JPH07251256A - 竪型加圧鋳造装置 - Google Patents

竪型加圧鋳造装置

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JPH07251256A
JPH07251256A JP4451194A JP4451194A JPH07251256A JP H07251256 A JPH07251256 A JP H07251256A JP 4451194 A JP4451194 A JP 4451194A JP 4451194 A JP4451194 A JP 4451194A JP H07251256 A JPH07251256 A JP H07251256A
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JP
Japan
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molten metal
sprue
injection
sleeve portion
mold
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Pending
Application number
JP4451194A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Yoshida
哲也 吉田
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KIRIU MACHINE Manufacturing
KIRIYUU KIKAI KK
Original Assignee
KIRIU MACHINE Manufacturing
KIRIYUU KIKAI KK
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 湯口の目詰まりによるトラブルを防ぐ。 【構成】 ラドル14からの液垂れにより溶湯Mの凝固
層15で湯口6が塞がれた場合、スリーブ部13への溶
湯Mの未供給を熱電対20で検出する。同様にスリーブ
部13の湯量が少なく湯量不足が生じた場合、これを射
出プランジャ12のオーバーストロークとしてストロー
ク検出装置30で検出する。いずれの場合にも、各検出
タイミングで直ちにその後の動作を中止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶湯鍛造等を目的とし
た竪型の加圧鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の竪型の加圧鋳造装置としては図
2に示す構造のものがある。図2に示すように、加圧鋳
造装置は大別して、金型1とその下方に配置された射出
機構2とで構成されていて、これら金型1および射出機
構2を含む全体が旋回軸3を回転中心として同図(A)
の直立位置と同図(D)の水平位置との間で旋回可能と
なっているとともに、前記上型4と下型5とからなる金
型1は図示外の型締めシリンダ機構の作動に応じて型締
め,型開き動作が行われるようになっている。また、上
型4には、下型5との間に形成される製品部空間Rに連
通する湯口6が形成されているとともに、湯口6と交差
するガイド溝7が形成されていて、このガイド溝7には
湯道部8を有する湯口閉塞ブロック9が設けられてい
る。そして、湯口シリンダ10の作動に応じて湯口閉塞
ブロック9をスライド動作させることによって、湯口6
を開閉できるようになっている。
【0003】一方、前記射出機構2は、射出シリンダ1
1と、この射出シリンダ11によって進退駆動される射
出プランジャ12とで構成されていて、この射出プラン
ジャ12は、前記湯口6と同一軸線上に位置するように
下型5に形成されたスリーブ部13に内挿されていて、
その先端面を製品部空間Rに臨ませてある。
【0004】したがって、注湯時には、同図(A)に示
すように金型1を直立位置に保持した上、ラドル14に
よりスリーブ部13に溶湯Mを流し込んで注湯し、注湯
後に同図(B)に示すように湯口閉塞ブロック9をスラ
イド変位させて湯口6を閉塞する。
【0005】そして、同図(C)に示すように射出プラ
ンジャ12を上動させて、スリーブ部13内の溶湯Mを
金型1の製品部空間Rに射出し、その充填,加圧状態を
保持する。
【0006】さらに、上記の充填,加圧状態を維持した
まま同図(D)に示すように金型1を水平位置まで倒
し、溶湯Mの凝固を待って型開きを行った上でさらに射
出プランジャ12を突き出すことにより製品Wが取り出
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の加
圧鋳造装置においては、湯口閉塞ブロック9をスライド
動作させて湯口6を閉塞したのちにラドル14から溶湯
Mが液垂れするようなことがあると、その湯口閉塞ブロ
ック9上にて溶湯Mが凝固して目詰まりを起こし、図3
の(A)に示すように湯口閉塞ブロック9の上部空間を
その凝固層15にてさらに塞いでしまうことになる。
【0008】そのため、次のショット時に注湯を行った
場合に、同図(B)に示すように先の凝固層15の上に
溶湯Mが溜まってしまってスリーブ部13側に溶湯Mが
スムーズに供給されない事態となり、そのまま鋳造動作
を継続すると図2の(D)に示した金型1の傾動変位に
伴って溶湯Mがオーバーフローして鋳造不能のトラブル
が発生する。
【0009】加えて、上記の金型1の傾動動作に先立つ
射出時には、スリーブ部13内に溶湯Mがない状態で射
出プランジャ12が上昇して射出動作を行ってしまうこ
とになり、射出プランジャ12が正規位置を越えてしま
ういわゆるオーバーストロークの状態となって、金型1
を破損してしまうおそれがある。
【0010】これは、図3に示した凝固層15による湯
口6の閉塞が不完全で、規定量に満たない溶湯Mがスリ
ーブ部13側に供給されたとしても同様に起こり得る。
【0011】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、スリーブ部に溶湯が正しく供給されないこ
とに伴うトラブルを未然に防止した構造を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、製品部空間を
形成する上型と下型とから構成された金型のうち、前記
上型には湯口と該湯口と直交方向にスライドして湯口を
開閉する湯口閉塞ブロックを設けるとともに、前記下型
には製品部空間に臨む射出プランジャが内挿されたスリ
ーブ部を前記湯口と同一軸線上に設け、前記湯口から注
湯された溶湯をスリーブ部に貯留して湯口を閉塞したの
ちに、前記射出プランジャの射出動作によりスリーブ部
内の溶湯を製品部空間に射出して鋳造を行う一方、鋳造
後には前記金型を水平方向に傾動させて型開き動作を行
わせるようにした竪型加圧鋳造装置であって、前記射出
プランジャによる射出動作に先立ってスリーブ部内の溶
湯の有無をそのスリーブ部内の温度変化によって検出す
る溶湯検出手段を設けるとともに、前記スリーブ部内の
溶湯不足を射出時の射出プランジャのオーバーストロー
ク動作に基いて検出するストローク検出手段を設けたこ
とを特徴としている。
【0013】上記の溶湯検出手段としては例えば熱電対
を用い、またストローク検出手段としてはリニアスケー
ルセンサ等を用いる。
【0014】
【作用】この構造によると、スリーブ部内の溶湯の有無
が溶湯検出手段によって検出されることから、この検出
信号と鋳造機との間でインターロックをとることによ
り、少なくともスリーブ部内に溶湯がない状態で射出以
降の鋳造動作が行われることがなくなり、溶湯のオーバ
ーフローや金型の破損を未然に防止できるようになる。
【0015】また、湯口から供給された溶湯のうちその
一部が規定量に満たないままスリーブ部に供給された場
合には、上記の溶湯検出手段により「溶湯あり」と検出
されることになるものの、射出プランジャのオーバース
トローク動作に基づきストローク検出手段が「溶湯の不
足」を検出することから、その検出タイミングで直ちに
鋳造機を停止させるようにすれば金型の破損を未然に防
止することができる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す図で、図2,
3と共通する部分には同一符号を付してある。
【0017】図1に示すように、下型5にはスリーブ部
13の下部に臨ませるようにして溶湯検出手段としての
熱電対20が設けられているほか、射出プランジャ12
を作動させるための射出シリンダ11には射出プランジ
ャ12のストロークを検出するリニアスケールセンサ等
のストローク検出装置30が設けられている。このスト
ローク検出装置30は、射出シリンダ11のピストン1
6の変位に基づいて射出プランジャ12の位置ひいては
ストロークを光電的に検出する役目をする。
【0018】したがって、本実施例構造によれば、図3
の(A)に示したように、前ショット時にラドル14か
らの溶湯Mの液垂れにより湯口6が凝固層15にて閉塞
されている場合に、次のショット時に図1の(A)に示
すようにラドル14を用いて注湯を行うと、溶湯Mは凝
固層15の上部空間に溜まったままとなってスリーブ部
13側にはスムーズに流下しない。そして、スリーブ部
13内に溶湯Mが供給されたかどうかは、その溶湯供給
によってスリーブ部13内の温度上昇があったかどうか
を熱電対20で検出することにより確認することができ
る。
【0019】そこで、上記の熱電対20の出力を鋳造機
の制御系に取り込み、ラドル14による注湯後であって
射出シリンダ11による射出動作前に、熱電対20の出
力からスリーブ部13内の溶湯Mの有無を検知し、「溶
湯なし」と判断された場合には以降の鋳造サイクルの動
作を中止する。これにより、スリーブ部13内に溶湯M
がないままで射出動作をすることがなくなり、射出プラ
ンジャ12のオーバーストロークによる金型1の破損を
未然に防止できる。
【0020】一方、図1の(A)に示した凝固層15に
よる湯口6の閉塞(目詰まり)が完全でない場合には、
その凝固層15の上部空間に溶湯Mが溜まると同時に、
一部の溶湯Mはスリーブ部13内に流れ込む。そして、
上記の場合と異なり、規定量に満たないまでも少量の溶
湯Mがスリーブ部13内に流れ込んで相応の温度上昇が
認められれば、熱電対20の出力から「溶湯あり」と判
断されて、以降の動作が継続されて射出動作までも行わ
れてしまうことになる。
【0021】ただし、スリーブ部13内の溶湯Mが規定
量に満たない場合には、そのまま射出動作を行うと、図
1の(B)に示すように射出プランジャ12が正規のス
トローク限位置よりもSだけ行き過ぎていわゆるオーバ
ーストロークすることになる。
【0022】そこで、射出シリンダ11に付設したスト
ローク検出装置30で射出プランジャ12のストローク
を監視するとともに、その出力を鋳造機の制御系に取り
込み、射出プランジャ12のストロークが設定ストロー
クよりも大きくなってオーバーストロークが認められた
場合には「スリーブ部内溶湯不足」と判断して、直ちに
以降の動作を中止する。
【0023】これにより、射出プランジャ12がさらに
過剰にオーバーストロークして金型1と干渉するような
事態を未然に防ぐことができるほか、先に説明した場合
と同様に凝固層15の上部空間に溜まっている溶湯Mが
金型1の傾動変位に伴ってオーバーフローするのを防ぐ
ことができる。
【0024】ここで、前記ストローク検出手段30は、
射出プランジャ12が規定ストロークを越えてオーバー
ストロークしたことさえ把握できればよいから、先の実
施例のリニアスケールセンサに代えてリミットスイッチ
等を用いることもできる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スリーブ
部内の溶湯の有無を検出する溶湯検出手段を設けるとと
もに、同じくスリーブ部内の溶湯の不足を射出プランジ
ャのオーバーストローク動作に基いて検出するストロー
ク検出手段を設けたため、湯口の目詰まりによりスリー
ブ部内に溶湯が供給されずに湯口に溜まったままとなっ
た場合や、あるいはスリーブ部内に規定量の溶湯が供給
されなかった場合でも、金型の旋回に伴う溶湯のオーバ
ーフローを防止でき、同時に射出プランジャのオーバー
ストロークによる金型の破損を未然に防止できる。ま
た、溶湯不足による加圧力の低下に起因して発生する鋳
巣をなくすことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で、(A)は注湯時
の断面説明図、(B)は射出プランジャの射出動作後の
断面説明図。
【図2】従来の加圧鋳造装置の一例を示す作動説明図。
【図3】湯口の目詰まり発生時の断面説明図。
【符号の説明】
1…金型 4…上型 5…下型 6…湯口 7…ガイド溝 8…湯道部 9…湯口閉塞ブロック 11…射出シリンダ 12…射出プランジャ 13…スリーブ部 14…ラドル 20…熱電対(溶湯検出手段) 30…ストローク検出装置(ストローク検出手段) R…製品部空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品部空間を形成する上型と下型とから
    構成された金型のうち、前記上型には湯口と該湯口と直
    交方向にスライドして湯口を開閉する湯口閉塞ブロック
    を設けるとともに、前記下型には製品部空間に臨む射出
    プランジャが内挿されたスリーブ部を前記湯口と同一軸
    線上に設け、 前記湯口から注湯された溶湯をスリーブ部に貯留して湯
    口を閉塞したのちに、前記射出プランジャの射出動作に
    よりスリーブ部内の溶湯を製品部空間に射出して鋳造を
    行う一方、鋳造後には前記金型を水平方向に傾動させて
    型開き動作を行わせるようにした竪型加圧鋳造装置であ
    って、 前記射出プランジャによる射出動作に先立ってスリーブ
    部内の溶湯の有無をそのスリーブ部内の温度変化によっ
    て検出する溶湯検出手段を設けるとともに、 前記スリーブ部内の溶湯不足を射出時の射出プランジャ
    のオーバーストローク動作に基いて検出するストローク
    検出手段を設けたことを特徴とする竪型加圧鋳造装置。
JP4451194A 1994-03-16 1994-03-16 竪型加圧鋳造装置 Pending JPH07251256A (ja)

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