JPH07248461A - 電子写真装置光学系の調整方法 - Google Patents
電子写真装置光学系の調整方法Info
- Publication number
- JPH07248461A JPH07248461A JP4101194A JP4101194A JPH07248461A JP H07248461 A JPH07248461 A JP H07248461A JP 4101194 A JP4101194 A JP 4101194A JP 4101194 A JP4101194 A JP 4101194A JP H07248461 A JPH07248461 A JP H07248461A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- optical system
- laser beam
- adjusting
- laser
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- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は電子写真装置光学系の調整方法に関
するものであり、その目的は、結像性能の良い光学系を
提供するとともに、光学系の調整を容易に行い、調整工
数の低減を図ることにある。 【構成】 スポット径ａ×ｂの調整前段階のシリンドリ
カルレンズ５のない状態で、レーザダイオード１、コリ
メータレンズ３、ポリゴンミラー６及びＦθレンズ８の
取り付け位置を調整し、次段階でシリンドリカルレンズ
５を取り付ける。これらの２段階調整を行うことによっ
て最終スポット径の調整精度向上と、調整工数低減とを
図ることができる。
するものであり、その目的は、結像性能の良い光学系を
提供するとともに、光学系の調整を容易に行い、調整工
数の低減を図ることにある。 【構成】 スポット径ａ×ｂの調整前段階のシリンドリ
カルレンズ５のない状態で、レーザダイオード１、コリ
メータレンズ３、ポリゴンミラー６及びＦθレンズ８の
取り付け位置を調整し、次段階でシリンドリカルレンズ
５を取り付ける。これらの２段階調整を行うことによっ
て最終スポット径の調整精度向上と、調整工数低減とを
図ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザを走査、結像す
る光学系を有する電子写真装置のレーザスポット系調整
方法に関するものである。
る光学系を有する電子写真装置のレーザスポット系調整
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】レーザを光源とする電子写真装置の光学
系は、一般的にレーザから出射したレーザビームをコリ
メータレンズにより平行化し、ポリゴンミラーとＦθレ
ンズとにより感光体面を走査し、またシリンドリカルレ
ンズとＦθレンズにより感光体面に結像させる。
系は、一般的にレーザから出射したレーザビームをコリ
メータレンズにより平行化し、ポリゴンミラーとＦθレ
ンズとにより感光体面を走査し、またシリンドリカルレ
ンズとＦθレンズにより感光体面に結像させる。
【０００３】最近、電子写真装置においては、印刷品質
の高精細化、印刷幅の拡大、印刷速度の高速化等の要求
が高まってきており、光学系の結像性能もますます厳し
くなってきている。光学系の結像性能は、レンズ、ミラ
ー等の加工、組立精度と、レンズ、ミラーの収差と、レ
ーザビームの回折とによって決定される。従って、レン
ズ、ミラー等の加工精度の向上とともに、それらの組
立、調整の向上が求められている。
の高精細化、印刷幅の拡大、印刷速度の高速化等の要求
が高まってきており、光学系の結像性能もますます厳し
くなってきている。光学系の結像性能は、レンズ、ミラ
ー等の加工、組立精度と、レンズ、ミラーの収差と、レ
ーザビームの回折とによって決定される。従って、レン
ズ、ミラー等の加工精度の向上とともに、それらの組
立、調整の向上が求められている。
【０００４】光学系の結像性能を低下させる大きな要因
の一つに、レーザビームのねじれがあることが知られて
いる。従来技術においては、光軸を回転軸としてシリン
ドリカルレンズの回転方向を調整することによりレーザ
ビームのねじれを補正していた。
の一つに、レーザビームのねじれがあることが知られて
いる。従来技術においては、光軸を回転軸としてシリン
ドリカルレンズの回転方向を調整することによりレーザ
ビームのねじれを補正していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たシリンドリカルレンズを用いたねじれ補正方法では、
結像面でのレーザビームのねじれは完全には改善され
ず、また改善されないねじれの原因も究明することがで
きず、光学系の結像性能を向上させる阻害要因となって
いた。
たシリンドリカルレンズを用いたねじれ補正方法では、
結像面でのレーザビームのねじれは完全には改善され
ず、また改善されないねじれの原因も究明することがで
きず、光学系の結像性能を向上させる阻害要因となって
いた。
【０００６】従って、本発明の目的は、結像面でのレー
ザビームのねじれの原因を究明し、ねじれを補正できる
光学系の調整方法を示すことにより、結像性能の良い光
学系を提供することにある。また、他の目的は、光学系
の調整を容易に行い、調整工数の低減を図ることにあ
る。
ザビームのねじれの原因を究明し、ねじれを補正できる
光学系の調整方法を示すことにより、結像性能の良い光
学系を提供することにある。また、他の目的は、光学系
の調整を容易に行い、調整工数の低減を図ることにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的は、レーザ光源
から出射したレーザビームをコリメータレンズにより平
行光に変換し、平行光に変換されたレーザビームをシリ
ンドリカルレンズによりポリゴンミラーの反射面に集光
させ、レーザビームを前記ポリゴンミラーにより結像面
に走査させるとともに、走査されたレーザビームをＦθ
レンズにより結像面に結像させる電子写真装置光学系に
おいて、前記シリンドリカルレンズを光学系から取り外
した状態で前記レーザ光源を点灯し、結像面に形成され
たレーザビームスポットのねじれを補正するように前記
レーザ光源、ポリゴンミラー及びＦθレンズの位置調整
を行うことにより達成される。
から出射したレーザビームをコリメータレンズにより平
行光に変換し、平行光に変換されたレーザビームをシリ
ンドリカルレンズによりポリゴンミラーの反射面に集光
させ、レーザビームを前記ポリゴンミラーにより結像面
に走査させるとともに、走査されたレーザビームをＦθ
レンズにより結像面に結像させる電子写真装置光学系に
おいて、前記シリンドリカルレンズを光学系から取り外
した状態で前記レーザ光源を点灯し、結像面に形成され
たレーザビームスポットのねじれを補正するように前記
レーザ光源、ポリゴンミラー及びＦθレンズの位置調整
を行うことにより達成される。
【０００８】
【作用】前記のような構成の光学系において、まずシリ
ンドリカルレンズを取り外した状態でレーザビームを結
像させる。この状態でコリメータレンズを光軸方向に移
動すると、レーザビームは平行化されＦθレンズによっ
て走査方向に結像される。この結果、結像面でレーザス
ポットは走査方向に直交する方向に伸びた線状となる。
この結像状態（ねじれ状態）はシリンドリカルレンズの
影響は含まれず、それ以外のレーザ光源、ポリゴンミラ
ー及びＦθレンズによる影響の結果である。この段階
で、これらの要因を適切に処置することで、次段階のシ
リンドリカルレンズ組込、調整が容易になり、かつ完全
に結像面でのねじれを除去することが可能となる。
ンドリカルレンズを取り外した状態でレーザビームを結
像させる。この状態でコリメータレンズを光軸方向に移
動すると、レーザビームは平行化されＦθレンズによっ
て走査方向に結像される。この結果、結像面でレーザス
ポットは走査方向に直交する方向に伸びた線状となる。
この結像状態（ねじれ状態）はシリンドリカルレンズの
影響は含まれず、それ以外のレーザ光源、ポリゴンミラ
ー及びＦθレンズによる影響の結果である。この段階
で、これらの要因を適切に処置することで、次段階のシ
リンドリカルレンズ組込、調整が容易になり、かつ完全
に結像面でのねじれを除去することが可能となる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は本発明となる調整方法が適用される光学系
の一実施例を示す構成図である。レーザダイオード１か
ら出射したレーザビーム２は、コリメータレンズ３によ
り平行光４となり、シリンドリカルレンズ５によりポリ
ゴンミラー６の反射面で一旦集光されつつポリゴンミラ
ー６により走査される。走査されたレーザビーム７は、
Ｆθレンズ８によって結像面９に結像される。結像スポ
ット径ａ×ｂは、電子写真装置の印刷ドット密度によっ
て決まり通常５０〜１００μｍである。
する。図１は本発明となる調整方法が適用される光学系
の一実施例を示す構成図である。レーザダイオード１か
ら出射したレーザビーム２は、コリメータレンズ３によ
り平行光４となり、シリンドリカルレンズ５によりポリ
ゴンミラー６の反射面で一旦集光されつつポリゴンミラ
ー６により走査される。走査されたレーザビーム７は、
Ｆθレンズ８によって結像面９に結像される。結像スポ
ット径ａ×ｂは、電子写真装置の印刷ドット密度によっ
て決まり通常５０〜１００μｍである。
【００１０】図２を用いて本発明となる光学系の調整方
法を説明する。図２は、結像スポット径調整の一段階
で、シリンドリカルレンズ取り付け前の状態である。こ
こで、レーザダイオード１を点灯し、コリメータレンズ
３を矢印ＺCL方向に調整すると、結像面９では線状のス
ポット１０−１、１０−２、１０−３が形成される。こ
の線状のスポット１０−１、１０−２、１０−３は、本
来走査線１１に対して９０度をなすべきであるが、調整
途中にあっては角度α1、α2、α3をなし得る。９０度
と角度α1、α2、α3の差、つまりレーザビームのねじ
れが、最終的に結像スポット径ａ×ｂに影響を与えるた
め、本発明においてはシリンドリカルレンズの取り付け
前の段階で、レーザビームのねじれを補正するものであ
る。
法を説明する。図２は、結像スポット径調整の一段階
で、シリンドリカルレンズ取り付け前の状態である。こ
こで、レーザダイオード１を点灯し、コリメータレンズ
３を矢印ＺCL方向に調整すると、結像面９では線状のス
ポット１０−１、１０−２、１０−３が形成される。こ
の線状のスポット１０−１、１０−２、１０−３は、本
来走査線１１に対して９０度をなすべきであるが、調整
途中にあっては角度α1、α2、α3をなし得る。９０度
と角度α1、α2、α3の差、つまりレーザビームのねじ
れが、最終的に結像スポット径ａ×ｂに影響を与えるた
め、本発明においてはシリンドリカルレンズの取り付け
前の段階で、レーザビームのねじれを補正するものであ
る。
【００１１】線状スポット１０−１、１０−２、１０−
３が各々走査線１１に対し、α1、α2、α3の角度をな
しているとする。例えば、α1＝α2＝α3≠９０度の時
は、ねじれの原因としてポリゴンミラー６の傾きθP、
レーザダイオード１の回転θL等が考えられる。また、
α1＜α2＜α3≠９０度、あるいはα1＞α2＞α3≠９０
度の時は、ねじれの原因としてＦθレンズ８の位置ずれ
ｄF等が考えられる。従って、各々の状況に応じてポリ
ゴンミラー６、レーザダイオード１あるいはＦθレンズ
８を調整することにより、レーザビームのねじれを補正
することができる。このように、シリンドリカルレンズ
取り付け前段階で、α1＝α2＝α3≒９０度に調整して
おけば、次段階にてシリンドリカルレンズ５を取り付け
たとき、線状スポットを容易に点状スポットにすること
ができる。即ち、コリメータレンズ３等のレンズを再調
整することなく、シリンドリカルレンズ５を矢印ＺCY、
θCY方向に調整するだけで所定のスポット径ａ×ｂを得
ることが可能となる。
３が各々走査線１１に対し、α1、α2、α3の角度をな
しているとする。例えば、α1＝α2＝α3≠９０度の時
は、ねじれの原因としてポリゴンミラー６の傾きθP、
レーザダイオード１の回転θL等が考えられる。また、
α1＜α2＜α3≠９０度、あるいはα1＞α2＞α3≠９０
度の時は、ねじれの原因としてＦθレンズ８の位置ずれ
ｄF等が考えられる。従って、各々の状況に応じてポリ
ゴンミラー６、レーザダイオード１あるいはＦθレンズ
８を調整することにより、レーザビームのねじれを補正
することができる。このように、シリンドリカルレンズ
取り付け前段階で、α1＝α2＝α3≒９０度に調整して
おけば、次段階にてシリンドリカルレンズ５を取り付け
たとき、線状スポットを容易に点状スポットにすること
ができる。即ち、コリメータレンズ３等のレンズを再調
整することなく、シリンドリカルレンズ５を矢印ＺCY、
θCY方向に調整するだけで所定のスポット径ａ×ｂを得
ることが可能となる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、シリンドリカルレンズ
を光学系から取り外した状態でレーザ光源を点灯し、結
像面に形成されたレーザビームスポットのねじれを補正
するようにレーザ光源、ポリゴンミラー及びＦθレンズ
の位置調整を行うことにより、スポット径に影響を与え
る主要因を除去することができるので、結像特性の良い
光学系を実現できる。また、シリンドリカルレンズ取り
付け後の調整が容易になり、調整工数を低減することが
できる。さらに、レンズ不良等のような調整では本質的
な補正が不可能な状況を的確に把握でき、無駄な時間の
浪費を未然に防ぐことができる。
を光学系から取り外した状態でレーザ光源を点灯し、結
像面に形成されたレーザビームスポットのねじれを補正
するようにレーザ光源、ポリゴンミラー及びＦθレンズ
の位置調整を行うことにより、スポット径に影響を与え
る主要因を除去することができるので、結像特性の良い
光学系を実現できる。また、シリンドリカルレンズ取り
付け後の調整が容易になり、調整工数を低減することが
できる。さらに、レンズ不良等のような調整では本質的
な補正が不可能な状況を的確に把握でき、無駄な時間の
浪費を未然に防ぐことができる。
【図１】 本発明となる調整方法が適用される光学系の
一実施例を示す構成図である。
一実施例を示す構成図である。
【図２】 本発明となる光学系の調整方法を示す構成図
である。
である。
１はレーザダイオード、３はコリメータレンズ、５はシ
リンドリカルレンズ、６はポリゴンミラー、８はＦθレ
ンズ、９は結像面である。
リンドリカルレンズ、６はポリゴンミラー、８はＦθレ
ンズ、９は結像面である。
Claims (1)
- 【請求項１】 レーザ光源から出射したレーザビームを
コリメータレンズにより平行光に変換し、平行光に変換
されたレーザビームをシリンドリカルレンズによりポリ
ゴンミラーの反射面に集光させ、レーザビームを前記ポ
リゴンミラーにより結像面に走査させるとともに、走査
されたレーザビームをＦθレンズにより結像面に結像さ
せる電子写真装置光学系において、 前記シリンドリカルレンズを光学系から取り外した状態
で前記レーザ光源を点灯させて、結像面に形成されるレ
ーザビームスポットのねじれを補正するように前記レー
ザ光源、ポリゴンミラー及びＦθレンズの位置調整を行
うことを特徴とする電子写真装置光学系の調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4101194A JPH07248461A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 電子写真装置光学系の調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4101194A JPH07248461A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 電子写真装置光学系の調整方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07248461A true JPH07248461A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12596461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4101194A Withdrawn JPH07248461A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 電子写真装置光学系の調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07248461A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7283287B1 (en) | 2006-03-02 | 2007-10-16 | Ricoh Printing Systems, Ltd. | Light scanning unit, and image forming apparatus using the same |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP4101194A patent/JPH07248461A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7283287B1 (en) | 2006-03-02 | 2007-10-16 | Ricoh Printing Systems, Ltd. | Light scanning unit, and image forming apparatus using the same |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010605 |