JPH07250704A - バックル - Google Patents

バックル

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JPH07250704A
JPH07250704A JP6894894A JP6894894A JPH07250704A JP H07250704 A JPH07250704 A JP H07250704A JP 6894894 A JP6894894 A JP 6894894A JP 6894894 A JP6894894 A JP 6894894A JP H07250704 A JPH07250704 A JP H07250704A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒状をなす雌バックルと、この雌バックル内
に弾性片を差し入れて、該雄バックルに設けられた窓穴
に該弾性片の一部を係合させる雄バックルとからなるバ
ックルを、比較的薄型に構成しながら、係合力を高く確
保する。 【構成】 雌バックル20の窓穴22は、差し入れられ
る雄バックル10の弾性片11の操作部12を、外方に
弾み出させる幅広の穴部22bと、操作部12を穴縁面
23に引っ掛ける幅狭の穴部22aとを有している。窓
穴22の穴縁面23の傾斜面23bが、弾性片11の操
作部12に形成されている係合面部12a”に係合さ
れ、また、窓穴22の穴縁面23の傾斜面23aが、操
作部12に形成されている係合面部12a’に係合され
る。操作部12は、その押し込みにより係合面部12
a”と摺り合って、幅広の窓部22bに移動される構成
としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベルトなどの固定に
用いられる雌雄をなすバックルから構成されるバックル
に関し、より詳細には、筒状をなす雌バックル内に差し
入れられる雄バックルの弾性片の一部を該雌バックルの
側面に設けられた窓穴から弾み出させて、該雌バックル
と該雄バックルとの係合を行うバックルに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示されるように、ベルトなどの巻
回部100の一側に一対の弾性片102、102を備え
た雄バックル100と、この雄バックル100の該一対
の弾性片102、102を収め入れる扁平筒状の雌バッ
クル200とから構成されるバックルが従来より用いら
れている。
【0003】このバックルでは、前記雄バックル100
の前記一対の弾性片102、102の先端側に、該弾性
片102の他の弾性片102と向き合わない側に向けて
操作突部103が形成されており、一方、前記雌バック
ル200の厚さ方向にあある両側面には窓穴201、2
01が形成されている。そして、前記雄バックル100
は、該雌バックル200内に、前記一対の弾性片10
2、102を該一対の弾性片102、102を内側に撓
み込ませながら差し入れることができる構造とされてお
り、このように内側に撓み込ませた前記一対の弾性片1
02、102の前記操作突部103が前記雌バックル2
00の前記窓穴201に臨んだ位置で、前記のように撓
み込まされている該弾性片102を弾性復帰させて、該
操作突部103を前記雌バックル200の前記窓穴10
2の窓穴縁201aに引っ掛けさせて、両バックル10
0、200が係合し合う構成とされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の前記
バックルでは、前記雄バックル100と前記雌バックル
200とは、図7および図8に示されるように、前記雄
バックル100の前記操作突部103の前記弾性片10
2の基部側を向いた係合面103aと、前記雌バックル
200の前記雄バックル100の差し込み側の前記窓穴
201の窓穴縁201aとで係合し合うにすぎなかっ
た。このため、従来のバックルでは、前記雌バックル2
00から前記雄バックル100が抜き出す方向に引っ張
られた場合の、両バックル100、200の係合力を高
めるためには、この係合し合う前記係合面103aと前
記窓穴縁201aの面積を増やす他なかった。とはい
え、該係合面103aも前記窓穴縁201aも、前記雄
バックルおよび雌バックル200の厚さ方向に設けられ
ているので、単に係合し合う前記係合面103aと前記
窓穴縁201aの面積を増やそうとすると、バックルの
厚さが増えてしまう不都合があった。このために、前記
の構造を備えた従来のバックルにおいては、バックルを
薄型としながら、前記両バックル100、200の係合
力を高めることには限界があった。
【0005】また、前記雌バックル200内から抜け出
す方向に向けて、前記雄バックル100が強く引っ張ら
れた場合、前記雄バックル100の前記弾性片102、
102は内側に向けて撓み込み変形可能に構成されてい
るため、前記操作突部103の押し込み操作とは関係な
く内側に撓み込まされてしまうことがあり、この結果、
前記雌バックル200の前記窓穴201の窓穴縁201
aと、前記雄バックル100の操作突部103の係合面
103aとの係合が、予期せず解かれてしまうおそれが
あった。
【0006】こうしたことから、前記従来のバックル
は、該バックルを構成する前記雄バックル100と前記
雌バックル200との係合力が高く要求される分野にお
いては、用い難い不都合があった。
【0007】そこでこの発明は、筒状をなす雌バックル
と、この雌バックル内に弾性片を差し入れて、該雄バッ
クルに設けられた窓穴に該弾性片の一部を係合させる雄
バックルとからなるバックルを、比較的薄型に構成しな
がら、前記雌バックルと雄バックルとの係合力を高く確
保することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明では、前記課題
を解決するために、バックルを、先端側に操作部12を
備える弾性片11を有する雄バックル10と、周側に凹
部21を備え、かつ、この凹部21に窓穴22が開設さ
れている筒状部20’を有する雌バックル20とより構
成し、前記雄バックル10の弾性片11が抜き差し可能
に前記雌バックル20の前記筒状部20’に差し入れら
れる構造を備えさせると共に、前記雌バックル20の前
記窓穴22には、前記筒状部20’内に撓み込まされな
がら差し入れられる前記雄バックル10の弾性片11の
前記操作部12の少なくとも一部を、該筒状部20’の
外方に弾み出させる幅広の穴部22bと、前記筒状部2
0’の入り口側で前記弾性片11の前記操作部12を穴
縁面23に引っ掛ける幅狭の穴部22aとを有する構造
とし、さらに、前記雄バックル10の前記弾性片11に
備えられた前記操作部12には、該弾性片11の基部側
に向けられた係合面12aが形成されている構造とし、
しかも、前記窓穴22の前記幅広の穴部22bから幅狭
の穴部22aの側に向けられた穴縁面23が、前記弾性
片11の前記操作部12に形成されている前記係合面1
2aに係合し、かつ、該穴縁面23が、該操作部12の
雌具20内の押し込みにより該操作部12の該係合面1
2aと摺り合って、該操作部12aが前記窓穴22の幅
広の窓部22bに移動されるように、前記雄バックル1
0を該雌バックル20の内奥側に引き込む傾斜面23b
としてあるものとした。
【0009】
【作用】この発明に係るバックルでは、前記雌バックル
20の前記窓穴22が、該雌バックル20内に差し入れ
られた前記雄バックル10の前記弾性片11の先端側に
ある前記操作部12を外方に弾み出させる幅広の穴部2
2bと、該操作部12を前記筒状部20’の入り口側に
ある穴縁面23で引っ掛ける幅狭の穴部22aとを備え
る構成とされているので、前記雄バックル10は、前記
操作部12を前記窓穴22の前記幅広の穴部22bから
外方に弾み出させると共に、前記幅狭の穴部22aの穴
縁面23に引っ掛けることにより、前記雌バックル20
と係合し合う。
【0010】また、前記幅狭の穴部22aは、前記操作
部12を引っ掛ける幅に構成されているので、前記雄バ
ックル10は、前記操作部12の前記係合面12aを、
前記筒状部20’の入り口側にある前記幅狭の穴部22
aの穴縁面23と、前記幅広の穴部22bから前記幅狭
の穴部22aの側に向けられた穴縁面23の双方に接し
させ、係合される。
【0011】また、前記幅広の穴部22bから前記幅狭
の穴部22aの側に向けられた穴縁面23は、前記雄バ
ックル10の操作部12の押し込みにより、該操作部1
2を前記幅広の窓部22bに移動させるように、前記雄
バックル10を前記雌バックル20の内奥側に引き込む
傾斜面23bとされているので、該雄バックル10の操
作部12を押し込むことにより、該操作部12は前記窓
穴22からスムーズに外される。その一方で、前記雄バ
ックル10が、前記雌バックル20内から抜き出す方向
に引っ張られた場合、前記操作部12は前記幅広の穴部
22bから前記幅狭の穴部22aの側に向けられた前記
傾斜面23bの傾斜により、前記幅狭の穴部22bの前
記筒状部20’の入り口側の窓縁面23に前記係合面1
2aを密に係合させるように導かれる。
【0012】
【実施例】以下、この発明に係るバックルの典型的な実
施例について、図1ないし図6に基いて説明する。な
お、図1は、この実施例に係るバックルを構成する雄バ
ックル10と雌バックル20とを分離した状態を示して
いる。また、図2は、この実施例に係るバックルを構成
する雄バックル10の弾性片11と雌バックル10の窓
穴22の要部を拡大して示している。さらに、図3ない
し図6は、この実施例に係るバックルを構成する雄バッ
クル10と雌バックル20の係脱の過程を平面(各図に
おける上側)および側面(各図における下側)から示し
ている。
【0013】図1に示されるように、この実施例に係る
バックルは、一側にベルトBの巻回部15を備えた雄バ
ックル10と、該雄バックル10の他側に設けられた一
対の弾性片11、11および該一対の弾性片11、11
間に位置される中足14を収め入れる扁平筒状の筒状部
20’を備えた雌バックル20とから構成されている。
【0014】前記雄バックル10の前記ベルトBの巻回
部15は、略長方形状をなす環状の枠部15’の枠内
に、該枠部15’の長手方向に亘る前記ベルトBの巻回
桿15bを一体に設け、この巻回桿15bの両側に該ベ
ルトBの挿通溝15a、15aを形成させて構成されて
いる。
【0015】このように構成されている前記巻回部15
の長手方向に亘る一方の側縁の両側に、それぞれ前記弾
性片11が一体に設けられており、また、このように設
けられる一対の弾性片11、11の間に位置されるよう
に、前記巻回部15の長手方向に亘る一方の側縁の略中
程の位置に、前記中足14が一体に設けられている。前
記一対の弾性片11、11および前記中足14は、いず
れも前記巻回部15の幅方向と略同方向に向けて、前記
巻回部15の長手方向に亘る一方の側縁に略直交する向
きに、突き出し状に設けられている。
【0016】一方、前記雌バックル20は、両端に開口
24、27を備えた扁平の筒状部20’を備えており、
一方の開口24から前記雄バックル10の前記一対の弾
性片11、11および前記中足10を該筒状部20’内
に抜き差し可能に収め入れる構成としてある。
【0017】ここで、図1および図4に特に示されるよ
うに、前記雄バックル10の前記一対の弾性片11、1
1の先端側には、該弾性片よりも幅広で、かつ、厚肉の
操作部12、12がそれぞれ形成されており、この操作
部12、12の外側面12b、12b間の寸法は、前記
雌バックル20の前記開口24近傍の内側面20’a、
20’a間の寸法よりも、稍々大きく構成してある。従
って、図3に示されるように前記雄バックル10と前記
雌バックル20とを分離させた状態から、図4に示され
るように該雄バックル10の前記一対の弾性片11、1
1および前記中足を前記雌バックル20の前記開口24
から前記筒状部20’内に差し入れると、前記一対の弾
性片11、11は、前記操作部12、12の外側面12
b、12bを前記雌バックル20の前記開口24近傍の
前記内側面20’a、20’aに摺接させて、内側に撓
み込まされることになる。なお、前記雄バックル10の
前記一対の弾性片11、11の先端側に設けられている
前記操作部12、12の外側面12b、12bは、その
先端側から前記弾性片11の基部側に向けて、漸次該広
がり状に傾斜される面として構成されているので、該操
作部12、12の外側面12b、12bと前記雌バック
ル20の前記内側面20’a、20’aとの摺接およ
び、これに伴う前記一対の弾性片11、11の撓み込み
はスムーズになされる。また、この実施例では、この操
作部12の内側面12cには、該操作部12の先端か
ら、前記弾性片11に続く長さの補強リブ13が形成さ
れている。
【0018】一方前記雌バックル20の幅狭に構成され
ている両側面、すなわち該雄バックル20の厚さ方向に
ある両側面の略中程には、該雌バックル20の内側に向
けられた一対の凹部21、21が形成されており、この
凹部21には、該雌バックル20の内外に連通される窓
穴22が開設されている。 この窓穴22は、前記雌バ
ックル20の前記開口24の側から、前記開口27の側
に向けて続く細長状に形成されており、図2に示される
ように、その中央部を前記雄具10の前記弾性片11先
端側に設けてある前記操作部12の厚さ(x)よりも窓
幅(y’)を幅広とする穴部22bとしている。従っ
て、図4に示されるように、前記雌バックル20の前記
筒状部20’内に差し入れられて、内側に撓み込ませて
いる前記雄バックル10の弾性片11、11は、さらに
前記雌バックル20の内奥側に差し入れられて、該弾性
片11の先端側に設けられている前記操作部12が前記
窓穴22に臨む位置に達すると、図5に示されるよう
に、この窓穴22の前記幅広の穴部22bから前記操作
部12の外側面12bの側を弾み出させる構成とされて
いる。
【0019】ここで、前記窓穴22は、前記雄具10の
差し入れ側の前記雌具20の開口24の側を、前記雄具
10の前記一対の弾性片11、11の先端側に設けられ
ている前記操作部12、12の厚さ(x)よりも窓幅
(y)を幅狭とする穴部22aとしている。従って、図
5に示されるように、前記窓穴22の前記幅広の穴部2
2bから前記操作部12の前記外側面12bの側が弾み
出されている状態から、前記雄バックル20が前記雌バ
ックル10の前記筒状部20’内から抜け出す方向に向
けて引っ張られた場合、前記一対の弾性片11、11の
前記操作部12が前記窓穴22、22の前記幅狭の穴部
22a、22aにそれぞれ引っ掛かる構成とされてい
る。
【0020】しかるに、図2に特に示されるように、前
記雄バックル10の該操作部12の該弾性片11の基部
側には、該基部側に向けられた係合面12aが形成され
ている。前記のように、前記操作部12は、前記弾性片
11に対して、幅及び厚さを大きくしているので、この
係合面12a’は、前記操作部12の前記外側面12b
と前記弾性片11との間、すなわち該操作部12の厚さ
方向に向けて形成される係合面部12a’と、この係合
面部12a’の両側から該係合面部12a’に続いて前
記操作部12の内側面12c側に向けて、すなわち該操
作部12の幅方向に向けて形成される一対の係合面12
a”、12”とを備えている。従って、前記雌バックル
20の前記幅狭の穴部22aに対して前記操作部12
は、該穴部22aの穴縁面23に前記係合面部12a’
と前記一対の係合面部12a”、12”の双方を接しさ
せて引っ掛かることになる。
【0021】ここで、この実施例では、前記雌バックル
20の前記幅狭の穴部22aは、該雌バックル20の内
側に向けられた凹部21に形成されているので、該幅狭
の穴部22aの前記雌バックル20の厚さ方向にある穴
縁面23を該雌バックル20の内側から外側に向けて傾
斜する傾斜面23aとすると共に、この傾斜面23aの
両側から前記幅広の穴部22bに続く穴縁面23を概け
傾斜面23a側に向けて前記雌バックル20の内側から
外側に向けて傾斜する傾斜面23b、23bとしてい
る。そして、前記雄バックル10の前記操作部12に形
成されている前記係合面12aも、前記傾斜面23aに
係合する前記係合面部12a’および、前記傾斜面23
b、23bに係合する前記係合面部12a”、12a”
を、該傾斜面23a・23b、23bの前記傾斜に沿っ
た外広がり状の傾斜を備えた面として構成されている。
【0022】従って、この実施例に係るバックルでは、
前記雄バックル10を前記雌バックル20内から抜き出
す方向に引っ張った場合、前記雄バックル10の前記一
対の弾性片11、11の先端側に設けられている前記操
作部12は、該操作部12の厚さ側の係合面部12a’
を前記雌バックル20の前記幅狭の穴部22aの該雌バ
ックル20の厚さ方向にある穴縁面23、すなわち傾斜
面23aに接し、係合するのに加えて、前記操作部12
の厚さ側の係合面部12a’の両側から、該係合面部1
2a’に続いて形成されている該操作部12の幅側の係
合面12a”、12a”を前記雌バックル20の前記幅
狭の穴部22aの前記傾斜面23aの両側から前記幅広
の穴部22bの側に続く前記穴縁面23、すなわち23
b、23bにそれぞれ接し、係合させることになり、係
合し合う面の面積が比較的広くなる構成とされている。
【0023】また、前記雄バックル10の前記操作部1
2に形成された該操作部12の幅方向にある一対の係合
面12a”、12a”は、前記雌バックル20の前記幅
広の穴部22b側から前記幅狭の穴部22a側に向けて
外広がり状に傾斜する前記傾斜面23b、23bに沿っ
た傾斜を備えているので、前記雄バックル10が前記バ
ックル20内から抜け出す方向に引き張られた場合、前
記傾斜面23b、23bはその傾斜に沿って、前記雄バ
ックルの前記操作部12を前記雌バックル20の前記窓
穴22の外側に向けて、更に突き出されるようにガイド
させる。この結果、前記雌バックル20内から前記雄バ
ックル10を抜き出し方向に強く引っ張れば引っ張るほ
ど、該雄バックル10の厚さ方向にある前記係合面部1
2a’と、前記雌バックル20の厚さ方向になる前記傾
斜面23aとの係合状態を一層確実なものとできる。
【0024】また、このように係合し合わされている前
記雄バックル10と、前記雌バックル20の係合は、前
記雄バックル10の前記一対の操作部11、11を前記
雌バックル20の内側に向けて押し込むことにより解か
れるが、このように前記一対の操作部11、11を押し
込むにあたっては、前記雌バックル20の前記穴縁面2
3の前記傾斜面23b、23bが、押し込まれる前記雄
バックル10の前記操作部12の前記係合面部12
a”、12a”と摺接しながら、該操作部12を前記傾
斜面23b、23bの傾斜に沿ってこの傾斜面23b、
23bが形成されている前記幅狭の穴部22aの側から
前記幅広の穴部22b側に向けて、前記操作部12を導
くように機能する。従って、前記操作部11を、該操作
部11の厚さ(x)よりも窓幅(y’)を幅広とする前
記幅広の穴部22bに容易に至らせることができ、この
幅広の穴部22bに前記操作部12が至った位置で更に
該操作部12を押し込むことで、前記一対の窓穴22、
22からの前記一対の操作部11、11の弾み出し状態
を解除して、前記雄バックル10の前記一対の弾性片1
1、11を前記雌バックル20の前記筒状部20’内か
ら抜き出させることができる。
【0025】なお、この前記雄バックル10の前記一対
の弾性片11、11の前記操作部12、12の押し込み
操作にあたっては、該操作部12、12の外側面12b
の一部を外側に弾み出させている前記窓穴22が、前記
雌バックル10の厚方向にある側面から内側に向けて設
けられた前記凹部21に形成されていることから、該操
作部12、12の前記外側面12bに指先などを当てが
い易く、押圧操作を支障なく行うことができる。
【0026】また、この実施例では、前記窓穴22の設
けられていない側の前記雌バックル20の前記筒部2
0’内側面に、この筒部20’に収め入れられる前記雄
バックル10の前記中足14の幅寸法分の寸法をあけ
て、前記開口24側から前記開口27側に向けて略平行
に二条のガイドリブ25、25が条設されている。
【0027】この実施例では、この二条のガイドリブ2
5、25間に前記中足14が収め入れられなければ、前
記雄バックル10の前記一対の弾性片11、11を前記
雌バックル20の筒状部20’内に収め入れることがで
きない構成とされており、これにより、前記雄バックル
10が前記雌具20の筒状部20’内に、該筒状部2
0’の前記窓穴22が設けられている側面のいずれか一
方の側面側に傾いた状態で、誤って差し込まれ、前記弾
性片11の前記操作部12が前記窓穴22に適切に引っ
掛からないといった事態の防止が図られている。なお、
この中足14の先端には、前記弾性片11の操作部12
の側に向いた一対のガイドリブ14a、14aが形成さ
れており、前記雌バックル20の前記二条のガイドリブ
25、25間に該中足14を誘導し易い構造とされてい
る。
【0028】また、中足14は、例えば、前記雌バック
ル20の前記筒部20’をプラスチック材料を用いて一
体に成形して構成した場合に生じる場合がある成形歪な
どにより、この雌バックル20の前記筒部20’の中央
部がやや内側に膨み出している場合でも、この中足14
の収め入れにより、こうした歪をこの中足14の厚さ方
向に矯正し、該雌バックル20の前記筒状部20’内へ
の前記雄バックル10の前記一対の弾性片11、11の
収め入れをスムーズにならしめる機能を有する。この観
点からは、この実施例のように、前記中足14の厚さ寸
法は、前記弾性片11および前記操作部12の厚さ寸法
よりも大きく構成しておくことが望ましい。
【0029】また、この実施例では、前記雌バックル2
0の前記開口27の側に前記窓穴22が設けられている
前記筒部20’の両側面間に亘るベルトBなどの巻回部
26を、前記開口27縁との間に該ベルトBの挿入可能
な隙間をあけて一体に架設している。
【0030】なお、以上に説明した実施例においては、
前記雌バックル20を扁平筒状に構成しているが、これ
よりも厚い方形筒状などに該雌バックル20を形成する
等、必要に応じて雌バックル20の形状などを適宜変更
して、この実施例に係るバックルを構成して構わない。
また、前記雄バックル10の前記弾性片11に所要の弾
性変形特性をもたらせる観点からは、該雄バックル10
をプラスチック材料を用いて、一体に成形などして構成
することが好ましい。
【0031】
【発明の効果】この発明に係るバックルを構成する前記
雄バックル10は、前記雌バックル20内に差し入れら
れた弾性片11に設けられた前記操作部12の前記係合
面12aを、前記筒状部20’の入り口側にある前記幅
狭の穴部22aの穴縁面23と、前記幅広の穴部22b
から前記幅狭の穴部22aの側に向けられた穴縁面23
の双方に接させて、前記雌バックル20に係合されるの
で、両バックル10、20の係合し合う部分の面積を、
両バックル10、20を比較的薄型に構成しながら、大
きく確保することができる。
【0032】また、前記雄バックル10が、前記雌バッ
クル20内から抜き出される方向に引っ張られた場合、
該雄バックル10の前記操作部12は、前記窓穴22の
幅広の穴部22bから幅狭の穴部22a側に向けられた
前記傾斜面23bの傾斜により、前記筒状部20’の入
り口側の窓縁面23に前記係合面12aを密に係合させ
るように導かれるので、前記雄バックル10を、前記雌
バックル20内から抜き出そうとする力がるよく加えら
れた場合であっても、両バックル10、20の係合状態
を充分に確保できる。
【0033】従って、発明に係るバックルは、比較的薄
型に構成されながら、高い係合力を備えており、例え
ば、登山、建設作業などの高所での活動などで用いられ
るベルトなどのバックルとして用いても、安全を損なう
ことがない特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るバックルの斜視図である。
【図2】実施例に係るバックルの要部斜視図である。
【図3】実施例に係るバックルの一部破断平面図(上側
の図)および側面図(下側の図)である。
【図4】実施例に係るバックルの一部破断平面図(上側
の図)および側面図(下側の図)である。
【図5】実施例に係るバックルの一部破断平面図(上側
の図)および側面図(下側の図)である。
【図6】実施例に係るバックルの一部破断平面図(上側
の図)および側面図(下側の図)である。
【図7】従来のバックルの斜視図である。
【図8】従来のバックルの一部破断平面図である。
【符号の説明】
10 雄バックル 11 弾性片 12 操作部 13 リブ 14 中足 15 巻回部 20 雌バックル 21 凹部 22 窓穴 23 穴縁面 24 開口 25 ガイドリブ 26 巻回桿 27 開口 B ベルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に操作部を備える弾性片を有する
    雄バックルと、 周側に凹部を備え、かつ、この凹部に窓穴が開設されて
    いる筒状部を有する雌バックルとよりなり、 前記雄バックルの弾性片が抜き差し可能に前記雌バック
    ルの前記筒状部に差し入れられる構成としてあると共
    に、 前記雌バックルの前記窓穴は、前記筒状部内に撓み込ま
    されながら差し入れられる前記雄バックルの弾性片の前
    記操作部の少なくとも一部を、該筒状部の外方に弾み出
    させる幅広の穴部と、前記筒状部の入り口側で前記弾性
    片の前記操作部を穴縁面に引っ掛ける幅狭の穴部とを有
    しており、 前記雄バックルの前記弾性片に備えられた前記操作部に
    は、該弾性片の基部側に向けられた係合面が形成されて
    おり、 前記窓穴の前記幅広の穴部から幅狭の穴部の側に向けら
    れた穴縁面が、前記弾性片の前記操作部に形成されてい
    る前記係合面に係合し、かつ、該穴縁面が、該操作部の
    雌具内の押し込みにより該操作部の該係合面と摺り合っ
    て、該操作部が前記窓穴の幅広の窓部に移動されるよう
    に、前記雄バックルを該雌バックルの内奥側に引き込む
    傾斜面としてあることを特徴とするバックル。
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