JPH07248282A - 流体配送システムのためのマルチポートバルブ - Google Patents

流体配送システムのためのマルチポートバルブ

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JPH07248282A
JPH07248282A JP20277194A JP20277194A JPH07248282A JP H07248282 A JPH07248282 A JP H07248282A JP 20277194 A JP20277194 A JP 20277194A JP 20277194 A JP20277194 A JP 20277194A JP H07248282 A JPH07248282 A JP H07248282A
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JP
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valve
fluid
rotor
port
valve head
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JP20277194A
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Kenneth W Doherty
ダブリュウ.ドオーティ ケニス
Susumu Honjo
ホンジョウ ススム
John D Billings
ディ.ビリングズ ジョン
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MAKUREEN RES LAB Inc
McLane Research Laboratories Inc
Original Assignee
MAKUREEN RES LAB Inc
McLane Research Laboratories Inc
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K11/00Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves
    • F16K11/02Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit
    • F16K11/06Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit comprising only sliding valves, i.e. sliding closure elements
    • F16K11/072Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit comprising only sliding valves, i.e. sliding closure elements with pivoted closure members
    • F16K11/074Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit comprising only sliding valves, i.e. sliding closure elements with pivoted closure members with flat sealing faces
    • F16K11/0743Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit comprising only sliding valves, i.e. sliding closure elements with pivoted closure members with flat sealing faces with both the supply and the discharge passages being on one side of the closure plates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D35/00Filtering devices having features not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00, or for applications not specifically covered by groups B01D24/00 - B01D33/00; Auxiliary devices for filtration; Filter housing constructions
    • B01D35/12Devices for taking out of action one or more units of multi- unit filters, e.g. for regeneration
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数個のフィルターの各々を開閉して、所定
時間間隔で、流体試料を採集し、そして、それを保管す
る。 【構成】 複数個のフィルターからなる試料採集サイ
ト、バルブ本体35、1つの流体吸入口40および複数
個の配送口42を有する第1バルブヘッド34a、配送
口と試料採集サイトの入口とを連結する第1ロータ4
4、複数個の搬入口52および1つの排出口50を有す
る第2バルブヘッド34b、試料採集サイトの出口と複
数個の搬入口とを連結する第2ロータ54、第1および
第2ロータを回転させるステッパーモータ38からな
る、流体配送システムのためのマルチポートバルブ34
であって、第1ロータおよび第2ロータを制御しつつ回
転して、流体吸入口から吸い上げた流体を複数個の分離
したフィルターの各々に供給し、所定時間間隔で、流体
試料を採集し、同時に、収集された試料を保管する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、分離した多数の試料
採集サイトに、水または他の流体を配送するために有
用、且つ、新規なマルチポートバルブに関している。こ
の発明のマルチポートバルブは、個々の試料採集サイト
において、所定時間間隔で、流体を試料採集するための
水配送システム、または、他の流体配送システムに組み
込まれる。例えば、試料採集サイトは、懸濁している粒
子または試験のために選択された特定の分子を採集し、
収集するためのフィルターまたは柱状の収集器を有して
いる。この新規なマルチポートバルブは、所定時間間隔
で、その他の試料採集サイトを密閉し、漏れを封じなが
ら、特定の試料採集サイトを通って、流体の配送を制御
する。
【0002】
【従来の技術】水配送システム(WTS)は、検査され
る海水または他の流体を、所定時間間隔で、交換可能な
ユーザー用試料収集装置を通って流すために開発され
た。実施例として、試料採集、収集および懸濁している
粒子の分析のためにフィルターが使用され、そして、試
料採集、収集および選択された分子の試験のために各種
の柱状の収集器が使用される。水配送システムは、複数
の収集サイトを通って、分析される海水または他の流体
を継続して汲み上げるためのポンプを含む。マルチポー
トバルブは、個々の試料採集サイトへの通路を開閉す
る。プログラムが可能な制御器は、ポンプおよびマルチ
ポートバルブを制御するための、ユーザによってプログ
ラムされた指令を伝達する。
【0003】ユーザは、所定時間間隔で、懸濁している
粒子を収集し、または、フィルタおよび柱状の収集装置
中の特定された分子の濃度を高めるように、水配送シス
テム(WTS)をプログラムすることができる。例え
ば、ユーザは、一連の収集サイトの各々における試料収
集のための時間、日および停止期間を指定することがで
きる。ユーザは、ポンプ率、水の流量、および、一連の
収集サイトの各々を通って汲み上げられる水の総量をも
指定することができる。
【0004】更に、水配送システム(WTS)の制御器
はプログラムが可能で、例えば、複数のフィルターまた
は収集装置と使用するための限界背圧を予めプログラム
することができる。フィルターに粒子が溜まると、背圧
に連動する、ポンプの駆動モータの回転速度の低下を制
御器は検知する。制御器は、指定された限界背圧でポン
プのスイッチを切るようにプログラムすることができ
る。次の試料採集は、予めプログラムされた時間に、新
しいフィルターが設置された試料採集サイトで行われ
る。プログラムが可能な制御器によって制御されるステ
ッパーモータは、水の流れが次のフィルターを通るよう
に、マルチポートバルブのヘッドを振り向ける。制御器
は、各試料採集に伴う、すべての関係あるパラメータを
記録する。
【0005】このような水配送システムの1つの例とし
て、マクレーンリサーチ研究所、マクレーンWTS マーク
5−18水配送システムがあり、その詳細は、0255
3マサチュセッツ、モニュメンビーチ、171クレイポ
ンドロード所在のマクレーンリサーチ研究所による、1
992年8月、”マニュアル版1.43”、ユーザ用マ
ニュアル・水配送システム・マクレーンWTSマーク5
−18に記述されている。
【0006】従来の水配送システム(WTS)10の単
純化した概略図を第1図に示す。不活性黒鉛の歯車を有
する精密歯車ポンプ12は、水配送システムを通って水
を吸い上げて、試料採集サイトの汚濁を防止するため
に、水配送システムの下流側に設置されている。精密ポ
ンプ12は、例えば、その回転速度がプログラム可能な
制御器によって制御される、ブラシの無い直流サーボモ
ータによって駆動される。水配送システムの上流側に
は、ブロック14で図示されているマルチポートバルブ
集合体がある。マルチポートバルブ14は、検査する水
または他の流体がポンプ12によってそれを通って吸い
上げられる吸入口15を有する単一のバルブヘッド14a
を有している。複数個の出口16は、マルチポートバル
ブによって、一度に1つだけが開く。マルチポートバル
ブ集合体は、複数個(この例では24個)のフィルター
の各々20からなる複数個のフィルターホルダの列18
に連結されている。マルチポートバルブヘッド14aの
出口16の各々は、フィルターホルダの列18の入口側
にあるフィルターの各々に1つづつ連結されている。フ
ィルターホルダの列18のフィルター20の各々からの
出口管は、一方向制御バルブ22の各々、従来の多岐管
24、および、排出口およびマニホールド管25を通っ
てポンプ12に向う。
【0007】後述するように、マルチポートバルブヘッ
ド14aは、典型的には、回転する単一のバルブヘッド
であって、それによって、単一の吸入口15から出口1
6の1つ、および、フィルターホルダの列18の1つの
フィルターを通って、一連の引き続いて行われるフィル
ターによる収集の一部として、水の流れを統制する。図
示しない、水配送システム用ポンプ駆動モ−タに取りつ
けられたホールセンサー等のセンサーは、背圧に対応す
るモータのポンプ率を検地する。操業の1つの態様によ
ると、プログラムされた限界背圧は、使用中のフィルタ
ーが、収集された懸濁粒子によって実質的に飽和したと
きを示す。マルチポートバルブ14に連結されたステッ
パーモータは、プログラムされた時間に、作動して、単
一のバルブヘッドを回転し、そして、次のフィルターを
経由して吸入した水を通す。このようにして、内蔵され
た水配送システムは、採集される粒子または他の関心あ
る採集試料に応じて充分に必要な期間にわたって、手を
加えず海水中または他の水中に放置しておくことができ
る。
【0008】
【発明が解決しょうとする課題】第1図の従来の水配送
システム10の問題点は、フィルターホルダの列18に
おけるすべてのフィルタ−20を通る水の流れは、共通
のマニホールド24において合流することにある。使用
済のフィルターから、水が漏れ続ける。使用済のフィル
ター内に収集されている懸濁粒子は、共通のマニホール
ド24中に漏れて、流失してしまう。その結果、研究の
ために収集された粒子または目標とする試料の保全が損
なわれる。
【0009】従って、本発明の目的は、水配送システム
のための新規なマルチポートバルブ、即ち、分析のため
の一連の試料を収集するように制御され、そして、同時
に、試料採集時間を通して、既に収集された試料の保全
を維持することができる、より一般的な流体配送システ
ムのための新規なマルチポートバルブを提供することに
ある。
【0010】本発明の他の1つの目的は、複数個のフィ
ルターまたは複数個の柱状の収集器において、ある時間
間隔ごとに試料を採集するための新規なマルチポートバ
ルブを提供することにあり、そこでは、マルチポートバ
ルブによって、上記複数個のフィルターまたは複数個の
柱状の収集器における、特定のフィルターまたは柱状の
収集器の両端に位置する試料入口および出口を、試料採
集の前後においてシールする。
【0011】本発明の更に他の1つの目的は、試料採集
の入口側および出口側の両側の開閉を制御することによ
って、フィルターホルダー列または柱状収集器ホルダー
列の両側を仕切るための、2つのバルブヘッドを有する
マルチポートバルブを提供するにある。本発明の1つの
特徴は、水配送システムの、プログラム可能な制御器に
よって、マルチポートバルブの2つのバブルヘッドが、
一体的に操作され、そして、上記2つのバブルヘッド
が、使用済みのフィルターまたは収集器の両側を密閉す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、流体試料採
集入口および出口をそれぞれ有する複数個の分離した流
体採集サイトに流体を配送するためのマルチポートバル
ブに関する発明であって、流体吸入口、流体試料採集サ
イトの入口にそれぞれ連結された複数個の分離した配送
口、および、前記流体吸入口と、そして、複数個の分離
した前記配送口とを連結して、試料採集サイトの抽出さ
れた前記入口に流体を配送するための第1分配器を有す
る第1バルブヘッド、前記第1分配器は、実質的に他の
すべての流体試料採集サイトの前記入口を密閉する、流
体排出口、流体試料採集サイトの出口にそれぞれ連結さ
れた複数個の分離した搬入口、および、複数個の分離し
た前記搬入口と前記流体排出口とを連結して、試料採集
サイトの抽出された前記出口から前記流体を排出するた
めの第2分配器を有する第2バルブヘッド、前記第2分
配器は、実質的に他のすべての流体試料採集サイトの前
記出口を密閉して、その他のすべての前記流体試料採集
サイトからの漏れを防止する、および前記第1および第
2分配器を調整して、所定時間間隔で、前記流体試料採
集サイトのそれぞれに前記流体を配送し、そして、前記
流体試料採集サイトのそれぞれから前記流体を排出する
ためのモータ手段からなることに特徴を有するものであ
る。
【0013】更にこの発明は、検査または採集のため
に、所定時間間隔で、複数個の試料収集器を通って、水
または他の流体を通すための、前記試料収集器のそれぞ
れの入口および出口を通って、流体を吸い上げるための
1つのポンプ、前記試料収集器のそれぞれに通ずる流体
通路を制御する1つのマルチポートバルブ、および、ユ
ーザの指令を受け、前記ポンプおよび前記マルチポート
バルブの操作を制御するためのプログラム可能な制御器
からなる水配送システムのためのマルチポートバルブの
改良に関する発明であって、検査または採集される流体
を受け入れるための細長く延びた吸入口通路に連結され
た流体吸入口が形成された第1バルブヘッド、および、
複数個の分離した配送口からなるマルチポートバルブ、
前記配送口の各々は、試料収集器の入口にそれぞれ連結
されている、前記第1バルブヘッドと摺動して、前記第
1バルブヘッドとの間を実質的に密閉する第1ロータ、
前記第1ロータには、前記第1ロータの回転位置によっ
て、前記第1バルブヘッドの細長く延びた前記吸入口通
路と、そして、分離した前記配送口とを連結し、そし
て、前記流体吸入口から前記試料収集器のそれぞれの入
口に吸入した前記流体を配送するための第1連結通路が
形成されており、細長く延びた排出口通路に連結された
流体排出口が形成された第2バルブヘッド、および、複
数個の試料収集器の出口にそれぞれ連結されている複数
個の分離した搬入口からなるマルチポートバルブ、前記
第2バルブヘッドと摺動して、前記第2バルブヘッドと
の間を実質的に密閉する第2ロータ、前記第2ロータに
は、前記第2ロータの回転位置によって、前記第2バル
ブヘッドの細長く延びた前記排出口通路と、そして、分
離した前記搬入口とを連結し、そして、抽出した前記試
料収集器の前記出口から前記流体を排出するための第2
連結通路が形成されており、前記第2バルブヘッドおよ
び第2ロータは、実質的に他のすべての前記試料収集器
の前記出口を密閉して、その他の前記試料収集器からの
漏れを防止する、および前記第1および第2ロータをに
連結された、前記ロータを異なる回転位置に向けるため
のモータ、前記モータおよび前記ロータは、プログラム
可能な制御器の指令によって、所定時間間隔で、それぞ
れの前記試料収集器を通って、流体を通すための前記ロ
ータの回転位置を調整するように構成されていることか
らなることに特徴を有している。
【0014】
【作用】これ等の結果を達成するために、本発明は、流
体試料の採集入口および出口をそれぞれ有する複数個の
分離した流体試料採集サイトに、水または他の流体を配
送するためのマルチポートバルブを提供する。マルチポ
ートバルブの第1バルブヘッドには、1つの流体吸入口
と、そして、流体試料の採集入口の各々に連結される複
数個の異なる配送口とが形成されている。第1バルブヘ
ッドに隣接して設けられた第1分配器(ロータ)は、上
記流体吸入口を、選択された流体試料の採集入口に流体
を配送するための、選択された1つの配送口に連結す
る。第1分配器は、その他のすべての配送口を実質的に
密閉する。
【0015】本発明によると、マルチポートバルブの第
2バルブヘッドには、試料採集サイトの出口のそれぞれ
に連結されている複数個の異なる搬入口と、そして、1
つの排出口とが形成されている。第2バルブヘッドに隣
接して設けられた第2分配器(ロータ)は、選択された
流体試料収集サイトの出口に連結する、選択された1つ
の搬入口を、上記1つの排出口に連結する。この発明の
特徴は、第2分配器は、その他の搬入口を実質的に密閉
して、その他の流体試料収集サイトからの漏れを防止す
ることにある。
【0016】ステッパーモータ等のモータは、第1およ
び第2分配器を調整して、所定時間間隔で、それぞれの
流体試料採集サイトに流体を配送し、そして、そこから
流体を排出する。ステッパーモータは、ユーザがプログ
ラムした指令に従って、制御器によって制御することが
できる。
【0017】好ましい実施態様において、第1分配器
は、第1バルブヘッドに摺動する第1ロータであり、そ
して、実質的に、第1バルブヘッドと第1ロータとの間
が密閉される。第1ロータには、第1ロータの回転位置
によって、流体吸入口を異なった配送口に連結するため
の第1連結通路が形成されている。第2分配器は、同様
に、第2バルブヘッドに摺動する第2ロータであり、そ
して、実質的に、第2バルブヘッドと第2ロータとの間
が密閉される。第2ロータには、第2ロータの回転位置
によって、異なった搬入口を排出口に連結するための第
2連結通路が形成されている。
【0018】好ましい実施態様によると、第1バルブヘ
ッドには、流体吸入口にその一端が連結された細長く延
びた一本の吸入口用通路が形成されている。第1ロータ
の第1連結通路は、第1ロータの回転位置に従って、細
長く延びた一本の吸入口用通路と、そして、異なる配送
口とを連結する。同様にして、第2バルブヘッドには、
排出口にその一端が連結された細長く延びた一本の排出
口用通路が形成されている。第2ロータの第2連結通路
は、第2ロータの回転位置に従って、細長く延びた一本
の排出口用通路と、そして、異なる搬入口とを連結す
る。
【0019】第1バルブヘッドおよび第1ロータには、
相互に摺動する、平坦な摺動面が形成されている。第1
連結通路は、第1ロータの摺動面に形成された溝であ
り、そして、細長く延びた一本の吸入口用通路は、第1
バルブヘッドの摺動面に形成された環状の溝である。同
様に、第2バルブヘッドおよび第2ロータには、相互に
摺動する、平坦な摺動面が形成されている。第2連結通
路は、第2ロータの摺動面に形成された溝であり、そし
て、細長く延びた一本の排出口用通路は、第2バルブヘ
ッドの摺動面に形成された環状の溝である。
【0020】この発明によると、第2バルブヘッドの摺
動面の細長く延びた一本の排出口用通路は、内側に位置
する環状の溝からなっており、そして、複数個の搬入口
の端部は、内側に位置する上記環状の溝の外側に位置
し、且つ、それと同心円上に配列された複数個の孔から
なっている。第2ロータの摺動面の第2連結通路は、ロ
ータの半径方向に延びた溝であって、内側に位置する上
記環状の溝と、そして、その外側位置する複数個の孔と
の間を連結する。
【0021】好ましくは、第1および第2バルブヘッド
は、第1の材料によって形成され、そして、第1および
第2ロータは、第1の材料よりも軟らかい第2の材料に
よって形成される。材料の異なる硬度によって、バルブ
ヘッドおよびロータのそれぞれの平坦な摺動面が、相互
に良好に密閉される。好ましい構造として、回転するロ
ータの共通のシャフトに、第1バルブヘッド、第1ロー
タ、第2ロータ、第2バルブヘッド、および、ステップ
モータが、上から下にこの順序で搭載される。第1およ
び第2バルブヘッドは静止し、そして、第1および第2
ロータは、シャフトと共に回転する。高張力スプリング
が、第1および第2ロータを第1および第2バルブヘッ
ドの各々に押しつけるバネとして、第1および第2ロー
タの間に設置されている。
【0022】この発明は、複数個の試料採集サイトにお
いて、一般的に検査、収集および試料採集するための各
種の水配送システムおよび他の流体システムに適用する
ことができる。試料採集サイトには、フィルター、柱状
収集器、検出器、流体試料を保持するための試料管、そ
して、一般的に、あらゆる試料収集器および試験装置を
設置することができる。従って、マルチポートバルブは
各種用途に適用できる。この発明の他の目的、特徴およ
び利点は以下の記述および添付図面から明らかである。
【0023】
【実施例】次に、この発明の流体配送システムのための
マルチポートバルブの一実施例を、図面を参照しながら
説明する。
【0024】第2図は、2つのバルブヘッドからなるマ
ルチポートバルブを有する、この発明の水配送システム
の概略図である。第3図は、2つのバルブヘッドからな
る、この発明のマルチポートバルブの縦断面図の一部で
ある。ステッパーモータおよびシャフトは、断面図とし
て示されていない。第4図は、この発明のバルブヘッド
の摺動面と、そして、ロータの摺動面との接触面におけ
る断面図の一部であって、バルブヘッドの平坦な摺動面
の平面図を示す。特に、第4図は、第3図のBーB線に
沿って切断した断面図の一部である。第5図は、この発
明のロータの平坦な摺動面の平面図である。第6図は、
マルチポートバルブを組み入れた、この発明の水配送シ
ステムの側面図である。
【0025】この発明のマルチポートバルブおよび水配
送システム30の構成要素の概要を第2図に示す。検査
される水または他の流体が汚染されるのを避けるため
に、精密ギヤポンプ12は、水配送システム30の他の
構成要素の下流側に位置している。上流側には、第1お
よび第2バルブヘッド34a、34bを有するマルチポ
ートバルブ34が設けられている。第1バルブヘッド3
4aは、単一の流体吸入口から吸入された、分析するた
めの水または他の流体を受け入れる。第1バルブヘッド
34aには、この実施例では24本の、複数個の配送口
16が組み入れられている。マルチポートバルブ34に
よって、一度に1つの配送口が開かれる。配送口16お
よびそれに対応する配送管16が、試料採集サイト20
(この実施例では、分離した複数個のフィルター20か
らなるフィルターホルダの列18である)のそれぞれの
入口に連結されている。従って、流体吸入口15に対し
て、1つのフィルター20に通じる1つの配送口16だ
けが開かれて、流体吸入口15から吸入された水は、一
度に、1つのフィルター20だけを通る。
【0026】第2図に図示されていないプログラム可能
な制御器によって、ユーザは、マルチポートバルブ34
およびポンプ12に対して、フィルター20のそれぞれ
を通って、所定の時間間隔で、吸入した水を通すため
に、特定の制御をすることができる。ユーザは、適切な
プログラムステップによって、各フィルター20によっ
て行うそれぞれの試料採集の開始時間、採集期間、ポン
プ率および採集される水の流量、ならびに、個々のフィ
ルター20によって採集される水の総量を特定すること
ができる。更に、ユーザは、個々のフィルター20の飽
和状態を示す背圧限界値をプログラムにセットすること
ができる。その具体的な実施例として、ブラシの無い直
流モータのホール効果センサーを使用することによっ
て、ポンプ12の速度を測定することができる。ポンプ
駆動モ−タの速度は、個々のフィルターが使用済である
ことを示す、設定された限界値の背圧に反応する。
【0027】第1図に示す従来のマルチポートバルブお
よび水配送システム10と異なり、この発明のマルチポ
ートバルブ34には、試料採集サイトの列18(即ち、
フィルター20のためのフィルターホルダ)の下流側
に、第2バルブヘッド34bが組み入れられている。第
2バルブヘッド34bには、複数個の搬入口26が形成
されており、そして、複数個の搬入口26は、第2バル
ブヘッド34bを通って、単一の排出口25に導かれ
る。第2バルブヘッド34bによって、単一の排出口2
5に対して、一度に、複数個の搬入口26の1つだけが
開かれる。以下に述べるように、バルブヘッド34aお
よび34bは、使用されていない配送口16および搬入
口26の各々を密閉するように構成されている。以下に
述べるように、列18の試料採集入口および出口のそれ
ぞれにおいて、所定時間間隔で、抽出された試料採集サ
イトに対応する配送口16および搬入口26を開くよう
に、マルチポートバルブをステップモータによって調整
する。
【0028】従って、2つのバルブヘッドを有するマル
チポートバルブ34は、試料採集の終了したフィルター
への配送口16および第2バルブヘッドへの搬入口26
のそれぞれを密閉して、既に採集された試料を保全しつ
つ、一方で、所定時間間隔で、試料採集の進展を制御す
ることができる。即ち、マルチポートバルブ34の2つ
のマルチポートバルブヘッド34aおよび34bは、現
に試料採集しているフィルターを除き、試料採集入口お
よび試料採集出口の両側を密閉して、複数個の試料採集
サイトを効果的に仕切る。
【0029】試料採集サイトの列18を仕切るための、
2つのバルブヘッド34aおよび34bを有するこの発
明のマルチポートバルブ34の実際的な操作を第3図に
示す。第3図に示すように、マルチポートバルブ34に
は、第1バルブヘッド34aおよび第2バルブヘッド3
4bが取りつけられている。水配送システム、および、
ステッパーモータ38によって駆動される中央同軸回転
駆動シャフト36に関して、第1バルブヘッド34aお
よび第2バルブヘッド34bは、マルチポートバルブ本
体35と共に、常に静止した状態にある。
【0030】第1バルブヘッド34aには、流体吸入口
40および複数個の異なる配送口42が形成されてお
り、この場合は、24個のフィルターホルダーの列にあ
る24個のフィルターのような試料採集サイトに対応す
る数の24個である。このように、24個の配送口42
は、24個の試料採集サイトの24個の試料採集入口の
各々に連結されている。単一の流体吸入口40は、回転
シャフト36に固定された流体分配器(第1ロータ)4
4によって、抽出した1つの配送口42に連結される。
第1ロータ44は、共通の摺動面45、46で第1バル
ブヘッド34aに密着している。第1ロータ44には、
以下に述べるように、単一の流体吸入口40と、そし
て、抽出した1つの配送口42とを連結する第1連結通
路48が形成されている。
【0031】マルチポートバルブ34の第2バルブヘッ
ド34bには、複数個(この実施例では24個)の異な
る搬入口52および単一の排出口50が形成されてい
る。複数個の搬入口52の各々は、例えば24個の試料
採集サイトの24個の試料採集出口の各々に連結されて
いる。第2流体分配器(第2ロータ)54は、共通の摺
動面55、56で第2バルブヘッド34bに密着してい
る。第2ロータ54には、抽出した試料採集出口に連結
されている、1つの搬入口52と、そして、単一の排出
口50とを連結する第2連結通路58が形成されてい
る。
【0032】第3図の2つのバルブヘッド、2つの分配
器を有するマルチポートバルブ34の操作の理解を容易
にするために、第4図および第5図を参照する。第4図
は、第3図におけるマルチポートバルブ34の上部のB
ーB線に沿った断面である。従って、第4図は、全般的
に同一である、第1および第2バルブヘッド34aおよ
び34bのそれぞれの平坦な摺動面45,55を図示し
ている。第4図に示すように、単一の流体吸入口、吸入
管40および排出口、排出管50は、駆動回転シャフト
36と同心円の、環状溝60の形状をした、細長く延び
た吸入口通路および排出口通路60に連結される。24
個の配送口、配送管42および搬入口、搬入管52は、
環状溝60の外側に位置し、そして、吸入管42、搬入
管52の端部は、環状溝60の外側に、環状溝60と同
心円の環42、52を形成する24個の孔からなってい
る。
【0033】一方、第5図は、回転シャフト36に固定
される第1および第2ロータ(即ち、分配器)44、5
4の平坦な摺動面46,56の各々を示す。摺動面4
6、56は、実質的に同一である。このようにして、流
体分配器44、54は、シャフト36と共に回転し、他
方、2つのバルブヘッド34a、34bおよびバルブ本
体35は、回転シャフト36およびロータ44、54に
関して、静止している。2つのロータ44、54の摺動
面46、56には、連結通路48、58が形成されてお
り、連結通路48、58の形状は、半径方向に延びた溝
62であり、そして、その大きさおよび位置は、2つの
バルブヘッド34a、34bの各々の摺動面45、55
上にある内側の環60と、そして、配送口、搬入口の、
複数個の孔状の端部が配列された外側の環42、52と
の間に、連結通路を形成するために充分なものである。
このようにして、半径方向の連結通路溝62は、プログ
ラム可能な制御器からの指示によって決定された制御さ
れた順序で、所定の時間間隔で、細長く延びた環状の入
口通路60と、そして、外側の環42、52の抽出され
た配送口、搬入口とを連結するように位置している。
【0034】第1バルブヘッド34aにおいては、半径
方向に延びた連結通路溝62によって、細長く延びた環
状の吸入口通路60と、そして、それぞれの試料採集サ
イトの試料採集入口の各々に連結されている、抽出され
た配送口42とが、選択的に連結される。第2バルブヘ
ッド34bにおいては、半径方向に延びた連結通路溝6
2によって、それぞれの試料採集サイトの試料採集出口
の各々に連結されている、抽出された搬入口52と、そ
して、細長く延びた環状の排出口通路60とが、選択的
に連結される。
【0035】第3−5図に示すマルチポートバルブ34
の構造的特徴に関して、第1および第2バルブヘッド3
4a、34b、並びに、バルブ本体35は、例えば、相
対的に硬いデルリン(TM)プラスチックによって製造
されている。一方、ロータ、または、分配器44、54
は、例えば、相対的に軟らかいテフロン(TM)プラス
チックによって製造されている。相対的に軟らかい平な
摺動面46、45、および、相対的に硬い平な摺動面5
6、55によって、優れた密閉効果がそれぞれの摺動面
に付与されて、第1バルブヘッド34aにおける使用さ
れていないすべての配送口42が密閉され、そして、第
2バルブヘッド34bにおける使用されていないすべて
の搬入口52が密閉される。バルブヘッド34a、34
bおよびロータ分配器44、54の材質として、プラス
チックの代わりに、セラミックス、グラファイト等を使
用することができる。しかしながら、個々の材質および
相対的な硬さよりも重要なことは、摺動面が平らな面で
形成されていることによって、所望の密閉効果が得られ
ることである。それぞれの平らな摺動面の間の密閉効果
によって、試料採集サイトにおける使用済のフィルタ
ー、または、採集された試料からの漏れを効果的に防止
することができる。
【0036】摺動面45、46の間、並びに、摺動面5
6、55の間において、適切な一定の圧力が付与される
ように、シャフト36に搭載された分配器(ロータ)4
4、54が、第1バルブヘッド34aおよび第2バルブ
ヘッド34bの間に設けられている。インコネルX76
0(TM)合金製圧縮スプリング65が、スプリング摺
動板66および68を介して、ロータ44、54を圧す
るように、シャフト36の周りに搭載されている。スプ
リング65として、例えば、それぞれの摺動面の間の密
閉効果を確保するために必要な、100ポンドのばね力
を有しているスプリングが選ばれる。マルチポートバル
ブの全体を通じて、所々にO型リング70を使用して、
密閉効果を確実にしている。
【0037】更に詳細な構造に関して、ステッパーモー
タ38は、デルリン(TM)プラスチック材によって製
造されたステッパーモータハウジング75によって仕切
られた、油を充満した空間内に収納されている。更に、
油を充満した空間の一部は、外部の水または流体から遮
断するための、袋状の組織または油隔壁仕切り板76に
よって、仕切られている。油隔壁仕切り板76および油
を充満した空間によって、例えば、5000m以下の海
底においてハウジング75にかかる圧力の変動に対処す
る。ステッパーモータ38に設置されている回転駆動シ
ャフト36は、例えば、金属チタンによって製造されて
いる。
【0038】実施例として、第3図に示すのマルチポー
トバルブは、第6図に示されたように、5000m以下
の海底において、海水を所定時間間隔で採集するための
水配送システム80に組み込まれている。水配送システ
ム80は、上部係船輪84および下部係船輪85を有す
る係船フレーム82内に組み込まれている。プログラム
可能な制御器91は、例えば、チタン製の圧力ハウジン
グ内に収納されており、そして、マルチポートバルブ3
4を制御するためのステッパーモータ接続子86、ポン
プ88を制御するためのポンプモータ接続子87、およ
び、コミュニケーション接続子90を含んでいる。コミ
ュニケーション接続子90には、パーソナルコンピュー
タが接続されており、制御器91をプログラムし、そし
て、所定時間間隔で試料採集からのデータを取り込む。
フィルタホルダの列18は、便宜上、マルチポートバル
ブ34を囲むように外側に環状に配置されており、そし
て、外側に環状に配列されたフィルタホルダは、第1バ
ルブヘッド34aの配送口の各々と、そして、フィルタ
ホルダの列18の試料採集入口との間を連結し、同時
に、フィルタホルダの列18の試料採集出口と、そし
て、第2バルブヘッド34bの搬入口の各々との間を連
結している。
【0039】2つのバルブヘッドを有するマルチポート
バルブ34によって、多数の試料採集サイトにおいて、フ
ィルタの他に、いろいろな採集手段を適用することがで
きる。例えば、試料採集サイトには、流体から任意に抽
出された分子を採集するための柱状の収集器、または、
研究所またはその他の場所で分析される流体試料を採集
するための無孔の収集管を取り付けることができる。更
に、マルチポートバルブヘッドの材料として記述した他
に、他の適切な材料を使用することができる。
【0040】特定の実施態様に関してこの発明を記述し
たが、この発明はそれに限定されることなく、その他の
全ての実施態様を含み、クレ−ムされた範囲内の均等物
を含む。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、プログラムによって制御された、2つのバルブヘッ
ドを有するマルチポートバルブによって、試料採集の入
口側および出口側の両側の開閉を制御して、所定時間間
隔で、効果的に試料が収集され、同時に、既に収集され
た試料が効果的に保存できる、流体配送システムのため
の新規なマルチポートバルブが提供され、かくして、工
業上有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】単一のバルブヘッドからなるマルチポートバル
ブを有する、従来の水配送システムの概略図である。
【図2】2つのバルブヘッドからなるマルチポートバル
ブを有する、この発明の水配送システムの概略図であ
る。
【図3】2つのバルブヘッドからなる、この発明のマル
チポートバルブの概略縦断面図の一部である。
【図4】この発明のバルブヘッドの摺動面と、そして、
ロータの摺動面との接触面における、第3図のBーB線
に沿った概略断面図の一部であって、バルブヘッドの平
坦な摺動面の平面図を示す。
【図5】この発明のロータの平坦な摺動面の平面図であ
る。
【図6】マルチポートバルブを組み入れた、この発明の
水配送システムの側面図である。
【符号の説明】
10.従来の水配送システム 12.ポンプ 14.マルチポートバルブ 14a.マルチポートバルブヘッド 15.流体吸入口 16.配送口 18.フィルタホルダの列 20.フィルター 22.一方向制御バルブ 24.多岐管 25.マニホールド管 26.搬入口 30.この発明の水配送システム 34.マルチポートバルブ 34A.第1バルブヘッド 34B.第2バルブヘッド 34a.第1バルブヘッド 34b.第2バルブヘッド 35.バルブ本体 36.シャフト 38.ステッパーモータ 40.細長く延びた吸入口通路 42.配送口 44.第1ロータ 45.摺動面 46.摺動面 48.第1連絡通路 50.流体排出口 52.搬入口 54.第2ロータ 55.摺動面 56.摺動面 58.第2連絡通路 60.環状の入口通路、環状の排出口通路 62.半径方向に延びた連絡通路溝 65.圧縮スプリング 66.スプリング摺動板 68.スプリング摺動板 70.O型リング 75.ステッパーモータハウジング 76.油隔壁仕切り板 80.水配送システム 82.係船フレーム 84.上部係船輪 85.下部係船輪 86.ステッパーモータ接続子 87.ポンプモータ接続子 88.ポンプ 90.コミュニケーション接続子 91.制御器
フロントページの続き (72)発明者 ススム ホンジョウ アメリカ合衆国、マサチューセッツ州 02553、モニュメントビーチ、ピーオーボ ックス1035、クレイポンドロード171番地 マクレーン リサーチ ラボラトリ− ズ、インコーポレイティッド内 (72)発明者 ジョン ディ.ビリングズ アメリカ合衆国、マサチューセッツ州 02553、モニュメントビーチ、ピーオーボ ックス1035、クレイポンドロード171番地 マクレーン リサーチ ラボラトリ− ズ、インコーポレイティッド内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体吸入口、流体試料採集サイトの入口に
    それぞれ連結された複数個の分離した配送口、および、
    前記流体吸入口と、そして、複数個の分離した前記配送
    口とを連結して、試料採集サイトの抽出された前記入口
    に流体を配送するための第1分配器を有する第1バルブ
    ヘッド、前記第1分配器は、実質的に他のすべての流体
    試料採集サイトの前記入口を密閉する、 流体排出口、流体試料採集サイトの出口にそれぞれ連結
    された複数個の分離した搬入口、および、複数個の分離
    した前記搬入口と前記流体排出口とを連結して、試料採
    集サイトの抽出された前記出口から前記流体を排出する
    ための第2分配器を有する第2バルブヘッド、前記第2
    分配器は、実質的に他のすべての流体試料採集サイトの
    前記出口を密閉して、その他のすべての前記流体試料採
    集サイトからの漏れを防止する、および前記第1および
    第2分配器を調整して、所定時間間隔で、前記流体試料
    採集サイトのそれぞれに前記流体を配送し、そして、前
    記流体試料採集サイトのそれぞれから前記流体を排出す
    るためのモータ手段からなり、流体試料採集入口および
    出口をそれぞれ有する複数個の分離した流体採集サイト
    に流体を配送することを特徴とする、流体配送システム
    のためのマルチポートバルブ。
  2. 【請求項2】前記第1分配器は、第1ロータからなって
    おり、前記第1ロータは、前記第1バルブヘッドと摺動
    して、前記第1ロータと前記第1バルブヘッドとの間を
    実質的に密閉し、前記第1ロータには、前記第1ロータ
    の回転位置によって、前記流体吸入口と、そして、分離
    した前記配送口とを連結するための第1連結通路が形成
    されており、そして、 前記第2分配器は、第2ロータからなっており、前記第
    2ロータは、前記第2バルブヘッドと摺動して、前記第
    2ロータと前記第2バルブヘッドとの間を実質的に密閉
    し、前記第2ロータには、前記第2ロータの回転位置に
    よって、分離した前記搬入口と、そして、前記流体排出
    口とを連結するための第2連結通路が形成されているこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のマルチポートバル
    ブ。
  3. 【請求項3】前記第1バルブヘッドは、前記流体吸入口
    に連結された細長く延びた吸入口通路からなっており、
    前記第1ロータの前記第1連結通路は、前記第1ロータ
    の回転位置によって、前記細長く延びた吸入口通路と、
    そして、分離した前記配送口とを連結し、そして、 前記第2バルブヘッドは、前記流体排出口に連結された
    細長く延びた排出口通路からなっており、前記第1ロー
    タの前記第1連結通路は、前記第1ロータの回転位置に
    よって、前記細長く延びた排出口通路と、そして、分離
    した前記搬入口とを連結することを特徴とする、請求項
    2に記載のマルチポートバルブ。
  4. 【請求項4】前記第1バルブヘッドおよび前記第1ロー
    タの各々には、相互に摺動して密閉するための、平らな
    摺動面が形成されており、前記第1連結通路は前記第1
    ロータの前記摺動面に形成された溝からなっており、前
    記細長く延びた吸入口通路は、前記第1バルブヘッドの
    前記摺動面に形成された環状の溝からなっており、そし
    て前記第2バルブヘッドおよび前記第2ロータの各々に
    は、相互に摺動して密閉するための、平らな摺動面が形
    成されており、前記第2連結通路は前記第2ロータの前
    記摺動面に形成された溝からなっており、前記細長く延
    びた排出口通路は、前記第2バルブヘッドの前記摺動面
    に形成された環状の溝からなっていることを特徴とす
    る、請求項3に記載のマルチポートバルブ。
  5. 【請求項5】前記第2バルブヘッドの平らな前記摺動面
    に形成された前記細長く延びた排出口通路は、内側に位
    置する内側環からなり、複数個の分離した前記搬入口の
    各々の端部は、前記内側環の外側に位置し、且つ、前記
    環と同心の外側環上に配列された孔からなっており、そ
    して、前記第2ロータの平らな前記摺動面に形成された
    第2連結通路は、前記内側環と前記外側環との間におい
    て、半径方向に延びた溝からなっていることを特徴とす
    る、請求項4に記載のマルチポートバルブ。
  6. 【請求項6】前記第1および第2バルブヘッドの材質は
    第1の材料からなっており、そして、前記第1および第
    2ロータの材質は前記第1の材料よりも軟らかい第2の
    材料からなっており、かくして、前記第1、第2バルブ
    ヘッドと、そして、前記第1、第2ロータとのそれぞれ
    の間を良好に密閉することを特徴とする、請求項5に記
    載のマルチポートバルブ。
  7. 【請求項7】前記モータ手段は、ステッパーモータから
    なっており、そして、前記ステッパーモータにはプログ
    ラム可能な制御器が連結されて、所定時間間隔で、前記
    流体試料採集サイトのそれぞれに流体を配送するための
    指令を付与することを特徴とする、請求項1に記載のマ
    ルチポートバルブ。
  8. 【請求項8】前記第1バルブヘッド、前記第1ロータ、
    前記第2ロータ、前記第2バルブヘッドおよび前記モー
    タ手段は、共通のシャフト上に、上から下に順次搭載さ
    れており、前記第1および第2ロータは、前記第1およ
    び第2バルブヘッドに関して、回転し、そして、更に、
    前記ロータの各々を前記第1および2バルブヘッドのそ
    れぞれに圧するための、前記第1および第2ロータの間
    に設けられた高張力バネから更になっていることを特徴
    とする、請求項2に記載のマルチポートバルブ。
  9. 【請求項9】前記第2バルブヘッドの前記排出口に連結
    されて、前記第1バルブヘッド、フィルターからなる抽
    出された前記流体試料採集サイト、および、前記第2バ
    ルブヘッドを通って、流体を吸い上げるためのポンプを
    有することを特徴とする、請求項6に記載のマルチポー
    トバルブ。
  10. 【請求項10】複数個の前記流体試料採集サイトはフィ
    ルターからなることを特徴とする、請求項1に記載のマ
    ルチポートバルブ。
  11. 【請求項11】複数個の前記流体試料採集サイトは柱状
    収集器からなることを特徴とする、請求項1に記載のマ
    ルチポートバルブ。
  12. 【請求項12】複数個の前記流体試料採集サイトは、流
    体試料を収集しそして保管するための試料管からなるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載のマルチポートバル
    ブ。
  13. 【請求項13】検査または採集のために、所定時間間隔
    で、複数個の試料収集器を通って、水または他の流体を
    通すための、前記試料収集器のそれぞれの入口および出
    口を通って、流体を吸い上げるための1つのポンプ、前
    記試料収集器のそれぞれに通ずる流体通路を制御する1
    つのマルチポートバルブ、および、ユーザの指令を受
    け、前記ポンプおよび前記マルチポートバルブの操作を
    制御するためのプログラム可能な制御器からなる水配送
    システムのためのマルチポートバルブにおいて、 検査または採集される流体を受け入れるための細長く延
    びた吸入口通路に連結された流体吸入口が形成された第
    1バルブヘッド、および、複数個の分離した配送口から
    なるマルチポートバルブ、前記配送口の各々は、試料収
    集器の入口にそれぞれ連結されている、 前記第1バルブヘッドと摺動して、前記第1バルブヘッ
    ドとの間を実質的に密閉する第1ロータ、前記第1ロー
    タには、前記第1ロータの回転位置によって、前記第1
    バルブヘッドの細長く延びた前記吸入口通路と、そし
    て、分離した前記配送口とを連結し、そして、前記流体
    吸入口から前記試料収集器のそれぞれの入口に吸入した
    前記流体を配送するための第1連結通路が形成されてお
    り、 細長く延びた排出口通路に連結された流体排出口が形成
    された第2バルブヘッド、および、複数個の試料収集器
    の出口にそれぞれ連結されている複数個の分離した搬入
    口からなるマルチポートバルブ、 前記第2バルブヘッドと摺動して、前記第2バルブヘッ
    ドとの間を実質的に密閉する第2ロータ、前記第2ロー
    タには、前記第2ロータの回転位置によって、前記第2
    バルブヘッドの細長く延びた前記排出口通路と、そし
    て、分離した前記搬入口とを連結し、そして、抽出した
    前記試料収集器の前記出口から前記流体を排出するため
    の第2連結通路が形成されており、前記第2バルブヘッ
    ドおよび第2ロータは、実質的に他のすべての前記試料
    収集器の前記出口を密閉して、その他の前記試料収集器
    からの漏れを防止する、および前記第1および第2ロー
    タをに連結された、前記ロータを異なる回転位置に向け
    るためのモータ、前記モータおよび前記ロータは、プロ
    グラム可能な制御器の指令によって、所定時間間隔で、
    それぞれの前記試料収集器を通って、流体を通すための
    前記ロータの回転位置を調整するように構成されている
    ことからなることを特徴とする、流体配送システムのた
    めのマルチポートバルブ。
  14. 【請求項14】前記第1バルブヘッド、前記第1ロー
    タ、前記第2ロータ、前記第2バルブヘッドおよび前記
    モータは、共通のシャフト上に、上から下に順次搭載さ
    れており、前記第1および第2ロータは、前記第1およ
    び第2バルブヘッドに関して、回転し、そして、更に、
    前記ロータの各々を前記第1および2バルブヘッドのそ
    れぞれに圧するための、前記第1および第2ロータの間
    に設けられた高張力バネから更になっていることを特徴
    とする、請求項13に記載のマルチポートバルブ。
  15. 【請求項15】前記第1および第2バルブヘッドの材質
    は第1の材料からなっており、そして、前記第1および
    第2ロータの材質は前記第1の材料よりも軟らかい第2
    の材料からなっており、かくして、前記第1、第2バル
    ブヘッドと、そして、前記第1、第2ロータとのそれぞ
    れの間を良好に密閉することを特徴とする、請求項13に
    記載のマルチポートバルブ。
  16. 【請求項16】複数個の前記試料収集器はフィルターか
    らなることを特徴とする、請求項13に記載のマルチポー
    トバルブ。
  17. 【請求項17】複数個の前記試料収集器は柱状収集器か
    らなることを特徴とする、請求項13に記載のマルチポー
    トバルブ。
  18. 【請求項18】複数個の前記試料収集器は、分析のため
    に、流体試料を収集しそして保管する試料管からなるこ
    とを特徴とする、請求項13に記載のマルチポートバル
    ブ。
  19. 【請求項19】前記第1バルブヘッドおよび前記第1ロ
    ータの各々には、相互に摺動して密閉するための、平ら
    な摺動面が形成されており、前記第1連結通路は前記第
    1ロータの前記摺動面に形成された溝からなっており、
    前記細長く延びた吸入口通路は、前記第1バルブヘッド
    の前記摺動面に形成された環状の溝からなっており、そ
    して前記第2バルブヘッドおよび前記第2ロータの各々
    には、相互に摺動して密閉するための、平らな摺動面が
    形成されており、前記第2連結通路は前記第2ロータの
    前記摺動面に形成された溝からなっており、前記細長く
    延びた排出口通路は、前記第2バルブヘッドの前記摺動
    面に形成された環状の溝からなっていることを特徴とす
    る、請求項13に記載のマルチポートバルブ。
  20. 【請求項20】前記第2バルブヘッドの平らな前記摺動
    面に形成された前記細長く延びた排出口通路は、内側に
    位置する内側環からなり、複数個の分離した前記搬入口
    の各々の端部は、前記内側環の外側に位置し、且つ、前
    記環と同心の外側環上に配列された孔からなっており、
    そして、前記第2ロータの平らな前記摺動面に形成され
    た第2連結通路は、前記内側環と前記外側環との間にお
    いて、半径方向に延びた溝からなっていることを特徴と
    する、請求項19に記載のマルチポートバルブ。
JP20277194A 1993-09-16 1994-08-04 流体配送システムのためのマルチポートバルブ Pending JPH07248282A (ja)

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