JPH07248889A

JPH07248889A - プリントシステム

Info

Publication number: JPH07248889A
Application number: JP6066524A
Authority: JP
Inventors: Masahiko Abe; 真彦安部
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1994-03-11
Filing date: 1994-03-11
Publication date: 1995-09-26

Abstract

(57)【要約】【目的】プリントに要する無駄な時間をなくすと共
に、プリンタを効率良く使用するプリントシステム。【構成】プリントサーバにおける検出手段（１２
３）は、プリンタ（１３）の状態を監視し、その状態変
化を検出する。プリントサーバ（１２）における通知手
段（１２４）は、前記検出手段（１２３）によって、一
定時間毎、またはプリンタ（１３）の状態変化が検出さ
れた時、情報処理装置（１４）にプリンタ（１３）の状
態を通知する。前記情報処理装置（１４）における受信
手段（１４２）は、前記プリントサーバ（１２）の通知
手段（１２４）によって送信されたプリンタ（１３）の
状態を受信する。そして、情報処理装置（１４）におけ
る表示処理手段（１４３）は、前記受信手段（１４２）
によって受信したプリンタ（１３）の状態をユーザに表
示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、１以上の情報処理装
置、たとえば、ワークステーション、コンピュータ、ワ
ードプロセッサ等とプリンタを制御するプリントサーバ
とが接続されたネットワーク環境における、プリントシ
ステムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】ローカルエリアネットワークには、複数
のワークステーション、少なくとも一つのプリンタ、お
よびプリントサーバが接続されている。そして、プリン
タおよびプリントサーバは、ワークステーションから要
求されたプリンタに関する各種情報の問い合わせに対し
て応答する。ワークステーションは、上記プリントサー
バからの応答によって、プリンタに関する各種情報を得
ることが可能である。このようなシステムにおいて、た
とえば、ワークステーション側のオペレータが、プリン
ト要求を行なうと、ワークステーションからプリントデ
ータがプリントサーバ側に送出される。プリントデータ
を受信したプリントサーバは、上記プリントデータを受
け入れることができない状態の場合、たとえば紙切れ等
の場合、その状態をワークステーション側に知らせる。

【０００３】また、明示的にプリンタの状態を知るため
に、ワークステーション側のオペレータは、ワークステ
ーションからプリントサーバに、プリンタの状態を問い
合わせ、プリントサーバからワークステーションに問い
合わせ結果を受けることによって、初めてプリンタの状
態を知る。ワークステーション側からプリンタの状態を
問い合わせる方式の発明を具体的にあげると、たとえ
ば、特開平５−１９９８７号公報の「プリンタ共有方
式」、特開平５−５３７３８号公報の「ローカルエリア
ネットワークのプリンタ起動装置」、特開平４−２２７
５２６号公報の「ワークステーション及び印字装置を有
するオフィス情報装置」、特開平４−５２７２６号公報
の「プリント管理法」等がある。たとえば、上記特開平
５−１９９８７号公報のプリンタ共有方式では、プリン
トサーバ側に、処理実行待ちとなっているプリントデー
タのプリント処理完了時間を管理するキューイング管理
テーブルが備えられている。ワークステーション側のオ
ペレータは、プリントサーバに対して、プリント要求を
行なう前に、前記キューイング管理テーブルにおけるプ
リント処理完了時間を問い合わせ、その結果、最短の待
ち時間でプリント処理が行なえるプリントサーバを選択
する。

【０００４】上記公報の「プリンタ共有方式」は、ワー
クステーション側からの問い合わせもしくはプリント要
求に対して、プリンタもしくはプリントサーバが受動的
に返答するものである。また、上記各公報の発明は、ワ
ークステーション側からプリント処理実行時に、各プリ
ントサーバに動作状態を先に問い合わせることが可能で
ある。さらに、ワークステーション側からプリンタの状
態を問い合わせる方式の発明としては、特開平４−２６
０９５１号公報の「ローカルエリアネットワークにおけ
るプリント管理方法」がある。このプリント管理方法で
は、プリントサーバから随時、プリンタの最新情報をネ
ットワークに流している。ワークステーション側では、
プリント要求時に、ネットワークに流されているプリン
タの最新情報をリアルタイムで獲得することができる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリントシステムでは、ワークステーション側のオペレ
ータが、プリント要求、あるいはプリントサーバの状態
を知るための操作を行なってから、初めてプリンタの故
障、用紙切れ、待ち時間等の状態を知らされていた。ま
た、オペレータが、故障していないプリンタ、用紙切れ
でないプリンタ、あるいは待ち時間のないプリンタがあ
ったにもかかわらず、そのようなプリンタのあるのを知
らずに他のプリンタにプリント要求を行なっている可能
性がある。したがって、ワークステーション側のオペレ
ータは、プリンタの状態を知らずにプリント要求を行な
うため、プリントに無駄な時間をかけたり、あるいは効
率の悪いプリンタの使い方をしていた。

【０００６】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、プリント要求の前に、プリンタの動作状態
および／または状況を判るようにして、プリントにかけ
る時間を短縮すると共に、プリンタを効率良く使用でき
るプリントシステムを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のプリントシステムは、ネットワーク（図１
の１１）に接続されている１以上の情報処理装置（図１
の１４）と、当該情報処理装置（１４）からのプリント
要求によりプリンタ（図１の１３）に印刷をさせるプリ
ントサーバ（図１の１２）とからなるもので、プリンタ
（１３）の状態を監視し、その状態変化を検出する検出
手段（図１の１２３）と、所定時間毎、または前記検出
手段（１２３）によりプリンタ（１３）の状態変化が検
出された時、前記情報処理装置（１４）にプリンタ（１
３）の状態を通知する通知手段（１２４）とからなるプ
リントサーバ（１２）、および前記通知手段（図１の１
２４）によって送信されたプリンタ（１３）の状態を受
信する受信手段（図１の１４２）と、当該受信手段（１
４２）によって受信したプリンタ（１３）の状態をユー
ザに表示する表示処理手段（図１の１４３）とからなる
情報処理装置（１４）を備えている。

【０００８】

【作用】プリントサーバでは、検出手段が、常時プ
リンタの状態を監視し、プリンタの状態が変化した際、
または所定時間毎に、そのプリンタの状態を検出し、た
とえば、プリンタの状態情報を送る。通知手段は、前記
検出手段によって検出されたプリンタの状態情報を情報
処理装置側に通知する。情報処理装置では、受信手段
が、前記通知手段によって送信された通知内容をネット
ワークを介して受信する。表示処理手段は、前記受信
手段によって受信したプリンタの状態をユーザに通知す
るために可視表示、または可聴表示を行なう。

【０００９】情報処理装置側のオペレータは、表示処理
手段により、たとえば、プリンタの状態が可視表示され
ている表示画面を見ることで、プリンタの状態を常時知
ることができる。そのため、オペレータは、プリント要
求前に、故障したプリンタや所望の大きさの用紙が切れ
ているプリンタを判別して、所望のプリンタに対して、
プリント要求を行なうことができる。また、オペレータ
は、プリント要求前に、たとえば、可視表示を見て、プ
リント待ち時間の短いプリンタを選択した後、そのプリ
ンタに対して、プリント要求を行なうことができる。同
様のことが可聴表示についても可能である。そのため、
本発明のプリントシステムは、効率の良いプリント処理
を行なうことができる。

【００１０】

【実施例】図１は本発明の一実施例で、プリントシ
ステムを説明するための図である。図１において、プリ
ントシステムは、ネットワーク１１に、複数のプリント
サーバ１２、１２′、・・・と、複数のプリンタ１３、
１３′、・・・と、複数のワークステーション１４、１
４′、・・・とから構成されている。プリントサーバ１
２は、ワークステーション１４からのプリント要求によ
るプリントデータを受け付けるプリント要求受信手段１
２１と、プリント要求のあったプリントデータをプリン
タ１３に送り、印刷するための制御を行なうプリンタ制
御手段１２２と、プリンタ１３の状態を常時監視し、プ
リンタ１３の変化を検出する検出手段１２３と、当該検
出手段１２３で検出されたプリンタ１３の状態をワーク
ステーション１４に通知する通知手段１２４と、プリン
トサーバ１２内の各手段を制御すると共に、検出手段１
２３によって検出された内容により、ワークステーショ
ン１４に通知するか否か等の管理を行なう管理制御手段
１２５とから構成される。

【００１１】ワークステーション１４は、オペレータの
指示によってプリント要求を行なうプリント要求手段１
４１と、プリントサーバ１２における通知手段１２４か
ら送られて来るプリンタ１３の状態を受信する受信手段
１４２と、受信手段１４２によって受信されたプリンタ
１３の状態を、たとえば、ディスプレイ等の表示装置に
表示する表示処理手段１４３とから構成されている。な
お、表示処理手段１４３には、前記受信手段１４２によ
って受信されたプリンタ１３の状態を表示するための図
示されていない表示制御手段を備えている。オペレータ
は、プリント要求の指示により、プリント要求手段１４
１からプリントデータをプリントサーバ１２に送る。プ
リントサーバ１２は、プリント要求受信手段１２１によ
って、上記プリントデータを受信する。そして、プリン
トデータは、プリンタ制御手段１２２の制御の基にプリ
ンタ１３に送られ、所定の用紙に所望の文字で印刷され
る。

【００１２】プリントサーバ１２において、検出手段１
２３は、プリンタ制御手段１２２の制御の基に、常時ま
たは一定時間毎にプリンタ１３を監視している。そし
て、検出手段１２３は、プリンタ１３の状態が変わった
ことを検出した場合、直ちに通知手段１２４によって、
ワークステーション１４側に送信される。通知手段１２
４は、必要があれば、管理制御手段１２５において、管
理されているワークステーション管理テーブルを見て、
ワークステーション管理テーブルに指示されている所定
のワークステーション１４にプリンタの状態を通知す
る。前記ワークステーション管理テープは、たとえば、
ネットワーク１１に接続されているワークステーション
１４のアドレスや起動状態にあるワークステーション名
等が判る。

【００１３】図２は本発明の実施例で、図１に示すプリ
ントサーバをさらに詳細に説明するためのブロック構成
図である。図３は本発明の実施例で、図１に示すプリン
トサーバをさらに詳細に説明するためのブロック構成図
で、図２と符号ａ−ａ′およびｂ−ｂ′において接続さ
れている。図２および図３において、プリントサーバ１
２は、ネットワーク１１とプリントサーバ１２とを接続
するネットワークインタフェース部２１１と、プリント
要求あるいはプリントデータ等の入力データを受信する
入力インタフェース部２１２と、前記入力データを解析
する入力データ解析部２１３と、入力データ解析部２１
３によって解析された入力データから送信元ワークステ
ーション１４のアドレスを取り出し、このアドレスによ
って送信元ワークステーション１４を管理する送信元ワ
ークステーションアドレス管理部２１４と、上記送信元
ワークステーション１４のアドレスを記憶する記憶部２
１５と、送信元ワークステーション１４のアドレスによ
ってプリンタ１３の正常終了かあるいはプリント要求に
対するエラーかを通知する通知先決定部２１６と、プリ
ンタ１３の状態を問い合わせるプリンタ状態問い合わせ
部２１７と、プリンタ状態問い合わせ部２１７の依頼に
よってプリンタ１３の使用が可能か否か等のプリンタ１
３の状態を監視するプリンタ状態監視部２１８と、プリ
ンタ１３によってプリントデータを印刷するためにプリ
ンタ１３を制御するプリンタ制御部２１９と、プリンタ
１３の監視を所定の時間毎に行なわせるための時間管理
部２２０と、プリンタ状態問い合わせ部２１７によって
獲得したプリンタ１３の状態を判断する判断部２２１
と、当該判断部２２１によって、プリンタ１３からエラ
ー通知が来たと判断した場合、エラー通知情報を組み立
てるエラー通知組立部２２２と、プリンタ１３の印刷が
正常に終了したことをワークステーション１４側に通知
する正常終了通知組立部２２３と、前記プリンタ状態監
視部２１８によって得られたプリンタ１３の状態をワー
クステーション１４に報知するための情報を組み立てる
報知情報組立部２２４と、当該報知情報組立部２２４に
よって組み立てられたプリンタ１３の状態を報知する先
を決定する報知先決定部２２５と、当該報知先決定部２
２５が報知先のワークステーション１４を決定するため
のワークステーション管理テーブルが格納されているワ
ークステーション管理テーブル格納部２２６と、報知先
決定部２２５によって決定された報知先に報知情報を送
信する出力インタフェース部２２７とから構成される。

【００１４】図４は本発明の一実施例で、プリントサー
バにおける報知処理の概要を説明するためのフローチャ
ートである。図５は本発明の一実施例で、プリントサー
バにおける報知処理の概要を説明するためのフローチャ
ートで、図４と符号ｃ−ｃ′、ｄ−ｄ′、ｅ−ｅ′にお
いて接続されている。プリンタ状態監視部２１８は、プ
リンタ１３からたとえば、紙づまり、用紙切れ等の状態
変化による割り込み、あるいは時間管理部２２０からの
一定時間経過したことを意味する信号を受けた場合、そ
の時のプリンタ状態を獲得する（ステップ４１１）。ま
た、プリンタ状態監視部２１８は、必要に応じて、プリ
ンタ状態を単に獲得するだけでなく、改めてプリンタ状
態を確認するための処理を行なう（ステップ４１２）。

【００１５】報知情報組立部２２４は、プリンタ状態監
視部２１８から送られて来た報知情報を予め決められた
コード信号あるいは文字列等に組み立てる（ステップ４
１３）。報知先決定部２２５は、ワークステーション管
理テーブル格納部２２６にワークステーション管理テー
ブルがあるか否かを調べる（ステップ４１４）。報知先
決定部２２５は、ワークステーション管理テーブル格納
部２２６にワークステーション管理テーブルがあると判
断した場合、そのワークステーション管理テーブルを獲
得する（ステップ４１５）。報知先決定部２２５は、ワ
ークステーション管理テーブルからワークステーション
アドレスを獲得する（ステップ４１６）。報知先決定部
２２５は、ワークステーション管理テーブルからワーク
ステーションのフラグを獲得する（ステップ４１７）。

【００１６】報知先決定部２２５は、ワークステーショ
ン管理テーブルのフラグの立っているワークステーショ
ンが報知するワークステーションであるか否かを調べる
（ステップ４１８）。報知先決定部２２５は、報知する
ワークステーションであると判断した場合、ワークステ
ーション管理テーブルからそのワークステーションのス
テータスを獲得する（ステップ４１９）。報知先決定部
２２５は、そのワークステーションが稼働中であるか否
かを調べる（ステップ４２０）。報知先決定部２２５
は、そのワークステーションが稼働中であると判断した
場合、報知情報をそのワークステーションへ送信するた
めの処理を行なう（ステップ４２１）。報知先決定部２
２５は、ステップ４１８において、そのワークステーシ
ョンが報知するワークステーションでないと判断した場
合、ステップ４２０において、稼働中のワークステーシ
ョンでないと判断した場合、あるいはステップ４２１に
おいて、そのワークステーションに報知情報を送信した
場合、全ワークステーション分を処理したか否かを調べ
る（ステップ４２２）。そして、報知先決定部２２５
は、全ワークステーション分の処理をしたと判断した場
合、全ての処理を終了させる。

【００１７】報知先決定部２２５は、ステップ４２２に
おいて、全ワークステーション分の処理をしていないと
判断した場合、ステップ４１６に戻り、前記同様な処理
を続ける。報知先決定部２２５は、ステップ４１４にお
いて、ワークステーション管理テーブルがワークステー
ション管理テーブル格納部２２６にないと判断した場
合、ネットワーク内の全てのワークステーションへ報知
情報を送信する（ステップ４２３）。報知先決定部２２
５は、全部のワークステーションへ前記報知情報を送信
したか否かを調べる（ステップ４２４）。報知先決定部
２２５は、全部のワークステーションへ前記報知情報を
送信していないと判断した場合、ステップ４２３に戻り
全部のワークステーションへ報知情報を送信するまで続
け、全部のワークステーションへ報知情報を送信した
後、処理を終了させる。

【００１８】図６は本発明の一実施例で、プリントデー
タの異常時における報知処理の概要を説明するためのフ
ローチャートである。図７は本発明の一実施例で、プリ
ントデータの異常時における報知処理の概要を説明する
ためのフローチャートで、図６と符号ｆ−ｆ′において
接続されている。図６および図７において、入力インタ
フェース部２１２は、入力データとして、印字データお
よび／または印字制御情報等を受信する（ステップ６１
１）。入力データ解析部２１３は、受信した入力データ
の内、制御情報を解析する（ステップ６１２）。送信元
ワークステーションアドレス管理部２１４は、上記制御
情報から送信元ワークステーションのアドレスを取り出
して、記憶部２１５に保存する（ステップ６１３）。

【００１９】プリンタ状態監視部２１８は、プリンタ状
態問い合わせ部２１７からの依頼により、プリンタの状
態を獲得する（ステップ６１４）。判断部２２１は、プ
リンタ状態監視部２１８から獲得したプリンタ状態と、
制御情報の要求内容とを比較する（ステップ６１５）。
判断部２２１は、たとえばＢ５用紙による印刷要求に対
し、プリンタ１３において、Ｂ５サイズの用紙を備えて
おり、プリントが可能か否かを調べる（ステップ６１
６）。判断部２２１は、プリンタ状態をみてプリント可
能であると判断した場合、印字データをプリントするよ
うにプリンタ状態問い合わせ部２１７を介してプリンタ
制御部２１９に依頼する（ステップ６１７）。正常終了
通知組立部２２３は、プリンタ１３が正常にプリントを
終了したことを送信元に通知するための正常情報を組み
立てる（ステップ６１８）。

【００２０】判断部２２１は、ステップ６１６におい
て、プリンタ１３の状態をみてプリントが不可能である
と判断した場合、プリントが不可能である理由をプリン
タ状態監視部２１８を介して抽出する（ステップ６２
１）。エラー通知組立部２２２は、前記プリントが不可
能であるエラー情報を組み立る（ステップ６２２）。通
知先決定部２１６は、正常終了通知あるいはエラー通知
を行なうために、前記送信元ワークステーションアドレ
ス管理部２１４から送信元ワークステーションアドレス
を獲得する（ステップ６１９）。出力インタフェース部
２２７は、送信元のワークステーションへ前記正常終了
通知またはエラー通知を送信する（ステップ６２０）。

【００２１】プリンタ状態監視部２１８において、検出
される報知情報の内容には、たとえば、次のものがあ
る。 (1) プリント開始、プリントデータ量に基づくプリント
終了予想時刻 (2) プリント中 (3) プリント終了 (4) アイドル中 (5) ハードウェアエラー発生 (6) ソフトウェアエラー発生 (7) 用紙切れ (8) 用紙サイズエラー等の印字データ／制御に関するエ
ラーなどである。 (9) 用紙サイズ／種類 (10)用紙サイズ／種類の変更 (1) 、(3) 、(5) 、(6) 、(7) 、(10)は、その事象が発
生した時点で報知するものである。(2) 、(4) 、(9)
は、一定時間ごとに報知するものである。(8) は、その
事象が発生した時点で、印字データ送信元のワークステ
ーションへのみ通知するものである。

【００２２】図８はワークステーション管理テーブルの
一例を説明するための図である。図８において、ワーク
ステーション管理テーブルは、一つのワークステーショ
ンに付きアドレス、フラグ、およびステータスの３フィ
ールドを持つ。アドレスフィールドは、通知先のネット
ワーク、ホストコンピュータ、およびプロセスを特定す
るアドレスである。フラグフィールドは、プリンタの状
態を通知すべきかどうかを指示するものであり、ワーク
ステーションを管理テーブルに登録しておき、通知の有
無等を制御することができる。ステータスフィールド
は、ワークステーションの稼働状態を示し、稼働してい
ないワークステーションに、プリンタの状態を通知する
必要が無いため、ステータスフィールドをみて、無駄な
報知を抑制する。

【００２３】上記のようなワークステーション管理テー
ブルは、エディタで作成するか、ワークステーション側
からテーブルへの追加登録用アプリケーションやフラグ
変更用アプリケーションによって、管理テーブルの内容
を登録および／または変更する。また、プリントサーバ
は、起動時に、各ワークステーションの状態を問い合わ
せてステータスフィールドを設定しておく。プリントサ
ーバ起動時に稼働していなかったワークステーション
は、稼働開始時にプリントサーバに報告し、ステータス
フィールドを再設定する。

【００２４】図９は本発明の一実施例で、ワークステー
ション管理テーブルの追加登録およびフラグ変更アプリ
ケーションにおける管理テーブルの変更を説明するため
のブロック構成図である。プリントサーバ１２は、ネッ
トワーク１１と接続する入力インタフェース部９１と、
入力データを解析する入力データ解析部９２と、入力デ
ータ内のワークステーションアドレスを解析するワーク
ステーションアドレス解析部９３と、ワークステーショ
ンを管理するワークステーション管理テーブルが格納さ
れているワークステーション管理テーブル格納部９４
と、当該ワークステーション管理テーブル格納部９４か
らワークステーション管理テーブルを取り出して入力す
るワークステーション管理テーブル入力部９５と、前記
ワークステーションアドレス解析部９３によって解析さ
れた送信元ワークステーションアドレスを管理する送信
元ワークステーションアドレス管理部９６と、ワークス
テーション管理テーブル入力部９５によって取り出され
たワークステーション管理テーブルに対して、送信元ワ
ークステーションアドレス管理の基にワークステーショ
ン管理テーブルを追加登録するテーブル追加登録部９７
と、上記同様に、ワークステーション管理テーブルのテ
ーブルフラグを変換するテーブルフラグ変更部９８と、
ワークステーション管理テーブルの追加登録およびワー
クステーション管理テーブルフラグの変更を行なったワ
ークステーション管理テーブルを出力するワークステー
ション管理テーブル出力部９９とから構成される。そし
て、上記プリントサーバ１２は、新ワークステーション
管理テーブル１００を作成する。

【００２５】図１０は本発明の一実施例であるプリント
サーバにおいて、ワークステーション管理テーブルの追
加登録およびフラグ変更を行なうアプリケーションを説
明するためのフローチャートである。プリントサーバに
おいて、ワークステーション管理テーブルの追加登録お
よびフラグ変更を行なう場合を説明する。図１０におい
て、入力インタフェース部９１は、ワークステーション
から送信されたワークステーション管理テーブルの制御
情報を受信する（ステップ１０１）。入力データ解析部
９２は、ワークステーション管理テーブルの制御情報を
解析する（ステップ１０２）。ワークステーションアド
レス解析部９３は、解析された送信元ワークステーショ
ンアドレスを送信元ワークステーションアドレス管理部
９６に保存する（ステップ１０３）。ワークステーショ
ン管理テーブル入力部９５は、ワークステーション管理
テーブル格納部９４からワークステーション管理テーブ
ルを獲得する（ステップ１０４）。

【００２６】テーブル追加登録部９７は、送信元ワーク
ステーションアドレス管理部９６からワークステーショ
ン管理テーブルの追加登録が依頼されているか否かを調
べる（ステップ１０５）。テーブル追加登録部９７は、
ワークステーション管理テーブルの追加登録が依頼され
ていると判断した場合、ワークステーション管理テーブ
ルへアドレス、フラグ、あるいはステータスの追加登録
のための処理を行なう（ステップ１０６）。テーブル追
加登録部９７は、ワークステーション管理テーブルの追
加登録でなくフラグ変更の依頼であると判断した場合、
ワークステーション管理テーブルにおけるフラグを変更
するための処理を行なう（ステップ１０７）。ワークス
テーション管理テーブル出力部９９は、変更されたワー
クステーション管理テーブルを新ワークステーション管
理テーブル１００として出力する（ステップ１０８）。

【００２７】図１１は本発明の実施例におけるプリント
サーバを専用に設けた場合の稼働時に行なう管理のフロ
ーチャートである。図１１において、プリントサーバ
は、プリントシステムが専用プリントサーバ方式である
か否かを調べる（ステップ１１１）。プリントサーバ
は、プリントシステムが専用プリントサーバ方式である
と判断した場合、専用プリントサーバからワークステー
ション管理マスタテーブルをコピーする（ステップ１１
２）。プリントサーバは、コピーされたワークステーシ
ョン管理マスタテーブルをワークステーション管理テー
ブル格納部９４に保存する（ステップ１１３）。ステッ
プ１１１において、プリントサーバは、専用プリントサ
ーバ方式でないと判断した場合、処理を終了する。すな
わち、プリントサーバは、プリントサーバの稼働開始時
に、専用プリントサーバから新しい管理情報が記憶され
ているワークステーション管理マスタテーブルをコピー
し、その新しい管理情報にしたがって必要な情報をワー
クステーションに通知する。

【００２８】図１２は本発明の実施例におけるプリント
サーバを専用に設けた場合の稼働中に行なう管理のフロ
ーチャートである。図１２において、システムが稼働を
開始し、ワークステーションからワークステーション管
理テーブルの登録およびフラグの変更があった場合、プ
リントサーバは、変更のあったことを専用プリントサー
バにのみ通知した後、処理を終了する（ステップ１２
１）。通知を受けた専用プリントサーバは、ワークステ
ーションから追加登録および／またはフラグの変更情報
を受信する（ステップ１２２）。専用プリントサーバ
は、ワークステーション管理マスタテーブルを受信した
情報によって更新する（ステップ１２３）。専用プリン
トサーバは、他のプリントサーバへ更新後のワークステ
ーション管理テーブルの更新情報を送信する（ステップ
１２４）。

【００２９】専用プリントサーバは、全プリントサーバ
へ更新したワークステーション管理テーブルの更新情報
を送信したか否かを調べる（ステップ１２５）。専用プ
リントサーバは、全プリントサーバへ更新したワークス
テーション管理テーブルの更新情報を送信していないと
判断した場合、全プリントサーバに送信が完了するまで
処理を続け、全てのプリントサーバに送信した後、処理
を終了する。他のプリントサーバは、専用プリントサー
バからワークステーション管理テーブルの更新情報を受
信する（ステップ１２６）。他のプリントサーバは、専
用プリントサーバから送信されたワークステーション管
理テーブルの更新情報によって自分のワークステーショ
ン管理テーブル格納部におけるワークステーション管理
テーブルを更新する（ステップ１２７）。

【００３０】図１３は本発明の実施例において、各プリ
ントサーバで管理を行なう場合のフローチャートであ
る。ワークステーションにおいて、オペレータは、ワー
クステーション管理テーブルの追加登録および／または
フラグの変更を行なう。オペレータのワークステーショ
ン管理テーブルの追加登録および／またはフラグの変更
により、ワークステーションは、各プリントサーバに通
知する（ステップ１３１）。ワークステーションは、ネ
ットワークに接続されている全てのプリントサーバに追
加登録および／またはフラグの変更を通知したか否かを
調べる（ステップ１３２）。ワークステーションは、全
てのプリントサーバに追加登録および／またはフラグの
変更を通知するまで処理を続け、通知終了によって処理
を終了する。プリントサーバは、ワークステーションか
ら追加登録および／またはフラグの変更の通知を受信す
る（ステップ１３３）。プリントサーバは、いままでの
ワークステーション管理テーブルを追加登録および／ま
たは変更した後、処理を終了する（ステップ１３４）。

【００３１】図１４は本発明の実施例で、ワークステー
ションの概略ブロック構成図である。図１４において、
ワークステーションは、ネットワークに接続するための
ネットワークインタフェース部１４１と、サーバ側から
のプリンタ状態等を受信する入力インタフェース部１４
２と、ワークステーション側からプリントデータあるい
は各種情報を出力する出力インタフェース部１４３と、
前記入力インタフェース部１４２によって受信したプリ
ンタ状態を受け付けるプリンタ状態受付部１４４と、当
該プリンタ状態受付部１４４によって受け付けたプリン
タ状態を解析するプリンタ状態解析部１４５と、当該プ
リンタ状態解析部１４５によって解析された情報を、た
とえば、ディスプレイに表示するためのプリンタ状態表
示制御部１４６と、当該プリンタ状態表示制御部１４６
の制御の基に、プリンタ状態が変化する毎に異なる表示
を行なう表示手段１４７と、プリント要求あるいはワー
クステーション管理テーブルを追加登録および／または
変更を行なうための指示を行なう指示手段１４８と、オ
ペレータの指示に従ってプリント要求をプリントサーバ
側に要求するプリント要求部１４９と、前記指示手段１
４８によってワークステーション管理テーブルを追加登
録および／または変更する管理テーブル追加登録／変更
部１５０とから構成される。

【００３２】図１５は本発明の実施例で、ワークステー
ション側におけるプリント状態を表示するためのフロー
チャートである。プリンタ状態受付部１４４において、
ワークステーションは、ネットワークインタフェース部
１４１および入力インタフェース部１４２を介して、プ
リントサーバからプリンタ状態を受け付ける（ステップ
１５１）。プリンタ状態解析部１４５は、プリンタ状態
受付部１４４によって受け付けたプリンタ状態を解析す
る。たとえば、プリンタ状態解析部１４５は、受け付け
た情報が用紙切れ、紙づまり、ハードウエアの故障、あ
るいは印刷待ち時間等を解析する（ステップ１５２）。
プリンタ状態表示制御部１４６は、各種プリンタ状態
を、たとえば、アイコンで表示すると共に、アイコンを
点滅させるための表示制御を行なった後、ディスプレイ
等の表示手段１４７に表示させる（ステップ１５３）。
プリンタ状態表示制御部１４６は、表示手段１４７に上
記と異なる表示方法がある。たとえば、オペレータに対
する通知方法は、アイコンを点滅させる代わりにアイコ
ンの形を変える、アイコンの色を変える、アイコンから
音を出す、メッセージを表示する等がある。

【００３３】図１６はワークステーション管理テーブル
を専用のプリントサーバによって管理する場合を説明す
るための図である。図１６において、ワークステーショ
ン管理テーブル専用プリントサーバＡは、ネットワーク
１１と接続するためのインタフェース部１６１と、専用
プリントサーバＡ内の制御およびワークステーション管
理テーブルの管理を行なう制御部１６２と、ネットワー
ク１１内のワークステーションに関するワークステーシ
ョン管理マスタテーブルを格納するワークステーション
管理マスタテーブル格納部１６３とから構成される。ま
た、プリントサーバＢは、前記同様な、インタフェース
部１６４と、制御部１６５と、ワークステーション管理
テーブルを格納するワークステーション管理テーブル格
納部１６６とから構成されている。

【００３４】ワークステーション管理テーブルは、各プ
リントサーバ毎に保持する場合と、ワークステーション
管理テーブルを集中して管理する場合とがある。図１６
にはワークステーション管理マスタテーブル格納部１６
３にマスタテーブルを保持するワークステーション管理
テーブル専用プリントサーバＡが示されている。ワーク
ステーション管理テーブル専用プリントサーバＡにマス
タテーブルを保持する場合、それ以外のプリントサーバ
Ｂは、ワークステーション管理テーブル専用プリントサ
ーバＡに対して、起動時にマスタテーブルのコピーを要
求し、ワークステーション管理テーブル格納部１６６に
保持する。ワークステーション管理テーブルの各フィー
ルドを変更した時には、ワークステーション管理テーブ
ル専用プリントサーバＡから他のプリントサーバＢへ変
更内容を通知する。ワークステーションは、ワークステ
ーション管理テーブル専用プリントサーバＡにワークス
テーション管理テーブルの変更等を通知すれば、他のプ
リントサーバに、ワークステーション管理テーブル専用
プリントサーバから通知されるため、ワークステーショ
ン管理テーブルの管理が容易になる。

【００３５】以上、本実施例を詳述したが、前記本実施
例に限定されるものではない。そして、特許請求の範囲
に記載された本発明を逸脱することがなければ、種々の
設計変更を行なうことが可能である。たとえば、表示手
段の一つであるアイコンの形状、色、あるいは音やメッ
セージの内容等は、実施例以外各種変形があることはい
うまでもない。また、本発明の各手段は、実施例におい
て、機能的に記載されており、具体的に示されていない
が、公知または周知の論理回路によって構成される。ま
た、本実施例において、発明を説明するために関係のな
い構成は、省略されているが、情報処理装置あるいはプ
リントサーバとして、必要な構成を備えているものであ
る。

【００３６】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、次のような効果が得られる。 (1) 所定の時間毎、あるいはプリンタの状態変化毎に、
プリンタ状態が情報処理装置側に随時通知されるため、
オペレータは、プリント要求を行なう前に、最適のプリ
ンタを直ちに選択し、所望の状態でプリントさせること
が可能になる。 (2) 情報処理装置に対して通知されたプリンタ状態が随
時表示されるので、オペレータは、プリント要求を行な
う前に、所望のプリンタ状態を見落とさずに、最適のプ
リンタを直ちに選択してプリントさせることが可能にな
る。 (3) プリント要求時あるいはその前にプリンタ状態を一
々確認することなく、直ちに最適のプリントサーバを選
択できるため、情報処理装置のオペレータは、プリント
処理のための作業効率が向上する。 (4) プリントシステムは、オペレータによるプリンタ状
態の問い合わせが不要となり、しかも、プリント要求に
際し、知らずに効率の悪いプリンタを選択しないため、
プリントシステムとしての効率が良くなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例で、プリントシステムを説
明するための図である。

【図２】本発明の実施例で、図１に示すプリントサー
バをさらに詳細に説明するためのブロック構成図であ
る。

【図３】本発明の実施例で、図１に示すプリントサー
バをさらに詳細に説明するためのブロック構成図で、図
２と符号ａ−ａ′およびｂ−ｂ′において接続されてい
る。

【図４】本発明の一実施例で、プリントサーバにおけ
る報知処理の概要を説明するためのフローチャートであ
る。

【図５】本発明の一実施例で、プリントサーバにおけ
る報知処理の概要を説明するためのフローチャートで、
図４と符号ｃ−ｃ′、ｄ−ｄ′、ｅ−ｅ′において接続
されている。

【図６】本発明の一実施例で、プリントデータの異常
時における報知処理の概要を説明するためのフローチャ
ートである。

【図７】本発明の一実施例で、プリントデータの異常
時における報知処理の概要を説明するためのフローチャ
ートで、図６と符号ｆ−ｆ′において接続されている。

【図８】ワークステーション管理テーブルの一例を説
明するための図である。

【図９】本発明の一実施例で、ワークステーション管
理テーブルの追加登録およびフラグ変更アプリケーショ
ンにおける管理テーブルの変更を説明するためのブロッ
ク構成図である。

【図１０】本発明の一実施例であるプリントサーバに
おいて、ワークステーション管理テーブルの追加登録お
よびフラグ変更を行なうアプリケーションを説明するた
めのフローチャートである。

【図１１】本発明の実施例におけるプリントサーバを
専用に設けた場合の稼働時に行なう管理のフローチャー
トである。

【図１２】本発明の実施例におけるプリントサーバを
専用に設けた場合の稼働中に行なう管理のフローチャー
トである。

【図１３】本発明の実施例において、各プリントサー
バで管理を行なう場合のフローチャートである。

【図１４】本発明の実施例で、ワークステーションの
概略ブロック構成図である。

【図１５】本発明の実施例で、ワークステーション側
におけるプリント状態を表示するためのフローチャート
である。

【図１６】ワークステーション管理テーブルを専用の
プリントサーバによって管理する場合を説明するための
図である。

【符号の説明】

１１・・・ネットワーク１２、１２′・・・プリントサーバ１３、１３′・・・プリンタ１４、１４′・・・ワークステーション１２１・・・プリント要求受信手段１２２・・・プリンタ制御手段２１１・・・ネットワークインタフェース部２１２・・・入力インタフェース部２１３・・・入力データ解析部２１４・・・送信元ワークステーションアドレス管理部２１５・・・記憶部２１６・・・通知先決定部２１７・・・プリンタ状態問い合わせ部２１８・・・プリンタ状態監視部２１９・・・プリンタ制御部２２０・・・時間管理部２２１・・・判断部２２２・・・エラー通知組立部２２３・・・正常終了通知組立部２２４・・・報知情報組立部２２５・・・報知先決定部２２６・・・ワークステーション管理テーブル格納部２２７・・・出力インタフェース部１２３・・・検出手段１２４・・・通知手段１２５・・・管理制御手段１４１・・・プリント要求手段１４２・・・受信手段１４３・・・表示処理手段

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】１以上の情報処理装置と、当該情報処理
装置からのプリント要求により、プリンタに印刷をさせ
るプリントサーバがネットワークで接続されたプリント
システムにおいて、プリンタの状態を監視し、その状態変化を検出する検出
手段と、所定時間毎、または前記検出手段によりプリン
タの状態変化が検出された時、前記情報処理装置にプリ
ンタの状態を通知する通知手段とからなるプリントサー
バ、および前記通知手段によって送信されたプリンタの状態
を受信する受信手段と、当該受信手段によって受信した
プリンタの状態をユーザに表示する表示処理手段とから
なる情報処理装置、を備えたことを特徴とするプリントシステム。