。キレート剤及び金属イオン
封鎖剤は、例えばエチレンジアミン四酢酸、クエン酸ナ
トリウムなどを含み、そしてもし使用されるならば、約
1%以下の量で存在できる。
【0017】濃厚化剤は、又本発明の毛染組成物に配合
でき、それは、毛染に通常使用されるものの1種又は数
種である。これらは、アルギン酸ナトリウム又はアラビ
アガム、又はセルロース誘導体例えばメチルセルロース
(例えばMethocel60HG)、又はカルボキシ
メチルセルロースのナトリウム塩、又はヒドロキシエチ
ルセルロース(例えばCellosize QP−4
0)又はアクリル酸重合体例えばポリアクリル酸ナトリ
ウム塩、又は無機のシックナー例えばベントナイトのよ
うな製品により例示される。この濃厚化剤の量は、又広
い範囲例えば20%のような多さでも変化できる。元
来、それは組成物の重量の約0.1−5%に及ぶだろ
う。組成物の粘度は、約1−約100000cpと変化
することができる。代表的なローション処方では、組成
物の粘度は、約100−約10000cpであり、その
粘度で組成物は流下又は滴下することなく毛に適用でき
る。任意の成分のリストは、制限することを目的とする
ものではない。毛染組成物に含まれる他の好適な助剤
は、Zviak、The Science of Ha
ir Care(1986)及びBalSam及びSa
garin、Cosmetics:Science a
nd Technology、2巻(2版、1972)
に記載されている。
【0018】本発明の方法は、キットの形で包装された
別々の容器に予め計測された反応体を入れることによ
り、好都合に実施できる。使用者は、本発明の選択され
たやり方に従って毛に適用されるための反応体を混合す
るだけでよい。方法を実施するのに特別な経験は必要と
せず、従って製品及び方法は、素人による家庭内の使
用、並びに専門家によるサロンの使用に等しく適してい
ることは明らかであろう。有利なことには、キットの形
の製品は、貯蔵に安定であり、そのため、或る毛染組成
物に要求される配慮例えば嫌気条件下の貯蔵なしに、小
売に適している。本発明のこの局面に従って提供される
キットは、毛染プレカーサー、酸化可能な着色剤を含む
第一の容器、並びに酸化剤を含む第二の容器を含む。緩
衝剤は、第三の容器に個別に包装されるか、又はそれ
は、第一又は第二の容器に存在できる。選択された調節
剤は、本発明の基本的な毛染剤と混合されるか、又は別
の容器に存在する。もちろん、ジヒドロキシベンゼン及
びアミノエタンチオールは、別々の容器中に存在できる
が、しかしそれらが同じ容器にあることが本発明では好
ましい。キットは、これらの溶液の製造のための或る量
好ましくは予め計量された量の乾燥粉末を含む一群を含
むが、それらを溶液として提供するのがより好都合であ
る。その上、予め計量された量の成分を含む溶液は、消
費者によるそれらの正確な使用を助ける。任意の成分を
含む1個又はそれ以上の追加の容器は、キットで提供で
きる。任意の成分は、又何等かの不混和性がないなら
ば、上記の容器の溶液内に含まれる。消費者は、記述さ
れた指令に従って、好適には水溶液として、又は乾燥粉
末及び水として、キットの成分を混合して水性の反応混
合物を得る。混合は、キットとともに又はキット以外に
供給される別の容器で行われるか、又は混合のために十
分な上部空き高をもたらすように適合されたキットの容
器で行うことができる。反応体は、又使用者の毛の上で
混合できる。反応は、酸化剤とデヒドロキシベンゼン及
びアミノエタンチオールとの混合により始まる。毛染成
分は、次にここに記載したように酸化し、それにより永
久的な毛の色が得られる。所望の毛の色彩に達した後、
最も好ましくは約30分以内であるが、毛に適用された
毛染組成物は、好ましくは従来のシャンプーにより除か
れる。
【0019】
【実施例】以下の実施例では、色は、標準のHunte
r Tristimulus値を利用して評価される。
Hunterの方法では、パラメータa及びbは、正又
は負であり、毛の着色の条件を規定する。従って、a値
が正になればなるほど、毛の赤みは大きくなり、一方a
値が負ではa値は緑を示す。同様に、正のb値は、黄色
を示し、一方負のb値は、青を表す。Lパラメータは、
色の強度の目安であり、そして絶対の黒の0から絶対の
白の100の値を有する。一般に、約15以下のL値を
有する毛は、黒と考えられ、一方約60のL値は白であ
る。L値のスケールは、線状ではなく、むしろS字状で
ある。ヒトの目に明らかな0に近いそして100に近い
毛の色の強度は、L値における単位の変化により最小限
変化する。約20から約50の値の間で、毛の色の強度
は、L値における単位の変化により顕著に変化する。従
って、Hunter値は、ヒトの目が色の変化を認める
ことができる領域で、より敏感である。
【0020】実施例 1 100mgのドーバ(0.5mモル)及び61mgのシ
ステイン(0.5mモル)を、10mLのTRIS緩衝
剤の水溶液(850mgのTRIS、10mL中の3.
5mLの1NHCl)に溶解した。228mgの過硫酸
アンモニウム(1.0mモル)を加え、可能な限り早く
溶解した(振とうにより)。溶液(pH約8.2)を一
房の白色の毛に適用し、20分間放置した。毛を水によ
り手早くリンスし、洗髪しそして乾燥した。Hunte
rの測定は、染めた毛について行われ、以下のように染
めていない毛と比較した。 未処理毛:L 62.6、a 0.2、b 18.3 処理した毛:L 41.5、a −0.9、b 8.3
【0021】実施例 2 一房の白色の毛を実施例1におけるように処理した。水
によるリンス後、毛を約10%の(NH
を含む水性処方に4分間曝した。その後、毛を水でリン
スし、洗髪しそして乾燥した。。Hunter値は、以
下の通りであった。 末処理毛:L 62.6、a 0.2、b 18.3 処理した毛:L 29.2、a 3.7、b 10.9
【0022】実施例 3 100mgのドーパ(0.5mモル)及び121mgの
システイン(1.0mモル)を、10mLのTRIS緩
衝剤の水溶液(640mgのTRIS、10mL中の
2.6mLの1NHCl)に溶解した。342mgの過
硫酸アンモニウム(1.5mモル)を加え、可能な限り
早く溶解した(振とうにより)。溶液(pH約8.0)
を一房の白色の毛に適用し、20分間放置した。毛を水
により手早くリンスし、洗髪しそして乾燥した。Hun
ter値は以下の通りであつた。未処理毛:L 62.
6、a 0.2、b 18.3 処理した毛:L 38.4、a −0.9、b 6.7
【0023】実施例 4 100mgのドーパ(0.5mモル)及び61mgのシ
ステイン(0.5mモル)を、10mLのTRIS緩衝
剤の水溶液(640mgのTRIS、10mL中の2.
6mLの1NHCl)に溶解した。659mgのカリウ
ムフェリシアニド(2.0mモル)を加え、可能な限り
早く溶解した(振とうにより)。溶液(pH約7.5)
を一房の白色の毛に適用し、20分間放置した。水によ
りリンスした後、毛を約10%の(NH
を含む水性処方に4分間曝した。その後、毛を水でリン
スし、洗髪しそして乾燥した。。Hunter値は、以
下の通りであった。 未処理毛:L 62.6、a 0.2、b 18.3 処理した毛:L 14.5、a 0.6、b 1.3
【0024】実施例 5 100mgのドーバ(0.5mモル)及び121mgの
システイン(1.0mモル)を、10mLのTRIS緩
衝剤の水溶液(640mgのTRIS、10mL中の
2.6mLの1NHCl)に溶解した。659mgのカ
リウムフェリシアニド(2.0mモル)を加え、可能な
限り早く溶解した(振とうにより)。溶液(pH約7.
5)を一房の白色の毛に適用し、20分間放置した。水
によりリンスした後、毛を約10%の(NH
を含む水性処方に4分間曝した。その後、毛を水で
リンスし、洗髪しそして乾燥した。。Hunter値
は、以下の通りであった。 未処理毛:L 62.6、a 0.2、b 18.3 処埋した毛:L 27.3、a 2.4、b 9.4

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)約2−11のpHで毛に水性系を適
    用し、該水性系は、着色に有効な量の(i)構造式 【化1】 【化2】 を有するジヒドロキシベンゼン、(ii)式 【化3】 を有するアミノエタンチオール、並びに(iii)フェ
    リシアニド又は過硫酸の塩からなる群から選ばれる一次
    酸化剤を含み、式中RはH又はCOORであり、R
    、R、R及びRは、同一か又は異なってもよ
    く、H、C−Cアルキル又はC−Cヒドロキシ
    アルキルであり、R及びRは、同一か又は異なって
    もよく、アルカリ金属、H又はC−Cアルキルであ
    り、nは0又は1である段階及び (b)所望の色を達成するのに十分な時間水性系を毛と
    接触させたままに維持することにより毛を永久的に着色
    する段階を含む毛を所望の色に永久的に着色する方法。
  2. 【請求項2】水性系は、ジヒドロキシベンゼン及びアミ
    ノエタンチオール毛染成分を含有する水性毛染組成物を
    含み、そのそれぞれは、毛染組成物の約0.1−約10
    重量%の濃度で存在する請求項2の方法。
  3. 【請求項3】毛染組成物は、さらに一次酸化剤を含み、
    該酸化剤は、酸化剤か過硫酸塩であるとき、0.1−3
    0%の濃度で毛染組成物に存在し、酸化剤がフェリシア
    ニドであるとき、約0.1−15%の濃度で毛染組成物
    に存在し、酸化剤は、少なくともおおよそ化学量論的当
    量の量で毛染組成物中に存在する請求項2の方法。
  4. 【請求項4】一次酸化剤は、その化学量論的当量より約
    15%過剰より少ない量で毛染組成物中に存在するカリ
    ウムフェリシアニドである請求項3の方法。
  5. 【請求項5】一次酸化剤は、その化学量論的当量より約
    50%過剰の量より少ない量で毛染組成物中に存在する
    過硫酸ナトリウムである請求項3の方法。
  6. 【請求項6】水性系は、系に存在する一次酸化剤の少な
    くとも一部を含有する水溶液をさらに含み、該水溶液
    は、毛染組成物を毛に適用した後に毛に適用される請求
    項2の方法。
  7. 【請求項7】一次酸化剤は、おおよそ化学量論的当量か
    ら該量の約50%過剰の量で水性系中に存在する請求項
    6の方法。
  8. 【請求項8】一次酸化剤の残りの部分は、毛染組成物に
    存在する請求項7の方法。
  9. 【請求項9】一次酸化剤は過硫酸ナトリウムである請求
    項7又は8の方法。
  10. 【請求項10】毛染組成物は、約0.1−15重量%の
    フェリシアニドを含み、水溶液は、約0.1−30重量
    %の過硫酸塩を含み、フェリシアニドは、その化学量論
    的当量の約半分の量で毛染組成物に存在し、そして過硫
    酸塩は、一次酸化剤に関してその化学量論的量の約半分
    から化学量論的当量より約50%過剰の量で水溶液に存
    在する請求項8の方法。
  11. 【請求項11】アミノエタンチオール対ジヒドロキシベ
    ンゼンのモル比は、約1:2−約4:1である請求項
    1、3、7又は10の何れか一つの項の方法。
  12. 【請求項12】モル比は、約1:1−約2:1である請
    求項11の方法。
  13. 【請求項13】n=1であり、RはH又はCOOHで
    あり、R及びRは、それぞれHであり、R及びR
    は、それぞれH又はC−Cアルキルであり、R
    は、H又はC−Cアルキルである請求項11の方
    法。
  14. 【請求項14】ジヒドロキシベンゼンは、 【化4】 の構造を有する請求項13の方法。
  15. 【請求項15】RはCOOHであり、そしてR、R
    及びRはそれぞれHである請求項14の方法。
  16. 【請求項16】ジヒドロキシベンゼンは、 【化5】 を有し、n=0であり、RはH又はCOOHであり、
    そしてR、R、R及びRはそれぞれHである請
    求項11の方法。
  17. 【請求項17】(c)毛への水性系の適用後、酸化剤を
    含有する水性後処理組成物を毛に適用する段階をさらに
    含む請求項1、3、6又は8の何れか一つの項の方法。
  18. 【請求項18】後処理酸化剤は、過ヨウ素酸塩、ヨウ素
    酸塩、亜塩素酸塩、酸性亜硝酸塩、及び過硫酸塩の塩か
    らなる群から選ばれ、酸化剤は、後処理組成物の約0.
    1−約30重量%の濃度で存在する請求項17の方法。
  19. 【請求項19】酸化剤は、過硫酸ナトリウム及び過ヨウ
    素酸ナトリウムの群から選ばれる請求項18の方法。
  20. 【請求項20】水性系は、直接染料、一次中間物、カプ
    ラー、並びにこれらの混合物からなる群から選ばれる色
    調節剤をさらに含む請求項1、3、7又は10の何れか
    一つの項の方法。
  21. 【請求項21】着色に有効な量の(a)構造式 【化6】 【化7】 を有するジヒドロキシベンゼン、(b)式 【化8】 を有するアミノエタンチオール、並びに(c)フェリシ
    アニド又は過硫酸の塩からなる群から選ばれる一次酸化
    剤を含み、式中RはH又はCOORであり、R
    、R及びRは、同一か又は異なってもよく、
    H、C−Cアルキル又はC−Cヒドロキシアル
    キルであり、R及びRは、同一か又は異なってもよ
    く、アルカリ金属、H又はC−Cアルキルであり、
    nは0又は1であり、該系は約2−約11のpHを有す
    る毛を永久的に染めるための水性毛染系。
  22. 【請求項22】毛染成分(a)及び(b)は、毛染組成
    物に存在し、それぞれのこれら成分は、約0.1−約1
    0%の濃度で存在し、成分(a)対成分(b)のモル比
    は、約2:1−約1:4である請求項21の系。
  23. 【請求項23】一次酸化剤は、剤がフェリシアニドのと
    き、約0.1−15%の濃度で、剤が過硫酸塩のとき、
    約0.1−30%の濃度で毛染組成物に含まれる請求項
    22の系。
  24. 【請求項24】一次酸化剤は、おおよそ化学量論的当量
    からこの量のおおよそ50%過剰の量で毛染組成物に含
    まれる請求項23の系。
  25. 【請求項25】一次酸化剤は過硫酸ナトリウムである請
    求項24の系。
  26. 【請求項26】一次酸化剤は、剤がフェリシアニドのと
    き、約0.1−15%の濃度で、剤が過硫酸塩のとき、
    約0.1−約30%の濃度で水性組成物に含まれる請求
    項22の系。
  27. 【請求項27】一次酸化剤は、おおよそ化学量論的当量
    からこの量のおおよそ50%過剰の量で水性組成物に含
    まれる請求項26の系。
  28. 【請求項28】一次酸化剤は過硫酸塩である請求項27
    の系。
  29. 【請求項29】毛染組成物は一次酸化剤の一部を含み、
    残りは水溶液に存在する請求項22の系。
  30. 【請求項30】毛染組成物は、一次酸化剤の化学量論的
    当量のおおよそ半分を含み、水溶液は、化学量論的当量
    のおおよそ半分から全化学量論的量のおおよそ50%過
    剰の量で一次酸化剤を含み、毛染組成物及び水溶液のそ
    れぞれの一次酸化剤の濃度は、フェリシアニドの場合に
    約0.1−約15重量%であり、過硫酸塩の場合に0.
    1−30%である請求項29の系。
  31. 【請求項31】毛染組成物に含まれる一次酸化剤はカリ
    ウムフェリシアニドであり、水溶液に含まれるものは過
    硫酸ナトリウムである請求項30の系。
  32. 【請求項32】一次酸化剤は過硫酸ナトリウムである請
    求項30の系。
  33. 【請求項33】成分(a)対成分(b)のモル比は、約
    1:1−約1:2である請求項24、27又は30の何
    れか一つの項の系。
  34. 【請求項34】毛染組成物のpHは、約5−約9である
    請求項24、27又は30の何れか一つの項の系。
  35. 【請求項35】水溶液のpHは、約5−約9である請求
    項24、27又は30の何れか一つの項の系。
  36. 【請求項36】後処理酸化剤を含有する水溶液をさらに
    含む請求項21、23、26又は29の何れか一つの項
    の系。
  37. 【請求項37】後処埋酸化剤は、過硫酸塩、過ヨウ素酸
    塩、ヨウ素酸塩、亜塩素酸塩及び酸性亜硝酸塩の塩から
    なる群から選ばれ、酸化剤は、後処理組成物の約0.1
    −約30重量%の濃度で存在する請求項36の系。
  38. 【請求項38】酸化剤は、過硫酸ナトリウム又は過ヨウ
    素酸ナトリウムである請求項37の系。
  39. 【請求項39】n=1であり、RはH又はCOOHで
    あり、R及びRは、それぞれHであり、R及びR
    は、それぞれH又はC−Cアルキルであり、R
    は、H又はC−Cアルキルである請求項21の系。
  40. 【請求項40】ジヒドロキシベンゼンは、 【化9】 の構造を有する請求項39の方法。
  41. 【請求項41】RはCOOHであり、そしてR、R
    及びRそれぞれHである請求項14の方法。
  42. 【請求項42】ジヒドロキシベンゼンは、 【化10】 を有し、n=0であり、RはH又はCOOHであり、
    そしてR、R、R及びRはそれぞれHである請
    求項11の方法。
  43. 【請求項43】直接染料、一次中間物、カプラー及びこ
    れらの混合物からなる群から選ばれる色調節剤をさらに
    含む請求項21の組成物。
  44. 【請求項44】複数の容器を単一のパッケージに有する
    毛を永久的に染めるための毛染キットにおいて、キット
    は、(a)約0.1−10%の構造式 【化11】 【化12】 を有するジヒドロキシベンゼン、及び約0.1−10%
    の式 【化13】 を有するアミノエタンチオールを含み、式中RはH又
    はCOORであり、R、R、R及びRは、同
    一か又は異なってもよく、H、C−Cアルキル又は
    −Cヒドロキシアルキルであり、R及びR
    は、同一か又は異なってもよく、アルカリ金属、H又
    はC−Cアルキルであり、nは0又は1である水性
    毛染組成物を含有する第一の容器、並びに(b)フェリ
    シアニド、及び過硫酸塩の塩からなる群から選ばれる一
    次酸化剤を含有する水溶液を含む第二の容器を含み、さ
    らに前記の第一の容器又は前記の第二の容器の任意の一
    つ又は第三の容器にpHコントロール剤が存在し、キッ
    ト中に含まれる該pHコントロール剤の量は、第一及び
    第二の容器の内容物又は第一、第二及び第三の容器の内
    容物が組み合わされて水性の毛染系が形成されるとき、
    約2−11のpHをもたらすのに十分であり、キット中
    のアミノエタンチオール、ジヒドロキシベンゼン及び一
    次酸化剤は、容器の内容物が組み合わされて水性の毛染
    系を形成しそして毛に適用されるとき、毛の永久的な染
    めを行うのに十分である毛染キット。
  45. 【請求項45】一次酸化剤を含む容器以外の容器中に、
    直接染料、一次中間物、カプラー、並びにこれらの混合
    物からなる群から選ばれる色調節剤をさらに含む請求項
    44の毛染キット。
  46. 【請求項46】水性系のpHは約5−約9の間に維持さ
    れる請求項44の毛染キット。
  47. 【請求項47】後処理酸化剤を含有する水性組成物の容
    器をさらに含む請求項44の毛染キット。
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