JPH072505Y2 - 真空乾燥機における固体原料投入装置 - Google Patents

真空乾燥機における固体原料投入装置

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JPH072505Y2
JPH072505Y2 JP1988115805U JP11580588U JPH072505Y2 JP H072505 Y2 JPH072505 Y2 JP H072505Y2 JP 1988115805 U JP1988115805 U JP 1988115805U JP 11580588 U JP11580588 U JP 11580588U JP H072505 Y2 JPH072505 Y2 JP H072505Y2
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洪三 恩多
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Hisaka Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は真空乾燥機における固体原料投入装置に関する
ものであり、更に詳しくは、固体原料を真空容器内に導
入する際に、原料の投入口から乾燥対象原料と共に大気
が流入し、これにより、真空乾燥条件の安定化が阻害さ
れることを防止するための例えば真空ベルト乾燥機等に
おける器内真空度の保持手段に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、食生活の多様化に伴って数多くの種類の加工食品
材料やインスタント食品が市販されている。このような
食品材料の加工分野においては、最終製品に品質の低下
と成分の変質を伴わない復元性を付与する目的で真空ベ
ルト乾燥機を始めとする各種の真空乾燥装置が使用され
ている。このような真空乾燥機において、真空容器内に
固体状の乾燥対象原料を投入する手段として第3図に示
すような回転ローラ型の装置が使用されている。真空ベ
ルト乾燥機を例示する第3図において、真空容器(1)
の原料投入側上面には、ゴム等の弾性材料から成形され
たポケット(2)付きの回転型送り込みローラ(3)
と、この送り込みローラ(3)の軸線方向に沿う外周面
にその内壁面を密着させ、負圧吸引口(4)と共働して
真空容器(1)内への外気の流入防止部材として機能す
るケーシング本体(5)からなる原料投入装置(6)が
配設されている。負圧吸引口(4)に接続された負圧吸
引源の作動下に送り込みローラ(3)を回転駆動するこ
とによって、原料投入口(7)に送り込まれた固体状の
乾燥対象原料は、外気と分離され、ポケット(2)内に
担持された状態で原料落下口(8)の上方へ送り込ま
れ、真空容器(1)内に回動自在に懸架された無端搬送
ベルト(図示省略)上に自重落下し、所定の温度条件下
で真空乾燥処理を施される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような原料投入装置(6)を使用することによっ
て、固体状の乾燥対象原料を真空容器(1)の内部に真
空度の低下を伴うことなく導入することができるが、乾
燥対象原料の種類によっては、前記のような外周面がケ
ーシング本体(5)の内壁面に密着するゴム製の回転型
送り込みローラ(3)を使用できない場合がある。
本考案の主要な目的は、摩擦熱による乾燥対象原料の変
質や回転型送り込みローラの脆化等の原因によってゴム
製の送り込みローラの使用が不可能な場合にも、乾燥対
象原料に真空容器内への安定した送り込みを保証する真
空度維持機能を向上せしめた固体原料投入装置を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案は、上面に被乾燥原料の
投入口を開口させ、下面に当該被乾燥原料の落下口を有
し、この落下口を真空乾燥機の固体原料導入端に開口接
続するケーシング本体と、このケーシング本体内に微小
な径方向対向間隔を維持させて回動自在に配設支持さ
れ、円周方向に沿って所定の配設ピッチで被乾燥原料の
収納ポケットを形成し、かつ、この収納ポケットの軸線
方向に沿う長さを前記被乾燥原料の投入口及び落下口の
開口寸法と略同一にした金属製の被乾燥原料の送り込み
ローラと、この送り込みローラの収納ポケットの形成範
囲に対向する位置で、かつ、該送り込みローラを挟んで
その両側に位置する前記ケーシング本体の側壁部に開口
接続した負圧吸引管と、前記送り込みローラの収納ポケ
ットの形成範囲の軸方向両外側でケーシング本体の内壁
面と対向する前記送り込みローラの外周端に嵌装固着し
た気密保持部材とを具備させたものである。
[作用] 本考案は、ケーシング本体の内壁面と送り込みローラと
を微小な径方向対向間隔を形成して配設してあるため、
摩擦発熱がなく、被乾燥原料の熱変質を防止できる。
また、送り込みローラは、金属製としてあるため、及
び、上記摩擦発熱が防止させてあるため、従来のゴムロ
ーラのような脆化や変質を防止し、しかも、磨耗屑等が
被乾燥原料中に混入することを防止することができる。
更に、負圧吸引管を送り込みローラの両側に設けてある
ため、及び、気密保持部材を送り込みローラの収納ポケ
ットの形成範囲の軸方向両外側でケーシング本体の内壁
面と対向する位置に嵌装固着してあるため、ケーシング
本体の投入口から被乾燥原料と共に流入しようとする空
気は、負圧吸引管に作用する負圧で分離排出され、真空
乾燥機内に流入することを防止できる。この場合、送り
込みローラの送り込み側のみでなく、送り込み後の空の
側にも負圧吸引管が設けてあるため、空の側から空気が
真空乾燥機内に流入することも防止できる。
〔実施例〕
第1図は本考案装置の要部構造を例示する正面図、第2
図は一部分を断面にしたその側面図である。
真空乾燥機、例えば真空ベルト乾燥機は、第2図に示す
ように真空容器(1)内に図示しない無端搬送ベルトを
架装し、この無端搬送ベルトの回動経路に沿って恒率乾
燥域、減率乾燥域並びに冷却域を順次配設することによ
って固体原料用の真空乾燥装置を形成している。本考案
装置は、上記の如く構成された真空容器(1)内へ未乾
燥の固体原料を連続的に送り込む目的で創案されたもの
であって、基本的には真空容器(1)の固定原料導入端
の上部に固設されたケーシング本体(10)と、このケー
シング本体(10)内に、その軸線方向を前記無端搬送ベ
ルトの回動方向と直交させた状態で回転自在に支持され
た金属(例えばステンレス鋼)製の被乾燥原料の送り込
みローラ(20)から構成されている。更に詳しく説明す
ると、ケーシング本体(10)は、上面に被乾燥原料(1
1)の投入口(12)を開口させ、また、その下面には、
前記被乾燥原料(11)を真空容器(1)内の無端搬送ベ
ルト上に自重落下させるための落下口(13)を開口させ
ている。
一方、送り込みローラ(20)は、第2図に示すようにそ
の胴部に切削加工あるいはブレード状部材(15)(15)
…の固設等の適当な加工手段を利用して円周方向に沿っ
て所定の配設ピッチで複数個の被乾燥原料(11)の収納
ポケット(14)(14)…を形成すると共に、第1図に示
すように前記投入口(12)および落下口(13)の開口域
の外側でケーシング本体(10)の内壁面(10a)と対向
するその外周端近傍に、真空容器(1)の気密保持部材
としてOリング(16)(16)を嵌装固着している。この
送り込みローラ(20)の軸線方向に沿って測った収納ポ
ケット(14)(14)…の長さL0は、被乾燥原料(11)の
投入口(12)および落下口(13)の開口幅寸法L1と略等
しく、また、上記投入口(12)および落下口(13)を開
口せしめたケーシング本体(10)の内壁面(10a)と送
り込みローラ(20)の胴部の外周面(20a)との間に
は、送り込みローラ(20)とケーシング本体(10)との
接触を回避する目的で0.03mm以下の微小な対向間隔Gを
残存させている。
また、送り込みローラ(20)を挾んでその左右に位置す
る前記ケーシング本体(10)の側壁部分には、送り込み
ローラ(20)の軸線方向に対してそれぞれの吸引方向を
略直交させた状態で、2個の負圧吸引管(17)(18)が
接続されている。
本考案は以上の説明から理解されるように、真空容器
(1)内への被乾燥原料(11)の連続投入に際して、送
り込みローラ(20)の外周面(20a)と、ケーシング本
体(10)の内壁面(10a)とが接触しない被接触型回転
ローラとその囲繞ケーシングからなる固体原料投入装置
を提供するものである。即ち、投入口(12)から自重落
下する未乾燥の固体原料(11)と共に送り込みローラ
(20)の収納ポケット(14)(14)…内に流入した空気
は、送り込みローラ(20)の回動経路上に吸引用開口
(17a)を臨ませた第1の負圧吸引管(17)によって負
圧吸引され系外に排出される。このため、落下口(13)
を通って未乾燥の固体原料(11)のみが真空容器(1)
内に自重落下する。一方、送り込みローラ(20)の外周
端近傍に嵌装固着された前記Oリング(16)を前記投入
口(12)および落下口(13)の開口域の外側でケーシン
グ本体(10)の内壁面(10a)に密着させ、かつ、固体
原料(11)を自重落下させた後の送り込みローラ(20)
の回動経路上に第2の負圧吸引管(18)の吸引用開口
(18a)を臨ませることによって、真空容器(1)の内
部と送り込みローラ(20)の回動域の間には、負圧吸引
型の真空度維持機構が形成されている。このため、未乾
燥の固体原料(11)が連続的に投入される間、固体原料
(11)と共に外気が持ち込まれるにも拘らず真空容器
(1)の内部は真空乾燥に必要な所定の真空度に維持さ
れる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ケーシング本体の内壁面と送り込みロ
ーラとを微小な径方向対向間隔を形成して配設してある
ため、摩擦発熱がなく、被乾燥原料の熱変質を防止でき
る。
また、送り込みローラは、金属製としてあるため、及
び、上記摩擦発熱が防止させてあるため、従来のゴムロ
ーラのような脆化や変質を防止し、しかも、磨耗屑等が
被乾燥原料中に混入することを防止することができる。
更に、負圧吸引管を送り込みローラの両側に設けてある
ため、及び、気密保持部材を送り込みローラの収納ポケ
ットの形成範囲の軸方向両外側でケーシング本体の内壁
面と対向する位置に嵌装固着してあるため、ケーシング
本体の投入口から被乾燥原料と共に流入しようとする空
気は、負圧吸引管に作用する負圧で分離排出され、真空
乾燥機内に流入することを防止できる。この場合、送り
込みローラの送り込み側のみでなく、送り込み後の空の
側にも負圧吸引管が設けてあるため、空の側から空気が
真空乾燥機内に流入することも防止できる。これによ
り、真空乾燥機内の真空度の低下に起因する被乾燥原料
の品質低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の要部構造を例示する正面図、第2
図は一部分を断面にしたその側面図である。また第3図
は従来装置の側面図である。 (1)……真空容器、(10a)……ケーシング本体の内
壁面、(10)……ケーシング本体、(11)……固体原
料、(12)……投入口、(13)……落下口、(14)……
収納ポケット、(16)……Oリング、(17)(18)……
負圧吸引管、(20)……送り込みローラ、(20a)……
送り込みローラの外周面、(G)……微小間隔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に被乾燥原料の投入口を開口させ、下
    面に当該被乾燥原料の落下口を有し、この落下口を真空
    乾燥機の固体原料導入端に開口接続するケーシング本体
    と、 このケーシング本体内に微小な径方向対向間隔を維持さ
    せて回動自在に配設支持され、円周方向に沿って所定の
    配設ピッチで被乾燥原料の収納ポケットを形成し、か
    つ、この収納ポケットの軸線方向に沿う長さを前記被乾
    燥原料の投入口及び落下口の開口寸法と略同一にした金
    属製の被乾燥原料の送り込みローラと、 この送り込みローラの収納ポケットの形成範囲に対向す
    る位置で、かつ、該送り込みローラを挟んでその両側に
    位置する前記ケーシング本体の側壁部に開口接続した負
    圧吸引管と、 前記送り込みローラの収納ポケットの形成範囲の軸方向
    両外側でケーシング本体の内壁面と対向する前記送り込
    みローラの外周端に嵌装固着した気密保持部材と を具備させたことを特徴とする真空乾燥機における固体
    原料投入装置。
JP1988115805U 1988-09-01 1988-09-01 真空乾燥機における固体原料投入装置 Expired - Lifetime JPH072505Y2 (ja)

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JPH0237136U JPH0237136U (ja) 1990-03-12
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JPS5234297A (en) * 1975-09-05 1977-03-16 Masahito Sakashita Cross blocks for abalone culture
JPS5617378U (ja) * 1979-07-18 1981-02-16
JPS5942610B2 (ja) * 1979-08-31 1984-10-16 日東電工株式会社 多孔性繊維強化プラスチツクの製造方法

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