JPH0725041B2 - 移動ロボット - Google Patents

移動ロボット

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Publication number
JPH0725041B2
JPH0725041B2 JP3284219A JP28421991A JPH0725041B2 JP H0725041 B2 JPH0725041 B2 JP H0725041B2 JP 3284219 A JP3284219 A JP 3284219A JP 28421991 A JP28421991 A JP 28421991A JP H0725041 B2 JPH0725041 B2 JP H0725041B2
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JP
Japan
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outer frame
frame
inner frame
drive
drive means
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JP3284219A
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English (en)
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JPH05245779A (ja
Inventor
吉也 羽生田
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば移動ロボット
に関し、特に無軌道式の移動ロボットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、例えば低温倉庫に魚介類を搬出入
する際等に移動ロボットが使用されている。この種の移
動ロボットには、作業台車と牽引車とを連結し、牽引車
を無線誘導等で制御するもの、あるいは作業台車と牽引
車とを一体化し自動誘導するもの等各種提供されてい
る。この場合、誘導方式としては、走行経路を予め設定
する軌道式と、任意の方向に移動させる無軌道式とがあ
るが、制約が少く自由度のある無軌道式の方が適用範囲
が広い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
移動ロボットは、通常移動手段として車輪,履帯が主と
して使用されているが以下の欠点があった。すなわち、
車輪,履帯は軌道式では比較的問題がないが、無軌道式
においては、任意の方向に移動させることが難しく、方
向転換する際にも大きな曲率半径を必要とし、このため
方向転換時の誤差が大きくなるという問題があった。
【0004】また、履帯で移動させる手段は、方向転換
をする場合に、左右の滑りを利用して行なうため、設置
床面を損傷し易いという問題もあった。
【0005】この発明は、上述した如き問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的とするところは、任意
の方向に移動させる制御が簡単であって、方向転換の際
に比較的小さい曲率半径でこれを可能とするとともに、
設置床面を損傷する恐れのない無軌道式移動ロボットを
提供するところにある。
【0006】
【目的を達成するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、垂直線を中心軸として回転可能であっ
て内部に空所を有する外フレームと、この外フレームの
空所内に配設されると共に該外フレームの中心軸と偏心
した軸を中心として相対回転及び相対昇降可能な内フレ
ームと、該内フレームのみ或いは内フレ−ム及び外フレ
−ムを支持すると共に少なくともいずれかが水平方向に
移動可能な複数の脚部と、前記外フレーム及び内フレー
ムを相対回転させる第1の駆動手段と、前記外フレーム
及び内フレームを各別に昇降移動させる第2の駆動手段
と、前記内フレームの脚部のうち移動可能な脚部を水平
方向に移動させる第3の駆動手段と、前記第1ないし第
3の駆動手段の駆動を制御する制御手段とを備え、前記
制御手段は、第2の駆動手段を駆動して前記外フレーム
及び内フレームを交互に昇降させると共に、第1の駆動
手段を駆動して外フレームと内フレームとを所定角度相
対回転させることによりそれぞれのフレ−ムを任意の方
向に移動させ、第3の駆動手段を駆動して一移動工程に
おける移動量を可変させるように構成してなることを特
徴とする。
【0007】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例について添附
図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では
同一若しくは相当する部分は同一符号を付してある。図
1は、この発明に係る移動ロボットの一実施例を示すも
のである。
【0008】図1は移動ロボットの概要を示すものであ
って、移動ロボットは、垂直線CLoを中心軸として回
転可能であって内部に空所を有する略ハット状に形成さ
れた外フレーム10と、外フレーム10の天井部10a
の中心開口を貫通して外フレーム10の空所内に収納さ
れて外フレーム10の中心軸とΔeだけ偏心した垂直線
CLiを中心として外フレーム10と相対回転及び相対
昇降可能な略ボビン形の内フレーム12と、内フレーム
12に対し水平方向に直線状に相対移動可能なスライド
ブロック28とで概略構成されている。
【0009】外フレ―ム10の周縁には水平フランジ部
10c が一体的に形成され、このフランジ部10c の下
部には垂直方向に進退可能な複数の脚部10d ,10d
が周方向に所定の間隔をおいて設けられており、この脚
部10d ,10d はシリンダ部及びロッド部からなりロ
ッド部が油圧,空圧によって伸縮可能となっている。
【0010】一方、上記内フレーム12は、外フレーム
10の開口を貫通する円筒部12Aと、円筒部12Aの
上部より水平方向に突設された上部フランジ部12a
と、円筒部12Aの下部より水平方向に突設されて外フ
レーム10の天井部10aの下面と対向する中空枠体状
の下部フランジ部12bとからなっている。外フレーム
10の天井部10a上には突状10eが立設され、この
突状10eと内フレーム12の円筒部12A及び上部フ
ランジ部12aとの間に閉断面が構成されている。内フ
レーム12の上部フランジ部12aの上部には第1の駆
動手段としての駆動モータ14が垂直方向に載置固定さ
れ、駆動モータ14の駆動軸14aは上部フランジ部1
2aを貫通して上記閉断面内に臨んでいると共にその先
端には小歯車22が固着されている。外フレーム10の
突状10eの内側には内歯20が刻設されており、小歯
車22が内歯20に噛合している。従って、駆動モータ
14を図示しない制御手段からの制御信号に基づいて駆
動することにより、小歯車22が回転して外フレーム1
0と内フレーム12とが相対回転することになる。
【0011】内フレーム12の下部フランジ部12b の
下部には垂直方向に進退可能な複数の脚部12c ,12
c が固定的に設けられており、この脚部12c ,12c
はシリンダ部及びロッド部からなりロッド部が油圧、空
圧によって伸縮可能となっていること外フレーム10の
脚部10d と同様である。また、下部フランジ部12b
の下部には第3の駆動手段としての駆動モータ30が水
平方向に固定され、駆動モータ30の駆動軸30aには
チェーンベルト32が巻き掛けられてこのチェーンベル
ト32は下部フランジ部12b 内に水平方向に支持され
たスクリューボルト26の一端に連結されている。上記
スライドブロック28はスクリューボルト26にねじ結
合されて水平方向に移動可能であり、下部フランジ部1
2b の底壁には該スライドブロック28の移動を許容す
るためのスリット12d が形成されている。さらに、ス
ライドブロック28の下部には、上記脚部12c と同様
な構成を有する複数の脚部12c ,12c が固定的に設
けられており、この脚部12c ,12c は上記脚部12
c ,12c と併せて周方向に適宜の間隔を有して配設さ
れている。
【0012】そして、駆動モータ30を図示しない制御
手段からの制御信号に基づいて駆動し、チェーンベルト
32を介してスライドブロック28が水平方向に移動す
ることによって内フレーム12の回転中心軸CLi と外
フレーム10の回転中心軸CL0 との変位△e を可変と
することができる。
【0013】外フレーム10及び内フレーム12には、
それぞれの脚部10d 、12d を各別に進退駆動させる
ことによって外フレーム10及び内フレーム12を各別
に昇降させる第2の駆動手段(図示しない)が設けられ
ている。また、前記駆動モータ14及びこの第2の駆動
手段は、それぞれの駆動を制御する制御手段からの制御
信号に基づいて駆動される。
【0014】このような構成でもって、外フレ―ム10
および内フレ―ム12が駆動モ―タ14の回転軸14a
を駆動することによって任意の方向に移動することがで
きる。すなわち、外フレ―ム10が固定された状態(脚
部10d ,10d のみが伸長して大地に着座している状
態)では、駆動モータ14を駆動することによって内フ
レーム12が中心軸CLi を中心として相対回転する。
また、これとは逆に内フレーム12が固定された状態
(脚部12c ,12c のみが伸長して大地に着座してい
る状態)では、駆動モータ14を駆動することによって
外フレーム10が中心軸CL0 を中心として相対的に回
転する。
【0015】この場合、駆動モータ14を駆動して外フ
レーム10と内フレーム12との回転中心軸の変位を変
更することにより、ロボットの任意の方向への一移動工
程における移動量を可変とすることができ、移動環境に
対応した移動スピードの調整を容易に行うことができ
る。
【0016】第2図は、上記構成の移動ロボットを、同
図中で右から左方向に直線的に移動させる場合の軌跡を
模式的に示すものである。同図の大円は、外フレーム1
0の脚部10d の運動を示し、小円は内フレーム12の
脚部12c の運動を[I]、[II]、[III ]、…の順
で示している。[I]内フレーム12の脚部12c を伸
長させてこれを固定し、外フレーム10の脚部10d を
縮退させる。[II]駆動モータ14を駆動して外フレー
ム10を回動し、その回転中心CLo を略180度回転
させてCLo ′の位置で停止させる。次いで、脚部10
d を伸長し、外フレーム10を固定した後、内フレーム
12の脚部12c を縮退させる。[III]再び駆動モー
タ14を動かし、内フレーム12を回動し、その回転中
心CLiを略180度回転させCLi ′の位置で停止さ
せる。この後は、上記操作を繰返すことで、移動ロボッ
トを直線的に右から左に移動できる。
【0017】上記操作において、各脚部10d ,12c
の移動量は、例えばロータリーエンコーダを回転軸14
a に設置してその回転量を測定し、この測定値に基づい
て各歯車径,歯数等から容易に算定できる。また、スラ
イドブロック28の移動量もロータリーエンコーダをス
クリューボルト26に設置して同様に算定することがで
きる。また、移動方向は上述の直線に限らず、例えば第
2図において内フレーム12の回転中心CLi を外フレ
ーム10の回転中心CLo に対して任意の角度で停止さ
せて上記操作を行なえば、移動ロボットを任意の方向に
移動でき、勿論ジグザグ状に移動させることもできる。
【0018】上記のように、この発明の移動ロボットに
おいては、歯車機構という比較的簡単なメカニズムで構
成しているため、移動方向の制御が容易にできると共
に、方向転換の際には外フレーム10の幅だけしか必要
とせず、従来のような大きな曲率半径が不要となると共
に、一軸まわりの回転で行なうため、その誤差は極めて
小さくなる。また、移動時には一方の脚部は縮退させて
行なうため、設置床面に損傷を与える惧れは全くない。
さらに、移動の形態が、局所作業時の人間の動作に近
く、各種の作業アームを取付けることで広範囲な用途に
対応できる。また、上記制御手段は、例えば無線誘導あ
るいは、予めプログラムしたマイクロコンピユータを内
蔵させて行なってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
この発明に係る移動ロボットにおいては、移動制御が簡
単で、小さい曲率半径をもって方向転換が可能であり、
しかも床面の損傷を防止することができる等の優れた効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す断面図である。
【図2】移動の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10 外フレーム 12 内フレーム 10d 脚部 12c 脚部 14 駆動モータ(第1の駆動手段) 30 駆動モータ(第3の駆動手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直線を中心軸として回転可能であって
    内部に空所を有する外フレームと、この外フレームの空
    所内に配設されると共に該外フレームの中心軸と偏心し
    た軸を中心として相対回転及び相対昇降可能な内フレー
    ムと、該内フレームのみ或いは内フレ−ム及び外フレ−
    を支持すると共に少なくともいずれかが水平方向に移
    動可能な複数の脚部と、前記外フレーム及び内フレーム
    を相対回転させる第1の駆動手段と、前記外フレーム及
    び内フレームを各別に昇降移動させる第2の駆動手段
    と、前記内フレームの脚部のうち移動可能な脚部を水平
    方向に移動させる第3の駆動手段と、前記第1ないし第
    3の駆動手段の駆動を制御する制御手段とを備え、前記
    制御手段は、第2の駆動手段を駆動して前記外フレーム
    及び内フレームを交互に昇降させると共に、第1の駆動
    手段を駆動して外フレームと内フレームとを所定角度相
    対回転させることによりそれぞれのフレ−ムを任意の方
    向に移動させ、第3の駆動手段を駆動して一移動工程に
    おける移動量を可変させるように構成してなることを特
    徴とする移動ロボット。
JP3284219A 1991-10-04 1991-10-04 移動ロボット Expired - Lifetime JPH0725041B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3284219A JPH0725041B2 (ja) 1991-10-04 1991-10-04 移動ロボット

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JP59036116A Division JPS60183271A (ja) 1984-02-29 1984-02-29 移動ロボツト

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JPH05245779A JPH05245779A (ja) 1993-09-24
JPH0725041B2 true JPH0725041B2 (ja) 1995-03-22

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CN102381379B (zh) * 2011-09-19 2013-03-20 哈尔滨工程大学 一种自适应地面行走及转向的足型机器人机构

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JPH05245779A (ja) 1993-09-24

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