JPH07248706A - 像形成装置及びその制御方法 - Google Patents
像形成装置及びその制御方法Info
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- JPH07248706A JPH07248706A JP6038597A JP3859794A JPH07248706A JP H07248706 A JPH07248706 A JP H07248706A JP 6038597 A JP6038597 A JP 6038597A JP 3859794 A JP3859794 A JP 3859794A JP H07248706 A JPH07248706 A JP H07248706A
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- time
- heat generating
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- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】発熱部を有する像形成装置及びその制御方法に
関し、設定された使用開始時刻には、確実に像形成装置
が印刷可能状態となるようにして、使い勝手が良く、ま
たエネルギー効率の良い像形成装置を提供することを目
的とする。 【構成】少なくとも1つの発熱部を有する像形成装置に
ついて、使用開始時刻が入力されると、前回までに計測
された前記発熱部の温度又は湿度等の内部環境の時間変
化に基づいて、次回の立上時間を予測し、又は発熱部に
供給された前回の電力量を変更し、前記使用開始時刻か
ら、予測された立上時間前に、発熱部に対し、所定の電
力量で通電を開始し、発熱部への通電の開始から、印刷
可能領域に達するまでの内部環境の時間変化を計測及び
記憶し、前記使用開始時刻に達すると装置全体への通電
を開始するように構成する。
関し、設定された使用開始時刻には、確実に像形成装置
が印刷可能状態となるようにして、使い勝手が良く、ま
たエネルギー効率の良い像形成装置を提供することを目
的とする。 【構成】少なくとも1つの発熱部を有する像形成装置に
ついて、使用開始時刻が入力されると、前回までに計測
された前記発熱部の温度又は湿度等の内部環境の時間変
化に基づいて、次回の立上時間を予測し、又は発熱部に
供給された前回の電力量を変更し、前記使用開始時刻か
ら、予測された立上時間前に、発熱部に対し、所定の電
力量で通電を開始し、発熱部への通電の開始から、印刷
可能領域に達するまでの内部環境の時間変化を計測及び
記憶し、前記使用開始時刻に達すると装置全体への通電
を開始するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は像形成装置及びその制御
方法に係り、特に、感光ドラム用ヒータ、ヒートローラ
用ヒータ等の発熱部を有する像形成装置及びその制御方
法に関する。
方法に係り、特に、感光ドラム用ヒータ、ヒートローラ
用ヒータ等の発熱部を有する像形成装置及びその制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図11に示すように、電子写真式
印刷装置は、複数のプロセス部971〜97n を有する
像形成部96と、複数の前記プロセス部971 〜97n
の少なくとも1つに設けられた発熱部94i (i=1,
2,…nの自然数)と、装置の使用が可能となる使用開
始時を入力する使用開始時刻入力手段95と、前記使用
開始時から、発熱部94i が印刷可能領域に上昇する時
間として定められた固定立上時間前に発熱部94i に対
し予め通電を開始し、発熱部94i 以外の他の回路に関
しては使用開始時刻に通電を開始するように電源を制御
する電源制御手段93とを有するものである。
印刷装置は、複数のプロセス部971〜97n を有する
像形成部96と、複数の前記プロセス部971 〜97n
の少なくとも1つに設けられた発熱部94i (i=1,
2,…nの自然数)と、装置の使用が可能となる使用開
始時を入力する使用開始時刻入力手段95と、前記使用
開始時から、発熱部94i が印刷可能領域に上昇する時
間として定められた固定立上時間前に発熱部94i に対
し予め通電を開始し、発熱部94i 以外の他の回路に関
しては使用開始時刻に通電を開始するように電源を制御
する電源制御手段93とを有するものである。
【0003】ここで、発熱部には、例えば、感光ドラム
を吸湿から防ぐためのヒータや、熱定着器に用いるヒー
タ等がある。また、固定立上時間を設定したのは、印刷
を開始するためには、それらの温度が一定値以上になる
まで待つ必要があるからである。
を吸湿から防ぐためのヒータや、熱定着器に用いるヒー
タ等がある。また、固定立上時間を設定したのは、印刷
を開始するためには、それらの温度が一定値以上になる
まで待つ必要があるからである。
【0004】当該装置を使用するには、前記使用開始時
刻入力手段95により、使用を開始したい時間を入力す
る。すると、前記電源制御手段93は、前記発熱部94
i に対し、設定された使用開始時刻から固定立上時間前
に予め通電を開始し、使用開始時刻には当該装置が印刷
可能状態になるように制御する。
刻入力手段95により、使用を開始したい時間を入力す
る。すると、前記電源制御手段93は、前記発熱部94
i に対し、設定された使用開始時刻から固定立上時間前
に予め通電を開始し、使用開始時刻には当該装置が印刷
可能状態になるように制御する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】さて、従来例に係る電
子写真式印刷装置にあっては、発熱部94i は前記使用
開始時刻入力手段95により設定された使用開始時刻か
ら、定められた固定立上時間前に予め通電が開始される
ように、電源制御部93により制御され、使用開始時刻
には印刷可能状態となるようにしている。
子写真式印刷装置にあっては、発熱部94i は前記使用
開始時刻入力手段95により設定された使用開始時刻か
ら、定められた固定立上時間前に予め通電が開始される
ように、電源制御部93により制御され、使用開始時刻
には印刷可能状態となるようにしている。
【0006】しかし、温度や湿度の季節や天候による日
毎の変化、または、装置の置かれている環境等により、
温度の印刷可能領域が変動するため、発熱部の固定立上
時間も実際には変動してばらつきがある。従って、使用
開始時刻丁度に必ずしも印刷可能状態となっているとは
限らない。
毎の変化、または、装置の置かれている環境等により、
温度の印刷可能領域が変動するため、発熱部の固定立上
時間も実際には変動してばらつきがある。従って、使用
開始時刻丁度に必ずしも印刷可能状態となっているとは
限らない。
【0007】これは、装置使用開始時刻以前にヒータの
立ち上げを開始し、使用開始時刻には、側印刷可能とな
るように、時間設定の制御を行うが、装置の置かれてい
る環境によりヒータの立上時間が異なるため、正確に立
ち上げることができないからである。即ち、印刷可能状
態になるまでの立上時間は、基準とした外部温度よりも
外部温度が高くなると、立上時間は短くなる傾向があ
り、基準とした外部温度よりも外部温度が低くなると、
立上時間は長くなる傾向があるからである。また、印刷
可能状態になるまでの立上時間は、基準とした湿度より
も湿度が低くなると、立上時間は短くなる傾向があり、
基準とした湿度よりも湿度が高くなると、立ち上げに必
要な立上時間は長くなる傾向があるからである。
立ち上げを開始し、使用開始時刻には、側印刷可能とな
るように、時間設定の制御を行うが、装置の置かれてい
る環境によりヒータの立上時間が異なるため、正確に立
ち上げることができないからである。即ち、印刷可能状
態になるまでの立上時間は、基準とした外部温度よりも
外部温度が高くなると、立上時間は短くなる傾向があ
り、基準とした外部温度よりも外部温度が低くなると、
立上時間は長くなる傾向があるからである。また、印刷
可能状態になるまでの立上時間は、基準とした湿度より
も湿度が低くなると、立上時間は短くなる傾向があり、
基準とした湿度よりも湿度が高くなると、立ち上げに必
要な立上時間は長くなる傾向があるからである。
【0008】これを解決するための1つのやり方は終夜
送電を行い常にヒータを制御し即印刷可能とすることで
ある。しかし、一晩中装置に通電するため、安全性や省
エネルギーといった面に問題点を有していた。このよう
に、使用開始時刻にまだ印刷可能状態となっていない場
合には、使用者をさらに待たすことになり、使用開始時
刻の入力が無意味になる。また、逆に、使用開始時刻に
達する前に、既に印刷可能状態となっていると、安全性
や無駄なエネルギーが消費されるという問題点を有して
いた。
送電を行い常にヒータを制御し即印刷可能とすることで
ある。しかし、一晩中装置に通電するため、安全性や省
エネルギーといった面に問題点を有していた。このよう
に、使用開始時刻にまだ印刷可能状態となっていない場
合には、使用者をさらに待たすことになり、使用開始時
刻の入力が無意味になる。また、逆に、使用開始時刻に
達する前に、既に印刷可能状態となっていると、安全性
や無駄なエネルギーが消費されるという問題点を有して
いた。
【0009】そこで、本発明は、使用開始時刻に丁度使
用が可能となるように、発熱部が印刷可能領域にまで上
昇する立上時間を毎回計測し、例えば、前回までの立上
時間と平均化して記憶して次回の立上時間となるよう
に、発熱部の立上時間を実際の立上時間に合致するよう
に予測し、又は最適な電力量を供給するようにして、使
い勝手が良く、且つ、エネルギー効率の高い像形成装置
及びその制御方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
用が可能となるように、発熱部が印刷可能領域にまで上
昇する立上時間を毎回計測し、例えば、前回までの立上
時間と平均化して記憶して次回の立上時間となるよう
に、発熱部の立上時間を実際の立上時間に合致するよう
に予測し、又は最適な電力量を供給するようにして、使
い勝手が良く、且つ、エネルギー効率の高い像形成装置
及びその制御方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の技術的課題を解決
するため、第一の発明は、図1に示すように、複数のプ
ロセス部171 〜17n を有する像形成部16と、複数
の前記プロセス部17 1 〜17n の少なくとも1つに設
けられた発熱部14i (i=1,2,…nの自然数)
と、前記発熱部14i の近傍に設けられ、当該発熱部1
4i 近傍の温度又は湿度等の内部環境を測定する内部環
境測定部12i と、装置の使用が可能となる使用開始時
刻を入力する使用開始時刻入力手段15と、前記使用開
始時刻から、予測された立上時間前に、発熱部14i に
対し所定の電力量で予め通電を開始し、使用開始時刻に
は装置全体に通電を開始するように電源を制御する電源
制御手段10と、内部環境測定部12i により測定され
た前記発熱部14i 近傍の温度又は湿度等の内部環境の
時間変化を計測して記憶し、前回までの内部環境の時間
変化に基づいて、次回の立上時間を予測し、又は前回の
電力量を変更する予測・変更手段11とを有するもので
ある。
するため、第一の発明は、図1に示すように、複数のプ
ロセス部171 〜17n を有する像形成部16と、複数
の前記プロセス部17 1 〜17n の少なくとも1つに設
けられた発熱部14i (i=1,2,…nの自然数)
と、前記発熱部14i の近傍に設けられ、当該発熱部1
4i 近傍の温度又は湿度等の内部環境を測定する内部環
境測定部12i と、装置の使用が可能となる使用開始時
刻を入力する使用開始時刻入力手段15と、前記使用開
始時刻から、予測された立上時間前に、発熱部14i に
対し所定の電力量で予め通電を開始し、使用開始時刻に
は装置全体に通電を開始するように電源を制御する電源
制御手段10と、内部環境測定部12i により測定され
た前記発熱部14i 近傍の温度又は湿度等の内部環境の
時間変化を計測して記憶し、前回までの内部環境の時間
変化に基づいて、次回の立上時間を予測し、又は前回の
電力量を変更する予測・変更手段11とを有するもので
ある。
【0011】第二の発明は、図2に示すように、複数の
プロセス部171 〜17n を有する像形成部16と、複
数の前記プロセス部171 〜17n の少なくとも1つに
設けられた発熱部14i (i=1,2,…nの自然数)
と、前記発熱部14i の近傍に設けられ、当該発熱部1
4i 近傍の温度又は湿度等の内部環境を測定する内部環
境測定部12i と、装置の使用が可能となる使用開始時
刻を入力する使用開始時刻入力手段15と、前記使用開
始時刻から、予測された立上時間前に、発熱部14i に
対し所定の電力量で予め通電を開始し、使用開始時刻に
は装置全体に通電を開始するように電源を制御する電源
制御手段10と、装置の外部温度又は外部湿度等の外部
環境の測定を行う外部環境測定部12と、前記内部環境
測定部12i により測定された前記発熱部14i 近傍の
温度又は湿度等の内部環境の時間変化を計測して記憶
し、前回までの内部環境の時間変化、及び、外部環境測
定部12の測定結果に基づいて、次回の立上時間を予測
し、又は前回の電力量を変更する予測・変更手段21と
を有するものである。
プロセス部171 〜17n を有する像形成部16と、複
数の前記プロセス部171 〜17n の少なくとも1つに
設けられた発熱部14i (i=1,2,…nの自然数)
と、前記発熱部14i の近傍に設けられ、当該発熱部1
4i 近傍の温度又は湿度等の内部環境を測定する内部環
境測定部12i と、装置の使用が可能となる使用開始時
刻を入力する使用開始時刻入力手段15と、前記使用開
始時刻から、予測された立上時間前に、発熱部14i に
対し所定の電力量で予め通電を開始し、使用開始時刻に
は装置全体に通電を開始するように電源を制御する電源
制御手段10と、装置の外部温度又は外部湿度等の外部
環境の測定を行う外部環境測定部12と、前記内部環境
測定部12i により測定された前記発熱部14i 近傍の
温度又は湿度等の内部環境の時間変化を計測して記憶
し、前回までの内部環境の時間変化、及び、外部環境測
定部12の測定結果に基づいて、次回の立上時間を予測
し、又は前回の電力量を変更する予測・変更手段21と
を有するものである。
【0012】第三の発明は、図3に示すように、複数の
プロセス部171 〜17n を有する像形成部16と、複
数の前記プロセス部171 〜17n の少なくとも1つに
設けられた発熱部14i (i=1,2,…nの自然数)
と、装置の使用が可能となる使用開始時刻を入力する使
用開始時刻入力手段15と、装置の外部又は内部の湿度
の測定を行う湿度測定部22と、測定された湿度に基づ
いて、発熱部14i への通電の開始又は通電の終了を指
示する通電指示手段31と、前記使用開始時刻から、予
測された立上時間前に、又は、指示があった場合に、発
熱部14i に対し所定の電力量で通電を開始し、使用開
始時刻には装置全体に通電を開始するように電源を制御
する電源制御手段20とを有するものである。
プロセス部171 〜17n を有する像形成部16と、複
数の前記プロセス部171 〜17n の少なくとも1つに
設けられた発熱部14i (i=1,2,…nの自然数)
と、装置の使用が可能となる使用開始時刻を入力する使
用開始時刻入力手段15と、装置の外部又は内部の湿度
の測定を行う湿度測定部22と、測定された湿度に基づ
いて、発熱部14i への通電の開始又は通電の終了を指
示する通電指示手段31と、前記使用開始時刻から、予
測された立上時間前に、又は、指示があった場合に、発
熱部14i に対し所定の電力量で通電を開始し、使用開
始時刻には装置全体に通電を開始するように電源を制御
する電源制御手段20とを有するものである。
【0013】第四の発明は、図4に示すように、複数の
プロセス部171 〜17n を有する像形成部16と、複
数の前記プロセス部171 〜17n の少なくとも1つに
設けられた発熱部14(i=1,2…nの自然数)と、
装置の使用が可能となる使用開始時刻を入力する使用開
始時刻入力手段15と、装置の外部温度又は外部湿度の
測定を行う外部環境測定部12と、外部環境測定部12
の測定結果に基づいて、発熱部14i に供給すべき最適
な電力量を設定する電力量設定手段41と、前記使用開
始時刻から、予測された立上時間前に、発熱部14i に
対し、前記電力量設定手段41により設定された電力量
で予め通電を開始し、使用開始時刻には装置全体に通電
を開始するように電源を制御する電源制御手段30とを
有するものである。
プロセス部171 〜17n を有する像形成部16と、複
数の前記プロセス部171 〜17n の少なくとも1つに
設けられた発熱部14(i=1,2…nの自然数)と、
装置の使用が可能となる使用開始時刻を入力する使用開
始時刻入力手段15と、装置の外部温度又は外部湿度の
測定を行う外部環境測定部12と、外部環境測定部12
の測定結果に基づいて、発熱部14i に供給すべき最適
な電力量を設定する電力量設定手段41と、前記使用開
始時刻から、予測された立上時間前に、発熱部14i に
対し、前記電力量設定手段41により設定された電力量
で予め通電を開始し、使用開始時刻には装置全体に通電
を開始するように電源を制御する電源制御手段30とを
有するものである。
【0014】第五の発明は、図5に示すように、少なく
とも1つの発熱部を有する像形成装置について、使用開
始時刻が入力されると(S1)、前回までに計測された
前記発熱部近傍の温度又は湿度等の内部環境の時間変化
に基づいて、次回の立上時間を予測し、又は発熱部に供
給された前回の電力量を変更し(S2)、前記使用開始
時刻から、予測された立上時間前に、発熱部に対し、所
定の電力量で通電を開始し(S3)、発熱部への通電の
開始から、印刷可能領域に達するまでの内部環境の時間
変化を計測及び記憶し(S4)、前記使用開始時刻に達
すると装置全体への通電を開始する(S5)ことであ
る。
とも1つの発熱部を有する像形成装置について、使用開
始時刻が入力されると(S1)、前回までに計測された
前記発熱部近傍の温度又は湿度等の内部環境の時間変化
に基づいて、次回の立上時間を予測し、又は発熱部に供
給された前回の電力量を変更し(S2)、前記使用開始
時刻から、予測された立上時間前に、発熱部に対し、所
定の電力量で通電を開始し(S3)、発熱部への通電の
開始から、印刷可能領域に達するまでの内部環境の時間
変化を計測及び記憶し(S4)、前記使用開始時刻に達
すると装置全体への通電を開始する(S5)ことであ
る。
【0015】ここで、「像形成装置」とは、例えば、カ
ラー若しくはモノクロ印刷装置、カラー若しくはモノク
ロ複写装置、又はファクシミリ装置等の記録装置が該当
する。「通電」とは電力を供給することをいう。「発熱
部」とは、例えば、熱容量の大きい感光ドラム等の像担
持装置を温めるために用いる感光ドラム用ヒータ等であ
る。このような熱容量の大きいドラムを有する当該装置
を電源投入後すぐに可動するためには印刷時前から通電
を行って予めドラムを温めておく必要がある。発熱部に
より温める対象となるのは、感光用ドラムの他には、定
着器がある。
ラー若しくはモノクロ印刷装置、カラー若しくはモノク
ロ複写装置、又はファクシミリ装置等の記録装置が該当
する。「通電」とは電力を供給することをいう。「発熱
部」とは、例えば、熱容量の大きい感光ドラム等の像担
持装置を温めるために用いる感光ドラム用ヒータ等であ
る。このような熱容量の大きいドラムを有する当該装置
を電源投入後すぐに可動するためには印刷時前から通電
を行って予めドラムを温めておく必要がある。発熱部に
より温める対象となるのは、感光用ドラムの他には、定
着器がある。
【0016】「通電を開始する」のであるから発熱部1
4i は一旦電力の供給が切断されることが前提であり、
発熱部14i への電力の供給が切断されることのない
「終夜送電」が行われる装置とは異なる。「使用開始時
刻」とは、当該像形成装置の使用が以後可能となる時刻
をいい、使用者により自由に設定することができる。
「立上時間」とは、当該像形成装置に設けられた少なく
とも1つの発熱部について、通電開始から印刷可能領域
に達するまでの時間をいう。本発明では、立上時間は従
来と異なり固定されているものではなく、各発熱部の状
況に応じて可変である。立上時間は発熱部の数だけ存在
し得る。「印刷可能領域」とは、温度又は湿度等の内部
環境に関して、印刷可能な領域をいう。
4i は一旦電力の供給が切断されることが前提であり、
発熱部14i への電力の供給が切断されることのない
「終夜送電」が行われる装置とは異なる。「使用開始時
刻」とは、当該像形成装置の使用が以後可能となる時刻
をいい、使用者により自由に設定することができる。
「立上時間」とは、当該像形成装置に設けられた少なく
とも1つの発熱部について、通電開始から印刷可能領域
に達するまでの時間をいう。本発明では、立上時間は従
来と異なり固定されているものではなく、各発熱部の状
況に応じて可変である。立上時間は発熱部の数だけ存在
し得る。「印刷可能領域」とは、温度又は湿度等の内部
環境に関して、印刷可能な領域をいう。
【0017】「所定の電力量」とは、前記立上時間で発
熱部が印刷可能領域に達することができる電力量をい
い、必ずしも時間的に一定である必要はない。また、従
来と異なり固定されているものではなく、前記予測・変
更手段の変更により可変である。これも発熱部の数だけ
存在し得る。「内部環境」とは像形成装置の前記発熱部
14i の近傍の温度又は湿度等の環境をいい、「外部環
境」とは、像形成装置の前記発熱部14i から離れた部
分の温度又は湿度等の環境をいう。
熱部が印刷可能領域に達することができる電力量をい
い、必ずしも時間的に一定である必要はない。また、従
来と異なり固定されているものではなく、前記予測・変
更手段の変更により可変である。これも発熱部の数だけ
存在し得る。「内部環境」とは像形成装置の前記発熱部
14i の近傍の温度又は湿度等の環境をいい、「外部環
境」とは、像形成装置の前記発熱部14i から離れた部
分の温度又は湿度等の環境をいう。
【0018】「内部環境の時間変化」であるから、単
に、通電開始から印刷可能領域までの立上時間だけでな
く、その立ち上りの時間依存性、立上速度や立上加速度
をも含み得る。「内部環境の時間変化に基づいて、次回
の立上時間を予測し、又は電力量を変更する」とは、例
えば、 直前に実測された立上時間を採用すること、 直前及びそのさらに前までについて、若しくは直前か
ら連続した一定の回数前までについて、不連続に選ばれ
た過去の立上時間について、又は、過去の全立上時間に
ついて、実測された立上時間の平均値、モード値(度数
の最も多い値)、中間値、最長値、若しくは最短値等の
代表値を得ること、 過去の実測された立上時間からその変化の傾向、増加
傾向又は減少傾向を調べ、その傾向に合うように又は
等で得られた値を演算又は表等により修正して予測す
ること、 単に過去の立上時間に倣うのではなく、電力量を増加
又は減少させることにより過去の立上時間よりも時間を
短縮させたり延長させたりすること、 単に立上時間の時間幅を見るのではなく、内部環境の
時間変化を見ることにより、効率的に温度が上昇又は湿
度が減少するように、電力量を変化させるようにするこ
とも可能である。
に、通電開始から印刷可能領域までの立上時間だけでな
く、その立ち上りの時間依存性、立上速度や立上加速度
をも含み得る。「内部環境の時間変化に基づいて、次回
の立上時間を予測し、又は電力量を変更する」とは、例
えば、 直前に実測された立上時間を採用すること、 直前及びそのさらに前までについて、若しくは直前か
ら連続した一定の回数前までについて、不連続に選ばれ
た過去の立上時間について、又は、過去の全立上時間に
ついて、実測された立上時間の平均値、モード値(度数
の最も多い値)、中間値、最長値、若しくは最短値等の
代表値を得ること、 過去の実測された立上時間からその変化の傾向、増加
傾向又は減少傾向を調べ、その傾向に合うように又は
等で得られた値を演算又は表等により修正して予測す
ること、 単に過去の立上時間に倣うのではなく、電力量を増加
又は減少させることにより過去の立上時間よりも時間を
短縮させたり延長させたりすること、 単に立上時間の時間幅を見るのではなく、内部環境の
時間変化を見ることにより、効率的に温度が上昇又は湿
度が減少するように、電力量を変化させるようにするこ
とも可能である。
【0019】
【作用】第一の発明及び第五の発明について説明する。
ステップS1で、少なくとも1つの発熱部14i を有す
る像形成装置について、前記使用開始時刻入力手段15
により使用開始時刻が設定される。すると、ステップS
2で、前記予測・変更手段13は、前回までに計測され
た前記発熱部近傍の温度又は湿度等の内部環境温度の時
間変化に基づいて、次回の立上時間を予測し、又は発熱
部に供給された前回の電力量を変更する。
ステップS1で、少なくとも1つの発熱部14i を有す
る像形成装置について、前記使用開始時刻入力手段15
により使用開始時刻が設定される。すると、ステップS
2で、前記予測・変更手段13は、前回までに計測され
た前記発熱部近傍の温度又は湿度等の内部環境温度の時
間変化に基づいて、次回の立上時間を予測し、又は発熱
部に供給された前回の電力量を変更する。
【0020】ステップS3で、設定された使用開始時刻
の予測された立上時間前から、所定の電力量で、発熱部
14i に通電を開始する。その際、ステップS4で、前
記予測・変更手段13は発熱部14i への通電の開始か
ら、印刷可能領域に達するまでの発熱部14i の内部環
境の時間変化を計測及び記憶する。
の予測された立上時間前から、所定の電力量で、発熱部
14i に通電を開始する。その際、ステップS4で、前
記予測・変更手段13は発熱部14i への通電の開始か
ら、印刷可能領域に達するまでの発熱部14i の内部環
境の時間変化を計測及び記憶する。
【0021】第二の発明は、第一の発明と異なり、次回
の立上時間の予測又は電力量の変更を、内部環境測定部
12i により測定された内部環境の時間変化のみなら
ず、外部環境測定部19により測定された外部環境の測
定結果に基づいて行うものである。第三の発明は、第一
及び第二の発明と異なり、湿度測定部22により測定さ
れた内部湿度または外部湿度に基づいて、発熱部への通
電の指示を行うものである。これにより、湿度が一定値
以上の場合には、発熱を行うことにより吸湿を防止さ
せ、湿度が一定値以下の場合には、通電を終了させるよ
うにすることができる。第四の発明は、立上時間を予測
するのではなく、発熱部に供給する電力量を外部温度又
は外部湿度等の外部環境に基づいて変更させるようにし
たものである。
の立上時間の予測又は電力量の変更を、内部環境測定部
12i により測定された内部環境の時間変化のみなら
ず、外部環境測定部19により測定された外部環境の測
定結果に基づいて行うものである。第三の発明は、第一
及び第二の発明と異なり、湿度測定部22により測定さ
れた内部湿度または外部湿度に基づいて、発熱部への通
電の指示を行うものである。これにより、湿度が一定値
以上の場合には、発熱を行うことにより吸湿を防止さ
せ、湿度が一定値以下の場合には、通電を終了させるよ
うにすることができる。第四の発明は、立上時間を予測
するのではなく、発熱部に供給する電力量を外部温度又
は外部湿度等の外部環境に基づいて変更させるようにし
たものである。
【0022】
【実施例】続いて、本発明の実施例に係る像形成装置及
びその制御方法について説明する。各実施例では像形成
装置としてカラープリンタ装置を用いた場合について説
明する。図6には、第一の実施例に係るカラープリンタ
装置の印刷機構部71に相当する概略構成図を示す。
びその制御方法について説明する。各実施例では像形成
装置としてカラープリンタ装置を用いた場合について説
明する。図6には、第一の実施例に係るカラープリンタ
装置の印刷機構部71に相当する概略構成図を示す。
【0023】同図に示すように、本装置では、発熱対象
となるカラー用の3原色(Y;イエロー、M;マジェン
ダ、C;シアン)及び黒色(B;ブラック)についての
印刷用の4個のドラム7a1 〜7a4 と、やはりヒート
ローラ及びバックアップローラからなる発熱対象である
定着器7cと、カラー用の4種の前記ドラム7a1 〜7
a4 と同様に各カラー用に設けられた4種の各光学系7
b1 〜7b4 と、同じく各カラー用に設けられた4種の
現像器7d1 〜7d4 と、記録紙をいれるトレイ7e及
びホッパー7fと、記録紙を搬送する静電吸着ベルト7
gと、当該印刷装置の各装置(回路)に電力を供給する
電源3a及び当該印刷装置に関する種々の制御を行う制
御部8を示す。
となるカラー用の3原色(Y;イエロー、M;マジェン
ダ、C;シアン)及び黒色(B;ブラック)についての
印刷用の4個のドラム7a1 〜7a4 と、やはりヒート
ローラ及びバックアップローラからなる発熱対象である
定着器7cと、カラー用の4種の前記ドラム7a1 〜7
a4 と同様に各カラー用に設けられた4種の各光学系7
b1 〜7b4 と、同じく各カラー用に設けられた4種の
現像器7d1 〜7d4 と、記録紙をいれるトレイ7e及
びホッパー7fと、記録紙を搬送する静電吸着ベルト7
gと、当該印刷装置の各装置(回路)に電力を供給する
電源3a及び当該印刷装置に関する種々の制御を行う制
御部8を示す。
【0024】当該印刷装置には、4種のカラー(Y;イ
エロー、M;マジェンダ、C;シアン)用の各プロセス
部や定着プロセス部等の各種のプロセス部を有する。図
7には、その複数のプロセス部のうち、1種のカラー用
のプロセス部に設けられたドラム7a1 、及び定着用の
プロセス部の定着器7cとに対する発熱部4を示すもの
である。
エロー、M;マジェンダ、C;シアン)用の各プロセス
部や定着プロセス部等の各種のプロセス部を有する。図
7には、その複数のプロセス部のうち、1種のカラー用
のプロセス部に設けられたドラム7a1 、及び定着用の
プロセス部の定着器7cとに対する発熱部4を示すもの
である。
【0025】ドラム7a1 に対し発熱部4を設けたの
は、(多種のカラープロセス部に設けられたドラム7a
2 〜7a4 と同様に)、印字品質の低下を防ぎ安定した
印字を得るためであり、定着器7cに対して発熱部4i
を設けたのは、用紙に転写されたトナーを定着させるた
めに、熱溶融性のトナーに加熱を行う必要があるからで
ある。この発熱部4により熱容量の大きなドラム7a1
等を加熱して希望する温度に到達するまでには各々所定
の立上時間が必要となる。
は、(多種のカラープロセス部に設けられたドラム7a
2 〜7a4 と同様に)、印字品質の低下を防ぎ安定した
印字を得るためであり、定着器7cに対して発熱部4i
を設けたのは、用紙に転写されたトナーを定着させるた
めに、熱溶融性のトナーに加熱を行う必要があるからで
ある。この発熱部4により熱容量の大きなドラム7a1
等を加熱して希望する温度に到達するまでには各々所定
の立上時間が必要となる。
【0026】発熱部4には、温度制御部4aと、各種の
ヒータ4b1 〜4b5 とを有し、図7に示すように、ヒ
ータ4b1 〜4b4 は発熱対象の前記定着器7c用のハ
ロゲンランプであり、ヒータ4b5 は発熱対象の前記ド
ラム7a1 のヒータである。同図に示すように、前記ド
ラム7a1 の表面は、電流(例えば200v)を流すことに
より発熱するヒータ4b5 に相当し、ドラム表面は、さ
らにサーミスタ等の温度センサ23 が設けられている。
又、電流線64は前記ドラム表面と接続して、当該表面
に前記電気を供給するものであり、信号線65は温度セ
ンサ23 からの信号を伝達するものであり、各々ドラム
軸61の内部を通って、継電器の電気回路開閉部を半導
体素子に置き換えて無接点化したSSR(ソリッドステ
ートリレー)4c1 〜4c5 を介して電源制御部3又は
温度制御部4aと接続されている。
ヒータ4b1 〜4b5 とを有し、図7に示すように、ヒ
ータ4b1 〜4b4 は発熱対象の前記定着器7c用のハ
ロゲンランプであり、ヒータ4b5 は発熱対象の前記ド
ラム7a1 のヒータである。同図に示すように、前記ド
ラム7a1 の表面は、電流(例えば200v)を流すことに
より発熱するヒータ4b5 に相当し、ドラム表面は、さ
らにサーミスタ等の温度センサ23 が設けられている。
又、電流線64は前記ドラム表面と接続して、当該表面
に前記電気を供給するものであり、信号線65は温度セ
ンサ23 からの信号を伝達するものであり、各々ドラム
軸61の内部を通って、継電器の電気回路開閉部を半導
体素子に置き換えて無接点化したSSR(ソリッドステ
ートリレー)4c1 〜4c5 を介して電源制御部3又は
温度制御部4aと接続されている。
【0027】また、定着器7cには、ヒータ4b1 〜4
b4 と、サーミスタ等の温度センサ21 、22 が設けら
れ、ヒータ4b1 〜4b4 はSSR4cを介して電源制
御部3と接続され、温度センサ21 ,22 は温度制御部
4aと接続されている。定着器7cの場合には、各ヒー
タ4b1 〜4b4 にはハロゲンランプが用いられてい
る。
b4 と、サーミスタ等の温度センサ21 、22 が設けら
れ、ヒータ4b1 〜4b4 はSSR4cを介して電源制
御部3と接続され、温度センサ21 ,22 は温度制御部
4aと接続されている。定着器7cの場合には、各ヒー
タ4b1 〜4b4 にはハロゲンランプが用いられてい
る。
【0028】また、図8には、第一の実施例に係る印刷
装置をブロック図に表したものである。同図に示すよう
に、本実施例に係る印刷装置は、オペレータパネル5に
設けられた電源の投入若しくは遮断又は使用開始時刻を
入力する使用開始時刻入力部に相当するスイッチ部5a
と、フロッピィディスク装置5bと、当該印刷装置と回
線を介して接続されたホスト・コンピュータ5cと、接
続の制御を行うインタフェース5dとが設けられてい
る。当該印刷装置は、前記ホスト・コンピュータ5cか
ら与えられる印刷すべき画像情報に応じて用紙への画像
形成を行う。
装置をブロック図に表したものである。同図に示すよう
に、本実施例に係る印刷装置は、オペレータパネル5に
設けられた電源の投入若しくは遮断又は使用開始時刻を
入力する使用開始時刻入力部に相当するスイッチ部5a
と、フロッピィディスク装置5bと、当該印刷装置と回
線を介して接続されたホスト・コンピュータ5cと、接
続の制御を行うインタフェース5dとが設けられてい
る。当該印刷装置は、前記ホスト・コンピュータ5cか
ら与えられる印刷すべき画像情報に応じて用紙への画像
形成を行う。
【0029】前記フロッピィディスク装置5b及びホス
ト・コンピュータ5cはオペレータによらず、プログラ
ムによる電源投入若しくは電源遮断又は使用開始時刻の
入力を自動的に行うためにも用いられる。さらに、本実
施例に係るカラープリンタ装置には、図8に示すよう
に、当該印刷装置についての種々の制御を行うCPU8
a及びプログラム等の格納されたROM8bと、種々の
データを格納する不揮発性のRAM8cと、前述したよ
うにドラム7a1 〜7a4 や光学系7b1 〜7b4 等の
印刷用の種々のプロセス部に対する機構が設けられてい
る機構部71と、設定された使用開始時刻から使用可能
とするために使用開始時刻前から通電を必要とする前記
複数のプロセス部に設けられた前記ヒータ4b1 〜4b
5 とを有する。
ト・コンピュータ5cはオペレータによらず、プログラ
ムによる電源投入若しくは電源遮断又は使用開始時刻の
入力を自動的に行うためにも用いられる。さらに、本実
施例に係るカラープリンタ装置には、図8に示すよう
に、当該印刷装置についての種々の制御を行うCPU8
a及びプログラム等の格納されたROM8bと、種々の
データを格納する不揮発性のRAM8cと、前述したよ
うにドラム7a1 〜7a4 や光学系7b1 〜7b4 等の
印刷用の種々のプロセス部に対する機構が設けられてい
る機構部71と、設定された使用開始時刻から使用可能
とするために使用開始時刻前から通電を必要とする前記
複数のプロセス部に設けられた前記ヒータ4b1 〜4b
5 とを有する。
【0030】また、使用開始時刻の計測、及び使用開始
時刻に達した際の電源制御部3に対する電源投入又は遮
断の指示を行う電源用タイマ1bと、各ヒータ4b1 〜
4b 5 に関する通電開始又は終了の指示のために時間の
計測を行うヒータ用タイマ1aと、電源用タイマ1b若
しくはヒータ用タイマ1a又はCPU8a等からの指示
により、ヒータ4b1 〜4b5 又は他の回路への通電の
指示等の電源に関する種々の制御を行う電源制御部3
と、前記内部環境測定部に相当し、内部環境として各ヒ
ータ4b1 〜4b5 近傍の温度を測定する温度センサ2
1 〜23 とを有する。
時刻に達した際の電源制御部3に対する電源投入又は遮
断の指示を行う電源用タイマ1bと、各ヒータ4b1 〜
4b 5 に関する通電開始又は終了の指示のために時間の
計測を行うヒータ用タイマ1aと、電源用タイマ1b若
しくはヒータ用タイマ1a又はCPU8a等からの指示
により、ヒータ4b1 〜4b5 又は他の回路への通電の
指示等の電源に関する種々の制御を行う電源制御部3
と、前記内部環境測定部に相当し、内部環境として各ヒ
ータ4b1 〜4b5 近傍の温度を測定する温度センサ2
1 〜23 とを有する。
【0031】ここで、前記CPU8a、プログラムが格
納された前記ROM8b、前記ヒータ用タイマ1a、電
源用タイマ1b、予測された次回の立上時間若しくは次
回の電力量情報及び入力された使用開始時刻が格納され
た不揮発性のRAM8c及び前記電源制御部3は、入力
された前記使用開始時刻から、予測された次回の立上時
間前に、ヒータ4b1 〜4b5 に対し所定の電力量で予
め通電を開始し、使用開始時刻には当該カラープリンタ
装置全体に通電を開始するように電源を制御する電源制
御手段10に相当する。
納された前記ROM8b、前記ヒータ用タイマ1a、電
源用タイマ1b、予測された次回の立上時間若しくは次
回の電力量情報及び入力された使用開始時刻が格納され
た不揮発性のRAM8c及び前記電源制御部3は、入力
された前記使用開始時刻から、予測された次回の立上時
間前に、ヒータ4b1 〜4b5 に対し所定の電力量で予
め通電を開始し、使用開始時刻には当該カラープリンタ
装置全体に通電を開始するように電源を制御する電源制
御手段10に相当する。
【0032】また、前記CPU8a、プログラムの格納
された前記ROM8b、立上時間の計測用タイマ1c及
び前回までの実測された立上時間若しくは次回の立上時
間又は次回の電力量情報を記憶する不揮発性のRAM8
cは、温度センサ21 〜23により測定された前記各ヒ
ータ4b1 〜4b5 の温度の時間変化を計測して記憶
し、前回までの温度の時間変化に基づいて、次回の前記
立上時間を予測するものであり、前記予測・変更手段1
1に対応するものである。
された前記ROM8b、立上時間の計測用タイマ1c及
び前回までの実測された立上時間若しくは次回の立上時
間又は次回の電力量情報を記憶する不揮発性のRAM8
cは、温度センサ21 〜23により測定された前記各ヒ
ータ4b1 〜4b5 の温度の時間変化を計測して記憶
し、前回までの温度の時間変化に基づいて、次回の前記
立上時間を予測するものであり、前記予測・変更手段1
1に対応するものである。
【0033】前記電源制御部3は、少なくとも電源用タ
イマ1b又はスイッチ部25若しくはホストコンピュー
タ5c等による電源投入若しくは遮断の指示があった場
合には装置全体への通電の開始若しくは終了、前記ヒー
タ用タイマ1aによるヒータ4b1 〜4b5 への通電開
始若しくは終了の指示があった場合にはヒータ4b1〜
4b5 に対する通電の開始若しくは終了の指示を行うも
のである。尚、図8で、機構部71、温度制御部4a及
びヒータ4b1 〜4b5 は前記像形成部6に相当する。
イマ1b又はスイッチ部25若しくはホストコンピュー
タ5c等による電源投入若しくは遮断の指示があった場
合には装置全体への通電の開始若しくは終了、前記ヒー
タ用タイマ1aによるヒータ4b1 〜4b5 への通電開
始若しくは終了の指示があった場合にはヒータ4b1〜
4b5 に対する通電の開始若しくは終了の指示を行うも
のである。尚、図8で、機構部71、温度制御部4a及
びヒータ4b1 〜4b5 は前記像形成部6に相当する。
【0034】続いて、本実施例の動作について図9に基
づいて説明する。同図に示すように、ステップSO1
で、前記オペレータパネル5に設けられたスイッチ部2
5又はホスト・コンピュータ5c等から電源投入の指示
があると、電源制御部3はステップSD1で、ヒータ4
b1 〜4b5 を含む装置全体への通電を開始する。
づいて説明する。同図に示すように、ステップSO1
で、前記オペレータパネル5に設けられたスイッチ部2
5又はホスト・コンピュータ5c等から電源投入の指示
があると、電源制御部3はステップSD1で、ヒータ4
b1 〜4b5 を含む装置全体への通電を開始する。
【0035】すると、前記予測・変更手段に相当する前
記CPU8a、プログラムの格納された前記ROM8
b、立上時間を計測する計測用タイマ1c及び過去に実
測された立上時間が記憶された不揮発性のRAM8cは
ステップSC1で起動を開始し、前記ヒータ4b1 〜4
b5 の近傍に設けられたサーミスタ等の前記温度センサ
21 〜23 に温度測定開始の指示を行う。
記CPU8a、プログラムの格納された前記ROM8
b、立上時間を計測する計測用タイマ1c及び過去に実
測された立上時間が記憶された不揮発性のRAM8cは
ステップSC1で起動を開始し、前記ヒータ4b1 〜4
b5 の近傍に設けられたサーミスタ等の前記温度センサ
21 〜23 に温度測定開始の指示を行う。
【0036】温度センサ21 〜23 がステップSG1で
測定を開始し、測定した温度情報は前記計測用タイマ1
c(クロック発生器とタイマカウンタを有する)からの
時間情報とともにRAM8cに送出され、予測・変更手
段であるCPU8a及びプログラムにより、当該ヒータ
の各温度が印刷可能領域に達したか否かが判断される。
ステップSC2で測定された温度が印刷可能領域に達し
たと判断された場合には、該当する立上時間の計測用タ
イマ1cの指し示す時間を実測された立上時間として前
記RAM8cに記憶する。
測定を開始し、測定した温度情報は前記計測用タイマ1
c(クロック発生器とタイマカウンタを有する)からの
時間情報とともにRAM8cに送出され、予測・変更手
段であるCPU8a及びプログラムにより、当該ヒータ
の各温度が印刷可能領域に達したか否かが判断される。
ステップSC2で測定された温度が印刷可能領域に達し
たと判断された場合には、該当する立上時間の計測用タ
イマ1cの指し示す時間を実測された立上時間として前
記RAM8cに記憶する。
【0037】ステップSC3で、予測・変更手段のCP
U8a及びプログラムにより、前記RAM8cに記憶さ
れた実測された立上時間に基づいて、次回の立上時間の
予測を行う。次回の立上時間の予測は、前記予測・変更
手段のCPU8a及びプログラムにより、例えば、直前
に実測された立上時間tp を採用することにより、又は
最新の一定回数(例えばw個)の実測された立上時間
(tp ,tp-1 ,tp-2 ,tp- 3 ,…tp-w+1 )の平均
値をとることにより、又は前述した、により行われ
る。最新のw個の平均をとる場合には、 (Σti )/w により行われる。
U8a及びプログラムにより、前記RAM8cに記憶さ
れた実測された立上時間に基づいて、次回の立上時間の
予測を行う。次回の立上時間の予測は、前記予測・変更
手段のCPU8a及びプログラムにより、例えば、直前
に実測された立上時間tp を採用することにより、又は
最新の一定回数(例えばw個)の実測された立上時間
(tp ,tp-1 ,tp-2 ,tp- 3 ,…tp-w+1 )の平均
値をとることにより、又は前述した、により行われ
る。最新のw個の平均をとる場合には、 (Σti )/w により行われる。
【0038】予測された立上時間は前記RAM8cに一
旦格納される。ステップSC2で、ヒータ4b1 〜4b
5 が印刷可能領域に達したと判断された場合には、カラ
ープリンタ装置は印刷可能状態となり、ステップSG2
で前記温度センサ21 〜23 の測定は終了する。その
際、ステップSO2でオペレータパネルに印刷可能であ
る旨を表示させることもできる。
旦格納される。ステップSC2で、ヒータ4b1 〜4b
5 が印刷可能領域に達したと判断された場合には、カラ
ープリンタ装置は印刷可能状態となり、ステップSG2
で前記温度センサ21 〜23 の測定は終了する。その
際、ステップSO2でオペレータパネルに印刷可能であ
る旨を表示させることもできる。
【0039】その後、ステップSO3で、オペレータパ
ネル5のスイッチ部25から次回の使用開始時刻の入力
があり、前記RAM8cに一旦格納されると、ステップ
SC4で、CPU8a及びプログラム等は、ヒータ4b
1 〜4b5 に通電を開始すべき次回のヒータ通電開始時
刻を、“使用開始時刻”−“予測立上時間”の引き算に
より決定し、ステップSD2で、次回の使用開始時刻を
前記電源用タイマ1bに設定し、次回のヒータ通電開始
時刻をヒータ用タイマ1aに設定する。
ネル5のスイッチ部25から次回の使用開始時刻の入力
があり、前記RAM8cに一旦格納されると、ステップ
SC4で、CPU8a及びプログラム等は、ヒータ4b
1 〜4b5 に通電を開始すべき次回のヒータ通電開始時
刻を、“使用開始時刻”−“予測立上時間”の引き算に
より決定し、ステップSD2で、次回の使用開始時刻を
前記電源用タイマ1bに設定し、次回のヒータ通電開始
時刻をヒータ用タイマ1aに設定する。
【0040】その後、オペレータパネルのステップSO
4で使用者によりスイッチ部25を介して、または、ホ
ストコンピュータ5c等を介して電源遮断の指示がある
と、前記電源制御部3はステップSD3で、電源用タイ
マ1b及びヒータ用タイマ1aを除き他の回路への通電
を終了する。すると、ステップSC5で、CPU8a等
も起動停止する。前記ヒータ用タイマ1aは、設定され
たヒータ通電開始時刻を計測し、ステップSD4で、ヒ
ータ通電開始時刻に達した場合には、ステップSC6
で、前記電源制御部3に指示して、前記CPU8a等に
通電して起動開始させ、当該CPU8aの指示によりス
テップSD5で、ヒータ4b1 〜4b5 にも通電を開始
する。
4で使用者によりスイッチ部25を介して、または、ホ
ストコンピュータ5c等を介して電源遮断の指示がある
と、前記電源制御部3はステップSD3で、電源用タイ
マ1b及びヒータ用タイマ1aを除き他の回路への通電
を終了する。すると、ステップSC5で、CPU8a等
も起動停止する。前記ヒータ用タイマ1aは、設定され
たヒータ通電開始時刻を計測し、ステップSD4で、ヒ
ータ通電開始時刻に達した場合には、ステップSC6
で、前記電源制御部3に指示して、前記CPU8a等に
通電して起動開始させ、当該CPU8aの指示によりス
テップSD5で、ヒータ4b1 〜4b5 にも通電を開始
する。
【0041】その後、前記電源用タイマ1bがステップ
SD6で使用開始時刻を計測した場合には、ステップS
D1に進み、装置全体への通電が開始されることにな
る。このようにして、オペレータパネルでは、ステップ
SO2〜ステップSO4の手順が繰り返されることにな
り、CPU8a及びプログラムに関してはステップSC
2〜ステップSC6の手順が繰り返され、温度センサ2
1 〜23 についてはステップSG1及びステップSG2
の手順が繰り返され、電源制御部3、ヒータ用タイマ1
a及び電源用タイマ1bはステップSD1〜ステップS
D6の手順が繰り返されることになる。
SD6で使用開始時刻を計測した場合には、ステップS
D1に進み、装置全体への通電が開始されることにな
る。このようにして、オペレータパネルでは、ステップ
SO2〜ステップSO4の手順が繰り返されることにな
り、CPU8a及びプログラムに関してはステップSC
2〜ステップSC6の手順が繰り返され、温度センサ2
1 〜23 についてはステップSG1及びステップSG2
の手順が繰り返され、電源制御部3、ヒータ用タイマ1
a及び電源用タイマ1bはステップSD1〜ステップS
D6の手順が繰り返されることになる。
【0042】続いて、第二の実施例について説明する。
図10には、第二の実施例に係るカラープリンタ装置を
示す。同図に示すように、本実施例に係るカラープリン
タ装置にあっては、第一の実施例と異なり、前記外部環
境測定部19として外部温度計9a及び外部湿度計9
b、並びに、A/D変換器9c,9dを設けることによ
り、立上時間を予測する場合に、外部温度及び外部湿度
を取り込むようにしたものである。
図10には、第二の実施例に係るカラープリンタ装置を
示す。同図に示すように、本実施例に係るカラープリン
タ装置にあっては、第一の実施例と異なり、前記外部環
境測定部19として外部温度計9a及び外部湿度計9
b、並びに、A/D変換器9c,9dを設けることによ
り、立上時間を予測する場合に、外部温度及び外部湿度
を取り込むようにしたものである。
【0043】前記外部温度センサ9aにより測定された
外部温度を用いることにより、ヒータ4b1 〜4b5 の
熱容量から求まるシフト時間を前記CPU8a及びプロ
グラムにより算出し、ヒータの立ち上げの際に、前記内
部環境測定部により内部環境の時間変化により得られた
立上時間を前記シフト時間分移動させて、前記時間前か
ら通電を開始する。これにより、さらに的確な予測を行
うことが可能となる。また、印刷可能領域のヒータ温度
を、外部温度条件や外部湿度条件に応じて必要な温度を
算出し可変することにより、小電力化が可能となる。
外部温度を用いることにより、ヒータ4b1 〜4b5 の
熱容量から求まるシフト時間を前記CPU8a及びプロ
グラムにより算出し、ヒータの立ち上げの際に、前記内
部環境測定部により内部環境の時間変化により得られた
立上時間を前記シフト時間分移動させて、前記時間前か
ら通電を開始する。これにより、さらに的確な予測を行
うことが可能となる。また、印刷可能領域のヒータ温度
を、外部温度条件や外部湿度条件に応じて必要な温度を
算出し可変することにより、小電力化が可能となる。
【0044】続いて、第三の実施例を説明する。本例
は、第一及び第二の実施例と異なり、図10の外部環境
測定部の外部湿度センサ9の測定結果、又は内部環境測
定部の湿度センサ(図示せず)に基づいて、電源遮断時
に防湿を行うものである。即ち、カラープリンタ装置の
電源遮断後に、装置の外部又は感光ドラム等に設けられ
た湿度センサの測定結果を用いて、前記CPU8a及び
プログラムにより、湿度がある一定以上の値となったと
きには、ヒータの通電を開始して吸湿を防ぎ、ある一定
以下の値となったときには、ヒータの通電を終了させる
ことにより、終夜送電を行わなくても感光ドラム等の吸
湿を有効に防止することができる。
は、第一及び第二の実施例と異なり、図10の外部環境
測定部の外部湿度センサ9の測定結果、又は内部環境測
定部の湿度センサ(図示せず)に基づいて、電源遮断時
に防湿を行うものである。即ち、カラープリンタ装置の
電源遮断後に、装置の外部又は感光ドラム等に設けられ
た湿度センサの測定結果を用いて、前記CPU8a及び
プログラムにより、湿度がある一定以上の値となったと
きには、ヒータの通電を開始して吸湿を防ぎ、ある一定
以下の値となったときには、ヒータの通電を終了させる
ことにより、終夜送電を行わなくても感光ドラム等の吸
湿を有効に防止することができる。
【0045】以上説明した実施例では、印刷装置の置か
れている環境等により時間のばらつきが大きいヒータの
立上時間を毎回計測し、前回までの立上時間と平均化し
て記憶し、次回の立上時間を予測するようにしている。
そのため、正確に立上時間を予測することが可能とな
り、設定した使用開始時刻から印刷の開始が可能とな
る。
れている環境等により時間のばらつきが大きいヒータの
立上時間を毎回計測し、前回までの立上時間と平均化し
て記憶し、次回の立上時間を予測するようにしている。
そのため、正確に立上時間を予測することが可能とな
り、設定した使用開始時刻から印刷の開始が可能とな
る。
【0046】尚、複数個の発熱部が印刷装置内に設けら
れている場合には、個々の発熱部に対して各々立上時間
が存在し、各立上時間が異なる可能性があり、印刷装置
全体として、前記使用開始時刻に印刷可能状態になるに
は、通電が開始される時刻は各発熱部で異なることにな
る。また、以上の例では、ヒータ用タイマと電源用タイ
マとを別個の回路として説明したが、ヒータ用タイマと
電源用タイマとを共通の回路としても良い。
れている場合には、個々の発熱部に対して各々立上時間
が存在し、各立上時間が異なる可能性があり、印刷装置
全体として、前記使用開始時刻に印刷可能状態になるに
は、通電が開始される時刻は各発熱部で異なることにな
る。また、以上の例では、ヒータ用タイマと電源用タイ
マとを別個の回路として説明したが、ヒータ用タイマと
電源用タイマとを共通の回路としても良い。
【0047】さらに、内部環境測定部としては、各実施
例では、温度を測定する温度センサのみを用いた場合に
ついて説明したが、当該場合に限られることなく、内部
環境測定部として、温度センサ及び湿度センサの両者を
用いるようにしても良い。また、以上の例では、立上時
間の予測のみについて説明したが、立上時間の予測の代
わりに、立上時間は固定し、前記所定の電力量を変化さ
せて、設定された使用開始時刻に印刷可能状態とするよ
うにしても良い。各例で説明したヒータの数又は温度セ
ンサの数は一例に過ぎず当該場合に限られないことはい
うまでもない。以上の説明では、像形成装置として、カ
ラー印刷装置のみについて説明したが、当該場合に限ら
れることなく、例えば、モノクロ印刷装置、カラー若し
くはモノクロ複写装置、又はファクシミリ装置について
も適用することができる。
例では、温度を測定する温度センサのみを用いた場合に
ついて説明したが、当該場合に限られることなく、内部
環境測定部として、温度センサ及び湿度センサの両者を
用いるようにしても良い。また、以上の例では、立上時
間の予測のみについて説明したが、立上時間の予測の代
わりに、立上時間は固定し、前記所定の電力量を変化さ
せて、設定された使用開始時刻に印刷可能状態とするよ
うにしても良い。各例で説明したヒータの数又は温度セ
ンサの数は一例に過ぎず当該場合に限られないことはい
うまでもない。以上の説明では、像形成装置として、カ
ラー印刷装置のみについて説明したが、当該場合に限ら
れることなく、例えば、モノクロ印刷装置、カラー若し
くはモノクロ複写装置、又はファクシミリ装置について
も適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、像形成装置に設けられた発熱部の印刷可能領域に到
達する次回の立上時間を、実測された過去の立上時間又
は発熱部の温度等の測定結果に基づいて予測して、設定
された使用開始時刻より立上時間前に発熱部への通電を
開始するようにしている。したがって、設定された使用
開始時刻には、像形成装置が印刷可能状態となっている
ので、使い勝手が良く、また、エネルギー効率の良い像
形成装置を提供することができる。
は、像形成装置に設けられた発熱部の印刷可能領域に到
達する次回の立上時間を、実測された過去の立上時間又
は発熱部の温度等の測定結果に基づいて予測して、設定
された使用開始時刻より立上時間前に発熱部への通電を
開始するようにしている。したがって、設定された使用
開始時刻には、像形成装置が印刷可能状態となっている
ので、使い勝手が良く、また、エネルギー効率の良い像
形成装置を提供することができる。
【図1】第一の発明に係る原理ブロック図
【図2】第二の発明に係る原理ブロック図
【図3】第三の発明に係る原理ブロック図
【図4】第四の発明に係る原理ブロック図
【図5】第五の発明に係る原理流れ図
【図6】第一の実施例に係るカラープリンタ装置の概略
構成を示す図
構成を示す図
【図7】第一の実施例に係る発熱部及び発熱対象を示す
図
図
【図8】第一の実施例に係るブロック図
【図9】第一の実施例に係る流れ図
【図10】第二の実施例に係るブロック図
【図11】従来例に係るブロック図
10,20,30…電源制御手段 11,21…予測・変更手段 12i (21 〜23 )…内部環境測定部(温度センサ又
は湿度センサ) 19(9a,9b)…外部環境測定部(外部温度セン
サ、外部湿度センサ) 14i (4b1 〜4b5 )…発熱部(ヒータ) 15(25)…使用開始時刻入力手段(スイッチ部) 6,16,26…像形成部 171 〜17n …プロセス部 31…通電指示手段 41…電力量設定手段
は湿度センサ) 19(9a,9b)…外部環境測定部(外部温度セン
サ、外部湿度センサ) 14i (4b1 〜4b5 )…発熱部(ヒータ) 15(25)…使用開始時刻入力手段(スイッチ部) 6,16,26…像形成部 171 〜17n …プロセス部 31…通電指示手段 41…電力量設定手段
Claims (5)
- 【請求項1】 複数のプロセス部(171 〜17n )を
有する像形成部(16)と、 複数の前記プロセス部(171 〜17n )の少なくとも
1つに設けられた発熱部(14i ;i=1,2,…nの
自然数)と、 前記発熱部(14i )の近傍に設けられ、当該発熱部
(14i )近傍の温度又は湿度等の内部環境を測定する
内部環境測定部(12i )と、 装置の使用が可能となる使用開始時刻を入力する使用開
始時刻入力手段(15)と、 前記使用開始時刻から、予測された立上時間前に、発熱
部(14i )に対し所定の電力量で予め通電を開始し、
使用開始時刻には装置全体に通電を開始するように電源
を制御する電源制御手段(10)と、 内部環境測定部(12i )により測定された前記発熱部
(14i )近傍の温度又は湿度等の内部環境の時間変化
を計測して記憶し、前回までの内部環境の時間変化に基
づいて、次回の立上時間を予測し、又は前回の電力量を
変更する予測・変更手段(11)とを有することを特徴
とする像形成装置。 - 【請求項2】 複数のプロセス部(171 〜17n )を
有する像形成部(16)と、 複数の前記プロセス部(171 〜17n )の少なくとも
1つに設けられた発熱部(14i ;i=1,2,…nの
自然数)と、 前記発熱部(14i )の近傍に設けられ、当該発熱部
(14i )近傍の温度又は湿度等の内部環境を測定する
内部環境測定部(12i )と、 装置の使用が可能となる使用開始時刻を入力する使用開
始時刻入力手段(15)と、 前記使用開始時刻から、予測された立上時間前に、発熱
部(14i )に対し所定の電力量で予め通電を開始し、
使用開始時刻には装置全体に通電を開始するように電源
を制御する電源制御手段(10)と、 装置の外部温度又は外部湿度等の外部環境の測定を行う
外部環境測定部(12)と、 内部環境測定部(12i )により測定された前記発熱部
(14i )近傍の温度又は湿度等の内部環境の時間変化
を計測して記憶し、前回までの内部環境の時間変化、及
び、外部環境測定部(12)の測定結果に基づいて、次
回の立上時間を予測し、又は前回の電力量を変更する予
測・変更手段(21)とを有することを特徴とする像形
成装置。 - 【請求項3】 複数のプロセス部(171 〜17n )を
有する像形成部(16)と、 複数の前記プロセス部(171 〜17n )の少なくとも
1つに設けられた発熱部(14i ;i=1,2,…nの
自然数)と、 装置の使用が可能となる使用開始時刻を入力する使用開
始時刻入力手段(15)と、 装置の外部又は内部の湿度の測定を行う湿度測定部(2
2)と、 測定された湿度に基づいて、発熱部(14i )への通電
の開始又は通電の終了を指示する通電指示手段(31)
と、 前記使用開始時刻から、予測された立上時間前に、又
は、指示があった場合に、発熱部(14i )に対し所定
の電力量で通電を開始し、使用開始時刻には装置全体に
通電を開始するように電源を制御する電源制御手段(2
0)とを有することを特徴とする像形成装置。 - 【請求項4】 複数のプロセス部(171 〜17n )を
有する像形成部(16)と、 複数の前記プロセス部(171 〜17n )の少なくとも
1つに設けられた発熱部(14;i=1,2…nの自然
数)と、 装置の使用が可能となる使用開始時刻を入力する使用開
始時刻入力手段(15)と、 装置の外部温度又は外部湿度の測定を行う外部環境測定
部(12)と、 外部環境測定部(12)の測定結果に基づいて、発熱部
(14i )に供給すべき最適な電力量を設定する電力量
設定手段(41)と、 前記使用開始時刻から、予測された立上時間前に、発熱
部(14i )に対し、前記電力量設定手段(41)によ
り設定された電力量で予め通電を開始し、使用開始時刻
には装置全体に通電を開始するように電源を制御する電
源制御手段(30)とを有することを特徴とする像形成
装置。 - 【請求項5】 少なくとも1つの発熱部を有する像形成
装置について、使用開始時刻が入力されると(S1)、 前回までに計測された前記発熱部近傍の温度又は湿度等
の内部環境の時間変化に基づいて、次回の立上時間を予
測し、又は発熱部に供給された前回の電力量を変更し
(S2)、 前記使用開始時刻から、予測された立上時間前に、発熱
部に対し、所定の電力量で通電を開始し(S3)、 発熱部への通電の開始から、印刷可能領域に達するまで
の内部環境の時間変化を計測及び記憶し(S4)、 前記使用開始時刻に達すると装置全体への通電を開始す
る(S5)ことを特徴とする像形成装置の制御方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6038597A JPH07248706A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 像形成装置及びその制御方法 |
US08/277,431 US5640646A (en) | 1993-09-17 | 1994-07-18 | Image forming apparatus capable of controlling heating units under optimum driving mode and a method for controlling the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6038597A JPH07248706A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 像形成装置及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07248706A true JPH07248706A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12529696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6038597A Withdrawn JPH07248706A (ja) | 1993-09-17 | 1994-03-09 | 像形成装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07248706A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001048557A1 (en) * | 1999-12-28 | 2001-07-05 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming device having fixing device for fixing developer image on recording medium by heating roller induction heating |
JP2003162113A (ja) * | 2001-11-27 | 2003-06-06 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2006119470A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2020204706A (ja) * | 2019-06-17 | 2020-12-24 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、および画像形成方法 |
-
1994
- 1994-03-09 JP JP6038597A patent/JPH07248706A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001048557A1 (en) * | 1999-12-28 | 2001-07-05 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming device having fixing device for fixing developer image on recording medium by heating roller induction heating |
US6427056B1 (en) | 1999-12-28 | 2002-07-30 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus having a fixing device for fixing developer image on recording medium by subjecting heat roller to induction heating |
JP2003162113A (ja) * | 2001-11-27 | 2003-06-06 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2006119470A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2020204706A (ja) * | 2019-06-17 | 2020-12-24 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置、および画像形成方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |