JPH07250800A - 食器洗浄器のスプレーアーム正逆回転装置 - Google Patents

食器洗浄器のスプレーアーム正逆回転装置

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JPH07250800A
JPH07250800A JP6298429A JP29842994A JPH07250800A JP H07250800 A JPH07250800 A JP H07250800A JP 6298429 A JP6298429 A JP 6298429A JP 29842994 A JP29842994 A JP 29842994A JP H07250800 A JPH07250800 A JP H07250800A
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spray
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holes
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    • A47L2501/20Spray nozzles or spray arms

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は食器洗浄器のスプレーアーム正逆回
転装置に関し、スプレーアームの回転方向を交互に正方
向と逆方向に回転させることにより、食器の洗浄効率を
向上させ得る食器洗浄器のスプレーアーム正逆回転装置
を提供することを目的とする。 【構成】 上面に形成される複数の噴射ノズル12と、
上面の一端の所定部位に形成される一対の噴射孔21
と、前記噴射孔21から一定距離を置いて形成される一
対の突出孔24と、前記噴射孔21を通じて噴射される
洗浄水の噴射方向を案内する噴射案内部23とを備える
流線型のスプレーアーム10と、前記スプレーアーム1
0の内部の一側に設置され、前記噴射孔21と突出孔2
4の下部に位置し、スプレーアーム10を交互に正方向
と逆方向に回転させる回転羽30の回転調節装置13と
から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は食器洗浄器のスプレーア
ーム正逆回転装置に関するもので、詳しくはスプレーア
ームを回転羽の回転調節装置により交互に正方向と逆方
向に回転させながら洗浄水を噴射させることにより、食
器洗浄率を高めた食器洗浄器のスプレーアーム正逆回転
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の食器洗浄器のスプレーアーム回転
装置は、図7に示すように、中空の左右対称形の流線型
スプレーアーム1の下面中央部には洗浄水流入管4が連
結されており、前記スプレーアーム1の上面の両端所定
部位には相互180°の間隔を置いて対角線方向の対称
位置に一対の回転ノズル3,3が形成されている。又、
スプレーアーム1の上面には複数の噴射ノズル2が形成
されている。
【0003】このように構成された従来の食器洗浄器の
スプレーアーム回転装置は、洗浄水が洗浄水流入管4を
介してスプレーアーム1の内部に流入されると、前記ス
プレーアーム1に流入された洗浄水が前記一対の回転ノ
ズル3,3を通じて噴射される。
【0004】このように洗浄水が噴射されると、作用反
作用の法則により洗浄水流入管4を中心としてスプレー
アーム1が回転ノズル3,3の噴射方向と反対方向に回
転することにより、噴射ノズル2の噴射角度が変わりな
がら洗浄水が噴射されて、食器を洗浄させることとな
る。
【0005】しかしながら、前述したような従来の食器
洗浄器のスプレーアーム回転装置は、回転ノズル3が常
に同一方向に回転することにより噴射ノズル2を通じて
噴射される洗浄水が常に同一方向にだけ噴射されるの
で、食器の両面が均等に洗浄されない。
【0006】以下、従来の食器洗浄器のスプレーアーム
回転装置による食器洗浄形態を添付図面に基づいてより
詳細に説明する。即ち、洗浄水の噴射方向はスプレーア
ーム1の回転方向と直角を成すため、洗浄水の移動軌跡
は図8Aに示すようにスプレーアーム1の回転方向の円
周接続方向となる。このように洗浄水の移動軌跡はスプ
レーアーム1の回転方向に応じて決定されるので、スプ
レーアーム1の回転方向が常に一定である場合は洗浄水
の移動軌跡も常に一定になる。
【0007】例えば、食器が図8B及び図8Cのように
置かれた状態で、スプレーアーム1の回転方向が図8B
のような場合と図8Cのような場合とに区分して、食器
の洗浄形態を説明すると、図8Bのような場合には食器
外部面は洗浄されるが食器内部面の洗浄は不完全にな
る。逆に、図8Cのような場合は食器の内部面は洗浄さ
れるが食器の外部面の洗浄は不完全になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の食器洗
浄器のスプレーアーム回転装置は、前述したようにスプ
レーアームがいつも同一方向にだけ回転するため、スプ
レーアームをどちらの方向に回しても食器の完全な洗浄
を期待することができない問題点があった。従って、本
発明の目的はスプレーアームの回転方向を交互に正方向
と逆方向に回転させることにより、食器の洗浄効率を向
上させ得る食器洗浄器のスプレーアーム正逆回転装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記のような本発明の目
的を達成するために、本発明の食器洗浄器のスプレーア
ーム正逆回転装置は上面に形成される複数の噴射ノズル
と、上面の一端の所定部位に形成される一対の噴射孔
と、噴射孔から一定距離を置いて形成される一対の突出
孔と、噴射孔を通じて噴射される洗浄水の噴射方向を案
内する噴射案内部を備える流線型のスプレーアームと、
スプレーアームの内部の一側に設置され、噴射孔と突出
孔の下部に位置し、スプレーアームを交互に正方向と逆
方向に回転させる回転羽の回転調節装置とから構成され
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明による食器洗浄器のスプレーア
ーム正逆回転装置の一実施例を添付図面に基づいて説明
する。本発明の食器洗浄器のスプレーアーム正逆回転装
置は、図1に示すように、複数の中空流線型スプレーア
ーム(図面には一方のアームだけを図示)10の下面中
央部には洗浄水流入管11が連結されており、前記スプ
レーアーム10の上面には複数の噴射ノズル12が形成
されている。
【0011】そして、前記スプレーアーム10の上面の
一端の所定部位には、図2及び図3に示すように、スプ
レーアーム10の幅方向に一定距離を置いて一対の噴射
孔21,21が形成され、この噴射孔21,21のスプ
レーアーム10の内側には一定距離を置いて一対の突出
孔24,24が形成され、全体的に噴射孔21,21と
突出孔24,24が90°間隔に円形を成すように形成
される。
【0012】そして、前記一対の噴射孔21,21及び
突出孔24,24の上部には、図2に示すように、一対
の噴射孔21,21の上部に位置する両側面が開放さ
れ、一対の突出孔24,24の中央に位置する上面がV
ノッチ形態に切除された形状の噴射案内部23が設けら
れ、前記噴射孔21,21と突出孔24,24の下部の
スプレーアームの内部には回転羽の回転調節装置13が
設置される。
【0013】以下、回転羽の回転調節装置13の構成を
説明する。前記一対の噴射孔21,21及び突出孔2
4,24の中央で、スプレーアーム10の上板下面と下
板上面にシャフト34の上下部が結合され、前記噴射孔
21,21の下部のスプレーアーム10の内部には中心
に軸孔30aが形成された円板形の回転羽30が設置さ
れて、前記シャフト34に上昇・下降可能にかつ回動可
能に結合される。
【0014】そして、図5A〜図5Cに示すように、前
記回転羽30の上面は180°の間隔に一対の開放孔3
1,31が形成され、この一対の開放孔31,31間に
は開放孔31,31に対して90°の間隔に、直径が噴
射孔21,21より大きく形成された閉鎖部32,32
が半球形に上方に突出されている。
【0015】そして、前記シャフト34の下端部には、
図2に示すように、回転羽30の下方位置を一定に規制
する円板形の支持板36が固定され、この支持板36の
上面には洗浄水の移動方向に後端部が高く前端部が低い
傾斜面36a,36aを有する一対の突起部37aが相
互180°の間隔を置いて形成されている。又、図5に
示すように、前記回転羽30の下面には、閉鎖部32,
32及び開放孔31,31の半円周上に半円形の突部3
3がそれぞれ突設されている。
【0016】以上説明したように、回転羽の回転調節装
置13はシャフト34と回転羽30と支持板36とから
構成される。又、図4に示すように、回転羽30が右回
りに回転するように、スプレーアーム10の内部の所定
部位から対角線方向に回転羽30の前方に至るまで所定
厚さの流路ガイド35が形成されている。但し、前記の
ような本発明の食器洗浄器のスプレーアーム正逆回転装
置の構造は上下にさかさまに形成されることもできる。
【0017】以下、以上のように構成される本実施例の
食器洗浄器のスプレーアーム正逆回転装置の動作関係を
図6により説明する。先ず、スプレーアーム10の内部
に洗浄水が給水される前は、図6Aに示すように、回転
羽30がシャフト34の下端部に位置することとなる。
このような状態で、ポンプ(図示せず)が作動して、洗
浄水流入管11を介してスプレーアーム10の内部に洗
浄水が流入されると、図6Bに示すように、洗浄水は前
記流路ガイド35に沿って流れながら、閉鎖部32,3
2と開放孔31,31の下面に形成された突部33にぶ
つかることにより、回転羽30が右回りに回転される。
【0018】ところで、前記回転羽30は、洗浄水の流
入速度が速いため前記のような右回りに回転するにつれ
て浮上力が発生するので、シャフト34に沿って上方に
浮上する。この際に、一つの閉鎖部32が一つの噴射孔
21の下部に正確に位置しなくても、閉鎖部32の上部
形状がドーム形状になっているため、閉鎖部32がどち
らか一つの噴射孔21に滑って入ることとなる。
【0019】従って、回転羽30の回転と浮上効果によ
り、回転羽30に形成されている一つの閉鎖部32がス
プレーアーム10のどちらか一つの噴射孔21を塞ぐこ
ととなり、同時にこの噴射孔21に対して180°の間
隔を置いて位置する突出孔24も塞がることとなる。こ
れにより、洗浄水は開放噴射孔21を通じて噴射され、
作用反作用の法則によりスプレーアーム10は洗浄水の
噴射方向と反対方向に多数回回転される。
【0020】同時に、洗浄水は前記スプレーアーム10
の上面に形成された噴射ノズル12を通じ、スプレーア
ーム10の回転方向に従って円周接線方向に噴射され、
前記突出孔24,24を通じても一定角度の上方に噴射
されるので、噴射ノズル12から噴射される洗浄水によ
り充分に洗浄されない角度まで食器を洗浄し得ることと
なる。
【0021】この際に、各々の噴射孔21,21及び突
出孔24,24は相互180°の間隔に対を成して噴射
するので、突出孔24を通じて噴射される洗浄水により
スプレーアーム10の回転力が上昇される。その後、前
記したようにスプレーアーム10がどちらかの方向に一
定回回転すると、給水を中断することにより、図6Cに
示すように、スプレーアーム10の内部に残っている洗
浄水を流路ガイド35に排出させる。
【0022】これにより洗浄水の水圧が低くなり、回転
羽30は自重により下降する。この際に、閉鎖部32の
上端部が噴射孔21,21を離脱すると同時に回転羽3
0の下面に形成された突部33が支持板36の突起部3
7aの傾斜面36aに沿って滑るように噴射孔21,2
1と支持板36の間隔が設計されるため、傾斜面36a
に接触する前までは回転せずに下降し、傾斜面36aに
接触するにつれて右回りに約70〜80°回転した状態
で下降してシャフト34の下端部に位置することとな
る。
【0023】ここで、回転羽30を下降させる時に約7
0〜80°程度回転するように設計する理由は、洗浄水
が流入される時、回転羽30の回転と上昇がほぼ同時に
起こるため回転羽が90°回転する前に上昇されるとし
ても閉鎖部と噴射孔の結合を容易にするためである。本
発明の一実施例では、回転羽30が下降する時、傾斜面
36aにより約70〜80°程度回転するように設計し
たが、この角度は設計時に変更できるものである。
【0024】その後、図6Cのような状態でポンプを作
動させて、洗浄水が再び給水されると、洗浄水が各々の
突部33にぶつかり、流路ガイド35に沿って回転羽3
0が右回りに約10〜20°回転した後、回転羽30の
下面に形成された、先刻傾斜面36aに沿って下りた二
つの突部33でない他の二つの突部33が前記支持板3
6に形成された突起部37aの垂直部に当接することと
なる。
【0025】従って、回転羽30はそれ以上回転され
ず、洗浄水の流入速度により浮上力を受けてシャフト3
4に沿って上方に浮上し、回転羽30に形成された閉鎖
部32,32により先刻の回転時に塞がらなかった噴射
孔21が塞がり、同時にこの噴射孔21に対して180
°の間隔を置いて位置する突出孔24も塞がることとな
る。
【0026】従って、先刻スプレーアーム10が回転す
る時に開放されていた噴射孔21でない他の噴射孔21
が開放されるので、図6Dに示すように、洗浄水は開放
された噴射孔21を通じて噴射される。それにつれてス
プレーアーム10は作用反作用の法則により、先刻回転
した方向と異なる方向に多数回回転することとなり、洗
浄水は前記スプレーアーム10の上面に形成された噴射
ノズル12を通じて、スプレーアーム10が回転する方
向の円周接線方向に噴射され、前記突出孔24,24を
通じても一定角度の上方に噴射される。
【0027】ここで、スプレーアーム10の正方向と逆
方向回転時、各々の噴射孔21,21を通じて噴出され
る洗浄水の流量が等しいので、スプレーアーム10の正
方向と逆方向の回転周期が等しいし、この回転周期は洗
浄水の噴出による食器の洗浄効果に応じて決められる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の食器洗浄
器のスプレーアーム正逆回転装置は洗浄水がスプレーア
ームの一対の噴射孔を通じて交互に噴射され、スプレー
アームの回転が交互に変わることとなり、スプレーアー
ムから噴射される洗浄水が食器洗浄器の内部全領域にわ
たって噴射され、これにより食器の表面が均等に洗浄さ
れるので、食器の配置方向によって洗浄度が影響を受け
ることなく洗浄効率が向上され、これにより食器の配置
形態及び方向に配慮する必要がなくなる等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の食器洗浄器のスプレーアーム
正逆回転装置のスプレーアームの部分斜視図である。
【図2】本発明の実施例の要部である回転羽の回転調節
装置の分解斜視図である。
【図3】本発明の実施例のスプレーアームの平面図であ
る。
【図4】図1のIV−IV線についての断面図である。
【図5】本発明の実施例の回転羽を示す図で,(A)は
回転羽の平面図、(B)は(A)図のB−B線について
の断面図、(C)は(A)図のC−C線についての断面
図である。
【図6】本発明の実施例のスプレーアーム正逆回転装置
の動作関係を示す説明図である。
【図7】従来のスプレーアーム回転装置の斜視図であ
る。
【図8】従来のスプレーアームの作用説明図である。
【符号の説明】
10…スプレーアーム 13…回転調節装置 21…噴射孔 23…噴射案内部 24…突出孔 30…回転羽 31…開放孔 32…閉鎖部 33…突部 34…シャフト 35…流路ガイド 36…支持板 36a…傾斜面 37a…突起部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に形成される複数の噴射ノズルと、
    上面の一端の所定部位に形成される一対の噴射孔と、前
    記噴射孔から一定距離を置いて形成される一対の突出孔
    と、前記噴射孔を通じて噴射される洗浄水の噴射方向を
    案内する噴射案内部とを備える流線型のスプレーアーム
    と、 前記スプレーアームの内部の一側に設置され、前記噴射
    孔と突出孔の下部に位置し、スプレーアームを交互に正
    方向と逆方向に回転させる回転羽の回転調節装置とから
    構成されることを特徴とする食器洗浄器のスプレーアー
    ム正逆回転装置。
  2. 【請求項2】 前記噴射案内部はそれぞれ一対の噴射孔
    及び突出孔の上部に位置し、一対の噴射孔の上部に位置
    する両側面が開放され、一対の突出孔の中央に位置する
    上面がVノッチ形態に切除された形状を有することを特
    徴とする請求項1記載の食器洗浄器のスプレーアーム正
    逆回転装置。
  3. 【請求項3】 前記回転羽の回転調節装置は、 前記噴射孔を交互に塞ぐ円板状の回転羽と、 前記回転羽の下部に位置し、回転羽の回転を制御する円
    板形の支持板と、 前記回転羽が上昇・下降及び回動できるように前記回転
    羽に挿入結合され、前記一対の噴射孔と突出孔の中央に
    位置し、スプレーアームの上板下面と前記支持板との間
    に結合されるシャフトとから構成されることを特徴とす
    る請求項1記載の食器洗浄器のスプレーアーム正逆回転
    装置。
  4. 【請求項4】 前記スプレーアームの内部には、回転羽
    が右回りに回転するように、スプレーアームの内部の所
    定部位から回転羽と同一線上の対角線方向に回転羽の前
    方に至るまで所定厚さの流路ガイドが形成されることを
    特徴とする請求項1記載の食器洗浄器のスプレーアーム
    正逆回転装置。
  5. 【請求項5】 前記支持板の上面には少なくとも一つの
    傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項3記載
    の食器洗浄器のスプレーアーム正逆回転装置。
  6. 【請求項6】 前記回転羽は上面に少なくとも一つの開
    放孔と、半球形に突設される少なくとも一つの閉鎖部が
    形成されていることを特徴とする請求項3記載の食器洗
    浄器のスプレーアーム正逆回転装置。
  7. 【請求項7】 前記回転羽の下面には、前記閉鎖部及び
    開放孔の半円周上に半円形の突部がそれぞれ突設されて
    いることを特徴とする請求項6記載の食器洗浄器のスプ
    レーアーム正逆回転装置。
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