JPH07249872A - 多層プリント基板 - Google Patents

多層プリント基板

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JPH07249872A
JPH07249872A JP6066754A JP6675494A JPH07249872A JP H07249872 A JPH07249872 A JP H07249872A JP 6066754 A JP6066754 A JP 6066754A JP 6675494 A JP6675494 A JP 6675494A JP H07249872 A JPH07249872 A JP H07249872A
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JP
Japan
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board
wiring pattern
reinforcing
flexible
substrate
Prior art date
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Application number
JP6066754A
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English (en)
Inventor
Takashi Saito
貴 斉藤
Hiroshi Nakagawa
浩志 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH07249872A publication Critical patent/JPH07249872A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/40Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K3/4038Through-connections; Vertical interconnect access [VIA] connections
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4644Manufacturing multilayer circuits by building the multilayer layer by layer, i.e. build-up multilayer circuits
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4688Composite multilayer circuits, i.e. comprising insulating layers having different properties
    • H05K3/4691Rigid-flexible multilayer circuits comprising rigid and flexible layers, e.g. having in the bending regions only flexible layers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価であり、かつ補強用基板を有効に理由す
ることができる多層プリント基板とする。 【構成】 表面に配線パターン110が形成された補強
用基板100と、補強用回路基板100の表面に積層さ
れる1枚のフレキシブル基板200とを有しており、フ
レキシブル基板200の表面にも配線パターン230が
形成されており、フレキシブル基板200のスルーホー
ル240によって両基板100、200の配線パターン
110、230導通される多層プリント基板P1 であっ
て、補強用基板100には紙フェノール又は厚手のPE
T樹脂が、フレキシブル基板200にはPET樹脂が用
いられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層プリント基板に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、フレキシブル基板にチップ部品を
実装する場合には、フレキシブル基板の裏面側に補強用
基板を裏打ちしている。また、従来の多層プリント基板
は、チップ部品の実装効率を高めるために多数使用され
ており、ベースとなる基板に絶縁層と導電層とを順次積
層することによって構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フレキ
シブル基板の裏面側に取り付けられる補強用基板には、
ガラスエポキシ系樹脂等の半田耐熱を持つ材料が使用さ
れていた。この補強用基板に単にフレキシブル基板の補
強にのみ用いられており、実際の回路の形成にはなんら
関与しておらず、配線密度の向上には無関係であった。
【0004】また、従来の多層プリント基板又は両面プ
リント基板には、ベースとなる基板に高価なポリイミド
系樹脂がガラスエポキシ系樹脂を用いなければならなか
った。一方、安価なPET樹脂をベースとなる基板に使
用すると、多層プリント基板、両面プリント基板は製造
困難であった。
【0005】さらに、従来の多層プリント基板又は両面
プリント基板の各層の導通は、スルーホールの内部をメ
ッキすることによって行われている。このため、従来の
多層プリント基板には、メッキのための工程が必要とな
り、コストアップの原因の1つにもなっている。
【0006】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、補強用基板を配線密度の向上に役立てることがで
き、しかも安価な多層プリント基板を提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る多層プリ
ント基板は、表面に配線パターンが形成された補強用基
板と、この補強用回路基板の表面に積層される1枚のフ
レキシブル基板とを備えており、前記フレキシブル基板
の表面にも配線パターンが形成されており、フレキシブ
ル基板のスルーホールによって両基板の配線パターンが
導通される。
【0008】また、請求項2に係る多層プリント基板
は、表面に配線パターンが形成された補強用基板と、こ
の補強用回路基板の表面に積層される2枚以上のフレキ
シブル基板とを備えており、前記各フレキシブル基板の
表面にも配線パターンがそれぞれ形成されており、各フ
レキシブル基板のスルーホールによって各基板の配線パ
ターンが導通される。
【0009】さらに、請求項3に係る多層プリント基板
は、表裏両面に配線パターンが形成された補強用基板
と、この補強用基板の表裏両面にそれぞれ積層される1
又は2以上のフレキシブル基板とを備えており、前記フ
レキシブル基板の表面にはそれぞれ配線パターンが形成
されており、フレキシブル基板のスルーホールによって
各基板の配線パターンが導通されている。
【0010】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例に係る多層プリ
ント基板の概略的断面図、図2は本発明の第1の実施例
に係る多層プリント基板の使用例を示す概略的断面図、
図3は本発明の第2の実施例に係る多層プリント基板の
概略的断面図、図4は本発明の第2の実施例に係る多層
プリント基板の使用例を示す概略的断面図、図5は本発
明の第3の実施例に係る多層プリント基板の概略的断面
図、図6は本発明の第3の実施例に係る多層プリント基
板の使用例を示す概略的断面図である。
【0011】第1の実施例に係る多層プリント基板P1
は、図1に示すように、表面に配線パターン110が形
成された補強用基板100と、この補強用回路基板10
0の表面に積層される1枚のフレキシブル基板200と
を備えており、前記フレキシブル基板200の表面にも
配線パターン230が形成されており、フレキシブル基
板200のスルーホール240によって両基板100、
200の配線パターン110、230が導通されてい
る。
【0012】補強用基板100は、安価な紙フェノール
製であって、表面に所定の配線パターン110が予め形
成されている。この配線パターン110は銅箔であっ
て、エッチングによって所定のパターンに形成される。
従って、この補強用基板100の配線パターン110は
細かいものにすることができる。
【0013】フレキシブル基板200は、ベース層21
0と、このベース層210の表面に積層された絶縁層2
20と、この絶縁層220の上に形成された配線パター
ン230とからなる。
【0014】フレキシブル基板200のベース層210
には、ポリエチレンテレフタレート(PET)、芳香族
ポリアミド、ポリイミド(PI)、ポリブチレンテレフ
タレート(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(P
PS)、ポリエーテルイミド、ポリカーボネイト(P
C)等が用いられる。ここで、PET樹脂が最も安価で
あるので、PET樹脂がコスト的には最も望ましい。
【0015】フレキシブル基板200の表面には、銅箔
からなる所定の配線パターン230が形成されている
が、この配線パターン230とベース層210との間に
は絶縁層220が設けられている。この絶縁層220
は、後述するスルーホール240に半田410を充填し
た場合にベース層210等に損傷が及ばないようにする
ためのものである。従って、半田410に低融点タイプ
のものを使用すれば、基台210等に対する損傷の度合
いを低く抑えることができるので、絶縁層220はなく
ともよい。なお、この半田410の充填は、後述するチ
ップ部品510、520のリフローと同時に行うことが
できる。
【0016】フレキシブル基板200のスルーホール2
40は、フレキシブル基板200の配線パターン230
と、補強用基板100の配線パターン110とを導通さ
せるものである。従って、スルーホール240の表面側
の開口部の周囲には、必ず配線パターン230が形成さ
れていなければならない。
【0017】このようなフレキシブル基板200は、接
着層 (図示省略) によって補強用基板100の表面に積
層される。この接着層としては、フレキシブル基板20
0のスルーホール240に対応した開口 (図示省略) が
開設された両面接着テープが用いられる。また、両面接
着テープではなく、接着剤を補強用基板100の配線パ
ターン110の上に印刷によって塗布することによって
接着層としてもよい。この場合、フレキシブル基板20
0のスルーホール240に対応した個所には、両基板1
00、200の導通を確保するために接着剤を印刷しな
いようにする。
【0018】このような補強用基板100とフレキシブ
ル基板200とからなる多層プリント基板P1 は、図2
に示すようにして使用される。
【0019】フレキシブル基板200の表面にチップ部
品510が実装される場合と、補強用基板100の表面
にチップ部品520が実装される場合とがある。フレキ
シブル基板200の表面にチップ部品510を実装する
場合には、フレキシブル基板200にはなんら特別の処
理を施す必要はないが、補強用基板100の表面に部品
520を実装する場合にはチップ部品520に応じた開
口250をフレキシブル基板200に形成しておかなけ
ればならない。
【0020】次に、第2の実施例に係る多層プリント基
板P2 について、図3及び図4を参照しつつ説明する。
第2の実施例に係る多層プリント基板P2 は、表面に配
線パターン110が形成された補強用基板100と、こ
の補強用回路基板100の表面に積層される2枚のフレ
キシブル基板200A、200Bとを備えており、前記
フレキシブル基板200A、200Bの表面にもそれぞ
れ配線パターン230A、230Bが形成されており、
各フレキシブル基板200A、200Bのスルーホール
240A、240Bによって各基板100、200A、
200Bの配線パターン110、230A、230Bが
導通されている。
【0021】補強用基板100は、第1の実施例に係る
多層プリント基板と同様であり、安価な紙フェノール製
であって、表面に所定の配線パターン110が予め形成
されている。この配線パターン110は銅箔であって、
エッチングによって所定のパターンに形成される。従っ
て、この補強用基板100の配線パターン110は細か
いものにすることができる。
【0022】補強用基板100の上に直接積層される第
1のフレキシブル基板200Aは、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、芳香族ポリアミド、ポリイミド
(PI)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポ
リフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルイ
ミド、ポリカーボネイト(PC)等からなるベース層2
10Aと、このベース層210Aの上に形成される銅箔
からなる配線パターン230Aとを有している。
【0023】ここで、ベース層210Aと配線パターン
230Aとの間に絶縁層が介在されていないのは、この
第1のフレキシブル基板200Aには半田430が直接
接触することがないので、ベース層210Aの損傷を考
慮しなくてもよいからである。しかし、第1のフレキシ
ブル基板200Aに、基台210Aと配線パターン23
0Aとの間に絶縁層を介在させたものを用いてもよい。
なお、前記半田430(後述する半田440も同様であ
る。)の充填は、後述するチップ部品530、540、
550のリフローと同時に行うようにしてもよい。
【0024】かかる第1のフレキシブル基板200Aに
は、後述する第2のフレキシブル基板200Bの配線パ
ターン230Bと補強用基板100の配線パターン11
0とを導通させるためのスルーホール240Aが開設さ
れている。
【0025】この第1のフレキシブル基板200Aと補
強用基板100とは、スルーホール240Aに対応した
開口が開設された両面接着テープからなる接着層によっ
て積層される。なお、第1の実施例において述べたよう
に、両面接着テープではなく、接着剤を補強用基板10
0の配線パターン110の上に印刷によって塗布するこ
とによって接着層としてもよい。この場合、第1のフレ
キシブル基板200Aのスルーホール240Aに対応し
た個所には、両基板100、200Bの導通を確保する
ために接着剤を印刷しないようにする。
【0026】かかる第1のフレキシブル基板200Aの
上に積層される第2のフレキシブル基板200Bは、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)、芳香族ポリアミ
ド、ポリイミド(PI)、ポリブチレンテレフタレート
(PBT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、
ポリエーテルイミド、ポリカーボネイト(PC)等から
なるベース層210Bと、このベース層210Bの上に
積層される絶縁層220Bと、この絶縁層220Bの上
に形成される銅箔からなる配線パターン230Bとを有
している。なお、低融点タイプの半田430を用いる場
合には、絶縁層220Bが不要となることは上述した通
りである。
【0027】かかる第2のフレキシブル基板200Bに
は、2種類のスルーホール241B、242Bがある。
スルーホール241Bは、第2のフレキシブル基板20
0Bの配線パターン230Bと補強基板100の配線パ
ターン110とを導通させるためのものである。従っ
て、このスルーホール241Bは、前記第1のフレキシ
ブル基板200Aのスルーホール240Aと同一位置に
開設される。
【0028】一方、スルーホール242Bは、第2のフ
レキシブル基板200Bの配線パターン230Bと第1
のフレキシブル基板200Aの配線パターン230Aと
を導通させるためのものである。
【0029】両スルーホール241B、242Bの表面
側の開口部の周囲には、配線パターン230Bが必ず形
成されている。
【0030】第2のフレキシブル基板200Bと第1の
フレキシブル基板200Aとは、第2のフレキシブル基
板200Bのスルーホール241B、242Bに対応し
た開口が開設された両面接着テープからなる接着層によ
って積層される。なお、第1の実施例において述べたの
と同様に、両面接着テープではなく、接着剤を第1のフ
レキシブル基板200Aの配線パターン230Aの上に
印刷によって塗布することによって接着層としてもよ
い。この場合、第2のフレキシブル基板200Bのスル
ーホール241B、242Bに対応した個所には、各基
板100、200A、200Bの導通を確保するために
接着剤を印刷しないようにする。
【0031】かかる多層プリント基板P2 では、スルー
ホール242Bに半田440を充填すると、第2のフレ
キシブル基板200Bの配線パターン230Bと、第1
のフレキシブル基板200Aの配線パターン230Aと
が導通する。また、スルーホール214B及び240A
に半田430を充填すると、第2のフレキシブル基板2
00Bの配線パターン230Bと、補強用基板100の
配線パターン110とが導通する。
【0032】このような補強用基板100とフレキシブ
ル基板200とからなる多層プリント基板P2 は、図4
に示すようにして使用される。
【0033】第1のフレキシブル基板200Aの表面に
チップ部品530が実装される場合と、第2のフレキシ
ブル基板200Bの表面にチップ部品540が実装され
る場合と、補強用基板100の表面にチップ部品550
が実装される場合とがある。
【0034】第2のフレキシブル基板200Bの表面に
チップ部品540を実装する場合には、第1及び第2の
フレキシブル基板200A、200Bにはなんら特別の
処理を施す必要はない。しかし、第1のフレキシブル基
板200Aにチップ部品530を実装する場合には、チ
ップ部品530に応じた開口250Bを第2のフレキシ
ブル基板200Bに形成しておく必要がある。また、補
強用基板100の表面にチップ部品550を実装する場
合には、チップ部品550に応じた開口250A、25
0Bを第1及び第2のフレキシブル基板200A、20
0Bに形成しておかなければならない。
【0035】なお、上述した第2の実施例では、第1の
フレキシブル基板200Aと第2のフレキシブル基板2
00Bとの2枚のフレキシブル基板を使用したが、本発
明がこれに限定されるわけではない。3枚以上のフレキ
シブル基板を積層したとしても同様である。
【0036】次に、本発明の第3の実施例に係る多層プ
リント基板P3 について図5及び図6を参照しつつ説明
する。
【0037】この第3の実施例に係る多層プリント基板
3 は、表裏両面に配線パターン110A、110Bが
形成された補強用基板100と、この補強用基板100
の表裏両面にそれぞれ積層される合計2枚の表面側フレ
キシブル基板200C、裏面側フレキシブル基板200
Dとを備えており、前記両フレキシブル基板200C、
200Dの表面にはそれぞれ配線パターン230C、2
30Dが形成されており、表面側フレキシブル基板20
0Cのスルーホール240Cによって表面側フレキシブ
ル基板200Cの配線パターン230Cと補強用基板1
00の配線パターン110Aとが、裏面側フレキシブル
基板200Dのスルーホール240Dによって裏面側フ
レキシブル基板200Dの配線パターン240Dと補強
用基板100の配線パターン110Bとがそれぞれ導通
されている。
【0038】補強用基板100は、第1及び第2の実施
例に係る多層プリント基板と同様であり、安価な紙フェ
ノール製である。そして、その表面には所定の配線パタ
ーン110Aが、裏面には所定の配線パターン110B
が予めそれぞれ形成されている。この配線パターン11
0A、110Bはともに銅箔であって、エッチングによ
って所定のパターンに形成される。従って、この補強用
基板100の両配線パターン110A、110Bは細か
いものにすることができる。
【0039】補強用基板100の表面側に積層される表
面側フレキシブル基板200Cは、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、芳香族ポリアミド、ポリイミド
(PI)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポ
リフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエーテルイ
ミド、ポリカーボネイト(PC)等からなるベース層2
10Cと、このベース層210Cの上に積層される絶縁
層220Cと、この絶縁層220Cの上に形成される銅
箔からなる配線パターン230Cとを有している。な
お、前記絶縁層220Cは、後述するスルーホール24
0Cに半田450を充填した場合にベース層210C等
に損傷が及ばないようにするためのものである。従っ
て、半田450に低融点タイプのものを使用すれば、基
台210C等に対する損傷の度合いを低く抑えることが
できるので、絶縁層220Cはなくともよい。なお、前
記半田450の充填(後述する半田460も同様であ
る。)は、後述するチップ部品560、580(57
0、950)のリフローと同時に行うことができる。
【0040】かかる表面側フレキシブル基板200Cに
は、表面側フレキシブル基板200Cの配線パターン2
30Cと、補強用基板200配線パターン110Aとを
導通させるためのスルーホール240Cが開設されてい
る。
【0041】この表面側フレキシブル基板200Cと補
強用基板100とは、スルーホール240Cに対応した
開口が開設された両面接着テープからなる接着層によっ
て積層される。なお、第1及び第2の実施例において述
べたように、両面接着テープではなく、接着剤を補強用
基板100の配線パターン110の上に印刷によって塗
布することによって接着層としてもよい。この場合、表
面側フレキシブル基板200Cのスルーホール240C
に対応した個所には、両基板100、200Cの導通を
確保するために接着剤を印刷しないようにする。
【0042】一方、裏面側フレキシブル基板200D
は、表面側フレキシブル基板200Cと同様に、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)、芳香族ポリアミド、
ポリイミド(PI)、ポリブチレンテレフタレート(P
BT)、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリ
エーテルイミド、ポリカーボネイト(PC)等からなる
ベース層210Dと、このベース層210Dの上に積層
される絶縁層220Dと、この絶縁層220Dの上に形
成される銅箔からなる配線パターン230Dとを有して
いる。なお、前記絶縁層220Dは、後述するスルーホ
ール240Dに半田460を充填した場合にベース層2
10D等に損傷が及ばないようにするためのものであ
る。従って、半田460に低融点タイプのものを使用す
れば、基台210D等に対する損傷の度合いを低く抑え
ることができるので、絶縁層220Dはなくともよい。
【0043】かかる裏面側フレキシブル基板200Cに
は、裏面側フレキシブル基板200Dの配線パターン2
30Dと、補強用基板200配線パターン110Aとを
導通させるためのスルーホール240Dが開設されてい
る。
【0044】この裏面側フレキシブル基板200Dと補
強用基板100とは、スルーホール240Dに対応した
開口が開設された両面接着テープからなる接着層によっ
て積層される。なお、第1及び第2の実施例において述
べたように、両面接着テープではなく、接着剤を補強用
基板100の配線パターン110の上に印刷によって塗
布することによって接着層としてもよい。この場合、裏
面側フレキシブル基板200Dのスルーホール240D
に対応した個所には、両基板100、200Dの導通を
確保するために接着剤を印刷しないようにする。
【0045】かかる多層プリント基板P3 では、スルー
ホール240Cに半田450を充填すると、表面側フレ
キシブル基板200Cの配線パターン230Cと、補強
用基板100の配線パターン110Aとが導通する。ま
た、スルーホール241Dに半田460を充填すると、
裏面側フレキシブル基板200Dの配線パターン230
Dと、補強用基板100の配線パターン110Bとが導
通する。
【0046】このような補強用基板100と、表面側及
び裏面側フレキシブル基板200C、200Dとからな
る多層プリント基板P3 は、図6に示すようにして使用
される。
【0047】表面側フレキシブル基板200Aの表面に
チップ部品560が実装される場合と、裏面側フレキシ
ブル基板200Bの表面にチップ部品570が実装され
る場合と、補強用基板100の表面にチップ部品580
が実装される場合と、補強用基板100の裏面にチップ
部品590が実装される場合とがある。
【0048】表面側フレキシブル基板200C又は裏面
側フレキシブル基板200Dの表面にチップ部品560
又は570を実装する場合には、表面側及び裏面側フレ
キシブル基板200C、200Dにはなんら特別の処理
を施す必要はない。しかし、補強用基板100の表面に
チップ部品580を実装する場合には、チップ部品58
0に応じた開口250Cを表面側フレキシブル基板20
0Cに形成しておく必要がある。また、補強用基板10
0の裏面にチップ部品590を実装する場合には、チッ
プ部品590に応じた開口250Dを裏面側フレキシブ
ル基板200Dに形成しておかなければならない。
【0049】なお、上述した第1〜第3の実施例におい
ては、補強用基板100は安価な紙フェノール製である
として説明をしたが、本発明がこれに限定されるわけで
はない。例えば、耐熱性、絶縁性のあるセラミック製基
板を補強用基板として使用することも可能である。ま
た、この補強用基板は、フレキシブル基板に使用するも
のよりも厚手のフレキシブル基板であってもよい。
【0050】また、第3の実施例では、補強用基板10
0の表裏両面に1枚ずつのフレキシブル基板200C、
200Dを積層するものとしたが、本発明がこれに限定
されるものではない。表面側又は/及び裏面側に2枚以
上のフレキシブル基板を積層するものであってもよい。
【0051】なお、上述した第1〜第3の実施例におい
ては、フレキシブル基板200の表面の所定の配線パタ
ーン230は銅箔であると説明をしたが、本発明がこれ
に限定されるわけではない。例えば、アルミニウム箔、
銅ペースト、銀ペースト等の導電性を有するものであっ
てもよい。
【0052】また、上述した第1〜第3の実施例におい
ては、半田410に低融点タイプであると説明をした
が、本発明がこれに限定されるわけではない。例えば、
導電性接着剤等の導電性を有し、かつ接着力を有するも
のであってもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る多層プリント基板による
と、補強用基板にも配線パターンを形成しているので、
従来のものより補強用基板を有効に利用し、配線密度の
向上に起用している。
【0054】また、補強用基板に耐熱性のある安価な材
料である紙フェノール又は厚手のPET樹脂を使用して
いるので、従来の多層プリント基板より安価に製造する
ことができる。
【0055】さらに、各基板の配線パターンを導通させ
るのは、チップ部品を実装する際のリフロー半田を利用
しているので、従来のようにスルーホールをメッキする
ための特別の工程が不必要となり、この点からもコスト
の低減に寄与している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る多層プリント基板
の概略的断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る多層プリント基板
の使用例を示す概略的断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係る多層プリント基板
の概略的断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る多層プリント基板
の使用例を示す概略的断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係る多層プリント基板
の概略的断面図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る多層プリント基板
の使用例を示す概略的断面図である。
【符号の説明】
1 (第1の実施例に係る)多層プリント基板 100 補強用基板 200 (第1の実施例に係る多層プリント基板の)フ
レキシブル基板 230 (第1の実施例に係る多層プリント基板のフレ
キシブル基板の)配線パターン P2 (第2の実施例に係る)多層プリント基板 200A(第2の実施例に係る多層プリント基板の)第
1のフレキシブル基板 230A(第1のフレキシブル基板の)配線パターン 200B(第2の実施例に係る多層プリント基板の)第
2のフレキシブル基板 230B(第2のフレキシブル基板の)配線パターン P3 (第3の実施例に係る)多層プリント基板 200C(第3の実施例に係る多層プリント基板の)表
面側フレキシブル基板 230C(表面側フレキシブル基板の)配線パターン 200D(第3の実施例に係る多層プリント基板の)裏
面側フレキシブル基板 230D(裏面側フレキシブル基板の)配線パターン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に配線パターンが形成された補強用
    基板と、この補強用回路基板の表面に積層される1枚の
    フレキシブル基板とを具備しており、前記フレキシブル
    基板の表面にも配線パターンが形成されており、フレキ
    シブル基板のスルーホールによって両基板の配線パター
    ンが導通されることを特徴とする多層プリント基板。
  2. 【請求項2】 表面に配線パターンが形成された補強用
    基板と、この補強用回路基板の表面に積層される2枚以
    上のフレキシブル基板とを具備しており、前記各フレキ
    シブル基板の表面にも配線パターンがそれぞれ形成され
    ており、各フレキシブル基板のスルーホールによって各
    基板の配線パターンが導通されることを特徴とする多層
    プリント基板。
  3. 【請求項3】 表裏両面に配線パターンが形成された補
    強用基板と、この補強用基板の表裏両面にそれぞれ積層
    される1又は2以上のフレキシブル基板とを具備してお
    り、前記フレキシブル基板の表面にはそれぞれ配線パタ
    ーンが形成されており、フレキシブル基板のスルーホー
    ルによって各基板の配線パターンが導通されていること
    を特徴とする多層プリント基板。
  4. 【請求項4】 前記補強用基板は紙フェノール又は厚手
    のPET樹脂からなることを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の多層プリント基板。
  5. 【請求項5】 前記フレキシブル基板はPET樹脂から
    なることを特徴とする請求項1、2又は3記載の多層プ
    リント基板。
  6. 【請求項6】 前記スルーホールは、チップ部品を実装
    する際のリフロー半田が充填されることによって各基板
    の配線パターンを導通させることを特徴とする請求項
    1、2、3、4又は5記載の多層プリント基板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7612295B2 (en) 1997-03-13 2009-11-03 Ibiden Co., Ltd. Printed wiring board and method for manufacturing the same

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