JP2001084087A - 手書入力装置 - Google Patents

手書入力装置

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JP2001084087A
JP2001084087A JP24131899A JP24131899A JP2001084087A JP 2001084087 A JP2001084087 A JP 2001084087A JP 24131899 A JP24131899 A JP 24131899A JP 24131899 A JP24131899 A JP 24131899A JP 2001084087 A JP2001084087 A JP 2001084087A
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JP
Japan
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sheet
input device
pen
handwriting input
board
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JP24131899A
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English (en)
Inventor
Keisuke Takamori
圭介 高森
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NYUUTON KK
Original Assignee
NYUUTON KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手書面に筆記具で直接書いている感覚で、あ
るいは直接筆記具で書くことにより、文字、図形等を手
書入力するのに適した、新規な手書入力装置を提供す
る。従来のタブレットに比べて薄くて取り扱いが容易
な、新規な手書入力装置を提供する。 【解決手段】 手書入力装置は、ボードと、ペンにより
文字、図形等を手書する範囲を指定する枠と、手書入力
に一致する軌跡を表示するシート状表示手段と、ペンの
圧力に応答して軌跡に沿った座標位置を検出する抵抗シ
ートとを備え、シート状表示手段と抵抗シートとをボー
ド上に積層配置してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等の
情報処理装置に接続して文字、図形等を手書入力可能な
手書入力装置に関する。
【従来の技術】コンピュータへの文字、図形等の入力
は、キーボードによる文字入力と、マウスを使用した座
標入力による描画が一般的であった。一方、パットとペ
ンとの組合せによって、実際のペンや鉛筆等に似た感覚
で、文字や絵を描画することができる、タブレットと呼
ばれる手書入力装置が既に実用化されている。タブレッ
トは、ペンに内蔵したコイルが発生する磁界を、パッド
内部のX軸とY軸とからなる網目状の導線が感知し、ペ
ンの座標位置を検出して出力する電磁誘導型のタブレッ
トが一般的である。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タブレットでは、手書面上で手書入力で描かれた文字、
図形等はコンピュータのディスプレー等、手元以外の場
所に表示されるのみであった。従って、手書の状態を画
面上で目で確認しつつ、手元の手書入力装置に書いて行
くほかないため、手書している場所とは別のところを見
ながら、インクの出ないペンあるいは芯のない鉛筆で書
いているという感覚は否めなかった。そこで、本発明の
目的は、手書面に筆記具で直接書いている感覚で、ある
いは直接筆記具で書くことにより、文字、図形等を手書
入力するのに適した、新規な手書入力装置を提供するこ
とにある。本発明の他の目的は、従来のタブレットに比
べて薄くて取り扱いが容易な、新規な手書入力装置を提
供することにある。
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は次の特徴を有する。第1の発明に係る手
書入力装置は、ボードと、ペンにより文字、図形等を手
書する範囲を指定する枠と、手書入力に一致する軌跡を
表示するシート状表示手段と、ペンの圧力に応答して軌
跡に沿った座標位置を検出する抵抗シートとを備え、シ
ート状表示手段と抵抗シートとをボード上に積層配置し
てなることを特徴とする。シート状表示手段は手書の軌
跡を表示するので、手書入力装置の手書面に筆記具で直
接書いている感覚で、あるいは筆記具で書いて手書入力
ができる。また、抵抗シートは、後で述べるように通常
複数の薄膜の積層構造を有していてその厚さが薄いの
で、手書入力装置全体の厚さを従来のタブレットよりも
薄く構成でき、その取り扱いが容易である。第2の発明
に係る手書入力装置は、ボードと、ペン先に磁界発生手
段を有する、文字、図形等を手書きするためのペンと、
ペンにより文字、図形等を手書する範囲を指定する枠
と、ペン先の磁気に応答して前記ペンの手書に一致する
軌跡を描くよう構成されたシート状表示手段と、ペンの
圧力に応答して軌跡に沿った座標位置を検出する抵抗シ
ートとを備え、抵抗シートがシート状表示手段の上側に
位置するようにボード上に積層配置してなることを特徴
とする。この場合、ペンにより文字、図形等を手書する
範囲を指定する枠を印刷した透明シートを抵抗シートの
上面に配設し、透明シート、抵抗シート及びシート状表
示手段を貼り付け一体化することが好ましい。透明シー
トは、手書入力によって抵抗シート表面にキズが付くの
を防ぐ。また、透明シート、抵抗シート及びシート状表
示手段が一体化されているので、中間に位置する抵抗シ
ートが機械的に保護ないし補強され、また一体ものとし
てその取り扱いが容易となる。また、透明シートには、
手書する範囲を指定する枠とその枠をほぼ等分割する補
助線とが(シートの表面または裏面に)印刷されている
ことが好ましい。これら枠及び補助線は、文字、図形等
を手書する際の基準位置を使用者に認識させるのに役立
つと同時に、枠は、コンピュータディスプレイ上の指定
された位置に手書文字、図形等を写し出すための、必要
な同期を行うために用いられる。ここで、ボードは、シ
ート状表示手段に描かれた軌跡を消去する消去手段を有
し、シート状表示手段は、その裏面が消去手段の上を密
着状態でスライド可能に構成されていることが好まし
い。これにより、シート状表示手段に描かれた軌跡を、
スライド動作で簡単に消去できるので、繰り返しの手書
き入力や誤記の消去に好都合である。次に、第3の発明
に係る手書入力装置は、ボードと、文字、図形等を手書
するペンの圧力に応答して軌跡に沿った座標位置を検出
する抵抗シートと、抵抗シートの上面に塗布された粘性
カーボン層と、粘性カーボン層の上面に貼り付けられ、
手書する範囲を指定する枠が表面に印刷された半透明シ
ートとを備え、抵抗シート、粘性カーボン層、及び半透
明シートをボード上に積層配置してなることを特徴とす
る。ここで、半透明シートは、手書する範囲を指定する
枠とその枠をほぼ等分割する補助線とが(シートの表面
または裏面に)印刷されていることが好ましい。また、
抵抗シートは、ボード表面に埋設されていてもよく、こ
れにより一般的に薄い抵抗シートの機械的保護ないし補
強が図れる。第4の発明に係る手書入力装置は、ボード
と、鉛筆、ボールペン、万年筆等の筆記具により文字、
図形等を直接手書する範囲を指定する枠が印刷された記
入シートと、筆記具の圧力に応答して軌跡に沿った座標
位置を検出する抵抗シートと有し、記入シートが抵抗シ
ートの上面に位置するようにボード上に積層配置してな
ることを特徴とする。記入シートは、使用者が、手書す
る範囲を指定する枠内に直接筆記具で手書することでそ
の筆跡がそのまま残るシートであり、好ましくは、手書
する範囲を指定する枠とその枠をほぼ等分割する補助線
とが表面に印刷されているシート(例えば上質紙)であ
ってもよい。また、この場合でも、抵抗シートは、ボー
ド表面に埋設されていることが機械的保護、補強のため
には好ましい。第1ないし第4の発明に係る手書入力装
置に好適な抵抗シートの一つの例は、感圧導電性材料よ
りなるシートと、その上面に配設された、X方向にのみ
延びる多数本の平行な線状電極を有する可とう性基板
と、シートの下面に配設された、X方向と直交するY方
向にのみ延びる多数の平行な線状電極を有する可とう性
基板とを有し、双方の線状電極から取り出した電気抵抗
値の変化に基づいて、座標位置を検出する抵抗シートで
あり、その抵抗シートは、好ましくは厚さ方向に透明で
ある。別の抵抗シートの例は、透明フィルムと、透明フ
ィルムの下面に配設された透明抵抗膜と、可とう性透明
基板と、透明基板の上面に配設された透明抵抗膜とを備
え、透明抵抗膜相互間を、ドット状又はメッシュ状スペ
ーサを介して絶縁状態に対向配置して構成され、抵抗膜
相互間の接触による導通により、座標位置を検出する抵
抗シートである。なお、本発明において、抵抗シートは
これらの例に限定するものではなく、特許請求の範囲に
記載された技術思想の範囲内で適宜変更可能である。
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面に基づき説明する。図1、図2、及び図3
は、本発明の第1の実施の形態に係る手書入力装置を示
す図であり、手書入力装置は、ボート10と、そのボー
ド上にスライド可能に配置される、後述する構造の複合
ボート12と、文字、図形等を手書するためのペン16
とを備えている。ペン16は、ペン先に磁気発生手段た
る磁石を内蔵したスタイラスペンであり、これにより、
使用者が文字、図形等を手書する。複合ボード12は、
図2及び図3に示すように、ペン16のペン先の磁気に
応答してペンの手書に一致する軌跡を描くよう構成され
たシート状表示手段11と、その上に配設され、ペンの
圧力に応答して軌跡に沿った座標位置を検出する抵抗シ
ート23と、その抵抗シート23の上に配設される透明
シート26とを貼り付け一体化した構造を有する。シー
ト状表示手段11は、ペン16のペン先に設けられた磁
石が近接した部分だけ表面の色を黒色に変化させること
のできる磁気反応型の描画シートである。一方、抵抗シ
ート23は、この例では、透明フィルム21と、透明フ
ィルムの下面に配設された透明抵抗膜(図示せず)と、
可とう性透明基板22と、透明基板の上面に配設された
透明抵抗膜(図示せず)とを備え、透明抵抗膜相互間
を、ドット状又はメッシュ状スペーサを介して絶縁状態
に対向配置して構成され、抵抗膜相互間の接触による導
通により、座標位置を検出する抵抗シートであり、その
出力は、シートの側面に設けられた電極端子24を通じ
て図示しないコンピュータに入力される。抵抗シート2
3の上面には、プラスチック製の薄い透明シート26が
配設される。そして、シート状表示手段11と、抵抗シ
ート23と透明シート26とは、相互に貼り合わされて
一体化されている。なお、抵抗シート23の側面には補
強板25が配設され、ここに電極端子24と、抵抗シー
ト23及び透明シート26の側縁が固定されている。透
明シート26には、図1に示すように、ペン16で手書
する範囲を指定する枠31とその枠をほぼ等分割する補
助線32が印刷されている。これら枠の数、配列、補助
線の有無、本数は任意であり、何ら限定されるものでは
ない。また、これら枠、補助線の印刷は、通常、薄い濃
度、色のものでよい。この枠31は、使用者(筆記者)
が文字、図形等を手書すべき範囲を指定する。それと同
時に、この枠31は、コンピュータディスプレイ上の指
定された位置に手書された文字、図形等を写し出すため
の、必要な同期を行うために用いられる。ボード10の
両側縁部には、消去手段たる薄い帯状の磁石13,14
が、ボードの表面と共通の水平面を構成するよう埋設さ
れている。以上のように構成された第1の実施の形態に
係る手書入力装置において、複合ボード12の最上面に
位置する透明シート26を手書面として、そこに印刷さ
れた枠31内に文字、図形等をペン16で手書すると、
手書した文字、図形等の軌跡がシート状表示手段11の
表面に現れる。しかして、抵抗シート23は透明なシー
トであるので、使用者(筆記者)は、そのシート状表示
手段に現れた文字、図形等を、これら抵抗シート23及
び透明シート26を通して、目で見ることができる。そ
れと同時に、抵抗シート23は、ペン16の圧力に応答
してその軌跡に沿った座標位置を検出し出力する。した
がって、使用者(筆記者)は、手書面の枠内に筆記具で
直接書いている感覚で、文字、図形等を手書入力するこ
とができる。第1の実施の形態に係る手書入力装置にお
いて、シート状表示手段11上に現れた文字、図形等を
消去するには、シート状表示手段11を含む複合シート
12をボード10の上でスライド(矢印S)させる。す
なわち、複合シート12の最下面に位置するシート状表
示手段11の裏面が磁石13(または14)の上を密着
状態でスライドさせ、帯状に磁気をあてる。このスライ
ドにつれて、シート上表示手段11の裏面の磁気があた
る領域は、スライドの方向と逆方向に変位し、この磁気
の領域が文字の軌跡のある位置の丁度裏面にくると(い
いかえれば、シート状表示手段11上の文字の軌跡が磁
石13または14の位置にくると)、軌跡は磁気によっ
て消去される。これは、シート状表示手段11が、磁石
が接触ないし近接した部分だけ表面の色を黒色に変化さ
せることのできる磁気反応型の描画シートであり、一端
表面に描画された文字、図形は、その裏面に磁石を接触
ないし近接させると、表面の色の変化は元に戻り、手書
した文字は消去されるからである。このよう構成すれ
ば、シート状表示手段11を含む複合シート12をスラ
イドさせるだけで、手書された文字、図形等を簡単に消
去できるので、連続する手書入力を容易に行うことがで
き、入力効率を大幅に向上させることができる。しか
も、この消去は簡単な動作で可能なので、一つの文字、
図形等の入力後だけでなく、入力途中であっても随時行
うことができる。次に、図4及び図5は、本発明の第2
の実施の形態に係る手書入力装置を示す図であり、前記
した第1の実施の形態に係る手書入力装置を示す図1な
いし図3と同一部分には、同一符号を用いている。図
4、図5において、ボード20表面には、抵抗シート2
3の厚さとほぼ同じ深さでかつ抵抗シート23の輪郭と
同一形状の受部41が設けられており、そこに、抵抗シ
ート23が埋設(収納)、一体化されている。抵抗シー
ト23の上側に位置する透明フィルム21の上面には、
カーボン粉末を粘着材中に分散させ黒色にした粘性カー
ボン層27が設けられ、その上にプラスチック製の薄い
半透明シート28が弱い接着力で貼り付けられている。
そして、半透明シート28には、ここでは図示しない
が、図1と同様の枠と補助線が印刷されている。なお、
抵抗シート23には、電極端子24が配線29を介して
接続されている。この電極端子25は、図4に示すよう
に、その電極がボード側面に露出するように、ボード2
0内に埋設されている。このように構成された第2の実
施の形態に係る手書入力装置において、ペンで手書面の
半透明シート28上に文字、図形等を手書すると、ペン
の圧力によって、ペンの辿った軌跡に沿った部分のみ半
透明シート28と粘性カーボン層27とが密着し、半透
明シートを通してその部分だけ黒く表す。こうして使用
者(筆記者)は、手書した文字、図形等を目で見ること
ができる。それと同時に、抵抗シート23は、ペンの圧
力に応答してその軌跡に沿った座標位置を検出し出力す
る。したがって、使用者(筆記者)は、手書面の枠内に
筆記具で直接書いている感覚で、文字、図形等を手書入
力することができる。この場合において、ペンが抵抗シ
ートに23に与える圧力が粘性カーボン層を介して弱ま
る(粘性カーボン層が緩衝層として作用する)可能性を
考慮して、ペンはできるだけ先の尖ったペン、例えばイ
ンクの出ないボールペン等を使用するのが好ましい。手
書面に現れた文字、図形等は、半透明シート28を一度
捲る(粘着カーボン層27から剥がす)だけで、簡単に
消去できる。この第2の実施の形態に係る手書入力装置
では、抵抗シート23上面の粘着カーボン層27と半透
明シート28との組み合わせによって、シート状表示手
段を実現したものであり、比較的安価に構成できるメリ
ットがある。次に、図6、図7及び図8は、本発明の第
3の実施の形態に係る手書き入力装置を示す図であり、
第1及び第2の実施の形態に係る手書入力装置と同一部
分には同一符号を用いている。図6及び図7を参照し
て、ボード20表面には、図5に示したのと同様に構成
された受部41に、抵抗シート23が埋設(収納)、一
体化されている。また、抵抗シート23には、電極端子
24が配線29を介して接続され、この電極端子24の
電極がボード側面に露出するように、ボード20内に埋
設されているのは、前記した第2の実施の形態のときと
同様である。抵抗シート23の上側に位置する透明フィ
ルム21の上面には、通常の上質紙からなる記入シート
30が固定されている。記入シート30は、例えば図8
のように、手書する範囲を指定する3つの枠31とその
枠を4等分する補助線32、及び文字、図形等の手書練
習用の記入範囲を指定する枠33とその枠を16等分す
る補助線34が印刷されたシートであって、抵抗シート
23の上面に記入シート30を固定するための固定孔3
5を、上方に2個備えている。しかして、以上のように
構成された第3の実施の形態に係る手書入力装置におい
て、鉛筆、ボールペン、万年筆等の筆記具を用いて、記
入シート30の枠32内に手書する。すると、その下面
に位置する抵抗シート23は、その筆記具により与えら
れる圧力によって、筆記具の軌跡に沿った座標位置を検
出し出力する。これにより、使用者(筆記者)は、手書
面の記入シートの枠内に筆記具で直接書いて、目で見な
がら、文字、図形等を手書入力することができる。な
お、記入シート30に記入した文字、図形等は、鉛筆書
きのときは消しゴムで消去し、一方、ボールペン、万年
筆等消去が難しいときは、文字、図形等が記入されたシ
ートを取り外して新しい記入シートを付け替えればよ
い。この第3の実施の形態に係る手書入力装置では、記
入シート30がシート状表示手段そのものであり、構造
がシンプルで経済的であるというメリットがある。本発
明によれば、パーソナルコンピュータの入力装置として
本発明の手書入力装置を接続し、所定のソフトウェアを
起動させることで、手書入力装置の手書面に設けられた
枠または補助線と組み合わされた枠内に、所定の文字、
図形等を使用者が手書すると、コンピュータがその手書
された文字、図形等の正確さを判定するという、いわゆ
る書き方学習システムに利用できるものである。本発明
の手書入力装置は、パーソナルコンピュータの入力装置
として接続するので、手書入力装置上の手書面に所定の
枠を別途複数個指定しておき、パーソナルコンピュータ
の複数のファンクションキーにおける機能をそれら所定
の範囲にそれぞれ割り当てておけば、ペンによるタップ
等の動作により、対応するファンクションキーの機能を
容易に行わせることができる。すなわち、前記した第1
の実施の形態における透明シート、第2の実施の形態に
おける半透明シート、または第3の実施の形態における
記入シートに、パーソナルコンピュータの複数のファン
クションキーにおける機能をそれぞれ割り当てた第2の
枠を複数個印刷しておき、それら第2の枠に対応する抵
抗シートの座標位置検出出力により、ファンクションキ
ーの機能を行わせる。図9及び図10はそのような目的
に好適な、透明シートの変形例、記入シートの変形例を
それぞれ示したものである。図9において、透明シート
26には、パーソナルコンピュータの複数のファンクシ
ョンキーにおける機能、ここでは、算数の学習に必要な
加減乗除の各演算と「=」および、学習を終了させる
「おわる」をそれぞれ割り当てた第2の枠51が印刷さ
れている。また、図10において、記入シート30に
は、学習の基本的なフローを実現するファンクションキ
ーの「はじめ」、「つぎ」、「もどる」及び「おわる」
の機能をそれぞれ割り当てた第2の枠52が表面に印刷
されている。なお、本発明は上記した実施の形態に限定
されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術思
想の範囲内において種々の変更が可能なのはいうまでも
ない。
【発明の効果】以上説明したように、本発明による手書
入力装置は、ボードと、ペンにより文字、図形等を手書
する範囲を指定する枠と、手書入力に一致する軌跡を表
示するシート状表示手段と、ペンの圧力に応答して軌跡
に沿った座標位置を検出する抵抗シートと有し、シート
状表示手段と抵抗シートとをボード上に積層配置してな
ることを特徴とする。したがって、シート状表示手段は
手書の軌跡を表示するので、手書入力装置の手書面に筆
記具で直接書いている感覚で、あるいは筆記具で書いて
手書入力ができ、また、抵抗シートは、後で述べるよう
に通常複数の薄膜の積層構造を有していてその厚さが薄
いので、手書入力装置全体の厚さを従来のタブレットよ
りも薄く構成でき、その取り扱いが容易であるというメ
リットがあり、本発明が産業界に与える意義は極めて大
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る手書入力装置
を示す平面図
【図2】図1のA−Aにおける断面図
【図3】図1の手書入力装置の分解斜視図
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る手書入力装置
の断面図
【図5】図4の手書入力装置の分解斜視図
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る手書入力装置
の断面図
【図7】図6の手書入力装置の分解斜視図
【図8】記入シートの一例を示す平面図
【図9】透明シートの変形例を示す平面図
【図10】記入シートの変形例を示す平面図
【符号の説明】
10、20 ボード 11 シート状表示手段 16 ペン 23 抵抗シート 26 透明シート 28 半透明シート 30 記入シート 31 枠 32 補助線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B068 AA01 AA32 AA33 AA34 BB06 BB16 BC08 BC10 BC11 BD02 BD07 BD13 BD17 CC01 CC15 CC16 CD06 5B087 AA04 BC03 BC11 BC34 CC14 CC18 CC32 CC37 CC41 DD09 DD13 DD17 5G435 AA00 CC01 DD01 HH02 HH15

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボードと、ペンにより文字、図形等を手
    書する範囲を指定する枠と、前記手書入力に一致する軌
    跡を表示するシート状表示手段と、前記ペンの圧力に応
    答して軌跡に沿った座標位置を検出する抵抗シートとを
    備え、前記シート状表示手段と前記抵抗シートとを前記
    ボード上に積層配置してなることを特徴とする手書入力
    装置。
  2. 【請求項2】 ボードと、ペン先に磁界発生手段を有す
    る、文字、図形等を手書きするためのペンと、前記ペン
    により文字、図形等を手書する範囲を指定する枠と、前
    記ペン先の磁気に応答して前記ペンの手書に一致する軌
    跡を描くよう構成されたシート状表示手段と、前記ペン
    の圧力に応答して軌跡に沿った座標位置を検出する抵抗
    シートとを備え、前記抵抗シートが前記シート状表示手
    段の上側に位置するように前記ボード上に積層配置して
    なることを特徴とする手書入力装置。
  3. 【請求項3】 ペンにより文字、図形等を手書する範囲
    を指定する枠を印刷した透明シートを前記抵抗シートの
    上面に配設し、前記透明シート、抵抗シート及びシート
    状表示手段を貼り付け一体化したことを特徴とする請求
    項第2項記載の手書入力装置。
  4. 【請求項4】 前記透明シートには、手書する範囲を指
    定する枠と当該枠をほぼ等分割する補助線とが印刷され
    ていることを特徴とする請求項第3項記載の手書入力装
    置。
  5. 【請求項5】 前記透明シートには、パーソナルコンピ
    ュータの複数のファンクションキーにおける機能をそれ
    ぞれ割り当てた第2の枠が複数個印刷されてなることを
    特徴とする請求項第3項または第4項記載の手書入力装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ボードは、前記シート状表示手段に
    描かれた軌跡を消去する消去手段を有し、前記シート状
    表示手段は、その裏面が前記消去手段の上を密着状態で
    スライド可能に構成されていることを特徴とする請求項
    第2項ないし第5項記載の手書入力装置。
  7. 【請求項7】 ボードと、文字、図形等を手書するペン
    の圧力に応答して軌跡に沿った座標位置を検出する抵抗
    シートと、前記抵抗シートの上面に塗布された粘性カー
    ボン層と、前記粘性カーボン層の上面に貼り付けられ、
    手書する範囲を指定する枠が表面に印刷された半透明シ
    ートとを備え、前記抵抗シート、粘性カーボン層、及び
    半透明シートを前記ボード上に積層配置してなることを
    特徴とする手書入力装置。
  8. 【請求項8】 前記半透明シートには、手書する範囲を
    指定する枠と当該枠をほぼ等分割する補助線とが印刷さ
    れていることを特徴とする請求項第7項記載の手書入力
    装置。
  9. 【請求項9】 前記半透明シートには、パーソナルコン
    ピュータの複数のファンクションキーにおける機能をそ
    れぞれ割り当てた第2の枠が複数個印刷されてなること
    を特徴とする請求項第7項または第8項記載の手書入力
    装置。
  10. 【請求項10】 前記抵抗シートは、前記ボード表面に
    埋設されていることを特徴とする請求項第7項記載の手
    書入力装置。
  11. 【請求項11】 ボードと、鉛筆、ボールペン、万年筆
    等の筆記具により文字、図形等を直接手書する範囲を指
    定する枠が印刷された記入シートと、前記筆記具の圧力
    に応答して軌跡に沿った座標位置を検出する抵抗シート
    と有し、前記記入シートが前記抵抗シートの上面に位置
    するように前記ボード上に積層配置してなることを特徴
    とする手書入力装置。
  12. 【請求項12】 前記記入シートは、手書する範囲を指
    定する枠と当該枠をほぼ等分割する補助線とが表面に印
    刷されていることを特徴とする請求項第11項記載の手
    書入力装置。
  13. 【請求項13】 前記記入シートには、パーソナルコン
    ピュータの複数のファンクションキーにおける機能をそ
    れぞれ割り当てた第2の枠が複数個表面に印刷されてな
    ることを特徴とする請求項第11項または第12項記載
    の手書入力装置。
  14. 【請求項14】 前記抵抗シートは、前記ボード表面に
    埋設されていることを特徴とする請求項第11項記載の
    手書入力装置。
  15. 【請求項15】 前記抵抗シートは、感圧導電性材料よ
    りなるシートと、その上面に配設された、X方向にのみ
    延びる多数本の平行な線状電極を有する可とう性基板
    と、前記シートの下面に配設された、X方向と直交する
    Y方向にのみ延びる多数の平行な線状電極を有する可と
    う性基板とを有し、双方の線状電極から取り出した電気
    抵抗値の変化に基づいて、座標位置を検出するものであ
    ることを特徴とする請求項第1項、第2項、第7項また
    は第11項のいずれかに記載の手書入力装置。
  16. 【請求項16】 前記抵抗シートは、厚さ方向に透明で
    あることを特徴とする請求項第15項記載の手書入力装
    置。
  17. 【請求項17】 前記抵抗シートは、透明フィルムと、
    前記透明フィルムの下面に配設された透明抵抗膜と、可
    とう性透明基板と、前記透明基板の上面に配設された透
    明抵抗膜とを備え、前記透明抵抗膜相互間を、ドット状
    又はメッシュ状スペーサを介して絶縁状態に対向配置し
    て構成され、抵抗膜相互間の接触による導通により、座
    標位置を検出するものであることを特徴とする請求項第
    1項、第2項、第7項または第11項のいずれかに記載
    の手書入力装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011019112A (ja) * 2009-07-09 2011-01-27 Mitsubishi Motors Corp タッチスイッチ装置
JP2015043224A (ja) * 2010-04-13 2015-03-05 グリッドマーク株式会社 手書き入力ボードを用いた手書き入力システム、手書き入力ボード、スキャナーペンおよび手書き入力ボードを用いた情報処理システム
KR101510294B1 (ko) 2014-06-17 2015-04-14 일신전자 주식회사 개선된 차폐적층구조를 갖는 디지타이저패널 및 그 제조방법
WO2017121017A1 (zh) * 2016-01-13 2017-07-20 邢云龙 一种右脑开发系统和方法

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