JPH07249119A - 画像認識方法およびその装置 - Google Patents
画像認識方法およびその装置Info
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- JPH07249119A JPH07249119A JP6038889A JP3888994A JPH07249119A JP H07249119 A JPH07249119 A JP H07249119A JP 6038889 A JP6038889 A JP 6038889A JP 3888994 A JP3888994 A JP 3888994A JP H07249119 A JPH07249119 A JP H07249119A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 局所的に特徴を有している認識対象画像を正
確に認識する。 【構成】 認識対象画像の全範囲に対応する全体用テン
プレート画像1と、認識対象画像の局所に対応する局所
用テンプレート画像2とを用いて、それぞれ相関値を算
出し、両相関値を考慮して認識されるべき画像であるか
否かを認識する。
確に認識する。 【構成】 認識対象画像の全範囲に対応する全体用テン
プレート画像1と、認識対象画像の局所に対応する局所
用テンプレート画像2とを用いて、それぞれ相関値を算
出し、両相関値を考慮して認識されるべき画像であるか
否かを認識する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は画像認識方法およびそ
の装置に関し、さらに詳細にいえば、予め設定されたテ
ンプレート画像と認識対象画像との一致の度合に基づい
て認識対象画像を認識する画像認識方法およびその装置
に関する。
の装置に関し、さらに詳細にいえば、予め設定されたテ
ンプレート画像と認識対象画像との一致の度合に基づい
て認識対象画像を認識する画像認識方法およびその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から画像認識を行なう方法として、
画像全体を登録したテンプレート画像5予め準備してお
き、認識対象画像とテンプレート画像との一致の度合に
基づいて所望の画像であるか否かを認識する方法が提案
されている。ここで、両画像の一致の度合を得る方法と
しては、例えば、正規相関法が採用される。
画像全体を登録したテンプレート画像5予め準備してお
き、認識対象画像とテンプレート画像との一致の度合に
基づいて所望の画像であるか否かを認識する方法が提案
されている。ここで、両画像の一致の度合を得る方法と
しては、例えば、正規相関法が採用される。
【0003】この方法を採用すれば、照度の変化、ピン
トのぼけ、コントラストの変化等の環境変化による影響
を大幅に低減し、高精度の画像認識を達成することがで
きる。
トのぼけ、コントラストの変化等の環境変化による影響
を大幅に低減し、高精度の画像認識を達成することがで
きる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の画像認
識方法を採用した場合には、環境変化の影響を受けにく
くしていることに起因して、認識対象画像が部分的な汚
れ、傷、欠け等に相当する画像を有していても、これら
を有している画像であるか否かを認識することが不可能
になってしまう。したがって、上記画像認識方法を、例
えば部品供給システムに適用した場合に、供給対象とな
る部品が部分的な汚れ、傷、欠け等を有していて、供給
を未然に防止しなければならないような場合であって
も、画像認識によってはこれらを認識することができな
いのであるから、そのまま供給されてしまう可能性があ
る。また、部品が一部に模様を有している場合に、模様
を有していない部品または異なる模様を有している部品
との識別を達成することができなくなってしまう。さら
に、勝手違いの部品を識別する場合であって、勝手違い
の部分が全体に占める割合が小さい場合にも、勝手違い
の部品の識別を達成することができなくなってしまう。
その他、全体に占める割合が小さい部分において差が存
在する部品の識別を達成することもできなくなってしま
う。
識方法を採用した場合には、環境変化の影響を受けにく
くしていることに起因して、認識対象画像が部分的な汚
れ、傷、欠け等に相当する画像を有していても、これら
を有している画像であるか否かを認識することが不可能
になってしまう。したがって、上記画像認識方法を、例
えば部品供給システムに適用した場合に、供給対象とな
る部品が部分的な汚れ、傷、欠け等を有していて、供給
を未然に防止しなければならないような場合であって
も、画像認識によってはこれらを認識することができな
いのであるから、そのまま供給されてしまう可能性があ
る。また、部品が一部に模様を有している場合に、模様
を有していない部品または異なる模様を有している部品
との識別を達成することができなくなってしまう。さら
に、勝手違いの部品を識別する場合であって、勝手違い
の部分が全体に占める割合が小さい場合にも、勝手違い
の部品の識別を達成することができなくなってしまう。
その他、全体に占める割合が小さい部分において差が存
在する部品の識別を達成することもできなくなってしま
う。
【0005】
【発明の目的】この発明は上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、テンプレート画像を用いて認識対象画像
の認識を行なう場合において、局部的な特徴を有する認
識対象画像であっても高精度の画像認識を達成すること
ができる画像認識方法およびその装置を提供することを
目的としている。
たものであり、テンプレート画像を用いて認識対象画像
の認識を行なう場合において、局部的な特徴を有する認
識対象画像であっても高精度の画像認識を達成すること
ができる画像認識方法およびその装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1の画像認識方法は、認識対象画像の全範
囲を認識対象とする全体用テンプレート画像に基づいて
認識対象画像を認識するとともに、認識対象画像の一部
を認識対象とする局所用テンプレート画像に基づいて認
識対象画像の上記一部を認識し、両認識結果に基づいて
認識対象画像に対する認識結果を得る方法である。
めの、請求項1の画像認識方法は、認識対象画像の全範
囲を認識対象とする全体用テンプレート画像に基づいて
認識対象画像を認識するとともに、認識対象画像の一部
を認識対象とする局所用テンプレート画像に基づいて認
識対象画像の上記一部を認識し、両認識結果に基づいて
認識対象画像に対する認識結果を得る方法である。
【0007】請求項2の画像認識方法は、全体用テンプ
レート画像の所定位置に局所用テンプレート画像が設定
された方法である。請求項3の画像認識装置は、認識対
象画像の全範囲を認識対象とする全体用テンプレート画
像と、認識対象画像の一部を認識対象とする局所用テン
プレート画像と、全体用テンプレート画像に基づいて認
識結果を得る第1認識手段と、局所用テンプレート画像
に基づいて認識結果を得る第2認識手段と、両認識手段
により得られた認識結果に基づいて認識対象画像に対す
る認識結果を得る識別結果処理手段とを含んでいる。
レート画像の所定位置に局所用テンプレート画像が設定
された方法である。請求項3の画像認識装置は、認識対
象画像の全範囲を認識対象とする全体用テンプレート画
像と、認識対象画像の一部を認識対象とする局所用テン
プレート画像と、全体用テンプレート画像に基づいて認
識結果を得る第1認識手段と、局所用テンプレート画像
に基づいて認識結果を得る第2認識手段と、両認識手段
により得られた認識結果に基づいて認識対象画像に対す
る認識結果を得る識別結果処理手段とを含んでいる。
【0008】請求項4の画像認識装置は、全体用テンプ
レート画像の所定位置に局部用テンプレート画像が設定
されたものである。
レート画像の所定位置に局部用テンプレート画像が設定
されたものである。
【0009】
【作用】請求項1の画像認識方法であれば、認識対象画
像の全範囲を認識対象とする全体用テンプレート画像に
基づいて認識対象画像を認識するとともに、認識対象画
像の一部を認識対象とする局所用テンプレート画像に基
づいて認識対象画像の上記一部を認識し、両認識結果に
基づいて認識対象画像に対する認識結果を得るのである
から、全体用テンプレート画像に基づいて認識対象画像
全体に対する認識を高精度に達成することができ、しか
も、局所用テンプレート画像に基づいて局所的特徴に対
する認識を高精度に達成することができる。そして、両
認識結果に基づいて認識対象画像の認識結果を得るので
あるから、認識対象画像が部分的な汚れ、傷、欠け等に
相当する画像を有していても、これらを有している画像
であるか否かを認識することができる。もちろん、模様
の有無、模様の相違、勝手違い等の認識をも高精度に達
成することができる。
像の全範囲を認識対象とする全体用テンプレート画像に
基づいて認識対象画像を認識するとともに、認識対象画
像の一部を認識対象とする局所用テンプレート画像に基
づいて認識対象画像の上記一部を認識し、両認識結果に
基づいて認識対象画像に対する認識結果を得るのである
から、全体用テンプレート画像に基づいて認識対象画像
全体に対する認識を高精度に達成することができ、しか
も、局所用テンプレート画像に基づいて局所的特徴に対
する認識を高精度に達成することができる。そして、両
認識結果に基づいて認識対象画像の認識結果を得るので
あるから、認識対象画像が部分的な汚れ、傷、欠け等に
相当する画像を有していても、これらを有している画像
であるか否かを認識することができる。もちろん、模様
の有無、模様の相違、勝手違い等の認識をも高精度に達
成することができる。
【0010】請求項2の画像認識方法であれば、全体用
テンプレート画像の所定位置に局所用テンプレート画像
が設定されているのであるから、両テンプレート画像を
それぞれ別個に設定しておく必要がなく、テンプレート
画像の設定を容易にすることができ、しかも各テンプレ
ート画像毎に認識対象画像を取り込む必要もないので、
画像認識処理を簡単化することができるとともに、所要
時間を短縮することができる。
テンプレート画像の所定位置に局所用テンプレート画像
が設定されているのであるから、両テンプレート画像を
それぞれ別個に設定しておく必要がなく、テンプレート
画像の設定を容易にすることができ、しかも各テンプレ
ート画像毎に認識対象画像を取り込む必要もないので、
画像認識処理を簡単化することができるとともに、所要
時間を短縮することができる。
【0011】請求項3の画像認識装置であれば、認識対
象画像の全範囲を認識対象とする全体用テンプレート画
像に基づいて第1認識手段により認識結果を得、認識対
象画像の一部を認識対象とする局所用テンプレート画像
に基づいて第2認識手段により認識結果を得、両認識手
段により得られた認識結果に基づいて識別結果処理手段
により認識対象画像に対する認識結果を得ることができ
る。したがって、全体用テンプレート画像に基づいて認
識対象画像全体に対する認識を高精度に達成することが
でき、しかも、局所用テンプレート画像に基づいて局所
的特徴に対する認識を高精度に達成することができる。
そして、両認識結果に基づいて認識対象画像の認識結果
を得るのであるから、認識対象画像が部分的な汚れ、
傷、欠け等に相当する画像を有していても、これらを有
している画像であるか否かを認識することができる。も
ちろん、模様の有無、模様の相違、勝手違い等の認識を
も高精度に達成することができる。
象画像の全範囲を認識対象とする全体用テンプレート画
像に基づいて第1認識手段により認識結果を得、認識対
象画像の一部を認識対象とする局所用テンプレート画像
に基づいて第2認識手段により認識結果を得、両認識手
段により得られた認識結果に基づいて識別結果処理手段
により認識対象画像に対する認識結果を得ることができ
る。したがって、全体用テンプレート画像に基づいて認
識対象画像全体に対する認識を高精度に達成することが
でき、しかも、局所用テンプレート画像に基づいて局所
的特徴に対する認識を高精度に達成することができる。
そして、両認識結果に基づいて認識対象画像の認識結果
を得るのであるから、認識対象画像が部分的な汚れ、
傷、欠け等に相当する画像を有していても、これらを有
している画像であるか否かを認識することができる。も
ちろん、模様の有無、模様の相違、勝手違い等の認識を
も高精度に達成することができる。
【0012】請求項4の画像認識装置であれば、全体用
テンプレート画像の所定位置に局部用テンプレート画像
が設定されているので、両テンプレート画像をそれぞれ
別個に設定しておく必要がなく、テンプレート画像の設
定を容易にすることができ、しかも各テンプレート画像
毎に認識対象画像を取り込む必要もないので、画像認識
処理を簡単化することができるとともに、所要時間を短
縮することができる。
テンプレート画像の所定位置に局部用テンプレート画像
が設定されているので、両テンプレート画像をそれぞれ
別個に設定しておく必要がなく、テンプレート画像の設
定を容易にすることができ、しかも各テンプレート画像
毎に認識対象画像を取り込む必要もないので、画像認識
処理を簡単化することができるとともに、所要時間を短
縮することができる。
【0013】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によってこの発
明を詳細に説明する。図1はこの発明の画像認識方法が
適用されるテンプレート画像の一例を示す概略図であ
り、認識対象画像の全範囲を認識対象とする全体用テン
プレート画像1の内部の所定位置に所望の個数の局所領
域2が設定され、この局所領域2に含まれる画像が局所
用テンプレート画像に割り当てられている。尚、この局
所用テンプレート画像2の割り当ては、全体用テンプレ
ート画像1の基準位置に対する相対位置、局所用テンプ
レート画像2に含まれる画素の数、局所用テンプレート
画像2に含まれる各画素の濃淡値の総和、局所用テンプ
レート画像2に含まれる各画素の濃淡値の二乗の総和、
基準相関値としての閾値、位置ずれ許容範囲をそれぞれ
設定することにより行なわれる。ここで、位置ずれ許容
範囲は、図2に示すように、局所用テンプレート画像2
として指定された位置と、最低閾値となるときの位置と
の距離であり、位置ずれ許容範囲を設定することによ
り、画像取り込み時における画素レベルでのずれ、画像
の回転処理等を行なった場合における量子化誤差等を吸
収し、画像認識能力を高めるためである。また、閾値
は、認識対象画像が認識されるべき画像であると認識す
るための相関値を規定するためのものである。上記相対
位置、画素数、閾値、位置ずれ許容範囲については、当
初から設定されていてもよいが、図3のフローチャート
に示すように、認識対象画像に対応させて設定すること
が好ましい。
明を詳細に説明する。図1はこの発明の画像認識方法が
適用されるテンプレート画像の一例を示す概略図であ
り、認識対象画像の全範囲を認識対象とする全体用テン
プレート画像1の内部の所定位置に所望の個数の局所領
域2が設定され、この局所領域2に含まれる画像が局所
用テンプレート画像に割り当てられている。尚、この局
所用テンプレート画像2の割り当ては、全体用テンプレ
ート画像1の基準位置に対する相対位置、局所用テンプ
レート画像2に含まれる画素の数、局所用テンプレート
画像2に含まれる各画素の濃淡値の総和、局所用テンプ
レート画像2に含まれる各画素の濃淡値の二乗の総和、
基準相関値としての閾値、位置ずれ許容範囲をそれぞれ
設定することにより行なわれる。ここで、位置ずれ許容
範囲は、図2に示すように、局所用テンプレート画像2
として指定された位置と、最低閾値となるときの位置と
の距離であり、位置ずれ許容範囲を設定することによ
り、画像取り込み時における画素レベルでのずれ、画像
の回転処理等を行なった場合における量子化誤差等を吸
収し、画像認識能力を高めるためである。また、閾値
は、認識対象画像が認識されるべき画像であると認識す
るための相関値を規定するためのものである。上記相対
位置、画素数、閾値、位置ずれ許容範囲については、当
初から設定されていてもよいが、図3のフローチャート
に示すように、認識対象画像に対応させて設定すること
が好ましい。
【0014】また、図1においては、局所用テンプレー
ト画像2が全体用テンプレート画像1の内部に設定され
ているが、全体用テンプレート画像1の外部に設定する
ことも可能である。図3はこの発明の画像認識方法の一
実施例を説明するフローチャートであり、ステップSP
1において認識対象画像を含む画像が取り込まれるまで
待ち、ステップSP2において全体用テンプレート画像
と取り込まれた画像との相関値を算出し、ステップSP
3において最も相関値が高い位置を認識対象画像の位置
として抽出する。以上の処理を行なうに当って、従来公
知のピラミッドアルゴリズム等を用いて計算量を低減
し、処理所要時間を短縮することが好ましい。また、局
所用テンプレート画像2を含めた状態で以上の処理を行
なってもよいが、局所用テンプレート画像2を除外した
状態で以上の処理を行なうことが好ましく、除外された
領域については計算を行なう必要がないので処理所要時
間を短縮することができる。
ト画像2が全体用テンプレート画像1の内部に設定され
ているが、全体用テンプレート画像1の外部に設定する
ことも可能である。図3はこの発明の画像認識方法の一
実施例を説明するフローチャートであり、ステップSP
1において認識対象画像を含む画像が取り込まれるまで
待ち、ステップSP2において全体用テンプレート画像
と取り込まれた画像との相関値を算出し、ステップSP
3において最も相関値が高い位置を認識対象画像の位置
として抽出する。以上の処理を行なうに当って、従来公
知のピラミッドアルゴリズム等を用いて計算量を低減
し、処理所要時間を短縮することが好ましい。また、局
所用テンプレート画像2を含めた状態で以上の処理を行
なってもよいが、局所用テンプレート画像2を除外した
状態で以上の処理を行なうことが好ましく、除外された
領域については計算を行なう必要がないので処理所要時
間を短縮することができる。
【0015】ステップSP3の処理が行なわれた後は、
ステップSP4において、認識対象物の特徴的な部分を
含む領域を局所用テンプレート画像2として指定し、ス
テップSP5において、指定された局所用テンプレート
画像2の近傍点での相関値を算出し、ステップSP6に
おいて閾値および位置ずれ許容範囲を設定し、ステップ
SP7において、ステップSP3で得られた位置を基準
として認識対象画像における局所領域の位置を得、ステ
ップSP8において、位置ずれ許容範囲において相関値
を算出し、ステップSP9において、ステップSP8で
算出された相関値が閾値を越えているか否かを判別す
る。そして、算出された相関値が閾値を越えていないと
判別された場合には、ステップSP10において、認識
対象画像が認識すべき画像ではないことを表示し、認識
対象であるかどうかの判断で十分な場合には処理を中断
し、各局所テンプレートの状態を、例えば検査結果情報
として利用することもできる。逆に、ステップSP9に
おいて、算出された相関値が閾値を越えていると判別さ
れた場合には、ステップSP11において、未処理の他
の局所用テンプレート画像の指定が要求されているか否
かを判別し、要求されている場合には、ステップSP1
2において他の局所用テンプレート画像の何れかを指定
し、再びステップSP5の処理を行なう。逆に、ステッ
プSP11において、未処理の他の局所用テンプレート
画像の指定が要求されていないと判別された場合には、
ステップSP13において、認識対象画像が認識すべき
画像であることを表示し、そのまま一連の処理を終了す
る。
ステップSP4において、認識対象物の特徴的な部分を
含む領域を局所用テンプレート画像2として指定し、ス
テップSP5において、指定された局所用テンプレート
画像2の近傍点での相関値を算出し、ステップSP6に
おいて閾値および位置ずれ許容範囲を設定し、ステップ
SP7において、ステップSP3で得られた位置を基準
として認識対象画像における局所領域の位置を得、ステ
ップSP8において、位置ずれ許容範囲において相関値
を算出し、ステップSP9において、ステップSP8で
算出された相関値が閾値を越えているか否かを判別す
る。そして、算出された相関値が閾値を越えていないと
判別された場合には、ステップSP10において、認識
対象画像が認識すべき画像ではないことを表示し、認識
対象であるかどうかの判断で十分な場合には処理を中断
し、各局所テンプレートの状態を、例えば検査結果情報
として利用することもできる。逆に、ステップSP9に
おいて、算出された相関値が閾値を越えていると判別さ
れた場合には、ステップSP11において、未処理の他
の局所用テンプレート画像の指定が要求されているか否
かを判別し、要求されている場合には、ステップSP1
2において他の局所用テンプレート画像の何れかを指定
し、再びステップSP5の処理を行なう。逆に、ステッ
プSP11において、未処理の他の局所用テンプレート
画像の指定が要求されていないと判別された場合には、
ステップSP13において、認識対象画像が認識すべき
画像であることを表示し、そのまま一連の処理を終了す
る。
【0016】したがって、認識対象画像が認識すべき画
像であるか否かを、局所領域における特徴をも考慮して
正確に認識することができる。即ち、認識対象画像が認
識対象物の画像である場合に、認識対象物が勝手違いで
あるか否か(図4参照)、局所部分のみが異なる類似の
認識対象物の認識(図5参照)、認識対象物が方向を示
す基準マークを局所に有している場合における認識対象
物の方向の検出(図6参照)、認識対象物の局所領域に
所定の加工が施されているか否かの認識(図7参照)、
認識対象物の表裏に互に異なるマークが施されているよ
うな場合における表裏の認識等を確実に達成することが
できる。
像であるか否かを、局所領域における特徴をも考慮して
正確に認識することができる。即ち、認識対象画像が認
識対象物の画像である場合に、認識対象物が勝手違いで
あるか否か(図4参照)、局所部分のみが異なる類似の
認識対象物の認識(図5参照)、認識対象物が方向を示
す基準マークを局所に有している場合における認識対象
物の方向の検出(図6参照)、認識対象物の局所領域に
所定の加工が施されているか否かの認識(図7参照)、
認識対象物の表裏に互に異なるマークが施されているよ
うな場合における表裏の認識等を確実に達成することが
できる。
【0017】尚、図3のフローチャートにおいては、何
れかの局所用テンプレート画像2に基づく相関値が閾値
を越えていないと判別された場合に、直ちに認識すべき
画像でないことを表示して一連の処理を終了するように
しているが、全ての局所用テンプレート画像2に基づく
相関値を算出し、各相関値が閾値を越えているか否かを
判別し、複数の判別結果に基づいて認識対象画像が認識
すべき画像であるか否かを判別する故科可能である。そ
して、この場合には、認識対象画像が認識対象物の画像
である場合に、認識対象物の状態(局所的な汚れの有無
等)の認識を確実に達成することができる。
れかの局所用テンプレート画像2に基づく相関値が閾値
を越えていないと判別された場合に、直ちに認識すべき
画像でないことを表示して一連の処理を終了するように
しているが、全ての局所用テンプレート画像2に基づく
相関値を算出し、各相関値が閾値を越えているか否かを
判別し、複数の判別結果に基づいて認識対象画像が認識
すべき画像であるか否かを判別する故科可能である。そ
して、この場合には、認識対象画像が認識対象物の画像
である場合に、認識対象物の状態(局所的な汚れの有無
等)の認識を確実に達成することができる。
【0018】
【実施例2】図8はこの発明の画像認識装置の一実施例
を示すブロック図であり、全体用テンプレート画像1を
保持する全体用テンプレート画像保持部11と、全体用
テンプレート画像1に対する所定位置に局所用テンプレ
ート画像2を設定する局所用テンプレート画像設定部1
2と、認識対象画像を含む画像を取り込む画像取り込み
部13と、全体用テンプレート画像1と取り込まれた認
識対象画像とに基づく相関値を算出して、最も相関値が
高い位置を認識対象画像の位置として抽出する位置抽出
部14と、抽出された位置を基準として局所用テンプレ
ート画像2との相関をとるべき局所領域の位置を算出す
る局所領域位置算出部15と、局所用テンプレート画像
2と認識対象画像の該当領域との相関値を算出する局所
相関値算出部16と、局所相関値算出部16により算出
された相関値が閾値を越えているか否かを判別する判別
部17と、少なくとも1つの局所用テンプレート画像2
に基づく判別結果を入力として認識対象画像の認識結果
を得て出力する認識結果出力部18とを有している。
を示すブロック図であり、全体用テンプレート画像1を
保持する全体用テンプレート画像保持部11と、全体用
テンプレート画像1に対する所定位置に局所用テンプレ
ート画像2を設定する局所用テンプレート画像設定部1
2と、認識対象画像を含む画像を取り込む画像取り込み
部13と、全体用テンプレート画像1と取り込まれた認
識対象画像とに基づく相関値を算出して、最も相関値が
高い位置を認識対象画像の位置として抽出する位置抽出
部14と、抽出された位置を基準として局所用テンプレ
ート画像2との相関をとるべき局所領域の位置を算出す
る局所領域位置算出部15と、局所用テンプレート画像
2と認識対象画像の該当領域との相関値を算出する局所
相関値算出部16と、局所相関値算出部16により算出
された相関値が閾値を越えているか否かを判別する判別
部17と、少なくとも1つの局所用テンプレート画像2
に基づく判別結果を入力として認識対象画像の認識結果
を得て出力する認識結果出力部18とを有している。
【0019】尚、構成各部の作用は図3のフローチャー
トの該当ステップの処理と同様であるから詳細な説明を
省略してある。したがって、この実施例の場合にも、認
識対象画像が認識すべき画像であるか否かを、局所領域
における特徴をも考慮して正確に認識することができ
る。即ち、認識対象画像が認識対象物の画像である場合
に、認識対象物が勝手違いであるか否か(図4参照)、
局所部分のみが異なる類似の認識対象物の認識(図5参
照)、認識対象物が方向を示す基準マークを局所に有し
ている場合における認識対象物の方向の検出(図6参
照)、認識対象物の局所領域に所定の加工が施されてい
るか否かの認識(図7参照)、認識対象物の表裏に互に
異なるマークが施されているような場合における表裏の
認識、認識対象物の表面状態の認識等を確実に達成する
ことができる。
トの該当ステップの処理と同様であるから詳細な説明を
省略してある。したがって、この実施例の場合にも、認
識対象画像が認識すべき画像であるか否かを、局所領域
における特徴をも考慮して正確に認識することができ
る。即ち、認識対象画像が認識対象物の画像である場合
に、認識対象物が勝手違いであるか否か(図4参照)、
局所部分のみが異なる類似の認識対象物の認識(図5参
照)、認識対象物が方向を示す基準マークを局所に有し
ている場合における認識対象物の方向の検出(図6参
照)、認識対象物の局所領域に所定の加工が施されてい
るか否かの認識(図7参照)、認識対象物の表裏に互に
異なるマークが施されているような場合における表裏の
認識、認識対象物の表面状態の認識等を確実に達成する
ことができる。
【0020】以上の何れの実施例においても特には説明
していないが、全体用テンプレート画像1に基づいて得
られた相関値が十分には大きくない場合には、認識され
るべき画像が存在していないと判別することになる。
していないが、全体用テンプレート画像1に基づいて得
られた相関値が十分には大きくない場合には、認識され
るべき画像が存在していないと判別することになる。
【0021】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、全体用
テンプレート画像に基づいて認識対象画像全体に対する
認識を高精度に達成することができるとともに、局所用
テンプレート画像に基づいて局所的特徴に対する認識を
高精度に達成することができ、しかも、両認識結果に基
づいて認識対象画像の認識結果を得るのであるから、認
識対象画像が部分的な汚れ、傷、欠け等に相当する画像
を有していても、これらを有している画像であるか否か
を認識することができるという特有の効果を奏する。
テンプレート画像に基づいて認識対象画像全体に対する
認識を高精度に達成することができるとともに、局所用
テンプレート画像に基づいて局所的特徴に対する認識を
高精度に達成することができ、しかも、両認識結果に基
づいて認識対象画像の認識結果を得るのであるから、認
識対象画像が部分的な汚れ、傷、欠け等に相当する画像
を有していても、これらを有している画像であるか否か
を認識することができるという特有の効果を奏する。
【0022】請求項2の発明も、全体用テンプレート画
像に基づいて認識対象画像全体に対する認識を高精度に
達成することができるとともに、局所用テンプレート画
像に基づいて局所的特徴に対する認識を高精度に達成す
ることができ、しかも、両認識結果に基づいて認識対象
画像の認識結果を得るのであるから、認識対象画像が部
分的な汚れ、傷、欠け等に相当する画像を有していて
も、これらを有している画像であるか否かを認識するこ
とができるという特有の効果を奏する。
像に基づいて認識対象画像全体に対する認識を高精度に
達成することができるとともに、局所用テンプレート画
像に基づいて局所的特徴に対する認識を高精度に達成す
ることができ、しかも、両認識結果に基づいて認識対象
画像の認識結果を得るのであるから、認識対象画像が部
分的な汚れ、傷、欠け等に相当する画像を有していて
も、これらを有している画像であるか否かを認識するこ
とができるという特有の効果を奏する。
【図1】この発明の画像認識方法が適用されるテンプレ
ート画像の一例を示す概略図である。
ート画像の一例を示す概略図である。
【図2】位置ずれ許容範囲を説明する図である。
【図3】この発明の画像認識方法の一実施例を説明する
フローチャートである。
フローチャートである。
【図4】勝手違いの認識対象画像の一例を示す概略図で
ある。
ある。
【図5】局所部分のみが異なる類似の認識対象画像の一
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
【図6】認識対象画像が方向を示す基準マークを局所に
有している場合における認識対象画像の方向の検出の一
例を示す概略図である。
有している場合における認識対象画像の方向の検出の一
例を示す概略図である。
【図7】認識対象物の局所領域に所定の加工が施された
状態の一例を示す概略図である。
状態の一例を示す概略図である。
【図8】この発明の画像認識装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
1 全体用テンプレート画像 2 局所用テンプレー
ト画像 14 位置抽出部 16 局所相関値算出部 17 判別部 18 認識結果出力部
ト画像 14 位置抽出部 16 局所相関値算出部 17 判別部 18 認識結果出力部
Claims (4)
- 【請求項1】 予め設定されたテンプレート画像と認識
対象画像との一致の度合に基づいて認識対象画像を認識
する画像認識方法であって、認識対象画像の全範囲を認
識対象とする全体用テンプレート画像(1)に基づいて
認識対象画像を認識するとともに、認識対象画像の一部
を認識対象とする局所用テンプレート画像(2)に基づ
いて認識対象画像の上記一部を認識し、両認識結果に基
づいて認識対象画像に対する認識結果を得ることを特徴
とする画像認識方法。 - 【請求項2】 全体用テンプレート画像(1)の所定位
置に局所用テンプレート画像(2)が設定されてある請
求項1に記載の画像認識方法。 - 【請求項3】 予め設定されたテンプレート画像と認識
対象画像との一致の度合に基づいて認識対象画像を認識
する画像認識装置であって、認識対象画像の全範囲を認
識対象とする全体用テンプレート画像(1)と、認識対
象画像の一部を認識対象とする局所用テンプレート画像
(2)と、全体用テンプレート画像(1)に基づいて認
識結果を得る第1認識手段(14)と、局所用テンプレ
ート画像(2)に基づいて認識結果を得る第2認識手段
(16)(17)と、両認識手段(14)(16)(1
7)により得られた認識結果に基づいて認識対象画像に
対する認識結果を得る識別結果処理手段(18)とを含
むことを特徴とする画像認識装置。 - 【請求項4】 全体用テンプレート画像(1)の所定位
置に局部用テンプレート画像(2)が設定されてある請
求項3に記載の画像認識装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6038889A JPH07249119A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 画像認識方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6038889A JPH07249119A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 画像認識方法およびその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07249119A true JPH07249119A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12537781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6038889A Pending JPH07249119A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 画像認識方法およびその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07249119A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6999605B2 (en) | 2000-04-27 | 2006-02-14 | Fujitsu Limited | Picture matching processing according to environment variations |
JP2009086920A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Hitachi High-Technologies Corp | 検査装置及び検査方法 |
JP2010079513A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Nec Corp | パターン認識装置、その方法及びそのプログラム |
JP2011123775A (ja) * | 2009-12-11 | 2011-06-23 | Ist Corp | 布製品識別装置および布製品把持システム |
JP2015133049A (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | オムロン株式会社 | 画像照合装置、画像センサ、処理システム、画像照合方法 |
-
1994
- 1994-03-09 JP JP6038889A patent/JPH07249119A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015107859A1 (ja) * | 2014-01-15 | 2015-07-23 | オムロン株式会社 | 画像照合装置、画像センサ、処理システム、画像照合方法 |
US9978138B2 (en) | 2014-01-15 | 2018-05-22 | Omron Corporation | Image comparison device, image sensor, processing system, and image comparison method |
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