JPH07248868A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH07248868A
JPH07248868A JP4207894A JP4207894A JPH07248868A JP H07248868 A JPH07248868 A JP H07248868A JP 4207894 A JP4207894 A JP 4207894A JP 4207894 A JP4207894 A JP 4207894A JP H07248868 A JPH07248868 A JP H07248868A
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JP
Japan
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film
fluorescent film
fluorescent
input device
coordinate
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Withdrawn
Application number
JP4207894A
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English (en)
Inventor
Takashi Arita
隆 有田
Mitsuyoshi Kiyono
美芳 清野
Akihiko Sakaguchi
昭彦 坂口
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH07248868A publication Critical patent/JPH07248868A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルムのずれやしわを防止して長期にわたっ
て性能を安定化させること。 【構成】蛍光色素を混和した蛍光フィルムと、白色顔料
を混和した反射フィルムとを微小なギャップを隔てて積
層すると共に、前記反射フィルムの下層側に座標検出部
を配置し、前記蛍光フィルムと反射フィルムとの間の接
触部の形状を前記蛍光フィルム上で観察し、且つ、該接
触部の座標を前記座標検出部で検出するようにした座標
入力装置において、前記蛍光フィルムの一端側を着脱自
在に保持する第1の保持手段と、前記蛍光フィルムの他
端側を着脱自在に保持する第2の保持手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力パネルの押圧点の
座標を検出してパソコン等に入力できる座標入力装置に
関し、特に、押圧点の軌跡を残して例えば線画等の入力
作業をしやすくした座標入力装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】パソコン等に対して任意の座標を入力で
きる装置としては、例えば、2枚の導電シートを微小な
間隙を空けて対向配置し、Y座標の検出期間に一方の導
電シートの上・下端間に所定の電圧を与え、X座標の検
出期間に一方の導電シートの左・右端間に所定の電圧を
与えるものが知られている。
【0003】導電シートの上・下端(又は左・右端)間
の任意位置における電位は、その導電シートの端から任
意位置までの距離とその導電シートの特性抵抗ρとに応
じた値(すなわち任意位置の座標を表す電圧)となるか
ら、先の尖った入力器具(以下、便宜的にペンと言う)
で所望の位置を押圧し、2枚の導電シートを接触させる
ことによって、他方の導電シートに当該押圧点の座標を
表す電圧を伝えることができ、この電圧をディジタル変
換してパソコン等に入力する座標情報とすることができ
る。
【0004】ところで、かかる公知の座標入力装置にあ
っては、1つの押圧点の座標を入力する用途に好適であ
ったが、線画等のように押圧点が連続する入力作業には
不向きであった。そこで、本出願人は先に、線画等の入
力作業をしやすくした「座標入力装置」を平成1年7月
20日付けで出願している(特開平3−52021
号)。
【0005】図8はその座標入力装置の入力パネルの構
造図である。図において、1は蛍光フィルムで、例え
ば、厚さ約0.5mmの軟質塩化ビニールの中に蛍光色
素としてよく知られるベリレン系色素を混和したもの、
2は反射フィルムで、例えば、厚さ約0.2mmの軟質
塩化ビニールの中に酸化チタンTiO2 (チタニアとも
言う)等の白色顔料を混和したものである。蛍光フィル
ム1と反射フィルム2はそのまま重ねてあるが、表面の
凹凸等によって両フィルム1、2の間には数μmのエア
ギャップ3が生じている。
【0006】4、5は座標検出部を構成する2枚の導電
シート(前述の導電シート参照)であり、シート間には
微小なスペーサ6が挟み込まれている。なお、7は透明
なガラス基板、8は先の尖った入力器具(以下「ペ
ン」)、9は線画等が書かれた原稿である。このような
構成によれば、蛍光フィルム1の屈折率は空気よりも大
きいので、蛍光フィルム1の内部で発生した蛍光は蛍光
フィルム1の外に余り漏れ出さないが、ペン8によって
蛍光フィルム1を押圧した場合には、蛍光フィルム1が
凹み、その部分のエアギャップ3が排除され、反射フィ
ルム2と密に接触するため、蛍光はその接触部で漏れ出
し、反射フィルム2で反射(散乱)を受けることにな
り、漏れ部分の形状、すなわち蛍光フィルム1と反射フ
ィルム2との接触部分をパネル表面から目視で確認する
ことができ、ペン8の移動に伴う軌跡、例えば図9にそ
の入力作業の一例を示すように、線画(図8の原稿9に
書かれた線画)に沿った正確なペン8の軌跡(太線)を
残すことができる。なお、座標の検出は、ペン8をさら
に強く押しつけて2枚の導電シート4、5の間を接触さ
せればよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の座標入力装置にあっては、蛍光フィルム1と反射
フィルム2を単純に積み重ねるものであったため、フィ
ルムがずれたりしわになったりしやすく、長期にわたっ
て安定した性能を得難いものであり、実用上の観点で改
善すべき技術課題があった。 [目的]そこで、本発明は、フィルムのずれやしわを防
止して長期にわたって性能を安定化させることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、蛍光色素を混
和した蛍光フィルムと、白色顔料を混和した反射フィル
ムとを微小なギャップを隔てて積層すると共に、前記反
射フィルムの下層側に座標検出部を配置し、前記蛍光フ
ィルムと反射フィルムとの間の接触部の形状を前記蛍光
フィルム上で観察し、且つ、該接触部の座標を前記座標
検出部で検出するようにした座標入力装置において、前
記蛍光フィルムの一端側を着脱自在に保持する第1の保
持手段と、前記蛍光フィルムの他端側を着脱自在に保持
する第2の保持手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】好ましくは、前記第1の保持手段は、ばね
力によって前記蛍光フィルムの一端側を保持することを
特徴とし、又は、前記第2の保持手段は、磁力によって
前記蛍光フィルムの他端側を保持することを特徴とする
ものである。
【0010】
【作用】本発明では、第1及び第2の保持手段によっ
て、蛍光フィルムが着脱自在に保持される。したがっ
て、蛍光フィルムの取り外しや取り付けが容易になるば
かりか、取り付けた後は、フィルム面にしわを生じたり
ずれたりすることがなく、長期にわたって安定した性能
が得られる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図7は本発明に係る座標入力装置の一実施
例を示す図である。まず、構成を説明する。図1におい
て、10は座標入力装置の本体であり、本体10には、
数個の機能スイッチ(機能は固定でもよいしプログラム
可能でもよい)11、12、ペン13をしまうための窪
み状の収納部14、入力パネル部15、及び、図外のパ
ソコン等に接続されるケーブル/コネクタ16等が備え
られている。
【0012】 入力パネル部15の断面構造は、前述の先
願例(図8参照)とほぼ同様であるが、その入力パネル
部15の蛍光フィルム1の上端と下端が、それぞれ「ば
ね力」と「磁力」によって着脱自在に保持されている点
で相違する。すなわち、17はクリップであり、このク
リップ17は、図2に示すように、半円弧状断面を有す
る金具17aにピン17b及びバネ17cを装着し、こ
のピン17bを軸にして金具17aを揺動可能に本体1
0に取り付けるとともに、バネ17cによって金具17
aを常に図2中の矢印A方向に付勢している。このクリ
ップ17は、入力パネル15の蛍光フィルム1の上端を
常にバネ17cの力で押さえつけて保持するから、又
は、バネ17cの力に抗して金具17aを持ち上げれば
(図2の矢印Aの反対方向に揺動させれば)、蛍光フィ
ルム1の上端の保持を容易に解除できるから、本願の要
旨に記載の第1の保持手段としての機能を有する。
【0013】また、18は入力パネル部15の蛍光フィ
ルム1の下端に取り付けられた磁性材料(例えば金属
板)であり、この磁性材料18は、本体10に埋設され
たマグネット19a、19bに引き付けられて係合す
る。これらの磁性材料18及びマグネット19a、19
bは、磁力によって互いに係合し、蛍光フィルム1の下
端を本体10の側に着脱自在に保持するから、本願の要
旨に記載の第2の保持手段としての機能を有する。な
お、マグネット19a、19bの間に位置するスイッチ
20は、磁性材料18とマグネット19a、19bの間
の係合/非係合を検出するものであり、このスイッチの
信号は、検出座標情報のクリア信号に用いることができ
る。
【0014】以上のように、本実施例における座標入力
装置は、図3に示すように、本体10の側に反射フィル
ム2や座標検出部(図8の導電シート4、5及びスペー
サ6参照)並びにガラス基板7等を固定状態で取り付け
るとともに、反射フィルム2の上に、クリップ17や磁
性材料18及びマグネット19a、19bによって、蛍
光フィルム1を着脱自在に固定する構成を有しているの
で、蛍光フィルム1の保持を確実にしてずれやしわの発
生を回避でき、長期にわたって安定した性能を維持する
ことができる。
【0015】また、磁性材料18を持ち上げることによ
って、蛍光フィルム1を容易に剥がすことができ、蛍光
フィルム1と反射フィルム2の間の接触を解除してペン
8による軌跡を簡単に消すことができるとともに、さら
にこれに加えて、クリップ17の金具17aを引き起こ
すことによって、蛍光フィルム1それ自体を容易に取り
外すことができ、軌跡トレースを必要としない場合の透
過率改善を図ることができる。
【0016】なお、蛍光フィルム1又は反射フィルム2
の少なくとも一方に、微小なドットスペーサを所要密度
で多数形成することは好ましい。図4は蛍光フィルム
1′の下面(反射フィルム2に接する側の面)にドット
スペーサ1aを形成した例である。このようにすると、
図5に示すように、ペン8で押圧しない場合にはドット
スペーサ1aによって蛍光フィルム1′と反射フィルム
2との間のエアギャップ3が確実に確保されるととも
に、ペン8で押圧した場合にはドットスペーサ1aが反
射フィルム2に食い込み、両フィルム1′、2の間を確
実に接触させることができる。
【0017】また、図6に示すように、本体10′の側
面に開口10aを形成し、この開口10aから本体1
0′の内部に適当な絵を書いたカード21を差し込める
ようにしておくと好ましい。カード21に例えばアルフ
ァーヌーメリックキー22や手書き文字入力エリア23
等を書いておけば、当該座標入力装置をペンタッチ式の
キーボードや手書き入力パネルとして使用することがで
きる。図7は手書き入力エリア23に適当な文字を入力
している状態図である。ペン8の軌跡が残るので、筆順
等を確認しながら文字を入力できる。また、筆圧が弱い
場合には、座標を検出せずに軌跡だけが残るため、入力
文字の下書きを行うことができる。
【0018】なお、座標検出部としては、以上の例示に
限るものではない。例えば、2枚の絶縁シートを微小間
隔で対向させ、一方の絶縁シートの面に多数本のX電極
を形成するとともに、他方の絶縁シートの面に多数本の
Y電極を形成してX−Yマトリクス電極を構成した、い
わゆるタッチスイッチアレイを用いてもよいことは勿論
である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、第1及び第2の保持手
段によって、蛍光フィルムが着脱自在に保持されるの
で、蛍光フィルムの取り外しや取り付けが容易になるば
かりか、取り付け後は、フィルム面にしわを生じたりず
れたりすることがなく、長期にわたって安定した性能を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の外観図である。
【図2】一実施例の要部構成図である。
【図3】一実施例の断面構造図である。
【図4】一実施例の好ましい蛍光フィルムの外観図であ
る。
【図5】一実施例の好ましい蛍光フィルムと反射フィル
ムとの接触状態図である。
【図6】一実施例の好ましい本体の外観図である。
【図7】一実施例の好ましい本体を用いた手書き文字の
入力状態図である。
【図8】先願例の断面構造図である。
【図9】先願例の線画入力の状態図である。
【符号の説明】
1:蛍光フィルム 2:反射フィルム 3:エアギャップ(ギャップ) 4、5:導電シート(座標検出部) 17:クリップ(第1の保持手段) 18:磁性材料(第2の保持手段) 19a、19b:マグネット(第2の保持手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蛍光色素を混和した蛍光フィルムと、白色
    顔料を混和した反射フィルムとを微小なギャップを隔て
    て積層すると共に、前記反射フィルムの下層側に座標検
    出部を配置し、 前記蛍光フィルムと反射フィルムとの間の接触部の形状
    を前記蛍光フィルム上で観察し、且つ、該接触部の座標
    を前記座標検出部で検出するようにした座標入力装置に
    おいて、 前記蛍光フィルムの一端側を着脱自在に保持する第1の
    保持手段と、 前記蛍光フィルムの他端側を着脱自在に保持する第2の
    保持手段とを備えたことを特徴とする座標入力装置。
  2. 【請求項2】前記第1の保持手段は、ばね力によって前
    記蛍光フィルムの一端側を保持することを特徴とする請
    求項1記載の座標入力装置。
  3. 【請求項3】前記第2の保持手段は、磁力によって前記
    蛍光フィルムの他端側を保持することを特徴とする請求
    項1記載の座標入力装置。
JP4207894A 1994-03-14 1994-03-14 座標入力装置 Withdrawn JPH07248868A (ja)

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JP4207894A JPH07248868A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 座標入力装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001005598A (ja) * 1999-04-23 2001-01-12 Fujitsu Takamisawa Component Ltd 座標入力装置及び記憶媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001005598A (ja) * 1999-04-23 2001-01-12 Fujitsu Takamisawa Component Ltd 座標入力装置及び記憶媒体
JP4540770B2 (ja) * 1999-04-23 2010-09-08 富士通コンポーネント株式会社 座標入力装置及び記憶媒体

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Effective date: 20010605