JPH0725101Y2 - ネクタイ掛架台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は、挟み特性が良く、且つ
容易に滑り落ちないネクタイ掛架台に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来のネクタイ掛架台は、掛棒の前端頭
部に比較的大きな一円球があって、ネクタイが掛棒の前
端から滑り落ちないように防止している。これはネクタ
イが前端から滑り落ちないことを防止することができる
としても、ネクタイを掛ける時、ネクタイの重心が中央
にない場合、側方から滑り落ちるのを防止することがで
きない。又、ネクタイを取る時他のネクタイに触れて、
他のネクタイが滑り落ちる等の欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】従来の上記欠陥に鑑み
挟み特性が良く、且つ、滑り落ちない固定性のよいネク
タイ掛架台を得るために解決せらるべき技術的課題が生
じてくるのであり、本考案は該課題を解決することを目
的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために提案せられたものであり、ネクタイの掛棒
に弾性片を取り付け、該弾性片の挟み力でネクタイを固
定し、滑り落ちることなく、又、ネクタイを取る時の両
側のネクタイを落とすこともなく、掛取が便利で且つ滑
り落ちにくいネクタイ掛架台を提供するものである。

【０００５】

【実施例】以下、本考案の一実施例を図１乃至図４に従
って詳述する。図１に示す本考案の実施例は、座台１
１、掛棒１３と弾性片１５から成る。該弾性片１５の挟
み特性は良好でネクタイが滑り落ちないように構成され
ている。図２に示す如く、該座台１１は略矩形塊状に形
成され、更に、柄孔１１１が設けられていて掛棒１３を
挿しこみ固定するのに用いられる。

【０００６】該掛棒１３は略棒状を呈し、その一端には
柄１３１が設けられ、該弾性片１５をはめこみ、該座台
１１の柄孔１１１に挿しこんで固定する。該弾性片１５
は略Ｌ型を呈し、金属片又はプラスチック材で形成され
る。又は、掛棒１３と一体でプラスチック材で一体成形
することもできる。該弾性片１５の短辺側にははめこみ
孔１５１が設けられ、掛棒１３の柄１３１と嵌合して掛
棒１３上に固定する。又、該はめこみ孔１５１の周縁に
若干の鋸歯状のかみあい歯１５３を設けることもでき
る。

【０００７】図３に示す如く、該かみあい歯１５３は掛
棒の柄１３１にはめこみ孔１５１をはめこんだ後、緊密
に柄１３１の周縁に密接し、該弾性片１５の安定性及び
柄１３１と柄孔１１１の結合を強化することができる。
図４に示す如く、本考案は使用時、ネクタイを掛棒１３
と弾性片１５の間に挟み、弾性片の挟み力を利用してネ
クタイを挟んで掛棒１３にネクタイを固定する。かくし
てネクタイを取る時両側に掛けているネクタイを落とす
ことなく、便利にネクタイを掛取することができる上、
滑り落ちにくい効果を果たすことができる。

【０００８】

【考案の効果】本考案のネクタイ掛架台は挟み性が良
く、且つ、滑り落ちにくい実用性に優れた考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜面図。

【図２】本考案の第一実施例の分解図。

【図３】本考案の第二実施例の分解図。

【図４】本考案にネクタイを掛けた時の斜面図。

【符号の説明】

１１ 座台 １３ 掛棒 １５ 弾性片 １１１ 柄孔 １３１ 柄 １５１ はめこみ孔 １５３ かみあい歯

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 略矩形塊状を呈し、その上には若干の柄
   孔が設けられている座台と、略棒状を呈し、一端には柄
   が設けられていて座台の柄孔に挿しこんで固定する掛棒
   とからなるネクタイ掛架台であって、該掛棒の柄上に略
   Ｌ形を呈した弾性片がはめこまれており、該弾性片の短
   辺側にはめこみ孔が設けられており、更に該はめこみ孔
   の周縁には若干の鋸歯状の噛合歯が設けられており、こ
   のはめこみ孔は、又、掛棒の柄上にはめこむことができ
   るように形成され、柄を柄孔に挿しこむことによって該
   弾性片をも座台に固定できるように構成されており、更
   に、これ等の上記部品の組合せにより、良好な挟み特性
   を得ることができて容易に滑り落ちないように構成され
   ていることを特徴とするネクタイ掛架台。
2. 【請求項２】 上記弾性片は金属片或いはプラスチック
   材にて形成されている請求項１記載のネクタイ掛架台。